JP2010523903A - 伝動装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、伝動装置であって、内歯列(41)及び回転軸線(40a)を有する、端面(49)を備える中空円筒状の基体(40)が設けられており、基体(40)内に、駆動される入力部(10)及び出力部が回転可能に支承されており、該出力部が、相対回動不能に互いに結合可能な又は結合される、回転軸線(40a)に関して横方向で円形の横断面を有する2つの回転体(50,50′)を有しており、回転体(50,50′)間に、少なくとも1つの歯車(30)、及び歯車(30)の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段(70)が配置されている形式のものに関する。本発明に係る伝動装置では、前記出力部を一体保持する力と、前記出力部と基体(40)との間で作用する支承力とが、互いに無関係であるようにした。

Description

本発明は、請求項1の上位概念部に記載の伝動装置、すなわち、伝動装置であって、内歯列及び回転軸線を有する、端面を備える中空円筒状の基体が設けられており、基体内に、駆動される入力部及び出力部が回転可能に支承されており、該出力部が、相対回動不能に互いに結合可能な、回転軸線に関して横方向で円形の横断面を有する2つの回転体を有しており、回転体間に、少なくとも1つの歯車、及び歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段が配置されている形式のものに関する。
PL169808B1において公知の伝動装置は、内歯列及び回転軸線を有するカップ状の基体を有する。基体内には、駆動される入力部及び出力部が回転軸線を中心に回転可能に支承されている。出力部は、回転軸線に関して横方向で円形の横断面を有する回転体を有する。回転体とカップ状の基体の底との間には、内歯車が噛合する2つの歯車、及び歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段が配置されている。入力部は、回転体内及び底内で支承され、回転体は、基体内及び入力部上で支承されている。欠点は、片側のみの接近性、特に駆動側及び被動側に関して片側のみの接近性と、片側で閉鎖されたカップ内での複雑かつ管理不能な組立とにある。
EP0474897A1において公知の伝動装置は、内歯列を有する基体を有する。基体内には、駆動される入力軸及び出力軸が回転可能に支承されている。出力部は、軸方向で摺動可能に出力軸に結合されている。出力部は、互いに間隔を置いて配置される、入力軸及び出力軸に関して横方向で円形の横断面を有する2つの回転体を有する。入力軸及び出力軸は、両回転体に関して垂直である。回転体は、互いに固く結合可能であるか、又は結合されている。回転体間には、内歯列に噛合する2つの歯車、及び歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段が配置されている。出力部は軸受なしに、内歯列に噛合する歯車により基体に対して半径方向で支持されている。基体に対する出力部の軸方向での支持は、存在しないか、又はやはり軸受なしに実施されている。その結果、出力部の軸方向運動は、カバー若しくは基体又は内歯列の歯面との接触によって初めて阻止される。この場合の欠点は、軸受なしに基体内に配置される出力部による、予測され得る高い摩耗との関連での、伝動装置の低い性能である。
WO95/22017において公知の伝動装置は、内歯列及び回転軸線を有する、端面を備える中空円筒状の基体を有する。基体内には、駆動される入力部及び出力部が回転軸線を中心に回転可能に支承されている。出力部は、互いに間隔を置いて配置される、回転軸線に関して横方向で円形の横断面を有する2つの回転体を有する。回転軸線は、両回転体に関して垂直である。回転体は、互いに固く結合可能であるか、又は結合されている。回転体間には、内歯列に噛合する少なくとも1つの歯車、及び歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段が配置されている。入力部は、出力部の回転体内で両側で支承されており、出力部は、中空円筒状の基体内で両側で支承されている。
両回転体は、直接基体に又は基体内に支承されている。このことは、両回転体を一体保持する力が同時に両回転体の支承部に作用することを結果として伴う。この結果として、支承部のひずみや、摩耗及び加熱の増加、最悪の場合、伝動装置のロックが生じる。さらに伝動装置の組立は、1つの回転体が既に基体内に配置されている状態で、回転体間に配置される部分が装入されなければならないので、煩雑である。さらに、伝動装置に作用する、特に軸方向で作用する外的な力が伝動装置内部に伝達され、そこでの交番荷重及び疲労現象に至る。
支承は、それぞれ1つのラジアル軸受がそれぞれ1つの回転体を、回転軸線に関して法線方向で作用する半径方向力に対して、基体のそれぞれ1つの端面に支持しているように形成されている。さらに、それぞれ1つのスラスト軸受が、基体の両側に配置される両回転体のそれぞれ1つを、それぞれ回転軸線の方向で基体に向かって方向付けられた軸方向力に対して、基体のそれぞれ1つの端面に支持している。入力部は、原理的に同じ形式で回転体に支承されている。しかし、入力部を回転体内で軸方向力に対して支持するスラスト軸受は、回転体を基体に対して支持するスラスト軸受とは、正反対に配置されている。このことは、入力部がそれぞれ1つのスラスト軸受により両回転体に支承されており、このスラスト軸受がそれぞれ、入力部に回転軸線の方向で基体から離間する方向に作用する軸方向力を、それぞれ力方向で見て基体の外側に配置される回転体に伝達する。選択的には、組み合わされたラジアル・スラスト軸受が、両機能を同時に充足してもよい。
重要なことは、伝動装置が両回転体間の結合なしには分解してしまうことにある。
このことを回避するために、出力部の両回転体は、結合部材、例えばねじにより解離可能に互いに結合されている。結合部材は、同時に複数の機能を果たす。一方では、結合部材は、伝動装置の、2つの回転体により形成される両被動側、一般には作業側に、同じ回転数及び同じトルクがかかることを保証する。結合部材は、回転体を互いに結合することにより、他方では、伝動装置の、基体内で回転軸線に沿って回転体間に位置する部分を一体保持する。これらの部分は、実質的に単数又は複数の、入力部により駆動されて偏心運動する、内歯列と噛合する歯車、入力部自体、及び単数又は複数の歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段である。さらに、結合部材は、入力部及び/又は出力部に作用する軸方向力を回転体に伝達し、回転体のスラスト支承部は、それぞれの軸方向力を基体に伝達可能である。このような軸方向力又は軸方向力対偶は、例えば回転軸線に関して横方向での、入力部及び/又は出力部に作用するモーメントにより生じることができる。付加的に結合部材は、回転体を互いに基体の端面側の転動面に対して押し付けることにより、出力部と入力部との間及び出力部と基体との間に配置される軸受が分解することを阻止する。
特に高い運転静粛性、高い変速品質及び駆動側から被動側への駆動出力の高い伝達品質が達成されるべきである場合、結合部材の複数の機能から難題が生じる。例えば、入力部及び/又は出力部に作用する軸方向力及び/又は力対偶を回転体の軸受を介して基体へ伝達するために、結合部材は両回転体をプリロードを加えた状態で押し合わせる必要がある。さもなければ、この力は回転体を引き離しかねない。回転体が引き離されると、大抵の事例において重要な、伝動装置の確実かつ精緻な運転は、もはや保証されない。相応に大きなプリロードの発生は、結合部材の相応に大きな寸法設定を必要とする。しかし、大きく寸法設定された結合部材は、構成スペースを必要とし、このような伝動装置の重量を増加させる。入力部と回転体との間及び回転体と基体との間の軸受は、プリロードにより、過度に強く軸方向で押し合わされてはならない。さもなければ、軸受内の摩擦損失による伝動装置の過剰な加熱が生じる。しかし、伝動装置の、回転軸線に沿って回転体間に配置される部分の公差は、回転体及び基体の公差と同様、積み重なるので、前記要求は相反する。
