JP2010505694A - 特に非軸線方向荷重用のエネルギ吸収装置 - Google Patents

特に非軸線方向荷重用のエネルギ吸収装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、車両の支持構造体とダンパとの間に設けられ、変形によってエネルギを吸収するよう構成できるエネルギ吸収装置に関し、エネルギ吸収装置は、断面が中空物体のような形をした変形可能な主異形材を備えている。本発明の目的は、事故により生じた力が角度をなしてエネルギ吸収装置に衝撃を与えた場合でもエネルギを良好に運び去ることができるような仕方で上述の形式のエネルギ吸収装置を改良することにある。この目的のため、変形可能な補助異形材が主異形材の断面上に設けられる。

Description

本発明は、変形によりエネルギを吸収するよう車両の支持構造体とバンパとの間に配置できるエネルギ吸収装置に関する。
事故の際に車両の車体が塑性変形する前に、できるだけ多くのエネルギを吸収する目的でエネルギ吸収装置が用いられている。それほどひどくはない事故では、エネルギ吸収装置のエネルギの吸収能力は、車体の塑性変形を完全に回避するのに十分な場合がある。このようにすると、バンパ及びエネルギ吸収装置だけを交換すれば済むので、安価になる。
良好なエネルギ吸収のため、エネルギ吸収装置を車両の基部又はアンダーボディの長手方向ガーダの延長部として具体化されると最適であり、バンパ、特にそのクロスビームは、エネルギ吸収装置の高さ位置に水平に配置される。この結果、力は、エネルギ吸収装置に直線的に導入され、それにより、その長さ全体が変形、即ち、エネルギ吸収のために申し分なく利用できる。
車両製造業者は、できるだけ多くのバリエーションの車両を市場に出す努力をしている。コストをできるだけ低く保つため、種々のバリエーションの車両は、1つのアンダーボディ上に構成される。スポーツユーティリティ車、即ちSUVが乗用車のアンダーボディ上に構成される場合、アンダーボディは、乗用車の場合よりも高い。しかしながら、法定要件に従って、バンパ、特にそのクロスビームは、通常乗用車用バンパに対応した高さ位置のところに設けられなければならない。このことは、バンパ、特にそのクロスビームとアンダーボディの長手方向ガーダとの間の垂直オフセットが橋絡されるべきであることを意味している。
1つの考えられる手段は、例えばこの時点までは、エネルギ吸収装置をアンダーボディの長手方向ガーダの長手方向延長部として具体化することであるが、垂直領域全体にわたって延び、中実として具体化されるクロスメンバ(横材)を備えたバンパを提供することである。このようにすると、力は、エネルギ吸収装置に申し分なく導入されてこれにより吸収可能である。
上述した形式のエネルギ吸収装置を用い、バンパ、場合によってはそのクロスメンバとアンダーボディの長手方向ガーダとの間のオフセットを橋絡し、これらを用いることも又、知られている。このため、よりコンパクト且つ軽量のバンパ、特によりコンパクト且つ軽量のクロスビームを用いることができ、それにより、軽量化が図られる。しかしながら、試験の示すところによれば、事故に起因する力は、これらエネルギ吸収装置中に十分直線的には伝えられず、その結果エネルギ吸収具合が貧弱であった。
本発明は、上述した形式のエネルギ吸収装置をエネルギが十分消散させることができるが、それにもかかわらず、力をエネルギ吸収装置中に斜めに導入するよう考えられる限り最も簡単なやり方で改良するという目的に基づいている。
この目的は、本発明によれば、請求項1の特徴を有するエネルギ吸収装置によって達成される。
補助異形材は、エネルギ吸収装置の主異形材を安定化させ、特に、エネルギ吸収装置の望ましくない座屈を抑制する。このように、エネルギ吸収装置は、斜めに又は実際には横方向に導入される力にもかかわらず、力の吸収及び伝達に適したままである。このことは、斜めに導入される力にもかかわらず、良好なエネルギ吸収効率が達成されることを意味している。特に、支持構造体とバンパとの間にオフセットが存在する場合、コンパクト且つ軽量のバンパが使用可能である。バンパがクロスビームを備えた状態で具体化される場合、クロスビームを軽量且つコンパクトなものとして具体化できる。
パンパが、支持構造体に対してオフセットした状態で位置し、エネルギ吸収装置が、オフセットを橋絡する場合、補助異形材は、オフセット方向において前に位置した主異形材の断面部分を安定化させる。特に座屈によって危険な状態になる主異形材の断面部分は、このようにして安定化される。
断面部分は、好ましくは、車両に関して主異形材の下方断面部分である。この結果、事故の際におけるバンパの下方回動が抑制され、力は、良好に吸収される。
補助異形材は、好ましくは、車両に対してほぼ水平である主異形材の側方断面部分を安定化させる。この結果、事故の際の力の横方向成分の方向において前に位置している主異形材の断面部分が安定化され、即ち、事故の際の力の横方向成分による座屈によって危険な状態になる主異形材の断面部分が安定化される。この結果、斜めの正面衝突の場合でもエネルギ吸収装置を用いてエネルギを効果的に吸収することができる。
側方断面部分は、車両の中心長手方向に関して外側の断面部分である。これは、バンパを上述の外向きの方向に変位させる事故の際の力が生じた場合、特に良好な安定化効果を有するのが特に好ましい。
補助異形材は、特に有利には、本質的に弓形の断面を有する。これにより、補助異形材には、望ましくない座屈が生じないよう良好な剛性が与えられる。
補助異形材の断面は、主異形材の断面の領域と一緒になって本質的に凸状の輪郭を形成するのが特に好ましい。この結果、補助異形材及び主異形材の断面の領域は、座屈が生じないよう良好な剛性を有すると共に互いに補完する。
補助異形材の断面は、有利には、面取り部を有する。面取り部は、望ましくない座屈が生じないようにする安定化効果を有する。
補助異形材は、好ましくは、主異形材の内部に位置する。この結果、エネルギ吸収装置は、省スペースに具体化でき、それにもかかわらず、良好な安定性及び良好なエネルギ吸収能力を備える。
補助異形材は、好ましくは、車両の支持構造体に向かう方向にテーパしている。この結果、エネルギ吸収装置は、車両の支持構造体の側よりもバンパ側においてオフセット方向における望ましくない座屈を生じさせないよう強固に安定化される。
