JP2010282350A - 衝突安全システム - Google Patents

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恵介 西山
Tomoaki Harada
知明 原田
Toshiyuki Kato
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Abstract

【課題】ドライバーの状態に応じて適切な車両操作の支援および車両制御の実行を可能とする衝突安全システムを提供する。
【解決手段】車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、車両と障害物とが衝突する危険性が高いか否かを判定する衝突危険度判定手段と、衝突危険度判定手段によって衝突の危険性が高いと判定された場合に、車両の車室内において警報音を鳴動して衝突の危険性を車両のドライバーに報知する警報手段と、車両のドライバーが混乱しているか否かを判定する混乱判定手段とを備える、衝突安全システムであって、警報手段は、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、警報音の音量をドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて小さくする音量制御手段を含む、衝突安全システムである。
【選択図】図2

Description

衝突安全システムに関し、より特定的には、車両に搭載される衝突安全システムに関する。
従来、車両と障害物との衝突を回避すべくドライバーの回避操作を支援する装置や、衝突時の衝撃から乗員を保護する装置により構成される衝突安全システムが開発され、車両に搭載されている。
上記のような衝突安全システムの一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される走行制御装置は、車両と周囲の物体とが衝突する可能性の有無を判定する。また、上記走行制御装置は、ドライバーが安全な運転操作を実行不能な状態であるか否か判定する。そして、上記走行制御装置は、車両と周囲の物体とが衝突する可能性が有り、且つ、ドライバーが安全な運転操作を実行不能な状態であると判定した場合、ドライバーの操作を受け付けず、自動的に車両を制御する。
特開2007−269310号公報
上記特許文献1に開示される走行制御装置によれば、車両と周囲の物体とが衝突する可能性が有り、且つ、ドライバーが安全な運転操作を実行不能な状態であると判定された場合、ドライバーの操作を一切受け付けなくなり、完全に自動的な車両操作が実行されるが、予め当該衝突の危険性を警報等によって報知してドライバーによる回避操作を促せば、自動的な車両操作が実行された場合よりも、適切な回避操作を運転者が自ら実行できる場合がある。しかしながら、このような警報等によりドライバーに回避操作を促す場合、ドライバーが混乱状態であると、ドライバーに煩わしさを感じさせたり、かえって混乱を助長して適切な回避操作が困難となる可能性がある。
本発明は上記の課題を鑑みて成されたものであり、ドライバーの状態に応じて適切な車両操作の支援および車両制御の実行を可能とする衝突安全システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願は以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明は、車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、車両と障害物とが衝突する危険性が高いか否かを判定する衝突危険度判定手段と、衝突危険度判定手段によって衝突の危険性が高いと判定された場合に、車両の車室内において警報音を鳴動して衝突の危険性を車両のドライバーに報知する警報手段と、車両のドライバーが混乱しているか否かを判定する混乱判定手段とを備える、衝突安全システムであって、警報手段は、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、警報音の音量をドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて小さくする音量制御手段を含む、衝突安全システムである。
第2の発明は、第1の発明において、衝突安全システムは、ドライバーによる踏み込み入力を受け付けるアクセルペダルと、車両の駆動力をアクセルペダルの踏み込み量に応じて制御する駆動力制御手段と、障害物が車両の前方または後方の何れにおいて検出されたかを判定する障害物方向判定手段と、障害物方向判定手段、衝突危険度判定手段、および混乱判定手段各々の判定結果に応じて、駆動力制御手段におけるアクセルペダルの踏み込み量に対する駆動力の増加量を制御する駆動力増加量補正手段とをさらに備えることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、駆動力増加量補正手段は、障害物方向判定手段によって障害物が車両前方において検出されたと判定され、衝突危険度判定手段によって衝突の危険性が高いと判定され、且つ、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、駆動力制御手段におけるアクセルペダルの踏み込み量に対する駆動力の増加量を、ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて小さくすることを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明において、駆動力増加量補正手段は、障害物方向判定手段によって障害物が車両の後方においてのみ検出されたと判定され、衝突危険度判定手段によって衝突の危険性が高いと判定され、且つ、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、駆動力制御手段におけるアクセルペダルの踏み込み量に対する駆動力の増加量を、ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて大きくすることを特徴とする。
第5の発明は、第1、および第2の発明の何れかにおいて、衝突安全システムは、ドライバーによる踏み込み入力を受け付けるブレーキペダルと、車両の制動力をブレーキペダルの踏み込み量に応じて制御する制動力制御手段と、障害物が車両の前方または後方の何れにおいて検出されたかを判定する障害物方向判定手段と、障害物方向判定手段、衝突危険度判定手段、および混乱判定手段各々の判定結果に応じて、制動力制御手段におけるブレーキペダルの踏み込み量に対する制動力の増加量を制御する制動力増加量補正手段とをさらに備えることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、制動力増加量補正手段は、障害物方向判定手段によって障害物が車両の前方において検出されたと判定され、衝突危険度判定手段によって衝突の危険性が高いと判定され、且つ、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、制動力制御手段におけるブレーキペダルの踏み込み量に対する制動力の増加量を、ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて大きくすることを特徴とする。
