JP2010504291A - エマルション - Google Patents

エマルション Download PDF

Info

Publication number
JP2010504291A
JP2010504291A JP2009528598A JP2009528598A JP2010504291A JP 2010504291 A JP2010504291 A JP 2010504291A JP 2009528598 A JP2009528598 A JP 2009528598A JP 2009528598 A JP2009528598 A JP 2009528598A JP 2010504291 A JP2010504291 A JP 2010504291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
product
range
water
sunscreen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009528598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010504291A5 (ja
Inventor
ファイヤシアンナサブ,フローラ
Original Assignee
リーマン トレーディング アンパーツゼルスカブ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=37964529&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2010504291(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by リーマン トレーディング アンパーツゼルスカブ filed Critical リーマン トレーディング アンパーツゼルスカブ
Publication of JP2010504291A publication Critical patent/JP2010504291A/ja
Publication of JP2010504291A5 publication Critical patent/JP2010504291A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/34Alcohols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/731Cellulose; Quaternized cellulose derivatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

本発明は、新規なエマルション型製品に関する。特に、この製品は日焼け防止製品又は化粧品の形態であり得る。本発明は、さらに前記製品の製造法ならびにエマルション型製品と活性成分とを含有する配合物を提供する。本発明のさらなる形態は、少なくとも1種の日焼け防止剤と組み合わせた前記エマルション型製品の日焼け防止製品としての利用を包含する。
【選択図】なし