一方では、回転体間に配置される部分の公差が不都合に合計されると、これらの部分が、回転体の必要な高いプリロード時にやはり押し合わされる場合があるので、これにより、これらの部分間に高い摩擦損失が発生し得る。これにより、伝動装置は過熱され、破壊される場合がある。最悪の場合、これらの部分はそれどころか固着しかねない。他方では、回転体と基体及び/又は回転体と入力部の公差が不都合に合計されると、回転体と基体との間のスラスト軸受及び/又は入力部と両回転体との間のスラスト軸受が、回転体の必要な高いプリロード時にやはり押し合わされる場合があるので、これにより、やはりスラスト軸受内に高い摩擦損失が発生し得る。これにより、伝動装置は過熱され、早期に故障する場合がある。最終的には、この関連で、それどころか回転体の凹面状の撓曲が発生する恐れがあることは重大である。
結合部材の多重機能から生じる別の欠点は、結合部材が常時負荷されるために、伝動装置の運転中、結合部材により加えられるプリロードが弱まる場合があることにある。
これにより、背景技術の欠点は、以下のように要約される:
a)回転体の相互の動的な負荷;
b)出力部のすべての部分が、特に高い精度で製作され、基体の対応する部分に合わせて調整されなければならず、このことは、長く、不都合な公差の連鎖に至る;
c)出力部の傾き剛性は、軸方向で延在する結合手段(ねじ)の可撓性により制限されている;
d)伝動装置の高い始動トルク。
本発明の課題は、対策を講じること、特に上位概念部に記載の形式の伝動装置を、不相応な構造的な手間なしに、個々の部品のより簡単な製造及び伝動装置のより簡単な組立において、より高いねじり強さ及びより高い出力密度が同じ寸法で達成されるように改良することである。
上記課題は、請求項1に記載の特徴、すなわち、前記出力部を一体保持する力と、前記出力部と基体との間で作用する支承力とが、互いに無関係であることにより解決される。好ましくは、前記出力部を一体保持する力と、前記出力部と基体との間で作用する支承力との無関係性を維持するために、前記出力部を一体保持する軸方向力が、前記出力部の回転体間で印加されている一方、前記出力部と基体との間で作用する軸方向の支承力が、前記出力部の両回転体の一方のみと基体との間で印加されている。好ましくは、前記出力部を一体保持する軸方向力が、前記出力部の回転体間で作用する手段により印加されている。好ましくは、前記出力部と基体との間で作用する軸方向の支承力が、前記出力部の両回転体の一方にのみ作用する手段により印加されている。好ましくは、前記出力部が基体に、前記端面に結合可能な又は結合される保持体により取り付けられている。好ましくは、保持体が環状である。好ましくは、前記出力部を基体に取り付けるために、一方の回転体が直接基体に又は基体内に回転可能に支承されている。好ましくは、前記出力部を基体に取り付けるために、一方の回転体が、少なくとも軸方向力に対して支持するために直接基体に又は基体内に回転可能に支承されている一方、他方の回転体が、基体に又は基体内に支承されていないか、又は間接的にのみ基体に又は基体内に回転可能に支承されているか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体に又は基体内に回転可能に支承されている。好ましくは、一方の回転体が、軸方向力に対して支持するためにも、半径方向力に対して支持するためにも、直接基体に又は基体内に回転可能に支承されている。好ましくは、直接基体に又は基体内に回転可能に支承される回転体が、支承手段を介して、前記端面に固く結合可能な保持体に支持されている。好ましくは、支承手段が、保持体が配置されている端面の領域に配置されている。好ましくは、少なくとも、直接基体に又は基体内に支承される回転体に、及び基体内に、支承手段を形成する転動体のための転動軌道が設けられている。好ましくは、少なくとも、直接基体に又は基体内に支承される回転体を、軸方向で内歯列に向かって延びる力に対して支持するために、歯車の遊星運動を前記出力部の回転運動に変換するために役立ち、内歯列の、直接基体に又は基体内に支承される回転体と同じ側に配置されている手段の領域に配置されている支承手段が、半径方向外側にずらされて配置されている。好ましくは、少なくとも、直接基体に又は基体内に支承される回転体を、軸方向で延びる力に対して支持するために設けられている支承手段が、歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するために役立ち、内歯列の、直接基体に又は基体内に支承される回転体と同じ側に配置されている手段に対して、回転軸線の方向で内歯列から離間する方向にずらされて配置されている。好ましくは、支承手段が球状の転動部材として形成されており、球状の転動部材が、直接基体に又は基体内に支承される回転体を軸方向でも半径方向でも支持し、保持体、基体及び直接基体に又は基体内に支承される回転体に形成される転動面により画成される1つの共通の環状室内で、保持体が配置されている端面の領域に配置されている。好ましくは、支承手段が円柱状の転動部材として形成されており、円柱状の転動部材が、直接基体に又は基体内に支承される回転体を軸方向でも半径方向でも支持し、保持体、基体及び直接基体に又は基体内に支承される回転体に形成され、それぞれ45°回転軸線に対して傾けられた転動面により画成される1つの共通の環状室内で、保持体が配置されている端面の領域に配置されている。好ましくは、当該伝動装置が、支承されないか、又は間接的にのみ基体に又は基体内に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体に又は基体内に支承される回転体寄りの側に、カバーを有しており、カバーが、伝動装置内部の可能な部分を汚損から保護する。好ましくは、カバーが、入力部が案内されている中央の開口を有する。好ましくは、カバーと入力部との間に、中央の開口の領域で、環状のシールが配置されている。好ましくは、カバーに、支承体のための転動面が形成されており、支承体により、入力部が、支承されないか、又は間接的にのみ基体に又は基体内に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体に又は基体内に支承される回転体寄りの側で、カバーに支承されている。好ましくは、直接基体に又は基体内に支承される回転体と、保持体との間に、環状のシールが設けられている。好ましくは、伝動装置の、直接基体に又は基体内に支承される回転体寄りの側が、伝動装置の被動側として形成されており、かつ伝動装置の、支承されないか、又は間接的にのみ基体に又は基体内に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体に又は基体内に支承される回転体寄りの側が、伝動装置の駆動側として形成されている。好ましくは、歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段が、十字部材の形態の変換部材を有する。好ましくは、十字部材の形態で形成される変換部材が、歯車及び回転体に関して摺動可能に配置されており、入力部の軸線に関して横方向運動を行う。
本発明に係る伝動装置は、内歯列及び回転軸線を有する、端面を備える中空円筒状の基体を有する。基体内には、駆動される入力部及び出力部が回転可能に支承されている。出力部は、相対回動不能に互いに結合可能な又は結合される2つの回転体を有する。回転体は、回転軸線に関して横方向で円形の横断面を有する。回転体間には、少なくとも1つの歯車が配置されている。歯車は有利には内歯列と噛合する。回転体間には、歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段が配置されている。伝動装置において、出力部を一体保持する力は、出力部と基体との間で作用する支承力とは無関係である。
出力部を一体保持する力が、出力部と基体との間で作用する支承力とは無関係であるようにするために、有利には、出力部を一体保持する軸方向力が、出力部の回転体間で印加されるか、又は印加されている。出力部と基体との間で作用する軸方向の支承力は、出力部の両回転体の一方のみと基体との間で印加されるか、又は印加されている。
出力部を一体保持する軸方向力は、有利には、出力部の回転体間で作用する手段により印加されるか、又は印加されている。
出力部と基体との間で作用する軸方向の支承力は、有利には、出力部の両回転体の一方にのみ作用する手段により印加されるか、又は印加されている。
