JP2010538948A - かご離間制御を含む多かご昇降路 - Google Patents

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    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/0006Monitoring devices or performance analysers
    • B66B5/0018Devices monitoring the operating condition of the elevator system
    • B66B5/0031Devices monitoring the operating condition of the elevator system for safety reasons

Abstract

エレベータ昇降路(16)内を同一方向に移動する先導エレベータかご(14)と追従エレベータかご(12)の間の離間距離が維持される。先導エレベータかご(14)の最短停止距離(dssl)と追従エレベータかご(12)の通常停止距離(dnst)とが決定される。追従エレベータかご(12)の通常停止距離(dnst)と先導エレベータかご(14)の最短停止距離(dssl)との差が閾距離(dthresh)と同じかそれを超えるように離間距離(dsep)が制御される。

Description

本発明は、エレベータ制御装置に関する。より詳細には、本発明は、エレベータ昇降路内を同一方向に移動する先導エレベータかごと追従エレベータかごの間の距離の制御に関する。
エレベータシステム設計の目的は、エレベータシステム内で利用されるエレベータ昇降路の必要数を最小限に抑えながら、建物内で必要とされる乗客や貨物の輸送要求を効率的に満足させるよう試みることにある。昇降路数の低減とサービス向上を目指した解決策には、エレベータ運行速度の高速化、ドア開閉時間の短縮、高度な制御システム、急行エレベータ、建物の複数区域への分割その他などが挙げられてきた。しかしながら、高層の建物でこれらの措置を実施する場合、エレベータ加速時の不快感、ドアがすぐに閉まる不便さ、あるいは、乗客が所望の階へたどり着くまでに一回以上かごを乗り換えなければならないような複雑なシステムの利用によるフラストレーションなどが生じることがあった。
エレベータ昇降路数を最小限に抑えながら乗客輸送効率を向上させる方法の一つは、独立に制御可能な複数のエレベータかごで、各エレベータかごが建物の大部分または全部の階にサービス可能な複数のエレベータかごを各昇降路に設置することである。このようなシステムでは、エレベータかごの安全運転のために、各エレベータかごは互いに所定距離だけ離間させる必要がある。1つの昇降路内で同一方向に2つ以上のエレベータかごが移動する場合、エレベータかご間の衝突を避けるための予期された停止または予期しない停止について、エレベータかごに割り当てられた運行タイミングが重要になる。
上述に照らせば、本発明は、昇降路内を同一方向に移動するエレベータかご間に十分かつ適切な離間距離を確保する必要を満たすことを目的とする。
本発明は、エレベータ昇降路内を同一方向に移動する先導エレベータかごと追従エレベータかごの間の離間距離を維持することに関する。先導エレベータかごの最短停止距離と追従エレベータかごの通常停止距離とを決定する。追従エレベータかごの通常停止距離と先導エレベータかごの最短停止距離との差が閾距離と同じかそれを超えるように、離間距離を制御する。すなわち、結果として生じる先導かごの最短停止位置(これは、先導かごが緊急停止条件で停止することになる位置である)が、結果として生じる追従かごの通常停止位置(これは、追従かごが通常の停止条件で停止することになる位置である)から少なくとも閾距離だけ離間するように、離間距離を制御する。
上述の一般的説明や以下の詳細な説明は、例示的で説明のためのものにすぎず、請求された本発明を限定するものでないことは理解すべきである。
本発明のこれらや他の特徴、態様、利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、以下に簡単に説明する図面に示した付随する例示的な実施例から明らかとなるであろう。
昇降路内を同一方向に移動するように運転可能で、独立に制御可能な複数のエレベータかごを含むエレベータシステムの実施例の概略図。 (a)先導エレベータかごの通常運行位置および緊急停止位置、(b)図1の昇降路内の先導エレベータかごと同一方向に移動している追従エレベータかごの通常運行位置および通常停止位置を時間の関数として図示するグラフ。
