JP2010277412A - 負荷駆動回路 - Google Patents

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博人 石田
Kazuyoshi Ishikawa
和義 石川
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Abstract

【課題】負荷に供給する電流を増加させつつ、熱による破壊されることを防ぐことが可能な負荷駆動回路を提供する。
【解決手段】負荷駆動回路は、基準電圧を生成する基準電圧回路と、負荷を駆動するトランジスタの駆動電流に応じ、基準電圧と比較される比較電圧を生成する電圧生成回路と、基準電圧と比較電圧とに基づいて、基準電圧に応じた基準電流と駆動電流との大小関係を示す比較信号を出力する比較回路と、駆動電流が基準電流より小さいことを示す比較信号が入力されると、入力信号に応じた駆動電流が生成されるようトランジスタを制御し、駆動電流が基準電流より大きいことを示す比較信号が入力されると、トランジスタをオフする制御回路と、温度に応じた温度信号に基づいて、温度の上昇に応じて駆動電流が基準電流となる際の電流値が小さくなるよう、基準電圧と比較電圧とのうち、少なくとも何れか一方を変化させる電圧変化回路と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、負荷駆動回路に関する。
一般に、負荷駆動回路においては、負荷駆動回路から負荷に出力される電流の電流値を制限するための電流制限回路が設けられる。電流制限回路は、負荷に出力される出力電流の電流値が所定の電流値より高いことを検出すると、負荷駆動回路に出力電流の生成を停止させる(例えば特許文献1)。図3に、負荷駆動回路の一例として電源IC100を示す。
電源IC100は、負荷を駆動するレギュレータ200、負荷に供給する出力電流の電流値が所定の電流値より高いことを検出するとレギュレータ200の出力電流を制限する電流制限回路201を含んで構成される。
レギュレータ200は、電流制限回路201からHレベルの比較信号Vcmpが入力されると、出力電圧Voutが所望のレベルとなるようNPNトランジスタ302を制御する。具体的には、誤差増幅回路301は、出力電圧Voutを抵抗R1,R2で分圧した帰還電圧Vfbと基準電圧Vref1とに基づいて、出力電圧Voutが所望のレベルとなるようNPNトランジスタ302を制御する。一方、誤差増幅回路301は、電流制限回路201からLレベルの比較信号Vcmpが入力されるとNPNトランジスタ302をオフする。
電流制限回路201は、NPNトランジスタ302の出力電流Iout及び検出抵抗R3で定まる検出電圧Vdと、基準電圧Vref2とを比較する。出力電流Ioutの電流値が基準電圧Vref2から定まる所定の電流値より低い場合、すなわち、検出電圧Vdが基準電圧Vref2より高い場合、コンパレータ401はHレベルの比較信号Vcmpを誤差増幅回路301に出力する。その結果、前述のように、出力電圧Voutが所望のレベルとなるようNPNトランジスタ302は制御される。一方、出力電流Ioutの電流値が基準電圧Vref2から定まる所定の電流値より高い場合、すなわち、検出電圧Vdが基準電圧Vref2より低い場合、コンパレータ401は、Lレベルの比較信号Vcmpを誤差増幅回路301に出力する。その結果、前述のように、NPNトランジスタ302はオフされる。このように、出力電流Ioutは、所定の電流値より高くなることは無いため、NPNトラジスタ302がオフされる際の所定の電流値が、出力電流Ioutの制限値となる。
特開2006−139673号公報