Description

本発明は、安定なエマルション型製品に関する。特に、本発明はモノアルコール、水、親水性コロイドおよび水との非混和性成分を含有する、キャリヤー、特に日焼け防止フィルターのキャリヤーとして有用な安定なエマルション型製品に関する。
人の皮膚の日焼けを促進するという点において、280nm〜400nmの紫外範囲内である波長の光照射が望ましいということは動かし難い事実である。しかしながら、また紫外線照射は皮膚のやけど、肌の弾力の喪失およびしわを引き起こして、皮膚の早期老化を促進する。加えて、紫外線照射は紅斑反応を引き起こすことを促進するか又はある種の人々でこの反応を強めそして光毒素源又は光アレルギー性反応源であり得る。最後に、しかし重要性が最も低いのではないが、紫外線照射は発ガン性の効果を有する。これらの理由のために、自然の日焼け/褐色化を制御するためおよび、それ故に皮膚の着色を制御するための手段に対する継続した必要性が存在する。
人の皮膚を光から保護するための皮膚科組成物には多くの必要条件が存在する。心地良い感じを有しそして脂っぽくないミルクとしてそして容易に展開するクリームとして配合される組成物が好ましい。特に、日光の下の利用に用いられる製品は明るく、透明な、そして可能ならば冷却効果を持つと認められる製品が好適である。さらに、子供が砂浜で砂と頻繁に接しそしてその領域で遊ぶので、組成物は砂に非粘着性を示すことが好ましい。
使用者にとって使いやいことに加えて、組成物は、貯蔵期間および製品の最終用途を通して維持される最適な安定性を示す一方で、紫外線フィルターの必要量を保持するために適した溶媒を含有しそして同時に防腐剤を含まない組成物に対する必要性が継続して存在する。最後に、子供の皮膚や敏感な皮膚用のように特に高いそして持続する保護が望まれる例では、良好な水持続性を示しそして何回かの入浴後でも非常に良好な光保護性能を保持している組成物を用いることが望ましい。
特に、敏感な皮膚に対しては、可能な限り処方の範囲で皮膚の反応を引き起こし得る活性剤の存在を避けながら感作の危険を最小化する要望も存在する。それ故、貯蔵期間および製品の最終用途を通して維持される最適な安定性を示す一方で、同時に防腐剤を含まない組成物に対する必要性が継続して存在する。
多くの光保護、皮膚科の組成物は水中油型エマルションである。しかしながら、従来の水中油型エマルションの不利な点の1つはそれらが水と接すると直ちに紫外線保護の点でそれらの有効性を容易に失うことであり、これは、例えば海水浴又はプールでの水泳中の間に、又はその代わりにシャワーを浴びて又は水上競技をする際に、それらの水性相に含有するスクリーニング剤が水によって除去され、そしてそれ故にこれら組成物の全体的な光保護性能が大幅に低減されるからである。
分散相が界面活性剤の作用によって連続相に基本的に可溶化されるミクロエマルションが作成されてきた。しかしながら、通常、これらの系は相当に多量の界面活性剤を必要とし、一方、一般に界面活性剤は、皮膚の自然の脂質バリアを減じ得て、そしてそれ故に皮膚を刺激物の影響を受けやすくするので、化粧品組成物中の界面活性剤レベルを低く保つことが望ましい。
光保護剤用に現在用いられる媒剤は高圧下での成分加工によって形成された小粒径の油滴を含有するナノエマルションである。外観で美しい媒剤を提供する一方で、ナノエマルションは、間違った成分が加えられると破壊にさらされる非常に微妙なバランスにある系である。さらに、ナノエマルションを製造する方法は比較的費用がかかりそして周知のナノエマルション系は刺激性である乳化剤、例えばエトキシ化脂肪族エーテルおよびエステルの比較的高レベルの存在に依存している。
それ故、日光遮断剤および他の化粧品剤用の媒剤として用いられる改良された製品は、上記の考慮すべき事項を基に製造の容易さ、安定性、安全性およびエンドユーザーの便利さを組み合わせたものであろう。
従って、本発明の目的は、少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコール、最大限でも10重量%の水、親水性コロイドおよび水との非混和性成分(非水混和性成分)の少なくとも1種を含有するエマルション型製品を提供することである。
特に、本発明の目的は、日焼け防止製品であるエマルション型製品を提供することである。
さらに、化粧品であるエマルション型製品を提供することが本発明の目的である。
本発明の他の態様は、人の皮膚に適用された後に、水と接触されると製品の日焼け防止指数が高い濡れ日焼け防止指数まで上昇され得る静的日焼け防止指数を有する日焼け防止製品に関する。
本発明の更に他の態様は、エマルション型製品の製造法であって、
(i)1種以上の水との非混和性成分を含む水との非混和性相(非水混和性相)を提供し、
(ii) 少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコールと最大限でも10重量%の水と親水性コロイドとを混合して水/アルコール混合液を提供し、そして
(iii ) (i)の水との非混和相と(ii)の水/アルコール混合液とを混合してエマルション型製品を得る、
少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコール、最大限でも10重量%の水、親水性コロイドおよび水との非混和性成分の少なくとも1種を含有する前記製造法を提供することである。
さらに、本発明の他の態様は、少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコール、最大限でも10重量%の水、親水性コロイドおよび水との非混和性成分の少なくとも1種および活性成分を含むエマルション型製品を含有する配合物に関する。
さらに、本発明の態様は、少なくとも1種の日焼け防止剤と組み合わせて本発明によるエマルション型製品の日焼け防止製品としての利用法、本発明によるエマルション型製品の活性成分用のキャリヤー物質としての利用法、を含む。
本発明のさらに詳細な説明の前に、以下の用語および規約が先ず定義される。
本明細書において、「エマルション型製品」の用語は、混ぜ合わせ不可能な液体の安定溶液を提供するための混ぜ合わせが可能でない2種以上の液体の混合物を示す。本発明の1つの態様において、混ぜ合わせが可能でない2種以上の液体の安定溶液はナノエマルション技術又は同種のものを用いることなく提供され得る。
本明細書において、「皮膚軟化剤」の用語は、配合物に加えられる配合物に軟化能力を与える物質を示す。例えば、皮膚を軟化し得るオイルはいくつかの皮膚用クリームに皮膚軟化剤として加えられる。
本明細書において、「最大限でも」の用語は、例えば製品中の水の含有量に関連して、最も高い水の濃度と水の存在に関連している。従って、本明細書において「最大限でも」の用語は水含有量が0%であることを意味しない。
本明細書において、「アルコール」の用語は、2〜8個の炭素原子を有するアルコールを示す。好適には、本明細書に含まれるアルコールは非分岐炭素鎖を有するアルコールであり得る。
さらに、本発明に関連して用いられるとき、「アルコール」の用語は、ヒドロキシル基(−OH)が飽和炭素原子に結合している有機化合物を示す。アルコールは、一般式ROH(Rは低級脂肪族又は環式であり得てそして芳香環を含み得る)を有する。さらに、アルコールは、低級脂肪族炭素鎖上のヒドロキシル基の位置によって第1級、第2級又は第3級に分類される。
また、アルコールは、分子内に存在するヒドロキシル基の数、例えば2個のヒドロキシル基(ジオール)、および3個のヒドロキシル基(トリオール)によって分類され得る。
本明細書において、「変性アルコール」の用語は、1種以上の変性剤を用いて変性されているエチルアルコールに関連している。そのような変性剤は安息香酸デナトニウムであり得る。
アルコールは化粧品に幅広く用いられ得る。低分子量アルコール、例えば、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、および特にエチルアルコールは溶媒としておよび例えば、髭剃り後、オーデコロン、うがい薬、および同様の製品の収斂剤作用に用いられる。
本明細書において、「水との非混和相」の用語は、水と実質的に非混和性であり且つ室温で液体状態にある化合物又は化合物の混合物を示す。本明細書において、前記の用語はアルコキシル化アルコール、脂肪族アルコール、シロキサン、シラン、親水性コロイド、合成ポリマーおよび、エステルを含むオイルやこれらの組み合わせオイルを含む。
「水との非混和性成分」の用語は、上記に規定の「水との非混和相」の1つを示す。特に、水との非混和性成分はオイル、例えばエステル又はシロキサン又はシラン又はこれらの組み合わせであり得る。
本明細書において、「高級脂肪族アルコール」の用語は、炭素原子がベンゼン環よりもむしろ直鎖又は分岐鎖に結合している非芳香族有機化合物を示す。高級脂肪族アルコールとして飽和アルカンだけでなく不飽和化合物、例えばアルケン又はアルキンが挙げられる。
本明細書において、「アルコキシル化アルコール」の用語は、アルコール基を含み且つ酸素原子に結合している有機化合物、例えばアルキル基を示す。好適には、アルコキシル化アルコールはPPG−15ステアリルエーテル、PPG15又はそれらの組み合わせである。
「親水性コロイド」の用語は、分散した粒子がほぼ液体であって且つそれらが懸濁されている液体中の一定量に一定の誘引力を発揮しそして引き付けるコロイド分散を示す。
「合成ポリマー」の用語は、設計プロセス又は自然作用によって作られて共有化学結合によって結合された構造単位と多くの繰り返し単位とからなる有機分子を示す。本発明の好適な態様における合成ポリマーはコポリマーである。本明細書において、「コポリマー」の用語は、1種のみのモノマーが用いられるホモポリマーとは対照的に2種以上の異なるモノマーが同じポリマー鎖に結合されるときに形成されたポリマーに関連している。本発明における1つの態様において、本発明のコポリマーに用いられる2種の異なるタイプのモノマーはアクリレートおよびオクチルアクリルアミドである。
本明細書において、「最小紅斑放射線量(MED)」の用語は、明らかに明確な境界を持って皮膚上で最初に目に見える、紅化反応を形成するために必要な紅斑有効エネルギー(単位m当たりのジュールとして表示される)の量を示す。
「製品分類区分記号表示」(PCD)は、個々の肌の色(色)および紫外線照射への望ましい反応に最も適した種類の製品を選択するさいに役立つ日焼け止め薬の記号表示付けである。記号表示は米国食品薬品局による推奨に従っている。
(1)最小日焼け防止製品。日焼け防止指数(SPF)値2〜12(未満)を与える 日焼け防止製品。
(2)中間の日焼け防止製品。日焼け防止指数(SPF)値12〜30(未満)を与 える日焼け防止製品。
(3)高日焼け防止製品。日焼け防止指数(SPF)値30以上を与える日焼け防止 製品。
SPF数を表示するためのわずかに異なるガイドラインと製品の分類区分が、本願明細書の実施例4に示されるようにヨーロッパのCOLIPA(ヨーロッパトイレ化粧品・香料工業協会)によって提案されている。
本明細書において、「日焼け防止指数(SPF)値」の用語は、保護された皮膚にMEDを形成するために必要な紫外線エネルギーを非保護の皮膚にMEDを形成するために必要な紫外線エネルギーで割った値を示す。「日焼け防止指数(SPF)」の用語はまた保護された皮膚への最小紅斑放射線量(MED)の非保護の皮膚への最小紅斑放射線量(MED)に対する割合:
SPF=MED/MED
として規定され得る。
水に浸漬前後の任意の製品に対する個々の対象で日焼け防止指数(SPF)値は、同一の対象についての保護された皮膚に対する最小紅斑放射線量(MED)と非保護の皮膚に対する最小紅斑放射線量(MED)との割合(MED/MED)として決定され得る。
さらに、「静的日焼け防止指数」(SPF)の用語は、水に浸漬前の日焼け防止指数に関連し、一方「濡れ日焼け防止指数」(SPF)の用語は水に浸漬後の日焼け防止指数に関連している。
静的SPFおよび濡れSPFは現在刊行されている国際日焼け防止指数(SPF)試験法(COLIPA 文献番号001−2003;2003年2月)に従って測定される。
「活性成分」の用語は、例えば人の皮膚に適用されると、望ましい機能の達成が可能なエマルション型製品に存在する1種以上の成分を示す。本発明の好適な態様において、活性成分は日焼け防止フィルターである。
「日焼け防止製品」の用語は、1種以上の日焼け防止剤を含んでいる配合物を示す。
「日焼け防止剤」の用語は、290〜400nmの波長の紫外放射線を吸収又は反射する活性成分を示す。
「化粧製品」の用語は、体の構造又は機能に影響を及ぼすことなく清浄化、美化、魅力の促進又は外観の変化のために人の体に適用されることを意図した物質を示す。この定義に、皮膚クリーム、ローション、香水、口紅、指の爪の光沢剤、目および顔のメーキャップ調合液、パーマネントウエーブ剤、ヘアカラー剤、練り歯磨き、およびデオドラント、および化粧製品の成分としての使用を意図した任意の材料が含まれる。
図1は、日焼け防止指数(SPF)の関数としての紫外線の透過率と吸収率とを示すグラフである。 図2は、待ち時間の関数としての日焼け防止指数(SPF)を示すグラフである。
エマルション型製品
第1の態様において、本発明は、少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコールの、最大限でも10重量%の水、親水性コロイドおよび水との非混和性成分の少なくとも1種を含んでなるエマルション型製品を提供する。本願明細書に示されるように、本発明者らは、驚くことに特定の割合のモノアルコール、水、親水性コロイドおよび水との非混和性成分の混合物は安定なエマルション型製品を形成し且つどんな沈殿物をも形成しないということを見出したのである。製品は、表面、例えば人又は動物の皮膚に容易に適用されそして、例えば表面に適用される剤の媒剤として用いられると便利である。
特定の態様において、エマルション型製品のモノアルコールは2〜7個の炭素原子、例えば2〜6、2〜5、2〜4又は2〜3個の炭素原子を有する。特に、モノアルコールは2、3、4、5、6、7又は8個の炭素原子を有することが好適であり得る。本発明による特定の態様において、モノアルコールは2〜4個の炭素原子を有するアルコールである。モノアルコールの特定の選択はエマルション型製品が意図される特定の目的に依存し得るということが理解されるであろう。
さらに特定の態様により、アルコールは非分岐の炭素鎖を有するアルコールである。
好適な態様において、アルコールはエタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール、1−ブタノール、2−ブタノール又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
本発明のエマルション型製品中のアルコールの含量は、10〜90重量%の範囲、例えば15〜90重量%の範囲、例えば20〜85重量%の範囲、例えば30〜80重量%の範囲、例えば40〜75重量%の範囲、例えば50〜70重量%の範囲、例えば55〜65重量%の範囲、例えば約60重量%であることがさらに好適であり得る。
本発明の同様に好適な態様において、前記エマルション型製品中の水の含量は、0.01〜10重量%の範囲、例えば0.01〜9.5重量%の範囲、例えば0.01〜9重量%の範囲、例えば0.01〜8.5重量%の範囲、例えば0.01〜8重量%の範囲、例えば0.01〜7.5重量%の範囲、例えば0.01〜7重量%の範囲、例えば0.01〜6.5重量%の範囲、例えば0.01〜6重量%の範囲、例えば0.01〜5.5重量%の範囲、例えば0.01〜5重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば1〜9重量%の範囲、1〜8重量%、1〜7重量%、1〜6重量%、1〜5重量%、例えば2〜10重量%の範囲、2〜9重量%、2〜8重量%、2〜7重量%、2〜6重量%、2〜5重量%、例えば3〜10重量%の範囲、例えば3〜9重量%の範囲、例えば3〜8重量%の範囲、例えば3〜7重量%の範囲、例えば3〜6重量%の範囲、例えば3〜5重量%の範囲、例えば4〜10重量%の範囲、例えば4〜9重量%の範囲、例えば4〜8重量%の範囲、例えば4〜7重量%の範囲、例えば4〜6重量%の範囲、例えば4〜5重量%の範囲である。
特に、前記エマルション型製品中の水の含量は、少なくとも0.01重量%又は少なくとも0.1重量%、又は少なくとも0.5重量%、又は少なくとも1重量%、例えば少なくとも2重量%、例えば少なくとも3重量%、例えば少なくとも4重量%、例えば少なくとも5重量%、例えば少なくとも6重量%、例えば少なくとも7重量%、例えば少なくとも8重量%である。
さらに、本発明の好適なエマルション型製品は、9重量%未満、例えば8重量%未満、例えば7重量%未満、例えば6重量%未満、例えば5重量%未満、例えば4重量%未満、例えば3重量%未満、例えば2重量%未満の水含量を含み得る。
さらに、本発明の好適な態様によれば、本発明によるエマルション型製品は、製品50重量%と水50重量%の混合物について20℃にて測定して4ms/cm未満の導電率、例えば3ms/cm以下の導電率、例えば2ms/cm以下の導電率、例えば1ms/cm以下の導電率、例えば500μs/cm以下の導電率、例えば250μs/cm以下の導電率、例えば100μs/cm以下の導電率、例えば50μs/cm以下の導電率を有する。
