JP2011045567A - 回転椅子 - Google Patents

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一毅 大木
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Abstract

【課題】張地に高い張力を付与することが難しいという課題を解消する。
【解決手段】座5が、左右対をなす座フレーム15と、これら両座フレーム15間に張設された可撓性のある座張地17と、この座張地17との間に空間19を形成しつつ前記両座フレーム15の前端部間に介設されその介設状態で前記座張地17に張力を付与する前横梁21とを備え、背凭れ7が、左右対をなす背フレーム23と、これら両背フレーム23間に張設された可撓性のある背張地25と、この背張地25との間に空間を形成しつつ前記両背フレーム23の上部間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する上横梁29と、前記背張地25から後方に離れた状態で前記両背フレーム23の下部間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する下横梁33とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、可撓性のある張地を備える回転椅子に関する。
従来、フレーム間に張地を張設して座や背凭れを構成した椅子が種々知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、オフィス等で使用される回転椅子においても、フレーム間にメッシュ状の張地を張設して座や背凭れを形成したものが数多く開発されている。
ところが従来のものは、いずれもあらかじめ形状の定まったフレームの内側に張地を張設するものであるため、その張地に高い張力を付与することが難しいという問題があった。そのため、座面や背凭れ面を所望の形状に設定して座り心地のよい椅子を実現することに一定の限界があり、なんらかの改善が望まれている。
特に、長時間使用するオフィス用の回転椅子等においては、背凭れの形状を使用者の背中の形状に密接に沿わせることが要求されているが、前述した従来の構成のものでは、このような要求に応えるだけの張地の張設技術が存在しないため、ランバーサポート等の他のオプション部品を用いてその要求に応えているのがその現状である。
特開2002−172039号公報
本発明は、以上のような課題を解決しようとするものであり、張地に高い張力を付与することが難しいという課題を解消することができる椅子を提供することを目的とする。
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような構成を採用したものである。すなわち、本発明に係る回転椅子は、脚体と、この脚体により旋回可能に支持された支持基部と、この支持基部に支持された座及び背凭れとを具備してなるものにおいて、前記座が、左右対をなす座フレームと、これら両座フレーム間に張設された可撓性のある座張地と、この座張地との間に空間を形成しつつ前記両座フレームの前端部間に介設されその介設状態で前記座張地に張力を付与する前横梁とを備えたものであり、前記背凭れが、左右対をなす背フレームと、これら両背フレーム間に張設された可撓性のある背張地と、この背張地との間に空間を形成しつつ前記両背フレームの上部間に介設されその介設状態で前記背張地に張力を付与する上横梁と、前記背張地から後方に離れた状態で前記両背フレームの下部間に介設されその介設状態で前記背張地に張力を付与する下横梁とを備えたものであることを特徴とする。
ここで、背フレームの上部とは、背フレームの中間より上方の部分を指し、背フレームの下部とは、背フレームの中間より下方の部分を指すものとする。
このようなものであれば、左右対をなすフレームに横梁を介設した状態で張地に張力を付与しているので、張地を左右のフレームに対応した形状に保形でき、張地に高い張力を与えることができる。また、横梁と張地との間に空間を形成しつつまたは張地から後方に離れた状態で前記両フレーム間に横梁が介設されその介設状態で前記張地に張力を付与するので、張地をフレームに取り付ける段階では張地に張力を付与せずにフレームへの張地の張設を容易に行うことができ、一方、横梁を左右のフレーム間に介設した状態では、張地に所望の張力を与えることができる。すなわち、前記空間が張地のたわみしろとなり、張地の張力を調整しながら張地を張設することができる。したがって、従来の椅子が有していた、あらかじめ形状の定まったフレームの内側に張地を張設するものであるため、その張地に高い張力を付与することが難しいという問題を解消することができるものである。