ところで、前述のような電源IC100等の集積回路は、集積回路自体に許容される温度を超えると熱により破壊されることがある。したがって、電源IC100において、負荷に供給する電流を増加させるべく出力電流Ioutの制限値を高くすると、周囲温度が低い場合には大きな出力電流Ioutを流すことができるが、周囲温度が上昇すると電源IC100が熱により破壊されることがある。一方、出力電流Ioutの制限値を低くすると、周囲温度が高い場合には熱による電源IC100の破壊が生じにくくなるものの、電源IC100が負荷に供給する電流が小さくなるという課題がある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、負荷に供給する電流を増加させつつ、熱による破壊されることを防ぐことが可能な負荷駆動回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一つの側面に係る負荷駆動回路は、基準電圧を生成する基準電圧回路と、負荷を駆動するトランジスタの駆動電流に応じ、前記基準電圧と比較される比較電圧を生成する電圧生成回路と、前記基準電圧と前記比較電圧とに基づいて、前記基準電圧に応じた基準電流と前記駆動電流との大小関係を示す比較信号を出力する比較回路と、前記駆動電流が前記基準電流より小さいことを示す前記比較信号が入力されると、入力信号に応じた前記駆動電流が生成されるよう前記トランジスタを制御し、前記駆動電流が前記基準電流より大きいことを示す前記比較信号が入力されると、前記トランジスタをオフする制御回路と、温度に応じた温度信号に基づいて、前記温度の上昇に応じて前記駆動電流が前記基準電流となる際の電流値が小さくなるよう、前記基準電圧と前記比較電圧とのうち、少なくとも何れか一方を変化させる電圧変化回路と、を備えることとする。
負荷に供給する電流を増加させつつ、熱による破壊されることを防ぐことが可能な負荷駆動回路を提供することができる。
本発明の第1実施形態における電源IC10Aを示す図である。 本発明の第2実施形態における電源IC10Bを示す図である。 電源IC100の構成を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
<<第1の実施形態>>
図1は本発明の第1の実施形態である電源IC10A(負荷駆動回路)の構成を示す図である。電源IC10Aは、負荷を駆動するとともに、負荷に供給する出力電流Iout(駆動電流)の電流値が温度に応じて定まる電流値より高い場合、出力電流Ioutの供給を停止する回路である。
電源IC10Aは、レギュレータ20、電流制限回路21、電圧変化回路22を含んで構成される。なお、図1において端子は図示されていないが、本実施形態におけるレギュレータ20、電流制限回路21、電圧変化回路22は集積化されていることとする。
レギュレータ20は、入力電圧Vinから、所望の出力電圧Voutを負荷に対して生成する回路である。また、レギュレータ20は、基準電圧回路30、誤差増幅回路31、及びNPNトランジスタ32を含んで構成される。なお、NPNトランジスタ32が本発明のトランジスタに相当する。
基準電圧回路30は、例えば、バンドギャップ電圧など、温度に依存しない所定レベルの基準電圧Vref1を生成する回路である。
誤差増幅回路31(制御回路)は、NPNトランジスタ32を制御する回路である。具体的には、後述するコンパレータ42からHレベルの比較信号Vcmpが入力されると、出力電圧Voutが所望のレベルとなるよう、基準電圧Vref1と出力電圧Voutを抵抗R1,R2で分圧した電圧Vfbとの差に応じてNPNトランジスタ32を制御する。一方、コンパレータ42からLレベルの比較信号Vcmpが入力されると、誤差増幅回路31は、NPNトランジスタ32をオフする。
電流制限回路21は、負荷に供給される出力電流Ioutの電流値が温度に応じて定まる電流値より高い場合、出力電流Ioutの供給を停止させるべく、レギュレータ20を制御する回路である。また、電流制限回路21は、NPNトランジスタ41、コンパレータ42、及び抵抗R3〜R5を含んで構成される。