さらなる態様において、本発明のエマルション型製品は、1種より多い水との非混和性成分、例えば少なくとも2種の水との非混和性成分、例えば少なくとも3種の水との非混和性成分、4種の水との非混和性成分、例えば少なくとも5種の水との非混和性成分を含む。本発明の特定の態様において、製品中に存在する水との非混和性成分の少なくとも1種は製品中に存在する水との非混和性成分の他の少なくとも1種と混和性でないということを特徴とする。いいかえれば、製品は本発明のいくつかの態様により、混和性又は相互溶解性でない少なくとも2種の水との非混和性成分を含有する。
本発明の同様に好適な態様において、エマルション型製品は、製品50重量%と水50重量%の混合物で20℃にて測定してpH4以上、例えばpH5以上、例えばpH6以上、例えばpH7以上、例えばpH8以上を有する。
従って、製品は、製品50重量%と水50重量%の混合物で20℃にて測定して4〜10の範囲、例えば5〜10の範囲、例えば6〜10の範囲、例えば5〜9の範囲、例えば5〜8の範囲、例えば5〜7の範囲、例えば6〜9の範囲、例えば6〜8の範囲、例えば6〜7の範囲、例えば7〜9の範囲又は7〜8の範囲のpHを有する。
特定の目的のために、さらに低い又はさらに高いpHを得ることが好適であり得て、そしてpHを調整するために酸又は塩基の添加が意図され得る。
本発明によるエマルション型製品はさらにアルコキシル化アルコールを含有し得る。アルコキシル化アルコールの適した例はPPG−15ステアリルエーテル、PPG15およびPPG−11ステアリルエーテルである。本発明の好適な態様において、アルコキシル化アルコールはPPG−15ステアリルエーテル又はPPG15又はそれらの組み合わせである。
本発明によるエマルション型製品に中に存在しているアルコキシル化アルコールの量として、アルコキシル化アルコールは0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約5重量%の量を加えられていることが好適である。
本発明によるさらに好適な態様において、エマルション型製品はさらに、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールを含有する。適した高級脂肪族アルコールの例はヘキシルデカノールおよびヘキシルデシルオクタデカノールである。
本発明の好適な態様によれば、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールは0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約6重量%の量を加えられる。
本発明のさらなる好適な態様において、エマルション型製品はさらに、シロキサン又はシランを含有する。適したシランおよびシロキサンの例はシクロメチコン、シクロヘキサシロキサン、シクロヘプタシロキサン、シクロトリシロキサンおよびシクロテトラシロキサンである。本発明のこれまでのところで最も好適な態様において、シロキサンは環状のジメチルポリシロキサン又はシクロペンタシロキサンである。
本発明により、シロキサン又はシランは0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば2.5〜5重量%の範囲の量で加えられることが好適である。好適には、シロキサン又はシランは2.5重量%より多い量、例えば3重量%より多い、例えば4重量%より多い、例えば5重量%より多い、例えば7重量%より多い、例えば8重量%より多い量で加えられる。又は、シロキサン又はシランは20重量%より少ない、例えば15重量%より少ない、例えば10重量%より少ない量で加えられる。
本発明のこれまでのところで最も好適な態様によれば、本発明のエマルション型製品はアルコキシル化アルコール、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールおよび/又はシロキサン又はシランの組み合わせを含有する。
本発明のさらなる態様において、エマルション型製品はさらに親水性コロイド(親水性コロイドおよび誘導体又はガム)を含有する。本明細書において適した親水性コロイドはヒドロキシプロピルエーテルおよびヒドロキシプロピルセルロース又はこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。特に好適な態様において親水性コロイドはヒドロキシプロピルセルロースである。
本発明により、親水性コロイドは好適には0.01〜5重量%の範囲、例えば0.1〜2重量%の範囲、例えば0.2〜1重量%の範囲、例えば0.2〜0.7重量%の範囲、例えば約0.4重量%の量で加えられる。
本発明のさらなる態様において、エマルション型製品は合成ポリマーを含有する。適した合成ポリマーはアクリレート、オクチルアクリルアミドおよび、アクリル酸、メタクリル酸およびそれらのエステル、又はそれらの組み合わせからなる1種以上のモノマーからなる群から選択され得る。さらに好適な態様において、合成ポリマーはアクリレートおよび/又はオクチルアクリルアミドのコポリマーである。
本発明により、合成ポリマーは0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば1.5〜5重量%の範囲、例えば約2重量%の量で加えられることが好適である。
任意の請求項に記載のエマルション型製品はさらにエステル(又はアミン又はフェノール)を含有する。本発明の今までのところで最も好適な態様では、エステルはエチルヘキシルメトキシンナメート、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、およびオクトクリレンおよびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
本発明のさらなる好適な態様において、エステルは、前記エマルション型製品に0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約5重量%の量で加えられる。
本発明のさらなる好適な態様において、エマルション型製品は、2〜8個の炭素原子を有するモノアルコール、水、親水性コロイド、水との非混和性成分の少なくとも1種およびシロキサン又はシラン、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールおよびアルコキシル化アルコールから選択される少なくとも1成分、例えばこれらの少なくとも2成分、例えばこれらの3成分を含有する。好適には、エマルション型製品は2〜8個の炭素原子を有するモノアルコール、水、親水性コロイド、水との非混和性成分の少なくとも1種およびシロキサン又はシランを含有する。また、シロキサンおよびシランは水との非混和性成分であると考えられ得る。シロキサンおよびシランは低級アルコールおよびいくつかの有機溶媒に混和性であり得て、好適にはシロキサンおよびシランは低級アルコールおよびいくつかの有機溶媒に完全に混和性であり得る。成分の濃度は本明細書で前に述べた濃度と同じである。
本発明によるエマルション型製品は好適には日焼け防止製品又は化粧製品であり得る。1つの特定の態様によれば日焼け防止製品は日焼け防止唇保護薬である。他の特定の態様によれば、化粧製品はリップグロス、ファンデーション、口紅および薬用リップクリームから選択される。
更なる態様によれば、本発明の化粧製品はヘアケア製品である。
本発明の今までのところで最も好適な態様において、エマルション型製品は日焼け防止製品である。日焼け防止製品として開発されると、本発明によるエマルション型製品は適用し易く、非油性で冷却効果を有しているという事実を含めた多くの重要な利点を提供する。
日焼け防止製品として用いられると、本発明のエマルション型製品は前述された日焼け防止剤として機能し得るいままで周知の化合物を含有し得る。米国食品医薬品局によって承認されたさまざまな日焼け防止剤が連邦規制基準タイトル21(21 CFR 352.10)に載せてある。これらにはアミノ安息香酸(PABA)、アヴォベンゼン、シノキセート、ジオキシベンゾン、ホモサレート、メンチルアントラニレート、オクトクリレン、オクチルメトキシシンナメート、サリチル酸オクチル、オキシベンゼン、パジメートO、フェニルベンズイミダゾールスルフォン酸、スリソベンゾン、二酸化チタン、メラミンサリチル酸、酸化亜鉛、ベンゾフェノン−3、エチルヘキシルメトキシシンナメート、オクトクリレン、4−第3ブチル−4’ −メトキシジベンゾイルメタン(BMBM)又はジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエートが挙げられる。
好適には、ベンゾフェノン−3は最大限でも10重量%、例えば0.1〜10重量%の範囲、例えば0.5〜8重量%の範囲、例えば1〜6重量%の範囲、例えば3〜5重量%の範囲、例えば6〜10重量%の範囲、例えば8〜10重量%の範囲の濃度で用いられおよび/又はジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエートは最大限でも10重量%、例えば0.1〜10重量%の範囲、例えば0.5〜8重量%の範囲、例えば1〜6重量%の範囲、例えば3〜5重量%の範囲、例えば6〜10重量%の範囲、例えば8〜10重量%の範囲の濃度で用いられおよび/又はエチルヘキシルメトキシシンナメートは最大限でも10重量%、例えば0.1〜10重量%の範囲、例えば0.5〜8重量%の範囲、例えば1〜6重量%の範囲、例えば3〜5重量%の範囲、例えば6〜10重量%の範囲、例えば8〜10重量%の範囲の濃度で用いられおよび/又はオクトクリレンは最大限でも10重量%、例えば0.1〜10重量%の範囲、例えば0.5〜8重量%の範囲、例えば1〜6重量%の範囲、例えば3〜5重量%の範囲、例えば6〜10重量%の範囲、例えば8〜10重量%の範囲の濃度で用いられおよび/又は4−第3ブチル−4’ −メトキシジベンゾイルメタン(BMBM)は最大限でも5重量%、例えば最大限でも2重量%、例えば最大限でも1重量%、例えば0.1〜5重量%の範囲、例えば0.1〜2重量%の範囲、例えば0.1〜1.5重量%の範囲、例えば0.1〜1重量%の範囲、例えば0.1〜0.5重量%の範囲、例えば0.5〜5重量%の範囲、1〜5重量%の範囲、例えば2〜4重量%の範囲、例えば2〜3重量%の範囲、例えば3〜4重量%の範囲、例えば4〜5重量%の範囲の濃度で用いられる。
本発明のエマルション型製品に関連して用いられ得る付加的な日焼け防止剤として、欧州共同体(EC)内で使用がいままで承認されている日焼け防止剤が挙げられる。
日焼け防止剤を含有する製品が日焼けに対して提供する保護は完全でもなく永久的でもない。これらの製品によって与えられる保護のレベルに影響を与え得る多くの要因のうちの1つは水との接触である。海又はスイミングプールでの洗浄作用によって配合物中の紫外線吸収剤は浸出されるか物理的に除かれる。
それ故に、水に浸漬の間に皮膚に対して直接的である配合物の開発を含めてさらに効果的な日焼け防止製品を作成するのに相当の努力が加えられて来た。これらの製品は耐水性および非常に耐水性として種々表示されてきた。一般的に、そして本明細書において、日焼け防止製品は、本明細書に記載されたプロトコルによって水中に20分間、2回浸漬後に静的日焼け防止指数の50%が残存すると耐水性とされる。同様に、日焼け防止製品は、本明細書に記載されたプロトコルによって水中に20分間、4回浸漬後に静的日焼け防止指数の50%が残存すると非常に耐水性とされる。
日焼け防止製品として用いられる従来技術のいくつかの配合物は、水中に浸漬後にそれらの静的日焼け防止指数は低下するが初期値の50%より大に留まっているという点でせいぜい非常に水抵抗性である。しかしながら、本発明の好適な態様によるエマルション型製品は、日焼け防止製品の形態で人の皮膚に適用された後は、日焼け防止製品が水と接すると日焼け防止指数がさらに高い(濡れ)日焼け防止指数に増加し得る静的日焼け防止指数を有するということが特徴である。
本発明の同様に好適な態様において、エマルション型製品は、ひとたび表面、例えば人の皮膚に適用されると水の含有量が飽和しない。理論にとらわれないで、本発明の好適な態様によるエマルション型製品は皮膚に適用された後に追加の水の吸収が可能であるということが意図される。さらに、追加の水の吸収は製品により形成された層又は膜の肉厚化をもたらし、その結果として放射紫外線が日焼け防止剤含有膜を通って皮膚に到達する前に移動しなければならない距離の有意な増加をもたらす。前記の膜の肉厚化は皮膚感覚への悪影響は全くなくそして紫外線の大半は皮膚に到達する前に単に熱に変換される。
この理論と一致して、本発明の好適な態様は、一度、表面に適用されると、飽和含量の最大10重量%まで、例えば飽和含量の最大5重量%まで、例えば飽和含量の最大3重量%まで、例えば飽和含量の最大1重量%まで、例えば飽和含量の最大0.5重量%まで、の水含量を有している。表面が人の皮膚であると、製品の皮膚感覚は十分に改良されていてそして製品が皮膚に適用されて乾燥され(好適には約15分間)、次いで水に供されると、製品が皮膚上にないように感じ得る。それ故に、製品は油性や粘着性を感じない。
これらの態様により、エマルション型製品は一度表面に適用されると、最大10重量%までの水、例えば最大5重量%までの水、例えば最大3重量%までの水、例えば最大1重量%までの水、例えば最大0.5重量%までの水を吸収する能力を有している。
前述した米国食品医薬品局の日焼け防止製品の記号表示に一致させて、本発明の日焼け防止製品は、2〜12(12未満)、例えば4〜10、6〜10、10〜12、4〜8又は8〜10の日焼け防止指数(SPF)値を与え、最低限の日焼け防止製品として表示され得る。
あるいは、前記の日焼け防止製品は、12〜30(30未満)、例えば12〜25、20〜30、10〜20又は25〜30のSPF値を持ち、中程度の日焼け防止製品であり得る。
同様に、前記の日焼け防止製品は、30以上、例えば30〜50+、30〜50、30〜40、40〜50、又は50〜50+のSPF値を持ち、高程度の日焼け防止製品であり得る。当業者に明らかであるように、この点におけるエマルション型製品の正確な特徴は、とりわけ、製品中に取り入れられる特定の日焼け防止剤に依存している。
COLIPAのガイドラインによれば、本発明の日焼け防止製品は「低」、「中程度」、「高い」、「非常に高い」又は「超高」型製品として表示され得る。製品表示のためのCOLIPAのガイドラインは本願明細書の実施例4に示されている。それで、本発明の日焼け防止製品は2〜50+のSPF値、例えば2、4、6、8、10、12、15、20、25、30、40、50又は50+のSPF値を有し得る。
最後に、特定の態様によれば、本発明によるエマルション型製品は化粧製品である。
日焼け防止製品
本発明の第2の態様において、人の皮膚に適用された後に、水と接触されると製品の日焼け防止指数が高い(濡れ)日焼け防止指数まで上昇され得る静的日焼け防止指数を有する日焼け防止製品が提供される。前述した理論に一致して、製品の日焼け防止指数は、淡水、海水中のスイミング、シャワーおよび発汗を含めて任意の水源に接した後の高い(濡れ)日焼け防止指数まで増加する。さらに、日焼け防止指数の増加は、製品が適用された表面が続いて乾燥、好適には空気乾燥による乾燥が許容されるかどうかには関係なく起る。
好適な態様において、日焼け防止製品の高い(濡れ)日焼け防止指数は、静的日焼け防止指数に比べて最低5%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低10%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低15%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低20%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低25%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低30%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低35%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低40%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低50%増加される。
さらに好適な態様において、本発明は、濡れ日焼け防止指数が、水に10分間、例えば20分間、例えば30分間、例えば40分間、例えば50分間、例えば60分間、例えば70分間、例えば80分間、例えば90分間、例えば100分間供されたときに、静的日焼け防止指数に比べて最低でも5%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低でも10%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低でも15%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低でも20%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低でも25%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低でも30%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低でも35%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低でも40%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低でも50%増加される日焼け防止製品を提供する。