補助異形材の断面の高さは、有利には、車両の支持構造体に向かう方向に減少している。このように、補助異形材は、車両の支持構造体の側よりもバンパの側においてその高さ方向における望ましくない座屈が生じないよう高い安定化効果を有する。
補助異形材は、有利には、バンパに向かう方向にテーパしている。このように、エネルギ吸収装置は、バンパ側よりも支持構造体の側の方において事故の際の力の横方向成分の方向における望ましくない座屈が生じないよう強固に安定化される。
補助異形材の断面の高さは、好ましくは、バンパに向かう方向に減少している。この結果、補助異形材は、バンパ側よりも支持構造体側の方においてその高さ方向における望ましくない座屈が生じないよう高い安定化効果を有する。
バンパが、支持構造体に対してオフセットして位置し、エネルギ吸収装置が、オフセットを橋絡している場合、補助異形材は、好ましくは、支持構造体の長手方向に関してオフセットの方向とは逆の傾きを有する。この結果、バンパから導入される力は、オフセットにもかかわらず支持構造体の長手方向に平行な強固なコンポーネントを有するエネルギ吸収装置中に伝達可能である。
バンパが、支持構造体に対してオフセットして位置し、エネルギ吸収装置が、オフセットを橋絡している場合、補助異形材は、好ましくは、支持構造体の長手方向に関しオフセットの方向とは逆に傾けられた異形後部を有する。このように、力は、異形後部に角度をなして伝達可能であり、かかる力は、少なくとも部分的に、主異形材中に導かれる力の傾斜度を補償する。この結果、エネルギ吸収装置中に導かれた力の合計は、その方向において支持構造体の長手方向に良好に接近する。
補助異形材は、特に有利には、支持構造体の長手方向に関して側方で水平に傾けられている。この結果、補助異形材は、見込まれる事故の際の力の横方向成分に対応して傾けられ、この横方向成分に関して望ましくない座屈が生じないよう特に良好な安定化効果を有する。
補助異形材は、支持構造体の長手方向に関して側方で水平に傾けられた異形後部を有するのが特に好ましい。このように、異形後部は、見込まれる事故の際の力の横方向成分に対応して傾けられ、この横方向成分に関して望ましくない座屈が生じないよう良好な安定化成分を及ぼす。
有利には、互いに間隔を置いて延びる少なくとも2つの補助異形材が設けられる。エネルギ吸収装置は、複数個の補助異形材を用いて、望ましくない座屈が生じないよう一層良好に安定化される。補助異形材相互間の距離に起因して、これら補助異形材は、妨害されることなく変形することができる。
補助異形材は、特に好ましくは、バンパ側の領域よりも支持構造体側の領域の方が長い長さにわたって主異形材に取り付けられている。バンパ側の領域の短い取付け長さにより、補助異形材及び主異形材の変形がこの場合容易になる。支持構造体側の領域における長い取付け長さにより、この場合、補助異形材及び主異形材の耐変形性が増大する。支持構造体に加えられる力は、本質的に一定レベルに維持可能である。
好ましくは、補助異形材が、支持構造体側の領域における場合よりも短い長さにわたり且つバンパ側の領域における場合よりも長い長さにわたって主異形材に取り付けられた移行領域が設けられている。移行領域では、補助異形材及び主異形材は、支持構造体側及びバンパ側の領域と比較して、全体的に見てほどほどの耐変形性を有する。これは、支持構造体に加えられる力を一定レベルに保つのにかなり寄与する。
補助異形材は、有利には、支持構造体側の領域において主異形材にその長さの約30%〜45%、好ましくはその長さの約40%にわたって取り付けられている。このように、補助異形材及び主異形材は、良好な領域、即ち、最初に大きな力で変形する良好な領域における耐変形性が増大する。
補助異形材は、特に好ましくは、バンパ側の領域において主異形材にその長さの約3%〜10%、好ましくはその長さの約5%にわたって取り付けられる。この結果、補助異形材及び主異形材は、耐変形性が低い、即ち、力が小さくても既にエネルギを吸収する良好な領域を有する。というのは、補助異形材及び主異形材は、良好な領域で自由に折れ曲がることができるからである。
補助異形材は、有利には、移行領域において主異形材にその長さの約5%〜15%、好ましくはその長さの約5%にわたって取り付けられる。この結果、補助異形材及び主異形材は、全体的に見てほどほどの耐変形性の良好な領域、即ち、エネルギが後の時点で吸収されるに過ぎない良好な領域を有する。
補助異形材は、バンパ側よりも支持構造体側の方が厚い肉厚を有するのが好ましい。補助異形材は、バンパ側よりも支持構造体側の方が高い耐変形性を有する。
補助異形材は、好ましくは、互いに異なる肉厚の少なくとも2つの材料部分を有する。この結果、補助異形材は、各材料部分が互いに異なる耐変形性を有する。
補助異形材は、有利には、肉厚が圧延によって変えられた材料部分を有する。この結果、互いに異なる肉厚の領域を設けることは、効率的なプロセスにおいて多くの加工物について実施可能である。
補助異形材の材料は、有利には、バンパ側よりも支持構造体側の方が高い強度を有する。この結果、補助異形材は、支持構造体側よりもバンパ側の方が低い耐変形性を有する。
補助異形材は、特に有利には、好ましくは支持構造体の近くの領域において補助異形材の長手方向に延びる少なくとも1つの長手方向ビードを有する。長手方向ビードの領域では、補助異形材は、その長手方向において高い耐変形性を有する。
補助異形材は、特に有利には、好ましくはバンパの近くの領域において補助異形材の長手方向に延びる少なくとも1つの横方向ビードを有する。補助異形材は、横方向ビードの領域においてその長手方向に容易に折り曲げ可能である。横方向ビードは、内部折り曲げ変形のための領域を構成し、エネルギ吸収装置は、全体として、望ましくない座屈が生じないよう安定化されたままである。
バンパが、支持構造体に対してオフセットして位置し、エネルギ吸収装置が、オフセットを橋絡している場合、オフセット方向において前に位置した主異形材の第1の断面部分は、好ましくは、オフセット方向において第1の断面部分の後ろに位置した主異形材の第2の断面部分よりも高い耐変形性を有する。このように、構造的オフセットによる座屈によって危険な状態になる主異形材の断面部分が安定化される。
車両に関してエネルギ吸収装置の第1の水平側に設けられた主異形材の第1の断面部分は、有利には、車両に関してエネルギ吸収装置の第2の水平側に設けられた主異形材の第2の断面部分よりも高い耐変形性を有する。この結果、事故の際の力の横方向成分の方向における主異形材の前側断面部分は、望ましくない座屈が生じないよう安定化される。