複数の図面を通して同一または類似の構成要素については同一または類似の参照符号を使用する努力がなされている。
図1は、昇降路16内で互いに上下に配置された第1のエレベータかご12と、第2のエレベータかご14とを備えるエレベータシステム10の概略図である。この実施例では、昇降路16は、階床L1〜L30を含む30階の建物内に配置されており、これらの階床の大部分または全部で第1のエレベータかご12と第2のエレベータかご14とが乗客の要求にサービスできるように構成されている。制御装置18は、第1のエレベータ機構20と、第2のエレベータ機構22とに接続される。第1のエレベータ機構20は、第1のエレベータかご12の運転用の機械装置を含み、第2のエレベータ機構22は、第2のエレベータかご14の運転用の機械装置を含む。
エレベータかご12、14は、階床L1〜L30の呼び装置で受け取られたサービス要求に基づいて、制御装置18によって(それぞれエレベータ機構20、22を介して)独立に制御される。制御装置18は、階床L1〜L30の乗客からサービス要求を受け取り、乗客をそれぞれその目的階に効率的かつ安全に輸送するようにエレベータかご12、14を制御する。制御装置18は、エレベータかご12、14が乗客の要求にサービスしている間の、エレベータかご12、14それぞれの位置、速度、加速度(正になることもあれば、負になることもとある)を監視し、制御する。いくつかの実施例では、制御装置18は、エレベータ機構20、22それぞれの位置センサおよび速度センサによって制御装置18に提供されるデータに基づいてエレベータかご12、14の位置および速度を決定する。
昇降路16は、エレベータかご14が存在するために到達できない最上階を除く全ての階にエレベータかご12がサービスするように、また、エレベータかご12が存在するために到達できない最下階を除く全ての階にエレベータかご14がサービスするように構成可能である。代替として、昇降路16は、エレベータかご14が階床L1への要求にサービスできるようエレベータかご12が一時的に待機できるように、階床L1の下に待機領域を備えることができる。同様に、昇降路16は、エレベータかご12が階床L30に到達できるようエレベータかご14が一時的に待機できるように、階床L30の上に待機領域を備えることができる。30階床L1〜L30が示されているが、エレベータシステム10は、任意の数の階床を含む建物で使用するように適合可能であることに留意されたい。さらに、2つの上下に配置されたエレベータかご12、14が示されているが、昇降路16は、建物の階床の大部分または全部にサービスするよう運転可能な任意の数のエレベータかごを備えることができる。
サービス要求によって、エレベータかご12、14が昇降路16内を同一方向に移動することが要求されると、制御装置18は、エレベータかご12、14のうちの先導かごが突然停止(例えば緊急停止)する場合に、エレベータかご12、14のうちの追従かごが実質的に通常(すなわち制御された)速度で確実に停止できるようにエレベータかご12、14間の距離を制御する。「通常の」停止速度(および「通常の停止条件で」)とは、与えられた運行速度からかごが減速し、停止する制御された速度のことを意味すると理解されたい。したがって、対応する緊急停止に起因していつでも「通常の」停止が開始し得るので、追従かごがエレベータ乗場に隣接して停止しないこともあり得る。
例えば、階床L13に位置するエレベータかご12が、階床L17の乗客の要求にサービスするように割り当てられ、階床L16に位置するエレベータかご14が、階床L20の乗客の要求にサービスするように割り当てられる場合、両方のエレベータかごは、昇降路16を上方に移動してそれらの要求にそれぞれサービスする。この実施例では、エレベータかご14が先導かごであり、エレベータかご12が追従かごである。制御装置18は、いつでも、先導かご14が異常(例えば緊急)ブレーキ条件で突然停止する場合は、追従エレベータかご12が通常停止条件で停止し、そして、先導エレベータかご14から少なくとも最小限の距離または閾距離に確実に位置することが可能なように、エレベータ機構20を制御する。
エレベータかご12、14間の適切な離間距離を決定するために、制御装置18は、各エレベータかごについて運動プロフィールを構成するさまざまなパラメータを考慮する。運行全体の位置の時間変化に影響するパラメータは、エレベータかごの「運動プルフィール」と呼ばれる。例えば、制御装置18は、エレベータかご12、14ごとに運動プロフィールを設定するが、この運動プロフィールは、通常運転条件での各エレベータかごの最大加速度、最大定常速度、最大減速度、方向(上方または下方)、ジャーク(すなわち位置の時間についての三次導関数)に関するものである。