このような回転椅子は、前記座フレームと前記背フレームとが連続したものであり、前記座と背凭れとが一体に構成されているであっても、または、前記座フレームと前記背フレームとが不連続のものであり、前記座と背凭れとが別体で構成されているものであってもよい。
前記前横梁が、左右両端部に左右の座フレームの少なくとも内側面に直接的または間接的に密接する対をなす取付壁を備えたものであり、前記上横梁及び下横梁が、左右両端部に左右の背フレームの少なくとも内側面に密接する対をなす取付壁をそれぞれ備えたものであれば、取付壁が左右の座フレーム及び背フレームを外側面側に押圧するため、前記張地に左右方向の張力を付与することができる。そのため、張地に高い張力を与えることができる。
前記取付壁が、前記座フレームまたは背フレームに沿って伸びる形状をなしており、それら各取付壁をそれぞれ複数の止着具を用いて対応する座フレームまたは背フレームに止着しているものであれば、座フレーム及び背フレームに取付壁を強固に取り付けることができる。したがって、前記取付壁が設けられた下横梁を座フレームに、上横梁及び下横梁を背フレームに強固に取り付けることが可能となる。
また、前記取付壁が設けられた下横梁を座フレームに、上横梁及び下横梁を背フレームに強固に取り付けるために、さらに前記取付壁が、その厚み寸法よりも座フレームまたは背フレームに沿う方向の長手寸法を大きく設定したものであることが好ましい。
特に体重が集中してかかる部分の張地の張力を所望の値にするための好適な態様としては、前記背フレームが、下端近傍部に着座者の腰形状に対応して前方に突出する突出部を有したものであり、前記背張地が下横梁により張力を付与されることにより前記突出部に対応した突出形状をなすように張設されているものが挙げられる。
このような回転椅子の具体的態様としては、前記座及び背が、前記下横梁のみを介して前記支持基部に片持ち支持されているものが挙げられる。
また、前記座張地及び背張地は、その縁部に押し込み材を備えたものであり、この押し込み材を前記座フレーム及び背フレームの外面側に連続的に設けられた取付溝に反転させて挿入して座張地及び背張地を張設しているものが好ましい。
前記座張地及び背張地の具体的態様としては、メッシュ状のものが挙げられる。
本発明は、以上のような構成であるから、張地に高い張力を付与することが難しいという課題を解消することができる椅子を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す全体斜視図。 同実施形態の前面側を一部省略して示す斜視図。 同実施形態の前面側を一部省略して示す分解斜視図。 同実施形態の背面側を一部省略して示す斜視図。 同実施形態の背面側を一部省略して示す分解斜視図。 同実施形態を張地の片半部及び脚体を省略して示す正面図。 同実施形態を張地の片半部及び脚体を省略して示す平面図。 同実施形態を一部省略して示す右側面図。 図7におけるA−A線端面図。 図7におけるB−B線端面図。 同実施形態の張地の張設前状態を示した背面図。 図11におけるC−C線拡大端面図。 図11におけるD−D線拡大端面図。 図8におけるE−E線拡大端面図。 他の実施形態におけるフレームと横梁との接続部分を示す概略端面図。 本実施形態の椅子にランバーフレームを装着した状態を示す図6対応図。 同実施形態の椅子にランバーフレームを装着した状態を示す図8対応図。
以下、本発明を事務用回転椅子に適用した場合の一実施形態について図1ないし図14を参照して説明する。
この椅子は、図1に示すように、脚体1と、この脚体1により回転可能に支持された支持基部3と、この支持基部3に支持された座5及び背凭れ7とを具備してなる。
脚体1は、図1に示すように、キャスタ9を有した脚羽根タイプの脚ベース11と、この脚ベース11の中心部に立設した脚支柱13とを具備してなる。前記脚支柱13は、ガススプリングを主体に構成された通常のもので、この脚支柱13の上端部に前記支持基部3が取り付けられている。
支持基部3は、図3ないし図8に示すように、後方に向かって漸次幅狭となる平面視ほぼ三角形状をなすものであり、前記脚支柱13の上端部に取り付けられる底壁3aと、この底壁3aの周縁に設けられた周壁3bと、この周壁3bの上端に蓋着された天壁3cとを具備してなる。この支持基部3には、前記脚体1のガススプリングを制御するための操作レバー3dが設けられている。
