JP2009263085A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数枚の用紙への画像形成を連続して行う場合に、用紙間で衝突するおそれがなく、また給紙中に用紙すべりなどが生じても、生産性を損なうことがない画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、用紙Pに画像を形成する画像形成部2と、用紙カセット6に収容される用紙Pを画像形成部2に向けて搬送する搬送路50の上流側及び下流側に配される搬送ローラ63、65と、これらの上流側及び下流側搬送ローラ63、65に対して線速可変に駆動する上流側及び下流側駆動部71、73と、上流側及び下流側搬送ローラ63、65を通過する各用紙を検知する上流側及び下流側用紙検知部76、77と、制御部81を備える。制御部81は、下流側用紙検知部77によって先の用紙の通過を検知すると、先の用紙を搬送駆動する下流側駆動部73の搬送ローラ線速に基づいて、次の用紙を先の用紙と所定の間隔を有して搬送駆動するように、上流側駆動部71の搬送ローラ線速を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、画像形成部への用紙の搬送路を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置としては、用紙カセットから用紙を1枚ずつ送り出す1次給紙部と、この1次給紙部によってレジストローラに送られてきた用紙をレジストローラでタイミングをとって画像形成部に供給する2次給紙部との2段階の給紙動作によって画像形成部への給紙が行われている。1次給紙部の搬送ローラや2次給紙部のレジストローラは、一つの駆動モータにより駆動され、必要に応じて電磁クラッチ等を用いて、駆動のオンオフを制御している。用紙カセットから給紙された用紙は、搬送ローラによりレジストローラまで搬送され、レジストローラに用紙先端を突き当て一旦停止する。ここで、画像形成部の画像形成タイミングに合わせレジストローラの駆動をオンオフ制御する電磁クラッチをオンにしてレジストローラを駆動し、用紙を画像形成部に向けて搬送する。画像形成部では、複数の並列に配置された感光体に形成されたトナー像が中間転写ベルトに転写され、中間転写ベルト上のトナー像が転写部で用紙上に転写される。転写終了後は下流に配置された定着器によりトナー像を定着し、定着された用紙が装置外に排出される。
しかしながら、厚紙やOHPシート等の特殊紙では、定着に必要な熱量が多くなるため、定着器の搬送速度を遅くすると、給紙からレジストローラまでの搬送、さらに定着器をシートが抜けきるまで、ほぼ一定の搬送速度で搬送していては、一枚目の出力までの時間がより多く必要になり、生産性が悪くなるといった欠点があった。
そこで、特許文献1では、画像形成部の転写部よって搬送される用紙の搬送速度と2次給紙部のレジストローラにより搬送される用紙の搬送速度を略同一にし、レジストローラによる搬送速度と1次給紙部の搬送ローラによる搬送速度とを可変にしている。具体的には、1枚目の用紙の給紙搬送は、1次給紙部では用紙を等速で搬送し、用紙先端がレジストローラに到達し、レジストローラに用紙先端が突き当って一旦停止した後、2次給紙部では、搬送駆動モータの速度を等速から1/4速に減速し、レジストローラとレジスト前搬送ローラ対を駆動し、1/4速の速度で画像形成される画像形成部に、用紙を1/4速で搬送する。2枚目以降の給紙搬送は、先の用紙の後端がレジストローラから抜けてから所定時間後に、搬送駆動モータを1/4速から等速に変速してから、次の用紙を等速の1次給紙を行っている。
しかしながら、近年、画像形成の高速化のために、画像形成装置における処理速度(コピー速度、プリント速度)を大きくして、さらに生産性を向上させることが必要になっている。処理速度は、先の2次給紙の開始から次の2次給紙の開始までの時間間隔によって決まる。たとえば、複数枚の用紙への画像形成を連続して行う場合、2次給紙間隔が1000msecに設定されていると、1分間に最大60枚の用紙を画像形成部に送ることができる。つまり、先の2次給紙の開始から1000msecが経過する前に、次に2次給紙すべき用紙がレジストローラに到達していると、1000msecごとに新たな2次給紙を開始させることができる。このように、2次給紙の期間を小さくするには、1次給紙部の搬送路に複数枚の用紙を連続して給紙搬送しなくてはならない。ところが、特許文献1では、先の用紙が1/4速でレジストローラから第2給紙部に搬送されているときに、連続して、次の用紙がレジストローラに向けて第1給紙部を等速で搬送されると、次の用紙の先端が先の用紙の後端に衝突するおそれがある。この衝突を避けるために、先の用紙がある程度搬送されるまで、次の用紙が待機してから給紙を開始されなくてはならず、処理速度を大きくすることが難しい。