第7の発明は、第5の発明において、制動力増加量補正手段は、障害物方向判定手段によって障害物が車両の後方にのみ存在すると判定され、衝突危険度判定手段によって衝突の危険性が高いと判定され、且つ、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、制動力制御手段におけるブレーキペダルの踏み込み量に対する制動力の増加量を、ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて小さくすることを特徴とする。
第8の発明は、第1、第2、および第5の発明の何れかにおいて、衝突安全システムは、ドライバーによる操舵入力を受け付けるステアリングホイールと、車両の車輪舵角をステアリングホイールの回転量に応じて制御する舵角制御手段と、衝突の危険性が高いと判定された場合、ステアリングホイールの回転量に応じた車輪舵角の変化量を大きくする舵角変化量補正手段と、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、舵角変化量補正手段によって車輪舵角の変化量を大きくするタイミングを、ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて早くする舵角補正タイミング変更手段とをさらに備えることを特徴とする。
第9の発明は、第1、第2、および第5の発明の何れかにおいて、衝突安全システムは、車両の制動力を発生する制動力発生手段と、衝突の危険性が高いと判定された場合、制動力発生手段を自動的に動作させて車両の制動力を発生させる自動制動制御手段と、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、自動制動制御手段によって制動力発生手段を動作させるタイミングをドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて早くする自動制動タイミング変更手段とをさらに備えることを特徴とする。
第10の発明は、第1、第2、および第5の発明の何れかにおいて、衝突安全システムは、車両と障害物との衝突の衝撃から乗員を保護する保護デバイスと、車両と障害物との衝突を回避不可能であるか否かを判定する衝突回避可否判定手段と、障害物と車両との衝突が不可避であると判定された場合、保護デバイスを動作させる保護デバイス動作手段と、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、保護デバイスを動作させるタイミングをドライバーが混乱していないと判定された場合より早くする保護デバイス動作タイミング変更手段とをさらに備えることを特徴とする。
第11の発明は、第10の発明において、保護デバイスは電子制御により巻き取り可能なシートベルトであり、保護デバイス動作手段は、障害物と車両との衝突が不可避であると判定された場合、シートベルトを巻き取り、車両の乗員の拘束力を強くすることを特徴とする。
第12の発明は、第10の発明において、保護デバイスは、電子制御によりリクライニング角度を変更可能な背もたれ部を備えるシート、および、乗員の後方において展開して当該乗員を支持するエアバッグであり、保護デバイス動作手段は、障害物と車両との衝突が不可避であると判定された場合、背もたれ部を後方へ倒すようリクライニング角度を制御し、同時にエアバッグを展開させることを特徴とする。
第13の発明は、第1の発明において、混乱判定手段は、ドライバーの顔を写したドライバー画像を撮像し、当該ドライバー画像を処理しドライバーが混乱しているか否かを判定することを特徴とする。
第14の発明は、第1の発明において、警報手段は、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、警報音の音程をドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて低くして出力する音程低下手段をさらに含むことを特徴とする。
第15の発明は、第1の発明において、警報手段は、衝突危険度判定手段によって衝突の危険性が高いと判定されている間、警報音を周期的に鳴動し、警報手段は、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定されている場合、警報音の鳴動周期をドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて長くして出力することを特徴とする。
第16の発明は、第1の発明において、衝突危険度判定手段によって衝突の危険性が高いと判定された場合に、車両の車室内において警告灯を点灯して当該衝突の危険を車両のドライバーに報知する視覚警報手段をさらに備え、視覚警報手段は、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、警告灯を消灯し、またはドライバーが混乱していないと判定された場合と異なる態様で警告灯を点灯する点灯態様制御手段を含むことを特徴とする。
第17の発明は、第16の発明において、点灯態様制御手段は、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、ドライバーが混乱していないと判定された場合より寒色調の色調で警告灯を点灯することを特徴とする。
第18の発明は、第1の発明において、音量制御手段は、混乱判定手段によってドライバーが混乱していると判定された場合、警報音の音量をミュートすることを特徴とする。
第1の発明によれば、ドライバーの状態に応じて適切な車両操作の支援を行うことが可能である。具体的には、車両の衝突の危険を知らせる警報音の音量を小さくして、混乱状態にあるドライバーを過剰に刺激することなく、当該衝突の危険を知らせることができる。
第2の発明によれば、ドライバーが混乱している場合、車両の駆動力を適切に制御して、車両と障害物との衝突の危険性を低減することができる。
第3の発明によれば、混乱状態のドライバーが、車両の前方に存在する障害物との衝突を避けるべくブレーキペダルを踏もうとした際に、ブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを踏み込んでしまったとしても車両が急進行しないため、車両前方の障害物と車両との衝突の危険性を低減することができる。
第4の発明によれば、ドライバーが混乱している場合は、車両の後方から接近する障害物との衝突を避けるべくアクセルペダルを踏んだ際、当該ペダルの踏み込み方が浅くても強い加速力が得られるため、車両後方から接近する障害物と車両との衝突を回避し易くすることができる。
第5の発明によれば、ドライバーが混乱している場合、車両の制動力を適切に制御して、車両と障害物との衝突の危険性を低減することができる。