座5は、図1、図3、図6ないし図8に示すように、左右対をなす座フレーム15と、これら両座フレーム15間に張設された可撓性のある座張地17と、この座張地17との間に空間19を形成しつつ前記両座フレーム15の前端部15b間に介設されその介設状態で前記座張地17に張力を付与する前横梁21とを具備してなる。
背凭れ7は、図1、図3、図6ないし図8に示すように、左右対をなす背フレーム23と、これら両背フレーム23間に張設された可撓性のある背張地25と、この背張地25との間に空間27を形成しつつ前記両背フレーム23の上部23a間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する上横梁29と、前記背張地25との間に空間31を形成しつつ前記両背フレーム23の下部23b間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する下横梁33とを具備してなる。
前記座フレーム15と前記背フレーム23とは、図1ないし図8に示すように、連続したものであり(連続した座フレーム15と背フレーム23とを「フレームF」と総称する場合がある)、前記座5と背凭れ7とが一体となるように構成されている。すなわち、左の座フレーム15と左の背フレーム23、及び右の座フレーム15と右の背フレーム23とはそれぞれ一本の連続した金属素材を一体に成形することにより一体に構成されている。
前記左のフレームF及び右のフレームFの各外側面Faには、図8ないし図10に示すように、前記座張地17及び前記背張地25を取り付けるための取付溝35が形成されている。これらの取付溝35は、前記各フレームFの裏面Fbよりも表面Fcに近い位置に配されている。ここで、裏面Fbとは、座フレーム15の場合には下面を意味し、背フレーム23の場合には背面を意味する。また、表面Fcとは、座フレーム15の場合には上面を意味し、背フレーム23の場合には前面を意味する。
前記座張地17及び前記背張地25(以下、「張地M」と総称する場合がある)は、図1、図3、図6ないし図8、及び図11ないし図13に示すように、合成樹脂製の糸を織成または編成してなるメッシュ状の張地素材を所定形状に裁断することにより一体に構成されており、着座面である表面Ma側から裏面Mb側に存在するものを視認することができるような透光性を備えている。
この張地Mの左右両縁部Mcには、図11及び図13に示すように、帯状をなす剛性のある押し込み材37が設けられている。この押し込み材37は、前記張地Mの縁部Mcに沿って連続して設けられたものであり、前記張地Mの縁部Mcの一面側、すなわち裏面Mb側に縫製等により添着されている。また、この押し込み材37は、合成樹脂等により作られたもので、前記取付溝35に挿入可能な厚み寸法T1を有するとともに、前記取付溝35の奥行き方向の開口寸法よりも大きな幅寸法W1を有したものである。
そして、図13に示すように、この張地Mの各縁部Mcを前記押し込み材37とともに前記フレームFの外面Fa側に設けられた取付溝35に反転させて挿入することにより、当該張地Mを左右のフレームF間に張設している。この状態で、左右のフレームF間に前横梁21、上横梁29及び下横梁33を介在させることによって前記張地Mに張力が付与される。このようにして張力を付与された張地Mは、左右のフレームFの形状に沿った形態となる。すなわち、左右の背フレーム23は、下端の近傍に着座者の腰形状に対応して前方に突出する突出部23cを有したものであり、前記背張地25が下横梁33により張力を付与されることにより前記突出部23cに対応した突出形状をなすように張設されている。
また、前記張地Mの左右のフレームFに支持されていない縁部Md、Meは、図3、図11及び図12に示すように、袋状のものであり、その縁部Md、Me内に透明な芯材39が内蔵されている。具体的には、前記座5の前縁に位置する張地M(座張地17)の縁部Md及び前記背凭れ7の上縁に位置する張地M(背張地25)の縁部Meに芯材39がそれぞれ設けられている。これらの芯材39は、それぞれ透明なシート材を一定長さの帯状に裁断してなるもので、これら各芯材39の両端部39aと前記押し込み材37との間には芯材39が存在しない可撓変形部41を形成してなる。