各かご12、14の速度、方向、加速度などは、各かごの軌跡に亘って変化することになるので、かご12、14間の離間距離dsepもまた変化するはずであり、すなわち、離間距離dsepは、動的な値である。制御装置18は、先導かごの最短停止距離dsslと追従かごの通常停止距離dnstとを連続的(または周期的)に決定することによって、同一方向に移動するエレベータかご12、14間の離間距離dsepを制御する。上述の実施例では、エレベータかご14が先導かごである。最短停止距離dsslは、先導エレベータかご14が最大減速度で減速する時に停止するのに要する距離である。先導エレベータかご14は、例えば緊急条件で非常ブレーキがかけられた時に最大減速度で減速可能である。最短停止距離dsslは少なくとも、エレベータかご14の速度、方向、加速度、ジャーク、およびエレベータかご14内の負荷の関数である。制御装置18は、例えば先導エレベータかご14および/またはエレベータ機構22に関連するセンサにより提供されるデータに基づいて、エレベータかご14の速度、方向、加速度、および負荷を決定できる。上述の実施例では、エレベータかご12が追従かごである。追従エレベータかご12の通常停止距離dnstは、制御装置18内に記憶された追従エレベータかご12の運動プロフィールや、追従エレベータかご12の速度、方向、加速度、および負荷に基づいて決定可能である。通常停止距離dnstは、必ずしも通常運転条件下の追従エレベータかご12の減速度の関数ではないが、追従エレベータかご12内の乗客の最低限の快適さは維持するような減速度の関数になり得ることに留意されたい。
上述したように、制御装置18は、各エレベータかご12、14の測定された負荷および運動(例えば、速度、方向、加速度、およびジャーク)パラメータに基づいて、追従エレベータかご12の通常停止距離dnstと先導エレベータかご14の最短停止距離dsslとを連続的(または周期的)に決定する。これらの連続的(または周期的)な決定は、エレベータかご12、14の運動プロフィールに基づいてシミュレーション、数値計算法、解析式その他を利用するモデルを用いて計算可能である。制御装置18はまた、各エレベータかご12、14の測定された負荷および運動パラメータを、ルックアップテーブルその他に記憶されたデータと比較して、瞬間の通常停止距離dnstと最短停止距離dsslとを決定できる。いずれにせよ、追従エレベータかご12の通常停止距離dnstと先導エレベータかご14の最短停止距離dsslとは、エレベータかご12、14それぞれの速度、方向、加速度、および負荷が時間とともに変化する際に、実時間で決定される。従って、エレベータかご12、14が両方とも最大速度で移動している時に、エレベータかご12、14間に維持される離間距離は、エレベータかご12、14がちょうど移動し始めたばかりや、通常停止条件でほとんど停止している時に、エレベータかご12、14間に維持される離間距離よりは大きいものとなる。
制御装置18は、いつでも、先導かご14が非常ブレーキ条件下で強制的に停止される場合は、追従かご12が通常停止条件で停止可能で、その結果として、かご12、14間に閾距離dthreshと同じかそれを超える距離が生じるように、かご12、14間に離間距離dsepを確保する。ある実施例では、閾距離は、およそ1または2階床分の高さであり、別の実施例では、閾距離は、1階床分の高さよりかなり小さい(ので、これらのかごは、隣接した階床で同時に乗客を受け入れることができる)こともあれば、2階床分の高さより大きいこともある。閾距離dthreshはまた、各エレベータかご12、14の停止距離を決定する際に生じる可能性のある測定誤差を許容する安全マージンを含むことができる。いずれにせよ、制御装置18は、かごが両方とも通常停止条件で停止する時に以下の不等式:
sep=|yl−yt|≧dthresh (1)
(ここで、ylは、先導エレベータかご(与えられた実施例ではエレベータかご14)の停止位置であり、ytは、追従エレベータかご(与えられた実施例ではエレベータかご12)の停止位置である)が確実に満足されるようする。
