JP2011001002A - エアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】折り畳まれた袋体の車室内側を覆うとともに、前記袋体がガス供給部からのガス圧導入によって展開するときに該袋体の展開のための開口が形成されるバッグカバーと、バッグカバーの内側に配置されて車体側に固定されバッグカバーを保持するとともに袋体を収容支持するリテーナと、を備えたエアバッグ装置であって、バッグカバーは、車体側に固定されるドアライニング2に隣接して配置されてドアライニング2とともに車室内側に面する意匠面を形成し、ドアライニング2と隣り合う縁部に、ドアライニング2との間から浸入した水を排水孔93に誘導する排水路86を備える。
【選択図】図13
Description
サイドドアの車内側面に設置される前記エアバッグ装置においては、袋体等の主要部はバッグカバーで覆われており、前記主要部に直接に雨等が降りかかることはない。
そこで、この発明は、バッグカバーの内側に配置されている主要部が被水するのを防止することができるエアバッグ装置を提供するものである。
請求項1に係る発明は、折り畳まれた袋体(例えば、後述する実施例における袋体19)の車室内側を覆うとともに、前記袋体がガス供給部(例えば、後述する実施例におけるインフレータ18、ディフューザパイプ22)からのガス圧導入によって展開するときに該袋体の展開のための開口(例えば、後述する実施例における開口40)が形成されるバッグカバー(例えば、後述する実施例におけるバッグカバー21)と、前記バッグカバーの内側に配置されて車体側に固定され前記バッグカバーを保持するとともに前記袋体を収容支持するリテーナ(例えば、後述する実施例におけるリテーナ20)と、を備えたエアバッグ装置(例えば、後述する実施例におけるエアバッグモジュール9)であって、前記バッグカバーは、車体側に固定されるライニング部材(例えば、後述する実施例におけるドアライニング2)に隣接して配置されて該ライニング部材とともに車室内側に面する意匠面(例えば、後述する実施例における意匠面部35d)を形成し、前記ライニング部材と隣り合う縁部に、前記ライニング部材との間から浸入した水を排水位置(例えば、後述する実施例における排水孔93)に誘導する排水路(例えば、後述する実施例における排水路86)を備えることを特徴とするエアバッグ装置である。
このように構成することにより、バッグカバーとライニング部材との間から浸入した水は排水路を通って排水位置に誘導されるので、袋体やガス供給部等の主要部が被水するのを防止することができる。
このように構成することにより、バッグカバーとライニング部材との間から浸入し排水路に導入された水を、排水路から溢さず確実に排水位置に誘導することができる。
このように構成することにより、排水路を介して誘導した水を予め設定した排水位置で排水することができる。
このように構成することにより、万が一、ガス供給部が被水した場合にも、ガス供給部にかかった水を前記最下点に誘導することができる。
請求項2に係る発明によれば、バッグカバーとライニング部材との間から浸入した排水路に導入された水を、排水路から溢さず確実に排水位置に誘導することができる。
請求項3に係る発明によれば、排水路を介して誘導した水を予め設定した排水位置で排水することができる。
請求項4に係る発明によれば、万が一、ガス供給部が被水した場合にも、ガス供給部にかかった水を前記最下点に誘導し、落下させることができる。
この実施例における車両は、ルーフが開閉可能または着脱可能なオープンルーフタイプの車両である。この車両のフロントサイドドア1は、窓枠部を持たないいわゆるサッシュレスタイプのドアであり、ドア本体3にはドアガラス4が昇降自在に保持されている。ドア本体3は、ドア骨格部5と、ドア骨格部5の車外側に取り付けられるドアスキン6(図3参照)等によって構成されている。
これらの図にも示すように、エアバッグモジュール9は、図示しないセンサによって衝撃が検知されたときに高圧ガスを発生する筒状のインフレータ18と、インフレータ18で発生したガス圧を受けて展開する折り畳まれた袋体19(図2,図3参照)と、インフレータ18と袋体19を保持する金属製のリテーナ20と、折り畳まれた袋体19の車室内側の外側域を覆い、袋体19の展開時に一部が開口することによって袋体19の展開を許容するバッグカバー21と、を備えている。
なお、ディフューザパイプ22が袋体19を貫通する部分は、袋体19の上から図示しないバンド等で締め付けるなど適宜の手段によりシールされている。
袋体19は前後の縁部を折り返した状態で上下方向に畳まれ、ディフューザパイプ22の長手方向に沿うように長尺物状に配置されている。