また、1次給紙中に用紙すべりなどが発生すると、先の用紙の2次給紙の開始から1000msecが経過した時点で、次に2次給紙すべき用紙がレジストローラに到達していないという事態を生じうる。この場合1次給紙の遅延時間分だけ、2次給紙の開始が遅れ、コピー/プリントに要する時間が長くなる。この遅延時間がさらに長くなって、画像形成タイミングに合わなくなり、画像形成部に形成されたトナー像が用紙に転写されなくなると、画像形成部のトナー像を廃棄するのに、画像形成部をクリーニングすることが必要になり、また大幅に生産性が低下するという不都合があった。
特開2002−59601号公報(段落[0014]、[0067]、[0068]、図6)
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数枚の用紙への画像形成を連続して行う場合に、用紙間で衝突するおそれがなく、また給紙中に用紙すべりなどが生じても、生産性を損なうことがない画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙カセットに収容される用紙を前記画像形成部に向けて搬送する搬送路の上流側及び下流側に配される搬送ローラと、前記上流側及び下流側搬送ローラに対して線速可変に駆動する上流側及び下流側駆動部と、前記上流側及び下流側搬送ローラを通過する各用紙を検知する上流側及び下流側用紙検知部と、前記下流側用紙検知部によって先の用紙の通過を検知すると、先の用紙を搬送駆動する前記下流側駆動部の搬送ローラ線速に基づいて、次の用紙を先の用紙と所定の間隔を有して搬送駆動するように、前記上流側駆動部の搬送ローラ線速を制御する制御部とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、先の用紙を搬送する搬送ローラ線速に基づいて、所定の紙間隔を有するように、次の用紙を搬送駆動する搬送ローラ線速が制御される。
また、請求項2に記載の発明では、前記用紙カセットに対して搬送路上に前記所定間隔を有して配設される用紙検知部を備え、制御部は、前記用紙検知部が先の用紙の後端を検知すると、次の用紙を前記用紙カセットから搬送開始するように制御することを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、前記上流側及び下流側駆動部は前記上流側及び下流側搬送ローラを回転させるそれぞれのステッピングモータを備え、前記制御部は、前記下流側用紙検知部による先の用紙の検知から前記下流側ステッピングモータの回転数を計数して、前記下流側ステッピングモータの回転数に基づいて、次の用紙を先の用紙に対して前記所定間隔になるように前記上流側ステッピングモータの回転数を制御することを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明では、前記下流側搬送ローラによって搬送路を送られてくる用紙が当接するレジストローラを備え、前記制御部は、用紙が前記レジストローラに当接し、前記下流側駆動部が停止すると、前記上流側駆動部を停止させることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、先の用紙を搬送する搬送ローラ線速に基づいて、所定の紙間隔を有するように、次の用紙を搬送駆動する搬送ローラ線速が制御されるので、複数枚の用紙を連続して搬送するとき、確実に連続して画像形成を行われ、生産性が向上する。また、滑り等で先の用紙の搬送速度が低下すると、次の用紙の搬送速度が遅くなるように制御され、常に所定の紙間隔を有するので、先の用紙が次の用紙に衝突するおそれがない。
また、請求項2に記載の発明によれば、用紙検知部が用紙カセットに対して搬送路上に前記所定間隔を有して配設されているので、次の用紙は、用紙カセットから繰り出されると、先の用紙に対して所定の紙間隔を保持して搬送され、搬送開始から搬送路中で先の用紙と次の用紙は衝突するおそれがない。