NPNトランジスタ41のベース電極とエミッタ電極とは、NPNトランジスタ32のベース電極とエミッタ電極とに夫々接続され、コレクタ電極は検出抵抗R3の一端に接続される。また、NPNトランジスタ41は、NPNトランジスタ32と同様に誤差増幅回路31により制御される。このため、NPNトランジスタ41に流れる検出電流Idは、NPNトランジスタ32の出力電流Ioutと同様に変化する。この結果、NPNトランジスタ41のコレクタ電極に接続された検出抵抗R3には、出力電流Ioutに応じた検出電圧Vd(比較電圧)が生じることとなる。また、本実施形態におけるNPNトランジスタ41のサイズはNPNトランジスタ32のサイズより十分小さく設計されているため、検出電流Idの電流値は、出力電流Ioutの電流値より十分小さくなる。このため、本実施形態においては、検出抵抗R3で消費される電力を削減しつつ、出力電流Ioutに応じた電圧を生成することができる。なお、NPNトランジスタ41、及び検出抵抗R3が本発明の電圧生成回路に相当する。
コンパレータ42(比較回路)は、検出抵抗R3及びNPNトランジスタ41のコレクタ電極が接続されるノードの検出電圧Vdと、入力電圧Vinを抵抗R4,R5で分圧した基準電圧Vref2とを比較し、比較信号Vcmpを出力する回路である。本実施形態では、検出電圧Vdがコンパレータ42の非反転入力端子に、基準電圧Vref2が反転入力端子に入力される。このため、検出電圧Vdが基準電圧Vref2より高い場合、コンパレータ42はHレベルの比較信号Vcmpを誤差増幅回路31に出力する。一方、検出電圧Vdが基準電圧Vref2より低い場合、コンパレータ42は、Lレベルの比較信号Vcmpを誤差増幅回路31に出力する。なお、抵抗R4,R5が本発明の基準電圧回路に相当する。
電圧変化回路22は、温度に応じて検出電圧Vdを変化させる回路である。また、電圧変化回路22は、NPNトランジスタ50,51、PMOSトランジスタ52、インバータ53、及び抵抗R6〜R9を含んで構成される。なお、PMOSトランジスタ52及び抵抗R9が本発明の電圧変化回路に相当する。また、本実施形態では、NPNトランジスタ50,51は同じサイズのトランジスタであることとし、夫々のベース−エミッタ間電圧をVbeとする。また、本実施形態における抵抗R6〜R9の夫々は、同じ製造プロセスで製造された抵抗であることとする。このため、抵抗R6〜R9の夫々の温度係数は等しくなる。また、抵抗R6〜R9の夫々の抵抗値は、R6〜R9であることとする。
NPNトランジスタ50と抵抗R6,R7とは、基準電圧Vref1と、NPNトランジスタ50のベース−エミッタ間電圧Vbeとに応じた電圧Vtを、抵抗R6と抵抗R7とが接続されたノードに生成する回路である。
NPNトランジスタ50のコレクタ電極には入力電圧Vinが印加され、ベース電極には基準電圧Vref1が印加される。また、NPNトランジスタ50のエミッタ電極には、抵抗R6及び抵抗R7がエミッタ抵抗として接続される。このため、本実施形態のNPNトランジスタ50のエミッタ電圧Veは、Ve=Vref1−Vbeとなる。したがって、抵抗R6と抵抗R7とが接続されたノードの電圧Vtは、Vt=(R7/(R6+R7))×(Vref1−Vbe)となる。なお、前述の様に、抵抗R6と抵抗R7とは同じ温度係数を有している。また、基準電圧Vref1は温度補償された電圧であり、電圧Vbeの温度係数は、ダイオードの順方向電圧の温度係数と同様に負である。このため、電圧Vtの温度係数は正となる。つまり、本実施形態においては、電圧Vtのレベルは温度の上昇に応じて高くなる。