エレベータかご12、14両方が同一方向に移動している時に不等式(1)を満足させるために、制御装置18はまた、追従エレベータかご12が必要とする通常停止距離dnstと先導エレベータかご14が必要とする最短停止距離dsslとを連続的(または周期的)に決定する。特に制御装置18は、先導エレベータかご14が最大減速度で停止する場合に、確実に追従エレベータかご12が通常減速度で停止できかつ先導エレベータかご14から閾距離dthreshだけ離間したままでいられるように、追従エレベータかご12を制御する。このように離間距離dsepは、それが時間とともに変化し、追従エレベータかご12が移動している間中ずっと制御装置18によって連続的(または周期的)に決定される、という意味で動的である。
sepの動的性質を理解するために、Tstartが追従エレベータかご12の移動開始時刻であり、Tendが追従エレベータかご12の移動終了時刻であると仮定する。xl(T)が時刻Tにおける先導かごの位置であり、xt(T)が時刻Tにおける追従かごの位置であると仮定する。先導かごの最短停止距離dssl(T)が基づいているバラメータ(速度、加速度、その他など)も時間とともに変化するので、先導かごの最短停止距離dssl(T)もまた、時間の関数である。同様の理由で、通常停止距離dnst(T)も時間とともに変化する。そこで、制御装置18は、Tstart≦T≦Tendの場合に、
sep(T)=|(xl(T)+dssl(T))−(xt(T)+dnst(T))|≧dthresh (2)
となる。重要なことには、dsepは時間の関数として変化するが、dthreshは一定であることに留意されたい。
sepの動的性質に照らせば、先導エレベータかご12が最大減速度で停止する場合、追従エレベータかご12は、昇降路16のどこででも通常減速度パラメータに従って停止でき、それによって、結果として得られる追従エレベータかご12の停止位置は、少なくとも閾距離dthreshだけ結果として得られる先導エレベータかご14の停止位置から離間される。追従エレベータかご12が通常減速度パラメータに従って停止できるように離間距離dsepを制御することで、予期しない停止以外の、追従エレベータかご12の乗り心地に対するマイナスの影響が完全にではないにしろ大幅に回避される。
いつでも、制御装置18が、かご12、14間の実際の距離dactがその時の必要な離間距離dsepより小さくかつエレベータかご12、14が昇降路16内を同一方向に移動していると判断する場合、制御装置18は、必要な離間距離dsepを確保するために追従エレベータかご12の速度を低減できる。追従かご12の速度を低減することで、先導かご14と追従かご12の間の実際の距離dactが増加し、追従エレベータかご12の通常停止距離dnstが低減する。代替として、制御装置18は、通常減速度パラメータに従って追従エレベータかご12を停止させて、追従エレベータかご12が離間距離dsepを再び侵害せずにその元の目的階にサービスできる場合にのみ追従エレベータかご12の移動を再開できる。
いくつかの実施例では、制御装置18は、追従エレベータかご12と先導エレベータかご14の間の距離が、追従エレベータかご12が次の目的階に向かって上方へと移動開始する時刻から不等式(2)を満足させるよう十分大きくなるまで、追従エレベータかご12の移動開始を遅延させることができる。そのようにすることで、制御装置18は、エレベータかご12の移動の間、継続的に不等式(2)を満足させるように頻繁に調節する必要がなくなる。特に、一実施例では、追従エレベータかごの移動開始の遅延が必要かを判断する方法が使用される。この方法では、追従かごと先導かご両方が同一方向に移動している間中、式(2)の条件が確実に満足されるように、各かごの予測運動軌跡モデルが使用される。0≦T≦Tlの場合にθl(T)を、先導かごが時刻0にその元の階床から移動開始し、時刻Tlにその目的の階床に到着する予測運動軌跡モデルに従う先導かごの時刻Tにおける予測位置とし、また、0≦T≦Ttの場合にθt(T)を、追従かごが時刻0にその元の階床から移動開始し、時刻Ttにその目的の階床に到着する予測運動軌跡モデルに従う追従かごの時刻Tにおける予測位置とする。特定の時刻に、追従エレベータかご12が、ある階床に静止しており、その目的の階床に移動開始する準備ができており、先導エレベータかご14がその元の階床から目的の階床に向けてすでにTrun時間単位だけ移動したと仮定する(ただし、0≦Trun≦Tl)。この場合、制御装置18は、以下の条件:
|(θl(T+Trun)+πssl(T+Trun))−(θt(T)+πnst(T)|≧dthresh (3)
(ただし、0≦T≦min{Tt,Tl−Trun}、
πnst(T)は、時刻Tにおける予測された追従かごの通常停止距離であり、