各連結片57はリテーナ20のベースプレート23にリベット固定されている。この連結片57のリベット固定は、例えば、ベースプレート側ユニット23Uにバッグカバー21を最終的に組み付けるときに、波形の板部材26とともにベースプレート23に固定するようにしても良い。
図1,図2,図10に示すように、カバーアウタ35の前縁上半部分35Aと前縁下半部分35Bは車体後方に進むにしたがって下がっており、一方、カバーアウタ35の後側下縁35Cは車体前方に進むにしたがって下がっていて、前縁下半部分35Bと後側下縁35Cとの接続部が最下部35Dとなっている。
なお、溝部87において表皮材35bに被覆されているのは、溝部87における上壁88までであり、端壁89,底壁90,下延壁91は基材35aが露出している。この上壁88に対してドアライニング2の縁部が対向配置される。
そして、係合凸部102がカバーアウタ35の溝部87に挿入された状態において、係合凸部102の上面103における表皮材2bが、溝部87の上壁88における表皮材35bに密接するように構成されている。
この後、エアバッグモジュール9をドア本体3に対して正確に位置決めし、エアバッグモジュール9のリテーナ20(ベースプレート23)を取付ブラケット10に対してボルト結合する。したがって、バッグカバー21のカバーインナ36における破断可能壁60は、袋体19の展開前においては車体側に結合されることとなる。
そしてこの後、ドア本体3の車室内側に、エアバッグモジュール9のバッグカバー21と付き合わせるようにしてドアライニング2を取り付ける。なお、ドアライニング2のドア本体3への固定方法は従来と同じであるので説明を省略する。
また、このとき、バッグカバー21の屈曲壁39は、ドアガラス4の車室内側面に微小隙間をもって対峙し、屈曲壁39の外側面には、ドア本体3側のウェザーストリップ16の外側リップ16aが密接する。したがって、バッグカバー21の上端部は、屈曲壁39部分で充分な高さ方向の幅をもってドア本体3の上部に対向するとともに、屈曲壁39にウェザーストリップ16が密接することによって両者の間の隙間が埋められる。また、このバッグカバー21では、上壁37のドア本体3側の端部に略L字状の屈曲壁39が連設されているため、上壁37の端部の剛性が充分に高く維持されている。したがって、このバッグカバー21を採用することにより、外観品質を含む商品性を高めることができる。
カバーアウタ35の後側下縁35Cとドアライニング2との間から水が浸入した場合も同様であり、浸入した水は後側下縁35Cに設けられた排水路86に集水され、排水孔93から排出され、落下する。
また、庇部80と排水路86の存在により、ディフューザパイプ22のガス放出孔22bへの被水を確実に防止することができる。
9 エアバッグモジュール(エアバッグ装置)
18 インフレータ(ガス供給部)
19 袋体
20 リテーナ
21 バッグカバー
22 ディフューザパイプ(ガス供給部)
34 接続部(最下点)
35d 意匠面部(意匠面)
40 開口
86 排水路
90 底壁
92 開口
93 排水孔(排水位置)
102 係合凸部(ライニング部材の縁部)
Claims (4)
- 折り畳まれた袋体の車室内側を覆うとともに、前記袋体がガス供給部からのガス圧導入によって展開するときに該袋体の展開のための開口が形成されるバッグカバーと、
前記バッグカバーの内側に配置されて車体側に固定され前記バッグカバーを保持するとともに前記袋体を収容支持するリテーナと、
を備えたエアバッグ装置であって、
前記バッグカバーは、車体側に固定されるライニング部材に隣接して配置されて該ライニング部材とともに車室内側に面する意匠面を形成し、前記ライニング部材と隣り合う縁部に、前記ライニング部材との間から浸入した水を排水位置に誘導する排水路を備えることを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記排水路は、車室内側を開口させ、該開口に向かって上り傾斜の底壁を備え、前記開口から前記ライニング部材の縁部が挿入されることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
- 前記排水位置における前記排水路の前記底壁に排水孔を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアバッグ装置。
- 前記ガス供給部は、その長手方向の途中を最下点とし、該最下点から両端部に進むにしたがって上り傾斜となるように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
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