また、請求項3に記載の発明によれば、上流側及び下流側の搬送ローラがそれぞれステッピングモータによって回転駆動され、制御部が下流側ステッピングモータの回転数に基づいて、上流側ステッピングモータの回転数を制御しているので、簡単な構成で正確に搬送ローラの線速を制御することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、先の用紙がレジストローラに到着して停止すると、次の用紙が所定の紙間隔を有して停止するので、画像形成部の画像形成と、画像形成部に搬送される用紙とのタイミングを確実に合わせることができる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。本発明の実施形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明のカラープリンタに用いられる画像形成装置1の全体構成の概略を示す断面図である。画像形成部2は、感光体10a〜10dと、中間転写ベルト5と、1次転写ローラ回転26a〜26d、及び2次転写ローラ7等を備える。
自在である感光体10a〜10dは、感光層を形成する感光材料としてアモルファスシリコン感光体や有機感光体(OPC感光体)が用いられ、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)及びマゼンタ(M)の各色に対応する。各感光体10a〜10dの周囲に、現像装置100a〜100d、帯電器40a〜40d及び光学露光器(図略)が配置される。現像装置100a〜100dは現像ローラと各色のトナーの収容部とを有する。パーソナルコンピュータ等から画像入力部(図略)に入力された原稿画像データに基づいて、光学露光器から感光体10a〜10d上にレーザビームを照射する。
中間転写ベルト5がテンションローラ9と駆動ローラ25及び従動ローラ27に張架されており、中間転写ベルト5に接触するように各感光体10a〜10dが中間転写ベルト5の搬送方向(図1中矢印方向)に沿って上流側から隣り合うように対向して配列されている。各1次転写ローラ26a〜26dは、中間転写ベルト5を挟んで各感光体10a〜10dと対向して中間転写ベルト5に接触するよう配置されている。また、2次転写ローラ7は、中間転写ベルト5を挟んで駆動ローラ25と対向して中間転写ベルト5に接触するよう配置されている。
画像形成の開始操作がされると、各感光体10a〜10dは図1の反時計周りに回転し、各帯電器40a〜40dが各感光体10a〜10d表面を一様に帯電し、次いで各光学露光器が画像データに基づき各感光体10a〜10d表面に光を照射し、各感光体10a〜10d表面に静電潜像が形成される。次いで各現像装置100a〜100dが有する現像ローラに印加された現像バイアス電圧により、各感光体10a〜10d表面に形成された静電潜像に各色トナーが付着し、トナー像が形成される。
各感光体10a〜10d表面に形成された各色のトナー像は、1次転写バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)を印加された1次転写ローラ26a〜26dにより、図1の矢印方向に搬送されている中間転写ベルト5に順次1次転写されて色重ねされ、中間転写ベルト5上にカラーのトナー像が形成される。
搬送路50では、用紙カセット6に積載された用紙Pが搬送ローラ62〜65及びレジストローラ66によって中間転写ベルト5と2次転写ローラ7の間に搬送される。そして、2次転写バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)が印加された2次転写ローラ7により、中間転写ベルト5上に形成されたカラーのトナー像が用紙Pに2次転写される。尚、搬送路50については詳細を後述する。
トナー像が転写された用紙Pは、定着器8に搬送され、定着ローラにより加熱および加圧されてトナー像が用紙の表面に定着され、画像が形成される。画像が形成された用紙は、排出ローラ(図略)によって装置本体外に排出される。
搬送路50について説明する。搬送路50は、用紙カセット6に収容される用紙Pをレジストローラ66に搬送する1次給紙部51と、用紙Pをレジストローラ66から2次転写ローラ7に搬送する2次給紙部52を備える。また、搬送路50は、ピックアップローラ61と、搬送ローラ62〜65と、レジストローラ66、及び用紙検知部75〜78とを備える。
ピックアップローラ61は、用紙カセット6に積載された用紙Pを1枚ずつ分離して搬送路50に繰り出すために、不図示のステッピングモータにより回転させられる。ピックアップローラ61は、ステッピングモータにより駆動される駆動軸に一方向クラッチを介して保持されている。それにより、ステッピングモータの停止時にも、給紙方向には従動回転が可能になっている。
搬送ローラ62〜65は、ピックアップローラ61によって送り出された用紙Pを搬送路50上で搬送させ、レジストローラ66へ1次給紙するために、不図示のステッピングモータにより回転させられる。