πssl(T)は、時刻Tにおける予測された先導かごの最短停止距離である)、
が満たされている場合にのみ追従エレベータ12を移動開始させることができる。
先導かごはすでにTrun時間単位だけ移動しているので、両方のかごが移動しているのは、時刻0と、(a)追従かごの移動時間Ttまたは(b)先導かごが移動している残り時間Tl−Trunのいずれか小さい方との間の時間のみであることに留意されたい。式(3)が満たされている場合、追従エレベータかご12は、遅延せずに移動開始できる。しかしながら、式(3)が満たされていない場合、追従エレベータかご12は、ある長さの時間だけ待機し、この条件が満たされているか再計算することができる(その時まで、Trunは増加することになる)。代替として、
|(θl(T+Trun+Tdelay)+πssl(T+Trun+Tdelay))−(θt(T)+πnst(T)|≧dthresh (4)
(ただし、0≦T≦min{Tt,Tl−Trun−Tdelay}である)を満たす最小のTdelay≧0を見つけることによって、必要な遅延時間を決定することができる。θl(T)、πssl(T)、θt(T)、およびπnst(T)についての予測運動軌跡モデルは、シミュレーションモデル、数値モデル、または解析式の形で計算可能であることに留意されたい。
別の実施例では、下方のエレベータかご12が上方に移動するように指示され、上方のかご14が静止しており、かつ、上方のかご14と上方に移動しているべき下方のエレベータかご12の目的階との距離が閾距離dthreshより小さい場合は、制御装置18は、上方のかご14が不等式(2)を満足させるよう上方へ十分な距離だけ移動できるまで、下方のかご12のその目的階への上方移動を遅延させることができる。当然、上方のかご14の上方移動は、下方のかご12のその目的階への上方移動と同時に生じることも可能である。しかしながら、適切な時に上方へ移動する準備が上方のかご14に(例えば乗客の乗り降りの遅延に起因して)できていない場合は、このdthresh侵害の可能性に対処する別の方法は、制御装置18によって、不等式(2)を満足させる位置で下方のエレベータかご12を暫定的に停止させることである。
さらなる実施例では、かご12、14両方が昇降路16内を同一方向に移動しており、かご12、14が離間している実際の距離が、必要な離間距離dsepよりかなり大きい時に、先導かご14が緊急停止を行う場合は、制御装置18は、3つの方法のうちの1つの方法で追従かご12を停止させることを選択できる。第1には、制御装置は、通常の停止条件で追従かご12をすぐに停止できる。第2には、制御装置18は、かご12、14間の実際の距離が離間距離dsepと等しくなるまで追従かご12の移動を継続させることができ、かご12、14間の実際の距離が離間距離dsepと等しくなったところで、制御装置18は、通常の停止条件で追従かご12を停止できる。第3には、制御装置は、所定の距離だけ追従かご12の移動を継続させることができ、この所定の距離だけ移動したところで、通常の停止条件での停止が開始されると、かご12は、特定の階床の昇降路ドアに隣接して追従かご12の乗客が通常の方法でかご12から降りることができる位置に到達することになる。
上述の実施例は、エレベータかご12、14が両方とも上方に移動している状態に向けられているが、要求にサービスするためにエレベータかご12、14が両方とも下方に移動している場合も同様のアルゴリズムがエレベータシステム10に適用可能であることを理解されたい。この場合、エレベータかご12が先導かごとなり、エレベータかご14が追従かごとなる。
図2は、昇降路16内を同一方向に移動する先導エレベータかご14の位置Xlと追従エレベータかご12の位置Xtの、時間の関数としてのグラフである。特に、線30は、時間の関数として通常運転条件で移動する追従エレベータかご12の位置Xtであり、線32は、制御装置18内に記憶された先導エレベータかご12の運動プロフィールに従って時間の関数として通常運転条件で移動する先導エレベータかご14の位置Xlである。線34は、時間の関数として最大減速度(例えば、非常ブレーキがかけられた時)での先導エレベータかご14の停止位置Yl(T)を示す。すなわち、線32でプロットされている任意の時間に先導エレベータかご14が最大減速度で停止する場合は、先導エレベータかご14は、線34上にプロットされている対応位置(すなわち、Xl+dssl)で停止することになり、この線34上の対応位置は、最大減速度の停止が開始される線32上の時間のすぐ上にプロットされており、すなわち、先導かご14は、最大減速度の停止が開始される(線32上の)時間の後のある時間に(線34上の位置で)停止するが、(線34上の)停止位置は、見やすいように同時に図示されている。