第6の発明によれば、ドライバーが混乱している場合は、車両の前方に存在する障害物との衝突を避けるべくブレーキペダルを踏んだ際、当該ペダルの踏み込み方が浅くても強い制動力が得られるため、車両前方の障害物と車両との衝突を回避し易くすることができる。
第7の発明によれば、混乱状態のドライバーが、後方から接近する物体との衝突を避けるべくアクセルペダルを踏もうとした際に、アクセルペダルと間違えてブレーキペダルを踏み込んでしまったとしても車両が急減速しないため、車両後方から接近する障害物と車両との衝突の危険性を低減することができる。
第8の発明によれば、車両と障害物との衝突の危険性が高い場合にステアリングの効きが良くなるため、ドライバーによる衝突回避の操作が容易となる。また、ドライバーが混乱している場合、ドライバーが混乱していない場合より早いタイミングで車両と障害物との衝突の危険性が高いと判定され、すなわちドライバーが混乱していない場合より早いタイミングでステアリングの効きが良くなる。なお、ステアリングの効きが良くなると、ドライバーはわずかなステアリングホイールの回転量で大きく車両の進行方向を変更することができるため、車両と障害物との衝突を回避し易くなる。
第9の発明によれば、車両と障害物との衝突の危険性が高い場合に、自動的に車両に制動力が作用するため、車両と当該車両前方の障害物との衝突の危険性を低減することができる。また、ドライバーが混乱していると判定された場合、ドライバーが混乱していない場合に比べ早期に車両に制動力が働いて車速が低減するため、ドライバーは落ち着いて衝突回避のための操作を実行可能となる。
第10の発明によれば、車両と障害物との衝突が回避不可能である場合に乗員を保護する保護デバイスが動作する。また、ドライバーが混乱している場合、ドライバーが混乱していない場合より早いタイミングで車両と障害物との衝突を回避不可能であると判定され、すなわちドライバーが混乱していない場合より早いタイミングで保護デバイスを動作させることができる。
第11の発明によれば、ドライバーが混乱している場合、ドライバーが混乱していない場合より早いタイミングでドライバーをシートに強く拘束し、より確実に乗員を保護することができる。
第12の発明によれば、ドライバーが混乱している場合、ドライバーが混乱していない場合より早いタイミングでドライバーをエアバッグとシートにより支持し、より確実に乗員を保護することができる。
第13の発明によれば、例えば、音声のみでドライバーの混乱状態を判定する場合よりも、正確に運転者の混乱状態を判別することが可能である。
第14の発明によれば、ドライバーが混乱している場合、警報音の音程をドライバーが混乱していない場合より低くすることにより、ドライバーを強く刺激することなく衝突の危険を知らせることができる。
第15の発明によれば、ドライバーが混乱している場合、警報音の鳴動周期をドライバーが混乱していない場合より長くすることにより、ドライバーを強く刺激することなく音声によって衝突の危険を知らせることができる。
第16の発明によれば、音声だけでなく視覚的にも衝突の危険をドライバーに報知することができる。また、ドライバーが混乱している場合には、警告灯の点灯を禁止するなどして当該警告灯の点灯の態様を制御し、ドライバーへの刺激を抑制することができる。
第17の発明によれば、ドライバーが混乱している場合、警告灯の色調が寒色調に変更されるため、ドライバーを強く刺激することなく警告灯によって衝突の危険を知らせることができる。
第18の発明によれば、警報の鳴動によるドライバーの不快感を抑制することができる。ドライバーが混乱している場合、既にドライバーが車両の衝突の危険を察知しており、不要な警報音の鳴動を煩わしく感じる場合がある。このような場合、車両の衝突の危険を知らせる警報音の音量をミュートすることにより、ドライバーに煩わしさを感じさせずに済む。
衝突安全システムの構成を示すブロック図 ECU21が実行する処理を示すフローチャートを示す図 図2に示すフローチャートの続きを示す図 通常設定処理の詳細を示すフローチャート 混乱時設定処理の詳細を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態に係る衝突安全システムについて説明する。先ず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る衝突安全システムの構成について説明する。なお、図1は、衝突安全システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、衝突安全システムは、前方レーダー装置10、後方レーダー装置11、ドライバー監視カメラ12、マイクロフォン13、ECU21、警報装置31、アクセル装置32、ブレーキ装置33、ステアリング装置34、および、シートベルト装置35を備える。以下では、衝突安全システムが車両100に搭載される例について説明する。
前方レーダー装置10は、車両100の前方の障害物を検出するレーダー装置である。前方レーダー装置10は、例えば、車両100のフロントグリル内やフロントバンパー内などの、車両100の前方の障害物を検出可能な位置に搭載される。前方レーダー装置10は、典型的には、FM−CW方式を採用するミリ波レーダー装置である。前方レーダー装置10は、障害物を検出すると、車両100から当該障害物までの距離D、および、車両100に対する当該障害物の相対速度Vを算出する。そして、前方レーダー装置10は、距離D、相対速度V、および、車両100の前方において障害物が検出されたことを示すデータとして前方検出フラグをECU21へ出力する。
後方レーダー装置11は、車両100の後方の障害物を検出するレーダー装置である。後方レーダー装置11は、例えば、車両100のバックドアやリアバンパー内などの、車両100の後方の障害物を検出可能な位置に搭載される。後方レーダー装置11は、典型的には、FM−CW方式を採用するミリ波レーダー装置である。後方レーダー装置11は、障害物を検出すると、車両100から当該障害物までの距離D、および、車両100に対する当該障害物の相対速度Vを算出する。そして、後方レーダー装置11は、距離D、相対速度V、および、車両100の後方において障害物が検出されたことを示すデータとして後方検出フラグをECU21へ出力する。
ドライバー監視カメラ12は、車両100のドライバーを撮像する撮像装置である。ドライバー監視カメラ12は、例えば、車両100のステアリングコラム上部等に備えられ、ドライバーの顔を含む画像を撮像する。以下では、ドライバー監視カメラ12により撮像された画像をドライバー画像と呼称する。ドライバー監視カメラ12は、撮像したドライバー画像を示すデータをECU21へ出力する。
マイクロフォン13は、車両100の車室内の音声を集音する集音装置である。以下では、マイクロフォン13により集音された音声を車室内音声と呼称する。マイクロフォン13は、集音した車室内音声を示すデータをECU21へ出力する。
ECU21は、典型的には、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)などの情報処理装置、メモリなどの記憶装置、およびインターフェース回路などを備える制御装置である。詳細な説明は後述するが、ECU21は、前方レーダー装置10、後方レーダー装置11、ドライバー監視カメラ12、およびマイクロフォン13から取得した各種データに基づいて、警報装置31、アクセル装置32、ブレーキ装置33、ステアリング装置34、および、シートベルト装置35の動作を制御する。