レジストローラ66は、画像形成部2への給紙タイミングをとって2次給紙を行うためのものである。レジストローラ66は、搬送ローラ65から搬送された用紙Pの先端が近づいた時点では回転停止しており、用紙Pの先端が当接してから所定時間その回転を停止して、用紙Pの斜行を補正し、中間転写ベルト5上のトナー像と用紙Pとを2次転写ローラ7で位置整合をとるタイミングで回転を開始する。
用紙検知部78は、用紙Pの通過を検知するものであり、レジストローラ66に対して搬送路50の上流側の所定位置に配設されて、1次給紙部51から送られてくる用紙Pの先端を検知するとオンし、用紙Pがレジストローラ66から画像形成部2に向けて送られて、その用紙Pの後端が通過し終えたときにオフとなるスイッチである。用紙Pの先端が用紙検知部78をオンしてから所定時間経過した後、停止していたレジストローラ66の回転が再開される。この時間は用紙検知部78とレジストローラ66との間の距離とレジストローラ66の用紙Pの搬送速度とにより設定される。
各用紙検知部75〜77は、用紙カセット6から送られてくる用紙Pの先端を検知するとオンし、その用紙Pの後端が通過し終えたときにオフとなる、用紙Pの通過を検知するスイッチである。用紙検知部75は用紙カセット6から所定の位置に配設され、用紙検知部76は搬送ローラ63の搬送路50下流側にて所定の位置に配設され、用紙検知部77は搬送ローラ65の搬送路50上流側にて所定の位置に配設されている。
上記の用紙検知部75〜78は、用紙Pに当接すると感知レバーが回転し、光投光部と受光部間を遮る接触式センサである。なお、用紙検知部75〜78は、感知レバーの回転によって、機械的にスイッチを接離する接触センサでもよく、また接触式センサに替えて、用紙Pの有無を非接触で検知し、その用紙Pの有無に応じた信号を出力するものでもよい。
図2は、本発明の実施形態である画像形成装置の給紙制御に関する電気的な構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、画像形成部2と、制御部81と、記憶部82と、画像形成部2と定着部8を駆動する画像形成駆動部36と、各搬送ローラ62〜65を回転駆動する駆動部70〜73と、レジストローラ66を回転駆動する駆動部74、及び用紙検知部75〜78を備えて、制御部81には、記憶部82と、画像形成駆動部36と、駆動部70〜74と、用紙検知部75〜78が接続されている。
記憶部82は、画像メモリ85、RAM83、及びROM84を備えており、RAM83及びROM84は、CPUからなる制御部81の処理プログラムや処理内容等が記憶されている。
画像形成駆動部36は、モータを備え、制御部81からの制御信号に応じて感光体10、転写部45、定着部8を駆動する。
駆動部70〜73は、搬送ローラ62〜65を回転駆動するステッピングモータ(図略)を備え、例えば、通常、用紙Pを600m/sの搬送速度で搬送するが、制御部81からの制御信号に応じてステッピングモータの回転数を制御し、搬送速度を増減させる。また、駆動部70〜73は、ステッピングモータの停止と回転数に関する停止信号と回転数信号を制御部81に出力する。
駆動部74は、レジストローラ66を回転駆動するステッピングモータ(図略)を備え、例えば、通常、用紙Pを400m/sの搬送速度で搬送する。
用紙検知部75は、用紙Pの先端の検知とその後端の通過に応じたレベル信号(オン/オフ信号)を制御部81に出力する。
用紙検知部76、77は、用紙Pの先端の検知とその後端の通過に応じたレベル信号(オン/オフ信号)を制御部81に出力する。制御部81では、用紙Pが各用紙検知部76、77を検知または通過した時点と各用紙検知部76、77と対応する各搬送ローラ63、65のステッピングモータの回転数とに基づいて、搬送される用紙間隔を設定する。
用紙検知部78は、用紙Pの先端の検知とその後端の通過に応じたレベル信号(オン/オフ信号)を制御部81に出力する。制御部81では、用紙Pの先端が用紙検知部78をオンしてから所定時間経過した後、停止していたレジストローラ66の回転を再開される。この時間は用紙検知部78とレジストローラ66との間の距離とレジストローラ66の用紙Pの搬送速度とにより設定される。
制御部81は、用紙検知部75〜78のオンオフ信号と駆動部70〜74の停止信号と回転数信号を入力し、設定されたプログラムに従って、駆動部70〜74に制御信号を出力し、搬送ローラ62〜65の搬送速度を制御する。