本発明は、いずれにしても、従来慣用のプラネタリギアにおいて、互いに平行に間隔を置いて延びる一般に2つの回転体を備えるコンパクトな出力部が、両回転体のうち一方の回転体のみが直接基体に又は基体内に支承されているように支承されていると実現されている。両回転体は、出力部及び基体の2つの端面を形成する。出力部に対して伝動装置の運転中に少なくとも軸方向で作用する外的な力は、実質的に完全に、直接基体に又は基体内に支承される回転体により受け取られる。基体の他方のサイドにある別の回転体は、外的な力に実質的に曝されていない、特に少なくとも軸方向で作用する外的な力に曝されていない。この回転体は基体とも協働関係にない。基体に又は基体内に回転可能に支承されないか、又は間接的にのみ基体に又は基体内に回転可能に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体に又は基体内に回転可能に支承される回転体に作用する唯一の重要な力は、ユニットとして形成される出力部を一体保持するために、結合手段、一般にはねじから作用する静的な力である。この配置構造では、直接基体に又は基体内に支承される回転体に対して少なくとも軸方向で作用する外的な作業力が、他方の回転体に伝達されないことが保証されている。このことは、高い精度で加工されなければならない伝動装置の唯一の領域が、基体、直接基体に又は基体内に支承される回転体及び保持体の、出力部の支承のために設けられる接触面及び転動面であることを結果として伴う。これらの面が伝動装置の一方向から問題なく接近可能であるので、伝動装置の製造時間は半減可能である。本発明の構成の別の利点は、支承部材の特別なポジショニングにより伝動装置の有効な内室が著しく拡大され、これにより、伝動装置の出力が、外側寸法は同じまま、明らかに軽い重量で、かなり高められることにある。
普遍的には、本発明の基礎となる思想は、あらゆるタイプのプラネタリギアで使用可能である。本発明に係る伝動装置では、支承力と、回転体を一体保持する力との無関係性又は独立性を維持するために、有利には一方の回転体のみが、有利には少なくとも軸方向力に関して直接基体に支承されている。さらに、有利には、一方の端面に固く結合可能な環状の保持体が設けられており、保持体に、直接基体に支承される回転体が支承手段を介して支持されている。保持体は、有利には厚壁の、容易に加工可能な管区分として形成されていることができ、管区分の両端面は、問題なく研削され、ねじのための適当な開口が設けられるだけでよい。さらに、直接基体に支承される回転体は、同じ又は別の支承手段により基体に支持されていることができる。
さらに、本発明に係る伝動装置は背景技術に対して、1つの回転体の領域での出力部の、今や少なくとも軸方向力に関して片側の支承により、結合部材、一般にねじが、ほぼ無負荷であるという利点を有する。支承される回転体から、伝動装置を支持するフレームへの力伝達は、今や、少なくとも軸方向力に関して支承されていない第2の回転体を完全に迂回して、ひいては両回転体を互いに結合する結合部材を迂回して行われる。
背景技術から公知の欠点の対策の他、本発明に係る伝動装置は付加的に、明らかに簡単に製作かつ組立可能であるという利点を有する。このことは、とりわけ、回転体を直接基体に又は基体内に支承し、かつ少なくとも軸方向力に関して支持するための支承手段が、基体の片側にのみ配置されればよいことに起因する。この支承手段が有利には、回転体間に配置される部分と、基体との唯一の結合であるので、本発明に係る伝動装置は快適に、連続するステップで製作可能である。まず、回転体間に位置するすべての部分を組み立て、両回転体を互いに結合することによりポジショニングする。引き続いて、回転体と、回転体間に配置される部分とからなる完体のブロックが基体内に配置され得る。その際、背景技術のように、回転体、及び回転体間に配置される部分を基体内で組み立てる必要はもはやない。本発明により、例えば基体と、支承される回転体との間の支承手段は、前組み立てされたブロックを基体に取り付けて始めて装入されればよい。これにより、組立時間は短縮され、誤組立の発生は減少する。
歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段は、例えばWO95/22017に記載されているように、直交する2方向で摺動可能に歯車と回転体との間に配置される、十字部材の形態の変換部材であってよい。しかし、歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段は、例えばWO2006/058743に記載されているように、歯車又は回転体に設けられる切欠きと、回転体又は歯車に配置され、歯車又は回転体に設けられる切欠き内に突入するピンとの間に配置されている偏心体リング状のスリーブであってもよい。
重要であるのは、出力部を基体に取り付けるために、一方の回転体が、有利には直接基体に又は基体内に回転可能に支承されていることである。
出力部を基体に取り付けるために、一方の回転体が、少なくとも軸方向力に対して支持するために直接基体に又は基体内に回転可能に支承されている一方、他方の回転体が、基体に又は基体内に支承されていないか、又は間接的にのみ基体に又は基体内に回転可能に支承されているか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体に又は基体内に回転可能に支承されている。
一方の回転体は、有利には、軸方向力に対して支持するためにも、半径方向力に対して支持するためにも、直接基体に又は基体内に回転可能に支承されていることができる。
有利には、直接基体に又は基体内に回転可能に支承される回転体が、支承手段を介して、一方の端面に固く結合可能な又は結合される保持体に支持されている。
本発明の有利な形態では、支承手段が、保持体が配置されている端面の領域に配置されている。これにより、本発明に係る伝動装置の製造は、背景技術に対して、支承手段の転動体のための転動軌道の、大幅に改善されたより簡単な接近性によっても、支承手段の転動体の、本発明に係る伝動装置の製造時の特に簡単化された位置決めによっても達成される。
本発明の別の有利な形態では、少なくとも、直接基体に又は基体内に支承される回転体に、及び基体内に、基体内の回転体の支承手段を形成する転動体のための転動軌道、例えば研磨され、硬化された表面を備える平面及び/又は溝の形態の転動軌道が設けられている。
本発明の付加的な有利な形態では、少なくとも、直接基体に又は基体内に支承される回転体を、軸方向で内歯列に向かって延びる力に対して支持するために、歯車の遊星運動を前記出力部の回転運動に変換するために役立ち、内歯列の、直接基体に又は基体内に支承される回転体と同じ側に配置されている手段の領域に配置されている支承手段、及び有利には対応する転動面が、半径方向外側にずらされて配置されている。このことから生じる利点は、支承手段を形成する転動体が、例えば、歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換する変換部材の領域で、半径方向外側に移動させられていることにより、特にコンパクトな外側寸法、特に短い長さを有する伝動装置が形成されることにある。
本発明の特に有利な形態では、少なくとも、直接基体に又は基体内に支承される回転体を、軸方向で延びる力に対して支持するために設けられている支承手段、及び有利には対応する、回転軸線を中心とした閉じた環状の転動面が、歯車の遊星運動を出力部の回転運動に変換するために役立ち、内歯列の、直接基体に又は基体内に支承される回転体と同じ側に配置されている手段に対して、回転軸線の方向で内歯列から離間する方向にずらされて配置されている。このことから生じる利点は、回転体間にある可動な部分のために提供される内室の拡大が生じることにある。このことは、支承手段を形成する転動体が、回転体間に配置される部分に対して軸方向でずらされ、かつ外側に変位されて配置されることにより行われる。これにより、例えば変換部材のために基体内により大きな構成スペースが半径方向で提供されるので、伝動装置は外径が同じであればより丈夫な構成とすることができる。
本発明の別の特に有利な形態では、支承手段が球状の転動部材として形成されており、球状の転動部材が、直接基体に又は基体内に支承される回転体を軸方向でも半径方向でも支持し、保持体、基体及び直接基体に又は基体内に支承される回転体に形成される、回転軸線を中心とした閉じた環状の転動面により画成される1つの共通の環状室内で、保持体が配置されている端面の領域に配置されている。この構成から生じる利点は、回転体に作用するすべての軸方向力及び半径方向力を共通の転動部材を介して基体、及び基体に固定手段を介して結合される保持体に伝達するために、唯一の環状室が必要であるにすぎないことにある。