警報装置31は、典型的には、車両100の車室内において警報音を鳴動する音声出力装置である。警報装置31は、ECU21の指示に応じた音量、およびタイミングで警報音を鳴動する。
アクセル装置32は、ドライバーの操作に応じて車両100の駆動力を制御する制御装置である。アクセル装置32は、ドライバーの操作を受け付けるアクセルペダルを備える。ドライバーは、アクセルペダルを踏み込むことによりアクセル装置32へ入力操作を行う。そして、アクセル装置32は、ドライバーのアクセルペダルへの踏み込み量に応じて車両100に備えられた原動機の駆動力を増減する。具体的には、アクセル装置32は、アクセルペダルへの踏み込み量Paにアクセル係数Aを乗じた量だけ上記駆動力を増加させる。ECU21は、上記アクセル係数Aの大きさを変更することにより、所謂アクセルの効き具合を制御する。
ブレーキ装置33は、ドライバーの操作に応じて車両100の制動力を制御する制御装置である。ブレーキ装置33は、ドライバーの操作を受け付けるブレーキペダルを備える。ドライバーは、ブレーキペダルを踏み込むことによりブレーキ装置33へ入力操作を行う。そして、ブレーキ装置33は、ドライバーのブレーキペダルへの踏み込み量に応じて車両100の制動力を増減する。具体的には、ブレーキ装置33は、ブレーキペダルへの踏み込み量Pbにブレーキ係数Bを乗じた量だけ上記制動力を増加させる。ECU21は、上記ブレーキ係数Bの大きさを変更することにより、所謂ブレーキの効き具合を制御する。
ステアリング装置34は、ドライバーの操作に応じて車両100の舵角を制御する制御装置である。ステアリング装置34は、ドライバーの操作を受け付けるステアリングホイールを備える。ドライバーは、ステアリングホイールを操舵してステアリング装置34へ入力操作を行う。そして、ステアリング装置34は、ステアリングホイールが受け付けた操舵量、および、ステアリングのギア比Gの値に応じて車両100の舵角を変更する。ECU21は、上記ギア比Gの値を変更することにより、所謂ステアリングの効き具合を制御する。
シートベルト装置35は、車両100の乗員をシートに拘束する拘束装置である。シートベルト装置35は、電子制御により駆動するモーターを備え、当該モーターによりウェビングを自動的に巻き取り可能に構成される。詳細は後述するが、ECU21は、上記モーターを所定のタイミングで駆動させて乗員の拘束力を強くする。
次いで、図2および図3を参照してECU21が実行する処理について説明する。なお、図2はECU21が実行する処理を示すフローチャートを示す図である。また、図3は、図2に示すフローチャートの続きを示す図である。ECU21は、例えば、車両100のイグニッションスイッチがオンにされた場合に、図2に示すフローチャートの処理を開始する。ECU21は、図2に示すフローチャートの処理を開始すると、先ず、ステップS1の処理を実行する。
ステップS1において、ECU21は、障害物を検出したか否かを判定する。具体的には、ECU21は、前方レーダー装置10、または後方レーダー装置11の何れかから障害物に関するデータが入力されているか否かを判定する。ECU21は、前方レーダー装置10、または後方レーダー装置11の何れかから障害物に関するデータが入力されている場合、障害物を検出したと判定し、処理をステップS4へ進める。一方、ECU21は、前方レーダー装置10、または後方レーダー装置11の何れからも障害物に関するデータが入力されていない場合、障害物を検出していないと判定し、処理をステップS2へ進める。
ステップS2において、ECU21は、警報音を停止する。具体的には、ECU21は、警報装置31から警報音が出力されている場合、当該警報音を停止する指示信号を警報装置31へ出力する。また、警報装置31から警報音が出力されていない場合、その状態を維持する。ECU21は、ステップS2の処理を完了すると、処理をステップS3へ進める。
ステップS3において、ECU21は、通常設定処理のサブルーチンを実行する。通常設定処理は、車両100に備えられた各車載装置の制御に用いられるパラメータを、ドライバーが混乱していない状態に適合した値に設定する処理である。以下、図4を参照して、通常設定処理について説明する。なお、図4は、通常設定処理の詳細を示すフローチャートである。ECU21は、通常設定処理を開始すると、先ず、ステップS31の処理を実行する。
ステップS31において、ECU21は、警報音の音量を通常値に設定する。具体的には、ECU21は、警報音の音量Lの値を通常値Ldに設定する。通常値Ldは、予めECU21の記憶装置に記憶された任意の定数値である。ステップS31の処理を完了すると、ECU21は処理をステップS32へ進める。
ステップS32において、ECU21は、アクセルの効きを通常の設定にする。具体的には、ECU21は、アクセル係数Aの値を通常値Adに設定する。通常値Adは、予めECU21の記憶装置に記憶された任意の定数値である。ステップS32の処理を完了すると、ECU21は処理をステップS33へ進める。
ステップS33において、ECU21は、ブレーキの効きを通常の設定にする。具体的には、ECU21は、ブレーキ係数Bの値を通常値Bdに設定する。通常値Bdは、予めECU21の記憶装置に記憶された任意の定数値である。ステップS33の処理を完了すると、ECU21は処理をステップS34へ進める。
ステップS34において、ECU21は、ステアリングの効きを通常の設定にする。具体的には、ECU21は、ステアリングのギア比Gの値を通常値Gdに設定する。通常値Gdは、予めECU21の記憶装置に記憶された定数値である。ステップS34の処理を完了すると、ECU21は処理をステップS35へ進める。
ステップS35において、ECU21は、閾値Th2、閾値Th3、および閾値Th4の値を通常の設定にする。閾値Th2は、ステアリングの効きを通常より鋭敏に変更するタイミングを障害物と車両100とが衝突する危険性に応じて決定するための閾値である。閾値Th3は、ブレーキ装置33の自動的な動作を開始させるタイミングを障害物と車両100とが衝突する危険性に応じて決定するための閾値である。閾値Th4は、シートベルトを自動的に巻き取るタイミングを障害物と車両100とが衝突する危険性に応じて決定するための閾値である。ECU21は、閾値Th2、閾値Th3、および閾値Th4の値を各々、通常値Th2d、通常値Th3d、および通常値Th4dに設定する。なお、通常値Th2d、通常値Th3d、および通常値Th4dは予めECU21の記憶装置に記憶された任意の定数値である。ステップS35の処理を完了すると、ECU21は処理を図3のステップS16へ進める。
上記ステップS1からステップS3の処理によれば、障害物が検出されていない場合、警報が停止され、各種車載装置の動作に用いられるパラメータが初期化される。