NPNトランジスタ51及び抵抗R8は、インバータを構成する。このため、NPNトランジスタ51のベース電極に印加される電圧Vtが、NPNトランジスタ51のベース−エミッタ間電圧Vbeより高い場合、NPNトランジスタ51のコレクタ電圧はLレベルとなる。一方、電圧VtがNPNトランジスタ51のベース−エミッタ間電圧Vbeよりも低い場合、NPNトランジスタ51のコレクタ電圧はHレベルとなる。前述のように、電圧Vtの温度係数は正であり、NPNトランジスタ51のベース−エミッタ間電圧Vbeの温度係数は負である。本実施形態では、周囲温度が十分低い場合に、電圧Vtが電圧Vbeより低くなり、周囲温度が十分高い場合に電圧Vtが電圧Vbeより高くなるよう基準電圧Vref1と抵抗R6,R7とを設定する。また、本実施形態では、電圧Vtと電圧Vbeとのレベルが一致する温度を温度Txとする。したがって、本実施形態においては、周囲温度が温度Txより低い場合、すなわち、電圧Vtが電圧Vbeよりも低い場合、NPNトランジスタ51のコレクタ電圧はHレベルとなる。一方、周囲温度が温度Txより高い場合、すなわち、電圧Vtが電圧Vbeよりも高い場合、NPNトランジスタ51のコレクタ電圧はLレベルとなる。なお、前述の温度Txは、基準電圧Vref1と抵抗R6,R7とを変化させることにより調整可能である。
インバータ53は、NPNトランジスタ51及び抵抗R8から構成されるインバータの出力を反転させ、温度信号Vtmpとして出力する。このため、周囲温度が温度Txより低い場合、温度信号VtmpはLレベルとなり、周囲温度が温度Txより高い場合、温度信号VtmpはHレベルとなる。
PMOSトランジスタ52及び抵抗R9は、抵抗R3に並列に接続されている。また、PMOSトランジスタ52のゲート電極には、温度信号Vtmpが入力される。したがって、NPNトランジスタ41のコレクタ電極に接続された抵抗の抵抗値Rxは、PMOSトランジスタ52がオン、またはオフされることにより変化する。具体的には、温度信号VtmpがLレベルの場合、抵抗値Rxは、Rx=(R3//R9)なる。一方、温度信号VtmpがHレベルの場合、抵抗値Rxは、Rx=R3となる。また、前述のように、NPNトランジスタ41には、検出電流Idが流れているため、本実施形態における検出電圧Vdは、Vd=Vin−Id×Rxとなる。このため、検出電圧Vdは、周囲温度が温度Txより低い場合、Vd=Vin−Id×(R3//R9)となり、周囲温度が温度Txより高い場合、Vd=Vin−Id×R3となる。つまり、本実施形態においては、温度が高くなると、検出電圧Vdは低下することとなる。
<<電源IC10Aの動作>>
ここで、負荷の電流が増加した際の電源IC10Aの動作について、周囲温度が低い場合と高い場合に分けて説明する。
まず、周囲温度が温度Txより低い場合、前述のように、検出電圧VdはVd=Vin−Id×(R3//R9)である。また、負荷の電流が増加すると、レギュレータ20から供給される出力電流Ioutもそれに応じて増加する。検出電流Idも、出力電流Ioutと同様に増加するため、検出電圧Vdは、徐々に電源電圧Vinから低下することとなる。そして、検出電圧Vdが、基準電圧Vref2よりも低くなると、コンパレータ42は比較信号VcmpをHレベルからLレベルに変化させる。この結果、NPNトランジスタ32はオフされ、出力電流Ioutの生成は停止されることとなる。つまり、周囲温度が温度Txより低い場合、検出電流Idが、Id=(Vin−Vref2)/(R3//R9)より大きくなると、出力電流Ioutの生成が停止される。
つぎに、周囲温度が温度Txより高い場合、前述のように検出電圧VdはVd=Vin−Id×R3である。周囲温度が温度Txより高い場合も、周囲温度が温度Txより低い場合と同様に、検出電流Idが、Id=(Vin−Vref2)/R3より大きくなると、出力電流Ioutの生成が停止される。
このように、出力電流Ioutの生成が停止される際の検出電流Idの電流値は、周囲温度が高くなるに応じて低くなる。つまり、電源IC10Aでは、周囲温度が高くなると出力電流Ioutの制限値も低くなる。