前記前横梁21は、図3ないし図6に示すように、中間に略平坦な平坦部21aを有した正面視U字形をなしており、その左右両端部21bに左右の座フレーム15の内側面15aにそれぞれ直接的に密接する対をなす取付壁45を備えている。そして、これら各取付壁45をそれぞれ複数の止着具たるボルト47を用いて対応する座フレーム15に止着している。具体的には、この取付壁45に貫通させた2本のボルト47を前記座フレーム15に埋設したナット49に締着することにより、この取付壁45を前記座フレーム15に固定している。なお、前横梁21の両端部21bには、前記各取付壁45と協働して座フレーム15を挟持する外装壁51をそれぞれ備えている。前記取付壁45は、前記座フレーム15に沿って延びる形状をなしており、前記取付壁45と前記外装壁51とによって構成される嵌合部53が、座フレーム15に沿って延びる前後に長い形態をなしている。しかして、前記取付壁45は、その厚み寸法T2よりも座フレーム15に沿う方向の長手寸法L2が大きくなるように設定されている。
前記上横梁29は、図2ないし図7及び図10に示すように、その中央部29aが後方に突出するように湾曲したものであり、その左右両端部29bに左右の背フレーム23の内側面23dにそれぞれ直接的に密接する対をなす取付壁55を備えている。そして、これら各取付壁55をそれぞれ複数の止着具たるボルト57を用いて対応する背フレーム23に止着している。具体的には、この取付壁55に貫通させた2本のボルト57を前記背フレーム23に埋設したナット59に締着することにより、この取付壁55を前記背フレーム23に固定している。なお、上横梁29の両端部29bには、前記各取付壁55と協働して背フレーム23を挟持する外装壁61をそれぞれ備えている。前記取付壁55は、前記背フレーム23に沿って延びる形状をなしており、前記取付壁55と前記外装壁61とによって構成される嵌合部63が、背フレーム23に沿って延びる上下に長い形態をなしている。しかして、前記取付壁55は、その厚み寸法T3よりも背フレーム23に沿う方向の長手寸法L3が大きくなるように設定されている。
前記下横梁33は、図2ないし図7及び図9に示すように、着座者の腰形状に対応して前方に突出する背フレーム23の突出部23cの近傍同士を結合するものであって、その左右方向の中央部33aが後方に突出するように湾曲しており、その左右両端部33bに左右の背フレーム23の内側面23dにそれぞれ直接的に密接する対をなす取付壁65を備えている。そして、これら各取付壁65をそれぞれ複数の止着具たるボルト67を用いて対応する背フレーム23に止着している。具体的には、この取付壁65に貫通させた2本のボルト67を前記背フレーム23に埋設したナット69に締着することにより、この取付壁65を前記背フレーム23に固定している。なお、下横梁33の両端部33bには、前記各取付壁65と協働して背フレーム23を挟持する外装壁71をそれぞれ備えている。前記取付壁65は、前記背フレーム23に沿って延びる形状をなしており、前記取付壁65と前記外装壁71とによって構成される嵌合部73が、背フレーム23に沿って延びる上下に長い形態をなしている。しかして、前記取付壁65は、その厚み寸法T4よりも背フレーム23に沿う方向の長手寸法L4が大きくなるように設定されている。
このようにしてなる本実施形態にかかる椅子は、図2及び図8に示すように、座5と背凭れ7とが一体に構成されており、これら座5及び背凭れ7が前記支持基部3に一体に設けられた前横梁21によって片持ち支持されている。そして、この支持基部3と前記座5との間に荷物載置面75が設けられ、その荷物載置面75と前記座5の裏面5aとの間に荷物B1を出し入れ自在に収容するための荷物収容空間77が形成されている。
前記荷物載置面75は、図2及び図3に示すように、平面視においてその外縁75aの一部が前記支持基部3の外縁3eよりも外側に位置する延出部79を備えており、その延出部79に埃排除手段81が設けられている。すなわち、この実施形態における荷物載置面75は、前横梁21の平坦部21aの上面21cと支持基部3の上に着脱可能に装着された棚板83の上面83aにより形成されている。換言すれば、前記支持基部3の上面3fを覆い隠すようにして前記棚板83が設けられており、その棚板83に前記荷物載置面75の主要部、すなわち荷物載置面75の一部が形成されている。
前記棚板83は、図2ないし図8に示すように、その上面83aで荷物B1を装脱可能に支持するための荷物載置面75の一部を形成する棚板本体85と、この棚板本体85の下面に設けられ前記支持基部3に着脱可能に外嵌される外嵌壁体87とを備えている。
前記棚板本体85は、前記支持基部3の上面3fに載置されるものであって、平面視において支持基部3よりも大きな面積を有しており、前記支持基部3よりも外側に位置する部位に前記埃排除手段81を構成する複数の貫通孔82が設けられている。この棚板本体85は、平面視においてA4版サイズよりも大きな面積を有したもので、その左右両側縁部85aに荷物B1の落下を防止するための湾曲部85bを備えている。この棚板本体85は、その中央部を前記脚支柱13の軸心である支持基部3の回転中心Oにほぼ一致させて配設されており、前記荷物載置面75が前記支持基部3の回転中心Oを含む位置に形成されるようにしている。