一方、ステップS4において、ECU21は、衝突予測時間TTCを算出する。衝突予測時間TTCは、ステップS1において検出された障害物と車両100とが衝突するまでに要すると予想される時間である。具体的には、ECU21は、前方レーダー装置10、および後方レーダー装置11から障害物までの距離D、および相対速度Vを取得し、下式(1)に基づいて衝突時間TTCを算出する。
TTC=D/V…(1)
ECU21は、ステップS4の処理を完了すると、処理をステップS5へ進める。
ステップS5において、ECU21は、衝突時間TTCが閾値Th1以下であるか否か判定する。閾値Th1は、車両100と障害物とが衝突する危険が高いか否かを判定するための閾値である。なお、閾値Th1の値は、予めECU21の記憶装置に記憶される任意の定数である。ECU21は、衝突時間TTCが閾値Th1以下である場合、車両100と障害物とが衝突する危険性が高いと判定し、処理をステップS6へ進める。一方、ECU21は、衝突時間TTCが閾値Th1より大きい場合、車両100と障害物とが衝突する危険性が低いと判定し、処理をステップS2へ進める。
ステップS6において、ECU21は、ドライバー情報を取得する。具体的には、ECU21は、ドライバー監視カメラ12から出力されるドライバー画像を取得する。また、ECU21は、マイクロフォン13から車室内の音声を取得する。ECU21はステップS6の処理を完了すると、処理をステップS7へ進める。
ステップS7において、ECU21は、ドライバーが混乱しているか否かを判定する。具体的には、ECU21は、例えば、ステップS6において取得したドライバー画像を処理し、ドライバーの視線の移動が激しいか否かを判定する。また、ECU21は、ステップS6において取得した車室内音声を処理し、乗員が予め定められた閾値より大きな声を出しているか否かを判定する。そして、ドライバーの視線の移動が激しく、且つ乗員が予め定められた閾値より大きな声を出していると判定した場合、ECU21は、ドライバーが混乱していると判定する。なお、ドライバーが混乱しているか否か判定可能であれば、ECU21は上記の処理に限らず、従来周知の手法によりドライバーが混乱しているか否か判定しても構わない。ECU21は、ドライバーが混乱していると判定すると、処理をステップS8へ進める。一方、ECU21は、ドライバーが混乱していないと判定すると、ステップS8の処理を省略し、処理をステップS9へ進める。
ステップS8において、ECU21は、混乱時設定処理のサブルーチンを実行する。通常設定処理は、車両100に備えられた各車載装置の制御に用いられるパラメータを、ドライバーが混乱している状態(以下、混乱状態と呼称する)に適合した値に設定する処理である。以下、図5を参照して、混乱時設定処理について説明する。なお、図5は、混乱時設定処理の詳細を示すフローチャートである。ECU21は、混乱時設定処理を開始すると、先ず、ステップS81の処理を実行する。
ステップS81において、ECU21は、警報音の音量を通常設定より低減する。具体的には、ECU21は、警報音の音量Lの値を通常値Ldより小さな補正値Lfに設定する。補正値Lfは、予めECU21の記憶装置に記憶された任意の定数値である。ステップS81の処理を完了すると、ECU21は処理をステップS82へ進める。
上記ステップS81の処理によれば、車両100と障害物とが衝突する危険性が高く、且つ、ドライバーが混乱している場合、通常時(ドライバーが混乱していない場合)に比べて警報音の音量が小さく設定される。したがって、混乱状態にあるドライバーを過剰に刺激することなく、当該衝突の危険を知らせることができる。
なお、補正値Lfは警報音をミュートする値に設定しても構わない。警報音の音量をミュートすることにより、衝突の危険を既に認知して混乱状態となったドライバーを煩わせることを防ぐことができる。また、上記では、補正値Lfが予め定められている例について説明したが、音量Lの値を通常値Ldより小さく設定可能であれば、値は任意の方法で音量Lの値を設定して構わない。
また、上記ステップS81の処理において、ECU21が警報音の音量Lを通常設定より低減する制御について説明したが、ECU21は、さらに、警報音の音程を通常設定より低くしても構わない。また、警報音が周期的に鳴動される音声である場合、ECU21は、上記ステップS81において、当該鳴動周期を通常設定より長く設定しても構わない。このように、警報音の音程や鳴動周期を変更することにより、混乱しているドライバーを強く刺激することなく音声によって衝突の危険を知らせることができる。
ステップS82において、ECU21は、障害物が車両後方のみに存在するか否かを判定する。具体的には、ECU21は、前方レーダー装置10から前方検出フラグを示すデータが入力されておらず、且つ、後方レーダー装置11から後方検出フラグを示すデータが入力されているか否かを判定する。ECU21は、前方レーダー装置10から前方検出フラグを示すデータが入力されておらず、且つ、後方レーダー装置11から後方検出フラグを示すデータが入力されている場合、障害物が車両後方のみに存在すると判定し、処理をステップS83へ進める。一方、前方レーダー装置10から前方検出フラグを示すデータが入力されている場合や、後方レーダー装置11から後方検出フラグを示すデータが入力されていない場合、すなわち障害物が車両の前方および後方の両方に存在する場合や、障害物が車両の後方に存在しない場合、ECU21は、処理をステップS85へ進める。
ステップS83において、ECU21は、アクセルの効きを通常設定より良くする。具体的には、ECU21は、アクセル係数Aの値を、補正値Afに設定する。補正値Afは、予めECU21に記憶された定数であり、通常値Adより大きな値である。ステップS83の処理を完了すると、ECU21は処理をステップS84へ進める。
ステップS84において、ECU21は、ブレーキの効きを通常設定より鈍くする。具体的には、ECU21は、ブレーキ係数Bの値を補正値Bfに設定する。補正値Bfは、予めECU21に記憶された定数であり、通常値Bdより小さな値である。ステップS84の処理を完了すると、ECU21は処理をステップS87へ進める。
上記ステップS82からステップS84の処理によれば、車両100の後方にのみ障害物が存在し、且つ、当該障害物と車両とが衝突する危険性が高く、且つドライバーが混乱している場合、アクセルの効きが通常設定に比べ良くなるよう設定され、また、ブレーキの効きが通常設定に比べ鈍くなるよう設定される。例えば、車両100の後方から後続車両が衝突してくる状況を想定した場合、車両100の前方に障害物が無いのであれば、車両100のドライバーは車両100を加速させた方が当該衝突を回避し易くなる。しかしながら、ドライバーが混乱状態にある場合、アクセルペダルとブレーキペダルとを間違えて踏み込んでしまう可能性がある。その点、上記処理によれば、ドライバーが誤ってブレーキペダルを踏み込んだ場合であっても車両100の不要な減速を抑制することができる。また、ドライバーがアクセルペダルを踏み込んだ際の車両100の加速が良くなるため、車両後方の障害物から逃げるようにして当該障害物との衝突を回避し易くなる。
なお、ECU21は、上記ステップS83において、ドライバーによるブレーキペダルへの入力を完全に無効とする処理を行っても構わない。