<<第2の実施形態>>
図2は、本発明の第2の実施形態である電源IC10Bの構成を示す図である。図2において、図1と同じ符号が付されている素子及びブロックは同じである。電源IC10Bと電源IC10Aとを比較すると、電源IC10Bには、インバータ53が無く、PMOSトランジスタ52のドレイン電極が抵抗R4と抵抗R5とが接続されたノードに接続されている。このため、電圧変化回路22は基準電圧Vref2を変化させ、検出電圧VdはVd=Vin−Id×R3となる。
前述のように、電源IC10Bにはインバータ53が設けられていないため、周囲温度が温度Txより低い場合、温度信号VtmpはHレベルとなりPMOSトランジスタ52はオフする。一方、周囲温度が温度Txより低い場合、温度信号VtmpはLレベルとなりPMOSトランジスタ52はオンする。また、PMOSトランジスタ52及び抵抗R9は、抵抗R4と並列接続されている。このため、周囲温度が温度Txより低い場合の基準電圧Vref2は、Vref2=(R5/(R4+R5))×Vinとなる。一方、周囲温度が温度Txより高い場合の基準電圧Vref2は、Vref2=(R5/(RA+R5))×Vinとなる。なお、ここで、抵抗値RAは、RA=(R4//R9)である。したがって、本実施形態における基準電圧Vref2のレベルは、周囲温度の上昇に応じて高くなる。
<<電源IC10Bの動作>>
ここで、負荷の電流が増加した際の電源IC10Bの動作について、周囲温度が低い場合と高い場合に分けて説明する。
まず、周囲温度が温度Txより低い場合、前述のように、基準電圧Vref2は、Vref2=(R5/(R4+R5))である。また、負荷の電流に応じて検出電流Idが増加すると、検出電圧Vdは、Vd=Vin−Id×R3であるため、検出電圧Vdは徐々に入力電圧Vinから低下する。そして、検出電流Idが、Id=(1/R3)×(Vin−(R5/(R4+R5)))より大きくなると、出力電流Ioutの生成は停止される。
つぎに、周囲温度が温度Txより高い場合、前述のように基準電圧Vref2は、Vref2=(R5/(RA+R5))×Vinである。周囲温度が温度Txより高い場合も、周囲温度が温度Txより低い場合と同様に、検出電流Idが、Id=(1/R3)×(Vin−(R5/(RA+R5)))より大きくなると、出力電流Ioutの生成が停止される。前述のように、抵抗値RAは、抵抗値R4よりも小さい。このため、出力電流Ioutの生成が停止される際の検出電流Idの電流値は、周囲温度が高くなるに応じて低くなる。つまり、電源IC10Bでは、周囲温度が高くなると出力電流Ioutの制限値も低くなる。
以上に説明した構成からなる本実施形態の電源IC10においては、周囲温度が高くなると電源IC10が負荷に供給する出力電流Ioutの制限値も低くなる。このため、電源IC10は、周囲温度が低く電源IC10が熱により破壊される可能性が低い場合には、周囲温度が高い場合と比較して負荷に大きな出力電流Ioutを供給することができる。さらに、電源IC10は、周囲温度が上昇すると、出力電流Ioutの制限値を低温に比べて低く制限するため、電源IC10が熱により破壊されることを防ぐことができる。したがって、本実施形態の電源IC10は、負荷への出力電流Ioutを増加させつつ、熱により破壊されることを防ぐことが可能となる。
また、本実施形態の電源IC10Bは、コンパレータ42に入力される基準電圧Vref2のレベルを、温度の上昇に応じて上昇させている。また、基準電圧Vref2と比較される検出電圧Vdは、出力電流Ioutの増加に応じて低下する。このため、電源IC10Bでは、温度が高くなると負荷に供給される出力電流Ioutの制限値は低くなる。このような構成をとることにより、電源IC10Bは、負荷への出力電流Ioutを増加させつつ、電源IC10Bが熱により破壊されることを防止できる。