本発明の特定の態様において、日焼け防止製品は、日焼け防止製品が人の皮膚に適用された後では水と接触される前に乾燥することを許容し得る。好適な態様において、日焼け防止製品は1分以上、例えば2、3、4、5、6、7、8、9又は10分間以上乾燥することが可能である。同様に本発明の好適な態様において、製品は製品中に当初存在しているモノアルコールの70%以上、例えば製品中に当初存在しているモノアルコールの75%以上、80%以上、85%以上、90%以上、95%以上、又は例えば98%以上の蒸発を許容し得る。
好適な態様において、本発明による日焼け防止製品は2〜8個の炭素原子を有するモノアルコールを少なくとも10重量%含有している。好適な態様の前記の記載に従って、本発明のエマルション型製品のモノアルコール含量は10〜90重量%の範囲、例えば10〜90重量%の範囲、例えば15〜90重量%の範囲、例えば20〜85重量%の範囲、例えば、例えば30〜80重量%の範囲、例えば40〜75重量%の範囲、例えば50〜70重量%の範囲、例えば55〜65重量%の範囲、例えば約60重量%であることが更に好適である。
好適には、本発明による日焼け防止製品は、最大限でも10重量%の水を含有する。さらに、本発明の好適なエマルション型製品は9重量%未満、例えば8重量%未満、例えば7重量%未満、例えば6重量%未満、例えば5重量%未満、例えば3重量%未満、例えば2重量%未満、例えば1重量%未満又は例えば0.5重量%未満の水を含有し得る。
同様に、水との非混和性成分の少なくとも1種を含有している日焼け防止製品が好適である。前記の記載に従って、日焼け防止製品は、1種より多い水との非混和性成分、例えば少なくとも2種の水との非混和性成分、例えば少なくとも3種の水との非混和性成分、例えば少なくとも4種の水との非混和性成分、例えば少なくとも5種の水との非混和性成分を含有し得る。本発明の特定の態様において、前記製品中に存在している少なくとも1種の水との非混和性成分が、前記製品中に存在している他の少なくとも1種の水との非混和性成分と混和性でないことを特徴とする。言い換えれば、本発明のいくつかの態様によれば、前記製品は混和性でない少なくとも2種の前記成分を含有している。
さらに、モノアルコールが2〜4個の炭素原子を有している日焼け防止製品が好適である。さらに好適な態様において、日焼け防止製品のモノアルコールは、2〜7個の炭素原子、例えば2〜6、2〜5、2〜4又は2〜3個の炭素原子を有している。特に、モノアルコールが2、3、4、5、6、7又は8個の炭素原子を有していることが好適であり得る。
今や、本発明の好適な態様によれば、前記日焼け防止製品中のアルコールは非分岐の炭素鎖を有するアルコールである。
本発明のさらに好適な態様において、アルコールはエタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール、1−ブタノール、2−ブタノール又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
本発明の他の好適な態様において、前記日焼け防止製品中のアルコール含量は、10〜90重量%の範囲、例えば15〜90重量%の範囲、例えば20〜85重量%の範囲、例えば30〜80重量%の範囲、例えば40〜75重量%の範囲、例えば50〜70重量%の範囲、例えば55〜65重量%の範囲、例えば約60重量%であることがさらに好適であり得る。
同様に、本発明の好適な態様において、前記焼け防止製品中の水の含量は、0.01〜10重量%の範囲、例えば0.01〜9.5重量%の範囲、例えば0.01〜9重量%の範囲、例えば0.01〜8.5重量%の範囲、例えば0.01〜8重量%の範囲、例えば0.01〜7.5重量%の範囲、例えば0.01〜7重量%の範囲、例えば0.01〜6.5重量%の範囲、例えば0.01〜6重量%の範囲、例えば0.01〜5.5重量%の範囲、例えば0.01〜5重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば1〜9重量%の範囲、1〜8重量%、1〜7重量%、1〜6重量%、1〜5重量%、例えば2〜10重量%の範囲、2〜9重量%、2〜8重量%、2〜7重量%、2〜6重量%、2〜5重量%、例えば3〜10重量%の範囲、例えば3〜9重量%の範囲、例えば3〜8重量%の範囲、例えば3〜7重量%の範囲、例えば3〜6重量%の範囲、例えば3〜5重量%の範囲、例えば4〜10重量%の範囲、例えば4〜9重量%の範囲、例えば4〜8重量%の範囲、例えば4〜7重量%の範囲、例えば4〜6重量%の範囲、例えば4〜5重量%の範囲である。
請求項37〜43のいずれかによる日焼け防止製品は、水の含量が、少なくとも8重量%、例えば少なくとも7重量%、例えば少なくとも6重量%、例えば少なくとも5重量%、例えば少なくとも4重量%、例えば少なくとも3重量%、例えば少なくとも2重量%、例えば少なくとも1重量%、例えば少なくとも0.05重量%である。
本発明のさらなる態様によれば、日焼け防止製品は、製品50重量%と水50重量%の混合物について20℃にて測定して4ms/cm未満の導電率、例えば3ms/cm以下の導電率、例えば2ms/cm以下の導電率、例えば1ms/cm以下の導電率、例えば500μs/cm以下の導電率、例えば250μs/cm以下の導電率、例えば100μs/cm以下の導電率、例えば50μs/cm以下の導電率を有する。
同様に、本発明の好適な態様において、日焼け防止製品は、製品50重量%と水50重量%の混合物で20℃にて測定してpH4以上、例えばpH5以上、例えばpH6以上、例えばpH7以上、例えばpH8以上を有する。
従って、前記製品は製品50重量%と水50重量%の混合物で20℃にて測定して4〜8の範囲、例えば5〜8の範囲、例えば6〜8の範囲、例えば5〜8の範囲、例えば5〜7の範囲、例えば6〜9の範囲、例えば6〜8の範囲、例えば6〜7の範囲、例えば7〜9の範囲又は7〜8の範囲のpHを有する。
本発明による日焼け防止製品は、さらにアルコキシル化アルコールを含有し得る。アルコキシル化アルコールの適した例はPPG−15ステアリルエーテル、PPG15およびPPG−11ステアリルエーテルである。本発明の好適な態様において、アルコキシル化アルコールはPPG−15ステアリルエーテル又はPPG15又はそれらの組み合わせである。
本発明による日焼け防止製品に存在するアルコキシル化アルコールの量として、アルコキシル化アルコールが0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約5重量%の量を加えられていることが好適である。
本発明によるさらなる好適な態様において、日焼け防止製品はさらに、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールを含有する。適した高級脂肪族アルコールの例はヘキシルデカノールおよびヘキシルデシルオクタデカノールである。
本発明の好適な態様によれば、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールは0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約6重量%の量を加えられる。
前述のように、日焼け防止製品はさらに、シロキサン又はシランを含有する。適したシランおよびシロキサンの例はシクロメチコン、シクロヘキサシロキサン、シクロヘプタシロキサン、シクロトリシロキサンおよびシクロテトラシロキサンである。本発明のこれまでのところで好適な態様において、シロキサンは環状のジメチルポリシロキサン又はシクロペンタシロキサンである。
本発明により、シロキサン又はシランは0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば2〜5重量%の範囲、例えば2.5〜5重量%の範囲の量で加えられることが好適である。好適には、シロキサン又はシランは2.5重量%より多い、例えば3重量%より多い、例えば4重量%より多い、例えば5重量%より多い、例えば7重量%より多い、例えば8重量%より多い量で加えられる。あるいは、シロキサン又はシランは20重量%より少ない、例えば15重量%より少ない、例えば10重量%より少ない量で加えられる。
本発明の今までのところで非常に好適な態様によれば、本発明のエマルション型製品はアルコキシル化アルコール、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールおよび/又はシロキサン又はシランの組み合わせを含有する。
本発明によれば、合成ポリマーが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば1.5〜5重量%の範囲、例えば約2重量%の量で加えられることが好適である。
本発明のさらなる態様において、日焼け防止製品はさらに親水性コロイド(親水性コロイドおよび誘導体又はガム)を含有する。本明細書において適した親水性コロイドはヒドロキシプロピルエーテルおよびヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択され得る。特に好適な態様において親水性コロイドはヒドロキシプロピルセルロースである。
本発明により、親水性コロイドは好適には0.01〜5重量%の範囲、例えば0.1〜2重量%の範囲、例えば0.2〜1重量%の範囲、例えば0.2〜0.7重量%の範囲、例えば約0.4重量%の量で加えられる。
本発明のさらなる態様において、日焼け防止製品は合成ポリマーを含有する。適した合成ポリマーはアクリレート、オクチルアクリルアミドおよび、アクリル酸、メタクリル酸およびそれらのエステルの1つ、又はそれらの組み合わせからなる1種以上のモノマーからなる群から選択され得る。さらに好適な態様において、合成ポリマーはアクリレートおよび/又はオクチルアクリルアミドのコポリマーである。
本発明により、合成ポリマーは0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば1.5〜5重量%の範囲、例えば約2重量%の量で加えられることが好適である。
さらに好適な態様は、エステル、ベンゾフェノン、ケトンおよび/又はエーテルをさらに含有する日焼け防止製品に係わる。本発明の今までのところで最も好適な態様では、エステル、ベンゾフェノン、ケトンおよび/又はエーテルは、エチルヘキシルメトキシシンナメート、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、ベンゾフェノン−3、BMBMおよびオクトクリレンおよびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
本発明のさらなる好適な態様において、エステルは、前記日焼け防止製品に0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約5重量%の量で加えられる。
好適な態様によれば、日焼け防止製品は、一度表面、例えば人の皮膚に適用されると、水の飽和しない含有量を有する。
これらの好適な態様は、一度表面に適用されると、飽和含量の最大10重量%まで、例えば飽和含量の最大5重量%まで、例えば飽和含量の最大3重量%まで、例えば飽和含量の最大1重量%まで、例えば飽和含量の最大0.5重量%まで、の水含有量を有している。
これらの態様により、日焼け防止製品は一度、表面、例えば人の皮膚に適用されると、最大10重量%までの水、例えば最大5重量%までの水、例えば最大3重量%までの水、例えば最大1重量%までの水、例えば最大0.5重量%までの水を吸収する能力を有している。
日に1度だけ適用されると個々の皮膚の十分な光保護を与える日焼け防止製品を提供することは本発明の範囲内である。特に、朝の時間の間に1度皮膚に前記日焼け防止製品を適用した個々の人は、その日に太陽の下で過した時間の間はUV−Aおよび/又はUV−B光線に対して十分に保護される状態が残ったままである。本発明の特定の態様によれば、1日の早くに前記日焼け防止製品を適用した個々の人は、20のSPF値を有して持続的保護が許容する限り太陽の下にとどまり得る。実際には、個々人が太陽の下で滞在し得る時間は少なくとも3時間、例えば少なくとも4時間、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11又は少なくとも12時間である。当業者が理解するように、正確な時間は皮膚の種類および気候に依存する。好適な態様において、保護は、個々人が水との接触を含む身体的活動、例えば日に1度又は数度のスイミング、入浴およびシャワーを行っていても保護は持続する。
さらに、存在しているUV−Aおよび/又はUV−Bフィルターの1種以上が紫外線照射に非常に抵抗性である日焼け防止製品を提供することは本願発明の範囲内である。特定の態様において、UV−Aおよび/又はUV−Bフィルター物質の1種以上の含量は製品が本願明細書の実施例4で規定される条件下にキセノンランプで3MED/2時間の放射線量を2時間照射後に50%以下まで、例えば45%以下まで、例えば40%以下まで、例えば35%以下まで、例えば30%以下まで、例えば25%以下まで、例えば20%以下まで、例えば15%以下まで、例えば12%以下まで、例えば10%以下まで、例えば8%以下まで、例えば5%以下まで減ぜられる。
同様に、製品が個々人の皮膚に適用されて10時間後にSPFを測定して日焼け防止指数(SPF)が40%以下、例えば35%以下、例えば30%以下、例えば28%以下又は25%以下減ぜられる日焼け防止製品を提供することは本発明の範囲である。
さらに、好適な態様によれば、本発明は10以上、例えば11以上、例えば12以上、13以上、14以上、15以上、16以上、17以上、18以上、19以上、20以上、21以上、22以上、23以上、24以上、25以上又は30以上の静的日焼け防止指数(SPFstatic)を有する日焼け防止製品を提供する。日焼け防止製品を適用して1時間以上の後、例えば2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間又は12時間以上の後に特定した静的日焼け防止指数が観測され得ることがさらに好適である。
同様に、本発明の好適な態様は、10以上、例えば11以上、例えば12以上、13以上、14以上、15以上、16以上、17以上、18以上、19以上、20以上、21以上、22以上、23以上、24以上又は25以上の濡れ日焼け防止指数(SPFwet)を有する日焼け防止製品を提供する。日焼け防止製品を適用して1時間以上の後、例えば2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間又は12時間以上の後に特定した濡れ日焼け防止指数が観測され得ることがさらに好適である。
同様に、70%以上、例えば75%以上、例えば80%以上、85%以上、90%以上、95%以上、98.5%以上、100%以上、102.5%以上、105%以上、107.5%以上、110%以上、112.5%以上、115%以上、117.5%以上、120%以上、122.5%以上、125%以上、127.5%以上、130%以上、132.5%以上、135%以上、又は137.5%以上、例えば140%以上の耐水度保存率を有する本発明による日焼け防止製品が好適である。
加えて、水との少なくとも1度、例えば少なくとも2度、少なくとも3度、少なくとも4度、少なくとも5度、少なくとも6度、少なくとも7度、少なくとも8度、少なくとも9度又は少なくとも10度の水との接触後に特定の濡れ日焼け防止指数および耐水度保持率が観測され得ることが好適である。日焼け防止製品が皮膚に適用される各間隔の長さは1〜10分間、1〜15分間、例えば1〜20、1〜30、1〜40又は1〜60分間であり得ると理解されるべきである。
エマルション型製品の製造法
本発明の第3の態様は、エマルション型製品の製造法であって、
(i)1種以上の水との非混和性成分を含む水との非混和性相を提供し、
(ii) 少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコールと最大限でも10重量%の水と親水性コロイドとを混合して水/アルコール混合液を提供し、そして
(iii ) (i)の水との非混和性相と(ii)の水/アルコール混合液とを混合してエマルション型製品を得る、
少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコール、最大限でも10重量%の水、親水性コロイドおよび水との非混和性成分の少なくとも1種を含んでなる前記製造法を提供する。
多くの態様において、水との非混和相は1種以上の水との非混和性成分を含有する。この場合、工程(i)の複数の成分を、好適には攪拌によって混合する追加的な工程を含むことが好適である。
本発明の好適な態様において、前記の(i)、(ii) および(iii ) のすべての工程が攪拌下に行われることが好適である。各工程について攪拌の時間および速度が正確な条件、例えば温度および製品の望ましい量と容量によってそして用いられる特定の装置を考慮して必要により最適化され得る。各工程に対して、攪拌時間が少なくとも30秒間、例えば少なくとも45秒間、少なくとも1分間、少なくとも1.5分間、少なくとも2分間、少なくとも3分間、少なくとも4分間、少なくとも5分間、少なくとも6分間、少なくとも7分間、少なくとも8分間、少なくとも9分間、少なくとも10分間、少なくとも15分間、少なくとも20分間、少なくとも30分間、少なくとも1時間、少なくとも2時間、少なくとも3時間、例えば少なくとも4時間であることが好適である。
