JP2011011298A - 工具ホルダ - Google Patents

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Hiromitsu Toyomoto
博充 豊本
Toshifumi Nakai
敏文 中井
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MEIKO MACH KK
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Yutaka Seiko Co Ltd
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Abstract

【課題】マシニングセンタなどの工作機械のスピンドルに係合固定される工具を保持する工具ホルダの軽量化を図ることにより、より高速な加工を実現することを課題とする。
【解決手段】切削工具を工作機械のスピンドルに着脱可能に形成され、前記スピンドルのテーパー孔に係合するテーパーシャンク部10と、テーパーシャンク部10の先端側に設けられる把持のためのフランジ部20と、フランジ部20の先端側に設けられる切削工具を固定するホルダ部30とからなる工具ホルダにおいて、少なくとも、前記テーパーシャンク部10主要部とホルダ部30主要部とをアルミニウム合金を母材として一体に形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マシニングセンタなどの工作機械のスピンドルに係合固定される、工具を保持する工具ホルダに関する。
従来、マシニングセンタなどの工作機械のスピンドルに固定する工具ホルダは鋼材により形成されていた。
ところで、近年、工作機械のスピンドル回転の高速化や小型工作機械による径の大きな切削工具による精密加工など、難易度の高い加工が要求されている。このような要求に対して、従来の鋼製の工具ホルダは、重量が大きくなるために、高速での使用に限度があり、振動によるビビリが発生するなど、このような要求に応じることは困難であった。
本発明は、このような問題に鑑みて、高速回転などにも対応できるように、工具ホルダの重量を軽減することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、切削工具を工作機械のスピンドルに着脱可能に装着する工具ホルダであって、前記スピンドルのテーパー孔に係合するテーパーシャンク部と、テーパーシャンク部の先端側に設けられる把持のためのフランジ部と、フランジ部の先端側に設けられる切削工具を固定するホルダ部とからなり、少なくとも、前記テーパーシャンク部主要部とホルダ部主要部とはアルミニウム合金を母材として一体に形成されるものである工具ホルダである。
請求項2に記載の発明は、前記工具ホルダにおいて、前記テーパーシャンク部主要部とホルダ部主要部に加えて前記フランジ部もアルミニウム合金を母材として一体に形成されるものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の工具ホルダにおいて、前記フランジ部は、前記テーパーシャンク部及びホルダ部に対して軸方向に摺動可能に固定されるとともに、前記スピンドルへの装着時に、弾性体によって前記スピンドル先端に押し付けられるように形成されるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の工具ホルダにおいて、前記フランジ部は、前記アルミニウム合金により形成されるものである。
請求項5に記載の発明は、前記工具ホルダにおいて、当該工具ホルダは、チップと、チップを固定するヘッド部とからなるフライスカッターを工具として保持するものであって、前記テーパーシャンク部主要部とホルダ主要部に加えて前記ヘッド部もアルミニウム合金を母材として一体に形成されるものである。
請求項6に記載の発明は、前記工具ホルダにおいて、前記アルミニウム合金により形成される部分は、表面の硬度を高める表面改質処理を行ったものである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の工具ホルダにおいて、前記表面改質処理がニッケルメッキ皮膜の形成によるものである。
請求項1に記載の発明は、工具ホルダの大部分を占めるテーパーシャンク部とホルダ部とをアルミニウム合金により形成することで、工具ホルダ全体の重さを軽量化することができ、高速回転によるビビリなどが低減されるので、加工におけるスピンドルの回転限度を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、フランジ部も一体にアルミニウム合金により形成することで、さらに軽量化を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、テーパーシャンク部とフランジ部の双方がスピンドルに接触するので、工具ホルダが安定し、ビビリが低減できるので、やはり加工時のスピンドルの回転限度を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、摺動するフランジ部もアルミニウム合金により形成することで、さらに全体の軽量化を図ることができるとともに、フランジ部が軽量化されることにより高速回転によるフランジ部の破断を抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、フライスカッターのヘッド部もアルミニウム合金により一体に形成することで、フライスカッターを含めた工具ホルダ全体をさらに軽量化することができる。
請求項6に記載の発明は、アルミニウム合金部分に表面改質処理をすることで、強度を高めることができ、また、表面の傷をつきにくくすることができる。
請求項7に記載の発明は、ニッケルメッキ皮膜の形成とすることで、厚膜の皮膜形成が可能となり、強度を確保しやすい。