第1の断面部分は、好ましくは、第2の断面部分よりも厚い肉厚を有する。この結果、第1の断面部分は、第2の断面部分よりも耐変形性が高い。
第1の断面部分の材料は、好ましくは、第2の断面部分よりも厚い肉厚を有する。この結果、第1の断面部分は、第2の断面部分よりも耐変形性が高い。
第1の断面部分の材料は、有利には、第2の断面部分の材料よりも高い強度を有する。この結果、第2の断面部分は、第1の断面部分よりも耐変形性が低い。
有利には、第2の断面部分に設けられた面取り部よりも多くの面取り部が、第1の断面部分に設けられる。この結果、第1の断面部分は、第2の断面部分よりも耐変形性が高い。
主異形材及び補助異形材は、特に好ましくは、板金型材料及び(又は)板金型異形材で構成される。この結果、エネルギ吸収装置は、軽い重量及び高い設計上の自由度を備えた状態で具体化できる。
本発明の実施形態が、図面に記載されており、かかる実施形態を以下において説明する。
車両のバンパのクロスビームと支持構造体との間に位置する本発明の第1の実施形態としてのエネルギ吸収装置の斜視図である。 図1の本発明のエネルギ吸収装置の1つの斜視図である。 図2のエネルギ吸収装置の一部の斜視図である。 バンパと支持構造体の1つとの間に位置する第1の実施形態としてのエネルギ吸収装置の概略断面図である。 エネルギ吸収装置の補助異形材の別の向きを示す概略断面図である。 図3のエネルギ吸収装置の一部を本質的に示す平面図である。 エネルギ吸収装置の主異形材及び補助異形材の一部を個々に示す2つの断面図である。 図1のエネルギ吸収装置の側面図である。 図8のIX−IX線に沿ったエネルギ吸収装置の断面図である。 図8のX−X線に沿ったエネルギ吸収装置の断面図である。 エネルギ吸収装置の力と距離の関係を表すグラフ図である。 車両のバンパのクロスビームと支持構造体との間に位置する本発明の第2の実施形態としてのエネルギ吸収装置の斜視図である。 図12の本発明のエネルギ吸収装置の1つの斜視図である。 図13のエネルギ吸収装置の一部の斜視図である。 図13のエネルギ吸収装置の断面図である。 エネルギ吸収装置の断面異形材の別の設計の断面図である。 図12の構成の部分表面図である。 図17のXVIII−XVIII線に沿ったバンパと支持構造体の1つとの間のエネルギ吸収装置の概略断面図である。 図17のXIX−XIX線に沿ったバンパと支持構造体の1つとの間のエネルギ吸収装置の概略断面図である。
以下の説明において、同一の参照符号は、互いに類似した要素に用いられている。
図1〜図11は、本発明の第1の実施形態に関する。
図1は、車両の車体の構成を部分的に示している。車体は、構成上、支持構造体4,5、これに取り付けられた本発明のエネルギ吸収装置及びバンパを有し、バンパは、しかしながら、そのクロスビーム3だけが示されている。エネルギ吸収装置は、互いに対称に構成されており、各々、バンパ、即ちクロスビーム3と特定の支持構造体との間に位置している。クロスビーム3は、2つのエネルギ吸収装置1,2を互いに連結している。支持構造体4,5は各々、この実施形態では車両のアンダーボディ又はプラットホームの長手方向ガーダである。
バンパ、即ちクロスビーム3は、特定の支持構造体に対してオフセットした状態に位置している。特定のエネルギ吸収装置は、クロスビーム3と特定の支持構造体4,5との間のオフセットを橋絡している。エネルギ吸収装置は、特定のフランジ6,7を介して関連の支持構造体4,5に好ましくは取り外し可能に取り付けされている。
水平オフセットが追加的に又は代替的に可能である。
図1の左側エネルギ吸収装置1は、図2に斜視図で示されている。このエネルギ吸収装置は、断面が中空物体のような変形可能な主異形材8を有し、この主異形材は、クロスビーム3を介してバンパを支持している。主異形材は、中空物体のような閉じられた又は開いた構造を有することができる。
主異形材8は、第1の断面部分9及び第2の断面部分10を有している。第1の断面部分9は、オフセット方向11において前に位置し、第2の断面部分は、オフセット方向11において第1の断面部分9の後ろに位置している。本発明のこの実施形態では、第1の断面部分9は、車両に関して下方の断面部分であり、第2の断面部分10は、上方の断面部分である。
断面部分は、本発明のこの実施形態ではシェル形のコンポーネントであり、かかるコンポーネントは、接合技術、例えば溶接によって互いに連結され、共有の内部チャンバを有する。しかしながら、主異形材部分を一体品の状態で具体化することも可能である。
エネルギ吸収装置は、主異形材8の断面に設けられた少なくとも1つの変形可能な補助異形材又は中間異形材12を有している。補助異形材12は、主異形材8の内部に位置しても良く、その外部に位置しても良い。補助異形材は、主異形材の長手方向に延び、この主異形材を望ましくない座屈が生じないよう安定化させている。この結果、支持構造体とクロスビームとの間に存在するオフセットにもかかわらず、本質的に支持構造体の長手方向に平行に作用する事故による力は、支持構造体に向かう方向に良好に受け取られて吸収され、そして中継可能であり、エネルギ吸収装置1のエネルギ吸収能力は、申し分なく活用可能である。補助異形材は、シェルのように具体化される。
2つの断面部分9,10及び補助異形材12は、板金型材料、再付形及び(又は)場合によっては更に再付形された板金型異形材で構成される。
補助異形材12は、第1の断面部分9及び(又は)第2の断面部分10上に位置するのが良い。本発明のこの実施形態では、補助異形材は、第1の断面部分9に取り付けられてこの第1の断面部分を望ましくない座屈が生じないよう安定化させている。
図2及び図3に示されているように、補助異形材は、本質的に弓形の断面を有し、この断面は、本発明のこの実施形態ではほぼU字形又はC字形として具体化されている。補助異形材12の断面は、面取り部59を有し、この面取り部により、補助異形材は、望ましくない座屈が生じないよう更に安定化される。
補助異形材12は、第1及び第2の断面部分9,10の一方の断面の領域、この実施形態では、第1の断面部分9の断面の領域を備えた本質的に凸状の輪郭を形成している。この結果、第1の断面部分9及び補助異形材12の剛性は、互いに申し分なく補完している。
第1の断面部分に逆弓形断面を備えた補助異形材12を取り付けることは、同じように可能である。補助異形材及び第1の断面部分9の剛性も又、この場合相互に互いに補完する。