本発明の1つの態様において、工程(i)における攪拌時間は、少なくとも20分間、例えば少なくとも40分間、例えば少なくとも60分間、例えば少なくとも90分間、例えば10〜90分間の範囲、例えば30〜80分間の範囲、例えば45〜70分間の範囲、例えば約60分間行われ得る。
本発明の1つの態様において、工程(ii) における攪拌時間は、少なくとも30分間、例えば少なくとも60分間、例えば少なくとも2時間、例えば少なくとも3時間、例えば少なくとも4時間、例えば少なくとも5時間、例えば30分〜5時間の範囲、例えば2〜5時間の範囲、例えば2〜4時間の範囲、例えば3〜5時間の範囲、例えば4〜5時間の範囲、例えば約5分間行われ得る。
本発明の1つの態様において、工程(iii ) における攪拌時間は、少なくとも30分間、例えば少なくとも60分間、例えば少なくとも2時間、例えば少なくとも3時間、例えば少なくとも4時間、例えば30分〜4時間の範囲、例えば2〜4時間の範囲、例えば2〜3時間の範囲、例えば3〜4時間の範囲、例えば1〜4時間の範囲、例えば約2分間行われ得る。
攪拌速度は、好適には1分間に100〜10000回転(rpm)、例えば200〜9000rpm、例えば225〜8050rpm、例えば250〜8000rpmである。
さらに好適な態様において、工程(i)における攪拌時間は1〜20分間が好適である。同様に、好適な態様において工程(i)における攪拌速度は1000〜3000rpmである。さらに、工程(ii) の間の攪拌時間は2〜20分間が好適である。同様に、工程(ii) における攪拌速度は2000〜10000rpmであることが好適である。最後に、工程(iii ) においては攪拌時間が30分間であることそして攪拌速度が3000rpmであることが好適である。
本発明のさらに好適な態様は、(i)の工程で、少なくとも2種の水との非混和性成分、例えば少なくとも3種の水との非混和性成分、例えば少なくとも4種の水との非混和性成分、例えば少なくとも5種の水との非混和性成分、例えば少なくとも6種の水との非混和性成分が混合される製造法に関する。
さらに好適な態様において、水との非混和性成分が、混合物に別々に混入される。
本発明のエマルション型製品についての前述の記載と一致して、特定の態様は、水との非混和性成分の少なくとも2種が互いに不溶性、例えば少なくとも3種が互いに不溶性、例えば少なくとも4種が互いに不溶性、例えば少なくとも5種が互いに不溶性、例えば少なくとも6種が互いに不溶性である方法を提供する。
さらなる態様は、少なくとも1種のエステル、少なくとも1種のベンゾフェノン、少なくとも1種のケトンおよび/又は少なくとも1種のエーテルが加えられ、前記エステル、ベンゾフェノン、ケトンおよび/又はエーテルが、例えばシンナメート、例えばエチルヘキシルメトキシンナメート、ベンゾエート、例えばジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、クリレン、例えばオクトクリレン、ベンゾフェノン、例えばベンゾフェノン−3、ケトン、例えばBMBMからなる群から選択される方法を提供する。
さらなる態様は、(ii) の工程の水/アルコール混合液が(i)の工程の油相混合物に加えられる方法を提供する。
さらなる態様は、(iii ) の工程の水/アルコール混合液を加える前に、(i)の工程で得られた水との非混和相に、アクリレートコポリマー、例えばオクチルアクリルアミドコポリマーが加えられる方法を提供する。
さらになる態様は、(iii ) の工程の水/アルコール混合液を加える前に、(i)の工程で得られた水との非混和性相に、ステアリルエーテル、例えばPPG−15ステアリルエーテル、PPG15又はその組み合わせが加えられる方法を提供する。
前述の方法に関連する他の態様において、(iii ) の工程の水/アルコール混合液を加える前に、(i)の工程で得られた水との非混和相に、ヘキシルデカノールが加えられる。
同様に、(iii ) の工程の水/アルコール混合液を加える前に、(i)の工程で得られた水との非混和相に、ポリシロキサン、例えば環状ジメチルポリシロキサン又はシクロペンタシロキサンが加えられる。
最後に、本発明のいくつかのこれまでで好適な態様は、最大限でも10重量%の水を加える前に、(ii)の工程で少なくとも10重量%の 2〜8個の炭素原子を有するモノアルコールに、セルロース化合物、例えばヒドロキシプロピルセルロースであるセルロース化合物が加えられる方法を提供する。
エマルション型製品の使用法
本発明のさらなる態様は、少なくとも1種の日焼け防止剤と組み合わせて、上述のエマルション型製品を日焼け防止製品としての使用法に関する。
この態様と関連して、読者は日焼け防止製品に関連して上述の好適な態様の記載を示されている。
しかしながら、特に好適な態様において、日焼け防止製品は少なくとも2種の日焼け防止剤、例えば3種の日焼け防止剤、例えば4種の日焼け防止剤、例えば5種の日焼け防止剤、例えば6種の日焼け防止剤を含んでいる。
さらに、少なくとも1種の日焼け防止剤がUVA放射線およびUVB放射線を低減することが理解され得る。さらに、本発明のエマルション型製品において、UV−A放射線を低減し得る1種以上の日焼け防止剤とUV−B放射線を低減し得る1種以上の日焼け防止剤とを組み合わせることが好適であり得る。
注目すべきは、本発明により、本発明の1つの態様についての前後関係で記載された態様および特徴は本発明の他の態様にも同様に当てはまることである。
本願明細書で引用されたすべての特許文献および非特許文献はこの参照によってすべてが明細書に取り込まれる。
本明細書の全体を通して、「含む」の言葉、又はその変形、例えば「含む(三人称の動詞)」又は「含んでいる」は、記述された1つの要素、整数又は工程、又は要素のグループ、整数又は工程を含むこと、しかし任意の他の要素、整数又は工程、又は要素のグループ、整数又は工程を排除しないことを含んでいると理解される。
加えて、個別の態様は異なる請求項に含まれているが、これらは有利には恐らく組み合わせられ、そして異なる請求項での算入は複数の態様の組み合わせは適していないおよび/又は有益でないということを含んでいない。それ故に、「1つの」、「第1の」、「第2の」への言及は複数を排除しない。さらに、請求項での引用符号は範囲を制限していると理解すべきでない。
図面および実施例は本発明の特定の態様を示すために含まれている。しかしながら、当業者は本開示を見て、開示されている特定の態様においてそして本発明の精神および範囲を離れることなく類似の又は同様の結果を得るために多くの変更がなされ得ることを十分に理解すべきである。以下の実施例は説明の目的で提供され、そして本発明を限定することを決して意図していない。
実施例1
UVAおよびUVBフィルターを含有するエマルション型製品の製造。
各成分:
Figure 2010504291
製造方法:
工程1:
Figure 2010504291
工程2:
Figure 2010504291
工程3:
Figure 2010504291
実施例2
実施例1で得られたUVAおよびUVBフィルターを含有するエマルション型製品の日焼け防止指数の測定。
耐水性試験の原理は、国際日焼け防止指数(SPF)試験法に従って測定された水に一定時間浸漬後の日焼け防止製品の日焼け防止指数と前記製品の当初の静的SPFとを比較することである。任意の製品について、水に浸漬前又は後のいずれの個々の対象の焼け防止指数値(SPF)は、同じ対象での保護されなかった皮膚への最小紅斑放射線量(MED)に対する保護された皮膚への最小紅斑放射線量(MED)の比率(MED/MED)として規定される。
静的SPF(SPF)は「国際日焼け防止指数(SPF)試験法」という表題の2003年の最新の刊行文献により測定した。この明細書における「国際日焼け防止指数(SPF)試験法」への参照はその文献に関係している。
濡れSPF(SPF)を測定するために、国際日焼け防止指数(SPF)試験法は試験用の製品がボランティアの皮膚に適用される点を守った。次いで、製品が処理された皮膚は以下の計画に従って水に浸漬される。
・製品を適用後15〜30分間の乾燥時間。
・水中に最初は20分間の浸漬。
・15分間の乾燥を認める(タオル拭きしない)。
・水中に2回目の20分間浸漬。
・15分間又は完全に乾燥するまで乾燥を認める(タオル拭きしない)。
耐水性の測定法では温泉プールを用いた。水浸漬手順における温泉プールの使用はスイミングプールの使用よりも、後者が前記手順の標準化を困難にするので好適である。用いられる装備は水浸漬の手順を記載しているガイドラインに適合した。SPF測定手順は国際日焼け防止指数に記載されたものであった。
水浸漬手順が完了すると、ボランティアの皮膚に製品が適用されそして乾燥を認められた後直ちに国際日焼け防止指数(SPF)試験法が再び始められる。次いで、濡れSPFの測定を完了する。次いで、この濡れSPFが、水中に浸漬されなかった製品処理皮膚について得られたSPF(SPF)と比較される。
試験対象の選択
ボランティアパネルの構成員は国際日焼け防止指数(SPF)試験法に説明されている皮膚の種類、皮膚の条件、医療的条件および最後の試験からの時間を考慮した選択基準を満足させて選択される。各試験対象に対して、紫外線照射への皮膚の露出を含む新しい耐水度保持率試験又は任意の他の試験(例えばSPF試験)への参加の前に二ヶ月の最小休息期間があった。
試験領域
身体構造上の試験領域は、浸漬設備内での完全な浸漬を保証するための正確な位置を選択して、肩甲骨のラインとウエストとの間の背中に限定した。試験場所への試験製品の適用は各個々人の対象および全試験パネルについてランダム化された。
紫外線照射源
国際日焼け防止指数(SPF)試験法に規定される適切な人工的紫外線照射源に適合する人工的紫外線照射源(太陽シミュレータ)が用いられた。紫外線源の品質の制御は紫外線源モニタ用のCOLIPAガイドラインに従った。
参照の耐水日焼け防止製品
この実施例に記載された手順は標準耐水日焼け防止製品符号P2を試験することによって正当であると確認された。経時が12ヶ月以下のP2の新鮮なサンプルが用いられた。耐水性の予想されたレベルは>50%であった。ガイドラインによれば正当化確認は少なくとも毎4ヶ月を求められている。
参照の耐水製品(P2)に対しての配合、製造指示、安定性および生理化学的詳細は以下の通り:(P2)
P2の配合の詳細:
Figure 2010504291
製造プロセス
i. 脂肪相1の成分を溶融しそして80〜85℃に加熱する。
ii. 完全に可溶化されるまで、相2を80〜85℃に加熱する。
iii .相2をホモジナイザー(モリッツ型)で攪拌しながら、相2に相1を加える。
iv. 攪拌しながら50℃に冷却し、次いでベンジルアルコールを加えそして完全冷却。
水損失を補いそして均一化する。
生理科学的詳細
外観: 黄白色の流動性エマルション。
pH: 8.6±0.5。
粘度: 2.5ポイズ(10mn、コントヴェスNBレオメーター、回転本体NO3)
密度: 0.95g/ml
分析データ
HPLC: オクチルジメチルPABA 6.9〜7.1重量%
ベンゾフェノン−3 2.8〜3.2重量%
光度計データ
イソプロパノール中の100mg/l溶液に対する典型的なデータ
λmax.:309.4nm 吸収率max.:0.909
λ: 290.0nm 吸収率: 0.540
λ: 320.0nm 吸収率: 0.671
λ: 340.0nm 吸収率: 0.120
λ: 400.0nm 吸収率: 0.000
配合物は45℃で少なくとも2ヶ月間そして20℃で12ヶ月間安定であった。
配合物の予想されたSPFおよび耐水性の値:SPF12〜15、耐水性>50%
製品の量および適用
実施例1に記載されているエマルション型製品が2.0mg/cm(±2.5%)の正確な適用速度で適用された。適用される製品の量と試験部位への拡散の均一性が等級および試験結果のばらつきに影響を及ぼすことが知られている。それ故、製品適用量、製品適用技術および製品適用部位の最小面積に対する国際日焼け防止指数(SPF)試験法に述べられている推薦の事項は注意深く従った。
最小紅斑放射線量(MED)の測定
最小紅斑放射線量(MED)が最新の国際日焼け防止指数(SPF)試験法の適切な条項に従って測定された。濡れSPFに対する非保護および保護のMED測定に用いられた放射線量の増分は静SPFに対するMED測定に用いられたのと同じであった。
水への浸漬の前と後のSPF測定(「静的」および「濡れ」SPF)は同じ試験の順番と同じボランティアのパネルで同じ実験室で測定された。エマルション型製品の各試験に対して12〜16人のボランティアが選ばれそしてすべての対象が試験を完了した。
水浸漬手順
種々の規定時間の間全製品処理部位を全て水中に浸漬することが必要な水浸漬手順であった。水循環を備えたジャグジー又はバスタブと一緒に温泉プールを用いることが最新の研究で唯一の推奨される設備である。
手順に特有な設備(浸漬設備):
対象間でおよびどの表面にも全く接しない全試験領域の完全な浸漬を可能とするために十分な容量を有する温泉プール。
水温を制御する手段
掃除、殺菌、充填および排水の簡便性が確保されるべきこと。
安全性:滑らない塗装が用いられ且つボランティアが全時間監視される。
水質
浸漬設備は飲料水を意図した水の品質を管理するEC理事指令98/83/EC(Yd 1998年11月)を順守している水で満たされた。マグネシウムおよびカルシウムの水準はマグネシウムおよびカルシウムの許容される最大値(合計)500mg/lより少なく最小レベルの50mg/lより多かった。水温度は29℃±2℃であった。
浸漬設備内の水は製造業者の勧めに従って臭素化物又は塩素で殺菌され、又はは、化学的殺菌手順が適用されない場合は、設備は空にされ、清浄化されそしてプールを用いた各ボランティアの間に入れられた。温泉プールは活性の試験の間は毎日空にされそして入れられた。
浸漬条件
試験製品は、最新の国際日焼け防止指数(SPF)試験法に従って水浸漬のために指定された試験領域(背中)に適用された。皮膚への試験製品の適用後、水浸漬前に15〜30分間の乾燥時間の経過が許容された。
浸漬設備は試験領域に水を向けずそして適度の活性を適切にシミュレートしている流れ速度を出現させる連続水循環手段が備えられた。
次いで、ボランティアは試験部位の水での完全な浸漬を保証して且ついずれの試験部位間および浸漬設備のいずれの部分との接触を避けつつ20分間浸漬設備で浸漬された。
20分間浸漬後、ボランティアは浸漬設備を退出しそして製品処理部位はさらに15分間又は完全に乾燥するまで空気乾燥(タオル拭きなし)を許容された。
次いで、ボランティアは試験部位の水での完全な浸漬を保証して且ついずれの試験部位間および浸漬設備のいずれの部分との接触を避けつつ浸漬設備で二回目の20分間浸漬された。
20分間浸漬後、ボランティアは浸漬設備を退出しそして製品処理部位はさらに15分間空気乾燥(タオル拭きなし)を許容された。
この乾燥期間の最後に試験部位に目に見える水滴がないことが確認された。
皮膚が完全に乾燥した後、試験部位に適用されそして水中に浸漬された製品のSPFが国際日焼け防止指数(SPF)試験法に従って測定された。
さらなるボランティアが採用されそして十分なボランティアが統計的基準を順守するのに十分なデータを作り出すまで同じ手順が続けられた。
試験手順および出来事の起った順
静的および濡れSPFが測定される順番は決定的であり得てそしてそれ故に静的および濡れSPFは以下記載の順番で測定された:
試験手順および出来事の起った順
以下の手順が各ボランティアに続けられそして10〜20人のボランティアの間、統計的基準が満たされるまで繰り返された。
1日目
(i) 非保護、静的MED(MED)が以前に照射されていない皮膚で測定された。
(ii) 指定された静的SPF部位に製品が適用された(MED、製品[a];MED 、製品[b]・・・等)。
(iii ) 15〜30分間が製品の乾燥のために許容された。
(iv) 製品処理静的部位(MED、製品[a];MED、製品[b]・・・等)が 国際日焼け防止指数(SPF)試験法に従って累積の紫外線照射にさらされた。
2日目
(i)非保護の静的MEDUS部位への前の日の紫外線照射からの紅斑反応が評価されそ して非保護、非浸漬皮膚に対する静的MEDUSが測定された。
(ii)製品保護の静的MEDPS部位への前の日の紫外線照射からの紅斑反応が評価され そして製品保護、水非浸漬皮膚に対する静的MEDPSが測定された。
(iii ) 個々の静的SPF(SPFiS)が計算された。
(iv)水浸漬を指定された試験部位に製品が適用された(MEDPW、製品[a];ME DPW、製品[b]・・・等)。
(v) 製品が15〜30分間乾燥を許容された。
(vi)ボランティアが連続水循環の水中に20分間浸漬された。
(vii )ボランティアは浸漬設備から出されそして試験部位がタオル拭きなしで15分間空 気乾燥を許容された。
(viii)ボランティアは浸漬設備に引き返されそして連続水循環の水中に20分間浸漬さ れた。
(ix)ボランティアは浸漬設備から出されそして試験部位がタオル拭きなしで15分間あ るいは試験部位が完全に乾燥するまで空気乾燥を許容された。すべての試験部位に 水滴がないことを確保された。水滴が存在する場合、空気乾燥時間は延長された。
(x)製品適用した水浸漬部位(MEDPW、製品[a];MEDPW、製品[b]・・ ・等)が国際日焼け防止指数(SPF)試験法に従って累積の紫外線照射にさらさ れた。