本発明の付加的な特に有利な形態では、支承手段が円柱状の転動部材として形成されており、円柱状の転動部材が、直接基体に又は基体内に支承される回転体を軸方向でも半径方向でも支持し、保持体、基体及び直接基体に又は基体内に支承される回転体に形成され、それぞれ45°回転軸線に対して傾けられる、回転軸線を中心とした閉じた環状の転動面により画成される1つの共通の環状室内で、保持体が配置されている端面の領域に配置されている。この構成の利点は、円筒状の転動部材が、それぞれ対応配置された転動面に点接触ではなく、線接触するので、球状の転動部材に比べて高い負荷に耐えることにある。
本発明の有利な形態では、当該伝動装置が、支承されないか、又は間接的にのみ基体に又は基体内に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体に又は基体内に支承される回転体寄りの側に、カバーを有しており、カバーが、伝動装置内部の可動な部分を汚損から保護する。
有利には、カバーが、入力部が例えば駆動モータに結合するために案内されている中央の開口を有する。
伝動装置への異物の侵入を阻止するために、カバーと入力部との間に、中央の開口の領域に、環状のシールが配置されているとよい。
特に有利には、カバーに、支承体のための転動面が形成されており、支承体により、入力部が、支承されないか、又は間接的にのみ基体に又は基体内に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体に又は基体内に支承される回転体寄りの側で、カバーに支承されている。
これにより、軸方向力が、支承されない回転体に作用することがないことが保証される。これにより、両回転体を互いに結合する結合部材が軸方向力を回転体間で伝達する必要がないことも保証されている。
有利には、直接基体に又は基体内に支承される回転体と、保持体との間に、有利には、被動側における伝動装置内への異物の侵入を阻止する環状のシールが設けられているとよい。
本発明の特に有利な形態では、伝動装置の、直接基体に又は基体内に支承される回転体寄りの側が、伝動装置の被動側として形成されており、かつ伝動装置の、支承されないか、又は間接的にのみ基体に又は基体内に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体に又は基体内に支承される回転体寄りの側が、伝動装置の駆動側として形成されている。経験上、駆動側よりも被動側における負荷が大きいので、被動側を、支承される回転体に形成することが好ましい。これにより、支承手段に働くモーメント及びこれから生じる力対偶はより小さい。
本発明について以下に実施の形態を参照しながら詳説する。
本発明に係る伝動装置の第1の実施の形態の概略横断面図である。 図1の線A−Aに沿った断面図である。 図1の線B−Bに沿った断面図である。 図1の線C−Cに沿った断面図である。 図1に示す伝動装置の歯車の斜視図である。 図1に示す伝動装置の、出力部の第1の部分を形成する第1の回転体の斜視図である。 図1に示す伝動装置の、出力部の第2の部分を形成する第2の回転体の斜視図である。 図1に示す伝動装置の変換部材の斜視図である。 本発明に係る伝動装置の第2の実施の形態の概略横断面図である。 図2の線A−A又は線B−Bに沿った断面図である。 本発明に係る伝動装置の第3の実施の形態の概略横断面図である。 本発明に係る伝動装置の第4の実施の形態の概略横断面図である。 本発明に係る伝動装置の第5の実施の形態を、フランジ結合された駆動モータと共に示す概略図である。 図5に示す領域VIの第1の実施の形態を示す図である。 図5に示す領域VIの第2の実施の形態を示す図である。 図1bに示す領域VIIIを示す図である。 図5に示す伝動装置の分解立体図である。
図1〜図9に全体的に又は部分的に示す伝動装置はすべて、内歯列41及び回転軸線40aを有する、端面49を備える中空円筒状の基体40からなる。基体40内には、駆動される入力部又は入力機構10及び出力部又は出力機構が回転可能に支承されている。出力部は、第1、第2の回転体50,50′を有する。回転体は、略ディスク形に形成されている。回転体50,50′のディスク形の部分は、互いに間隔を置いて配置されている。回転体50,50′は、固く互いに結合可能であるか、又は結合されている。回転体50,50′は、回転軸線40aに関して横方向で円形の横断面を有する。回転体50,50′間には、2つの歯車30が配置されている。歯車30の外歯列33は、基体40の内歯列41と噛合する。さらに回転体50,50′間には、歯車30の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段が配置されている。図1〜図9に示す伝動装置の場合、それぞれ、両回転体50,50′の一方のみ、すなわち回転体50だけが、直接基体40内で支承されている。さらに、端面49に固く結合可能な環状の保持体40′が設けられている。回転体50は、転動部材43a,43b,43c(図1及び図9)又は43a,43r(図2)又は43g(図3)又は43d,43e(図4)を介して、軸方向及び半径方向で直接基体40、及び端面49に配置される保持体40′に支持される。
回転体50,50′間で基体40内に配置される可動の部分の機能的な構造は、図1〜図9に示すすべての実施の形態で同一である。入力軸の形態の入力部10は、2つの偏心した区分17を有する。2つの偏心した区分17は、180°互いにずらされて配置されている。偏心した区分17は、偏心eの分だけ回転軸線40aに対してずらされている。偏心した区分17の各々には、歯車30が回転可能に支承されている。これにより、偏心eは、歯車30の軸線30aと基体40の回転軸線40aとの間の間隔に相当する。偏心した区分17と歯車30との間には、摩擦損失を減少させるために転動部材12が配置されている。転動部材12はそれぞれ、偏心した区分17の外周面を転動する。このために、偏心した区分17の周面には、転動部材12のための転動軌道が形成されている。転動部材12は、歯車30のための支承体として役立つ。歯車30は、外歯列33、及び転動体12のための内側の転動面31を備える中央の開口を有する。
歯車30は、内側の転動面31を備える中央の開口に関して半径方向でずらされて配置される、貫通した複数の軸方向の開口32を有する。軸方向の開口32はそれぞれ均等に、歯車30の軸線30aの周りに分配されている。歯車30の軸線30aは、入力部10、及び2つの回転体50,50′により形成される出力部の回転軸線40aに関して平行に延びる。回転軸線40aは同時に基体40の対称軸線である。入力部10は、図5に示すように、詳細には説明しないキーにより駆動モータ8のモータ軸に結合されている。駆動モータ8は、中空歯車又はリングギヤとして形成される、内歯列41を備える基体40に、カバー94、及び図示しないねじにより結合されている。駆動モータ8は、伝動装置の、基体40内に支承される回転体50とは反対側に配置されている。この側は、駆動側を形成する。これに対して、基体40内で支承される回転体50は、伝動装置の被動側を形成する。
歯車30は、円形の外側輪郭又は回転軸線40aに関して横方向で円形の横断面を備えて形成される2つの回転体50,50′の中間に配置されている。回転体50,50′は、結合部材60,62により解離可能に互いに結合されており、相俟って伝動装置の出力部を形成する。回転体50には、スペーサ体52が配置されている。スペーサ体52は、結合部材60,62を受容するための開口53a,53b及びねじ山付き受容部59a,59bを有する。スペーサ体52は、非接触に歯車30の開口32を貫通するので、回転体50,50′は、歯車30を貫いて固く互いに結合可能である。互いに結合される両回転体50,50′により形成される出力部は、内歯列41を備える基体40に関して、回転軸線40aを中心に回転可能に支承されている。