中間異形材12は、本質的に第1の断面部分9の全長にわたって延びている。図2及び図3で理解できるように、補助異形材12は、主異形材8に対して傾けられた状態で位置している。バンパ側の中間異形材12の端部51は、主異形材8のほぼ中央に位置している。支持構造体側の中間異形材12の端部52は、オフセット方向11に関して主異形材8の前に位置している。バンパ側の端部51は、第1の断面部分9の異形開口部16の領域内に、即ち、オフセット方向11に関して第1の断面部分9の後側領域内に位置している。支持構造体側の端部52は、第1の断面部分9の異形フロア17の領域に、即ち、オフセット方向における前に位置している。
補助異形材12は、バンパ側の端部51と支持構造体側の端部52との間に連続的に延びている。しかしながら、不連続の道筋又は配置、例えば中断した道筋又は配置も又可能である。
図4からも理解できるように、補助異形材12は、支持構造体4の長手方向に関してオフセット方向11とは逆の傾き又は勾配を有している。補助異形材12の長手方向中心線18は、支持構造体の長手方向中心線19に関してクロスビーム3に向かう方向に延びており、即ち、この長手方向中心線18は、オフセット方向11に関して長手方向中心線19と対応の角度をなしている。中間異形材12の長手方向中心線18は、クロスビーム3に向かう方向でクロスビーム3の中心線20から遠ざかって延び、オフセット方向11に関し中心線20と対応の角度をなしている。
しかしながら、中間異形材又はシェル20を支持構造体及び(又は)クロスビームの長手方向に平行に差し向けること、即ち、支持構造体の長手方向中心線19及び(又は)クロスビーム3の中心線20に平行に延びる補助異形材の長手方向中心線18を設けることも可能である。これは、補助異形材に関する長手方向中心線218の助けを借りて図5に示されている。
補助異形材は、支持構造体4の長手方向に関して大きな傾きをなして申し分なく配置可能である。これは、補助異形材について長手方向中心線118の助けを借りて図5に示されている。
再び図4を参照すると、補助異形材12は、異形後部21を備えている。異形後部21も又、支持構造体4の長手方向に関してオフセット方向11とは逆に傾けられている。異形後部は、支持構造体4の長手方向中心線19に関してクロスビーム3に向かう方向に延びている。異形後部は、補助異形材12の長手方向中心線18よりも大幅に傾けられた状態で延びている。
補助異形材12は、側縁部53,54を有し、これら側縁部の一方が、図1に示されており、これら側縁部は、オフセット方向11に進む状態で位置している。図示の側縁部54は、オフセット方向に関し、支持構造体4の長手方向中心線及びクロスビーム3の中心線20にほぼ平行に延びている。
補助異形材12は、支持構造体4に向かう方向にテーパしている。補助異形材12の断面の高さは、図4で理解できるように、支持構造体4に向かう方向に減少している。補助異形材12の幅も又、図6に示されているように減少している。
また、補助異形材が本質的に、その長さ全体にわたってその幅及び(又は)その高さを維持することが可能である。さらに、補助異形材の幅及び(又は)高さは、支持構造体4に向かう方向に増大することが可能である。
溶接結合部55,56,57,58も又、図4に示されており、これら溶接結合部を用いて、第2の断面部分10、中間異形材12及び第1の断面部分9は、クロスビーム3に取り付けられる。さらに、図4で理解できるように、中間異形材12は、フランジ6の一領域中まで支持構造体4に向かう方向に延びている。補助異形材12は、図4に示されているように、溶接によりフランジ6に取り付けられ又はフランジ6上に自由に支持される。
図6を参照する。補助異形材12は、バンパ側よりも支持構造体側の方が長い長さにわたって主異形材8、即ち第1の断面部分9に取り付けられている。本発明のこの実施形態では、支持異形材1の支持構造体側の領域14とバンパ側の領域13との間には移行領域15も又設けられ、この移行領域では、補助異形材12は、支持構造体側の領域14の場合よりも短い長さにわたり且つバンパ側の領域13の場合よりも長い長さにわたって主異形材8に取り付けられている。かかる取付け部のこの設計では、補助異形材12は、支持構造体4までクロスビーム3から連続的に折れ曲がっている。支持構造体4に加えられる力のレベルは、本質的に一定のままである。
補助異形材12がバンパ側の領域13では少なくとも主異形材8に、即ち、第1の断面部分9に取り付けられているので、補助異形材は、この場合、変形が生じた場合、最も自由に折れ曲がることができる。この結果、耐変形性は、この場合、取付け部に関して最も低い。支持構造体側の領域14では、耐変形性は、取付け部に関して最も高い。というのは、補助異形材12は、この場合、最も広い領域にわたって主異形材に固定されているからである。移行領域15では、取付け部に関する耐変形性は、支持構造体側の領域14の耐変形性とバンパ側の領域13の耐変形性との間に位置する。
補助異形材12を主異形材8、即ち第1の断面部分9にその長さの30%〜45%にわたり、好ましくは、その長さの約40%にわたり取り付ける手段としての溶接結合部22は、支持構造体側の両側部に設けられる。補助異形材は、図6に示されているようにバンパ側の両側部に設けられた溶接結合部23を用いて、主異形材8にその長さの約3%〜10%、例えば5〜20mmにわたり取り付けられ、即ち、第1の断面部分9に好ましくはその長さの約5%、例えば、10mmにわたり取り付けられる。
支持構造体側の溶接結合部22,22とバンパ側の溶接結合部23,23との間の両側部には中央溶接結合部24,24が設けられ、補助異形材は、図6に示されているようにこれら中央溶接結合部を用いて、主異形材8にその長さの約5%〜15%にわたり、例えば、15〜30mmにわたり、好ましくはその長さの約10%にわたり、例えば20mmにわたり取り付けられている。
取付け部、即ち、溶接結合部22,22;23,23;24,24は、連続的に具体化でき、又は中断した状態で、例えばスポット溶接部として具体化できる。
取付け部、即ち、溶接結合部22,22;23,23;24,24は、本質的に補助異形材12の長手方向に延びている。この結果、良好な折り曲げが達成され、これは、支持構造体に加えられる力のレベルが一様であることに寄与する。折り曲げ部は、本質的に補助異形材12の長手方向に対して横方向に延びている。