図3、図4に基づき、図1と図2を参照しながら、制御部81の制御を説明する。図3、図4は、搬送路50で搬送される用紙Pの時間と位置との関係を示す図であり、横軸に時間、縦軸に搬送路50上の移動距離を表し、給紙スタート時の用紙カセット6内の用紙先端を0とし、用紙検知部75とレジストローラ66の位置を示している。用紙先端の移動状態を実線で、用紙後端の移動状態を破線で示している。図3は用紙すべりがなく正常に搬送される状態を示し、図4は用紙すべりを補正した搬送状態を示す図である。
図3に示すように、用紙検知部75は、先の用紙である1枚目の用紙と次の用紙である2枚目の用紙との搬送用紙間隔mを設定するために、給紙スタート位置から搬送路上の所定の位置に配置されている。搬送用紙間隔mは、2次給紙部52で用紙Pが2次転写ローラ7に向けて搬送されてレジストローラ66を離れてから、次の用紙が当接しレジストローラ66が停止するまでの時間に、レジストローラ66が搬送速度で回転して用紙搬送する距離に相当する。この搬送用紙間隔mは、記憶部82のROM84に記憶されている。搬送用紙間隔mが設定されることにより、画像形成を連続して行う場合の2次給紙間隔を短くして、複数枚の用紙を1次給紙部51に連続して搬送することができる。また、ROM84は、1次給紙において搬送速度600m/sで搬送した時のスタート位置からレジストローラ66までの給紙所要時間tを記憶している。本実施形態では、1次給紙が搬送速度600m/sで行われるので、この搬送速度で1枚目の用紙P1が搬送され、用紙P1の後端が用紙検知部75を通過し、用紙検知部75のオフ信号に基づいて、ピックアップローラ61を回転駆動させて、ピックアップローラ61によって、2枚目の用紙P2をスタート位置から搬送開始すると、用紙P1の後端と用紙P2の先端の間隔が搬送用紙間隔mとなるように制御している。
1枚目の用紙P1は、搬送ローラ62〜65によって1次給紙部51を搬送され、例えば搬送ローラ65に挟持搬送されて、用紙P1の後端が用紙検知部75を通過すると、制御部81は、このときの搬送ローラ65を回転駆動している駆動部73のステッピングモータの回転数によって、用紙P1後端の1次給紙部51上の位置を時間の経過に応じて算出する。同時に2枚目の用紙P2は、ピックアップローラ61の回転駆動によって搬送が開始され搬送ローラ63に挟持搬送されて、先端が用紙検知部75に到達して検知され、次に用紙検知部76がオンする。制御部81は、このときの搬送ローラ63を回転駆動している駆動部71のステッピングモータの回転数と、用紙検知部76からオン信号を入力してからの時間とによって、用紙P2先端の1次給紙部51上の位置を算出する。
制御部81は、用紙P1後端と用紙P2先端との1次給紙部51上の位置から、用紙P1後端と用紙P2先端との搬送距離(P1−P2)を算出し、この搬送距離(P1−P2)とROM84に記憶した搬送用紙間隔mの差を算出し、差異に応じて、駆動部71のステッピングモータの回転を制御する。搬送距離(P1−P2)が搬送用紙間隔mより小さい場合には、駆動部71のステッピングモータの回転数を小さくして、搬送ローラ63の搬送速度を小さくし、逆に、搬送距離(P1−P2)が搬送用紙間隔mより大きい場合には、駆動部71のステッピングモータの回転数を大きくして、搬送ローラ63の搬送速度を大きくする。従って用紙P1後端と用紙P2先端との搬送距離(P1−P2)は搬送用紙間隔mを保持して、用紙P1と用紙P2が1次給紙部51上を搬送されることになる。制御部81は、用紙搬送中に所定の時間毎に、搬送距離(P1−P2)を算出し、搬送用紙間隔mに対する搬送距離(P1−P2)の比較をしている。
さらに、1枚目の用紙P1は、1次給紙部51を搬送され、レジストローラ66に当接し1次給紙部51上で停止すると、制御部81は、搬送ローラ65を回転駆動している駆動部73のステッピングモータを停止させる。制御部81は、ステッピングモータの停止にともない、駆動部73から停止信号を入力すると、この停止信号に基づいて、搬送ローラ63を回転駆動している駆動部71のステッピングモータを停止させることにより、2枚目の用紙P2は停止する。搬送距離(P1−P2)と搬送用紙間隔mの差がレジストローラ66の停止時間中の移動距離よりも小さいものであれば、制御部81により、搬送ローラ73のステッピングモータの停止に対して駆動71のステッピングモータの停止を少し遅らせることにより、用紙P2を用紙P1に対して搬送用紙間隔mで停止させることも可能である。