前記外嵌壁体87は、前記支持基部3の外周面3gに重なり合う包持部87aと、前記支持基部3の底面周縁部分3hに重なり合う抜止部87bとを備えてなるもので、前記支持基部3に後方から装脱し得るようにその前面が開放されている。また、前記外嵌壁体87は、前記包持部87aの外面を前記棚板本体85の下面に接続するためのリブ87cを備えている。
また、この実施形態にかかる椅子は、図1に示すように、肘掛け89を有している。この肘掛け89は、図3ないし図5、図8、図14に示すように、前記下横梁33の外装壁71と一体に連続形成されたものであり、前記下横梁33の外面33cと前記肘掛け89の外面89aとが滑らかに一体化されている。この肘掛け89は、前記背凭れ7から前方に延出させて設けられたものであり、前記背凭れ7に支持された肘掛け本体91と、この肘掛け本体91上に設けられた肘当てパット93とを具備してなる。
前記肘掛け本体91は、前記下横梁33に一体に設けられた肘支柱95と、この肘支柱95の先端部に設けられた肘フレーム97とからなり、この肘フレーム97上に前記肘当てパット93を装着している。具体的には、前記肘フレーム97が、その上面に前後対をなす取付部97aを有した硬質の下枠部97bと、この下枠部97bの取付部97aに前後両端部を取付けた硬質の上枠部97cとからなるもので、この下枠部97bと上枠部97cとで剛性を有したループ形状を形成している。換言すれば、この下枠部97bと前記上枠部97cとで窓部99が形成される。そして、上枠部97cの上に軟質の肘当てパット93を設けている。そして、この窓部99の開口縁99aに平面視において肘当てパット93の外縁93aからはみ出さない状態でかばんその他の荷物B2を掛けるためのフック101を設けている。すなわち、このフック101は、前記肘フレーム97の窓部99に一体に形成されている。換言すれば、このフック101は、前記窓部99の開口縁99aの下辺部分99bを変形させることにより形成されたものである。
また、この実施形態にかかる椅子は、図2ないし図6に示すように、衣類を掛けるためのハンガー103を備えている。このハンガー103は、前記上横梁29の下辺29cに懸吊姿勢で一体的に設けられたものであり、衣類を掛けるためのハンガー本体105と、このハンガー本体105を前記上横梁29との間に隙間107を維持した状態で前記上横梁29に懸吊支持させる懸吊部材109とを具備してなる。
以上に述べたように、本実施形態に係る回転椅子は、脚体1と、この脚体1により旋回可能に支持された支持基部3と、この支持基部3に支持された座5及び背凭れ7とを具備してなり、前記座5が、左右対をなす座フレーム15と、これら両座フレーム15間に張設された可撓性のある座張地17と、この座張地17との間に空間19を形成しつつ前記両座フレーム15の前端部15b間に介設されその介設状態で前記座張地17に張力を付与する前横梁21とを備えたものであり、前記背凭れ7が、左右対をなす背フレーム23と、これら両背フレーム23間に張設された可撓性のある背張地25と、この背張地25との間に空間27を形成しつつ前記両背フレーム23の上部23a間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する上横梁29と、前記背張地25から後方に離れた状態でこの背張地25との間に空間31を形成しつつ前記両背フレーム23の下部23b間に介設されその介設状態で前記背張地25に張力を付与する下横梁29とを備えており、これら左右対をなすフレームF間に前横梁21、上横梁29及び下横梁31を介設した状態で張地Mに張力を付与しているので、張地Mを左右のフレームFに対応した形状に保形でき、張地Mに高い張力を与えることができる。
前記前横梁21が、左右両端部21bに左右の座フレーム15の内側面15aに直接的に密接する対をなす取付壁45を備えたものであり、前記上横梁29及び下横梁31が、左右両端部29b、33bに左右の背フレーム23の内側面23dに密接する対をなす取付壁55、65をそれぞれ備えているので、各取付壁45、55、65が左右のフレームFを外側面Fa側に押圧し、前記張地Mに左右方向の張力を付与することができる。そのため、張地Mに高い張力を与えることができる。さらに、前横梁21、上横梁29及び下横梁31はそれぞれ外装壁51、61、71を備えているので、前記取付壁45、55、65とこの外装壁51、61、71とによってフレームFを左右方向から挟持することができ、フレームFの左右のずれを抑制することができる。