中間異形材12の長さの約5%〜15%、例えば15〜30mm、好ましくはその長さの約10%、例えば20mmにわたり延びる間隔部25,25が、支持構造体側の溶接結合部22,22と中央溶接結合部24,24との間にそれぞれ設けられている。図6に示されているように、補助異形材12の長さの約30%〜45%にわたり、好ましくはその長さの約30%〜40%にわたって延びる間隔部26,26が、バンパ側の溶接結合部23,23と中央溶接結合部24,24との間にそれぞれ設けられている。図6に示す左側の間隔部26は、この図の右側の間隔部よりも短い。
さらに別の間隔部及び(又は)溶接結合部を設けることが可能である。
図示のように、バンパ側の溶接結合部23,23とバンパ側の補助異形材12の末縁部27との間にも間隔部が設けられている。支持構造体側の溶接結合部22,22は、支持構造体側の中間異形材12の末縁部28まで延びている。
上述の間隔部の領域では、中間異形材は、第1の断面部分9に関して変形時に自由に折れ曲がることができる。
取付け部、即ち溶接結合部及び間隔部の長さの選択の際、エネルギ吸収装置の全長、エネルギ吸収装置の断面、肉厚、材料の強度及び伝達されるべき力が考慮に入れられる。
本発明に従って、多数の補助異形材をエネルギ吸収装置に設けることができる。これら補助異形材は、好ましくは、互いに独立して変形することができるよう互いに間隔を置いて位置する。間隔部にもかかわらず、補助異形材を側縁部が互いに上下に位置した状態で主異形材に一緒に取り付けることができ、例えば、主異形材に一緒に溶接することができる。
補助異形材12は、バンパ側よりも支持構造体側の方が大きい肉厚を有するのが良い。支持構造体側の肉厚を大きくすることにより、この場合、補助異形材12にバンパ側よりも高い耐変形性が与えられる。補助異形材12は、互いに異なる肉厚の少なくとも2つの材料部分で構成されるのが良い。材料部分を互いに溶接するのが良い。
また、圧延により変化した肉厚を有する材料部分を備えた補助異形材12を具体化することも可能である。肉厚は、流動的に変化しても良く、それにより、耐変形性が流動的に変化する。肉厚を特に特定の肉厚の位置に関し、圧延時に融通性を持って変化させることができる。
補助異形材12の材料は、バンパ側よりも支持構造体側の方が高い強度を有するのが良い。これは、支持構造体側に変形に対して強度を有する補助異形材12を具体化するもう1つの可能性である。
材料について上述した種々の肉厚及び強度は、いわゆる特注ブランクが溶接されるにせよ圧延されるにせよいずれにせよ、いわゆる特注ブランクを用いることにより具体化できる。
図7に示されているように、補助異形材12は、長手方向ビード29を有し、この長手方向ビードは、支持構造体側の領域14に具体化され、ほぼ長手方向に延びている。長手方向ビード29は、異形後部21に形成され、補助異形材12の内部チャンバに向かう方向に凹んだ状態で具体化されている。長手方向ビードは、その長手方向において変形に対して補助異形材12の耐変形性を増大させる。
補助異形材12は、バンパ側の領域13に、その長手方向に対してほぼ横方向に延びる2つの横方向ビード30,31を有している。横方向ビード30,31は、補助異形材12の内部チャンバに向かう方向に凹んだ状態で具体化されている。また、3つ又は4つの横方向ビードを設けても良い。
補助異形材12は、移行領域15に、その長手方向に対してほぼ横方向に延びる横方向ビード32を有し、この横方向ビードは、この実施形態では内部チャンバから遠ざかる方向に***した状態で具体化されている。バンパ側の領域13におけるこの横方向ビード32とその隣りの横方向ビード30との間の間隔は、本発明のこの実施形態では、バンパ側の領域の横方向ビード30,31相互間の間隔よりも大きい。
横方向ビード30,31,32は、その長手方向において変形に対して補助異形材12の耐変形性を減少させる。これら横方向ビードは、補助異形材12の望ましい非折り曲げを促進する。
また部分的に又は個々に利用できる上述の手段を用いて、補助異形材は、支持構造体に向かう方向よりもバンパに向かう方向において低い耐変形性を有するものとして具体化される。これら手段は又、主異形材8の第1の断面部分9及び(又は)第2の断面部分10にこれ又部分的に又は個々に利用できる。第1の断面部分9及び(又は)第2の断面部分10は又、補助異形材12について説明したように、バンパ側よりも支持構造体側の方が大きい肉厚を有し、バンパ側よりも支持構造体側の方が高い強度の材料を有し、少なくとも1つの長手方向ビードを有し且つ(或いは)少なくとも1つの横方向ビードを有するのが良い。
第1の断面部分9及び第2の断面部分10は、例示目的で図7ではビードを有する状態で示されている。第1の断面部分9は、補助異形材12の移行領域15にほぼ相当する領域にその長手方向に対してほぼ横方向に延びる横方向ビードを有する。第1の横方向ビード33が、第1の断面部分9の異形フロア17に形成され、この横方向ビードは、この実施形態では第1の断面部分9の内部に向かって***した状態で具体化されている。第2の横方向ビード35が、第1の横方向ビードに隣接して第1の断面部分9の側壁34に形成されており、この第2の横方向ビードも又、この実施形態では、第1の断面部分9の内部に向かって***した状態で具体化されている。
第1の断面部分9は、バンパ側の端部36でその長手方向に対してほぼ横方向に又は斜めに延びるビードを有し、このビードは、バンパ側の端部36の末縁部38に本質的に平行に延びている。このビードは、この実施形態では、第1の断面部分9の内部から遠ざかって凹んだ状態で具体化されている。
支持構造体側の補助異形材12の領域14に相当する領域において、第1の断面部分9は、その異形フロア17に具体化され、長手方向に延びる長手方向ビード39を有している。長手方向ビードは、この実施形態では、第1の断面部分9の内部に向かって***した状態で具体化されている。
第2の断面部分10は、その異形後部40に設けられ、第1の断面部分9の第1の横方向ビード33に相当するものとして具体化された第1の軸線方向ビード41を有し、この第1の横方向ビードは、この実施形態では、第2の断面部分10の内部に向かう方向に***した状態で具体化されている。第2の横方向ビード43が、この第1の横方向ビード41に隣接して、第1の断面部分9の第2の横方向ビード35に相当する第1の断面部分10の側壁42に形成されている。