ステップS85において、ECU21は、アクセルの効きを通常設定より鈍くする。具体的には、ECU21は、アクセル係数Aの値を、補正値Arに設定する。補正値Arは、予めECU21に記憶された定数であり、通常値Adより小さな値である。ステップS85の処理を完了すると、ECU21は処理をステップS86へ進める。
ステップS86において、ECU21は、ブレーキの効きを通常設定より良くする。具体的には、ECU21は、ブレーキ係数Bの値を補正値Brに設定する。補正値Brは、予めECU21に記憶された定数であり、通常値Bdより大きな値である。ステップS84の処理を完了すると、ECU21は処理をステップS87へ進める。
上記ステップS82、ステップS85およびステップS86の処理によれば、車両の前方に障害物が存在し、且つ、当該障害物と車両とが衝突する危険性が高く、且つドライバーが混乱している場合、アクセルの効きが通常設定に比べ鈍くなるよう設定され、また、ブレーキの効きが通常設定に比べ良くなるよう設定される。ドライバーが混乱状態にある場合、ブレーキペダルとアクセルペダルとを間違えて踏み込んでしまう可能性があるが、上記処理によれば誤ってアクセルペダルを踏み込んだ際の車両100の不要な加速を抑制することができる。また、ブレーキペダルを踏み込んだ際の制動力が向上するため、車両100と前方の障害物との衝突の危険性を低減することができる。
なお、ECU21は、上記ステップS85において、ドライバーによるアクセルペダルへの入力を完全に無効とする処理を行っても構わない。
ステップS87において、ECU21は、閾値Th2の値を補正値Th2fに、閾値Th3の値を補正値Th3fに、閾値Th4の値を補正値Th4fに、各々設定する。なお、補正値Th2fは、予めECU21の記憶装置に記憶された通常値Th2dより大きい定数値である。補正値Th3fは、予めECU21の記憶装置に記憶された通常値Th3dより大きい定数値である。補正値Th3fは、予めECU21の記憶装置に記憶された通常値Th3dより大きい定数値である。ステップS87の処理を完了すると、ECU21は混乱時設定処理を完了し、処理を図2のステップS9へ進める。
ステップS9において、ECU21は、警報音を出力させる。具体的には、ECU21は、警報装置31に対して警報音を鳴動する指示信号を出力する。ステップS9の処理を完了すると、ECU21は、処理を図10のステップS10へ進める。
ステップS10において、ECU21は、衝突予測時間TTCが閾値Th2以下であるか否か判定する。ECU21は、衝突予測時間TTCが閾値Th2以下である場合、処理をステップS11へ進める。一方、ECU21は、衝突予測時間TTCが閾値Th2より大きい場合、ステップS11の処理を省略して、処理をステップS12へ進める。
ステップS11において、ECU21は、ステアリングの効きを通常設定より良くする。具体的には、ECU21は、ステアリングのギア比Gの値を補正値Gfに設定する。補正値Gfは、予めECU21に記憶された定数であり、通常値Gdより小さな値である。なお、ギア比Gが小さいほど、ドライバーの操舵量に対する舵角の変化が大きくなる。すなわち、ステアリングの効きが良くなる。ステップS11の処理を完了すると、ECU21は、処理をステップS12へ進める。
上記ステップS10の処理によれば、車両100と障害物とが衝突する危険性が高いか否か判定される。そして、上記ステップS10およびステップS11の処理によれば、車両100と障害物とが衝突する危険性が高いと判定された場合、ステアリングの効きが良くなる。そのため、ドライバーは、ステアリングホイールを少し回転させるだけでも車両の進行方向を大きく変更することができ、衝突回避のための操作が容易となる。また、上記ステップS87にて述べた通り、ドライバーが混乱状態である場合、閾値Th2の値が通常設定より大きくなるため、通常設定に比べて早いタイミングでステアリングの効きが良くなる。したがって、ドライバーが混乱している場合、早いタイミングでドライバーによる衝突回避のためのステアリング操作が容易となる。
ステップS12において、ECU21は、衝突予測時間TTCが閾値Th3以下であるか否か判定する。ECU21は、衝突予測時間TTCが閾値Th3以下である場合、処理をステップS13へ進める。一方、ECU21は、衝突予測時間TTCが閾値Th3より大きい場合、ステップS13の処理を省略して、処理をステップS14へ進める。
ステップS13において、ECU21は、自動的にブレーキ装置33を動作させる。具体的には、ECU21は、ブレーキ装置33に対して、ドライバーの操作に関わらず制動力を発生させる指示信号を出力する。ステップS13の処理を完了すると、ECU21は、処理をステップS14へ進める。
上記ステップS12の処理によれば、車両100と障害物とが衝突する危険性が高いか否か判定される。そして、上記ステップS12およびステップS13の処理によれば、車両100と障害物とが衝突する危険性が高いと判定された場合、自動的にブレーキ装置33が動作し、車両100に制動力が作用する。そのため、車両100と、前方の障害物との衝突の危険性を低減することができる。また、上記ステップS87にて述べた通り、ドライバーが混乱状態である場合、閾値Th3の値が通常設定より大きくなるため、通常設定に比べて早いタイミングで自動的にブレーキ装置33が動作する。したがって、混乱しているドライバーが、落ち着いて衝突回避のための操作を実行可能となる。
ステップS14において、ECU21は、衝突予測時間TTCが閾値Th4以下であるか否か判定する。ECU21は、衝突予測時間TTCが閾値Th4以下である場合、処理をステップS15へ進める。一方、ECU21は、衝突予測時間TTCが閾値Th4より大きい場合、ステップS15の処理を省略して、処理をステップS16へ進める。
ステップS15において、ECU21は、シートベルトを自動的に巻き取らせる。具体的には、ECU21は、シートベルト装置35に対し、モーターを駆動してウェビングを巻き取る指示信号を出力する。ステップS15の処理を完了すると、ECU21は、処理をステップS16へ進める。
上記ステップS14の処理によれば、車両100と障害物とが衝突する危険性が高いか否か判定される。なお、閾値Th4の値は、閾値Th1、閾値Th2、および閾値Th3よりも小さな値とし、衝突が不可避であるか否かを判定可能に設定することが望ましい。上記ステップS14およびステップS15の処理によれば、車両100と障害物とが衝突する危険性が高く、衝突が不可避であると判定された場合、自動的にシートベルト装置35のモーターが動作し、乗員が車両100のシートに強く拘束される。そのため、車両100と前方の障害物とが衝突した際の乗員への被害を低減することができる。
また、上記ステップS87にて述べた通り、ドライバーが混乱状態である場合、閾値Th4の値が通常設定より大きくなるため、通常設定に比べて早いタイミングで自動的にシートベルト装置35が動作する。ドライバーが混乱状態である場合、通常設定に比べ、障害物と車両100とが衝突する可能性が高いと考えられるため、上記のようにシートベルト装置35のような乗員を保護するためのデバイスを早期に動作させることで、確実に乗員を当該衝突の衝撃から保護することができる。