用紙P1がレジストローラ66に当接する前に、用紙P1の先端が用紙検知部78をオンしているが、用紙検知部78がオンしてから所定時間経過した後、停止していたレジストローラ66が回転する。つまり、レジストローラ66の用紙P1を搬送する搬送速度が400m/sになるように、制御部81は、駆動部74のステッピングモータの回転数を設定するとともに、駆動部71〜73のステッピングモータの回転数を、駆動部74のステッピングモータの回転数と同じにする。用紙P2も搬送速度400m/sで用紙P1と同時に搬送ローラ63、64によって搬送されることになり、用紙P1後端と用紙P2先端との搬送距離(P1−P2)は搬送用紙間隔mに設定される。そして、用紙P2の後端が用紙検知部75を通過すると、停止・従動回転状態にあるピックアップローラ61が回転駆動を開始し、3枚目の用紙P3が搬送される。
ここで、従来技術の構成のように搬送ローラ63の速度が変更できず600mm/sでしか用紙を搬送できない場合、400mm/sでの2次給紙搬送に合わせるために用紙P2のスタートが遅れる。600mm/sで搬送するため、用紙P1に対する遅れは取り戻したとしても、用紙P2の後端が用紙検知部75を通過するのが遅れ、3枚目の用紙P3の搬送における時間的な余裕が失われる。ピックアップローラ61のスリップが発生すると、レジストローラ66に待機状態が発生して処理時間の遅れにつながるとともに、ジャムが発生する可能性が高くなる。
次に、用紙が搬送中にローラ等で滑り、用紙の搬送速度が低下した場合における、搬送速度の補正ついて説明する。
図4に示すように、1枚目の用紙P1と2枚目の用紙P2は、スタート位置から搬送距離(P1−P2)を搬送用紙間隔mに保持して、それぞれ搬送速度600m/sで搬送されているが、用紙P1が搬送ローラ65のすべりによって、搬送路中の区間S―Tにおいて搬送速度が低下すると、制御部81は、用紙P1後端と用紙P2先端との搬送路上の位置から、用紙P1後端と用紙P2先端との搬送距離(P1−P2)を算出し、この搬送距離(P1−P2)とROM84に記憶した搬送用紙間隔mの差を算出する。この場合、搬送距離(P1−P2)が搬送用紙間隔mより小さくなっているので、駆動部71のステッピングモータの回転数を小さくして、搬送ローラ63の搬送速度を小さくし、搬送距離(P1−P2)を搬送用紙間隔mに補正する。
用紙P1は、区間S―Tにおける搬送速度の低下よって、搬送速度600m/sで搬送される搬送距離に至っていないが、制御部81は、用紙検知部77と搬送ローラ65との間の距離と、このとき搬送ローラ65を回転駆動している駆動部73のステッピングモータの回転数と、用紙検知部77からオン信号を入力してからの時間とによって、用紙P2先端の搬送路上の位置を算出する。また、制御部81は、この算出した位置より、レジストローラ66までの残りの搬送距離を割り出して、またROM84に記憶したスタート位置からレジストローラ66までの給紙所要時間tから、レジストローラ66に到達するのに必要な残り時間を割り出し、残存搬送距離と残存時間に基づいて、区間T―Gにおける駆動部73のステッピングモータの回転数を設定する。このようにして、用紙が搬送中にローラ等で滑りがあっても、スタート位置からレジストローラ66まで用紙が給紙所要時間tで搬送される。
区間T−Gにおいて、用紙P1の搬送速度が大きくなったことにともない、用紙P2について、制御部81は、用紙P1後端と用紙P2先端との搬送路上の位置から、用紙P1後端と用紙P2先端との搬送距離(P1−P2)を算出し、この搬送距離(P1−P2)とROM84に記憶した搬送用紙間隔mの差を算出する。この場合、搬送距離(P1−P2)が搬送用紙間隔mより大きくなっているので、駆動部71のステッピングモータの回転数を大きくして、搬送ローラ63の搬送速度を大きくし、搬送距離(P1−P2)を搬送用紙間隔mに補正する。
上記実施形態によれば、画像形成装置1は、用紙Pに画像を形成する画像形成部2と、用紙カセット6に収容される用紙Pを画像形成部2に向けて搬送する搬送路50の上流側及び下流側に配される搬送ローラ63、65と、これらの上流側及び下流側搬送ローラ63、65に対して線速可変に駆動する上流側及び下流側駆動部71、73と、上流側及び下流側搬送ローラ63、65を通過する各用紙を検知する上流側及び下流側用紙検知部76、77と、制御部81を備える。制御部81は、下流側用紙検知部77によって先の用紙の通過を検知すると、先の用紙を搬送駆動する下流側駆動部73の搬送ローラ線速に基づいて、次の用紙を先の用紙と所定の間隔を有して搬送駆動するように、上流側駆動部71の搬送ローラ線速を制御する。
この構成によると、先の用紙を搬送する搬送ローラ線速に基づいて、所定の紙間隔を有するように、次の用紙を搬送駆動する搬送ローラ線速が制御されるので、複数枚の用紙を連続して搬送するとき、確実に連続して画像形成を行われ、生産性が向上する。また、滑り等で先の用紙の搬送速度が低下すると、次の用紙の搬送速度が遅くなるように制御され、常に所定の紙間隔を有するので、先の用紙が次の用紙に衝突するおそれがない。