異形後部40の輪郭は、第2の断面部分10の第1の横方向ビード41から始まり、第1の横方向ビードとは逆の方向に膨らんだ第3の断面ビード44に移っている。第1の横方向ビード41が第3の横方向ビード44に合体する長手方向位置は、本発明のこの実施形態では、側壁42に具体化された第2の横方向ビード43の長手方向位置に一致している。
第2の断面部分10の長手方向に対して斜めに又はほぼ横方向に延びるビード46が、バンパ側の端部45の第2の断面部分10の異形後部40に具体化されている。このビード46は、この実施形態では、第2の断面部分10の内部に向かう方向に凹んでおり、図7に示されているように、第2の断面部分10の第3の横方向ビード44の近くの領域に配置されている。
関連の所望の折り曲げが具体化される方向は、横方向ビードの弓形になる方向によって決定される。
中間異形材及び(又は)第1の断面部分及び(又は)第2の断面部分を支持構造体側よりもバンパ側の方が低い耐変形性を有するものとして具体化するために用いる手段について上述した。これら手段は各々、本発明のエネルギ吸収装置の変形中に支持構造体4に及ぼされ、本質的に一定のものである力に寄与する。
また、支持構造体側に低い耐変形性を提供すると共にバンパ側に高い耐変形性を提供することも可能である。
第1の断面部分の耐変形性と第2の断面部分の耐変形性との間に非対称が存在する。主異形材の第1の断面部分9は、全体として、特に望ましくない座屈が生じないよう第2の断面部分10よりも高い耐変形性を有するものとして具体化されている。例えば、第1の断面部分は、第2の断面部分10とは対照的に、長手方向ビード29を有する。また、第1の断面部分は、第2の断面部分10よりも大きな肉厚及び(又は)高い強度の材料を有すると共により多くの面取り部を有しても良い。図8の側面図のIX−IX及びX−Xに沿ったエネルギ吸収装置の断面図が、図9及び図10に示されている。第2の断面部分10と比較して第1の断面部分9の大きな肉厚は、これらの図に概略的に示されている。
図9及び図10に示されているように、第1の断面部分と第2の断面部分の断面形状は、基本的に異なっている。第1の断面部分9の断面輪郭は、第2の断面輪郭よりも多くの面取り部47を有している。ただし、両方の断面輪郭は、本質的にU字形又はC字形の断面を有しても良い。この例示の実施形態では、第1の断面部分9は、6つの面取り部47を有し、第2の断面部分10は、4つの面取り部48を有し、即ち、第1の断面部分9は、この点に関し、第2の断面部分10よりも剛性である。
本発明のエネルギ吸収装置1の力と距離との関係を表すグラフ図が、図11に示されている。理想的な曲線50が、試験結果を示すグラフ49に隣接して直線の太線によってプロットされている。理想曲線50は、100%のエネルギ吸収効率に相当している。図示の内容から推測できるように、約90%のエネルギ吸収効率が、本発明のエネルギ吸収装置1を用いて達成されており、即ち、エネルギ吸収装置は、効率が良好な状態で非軸線方向荷重を吸収している。支持構造体4に加えられた力は、本質的に等しいレベルのままである。
上述の実施形態では、バンパ3は、車両の支持構造体4,5に対してオフセットしており、エネルギ吸収装置1,2は、このオフセット11を橋絡している。しかしながら、本質的に車両の支持構造体4,5の長手方向に延びるエネルギ吸収装置に本発明を利用することも可能である。主異形材の側方断面部分は、補助異形材を用いて安定化される。このように、車両の長手方向軸線及び(又は)支持構造体の長手方向に角度をなして作用する事故の際の力をエネルギ吸収装置により良好な効率で吸収できる。例えば、これは、約0°〜40°、特に最大30°の角度性について申し分なく可能である。力の角度性にもかかわらず、エネルギ吸収装置は、力の吸収及び伝達に対して安定したままである。
本発明の第2の実施形態が、図12〜図19に示されている。本発明の第1の実施形態との本質的な違いについて以下に説明する。
本発明の第2の実施形態では、エネルギ吸収装置301,302は、本質的に支持構造体4,5、即ち長手方向ガーダの長手方向に延びる状態で設けられている。この結果、エネルギ吸収装置301,302は、支持構造体4,5の延長部として具体化されている。
エネルギ吸収装置301,302は、互いに本質的に対称に構成されている。したがって、以下においては、図12の左側のエネルギ吸収装置301についてのみ説明する。
図12及び図13で理解できるように、エネルギ吸収装置301は、2つの断面部分309,310を有し、これら断面部分は、車両に関して側方でほぼ水平に位置している。第1の断面部分309、即ち、図13の左側の断面部分は、車両の長手方向中心方向361に関して外部に位置している。第2の断面部分310、即ち図13の右側の断面部分は、長手方向中心方向361に関して内部に位置している。
長手方向中心方向361に対して角度をなして作用する事故の際の力366が、図12に示されており、この力は、横方向成分364及び長手方向成分365で構成されている。
本発明の第2の実施形態では、第1の断面部分309は、事故の際の力366の横方向成分364による望ましくない座屈が生じないよう、図13に示す補助異形材312によって安定化されている。この結果、事故の際の力366の横方向成分364の方向において前方に位置するエネルギ吸収装置の断面部分は、安定化される。
換言すると、オフセット方向において前に位置する断面部分は、補助異形材によって安定化されている。本発明の第2の実施形態では、オフセットは、事故の際の力366の横方向成分364に反映されており、これとは対照的に、本発明の第1の実施形態では、構造的オフセットが提供されている。
補助異形材312が第1の断面部分309及び第2の断面部分310で作られた主異形材308にどのように具体化されて位置しているかは、図13及び図14から理解できる。補助異形材312は、エネルギ吸収装置301の長手方向に見て、第1の断面部分309に対して角度をなして、即ち、支持構造体4の長手方向に関して側方で水平に傾けられた状態で延びている。補助異形材312の側縁部353,354は、補助異形材312の異形後部321よりも第1の断面部分309の異形後部367の方が大きな角度をなして延びている。第1の断面部分309の異形後部367と補助異形材312、特にその異形後部321との間の間隔は、支持構造体4の方向に増大している。この結果、補助異形材312及びその異形後部321は、予想される事故の際の力366の横方向成分364の方向で車両に関して側方で水平に傾けられている。