(xi)非保護のMED(MEDUW)が繰り返された。この非保護MEDは保護された濡れMEDPWと対応しているように水浸漬後である。
3日目
(i)非保護の濡れMEDUW部位への前の日の紫外線照射からの紅斑反応および非保護 の皮膚に対する静的MEDUWが水浸漬後に評価された。
(ii)製品保護、濡れMEDPW部位への前の日の紫外線照射からの紅斑反応が評価され そして製品保護、水浸漬皮膚に対する静的MEDPWが測定された。
(iii )個々の濡れSPF(SPFPW)が国際日焼け防止指数(SPF)試験法に従っ て計算された。
計算およびデータ処理
以下の計算を行った:
平均静的SPF(SPF
静的SPF(SPF)は手順を完了しているすべての対象で測定された個別の静的SPF(SPFiS)値の全ての平均値として計算された。同様に、対応する双方の95%信頼区間(95%CI)が計算された。SPFおよび95%CIの両方が国際日焼け防止指数(SPF)試験法に記載されたガイドラインに従って計算された。試験は静的SPF(SPF)の平均値の95%信頼区間が静的SPF(SPF)の平均値の±17%以内であると許容されるとみなされた。
静的な基準の更なる詳細のためには、国際日焼け防止指数(SPF)試験法が参照される。
個別の耐水保持率
個別の対象に対する個別の耐水保持率(%WRR)値は次式に従って計算された:
%WRR=((SPFiW−1)/(SPFiS−1))x100
(ここで、SPFiW=水浸漬後の個別の濡れSPF
SPFiS=個別の静的SPF)
平均耐水保持率
平均耐水保持率は「n」個の個別の%WRR値(%WRR)の算術的平均値として表わされた。
平均耐水保持率の信頼下限値の計算
平均耐水保持率(%WRR)の値における確かさが一方の90%信頼区間として表わされた。耐水性の最低水準に対して製品が機能することを確信していることが必要なすべてであるので、平均%WRRに対する低い信頼水準を予測することのみが必要とされるため、一方の信頼区間が用いられた。この試験では耐水機能の上位水準を知ることは重要でないため信頼上限値は必要でなかった。測定手順における2つの主要工程により生じる生物学的変動の増加に対応して、従来の95%よりもむしろ90%として信頼水準が設定された。SPF測定から生じる変動(通常は95%信頼が割り当てられる)に加えて、水浸漬手順から生じる追加的変動があった。この増加し、予期される変動を考慮して、95%よりもむしろ90%信頼水準が用いられた。
平均%WRRに対する一方の90%信頼区間は、次のように計算された:
[平均%WRR−d]
式中のdの計算式:
d=txs/n1/2
(ここに、s=標準偏差値
n=試験におけるボランティアの全体数
=‘一方’のスチューデントのt値−確立水準でのt分布表
p=0.10およびn−1の自由度)
Figure 2010504291
耐水性試験の合否基準
一方の90%信頼下限値[平均%WRR−d]が50%以上であり且つ静的SPFの平均値の95%信頼区間が静的SPFの平均値の±17%以内であると耐水性であると認められる。
非常に耐水性であるとの主張
上述のように耐水製品用の方法に従って試験されるのに加えて、超耐水性を与えることを目的で作られた製品は上記の「浸漬条件」の段落に記載された水浸漬手順に、更なる20分間の水浸漬2回を加えることによって同様に試験されなければならない。
非常に耐水性の試験のための修正された水浸漬手順:
・製品の適用後15〜30分間の乾燥時間を割り当てる。
・水中での最初の20分間の浸漬
・15分間の乾燥(タオル拭きなし)を割り当てる
・水中での2回目の20分間の浸漬
・15分間の乾燥(タオル拭きなし)を割り当てる
・水中での3回目の20分間の浸漬
・15分間の乾燥(タオル拭きなし)を割り当てる
・水中での4回目の20分間の浸漬
・15分間又は完全に乾燥するまで乾燥(タオル拭きなし)を割り当てる
水浸漬手順の完了後、SPF試験が標準耐水性試験に関して再開されそして前述の計算が行われる。一方の90%信頼下限値[平均%WRR−d]が50%以上であり且つ静的SPFの平均値の95%信頼区間が静的SPFの平均値の±17%以内であると製品は非常に耐水性であると認められる。
結果
国際SPF試験法2003/日焼け防止製品耐水性2004
Ctfa−COLIPA−JCIA
水浸漬20分間×4回
分析データ
シュレーダー博士 ハウプトフィジオロジー協会、200年春、7日
Figure 2010504291
この第1表は、個別のボランティアの情報および参照製品:P2の結果を示す。
Figure 2010504291
この第2表は、第1表と同じ16人の個別のボランティアに基いた濡れ日焼け防止指数(SPF)および本発明によりそして実施例1で得られた製品の効果を示す。濡れ日焼け防止指数(SPF)は20分間x4回の水浸漬後に評価された。
WRR−耐水保持率;※90%一方;※※95%双方
結論
上記実験は、本発明による製品の日焼け防止指数が水にさらされると増加するということを明示している(表8のSPFstaticおよびSPFwetを見よ)。
さらに、本発明によりそして実施例1で得られた日焼け防止製品は、日に一度のみ日焼け防止製品を適用すれば十分である高い耐水保持率を有していて、“日に一度”製品を提供する。
実施例3
本発明の製品のためのpH、導電率および製品の外観の測定。水およびアルコールを用いたエマルション型製品の種々の希釈物が提供される。
水およびアルコール(エタノール)を用いたエマルション型製品の以下の希釈物が100mlのブルーキャップチューブで調製された。希釈物は手動の振とうによって混合した。パーセント値はすべて重量%である。
すべての計量した量は所望の量から±0.01g内である。
Figure 2010504291
この第3表は、本発明の製品のpH、導電率および製品の外観を示す。試験された製品は、実施例1で記載されるのと同じ基本組成を有しそしてさまざまな水含量でさらに希釈された。
Figure 2010504291
この第4表は本発明の製品のpH、導電率および製品の外観を示す。試験された製品は実施例1で記載されるとおりの基本組成を有しそしてさまざまな変性アルコール含量でさらに希釈された。
データは、エマルション型製品が6%の少し前まで水に耐え得てなお完全に透明であることを示している。6%水含量では製品は濁ったように見えるがなお安定である。10%水含量に至ると沈殿物が形成し始める。さらに、データは、製品の導電率が低い、すなわち50μS/cm未満であることそして製品のpH値はむしろ一定でおよそpH7(±0.5)であることを示している。
実施例4:光安定性の測定
試料調製
試験試料が秤量されそしてガラス板上の印を付けた領域にはけで平らにそして均一に広げられた。
放射ランプ始動
紫外線領域における連続スペクトルが自然光のそれとほとんど同じであるため、我々は放射用にキセノンアークランプ用いる。ランプは放射の1時間前につけられる。
放射
ガラス板は試験試料の正方形が最大限に照らされるようにランプの下に位置される。
距離(ランプ−ガラス板)は紫外線検出器を備えた目盛り付手動放射計の助けで確保される。試料へのランプの放射強度は3MED(最小紅斑放射線量)の放射線量が2時間後に与えられるように調整される。
紫外線フィルター物質濃度の測定
試験された配合物中の個別の紫外線フィルターの各々がどの程度光度的に分解されているかを確かめるために、放射の前と後で分析的に定量される。
用いられた機器分析法はHPLCである。
試料は実施例1に記載の通りに調製される。
結果:
Figure 2010504291
考察
両方の配合物において、UV−Bフィルターのエチルヘキシルメトキシシンナメートの比較的強い分解が見られる。これは、より強い又は強い桂皮酸化合物の分解の同様の結果を示す多くの他の実験を通して確認されている。しかしながら、通常桂皮酸化合物の紫外線に影響された強い分解があること、そしてこの化合物の分解が日焼け防止配合物で試験されるとおよそ30%という相対量のみが規定の放射後に残ると期待されるということに注意すべきである。他のUV−Bフィルター(オクトクリレン)およびUV−Aフィルター(ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート)は特定の実験条件下で非常に良好な光安定性値を示す。
国際日焼け防止指数試験法による日焼け防止指数の測定
まとめ
I−SPF−TM、n=12による試験製品の日焼け防止指数
Figure 2010504291
実験の詳細
ボランティアの選択
この試験に参加するボランティアはフィッツパトリックの皮膚型表に基きそして測色測定によるそれぞれ皮膚の色の型付けに基いて選択された。それらは、それらの皮膚の感度の分類が関係している限りは使用者の大部分と一致した。次のタイプが結果である:
皮膚の色のタイプ分け
Figure 2010504291
試験製品は18〜53才の年齢の9人の女性と3人の男性からなるパネルで試験された。
日焼け防止指数の測定
試験は2003(2、3)に規定されている国際SPF試験法(I−SPF−TM)に基いた。
ボランティアの背中の6x6cmの領域に2±0.05mg/cmの試験製品を塗布した。適用された量は重さを量り直すことによって管理される。製品の適用と照射との間には15分間の待機時間がある。照射終了して20±4時間後に結果として起る紅班が最小紅班放射線量(MED)を確認するために用いられる。個別の日焼け防止指数はMED(非処理皮膚のMED)と問題となっている製品で処理された領域のMEDとの比から決定される。
ボランティアの数
ボランティアの数は、国際SPF試験法の妥当な結果の最小10人と最大20人に限定される。平均日焼け防止指数の95%信頼区間が平均値の±17%内であれば最小10人のボランティアが十分である。そうでなければ、ボランティアの数は10人から統計的基準が達成されるまで増加される。
最大5つの個別の結果がSPF平均値の計算から除外され得るが、各除外は正当化されなければならない。個別の結果はすべて本明細書に含まれる。
適用量
I−SPF−TMは2.0±0.05mg/cmの適用量を推奨している。適用量は製品の適用前と後に精密てんびんを用いて測定される。
周囲条件
製品の適用、紫外線照射およびMED評価は安定した周囲条件で行われた。試験は室温が24±1℃の空調管理された実験室内で行われた。
紫外線放射線量の漸増進行
1.25又は1.12の幾何学的進行が用いられ得る。予想される5PFが25より大であれば1.12の幾何学的進行が用いられ得る。
データの除去基準
試験データは次の事態の下で除外される:
i) 対象への照射系が照射の20±4時間後にいずれの亜部位にも紅斑反応を引き起こすことを失敗する。
ii) 照射系内での紅斑反応が照射の20±4時間後に不規則に無い。
iii ) 照射系で照射の20±4時間後にすべての亜部位が紅斑反応を示す。
データの提示
スクリーニング検査の統計的変動を考慮に入れるため、結果は95%信頼区間(95%−CI)に基いて提示される。
運動
製品適用の20分(標準)、2h(時間)、4h、6h、8hおよび10h後に特定の時間領域で試験領域の励起が行われる。ボランティアは試験領域に衣類を全く覆わないで実験室内に滞在する。この検査の待ち時間は特別な活動は許容されない。
国際SPF試験法で得られた結果
SPF測定のための国際SPF−TM法を用いて得られた結果は95%確率の信頼区間で平均SPFとして示される。
SPF数および任意の製品の分類区分の表示
COLIPAの推奨No19(2005年春)に基いて日焼け防止剤の表示は次の通りに行われるべきである:
求められた平均SPFが表示のための基準として用いられるべきである。非常に高いSPF数(すなわち、SPF25より大)を表示する際はSPF数における変動の可能性の配慮がされるべきである。
試験の平均値は下に示すSPF分類表(表14)における最も近い数に端数を切り捨てられ、そしてこの数が表示されるべき最大SPFである。端数を切り捨てられた最も近いSPF値よりも低いSPF数が製品を表示するために用いられ得るが、表示された値は低い95%信頼区間を考慮すべきである。SPF試験結果は分類表における最も近い数に端を切り上げられるべきでない。
SPF下限値は2である。どのような日焼け防止も少なくとも2の最小SPFを与えるべきである。
表示される最大SPFはSPF50+(SPF50+として表示される製品に対して平均SPF測定値はSPF60以上でなければならなかった)であるべきである。
表示されるSPF数は表に示されるそれら且つそれらのみに限定され。
次の分類区分およびSPF数がCOLIPAによって推奨されている。製品の分類区分の表示は役立ち得てそして任意であるべきである。
第5表:可能性のあるSPF数の分類区分
Figure 2010504291
日焼け防止指数差
日焼け防止剤の原理は吸収又は反射によって皮膚の深い層の中への紫外線照射の透過率の低減に基いている。非直線の吸収過程を考慮することが基本である。このように、SPF5は20%の紫外線光の残存透過率を意味し、SPF10は10%、SPF20は5%等を意味する。
高い日焼け防止指数(SPF15)における差はしばしば低い高い日焼け防止指数と同じように解釈される。図1に示すように、SPFの非直線性は考慮されない。1単位離れている日焼け防止指数、例えばSPF5とSPF6に対する透過率の差は凡そ3.3%であり、この透過率における3%の差は高い日焼け防止指数に振り替えられ、それ故PF5とSPF6との間の差はSPF10とSPF15との間の差、又はSPF15とSPF30との間のそれに一致する。上述した実施例は、日焼け防止指数における差は相互関係のため、問題のSPFの絶対的水準に比較的依存していることを示している。
励起スペクトル
300Wのキセノンランプが励起用にマルチポート−601系(太陽光社(Solar Light Company))で用いられる。WG320およびUG11フィルターを備えた特別なフィルタリングによって励起源のための国際SPF試験法の精度が保障される。これらの基準はしばしば確認される。励起スペクトルはPMT検出系(光電管およびダブルモノクロメーター)で記録される。これから、各波長域の紅斑効果が290〜400nmの全紅斑有効性のパーセンテージとして計算され(相対累積紅斑効果)そしてガイドラインと比較される。検出系15は既知のスペクトルを有する標準化源を用いてしばしば確認した。これがいつでも(4、5)正確な国際SPF試験法を保障する。
結果と考察
日焼け防止指数
試験製品に対する個別の日焼け防止指数から平均値が作られ、詳細は次の表にまとめられている。
Figure 2010504291
第6表:試験製品30/6−2005 B1、5eの日焼け防止指数
この調査において、試験製品は17.7〜22.5の95%信頼区間で20.1の平均SPFを達成している。これにより、SPF20の表示が推奨され得る。
この調査において、試験製品(2h)は18.1〜22.0の95%信頼区間で20.1の平均SPFを達成している。これにより、SPF20の表示が推奨され得る。
この調査において、試験製品(4h)は15.5〜19.1の95%信頼区間で17.4の平均SPFを達成している。これにより、SPF15の表示が推奨され得る。
この調査において、試験製品(6h)は15.6〜18.6の95%信頼区間で17.1の平均SPFを達成している。これにより、SPF15の表示が推奨され得る。
この調査において、試験製品(8h)は15.0〜18.2の95%信頼区間で16.6の平均SPFを達成している。これにより、SPF15の表示が推奨され得る。
この調査において、試験製品(10h)は15.5〜18.6の95%信頼区間で17.1の平均SPFを達成している。これにより、SPF15の表示が推奨され得る。
動的SPF挙動についての図の表示が図2に示されている。
図2に見られるように、試験製品に対してSPFのわずかの減少のみが得られている。製品に対するこの動的調査に基いて、製品適用後10hにSPF20からSPF17へのわずかな減少のみが測定されている。
実施例5:この実験は本発明のエマルション型製品の安定性への水およびヒドロキシプロピルセルロースの効果を示すために提供される。
試験されたエマルション型製品
エマルション型製品1は実施例1に記載されたのと同じ組成を有している。
エマルション型製品2は製品が水を含有していない(水の含有量が0重量(w/w)%)ことを除いて実施例1に記載されたのと同じ組成を有している。
エマルション型製品3は水の含有量が12重量%であることを除いて実施例1に記載されたのと同じ組成を有している。
エマルション型製品4は製品がヒドロキシプロピルセルロースを含有していない(ヒドロキシプロピルセルロースの含有量が0重量%)ことを除いて実施例1に記載されたのと同じ組成を有している。
全ての試験エマルション型製品は1リットルのガラス瓶で混合されそして直射日光の入らない実験室内に室温下に、かき混ぜないで置かれる。
試料はそれらの外観を視覚的に調べられた。
観察された結果
Figure 2010504291
結論
上記の結果から明らかなように、透明なゲル製品を提供するためには水とヒドロキシプロピルセルロースとが本エマルション型製品中に存在する必要がある。水の含有量が0重量%に減らされると、製品はいくつかの粒子が形成されて不透明、不安定になる。他方、水の含有量が12重量%に増やされても製品は不安定でありそして固体粒子が形成し始めさえする。ヒドロキシプロピルセルロースの含有量が0重量%に減らされると、エマルション型製品は安定であるように見える、しかしながら、製品は非常に薄い液体となりそして日焼け止め剤の効果は21より大のSPFからおよそ16のSPFに顕著に低減することが示され、それ故、日焼け防止効果は顕著に低減されている。