また、上記実施形態によると、用紙カセット6に対して搬送路50上に前記所定間隔を有して配設される用紙検知部75を備え、制御部81は、用紙検知部75が先の用紙の後端を検知すると、次の用紙を用紙カセット6から搬送開始するように制御することによって、次の用紙は、用紙カセット6から繰り出されると、先の用紙に対して所定の紙間隔を保持して搬送され、搬送開始から搬送路中で先の用紙と次の用紙は衝突するおそれがない。
また、上記実施形態によると、上流側及び下流側駆動部71、73は上流側及び下流側搬送ローラ63、65を回転させるそれぞれのステッピングモータを備え、制御部81は、下流側用紙検知部77による先の用紙の検知から下流側ステッピングモータの回転数を計数して、下流側ステッピングモータの回転数に基づいて、次の用紙を先の用紙に対して所定間隔になるように上流側ステッピングモータの回転数を制御ことによって、簡単な構成で正確に搬送ローラの線速を制御することができる。
また、上記実施形態によると、下流側搬送ローラ65によって搬送路50を送られてくる用紙Pが当接するレジストローラ66を備え、制御部81は、用紙Pがレジストローラ66に当接し、下流側駆動部73が停止すると、上流側駆動部71を停止させることによって、画像形成部2の画像形成と、画像形成部2に搬送される用紙とのタイミングを確実に合わせることができる。
本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に利用することができ、特に、画像形成部への用紙の搬送路を備えた画像形成装置に利用することができる。
は、本発明の実施形態である画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 は、本発明の実施形態である画像形成装置の構成を示すブロック図である。 は、本発明の実施形態である画像形成装置で搬送される用紙の時間と位置との関係を示す図である。 は、本発明の実施形態である画像形成装置で補正して搬送される用紙の時間と位置の関係を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像形成部
5 中間転写ベルト
6 用紙カセット
7 2次転写ローラ
10a〜10d 感光体
50 搬送路
51 1次給紙部
52 2次給紙部
61 ピックアップローラ
62〜65 搬送ローラ
66 レジストローラ
70〜74 駆動部
75〜78 用紙検知部
81 制御部
100a〜100d 現像装置
P 用紙

Claims (4)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙カセットに収容される用紙を前記画像形成部に向けて搬送する搬送路の上流側及び下流側に配される搬送ローラと、前記上流側及び下流側搬送ローラに対して線速可変に駆動する上流側及び下流側駆動部と、前記上流側及び下流側搬送ローラを通過する各用紙を検知する上流側及び下流側用紙検知部と、前記下流側用紙検知部によって先の用紙の通過を検知すると、先の用紙を搬送駆動する前記下流側駆動部の搬送ローラ線速に基づいて、次の用紙を先の用紙と所定の間隔を有して搬送駆動するように、前記上流側駆動部の搬送ローラ線速を制御する制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙カセットに対して搬送路上に前記所定間隔を有して配設される用紙検知部を備え、制御部は、前記用紙検知部が先の用紙の後端を検知すると、次の用紙を前記用紙カセットから搬送開始するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記上流側及び下流側駆動部は前記上流側及び下流側搬送ローラを回転させるそれぞれのステッピングモータを備え、前記制御部は、前記下流側用紙検知部による先の用紙の検知から前記下流側ステッピングモータの回転数を計数して、前記下流側ステッピングモータの回転数に基づいて、次の用紙を先の用紙に対して前記所定間隔になるように前記上流側ステッピングモータの回転数を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記下流側搬送ローラによって搬送路を送られてくる用紙が当接するレジストローラを備え、前記制御部は、用紙が前記レジストローラに当接し、前記下流側駆動部が停止すると、前記上流側駆動部を停止させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
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