エネルギ吸収装置の断面は、これがほぼその長手方向中心の領域に具体化されているものとして、図15に示されている。補助異形材312は、第1の断面部分309を備えた本質的に凹−凸輪郭を形成している。図16で理解できるように、補助異形材312は、第1の断面部分309を備えた本質的に凸の輪郭を形成することも又可能である。
エネルギ吸収装置及び(又は)その要素の耐変形性及び(又は)変形挙動を設計するための本発明の第1の実施形態について説明した手段は、本発明の第2の実施形態に同様に利用できる。この結果、例えば、本発明の第2の実施形態では、第1の断面部分309も又、第2の断面部分310よりも高い耐変形性を有する。この結果、事故の際の力366の横方向成分364の方向における前方の断面部分は、補助異形材312の補強に加えて、望ましくない座屈が生じないよう既に安定化されている。
本発明の第1の実施形態の場合と同様、第1の断面部分309は、第2の断面部分310よりも多くの面取り部を有する。本発明のこの実施形態では、第1の断面部分309は、4つの面取り部347を有し、これとは対照的に、第2の断面部分310は、2つの面取り部348を有する。本発明の第1の実施形態とは対照的に、第1の断面部分309の面取り部は、図13に示されているように、支持構造体304の方向に互いにかなり遠ざかって延びている。
図17のXVIII−XVIII線に沿ったエネルギ吸収装置301の概略断面図が、図18に示されており、断面の輪郭が図示されている。図18で理解できるように、エネルギ吸収装置は、垂直方向においてバンパに向かって、即ちグロスビーム3に向かってテーパしている。
図19は、図17のXIX−XIX線に沿ったエネルギ吸収装置301の断面図であり、断面の輪郭が、図示されている。図19に示されているように、エネルギ吸収装置301は、本質的に、バンパに向かう方向、即ちクロスビーム3に向かう方向にその水平幅を維持している。
本発明の第2の実施形態では、第1の断面部分及び補助異形材312は、外部に水平に設けられている。また、第1の断面部分309及び(又は)補助異形材312を内部に水平に設けることが可能である。この結果、エネルギ吸収装置は、特に、横方向成分が図12に示す横方向成分364とは逆に向いた事故の際の力の結果としての望ましくない座屈が生じないよう、安定化できる。
第1の実施形態の場合と同様に良好なエネルギ吸収効率、即ち、図11に示すのと同様に良好なエネルギ吸収効率が、本発明の第2の実施形態としてのエネルギ吸収装置を用いて達成される。
さらに、第1の実施形態の設計と第2の実施形態の設計を互いに組み合わせることが可能である。即ち、支持構造体とバンパのクロスビームとの間の構造的オフセットの場合、車両に角度をなして作用する事故の際の力の結果としての座屈が生じないよう安定化を更に提供することができる。
本発明のエネルギ吸収装置は、クロスビームの無いバンパにも使用できる。

Claims (35)

  1. 変形によりエネルギを吸収するよう車両の支持構造体(4,5)とバンパ(3)との間に配置できるエネルギ吸収装置(1,2,301,302)であって、前記エネルギ吸収装置は、断面が中空物体のようであり、前記バンパ(3)を支持した変形可能な主異形材(8,308)を有する、エネルギ吸収装置において、変形可能な補助異形材(12,312)が、断面で見て前記主異形材(8,308)上に設けられている、エネルギ吸収装置。
  2. 前記パンパ(3)は、前記支持構造体(4,5)に対してオフセットした状態で位置し、前記エネルギ吸収装置は、前記オフセットを橋絡し、前記補助異形材(12)は、前記オフセット方向(11)において前に位置した前記主異形材(8)の断面部分(9)を安定化させている、請求項1記載のエネルギ吸収装置。
  3. 前記断面部分は、前記車両に関して前記主異形材(8)の下方断面部分(9)である、請求項2記載のエネルギ吸収装置。
  4. 前記補助異形材(312)は、前記車両に対してほぼ水平である前記主異形材(308)の側方断面部分(309)を安定化させている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  5. 前記側方断面部分(309)は、前記車両の中心長手方向(361)に関して外側の断面部分である、請求項4記載のエネルギ吸収装置。
  6. 前記補助異形材(12,312)は、本質的に弓形の断面を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  7. 前記補助異形材の断面は、前記主異形材(8)の断面の領域と一緒になって本質的に凸状の輪郭を形成している、請求項6記載のエネルギ吸収装置。
  8. 前記補助異形材(12,312)の断面は、面取り部(59,359)を有する、請求項6又は7記載のエネルギ吸収装置。
  9. 前記補助異形材(12,312)は、前記主異形材(8,308)の内部に位置している、請求項1〜8のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  10. 前記補助異形材(12)は、前記車両の前記支持構造体(4)に向かう方向にテーパしている、請求項1〜9のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  11. 前記補助異形材(12)の断面の高さは、前記車両の前記支持構造体(4)に向かう方向に減少している、請求項1〜10のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  12. 前記補助異形材(312)は、前記バンパ(3)に向かう方向にテーパしている、請求項1〜11のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  13. 前記補助異形材(312)の断面の高さは、前記バンパ(3)に向かう方向に減少している、請求項1〜12のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  14. 前記バンパ(3)は、前記支持構造体(4,5)に対してオフセットして位置し、前記エネルギ吸収装置は、前記オフセットを橋絡し、前記補助異形材(12)は、前記支持構造体(4)の長手方向に関して前記オフセットの方向(11)とは逆の傾きを有する、請求項1〜13のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  15. 