(a)は、実施形態1に係る工具ホルダの正面図であり、(b)は当該工具ホルダの底面図である。 (a)は、実施形態2に係る工具ホルダの一部破断正面図であり、(b)は当該工具ホルダの底面図である。 (a)は、実施形態3に係る工具ホルダの一部破断正面図であり、(b)は当該工具ホルダの底面図である。 (a)は、実施形態4に係る工具ホルダの一部破断正面図であり、(b)は当該工具ホルダの底面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1(a)に実施形態1に係る工具ホルダAの正面図を示し、(b)に工具ホルダAの底面図を示す。工具ホルダAは、マシニングセンタのスピンドルに工具を固定するためのホルダであり、スピンドルのテーパー孔に係合するテーパーシャンク部10と、工具交換時に把持するために設けられるフランジ部20と、工具を固定するホルダ部30とから構成されている。ホルダ部30は、ここでは、工具としてフェイスミルを固定するものであり、円形の台座面に、フェイスミルの背面の嵌合穴に係合し、中央にネジ穴が形成された円柱状の係合凸部31が設けられるとともに、周り止めのためのキー32、32が固定されている。
工具ホルダAは、テーパーシャンク部10、フランジ部20、ホルダ部30のキー32、32を除いた部分は、アルミニウム合金を母材として一体に削り出されたものである。ここで使用されるアルミニウム合金はいわゆる7000系と言われる超々ジュラルミンが用いられる。超々ジュラルミンは、アルミニウム、亜鉛(5.1〜6.1%)、マグネシウム(2.1〜2.9%)、銅(1.2〜2%)からなる合金であり、鋼(S45C)と同等の強度を有しながら比重は約3分の1であり、工具ホルダA全体を強度を維持しつつ軽量化を図ることができる。
さらに、工具ホルダAには、表面改質処理として無電解ニッケルめっきが施されている。具体的には、特許第3555928号に記載の方法を用いることで、皮膜の厚さが約20μの高硬度表面改質処理が施されている。これにより、工具ホルダ表面に傷が生じることが抑制され、さらなる強度を確保することができる。
このように工具ホルダAは、強度を維持しながら全体として軽量であるので、高速回転による使用の実現、ビビリ発生の抑制、振動の吸収、大径のフェイスミルの使用の実現などの効果を奏することができる。
(実施形態2)
図2(a)に実施形態2に係る工具ホルダBの一部破断正面図を示し、(b)に工具ホルダBの底面図を示す。工具ホルダBも、マシニングセンタのスピンドルに工具を固定するためのホルダであり、テーパーシャンク部10と、フランジ部40と、ホルダ部30とから構成されている。工具ホルダBの工具ホルダAとの相違点は、フランジ部40は、テーパーシャンク部10およびホルダ部20と一体ではなく分離したリング体により形成され、軸方向に摺動可能に形成されている点である。具体的には、フランジ部40は、テーパーシャンク部10先端からホルダ部30の基端との間に形成される円筒部分に係合するリング体であり、ホルダ部30基端面に設けられる皿バネ41により、基端側に押圧され、通常のフランジよりもやや基端側に突出している。これにより、工具ホルダBをスピンドルに装着すると、スピンドルの先端面にフランジ部40が当接し、皿バネ41によりフランジ部40はスピンドル先端面に押し付けられ、フランジ部40の基端面とテーパーシャンク部10との2箇所で工具ホルダBは面接触することとなり、より安定した固定を実現することができる。
工具ホルダBのテーパーシャンク部10とホルダ部30は工具ホルダAと同様のアルミニウム合金を母材として一体に削りだされたものである。また、フランジ部40も工具ホルダAと同様のアルミニウム合金により形成されている。これらのアルミニウム合金は、やはり、工具ホルダAと同様の表面改質処理がなされている。
工具ホルダBは、フランジ部40とテーパーシャンク部10の2箇所によるスピンドルへの当接による安定と、全体をアルミニウム合金にすることによる軽量化の相乗効果により、高速回転でも安定した加工を実現することができ、また、フランジ部40が軽量であることから、高速回転によるフランジ部の破断を抑制することができる。
(実施形態3)
図3(a)に実施形態3に係る工具ホルダCの一部破断正面図を示し、(b)に工具ホルダCの底面図を示す。工具ホルダCは、マシニングセンタのスピンドルに工具を固定するためのホルダであり、テーパーシャンク部10と、フランジ部20と、ホルダ部50を有する。工具ホルダCは、テーパーシャンク部10と、フランジ部20に関しては、実施形態1に係る工具ホルダAと同じである。工具ホルダCと工具ホルダAとの違いは、工具ホルダCでは工具としてのフェイスミルの本体となるチップ61を固定するヘッド部分60がホルダ部50と一体に形成されている点である。
このように工具の主要部分であるヘッド部60とホルダ部50をアルミニウム合金により一体とすることで、さらに、軽量化と剛性を確保することができるので、より安定した高速切削加工を実現することができる。
(実施形態4)
図4(a)に実施形態2に係る工具ホルダDの一部破断正面図を示し、(b)に工具ホルダDの底面図を示す。工具ホルダDは、実施形態2に係る工具ホルダBのテーパーシャンク部10、フランジ部40を有し、実施形態3に係る工具ホルダCと同様にホルダ部50とフェイスミルのヘッド部60とが一体に形成されている。
このような構成により、工具ホルダDは実施形態2に係る工具ホルダBのように2箇所によるスピンドルへの当接による安定と、実施形態3に係る工具ホルダCのように、工具の主要部分であるテーパーシャンク部10、ヘッド部60とホルダ部50とをアルミニウム合金により一体とすることによる軽量化と剛性の向上を得ることができ、やはり安定した高速切削加工を行うことができる。
A、B、C、D 工具ホルダ
10 テーパーシャンク部
20、40 フランジ部
30、50 ホルダ部
60 ヘッド部