さらに、前記各取付壁45、55、65が、前記フレームFに沿って伸びる形状をなしており、それら取付壁45、55、65をそれぞれ2本のボルト47、57、67を用いて対応する座フレーム15または背フレーム23に止着しているものであるので、座フレーム15及び背フレーム23に取付壁45、55、65を強固に取り付けることができる。したがって、前記取付壁45、55、65が設けられた下横梁31を座フレーム15に、上横梁29及び下横梁31を背フレーム23にそれぞれ強固に取り付けることが可能となる。
さらに前記取付壁45、55、65が、その厚み寸法T2、T3、T4よりも座フレーム15または背フレーム23に沿う方向の長手寸法L2、L3、L4を大きく設定したものであるので、前記取付壁45、55、65と座フレーム15または背フレーム23との密着性をより高めることができる。
前記背フレーム23が、下端近傍部に着座者の腰形状に対応して前方に突出する突出部23cを有したものであり、この腰部分に対応する前記突出部23cの近傍裏面側で左右の背フレーム23の間に、それら背フレーム23を左右に押し広げるように前記下横梁33が取り付けられている。そのため、前記背張地25が下横梁33により張力を付与されることにより前記突出部23cに対応した突出形状をなすように張設され、特に体重が集中してかかる部分の張地Mの張力を大きくすることができる。
また、前記張地Mは、その左右両縁部Mcに押し込み材37を備えたものであり、この押し込み材37を前記フレームFの外側面Faに連続的に設けられた取付溝35に反転させて挿入して張地Mを張設しているので、張地Mに設けられた押し込み材37をフレームFに設けられた取付溝35に押し込んでいくという簡易な張設作業により、張地Mに所望の張力を与えることができる。また、押し込み材37をフレームFの外側面Faに設けられた取付溝35に反転して挿入しているので、従来のようにフレームFの外側面Fa側に張地Mをまわり込ませることなく取り付ける場合と比較して、着座面の端部まで張地Mが撓み、座り心地のよいものとすることができる。
特に、前記押し込み材37が前記張地Mの裏面Mb側の左右両縁部Mcに沿って連続して設けられており、前記取付溝35がフレームFの外側面Faに連続的に設けられているので、押し込み材37を取付溝35に押し込むと、その押し込み材37の有する剛性により順次連続する押し込み材37を取付溝35に押し込みやすくなり、張地MをフレームFに取り付ける作業を簡単に行うことができる。
さらに、前記張地Mがメッシュ状のものであるので、張地Mのテンション分布を理解することができる。すなわち、張地Mのどの部分に張力が大きくかかっているかを見た目で識別することが可能である。
また、左右の肘掛け89は、腰部背面に位置する下横梁33と合わせて一体に成形されており、さらに下横梁33部分において左右の背フレーム23をつなぐように、左右の背フレーム23とそれぞれ縦方向の長手寸法L4をもって固定されているため、取付強度が高く、使用中に肘掛け89に荷重がかかってもぐらつくことがない。また、肘掛け無しタイプの椅子との互換性についても、製品の組み立て段階で、肘掛け無しタイプまたは肘掛け付きタイプの下横梁33を必要に応じて選択して取り付けるだけなので、製品の作り分けが容易である。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
本実施形態にかかる椅子は、座と背凭れとが一体に構成されている椅子について説明したが、これに限られず、前記座フレームと背フレームとが不連続のものであり、座と背凭れとが別体で構成されているものでもよい。
このようなものである場合には、左右座フレーム間の前部に介設される前横梁の他に、左右座フレーム間の後部に介設される後横梁を設けることが好ましい。このようなものであれば、座の後方においても張地に所望の張力を与えることができる。
また、前横梁、上横梁及び下横梁は、それぞれフレームに直接的に取り付けられたものに限られず、図15に示すように、各横梁21、29、33をフレームFに間接的に取り付けられるものであってもよい。すなわち、各横梁21、29、33の取付壁45、55、65とフレームFとの間に隙間を設け、その隙間にスペーサS等の介在部材を設けるものであってもよい。このようなものであれば、介在させるスペーサSの厚みを種々変更することにより、張地Mの張力を調節することができる。