線36は、時間の関数として、制御装置18内に記憶されている追従エレベータかご12の運動プロフィールに従う通常の減速度条件での追従エレベータかご12の停止位置Yt(T)を示す。すなわち、線30でプロットされている任意の時間に追従エレベータかご12が通常の減速度条件で停止する場合は、追従エレベータかご12は、線36上にプロットされている対応位置(すなわち、Xt+dnst)で停止することになり、この線36上の対応位置は、通常減速度の停止が開始される線30上の時間のすぐ上にプロットされており、すなわち、追従かご12は、通常減速度の停止が開始される(線30上の)時間の後のある時間に(線36上の位置で)停止するが、(線36上の)停止位置は、見やすいように同時に図示されている。
エレベータかご12、14がそれらの移動開始から離間距離dsepだけ確実に離間されるように、エレベータかご14は、線32に示すように、時刻0sにおいて上方への移動を開始し、一方、エレベータかご12は、線30に示すように、その最初の位置に待機している。エレベータかご12がその最初の位置に待機している時間は、遅延時間tdelayと呼ぶ。図示の実施例では、遅延時間tdelayはおよそ3.72sである。遅延時間tdelayが経過すると、制御装置18は、エレベータかご12の上方への移動を開始する。いくつかの実施例では、遅延時間tdelayは、追従エレベータかご12が上方移動を開始してからその上方移動におけるサービス要求が全て満足されるまで不等式(2)が満たされるように設定される。すなわち、遅延時間tdelayは、制御装置18が追従エレベータかご12の移動中に継続して不等式(4)を満足させるように頻繁に調節する必要がないように設定可能である。別のいくつかの実施例では、遅延時間tdelayは、離間距離dsepの決定における誤差を吸収可能な緩衝用安全時間をエレベータシステム10に組み込む必要があるよりは長く設定可能である。追従エレベータかご12を先導エレベータかご14のできるだけ近くまで追随させながら、追従エレベータかご12が常に通常減速度条件で停止できるようにdsepを確保することで、エレベータシステム10の配送効率が、安全性と乗り心地を考慮した上で改善される。
本発明の別の実施例では、かご12、14の同一方向への移動が予定されているが、かご12、14が離間している実際の距離が離間距離dsepよりかなり大きい場合は、追従かご12は、先導かご14が移動命令を受ける前に移動するよう命令可能である。この場合は、先導かご14に対する遅延時間は、本質的に負の遅延時間である。当然、いかなる理由であれ、先導かご14が最初に予定されていたようには移動開始せず、かご12、14間の実際の距離が離間距離dsepと等しくなった場合、制御装置18は、追従かご12に通常停止条件で暫定的に停止するよう命令できる。同様に、追従かご12の目的階が、先導かご14の現在位置と重複する場合は、制御装置は、先導かご14が追従かご12から離れるよう移動開始して追従かご12がその目的階に到着可能となるまで、追従かご12に通常停止条件で暫定的に停止するよう命令できる。
制御装置18は、線36上にプロットされた追従エレベータかご12の通常停止位置と線34上にプロットされた先導エレベータかご14の最短停止位置の間の距離が常に閾距離dthresh以上に確実に維持されるように、エレベータかご12とエレベータかご14間の離間距離を監視する。例えば、時刻12.5s付近において、通常の減速度条件での追従エレベータかご12の(16階付近の)停止位置38は、最大減速度条件での先導エレベータかご14の(17階付近の)停止位置40からプログラムされた閾距離dthreshのところにある。