なお、上記シートベルト装置35は乗員を衝突から保護するための保護デバイスの一例であり、ECU21は、上記ステップS15においてシートベルト装置35以外の保護デバイスを動作させても構わない。例えば、車両100にエアバッグが搭載され、車両100に備えられたシートが、シートのリクライニング角度を電子制御により自動的に変更可能に構成されている場合を想定する。このような場合、ECU21は、ステップS15において、シートのリクライニング角度を起こす方向へ制御し、且つエアバッグを展開して乗員を保護しても構わない。また、シートのヘッドレストが、電子制御により前後方向へ移動可能に構成されている場合、ECU21は、ヘッドレストの位置を前方へ移動させて乗員の頭部を保護しても構わない。
ステップS16において、ECU21は、終了処理が実行されたか否か判定する。具体的には、ECU21は、車両100のイグニッションスイッチがオフにされたか否かを判定する。ECU21は、車両100のイグニッションスイッチがオフにされた場合、終了処理が実行されたと判定し、図2および図3に示したフローチャートの処理を終了する。一方、ECU21は、車両100のイグニッションスイッチがオフにされていない場合、終了処理が実行されていないと判定し、処理をステップS1へ戻し、上記ステップS1からステップS15の処理を繰り返して実行する。
以上に示した通り、本実施形態に係る衝突安全システムによれば、ドライバーの状態に応じて適切な車両操作の支援および車両制御を実行可能である。
なお、上記実施形態では、ECU21が警報装置31から音声を出力させてドライバーへ衝突の危険を報知する例について説明したが、ECU21は、音声以外の手段によってドライバーへ衝突の危険を報知しても構わない。
例えば、ECU21は、音声を出力する代わりに、車室内のイルミネーションランプや、メーターパネル等に備えられた警告灯などのランプを点灯して上記衝突の危険を報知しても構わない。具体的には、ECU21は、上述ステップS2において、上記ランプを消灯する。また、ECU21は、上記ステップS31において、上記ランプの点灯色の色調を暖色調に設定し、上述ステップS81において、上記ランプの点灯色の色調を寒色調に設定する。そして、ECU21は、上記ステップS9において上記ランプを点灯する。このような処理によれば、ドライバーが混乱している場合、警告灯の色調が寒色調に変更されるため、ドライバーを強く刺激することなく警告灯によって衝突の危険を知らせることができる。
なお、上記のようにドライバーの混乱状態に応じて色調を変更する代わりに、ドライバーが混乱している場合には上記ランプを消灯しても構わない。このような処理によっても、混乱しているドライバーに対する警告灯の点灯による刺激を抑制することができる。
また、上記実施形態では、前方レーダー装置10、および後方レーダー装置11に基づいて車両100の周囲の障害物を検出する例について説明したが、他の方法を用いて車両100の前後の障害物を検出して構わない。例えば、前方レーダー装置10、および後方レーダー装置11に代えて車両100の周囲の画像を撮像する撮像装置を用いて障害物を検出しても構わない。
また、上記実施形態では、ECU21が、障害物と車両100との衝突の危険性を前方レーダー装置10、および後方レーダー装置11から取得した情報に基づいて判定する例について説明したが、ECU21は、当該衝突の危険性を他の情報をさらに用いて判定しても構わない。例えば、ECU21は、車両100に備えられた慣性力センサや、ヨーレートセンサから車両100に作用する慣性力およびヨーレートの情報を取得し、障害物と車両100との衝突の危険性を当該情報に基づいて従来周知の手法により判定しても構わない。
本発明に係る衝突安全システムは、ドライバーの状態に応じて適切な車両操作の支援および車両制御の実行を可能とする衝突安全システムなどとして有用である。
10 前方レーダー装置
11 後方レーダー装置
12 ドライバー監視カメラ
13 マイクロフォン
21 ECU
31 警報装置
32 アクセル装置
33 ブレーキ装置
34 ステアリング装置
35 シートベルト装置
100 車両

Claims (18)

  1. 車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、
    前記車両と前記障害物とが衝突する危険性が高いか否かを判定する衝突危険度判定手段と、
    前記衝突危険度判定手段によって前記衝突の危険性が高いと判定された場合に、前記車両の車室内において警報音を鳴動して衝突の危険性を前記車両のドライバーに報知する警報手段と、
    前記車両のドライバーが混乱しているか否かを判定する混乱判定手段とを備える、衝突安全システムであって、
    前記警報手段は、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記警報音の音量を前記ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて小さくする音量制御手段を含む、衝突安全システム。
  2. 前記衝突安全システムは、
    前記ドライバーによる踏み込み入力を受け付けるアクセルペダルと、
    前記車両の駆動力を前記アクセルペダルの踏み込み量に応じて制御する駆動力制御手段と、
    前記障害物が前記車両の前方または後方の何れにおいて検出されたかを判定する障害物方向判定手段と、
    前記障害物方向判定手段、前記衝突危険度判定手段、および前記混乱判定手段各々の判定結果に応じて、前記駆動力制御手段における前記アクセルペダルの踏み込み量に対する前記駆動力の増加量を制御する駆動力増加量補正手段とをさらに備える、請求項1に記載の衝突安全システム。
  3. 前記駆動力増加量補正手段は、前記障害物方向判定手段によって前記障害物が車両前方において検出されたと判定され、前記衝突危険度判定手段によって前記衝突の危険性が高いと判定され、且つ、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記駆動力制御手段における前記アクセルペダルの踏み込み量に対する前記駆動力の増加量を、前記ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて小さくする、請求項2に記載の衝突安全システム。
  4. 前記駆動力増加量補正手段は、前記障害物方向判定手段によって前記障害物が前記車両の後方においてのみ検出されたと判定され、前記衝突危険度判定手段によって前記衝突の危険性が高いと判定され、且つ、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記駆動力制御手段における前記アクセルペダルの踏み込み量に対する前記駆動力の増加量を、前記ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて大きくする、請求項2に記載の衝突安全システム。
  5. 前記衝突安全システムは、
    前記ドライバーによる踏み込み入力を受け付けるブレーキペダルと、