Claims (81)

  1. 少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコール、最大限でも10重量%の水、親水性コロイドおよび少なくとも1種の非水混和性成分を含むエマルション型製品。
  2. モノアルコールが、2〜4個の炭素原子を有するアルコールである請求項1に記載のエマルション型製品。
  3. アルコールが、非分岐の炭素鎖を有するアルコールである請求項1又は2に記載のエマルション型製品。
  4. アルコールが、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール、1−ブタノール、2−ブタノール又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選ばれる請求項1〜3のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  5. アルコール含有量が、10〜90重量%の範囲、例えば15〜90重量%の範囲、例えば20〜85重量%の範囲、例えば30〜80重量%の範囲、例えば40〜75重量%の範囲、例えば50〜70重量%の範囲、例えば55〜65重量%の範囲、例えば約60重量%である請求項1〜4のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  6. 水の含有量が、0.01〜10重量%の範囲、例えば0.1〜8重量%の範囲、例えば0.5〜6重量%の範囲、例えば1〜8重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば3〜6重量%の範囲、例えば4〜6重量%の範囲、例えば4〜5重量%の範囲である請求項1〜5のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  7. 水の含有量が、少なくとも8重量%、例えば少なくとも7重量%、例えば少なくとも6重量%、例えば少なくとも5重量%、例えば少なくとも4重量%、例えば少なくとも3重量%、例えば少なくとも2重量%、例えば少なくとも1重量%、例えば0.5重量%である請求項1〜6のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  8. 製品が、製品50重量%と水50重量%の混合物について20℃にて測定して4ms/cm未満の導電率、例えば3ms/cm以下の導電率、例えば2ms/cm以下の導電率、例えば1ms/cm以下の導電率、例えば500μs/cm以下の導電率、例えば250μs/cm以下の導電率、例えば100μs/cm以下の導電率、例えば50μs/cm以下の導電率を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  9. 製品が、製品50重量%と水50重量%の混合物で20℃にて測定してpH4以上、例えばpH5以上、例えばpH6以上、例えばpH7以上、例えばpH8以上を有する請求項1〜8のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  10. 製品が、製品50重量%と水50重量%の混合物で20℃にて測定して6〜10の範囲の、例えば6〜9の範囲、例えば6〜7の範囲、例えば7〜8の範囲のpHを有する請求項1〜9のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  11. 製品がさらに、アルコキシル化アルコール、例えばPPG−15ステアリルエーテル、PPG15又はその組み合わせを含む請求項1〜10のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  12. アルコキシル化アルコールが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約5重量%の量で加えられている請求項11に記載のエマルション型製品。
  13. 製品がさらに、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコール、例えばヘキシルデカノールを含む請求項1〜12のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  14. 10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約6重量%の量で加えられている請求項13に記載のエマルション型製品。
  15. 製品がさらに、シロキサン又はシラン、例えば環状ジメチルポリシロキサン又はシクロペンタシロキサンを含む請求項1〜14のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  16. シロキサン又はシランが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば2〜5重量%の範囲、例えば約2.5重量%の量で加えられている請求項15に記載のエマルション型製品。
  17. 製品が、アルコキシル化アルコール、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールおよび/又はシロキサン又はシランの組み合わせを含む請求項1〜16のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  18. 製品がさらに、ヒドロキシプロピルセルロースである親水性コロイドを含む請求項1〜17のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  19. 親水性コロイドが、0.01〜5重量%の範囲、例えば0.1〜2重量%の範囲、例えば0.2〜1重量%の範囲、例えば0.2〜0.7重量%の範囲、例えば約0.4重量%の量で加えられている請求項18に記載のエマルション型製品。
  20. 製品がさらに、合成ポリマー、例えばアクリレートおよび/又はオクチルアクリルアミドコポリマーを含む請求項1〜19のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  21. 合成ポリマーが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば1.5〜5重量%の範囲、例えば約2重量%の量で加えられている請求項20に記載のエマルション型製品。
  22. 製品がさらに、エステル、ベンゾフェノン、ケトンおよび/又はエーテル、例えばエチルヘキシルメトキシシンナメート、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、オクトクリレン、ベンゾフェノン−3、BMBMおよびこれらの任意の組み合わせを含む請求項1〜21のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  23. エステル、ベンゾフェノン、ケトンおよび/又はエーテルが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約5重量%の個々の量で加えられている請求項22に記載のエマルション型製品。
  24. エステル、ベンゾフェノン、ケトンおよび/又はエーテルが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約5重量%の合計量で加えられている請求項22に記載のエマルション型製品。
  25. 製品が、日焼け防止製品、化粧用製品又は活性成分用のキャリヤーである請求項1〜24のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  26. 製品が、日焼け防止製品である請求項1〜25のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  27. 日焼け防止製品が、人の皮膚に適用された後の静的日焼け防止指数を有するものであり、該日焼け防止指数は、日焼け防止製品が水と接触されるとき、より高い濡れ日焼け防止指数まで上昇され得る請求項26に記載のエマルション型製品。
  28. 製品が、表面、例えば人の皮膚に一度適用されると、不飽和含水量を有する請求項1〜27のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  29. 製品が、表面に一度適用されると、飽和含有量と比較して最大10重量%減、例えば飽和含有量と比較して最大5重量%減、例えば飽和含有量と比較して最大3重量%減、例えば飽和含有量と比較して最大1重量%減、例えば飽和含有量と比較して最大0.5重量%減である水含有量を有している請求項28に記載のエマルション型製品。
  30. 製品が、表面に一度適用されると、10重量%以下の水、例えば5重量%以下の水、例えば3重量%以下の水、例えば1重量%以下の水、例えば0.5重量%以下の水の吸収能を有している請求項1〜29のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  31. 製品が、化粧用製品である請求項1〜30のいずれか1項に記載のエマルション型製品。
  32. 人の皮膚に適用された後に、水と接触されると、製品の日焼け防止指数がより高い濡れ日焼け防止指数まで上昇され得る静的日焼け防止指数を有する日焼け防止製品。
  33. 濡れ日焼け防止指数が、静的日焼け防止指数に比べて最低5%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低10%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低15%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低20%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低25%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低30%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低35%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低40%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低50%増加される請求項32に記載の日焼け防止製品。
  34. 濡れ日焼け防止指数が、水に10分間、例えば20分間、例えば30分間、例えば40分間、例えば50分間、例えば60分間、例えば70分間、例えば80分間、例えば90分間、例えば100分間さらされたときに、静的日焼け防止指数に比べて最低5%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低10%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低15%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低20%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低25%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低30%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低35%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低40%増加、例えば静的日焼け防止指数に比べて最低50%増加される請求項32に記載の日焼け防止製品。
  35. 水と接触される前に日焼け防止製品が人の皮膚に適用された後、その日焼け防止製品が乾燥し得る請求項32〜34のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  36. 製品が、少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコールを含む請求項32〜35のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  37. 製品が、最大限でも10重量%の水を含む請求項32〜36のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  38. 製品が、少なくとも1種の非水混和性成分を含む請求項32〜37のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  39. モノアルコールが、2〜4個の炭素原子を有するアルコールである請求項32〜38のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  40. アルコールが、非分岐の炭素鎖を有するアルコールである請求項39に記載の日焼け防止製品。
  41. アルコールが、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール、1−ブタノール、2−ブタノール又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される請求項39又は40に記載の日焼け防止製品。
  42. アルコールの含有量が、10〜90重量%の範囲、例えば15〜90重量%の範囲、例えば20〜85重量%の範囲、例えば30〜80重量%の範囲、例えば40〜75重量%の範囲、例えば50〜70重量%の範囲、例えば55〜65重量%の範囲、例えば約60重量%である請求項39〜41のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  43. 水の含有量が、0.01〜10重量%の範囲、例えば0.1〜8重量%の範囲、例えば0.5〜6重量%の範囲、例えば1〜8重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば3〜6重量%の範囲、例えば4〜6重量%の範囲、例えば4〜5重量%の範囲である請求項37〜42のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  44. 水の含有量が、少なくとも8重量%、例えば少なくとも7重量%、例えば少なくとも6重量%、例えば少なくとも5重量%、例えば少なくとも4重量%、例えば少なくとも3重量%、例えば少なくとも2重量%、例えば少なくとも1重量%、例えば0.5重量である請求項37〜43のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  45. 製品が、製品50重量%と水50重量%の混合物について20℃にて測定して4ms/cm未満の導電率、例えば3ms/cm以下の導電率、例えば2ms/cm以下の導電率、例えば1ms/cm以下の導電率、例えば500μs/cm以下の導電率、例えば250μs/cm以下の導電率、例えば100μs/cm以下の導電率、例えば50μs/cm以下の導電率を有する請求項32〜44のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  46. 製品が、製品50重量%と水50重量%の混合物で20℃にて測定してpH4以上、例えばpH5以上、例えばpH6以上、例えばpH7以上、例えばpH8以上を有する請求項32〜45のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  47. 製品が、製品50重量%と水50重量%の混合物で20℃にて測定して6〜10の範囲のpH、例えば6〜9の範囲、例えば6〜7の範囲、例えば7〜8の範囲のpHを有する請求項32〜46のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  48. 製品がさらに、アルコキシル化アルコール、例えばPPG−15ステアリルエーテル、PPG15又はその組み合わせを含む請求項32〜47のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  49. アルコキシル化アルコールが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば2〜5重量%の範囲、例えば約2.5重量%の量で加えられている請求項48記載の日焼け防止製品。
  50. 製品がさらに、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコール、例えばヘキシルデカノールを含む請求項32〜49のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  51. 10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約6重量%の量で加えられている請求項50記載の日焼け防止製品。
  52. 製品がさらに、シロキサン又はシラン、例えば環状ジメチルポリシロキサン又はシクロペンタシロキサンを含む請求項32〜51のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  53. シロキサン又はシランが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば、例えば約5重量%の量で加えられている請求項52記載の日焼け防止製品。
  54. 製品が、アルコキシル化アルコール、10個以上の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールおよび/又はシロキサン又はシランの組み合わせを含む請求項32〜53のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  55. 製品がさらに、親水性コロイド、例えばヒドロキシプロピルセルロースを含む請求項32〜46のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  56. 親水性コロイドが、0.01〜5重量%の範囲、例えば0.1〜2重量%の範囲、例えば0.2〜1重量%の範囲、例えば0.2〜0.7重量%の範囲、例えば約0.4重量%の量で加えられている請求項55記載の日焼け防止製品。
  57. 製品がさらに、合成ポリマー、例えばアクリレートおよび/又はオクチルアクリルアミドコポリマーを含む請求項32〜56のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  58. 合成ポリマーが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば1.5〜5重量%の範囲、例えば約2重量%の量で加えられている請求項57記載の日焼け防止製品。
  59. 製品がさらに、エステル、ベンゾフェノン、ケトンおよび/又はエーテル、例えばエチルヘキシルメトキシシンナメート、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、オクトクリレン、ベンゾフェノン−3、BMBMおよび/又はこれらの任意の組み合わせを含む請求項32〜58のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  60. エステルが、0.1〜20重量%の範囲、例えば0.5〜15重量%の範囲、例えば1〜10重量%の範囲、例えば2〜7重量%の範囲、例えば約5重量%の量で加えられている請求項59に記載の日焼け防止製品。
  61. 製品が、活性成分用のキャリヤーと組み合わせた日焼け防止製品である請求項32〜60のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  62. 日焼け防止製品が、人の皮膚に適用された後の静的日焼け防止指数を有するものであり、該日焼け防止指数は、日焼け防止製品が水と接触されるとき、より高い濡れ日焼け防止指数まで上昇され得る請求項61に記載の日焼け防止製品。
  63. 製品が、表面、例えば人の皮膚に一度適用されると、不飽和含水量を有する請求項32〜62のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  64. 製品が、表面に一度適用されると、飽和含有量と比較して最大10重量%減、例えば飽和含有量と比較して最大5重量%減、例えば飽和含有量と比較して最大3重量%減、例えば飽和含有量と比較して最大1重量%減、例えば飽和含有量と比較して最大0.5重量%減である水含有量を有している請求項63に記載の日焼け防止製品。
  65. 製品が、表面に一度適用されると、最大10重量%、例えば最大5重量%、例えば最大3重量%、例えば最大1重量%、例えば最大0.5重量%の水吸収能を有している請求項32〜64のいずれか1項に記載の日焼け防止製品。
  66. 少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコール、最大限でも10重量%の水、親水性コロイドおよび少なくとも1種の非水混和性成分を含むエマルション型製品の製造法であって、
    (i)1種以上の非水混和性成分を含む非水混和性相を提供し、
    (ii) 少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコールと最大限でも10重量%の水と親水性コロイドとを混合して水/アルコール混合液を提供し、そして
    (iii ) (i)の非水混和性相と(ii)の水/アルコール混合液とを混合してエマルション型製品を得る
    工程を含む、エマルション型製品の製造法。
  67. (i)、(ii)および(iii )の全工程が攪拌下に行われる請求項66に記載の製造法。
  68. (i)の工程で、少なくとも2種の非水混和性成分、例えば少なくとも3種の非水混和性成分、例えば少なくとも4種の非水混和性成分、例えば少なくとも5種の非水混和性成分、例えば少なくとも6種の非水混和性成分が混合される請求項66又は67に記載の製造法。
  69. 複数の非水混和性成分が、混合物に別々に混入される請求項66〜68のいずれか1項に記載の製造法。
  70. 非水混和性成分の少なくとも2種が互いに不溶性、例えば少なくとも3種が互いに不溶性、例えば少なくとも4種が互いに不溶性、例えば少なくとも5種が互いに不溶性、例えば少なくとも6種が互いに不溶性である請求項66〜69のいずれか1項に記載の製造法。
  71. 少なくとも1種のエステル、少なくとも1種のベンゾフェノン、少なくとも1種のケトンおよび/又は少なくとも1種のエーテルが加えられ、前記エステル、ベンゾフェノン、ケトンおよび/又はエーテルが、シンナメート、例えばエチルヘキシルメトキシシンナメート、ベンゾエート、例えばジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、クリレン、例えばオクトクリレン、ベンゾフェノン、例えばベンゾフェノン−3、ケトン、例えばBMBMおよび/又はこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される請求項66〜70のいずれか1項に記載の製造法。
  72. (ii) の工程の水/アルコール混合液が(i)の工程の油相混合物に加えられる請求項66〜71のいずれか1項に記載の製造法。
  73. (iii ) の工程の水/アルコール混合液を加える前に、(i)の工程で得られた水との非混和性相に、アクリレートコポリマー、例えばオクチルアクリルアミドコポリマーが加えられる請求項66〜72のいずれか1項に記載の製造法。
  74. (iii ) の工程で水/アルコール混合液を加える前に、(i)の工程で得られた非水混和性相に、ステアリルエーテル、例えばPPG−15ステアリルエーテル、PPG15又はその組み合わせが加えられる請求項66〜73のいずれか1項に記載の製造法。
  75. (iii ) の工程で水/アルコール混合液を加える前に、(i)の工程で得られた非水混和性相に、ヘキシルデカノールが加えられる請求項66〜74のいずれか1項に記載の製造法。
  76. (iii ) の工程で水/アルコール混合液を加える前に、(i)の工程で得られた非水混和性相に、ポリシロキサン、例えば環状ジメチルポリシロキサン又はシクロペンタシロキサンが加えられる請求項66〜75のいずれか1項に記載の製造法。
  77. 最大限でも10重量%の水を加える前に、(ii)の工程で少なくとも10重量%の2〜8個の炭素原子を有するモノアルコールに、ヒドロキシプロピルセルロースであるセルロース化合物が加えられる請求項66〜76のいずれか1項に記載の製造法。
  78. 少なくとも1種の日焼け防止剤と組み合わせた、請求項1〜30のいずれか1項に記載のエマルション型製品の日焼け防止製品としての使用法。
  79. 日焼け防止製品が、少なくとも2種の日焼け防止剤、例えば3種の日焼け防止剤、例えば4種の日焼け防止剤、例えば5種の日焼け防止剤、例えば6種の日焼け防止剤を含んでいる請求項に78に記載の使用法。
  80. 少なくとも1種の日焼け防止剤が、UVA放射線およびUVB放射線を低減する請求項78又は79に記載の使用法。
  81. 請求項1〜31のいずれか1項に記載のエマルション型製品の活性成分用のキャリヤー物質としての使用法。
JP2009528598A 2006-09-20 2007-09-20 エマルション Pending JP2010504291A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US84575306P 2006-09-20 2006-09-20
DKPA200601213 2006-09-20
PCT/DK2007/050131 WO2008034447A1 (en) 2006-09-20 2007-09-20 Emulsion