また、本実施形態の電源IC10Aは、コンパレータ42に入力される検出電圧Vbのレベルを温度の上昇に応じて低下させている。また、検出電圧Vdは、所定の基準電圧Vref2と比較される。このため、電源IC10Aでは、温度が高くなると負荷に供給される出力電流Ioutの制限値は低くなる。このような構成をとることにより、電源IC10Aは、負荷への出力電流Ioutを増加させつつ、電源IC10Aが熱により破壊されることを防止できる。
なお、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施形態では、電源IC10におけるNPNトランジスタ32から出力される出力電流Ioutを制限することとしたが、これに限られるものでは無い。例えば、モータ駆動回路のモータを駆動するトランジスタに流れる電流を検出し、温度に応じてモータに供給される電流値を本実施形態と同様に制限しても良い。
本実施形態では、温度信号Vtmpに応じて、検出電圧Vbまたは基準電圧Vrefの何れか一方を変化させることとしたが、例えば、両方の電圧を変化させることとしても良い。
本実施形態では、電源IC10の内部で温度信号Vtmpを生成する構成としたが、これに限られるものでは無い。例えば、電源IC10の外部にて温度に応じて電圧レベルの変化する温度信号を生成し、PMOSトランジスタ52のベース電極に印加する構成としても良い。
また、本実施形態では、検出電流Idに基づいて検出電圧Vdを生成したが、NPNトランジスタ32に流れる出力電流Ioutに基づいて検出電圧Vdを生成することとしても良い。その場合には、検出抵抗R3がNPNトランジスタ32のコレクタ電極に接続されることとなる。
10 電源IC
20 レギュレータ
21 電流制限回路
22 電圧変換回路
30 基準電圧回路
31 誤差増幅回路
32,42,50,51 NPNトランジスタ
42 コンパレータ
52 PMOSトランジスタ
53 インバータ
R1〜R9 抵抗

Claims (3)

  1. 基準電圧を生成する基準電圧回路と、
    負荷を駆動するトランジスタの駆動電流に応じ、前記基準電圧と比較される比較電圧を生成する電圧生成回路と、
    前記基準電圧と前記比較電圧とに基づいて、前記基準電圧に応じた基準電流と前記駆動電流との大小関係を示す比較信号を出力する比較回路と、
    前記駆動電流が前記基準電流より小さいことを示す前記比較信号が入力されると、入力信号に応じた前記駆動電流が生成されるよう前記トランジスタを制御し、前記駆動電流が前記基準電流より大きいことを示す前記比較信号が入力されると、前記トランジスタをオフする制御回路と、
    温度に応じた温度信号に基づいて、前記温度の上昇に応じて前記駆動電流が前記基準電流となる際の電流値が小さくなるよう、前記基準電圧と前記比較電圧とのうち、少なくとも何れか一方を変化させる電圧変化回路と、
    を備えることを特徴とする負荷駆動回路。
  2. 請求項1に記載の負荷駆動回路であって、
    前記基準電圧回路は、
    第1抵抗と第2抵抗とを備え、所定電圧を前記第1抵抗及び前記第2抵抗で分圧した電圧を前記基準電圧として出力する分圧回路であり、
    前記電圧変化回路は、
    前記第1抵抗または前記第2抵抗の何れか一方に並列に接続されるとともに、前記温度信号に基づいて抵抗値が変化する可変抵抗回路であること、
    を特徴とする負荷駆動回路。
  3. 請求項1に記載の負荷駆動回路であって、
    前記電圧生成回路は、
    前記駆動電流に応じた前記比較電圧を生成する抵抗を含み、
    前記電圧変化回路は、
    前記抵抗に並列に接続されるとともに、前記温度信号に基づいて抵抗値が変化する可変抵抗回路であること、
    を特徴とする負荷駆動回路。
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