基体40の内歯列41は、歯車30の外歯列と噛合する。歯車30の軸線は、基体40の回転軸線40aに関して平行に配置されており、偏心eの分だけずらされている。回転体50,50′には、案内軌道54a,54bが設けられており、リニアガイド50bを規定する。このリニアガイド50bは、回転体50,50′の回転軸線40aに関して横方向で方向付けられている。各歯車30には、案内軌道34a,34bが設けられており、リニアガイド30bを規定する。このリニアガイド30bは、歯車30の軸線30aに関して横方向で方向付けられている。伝動装置の両側には、回転体50又は50′と歯車30との間に、十字部材として形成される変換部材70が配置されている。変換部材70は、互いに直交配置される2方向で案内面74a,74b又は75a,75bを有する。案内面74a,74b又は75a,75bは、変換部材70が一方ではそれぞれの回転体50,50′に対して、かつ他方では歯車30に対して、互いに垂直に延びる2方向で摺動可能に配置されているように、それぞれの回転体50,50′のリニアガイド50b又は歯車30のリニアガイド30bと対応する。一方のリニアガイド50bは、回転体50又は50′に形成されており、変換部材70は他の方向で、歯車30に設けられたリニアガイド30b内に摺動可能に配置されている。
両回転体50,50′は、中央の開口51,51′を有し、変換部材70は、中央の開口71を有する。入力部10は、その両端で回転体50,50′の中央の開口51,51′内で支承されている。中央の開口51,51′は、その内面に支承体3のための転動軌道を形成する。支承体3により、入力部10の端部は、回転体50,50′の中央の開口51,51′内で支承されている。入力部10は、非接触に変換部材70の開口71を貫通する。開口71の内径は、入力部10の、開口71を貫通する区分の外径より少なくとも2eの分だけ大きい。各回転体50,50′に設けられている案内軌道54a,54bは、突起55a,55bの、互いに対向して位置する面に形成されている。突起55a,55bは、軸線対称の対偶として形成されており、それぞれの回転体50,50′の端面に配置されている。案内軌道54a,54bは直接、回転体50,50′の突起55a,55bに形成されている。案内軌道54a,54bは、突起55a,55bの、互いに対向して位置する面に固定されていることができる、フラットな条片として形成されていてもよい。
各歯車30に設けられている案内軌道34a,34bは、突起35bの、互いに対向して位置する面に形成されている。突起35bは、歯車30の端面に形成されている、同心的に互いに対向して位置する対偶により形成されている。歯車30の軸方向の開口32は、1つの円弧上に均等に分配されて突起35a,35b間に配置されている。案内軌道34a,34bは直接、歯車30の突起35a,35bに形成されている。しかし、案内軌道34a,34bは、固定的に突起35a,35bの、互いに対向して位置する面に形成されているフラットな条片として形成されていてもよい。
変換部材70は、環状の中央の部分73、及び環状の中央の部分73に配置される4つの腕74を有する。環状の中央の部分73には、開口71が配置されており、開口71を通して入力部が非接触に通されている。反対側に位置する腕74の対偶は、案内軌道75a,75bを有する。案内軌道75a,75bにより、変換部材70は、回転体50のリニアガイド50b内に摺動可能に配置されている。反対側に位置する腕74の第2の対偶も、平行な案内軌道74a,74bを有する。案内軌道74a,74bにより、変換部材70は、歯車30のリニアガイド30b内に摺動可能に配置されている。回転体50のリニアガイド50bの案内軌道54a,54bと、変換部材70をリニアガイド50b内に摺動可能に配置する、変換部材70の案内軌道75a,75bとの間には、円柱状の転動部材80が配置されている。歯車30に設けられるリニアガイド30bの案内軌道34a,34bと、変換部材70をリニアガイド30b内に摺動可能に配置する、変換部材70の案内軌道74a,74bとの間にも、円柱状の転動部材90が配置されている。両者において、変換部材70が歯車30に対して並びに回転体50及び回転軸線40aに対して振動するとき、変換部材70の案内は転動部材80,90により保証されている。変換部材70の腕74には、案内軌道74a,74b,75a,75bを制限するために、転動部材80,90の運動を制限する制限面76,76′が形成されている。
図8には詳細図で、どのように転動部材80,90が、腕74に形成される案内軌道74a,74b又は75a,75b間に組付け状態で配置されているかが示されている。制限面76,76′は、転動部材80,90が運動可能な、腕74に設けられる案内軌道74a,74b又は75a,75bの有効長さlを制限する。wは腕74の幅を表す。さらに図8には、内歯列41の内円41pcが、軸方向溝41a内に配置されるニードル状の転動体41bの対称軸線を通ることが示されている。内歯列41の外円41fcは、軸方向溝41aの底を通る。
基体40の内歯列41は、ニードル状の転動体41bからなる。転動体41bは、基体40の内周面に設けられる軸方向溝41a内に支承されている。軸方向溝41aは、基体40の内周面に均等に分配されている。これにより、基体40は、有利には横臥した円柱からなる歯を備える歯車である。歯車30の外歯列33は、相応に波形に形成されている。
回転体50の突起55a,55bにはスペーサ体52が配置されている。このスペーサ体52は、遊びを有して歯車30の軸方向の開口32を貫通する。スペーサ体52には、軸方向の受容部53a,53b及びねじ山付き受容部59a,59bが設けられている。受容部53a,53b及びねじ山付き受容部59a,59bは、結合部材60,62を受容するために設けられている。結合部材はピン62及びねじ60として形成されている(図9)。ねじ60として構成される結合部材60を締めることにより、スペーサ体52の端面は、両回転体50,50′の位置を規定する。
直接基体40に支承されない回転体50′とは異なり、回転体50は、直接支承手段により基体40に対して半径方向で、つまり回転軸線40aに関して法線方向で、かつ基体40及び保持体40′に対して軸方向で、つまり回転軸線40aの方向で支持されている。支承手段は、基体40内で回転体50を直接転がり支承する転がり支承部42を有する。基体40の端面49には、保持体40′を基体40に固定可能とする固定手段95のための開口47が配置されている。
転がり支承部42は、図1、図1a、図1b、図1c、図5及び図9に示す伝動装置では、円柱状の転動部材43a,43b,43cにより形成されている。円柱状の転動部材43a,43b,43cは、基体40、回転体50及び保持体40′に形成される、回転軸線40aを中心とする閉じた環状の転動面42a,42b,50c,50d,40′aを転動する。
転動部材43aは、転動面42aと、回転体50の内歯列41側の転動面50cとの間に配置されている。転動面42aは、環状の、ステップ状の段部を形成する。この段部は、回転軸線40aに関して垂直に、内歯列41とほぼ面一に終わっている。転動部材43aが直接回転体50上で転動することになる転動面50cは、回転体50の内歯列41側の、回転軸線40aに関して法線方向で延びる面の、外側の環である。円柱状の転動部材43aの軸線43a1は、回転体50の回転軸線40aに関して垂直に延びる。
転動部材43bは、転動面40′aと、回転体50の内歯列41とは反対側の転動面50cとの間に配置されている。転動面40′aは、保持体40′の回転体50側の、回転軸線40aに関して法線方向で延びる平面の、内側の環である。転動部材43bが回転体50上で転動することになる転動面50cは、回転体50の内歯列41とは反対側の面に設けられるステップ状の段部の、回転軸線40aに関して法線方向で延びる環状の面である。円柱状の転動部材43bの軸線43b1も、回転体50の回転軸線40aに関して垂直に延びる。
転動部材43a,43bは、回転体50を直接基体40及び保持体40′に対して両軸方向で支持する。
転動部材43cは、回転軸線40aを中心に延びる転動面42bと、回転体50の内歯列41とは反対側の面に配置され、やはり回転軸線40aを中心に延びる、回転体50の転動面50dとの間に配置されている。転動面42bは、基体40の回転体50側の内面に設けられる、軸方向で回転軸線40aに関して平行に延びる円筒内周面である。転動面50dは、回転体50の内歯列41とは反対側の面に配置される段部により回転体に形成されている円筒外周面により形成される。円筒状の転動部材43cの軸線43c1は、回転体50の回転軸線40aに関して平行に延びる。転動部材43cは、回転体50を基体40に対して半径方向で支持する。