本発明は、1つのエレベータ昇降路内を同一方向に移動する先導エレベータかごと追従エレベータかごの間の離間距離を維持することに関する。先導エレベータかごの最短停止距離と追従エレベータかごの通常停止距離とを連続的(または周期的)に決定する。いつでも追従エレベータかごの通常停止距離と先導エレベータかごの最短停止距離との差が閾距離と同じかそれを超えるように、離間距離を制御する。同一方向に移動する隣接するエレベータかご間の離間距離を制御することで、先導かごが緊急状態の時ですら、隣接するかご間の衝突が回避できる。また、先導かごが突然に緊急停止する必要がある場合に、追従かごは、通常減速度パラメータに従って停止でき、それによって、追従かごの乗り心地に対する影響が最小限に抑えられる。同時に、追従かごを先導かごのできるだけ近くまで追随させながら、追従かごが常に通常減速度条件で停止できるように離間距離を確保することで、エレベータシステムの配送効率が、安全性と乗り心地を考慮した上で改善される。上述の説明は、本発明の単なる例示を意図しているのであって、添付の特許請求の範囲をどのような特定の実施例や実施例の群に限定するものとしても解釈すべきでない。従って、本発明は、その具体的で例示的な実施例を参照して特定の詳細について説明してきたが、添付の特許請求の範囲に記載された本発明のより広い意図された範囲から逸脱せずに、本発明にさまざまな修正や変更が可能であることを理解されたい。
従って、明細書および図面は、例示的に評価すべきであり、添付の特許請求の範囲の限定を意図するものではない。本発明の上述の開示に照らして、当業者ならば、他の実施例や変更例が本発明の範囲に含まれ得ることを理解するであろう。従って、本発明の範囲に含まれる本開示から当業者が達成可能な全ての変更例は、本発明のさらなる実施例として含まれるものである。本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲に記載されるように定義される。

Claims (19)

  1. 昇降路内を同一方向に移動する先導エレベータかごと追従エレベータかごの間の離間距離を維持する方法であって、
    (a)先導エレベータかごの最短停止距離と追従エレベータかごの通常停止距離とを決定し、
    (b)追従エレベータかごの通常停止距離と先導エレベータかごの最短停止距離との差が閾距離と同じかそれを超えるように、先導エレベータかごと追従エレベータの離間距離を制御する、
    各ステップを含むことを特徴とする方法。
  2. (c)先導エレベータかごおよび/または追従エレベータかごが昇降路内を移動している間にステップ(a)、(b)を反復して繰り返すことをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 先導エレベータかごおよび追従エレベータかごが昇降路内を同一方向に移動開始する前に、前記の制御するステップは、
    先導エレベータかごと追従エレベータかごの間の距離が、少なくともこれらのかごが昇降路内を同一方向に移動している間の離間距離だけは、これらのかごが離間されるような距離になるまで、追従エレベータかごの移動開始を遅延させる、
    ことを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 追従エレベータかごの移動開始を遅延させることは、
    追従エレベータかごが移動していることになる0≦T≦Ttにおける追従エレベータかごの予測位置θtおよび予測通常停止距離πnstを決定し、
    先導エレベータかごが移動していることになる0≦T≦Tlにおける先導エレベータかごの予測位置θlおよび予測最短停止距離πsslを決定し、
    以下の条件:
    |(θl(T+Trun)+πssl(T+Trun))−(θt(T)+πnst(T)|≧dthresh
    (ただし、0≦T≦min{Tt,Tl−Trun}、
    runは、先導エレベータかごがすでに移動した時間であり、
    threshは、閾距離であり、
    0≦Trun≦Tlである)、
    が満足されているかを計算する、
    ことを含むことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 追従エレベータかごの通常停止距離と先導エレベータかごの最短停止距離との差が閾距離を下回る場合は、追従エレベータかごを制御することは、
    (a)追従エレベータかごの速度を低減するか、または
    (b)追従エレベータかごを停止させる、
    ことを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 先導エレベータかごの最短停止距離を決定することは、
    先導エレベータかごの速度、方向、加速度、負荷、およびジャークから成る群より選択される先導エレベータかごの少なくとも1つのパラメータを測定する、
    ことを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 先導エレベータかごの最短停止距離を決定することは、
    先導エレベータかごの測定された少なくとも1つのパラメータに基づいて先導エレベータかごの最大減速度における停止距離を計算する、