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010504291A true JP2010504291A (ja) 2010-02-12
JP2010504291A5 JP2010504291A5 (ja) 2010-04-02

Family

ID=37964529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009528598A Pending JP2010504291A (ja) 2006-09-20 2007-09-20 エマルション

Country Status (12)

Country Link
US (1) US20100040566A1 (ja)
EP (2) EP2066286B1 (ja)
JP (1) JP2010504291A (ja)
CN (1) CN101557794A (ja)
AT (1) ATE536166T1 (ja)
AU (1) AU2007299376B2 (ja)
BR (1) BRPI0718454A2 (ja)
CA (1) CA2673743A1 (ja)
MX (1) MX2009003060A (ja)
NO (1) NO20091517L (ja)
NZ (1) NZ575783A (ja)
WO (1) WO2008034447A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2011055761A1 (ja) * 2009-11-06 2013-03-28 花王株式会社 水中油型乳化化粧料
JP2016527288A (ja) * 2013-08-09 2016-09-08 バイエルスドルフ・アクチエンゲゼルシヤフトBeiersdorf AG ゲル状のアルコール性サンスクリーン剤
JP2023040098A (ja) * 2014-10-31 2023-03-22 株式会社 資生堂 日焼け止め化粧料

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2638902T3 (es) * 2009-11-06 2017-10-24 Kao Corporation Composición emulsionada de protección frente a UV que comprende óxido de zinc tratado en superficie
US20140335532A1 (en) 2011-12-20 2014-11-13 The Procter & Gamble Company Human skin sample methods and models for validating hypotheses for mechanisms driving skin pigmentation
US9089536B2 (en) 2012-06-06 2015-07-28 Brian J. Smith Ophthalmic solution for absorbing ultraviolet radiation and method for absorbing ultraviolet radiation
DE102013215828A1 (de) 2013-08-09 2015-02-12 Beiersdorf Ag Gelförmiges Sonnenschutzmittel mit Fettalkoholen

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03163056A (ja) * 1989-07-18 1991-07-15 Centre Internatl Rech Dermatrolog (Cird) ビ芳香族チオエステル、その製法およびヒト並びに動物医薬および化粧用組成物
JP2003516338A (ja) * 1999-12-13 2003-05-13 エシコン・インコーポレイテッド 安定化した抗菌剤システムおよびその作成方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3529055A (en) * 1966-03-18 1970-09-15 Nat Starch Chem Corp Suntan composition and method containing alkali soluble polymeric sun screening agents
US4193989A (en) * 1976-09-27 1980-03-18 Anheuser-Busch, Incorporated Sunscreen gel
US4686099A (en) * 1985-12-10 1987-08-11 Victor Palinczar Aerosol waterproof sunscreen compositions
US4731242A (en) * 1986-03-21 1988-03-15 Victor Palinczar Waterproof sunscreen compositions
JPS63225312A (ja) * 1986-10-02 1988-09-20 Kao Corp 透明ないし半透明のジエリー状の化粧料
US5017366A (en) * 1988-12-29 1991-05-21 Stiefel Laboratories, Inc. Pharmaceutical compositions
ATE277588T1 (de) * 1994-11-03 2004-10-15 Estee Lauder Inc Sprühbare zubereitungen enthaltend dispernierten pulvers sowie dessen anwendungsverfahren
US5630723A (en) * 1994-11-30 1997-05-20 Nihon Plast Co., Ltd. Cable type electric connector
US5993787A (en) * 1996-09-13 1999-11-30 Johnson & Johnson Consumer Products, Inc. Composition base for topical therapeutic and cosmetic preparations
FR2758982B1 (fr) * 1997-02-06 1999-12-10 Oreal Emulsions eau-dans-huile a base de deux emulsionnants particuliers et apllications cosmetiques
US5908631A (en) * 1997-02-27 1999-06-01 L'oreal S.A. Monohydric alcohol-free composition for topical use comprising solubilized ethylcellulose
DE19748921C2 (de) * 1997-10-30 2001-02-22 Stockhausen Chem Fab Gmbh Hautverträgliche Handreiniger, insbesondere Grobhandreiniger
DE19950711A1 (de) * 1999-10-21 2001-05-03 Wella Ag Klares Wasser-in-Silikonöl Haarkonditioniermittel
KR20020094037A (ko) * 2000-05-12 2002-12-16 유니레버 엔.브이. 미용 컨디셔닝 조성물
US20030228267A1 (en) * 2001-07-09 2003-12-11 Aust Duncan T. Suncreen composition wit enhanced spf and water resistant properties
US6540987B2 (en) * 2001-03-15 2003-04-01 Ethox Chemicals Llc Polyesters based on hydroxy fatty acids and lower hydroxy alkyl acids and uses thereof
DE10162697A1 (de) * 2001-12-19 2003-07-03 Cognis Deutschland Gmbh Kosmetische und/oder pharmazeutische Sonnenschutzmittel
JP3515559B2 (ja) * 2002-01-09 2004-04-05 日本アンテナ株式会社 多周波用アンテナ
JP2003212747A (ja) * 2002-01-15 2003-07-30 Nisshin Oillio Ltd 油中水型乳化皮膚外用剤
US20040115159A1 (en) * 2002-03-29 2004-06-17 Tadlock Charles C Novel nanoemulsions
DE10238649A1 (de) * 2002-08-23 2004-03-11 Beiersdorf Ag Dünnflüssige kosmetische oder dermatologische Zubereitungen von Typ Öl-in Wasser
DE102004014704A1 (de) * 2004-03-25 2005-10-13 Wacker-Chemie Gmbh Partikelstabilisierte Emulsionen
PT1973514E (pt) * 2005-12-29 2009-07-28 Riemann Trading Aps Emulsão de tipo álcool em óleo que inclui um sal metálico multivalente
US20070274932A1 (en) * 2006-05-15 2007-11-29 The Procter & Gamble Company Water in oil emulsion compositions containing sunscreen actives and siloxane elastomers
BRPI0712700A2 (pt) * 2006-05-31 2012-07-10 Neutrogena Corp composições de protetor claras

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03163056A (ja) * 1989-07-18 1991-07-15 Centre Internatl Rech Dermatrolog (Cird) ビ芳香族チオエステル、その製法およびヒト並びに動物医薬および化粧用組成物
JP2003516338A (ja) * 1999-12-13 2003-05-13 エシコン・インコーポレイテッド 安定化した抗菌剤システムおよびその作成方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2011055761A1 (ja) * 2009-11-06 2013-03-28 花王株式会社 水中油型乳化化粧料
JP5728388B2 (ja) * 2009-11-06 2015-06-03 花王株式会社 水中油型乳化化粧料
JP2016527288A (ja) * 2013-08-09 2016-09-08 バイエルスドルフ・アクチエンゲゼルシヤフトBeiersdorf AG ゲル状のアルコール性サンスクリーン剤
JP2023040098A (ja) * 2014-10-31 2023-03-22 株式会社 資生堂 日焼け止め化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
EP2066286B1 (en) 2011-12-07
US20100040566A1 (en) 2010-02-18
CA2673743A1 (en) 2008-03-27
MX2009003060A (es) 2009-06-01
AU2007299376B2 (en) 2011-05-12
AU2007299376A1 (en) 2008-03-27
EP2066286A1 (en) 2009-06-10
CN101557794A (zh) 2009-10-14
NZ575783A (en) 2011-04-29
WO2008034447A1 (en) 2008-03-27
ATE536166T1 (de) 2011-12-15
BRPI0718454A2 (pt) 2013-11-26
NO20091517L (no) 2009-06-05
EP2397119A1 (en) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6665219B2 (ja) 化粧組成物中の日光遮断剤の安定化
JP4150501B2 (ja) 紫外光の傷害作用からの高効率皮膚保護を備える組成物
JP2857345B2 (ja) 日焼け止め組成物
JP2010504291A (ja) エマルション
KR20120125340A (ko) 자외 방사선-흡수 중합체를 포함하는 썬스크린 조성물
JPH03170416A (ja) 日焼け止め組成物
WO2013102248A2 (en) "aqueous cosmetic sunscreen composition and use thereof, cosmetic method for application of said composition, cosmetic method to prevent and control skin oiliness, cosmetic method to protect the skin from the damages caused by ultraviolet radiation, and cosmetic product."
ES2314078T3 (es) Composiciones de cuidado personal.
BR112014004853B1 (pt) Composição cosmética destinada à maquiagem da pele, e artigo compreendendo a dita composição
EA024856B1 (ru) Фотостабильная солнцезащитная композиция
KR101308960B1 (ko) 유화제를 함유하지 않는 유중수형 화장료 조성물
KR101444086B1 (ko) 자외선차단제를 포함하는 다층상 화장료 조성물
JP5765969B2 (ja) 日焼け止め用皮膚外用剤
WO2007042346A1 (en) Mixtures of ethylhexyl p-methoxycinnamate and ethylhexyl salicylate
WO2015152865A1 (en) Non-irritating, non-whitening photoprotective compositions
BR102017014814A2 (pt) Composições tingidas de filtro solar com controle de oleosidade
Gonçalves et al. Multifunctional photoprotection: corrective makeup for cutaneous dyschromias
JP2007077098A (ja) 肌色補正メークアップ化粧料
TW202108117A (zh) 含有雙乙基己氧基苯酚甲氧基苯基三嗪之複合配方之防曬組成物
Stefanik Literature review of inorganic ultraviolet radiation filters
JPH07188110A (ja) 2,6−ナフタレンビス(メチレンマロン酸ジエステル)誘導体、これを含有する紫外線吸収剤及び化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100210

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121106