転動部材43aは、軸受保持器45内に配置されている。原則的には、すべての転動部材43a,43b,43cが軸受保持器内に配置され、軸受保持器が転動部材43a,43b,43cを互いに離間させ、転動部材間に摩擦損失が発生しないようにすることが可能である。
転動部材43a,43b,43cのために、実証され大量生産で高精度に製造可能な、個別の適合を必要としない従来慣用の部品、具体的には円筒状の転動体が、使用可能である。
軽量化のために、入力部10は、回転軸線40aに関して同軸的に延びる貫通した開口4を有する。この開口4は同時に、図5に示すように、駆動モータ8の駆動軸の受容及び/又は結合のために役立つことができる。
図1、図1a、図1b、図1c、図5及び図9に示す伝動装置の場合、円柱状の転動部材43aは、半径方向外側にずらされて変換部材70の領域に配置されている。これにより、特に省スペースな構造形式が達成される。この構造形式は特に軸方向で特に短く、かつコンパクトな寸法を有する。円柱状の転動部材43aのレベルには、半径方向内側にずらされて、回転軸線40aを中心とする純然たる回転運動ではなく、回転軸線40aを中心とする回転運動と、回転軸線40aに関して法線方向での直線運動との組み合わせを実施する変換部材70があるので、円柱状の転動部材43aは、変換部材70によっては基体40の内周面におけるその所定の位置に保持されることができない。このため、回転体50と歯車30との間に配置される環状の支持体46が設けられている。支持体46は、円柱状の転動部材43aをその所定の位置に保持する。さらに円柱状の転動部材43aは、軸受保持器内に配置されている。図1、図1a、図1b、図1c、図5及び図9に示す伝動装置の別の特徴は、回転体を半径方向で支持する円柱状の転動部材43c、及び円柱状の転動部材43aとは逆向きの軸方向で支持する円柱状の転動部材43bが、転動面40′a,42b,50c及び50dにより画成される1つの共通の環状室内に配置されていることである。
図2及び図2aに示す伝動装置は、図1、図1a、図1b、図1c、図5及び図9に示す伝動装置よりも頑丈な構成である。この頑丈な構成は、転動面40′a,42b,50c及び50dにより画成される第1の環状室内、及び転動面42a,42b,50c及び50dにより画成される第2の環状室内にそれぞれ、回転体50を基体40に直接半径方向で支持するための円柱状の転動部材43r、及び回転体50を基体40及び保持体40′に直接軸方向で支持するための円柱状の転動部材43aが配置されていることにより達成される。転動部材43rの機能は、図1、図1a、図1b、図1c、図5及び図9における転動部材43cの機能に相当する。円柱状の転動部材43aの軸線は、回転軸線40aに関して垂直に延びるのに対し、円柱状の転動部材43rの軸線は、回転軸線40aに関して平行に延びる。両環状室は、転動面42a,42bにより形成される、変換部材70の幅の分だけ基体40の内歯列41から間隔を置いている1つの共通のステップ状の段部により画成されている。これにより、回転体50を基体40及び保持体40′に、軸方向で延びる力に抗して支持するための転動部材43aは、内歯列41の回転体50と同じ側に配置される変換部材70に対して、回転軸線40aの方向で内歯列41から離間する方向にずらされて配置されている。このことから生じる利点は、支承手段を形成する転動体が、回転体50,50′間に配置される部分に対して軸方向でずらされ、かつ外方に移動されて配置されることにより、回転体50,50′間の可動の部分のために提供される内室の拡大が生じる点にある。これにより伝動装置は、外径又は外側寸法が同じであればより頑丈に構成され得る。それというのも、変換部材70に対して基体40内に、半径方向でより大きな構成スペースが提供されるからである。
図3に示す伝動装置の場合、円柱状の転動部材43a,43b,43c,43rの代わりに、球状の転動部材43gが使用される。球状の転動部材43gは、対応して成形される、保持体40′、基体40及び回転体50により画成される環状室内に配置されている。球状の転動部材43gは、対応して成形される環状室との関連で、回転体50を軸方向でも半径方向でも直接基体40及び保持体40′に支持することができる。環状室は、凹状に湾曲する、回転軸線を中心とする閉じた環状の転動面40′a,42a,50c,50dにより画成される。転動面40′a,42a,50c,50dは、回転軸線40に対してそれぞれ約45゜傾いて配置されている。それゆえ、転動面40′aは、本実施の形態では、保持体40′に設けられる、回転軸線40aに対して傾き、内歯列41に向かって方向付けられる凹状の面である。転動面42aは、本実施の形態では、基体40に設けられる、回転軸線40aに対して傾き、内歯列41とは背離する方向に方向付けられる凹状の面である。転動面50cは、本実施の形態では、回転体50に設けられる、回転軸線40aに対して傾き、内歯列41から背離する方向に方向付けられる凹状の面である。転動面50dは、本実施の形態では、回転体50に設けられる、回転軸線40aに対して傾き、基体40に向かって方向付けられる凹状の面である。この実施の形態から生じる利点は、回転体50に作用するすべての軸方向力及び半径方向力を共通の転動部材43gを介して直接基体40、及び基体40に固定手段95を介して結合される保持体40′に伝達するために、唯一の環状室が必要である点にある。
図4に示す伝動装置の場合、回転体50を軸方向でも半径方向でも基体40及び保持体40′に対して直接支持するために、円柱状の転動部材43d,43eが設けられている。転動部材43d,43eは、45°だけ回転軸線40aに対して傾き、正方形の横断面を有し、かつ回転軸線40aを中心として環状に延びる環状室内に配置されている。転動部材43d,43eの軸線43d1,43e1は逆方向に、それぞれ45°回転軸線40aに対して傾けられている。環状室は、保持体40′、基体40及び回転体50により画成されている。保持体40′、基体40及び回転体50にはそれぞれ、回転軸線を中心とする閉じた環状の、環状室を形成する転動面40′a,42a,50c,50dが配置されている。それゆえ、転動面40′aは、本実施の形態では、保持体40′に設けられる、回転軸線40aに対して45°傾き、回転軸線40a及び内歯列41に向かって方向付けられる平坦な面である。転動面42aは、本実施の形態では、基体40に設けられる、回転軸線40aに対して45°傾き、回転軸線40aに向かってかつ内歯列41から背離する方向に方向付けられる平坦な面である。転動面50cは、本実施の形態では、回転体50に設けられる、回転軸線40aに対して45°傾き、回転軸線40a及び内歯列41から背離する方向に方向付けられる平坦な面である。転動面50dは、本実施の形態では、回転体50に設けられる、回転軸線40aに対して45°傾き、回転軸線40aから背離する方向にかつ基体40に向かって方向付けられる平坦な面である。この実施の形態から生じる利点は、回転体50に作用するすべての軸方向力及び半径方向力が転動部材43d,43eを介して直接基体40、及び基体40に固定手段95を介して結合される保持体40′に伝達するために、唯一の環状室が必要である点にある。図3に示す実施の形態に対する利点は、円柱状の転動部材43d,43eが、それぞれ対応配置される転動面に点接触ではなく、線接触するので、球状の転動部材43gに比してより高い負荷に耐える点にある。
伝動装置の別の実施の形態は図5及び図9に示されている。この伝動装置では、図5で見てモータ軸により入力部10に結合される駆動モータ8が配置されている駆動側に、カバー94が設けられている。カバー94は、伝動装置内部の可動な部分を汚損から保護する。
カバー94は、外周面に設けられるステップ状の先細り部により形成される段部を有する。このステップ状の先細り部は、形状結合(formschluessig:形状による束縛)式に基体40の内径に嵌合する。カバー94の外周面は、基体40の外周面と面一になる。カバー94は、入力部10が通されている中央の開口を有する。カバー94と入力部10との間には、異物の侵入を阻止するために、環状のシール92が配置されている。
また、図9に示すように、回転体50と保持体40′との間には、被動側における伝動装置内への異物の侵入を阻止する環状のシール93が設けられていてよい。