Claims (7)

  1. 切削工具を工作機械のスピンドルに着脱可能に装着する工具ホルダであって、
    前記スピンドルのテーパー孔に係合するテーパーシャンク部と、テーパーシャンク部の先端側に設けられる把持のためのフランジ部と、フランジ部の先端側に設けられる切削工具を固定するホルダ部とからなり、
    少なくとも、前記テーパーシャンク部主要部とホルダ部主要部とはアルミニウム合金を母材として一体に形成されるものである工具ホルダ。
  2. 前記テーパーシャンク部主要部とホルダ部主要部に加えて前記フランジ部もアルミニウム合金を母材として一体に形成されるものである請求項1に記載の工具ホルダ。
  3. 前記フランジ部は、前記テーパーシャンク部及びホルダ部に対して軸方向に摺動可能に固定されるとともに、前記スピンドルへの装着時に、弾性体によって前記スピンドル先端に押し付けられるように形成されるものである請求項1に記載の工具ホルダ。
  4. 前記フランジ部は、前記アルミニウム合金により形成される請求項3に記載の工具ホルダ。
  5. 前記工具ホルダは、チップと、チップを固定するヘッド部とからなるフライスカッターを工具として保持するものであって、
    前記テーパーシャンク部主要部とホルダ主要部に加えて前記ヘッド部もアルミニウム合金を母材として一体に形成されるものである
    請求項1から4のいずれか1項に記載の工具ホルダ。
  6. 前記アルミニウム合金により形成される部分は、表面の硬度を高める表面改質処理を行ったものである請求項1から5のいずれか1項に記載の工具ホルダ。
  7. 前記表面改質処理は、ニッケルメッキ皮膜の形成によるものである請求項6に記載の工具ホルダ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103611990A (zh) * 2013-11-15 2014-03-05 天津大学 一种在通用六轴数控机床上加工螺旋锥齿轮的方法
CN103611991A (zh) * 2013-11-15 2014-03-05 天津大学 用于通用数控机床加工延伸外摆线锥齿轮的铣刀盘刀柄
JP2015030079A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 セイコーインスツル株式会社 クイル装置、及び研削加工装置

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