さらに、図16及び図17に示すように、下横梁33と背張地25との間に腰部を支持するランバーサポート部材111を介在させ、前記ランバーサポート部材111を下横梁33に取り付けるものであってもよい。このようなものであれば、前記下横梁33の断面が略長方形状をなしているため、図16及び図17に示すようなランバーサポート部材111を回転不能に着脱することができる。このランバーサポート部材111は、例えば、合成樹脂の一体成形により作られたものであり、その端部に一方に開口した断面C字形をなす取付部111aを備えている。このランバーサポート111は、前記取付部111aを前記下横梁33に嵌合させた後、C字形の開口部分に図示しない別体の蓋部材をねじ等により取り付けることによって下横梁33に固定するようにすることが好ましい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
1…脚体
3…支持基部
5…座
7…背凭れ
15…座フレーム
15a…内側面(座フレーム)
17…座張地
19…空間(前横梁との間)
21…前横梁
21b…端部(前横梁)
23…背フレーム
23a…上部(背フレーム)
23b…下部(背フレーム)
23c…突出部(背フレーム)
23d…内側面(背フレーム)
25…背張地
27…空間(上横梁との間)
29…上横梁
29b…端部(上横梁)
31…空間(下横梁との間)
33…下横梁
33b…端部(下横梁)
35…取付溝
37…押し込み材
45…取付壁(前横梁)
55…取付壁(上横梁)
65…取付壁(下横梁)
47、57、67…止着具(ボルト)
T2、T3、T4…厚み寸法(取付壁)
L2、L3、L4…長手寸法(取付壁)
Mc…縁部(張地の左右)
Fa…外側面(フレーム)

Claims (10)

  1. 脚体と、この脚体により旋回可能に支持された支持基部と、この支持基部に支持された座及び背凭れとを具備してなる回転椅子において、
    前記座が、左右対をなす座フレームと、これら両座フレーム間に張設された可撓性のある座張地と、この座張地との間に空間を形成しつつ前記両座フレームの前端部間に介設されその介設状態で前記座張地に張力を付与する前横梁とを備えたものであり、
    前記背凭れが、左右対をなす背フレームと、これら両背フレーム間に張設された可撓性のある背張地と、この背張地との間に空間を形成しつつ前記両背フレームの上部間に介設されその介設状態で前記背張地に張力を付与する上横梁と、前記背張地から後方に離れた状態で前記両背フレームの下部間に介設されその介設状態で前記背張地に張力を付与する下横梁とを備えたものであることを特徴とする回転椅子。
  2. 前記座フレームと前記背フレームとが連続したものであり、前記座と背凭れとが一体に構成されている請求項1記載の回転椅子。
  3. 前記座フレームと前記背フレームとが不連続のものであり、前記座と背凭れとが別体で構成されている請求項1記載の回転椅子。
  4. 前記前横梁が、左右両端部に左右の座フレームの少なくとも内側面に直接的または間接的に密接する対をなす取付壁を備えたものであり、前記上横梁及び下横梁が、左右両端部に左右の背フレームの少なくとも内側面に密接する対をなす取付壁をそれぞれ備えたものである請求項1、2または3記載の回転椅子。
  5. 前記取付壁が、前記座フレームまたは背フレームに沿って伸びる形状をなしており、それら各取付壁をそれぞれ複数の止着具を用いて対応する座フレームまたは背フレームに止着している請求項4記載の回転椅子。
  6. 前記取付壁が、その厚み寸法よりも座フレームまたは背フレームに沿う方向の長手寸法を大きく設定したものである請求項4または5記載の回転椅子。
  7. 前記背フレームが、下端近傍部に着座者の腰形状に対応して前方に突出する突出部を有したものであり、前記背張地が下横梁により張力を付与されることにより前記突出部に対応した突出形状をなすように張設されている請求項1、2、3、4、5または6記載の回転椅子。
  8. 前記座及び背が、前記下横梁のみを介して前記支持基部に片持ち支持されている請求項1、2、3、4、5、6または7記載の回転椅子。
  9. 前記座張地及び背張地が縁部に押し込み材を備えたものであり、この押し込み材を前記座フレーム及び背フレームの外面側に連続的に設けられた取付溝に反転させて挿入して座張地及び背張地を張設している請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の回転椅子。
  10. 前記座張地及び背張地が、メッシュ状のものである請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の回転椅子。
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