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 先導エレベータかごの最短停止距離は、緊急条件の際の停止距離であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 追従エレベータかごの通常停止距離を決定することは、
    追従エレベータかごの速度、方向、加速度、負荷、およびジャークから成る群より選択される追従エレベータかごの少なくとも1つのパラメータを測定する、
    ことを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 追従エレベータかごの通常停止距離を決定することは、
    追従エレベータかごの測定された少なくとも1つのパラメータに基づいて制御された減速度における追従エレベータかごの停止距離を計算する、
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 閾距離は、少なくとも約1階床分の高さであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 昇降路と、
    昇降路内の第1のエレベータかごおよび第2のエレベータかごと、
    制御装置と、
    を備えるエレベータシステムであって、制御装置は、
    (a)第1のエレベータかごおよび第2のエレベータかごを運転し、これらのかごが昇降路内で同一方向に運転される際は、これらのかごのうちの一方が先導エレベータかごとなり、これらのかごのうちの他方が追従エレベータかごとなり、
    (b)追従エレベータかごの通常停止距離と先導エレベータかごの最短停止距離との差が閾距離と同じかそれを超えるように、これらのかご間の離間距離を維持する、
    ように構成されることを特徴とするエレベータシステム。
  13. 追従エレベータかごの通常停止距離は、通常運転条件での追従エレベータかごの速度、方向、加速度、負荷、およびジャークから成る群より選択される追従エレベータかごの少なくとも1つのパラメータの関数であることを特徴とする請求項12記載のエレベータシステム。
  14. 先導エレベータかごの最短停止距離は、緊急運転条件での先導エレベータかごの速度、方向、加速度、負荷、およびジャークから成る群より選択される先導エレベータかごの少なくとも1つのパラメータの関数であることを特徴とする請求項12記載のエレベータシステム。
  15. 最短停止距離は、緊急条件の際の停止距離であることを特徴とする請求項12記載のエレベータシステム。
  16. 制御装置はさらに、先導エレベータかごと追従エレベータかごの間の距離が、少なくともこれらのかごが昇降路内を同一方向に移動している間の離間距離だけは、これらのかごが離間されたままとなるような距離になるまで、追従エレベータかごの移動開始を遅延させるように構成されることを特徴とする請求項12記載のエレベータシステム。
  17. 制御装置は、
    追従エレベータかごが移動していることになる0≦T≦Ttにおける追従エレベータかごの予測位置θtおよび予測通常停止距離πnstを決定し、
    先導エレベータかごが移動していることになる0≦T≦Tlにおける先導エレベータかごの予測位置θlおよび予測最短停止距離πsslを決定し、
    以下の条件:
    |(θl(T+Trun)+πssl(T+Trun))−(θt(T)+πnst(T)|≧dthresh
    (ただし、0≦T≦min{Tt,Tl−Trun}、
    runは、先導エレベータかごがすでに移動した時間であり、
    threshは、閾距離であり、
    0≦Trun≦Tlである)、
    が満足されているかを計算する、
    ことにより、追従エレベータかごの移動開始を遅延させるように構成されることを特徴とする請求項16記載のエレベータシステム。
  18. 閾距離は、少なくとも約1階床分の高さであることを特徴とする請求項12記載のエレベータシステム。
  19. 追従エレベータかごの通常停止距離と先導エレベータかごの最短停止距離との差が閾距離を下回る場合は、制御装置は、
    (a)追従エレベータかごの速度を低減するか、または
    (b)追従エレベータかごを停止させる、
    ように構成されることを特徴とする請求項12記載のエレベータシステム。
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