前記バンパ(3)は、前記支持構造体(4,5)に対してオフセットして位置し、前記エネルギ吸収装置は、前記オフセットを橋絡し、前記補助異形材(12)は、前記支持構造体(4)の長手方向に関し前記オフセットの方向(11)とは逆に傾けられた異形後部(21)を有する、請求項1〜14のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  16. 前記補助異形材(312)は、前記支持構造体(4)の長手方向に関して側方で水平に傾けられている、請求項1〜15のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  17. 前記補助異形材(312)は、前記支持構造体(4)の長手方向に関して側方で水平に傾けられた異形後部(321)を有する、請求項1〜16のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  18. 互いに間隔を置いて延びる少なくとも2つの補助異形材(12,312)が設けられている、請求項1〜17のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  19. 前記補助異形材(12,312)は、前記バンパ側の領域(14)よりも前記支持構造体側の領域(13)の方が長い長さにわたって前記主異形材(8,308)に取り付けられている、請求項1〜18のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  20. 前記補助異形材(12,312)が、前記支持構造体側の領域(13)における場合よりも短い長さにわたり且つ前記バンパ側の領域(14)における場合よりも長い長さにわたって前記主異形材(8,308)に取り付けられた移行領域(15)が設けられている、請求項19記載のエネルギ吸収装置。
  21. 前記補助異形材(12,312)は、前記支持構造体側の前記領域(13)において前記主異形材(8,308)にその長さの約30%〜45%、好ましくはその長さの約40%にわたって取り付けられている、請求項19又は20記載のエネルギ吸収装置。
  22. 前記補助異形材(12,312)は、前記バンパ側の前記領域(14)において前記主異形材(8,308)にその長さの約3%〜10%、好ましくはその長さの約5%にわたって取り付けられている、請求項19〜21のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  23. 前記補助異形材(12,312)は、前記移行領域(15)において前記主異形材(8,308)にその長さの約5%〜15%、好ましくはその長さの約5%にわたって取り付けられている、請求項19〜22のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  24. 前記補助異形材(12,312)は、前記バンパ側よりも前記支持構造体側の方が厚い肉厚を有する、請求項1〜23のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  25. 前記補助異形材(12,312)は、互いに異なる肉厚の少なくとも2つの材料部分を有する、請求項24記載のエネルギ吸収装置。
  26. 前記補助異形材(12,312)は、肉厚が圧延によって変えられた材料部分を有する、請求項24又は25記載のエネルギ吸収装置。
  27. 前記補助異形材(12,312)の材料は、前記バンパ側よりも前記支持構造体側の方が高い強度を有する、請求項1〜26のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  28. 前記補助異形材(12)は、好ましくは前記支持構造体(4)の近くの領域において前記補助異形材の長手方向に延びる少なくとも1つの長手方向ビード(29)を有する、請求項1〜27のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  29. 前記補助異形材(12)は、好ましくは前記バンパ(3)の近くの領域において前記補助異形材の長手方向に延びる少なくとも1つの横方向ビード(33,35,37)を有する、請求項1〜28のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  30. 前記バンパ(3)は、前記支持構造体(4,5)に対してオフセットして位置し、前記エネルギ吸収装置は、前記オフセットを橋絡し、前記オフセット方向(11)において前に位置した前記主異形材(8)の第1の断面部分(9)は、前記オフセット方向(11)において前記第1の断面部分の後ろに位置した前記主異形材(8)の第2の断面部分(10)よりも高い耐変形性を有する、請求項1〜29のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  31. 前記車両に関して前記エネルギ吸収装置(301)の第1の水平側に設けられた前記主異形材(308)の第1の断面部分(309)は、前記車両に関して前記エネルギ吸収装置の第2の水平側に設けられた前記主異形材(308)の第2の断面部分(310)よりも高い耐変形性を有する、請求項1〜30のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  32. 前記第1の断面部分(9)は、前記第2の断面部分(10)よりも厚い肉厚を有する、請求項30又は31記載のエネルギ吸収装置。
  33. 前記第1の断面部分(9)の材料は、前記第2の断面部分(10)の材料よりも高い強度を有する、請求項30〜32のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  34. 前記第2の断面部分(10)に設けられた面取り部(47)よりも多くの面取り部(47)が、前記第1の断面部分(9)に設けられている、請求項30〜33のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
  35. 前記主異形材(8)及び前記補助異形材(12)は、板金型材料及び(又は)板金型異形材で構成されている、請求項1〜34のいずれか1項に記載のエネルギ吸収装置。
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