    前記車両の制動力を前記ブレーキペダルの踏み込み量に応じて制御する制動力制御手段と、
    前記障害物が前記車両の前方または後方の何れにおいて検出されたかを判定する障害物方向判定手段と、
    前記障害物方向判定手段、前記衝突危険度判定手段、および前記混乱判定手段各々の判定結果に応じて、前記制動力制御手段における前記ブレーキペダルの踏み込み量に対する前記制動力の増加量を制御する制動力増加量補正手段とをさらに備える、請求項1または2の何れか1つに記載の衝突安全システム。
  6. 前記制動力増加量補正手段は、前記障害物方向判定手段によって前記障害物が前記車両の前方において検出されたと判定され、前記衝突危険度判定手段によって前記衝突の危険性が高いと判定され、且つ、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記制動力制御手段における前記ブレーキペダルの踏み込み量に対する前記制動力の増加量を、前記ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて大きくする、請求項5に記載の衝突安全システム。
  7. 前記制動力増加量補正手段は、前記障害物方向判定手段によって前記障害物が前記車両の後方にのみ存在すると判定され、前記衝突危険度判定手段によって前記衝突の危険性が高いと判定され、且つ、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記制動力制御手段における前記ブレーキペダルの踏み込み量に対する前記制動力の増加量を、前記ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて小さくする、請求項5に記載の衝突安全システム。
  8. 前記衝突安全システムは、
    前記ドライバーによる操舵入力を受け付けるステアリングホイールと、
    前記車両の車輪舵角を前記ステアリングホイールの回転量に応じて制御する舵角制御手段と、
    前記衝突の危険性が高いと判定された場合、前記前記ステアリングホイールの回転量に応じた前記車輪舵角の変化量を大きくする舵角変化量補正手段と、
    前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記舵角変化量補正手段によって前記車輪舵角の変化量を大きくするタイミングを、前記ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて早くする舵角補正タイミング変更手段とをさらに備える、請求項1、2または5の何れか1つに記載の衝突安全システム。
  9. 前記衝突安全システムは、
    前記車両の制動力を発生する制動力発生手段と、
    前記衝突の危険性が高いと判定された場合、前記制動力発生手段を自動的に動作させて前記車両の制動力を発生させる自動制動制御手段と、
    前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記自動制動制御手段によって制動力発生手段を動作させるタイミングを前記ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて早くする自動制動タイミング変更手段とをさらに備える、請求項1、2または5の何れか1つに記載の衝突安全システム。
  10. 前記衝突安全システムは、
    前記車両と障害物との衝突の衝撃から乗員を保護する保護デバイスと、
    前記車両と前記障害物との衝突を回避不可能であるか否かを判定する衝突回避可否判定手段と、
    前記障害物と前記車両との衝突が不可避であると判定された場合、前記保護デバイスを動作させる前記保護デバイス動作手段と、
    前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記保護デバイスを動作させるタイミングを前記ドライバーが混乱していないと判定された場合より早くする保護デバイス動作タイミング変更手段とをさらに備える、請求項1、2または5の何れか1つに記載の衝突安全システム。
  11. 前記保護デバイスは電子制御により巻き取り可能なシートベルトであり、
    前記保護デバイス動作手段は、前記障害物と前記車両との衝突が不可避であると判定された場合、前記シートベルトを巻き取り、前記車両の乗員の拘束力を強くする、請求項10に記載の衝突安全システム。
  12. 前記保護デバイスは、
    電子制御によりリクライニング角度を変更可能な背もたれ部を備えるシート、
    および、乗員の後方において展開して当該乗員を支持するエアバッグであり、
    前記保護デバイス動作手段は、前記障害物と前記車両との衝突が不可避であると判定された場合、前記前記背もたれ部を後方へ倒すようリクライニング角度を制御し、同時に前記エアバッグを展開させる、請求項10に記載の衝突安全システム。
  13. 前記混乱判定手段は、前記ドライバーの顔を写したドライバー画像を撮像し、当該ドライバー画像を処理し前記ドライバーが混乱しているか否かを判定する、請求項1に記載の衝突安全システム。
  14. 前記警報手段は、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記警報音の音程を前記ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて低くして出力する音程低下手段をさらに含む、請求項1に記載の衝突安全システム。
  15. 前記警報手段は、前記衝突危険度判定手段によって前記衝突の危険性が高いと判定されている間、前記警報音を周期的に鳴動し、
    前記警報手段は、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定されている場合、前記警報音の鳴動周期を前記ドライバーが混乱していないと判定された場合に比べて長くして出力する、請求項1に記載の衝突安全システム。
  16. 前記衝突危険度判定手段によって前記衝突の危険性が高いと判定された場合に、前記車両の車室内において警告灯を点灯して当該衝突の危険を前記車両のドライバーに報知する視覚警報手段をさらに備え、
    前記視覚警報手段は、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記警告灯を消灯し、または前記ドライバーが混乱していないと判定された場合と異なる態様で前記警告灯を点灯する点灯態様制御手段を含む、請求項1に記載の衝突安全システム。
  17. 前記点灯態様制御手段は、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記ドライバーが混乱していないと判定された場合より寒色調の色調で前記警告灯を点灯する、請求項16に記載の衝突安全システム。
  18. 前記音量制御手段は、前記混乱判定手段によって前記ドライバーが混乱していると判定された場合、前記警報音の音量をミュートする、請求項1に記載の衝突安全システム。
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