さらに、カバー94に設けられる中央の開口には、図5及び図9に示すように、支承体3のための転動面91が形成されていてよい。支承体3により、入力部10は、図1〜図4に示す実施の形態のように、支承されないか、又は直接的には基体40に支承されない回転体50′に支承される代わりに、カバー94に支承されている。この実施の形態では、入力部10が支承体3を介して、支承されないか、又は直接的には基体40に支承されない回転体50′に支持される代わりに、基体40に結合されるカバー94に支持されている。これにより、支承されないか、又は直接的には基体40に支承されない回転体50′に対して軸方向力が作用しないことが保証される。これにより、両回転体50,50′を互いに結合する結合部材60,62が、外的な軸方向力、又は外的な作用により発生する軸方向力を回転体50,50′間で伝達せずに済むことが保証されている。
実施の形態で説明したすべての伝動装置は、ステップ44の形態の、基体40のステップ状の先細り部を有する点で共通している。このステップ44は、伝動装置をフレーム1に固定するために役立つ。ステップ44を設けたために、保持体40′を基体40に固定するための固定手段95は同時に、伝動装置をフレーム1に固定するために役立つことができる。ステップ44は、外側の端面44a及び環状の周面44eにより形成される。基体40の内側には、伝動装置の、ステップ44寄りの側に、カバー94をセンタリングするための内側のセンタリング面44iが設けられている。
センタリング面44iは、図6及び図7に示すように形成されていてよい。図6において、内側のセンタリング面44iは、基体40の内周面に設けられる面取り部として形成されている。これにより、カバー94は、自動調心するので、特に簡単に基体40に載着可能である。図7において、センタリング面44iは、円筒状の内面として形成されている。この円筒状の内面は同時に、後側の回転体50′を基体40に対して半径方向で案内するラジアル支承体5のための転動軌道として役立つことができる。このとき、重要なことは、ラジアル支承体5が回転軸線40aの方向で自由に摺動可能、つまり、軸方向力を受容不能及び伝達不能であることである。これにより、結合部材60,62が、外的な軸方向力、又は外的な作用により発生する軸方向力を回転体50,50′間で伝達せずに済むことが保証されている。
重要なことは、本発明に係る伝動装置が、1つの歯車30、1つの変換部材70及び2つの回転体50,50′だけ備えて構成されてもよいことである。この場合、変換部材70の不釣合いを補償するために、カウンタウェイトが設けられていてもよい。
やはり重要なことは、本発明に係る伝動装置では、原則的に任意に入力部、出力部又は基体を、伝動装置の原理的な機能に影響を及ぼすことなく、駆動側、被動側又は固定の要素とすることが可能である。これにより、変速比だけが変化する。図1〜図9に示す実施の形態では、それぞれ入力部10が、駆動モータ8による駆動のために予定されており、この場合、駆動側は有利には、伝動装置の、支承されないか、又は直接的には基体40に支承されない回転体50′が配置されている側である。被動側は、基体40内に直接支承される回転体50により形成される。経験上、被動側の負荷は、駆動側の負荷より大きいので、被動側を直接支承される回転体50に形成することが好ましい。
提案した伝動装置の主要な特徴及び利点は、直接基体40に支承される回転体50だけが、伝動装置に対して又は伝動装置内で外的な負荷又は力の作用により働く実質的にすべての力に曝されている点にある。支承されないか、又は直接的には基体40に支承されない回転体50′は、結合部材に由来する内的な静的な力に曝されているにすぎない。直接支承される回転体50は通常、伝動装置の負荷される作業側を形成する。しかし、その際に発生する力及び負荷は、支承されないか、又は直接的には基体40に支承されない回転体50′に伝達されない。これにより、有利にはねじとして形成される結合部材もより簡単に構成され得る。それというのも、結合部材は出力部をまとめるだけでよいからである。支承されないか、又は直接的には基体40に支承されない回転体50′の機能は、出力部を補完することに減じられている。これにより、通常円形のディスクとして形成される、支承されないか、又は直接的には基体40に支承されない回転体50′の厚さは、最小に減じられることができる。このことは、伝動装置の軸方向の長さを減じることができるという結果を伴う。直接基体40に支承される回転体50と協働する保持体40′は、最も簡単な構成では、端面を研削し、ねじのための孔を設けるだけの管区分であってよい。これにより、保持体の手間のかかる複雑な加工は省略される。保持体の内径は、直接基体40に支承される回転体50及び基体40の外径に合わせて調整されている。直接基体40に支承される回転体50と、基体40と、保持体40′との間には、転動部材が配置されている転動室が規定されている。直接基体40に支承される回転体50がその両端面で支承されているとき、円筒状の支承部材が使用され得る。そのうちの一方は軸方向で方向付けられ、他方は半径方向で方向付けられている。第2の転動室は、十字部材の平面内にある。このことは、伝動装置の有利な軸方向の短縮(ほぼ十字部材の厚さ分だけの短縮)、ひいては軽量化につながる。基体40における回転体50の本発明における直接的な支承は、円筒状の基体の外径と、その最大の内径との間の比が、背景技術に比べて明らかに小さいという結果を伴う。これにより、このプラネタリギアの十字部材、歯車、開口その他部材の寸法も、伝動装置のトーション容量を(外径は不変とする)、伝動装置が80%までの明らかに低い重量を有していても高めることができるように互いに調整され、最適化され得る。
本発明は特に、プラネタリギア又はサイクロイドギア、例えば産業ロボットでの使用、自動車の電気的なパーキングブレーキ、又は一般的に、可及的にコンパクトな構成スペース内で、高い変速比及び高い出力データを備える軽量の伝動装置を必要とする用途のためのプラネタリギア又はサイクロイドギアを製造する分野で産業上利用可能である。
1 フレーム
3 支承体
4 入力部に設けられた貫通した開口
5 ラジアル支承体
10 入力部
12 転動部材
30 歯車
30a 歯車の軸線
30b 歯車に設けられたリニアガイド
31 内側の転動面
32 軸方向の開口
33 外歯列
34a,34b 歯車に設けられたリニアガイドの案内軌道
35a,35b 歯車に設けられた突起
40 基体
40′ 保持体
40a 回転軸線
40′a 保持体に設けられた転動面
41 基体に設けられた内歯列
41a 基体の内周面に設けられた軸方向溝
41b 軸方向溝内に配置されたニードル状の転動体
41pc 内歯列の内円
41fc 内歯列の外円
42 転がり支承部
42a 転動面
42b 転動面
43a 円柱状の転動部材
43b 円柱状の転動部材
43c 円柱状の転動部材
43d 円柱状の転動部材
43e 円柱状の転動部材
43g 球状の転動部材
43r 円柱状の転動部材
43a1 軸線
43b1 軸線
43c1 軸線
43d1 軸線
43e1 軸線
44 ステップ
44a 外側の端面
44e 環状の周面
44i 内側のセンタリング面
45 軸受保持器
46 支持体
47 固定手段のための開口
49 端面
50 支承される回転体
50′ 支承されない回転体
51,51′ 中央の開口
52 スペーサ体
53a,53b 開口
54a,54b 案内軌道
55a,55b 突起
59a,59b ねじ山付き受容部
60,62 結合部材
70 変換部材
71 変換部材に設けられた中央の開口
73 変換部材の中央の部分
74 変換部材の腕
74a,74b 変換部材の腕に設けられた歯車に対する案内軌道
75a,75b 変換部材の腕に設けられた回転体に対する案内軌道
76,76′ 制限面
80,90 転動部材
91 転動面
92 シール
93 シール
94 カバー
95 固定手段
e 偏心
w 変換部材の腕の幅
l 変換部材の腕における転動軌道の有効長さ

Claims (24)

  1. 伝動装置であって、内歯列(41)及び回転軸線(40a)を有する、端面(49)を備える中空円筒状の基体(40)が設けられており、基体(40)内に、駆動される入力部(10)及び出力部が回転可能に支承されており、該出力部が、相対回動不能に互いに結合可能な、回転軸線(40a)に関して横方向で円形の横断面を有する2つの回転体(50,50′)を有しており、回転体(50,50′)間に、少なくとも1つの歯車(30)、及び歯車(30)の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段(70)が配置されている形式のものにおいて、
    前記出力部を一体保持する力と、前記出力部と基体(40)との間で作用する支承力とが、互いに無関係であることを特徴とする、伝動装置。
  2. 前記出力部を一体保持する力と、前記出力部と基体(40)との間で作用する支承力との無関係性を維持するために、前記出力部を一体保持する軸方向力が、前記出力部の回転体(50,50′)間で印加されている一方、前記出力部と基体(40)との間で作用する軸方向の支承力が、前記出力部の両回転体(50,50′)の一方のみと基体(40)との間で印加されている、請求項1記載の伝動装置。
  3. 前記出力部を一体保持する軸方向力が、前記出力部の回転体(50,50′)間で作用する手段(60)により印加されている、請求項2記載の伝動装置。
  4. 前記出力部と基体(40)との間で作用する軸方向の支承力が、前記出力部の両回転体(50,50′)の一方にのみ作用する手段(40,40′)により印加されている、請求項2又は3記載の伝動装置。
  5. 前記出力部が基体(40)に、前記端面(49)に結合可能な又は結合される保持体(40′)により取り付けられている、請求項1から4までのいずれか1項記載の伝動装置。
  6. 保持体(40′)が環状である、請求項5記載の伝動装置。
  7. 前記出力部を基体(40)に取り付けるために、一方の回転体(50)が直接基体(40)に又は基体(40)内に回転可能に支承されている、請求項5又は6記載の伝動装置。
  8. 前記出力部を基体(40)に取り付けるために、一方の回転体(50)が、少なくとも軸方向力に対して支持するために直接基体(40)に又は基体(40)内に回転可能に支承されている一方、他方の回転体(50′)が、基体(40)に又は基体(40)内に支承されていないか、又は間接的にのみ基体(40)に又は基体(40)内に回転可能に支承されているか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体(40)に又は基体(40)内に回転可能に支承されている、請求項5又は6記載の伝動装置。
  9. 一方の回転体(50)が、軸方向力に対して支持するためにも、半径方向力に対して支持するためにも、直接基体(40)に又は基体(40)内に回転可能に支承されている、請求項8記載の伝動装置。
  10. 直接基体(40)に又は基体(40)内に回転可能に支承される回転体(50)が、支承手段(43a,43b,43c,43d,43e,43g,43r)を介して、前記端面(49)に固く結合可能な保持体(40′)に支持されている、請求項8又は9記載の伝動装置。
  11. 支承手段(43a,43b,43c,43d,43e,43g,43r)が、保持体(40′)が配置されている端面(49)の領域に配置されている、請求項10記載の伝動装置。
  12. 少なくとも、直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)に、及び基体(40)内に、支承手段を形成する転動体(43a,43b,43c,43d,43e,43g,43r)のための転動軌道(50c,50d,42a,42b)が設けられている、請求項10又は11記載の伝動装置。
  13. 少なくとも、直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)を、軸方向で内歯列(41)に向かって延びる力に対して支持するために、歯車(30)の遊星運動を前記出力部の回転運動に変換するために役立ち、内歯列(41)の、直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)と同じ側に配置されている手段(70)の領域に配置されている支承手段(43a)が、半径方向外側にずらされて配置されている、請求項10から12までのいずれか1項記載の伝動装置。
  14. 少なくとも、直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)を、軸方向で延びる力に対して支持するために設けられている支承手段(43a)が、歯車(30)の遊星運動を出力部の回転運動に変換するために役立ち、内歯列(41)の、直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)と同じ側に配置されている手段(70)に対して、回転軸線(40a)の方向で内歯列(41)から離間する方向にずらされて配置されている、請求項10から12までのいずれか1項記載の伝動装置。
  15. 支承手段が球状の転動部材(43g)として形成されており、球状の転動部材(43g)が、直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)を軸方向でも半径方向でも支持し、保持体(40′)、基体(40)及び直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)に形成される転動面(40′a,42a,50c,50d)により画成される1つの共通の環状室内で、保持体(40′)が配置されている端面(49)の領域に配置されている、請求項10から12までのいずれか1項記載の伝動装置。
  16. 支承手段が円柱状の転動部材(43d,43e)として形成されており、円柱状の転動部材(43d,43e)が、直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)を軸方向でも半径方向でも支持し、保持体(40′)、基体(40)及び直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)に形成され、それぞれ45°回転軸線に対して傾けられた転動面(40′a,42a,50c,50d)により画成される1つの共通の環状室内で、保持体(40′)が配置されている端面(49)の領域に配置されている、請求項10から12までのいずれか1項記載の伝動装置。
  17. 当該伝動装置が、支承されないか、又は間接的にのみ基体(40)に又は基体(40)内に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50′)寄りの側に、カバー(94)を有しており、カバー(94)が、伝動装置内部の可動な部分を汚損から保護する、請求項1から16までのいずれか1項記載の伝動装置。
  18. カバー(94)が、入力部(10)が案内されている中央の開口を有する、請求項17記載の伝動装置。
  19. カバー(94)と入力部(10)との間に、中央の開口の領域に、環状のシール(92)が配置されている、請求項17記載の伝動装置。
  20. カバー(94)に、支承体(3)のための転動面(91)が形成されており、支承体(3)により、入力部(10)が、支承されないか、又は間接的にのみ基体(40)に又は基体(40)内に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50′)寄りの側で、カバー(94)に支承されている、請求項17から19までのいずれか1項記載の伝動装置。
  21. 直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)と、保持体(40′)との間に、環状のシール(93)が設けられている、請求項1から20までのいずれか1項記載の伝動装置。
  22. 伝動装置の、直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50)寄りの側が、伝動装置の被動側として形成されており、かつ伝動装置の、支承されないか、又は間接的にのみ基体(40)に又は基体(40)内に支承されるか、又は半径方向力に対して支持するためだけに直接基体(40)に又は基体(40)内に支承される回転体(50′)寄りの側が、伝動装置の駆動側として形成されている、請求項1から21までのいずれか1項記載の伝動装置。
  23. 歯車(30)の遊星運動を出力部の回転運動に変換するための手段(70)が、十字部材の形態の変換部材(70)を有する、請求項1から22までのいずれか1項記載の伝動装置。
  24. 十字部材の形態で形成される変換部材(70)が、歯車(30)及び回転体(50,50′)に関して摺動可能に配置されており、入力部(10)の軸線に関して横方向運動を行う、請求項23記載の伝動装置。
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