JP2010271343A - 表示駆動装置およびその動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバードライブ処理に使用する表示データを記憶するメモリの使用効率を改善する。
【解決手段】表示装置230を駆動する表示駆動装置220は画像表示データの圧縮2233の後にメモリ224に格納して、メモリの読み出しデータの伸張2234によって前時間フレームを生成する。設定ユニット222は、表示装置の表示画面102を例えば中心部分と第1の領域105と周辺部分の第2の領域106に区画する。オーバードライブ演算部223は現時間フレームと前時間フレームとに応答してオーバードライブ表示データを生成して、第1と第2の領域105、106の画像表示データを小さな値と大きな値の第1と第2のデータ圧縮率RA、RBで圧縮してメモリ224に格納する。メモリの節約によって、第1の領域105の画質が改善される。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示駆動装置およびその動作方法に関し、特に表示デバイスの応答時間を短縮するためのオーバードライブ処理に使用するメモリを使用効率を改善するのに有効な技術に関するものである。
携帯電話端末等に搭載される小型液晶ディスプレイは、コストやサイズ等の制約から、据え置き型テレビ等で使用される高速液晶が使用できない傾向にある。一方で近年においては、携帯電話端末においてもワンセグメント放送(ワンセグ放送)などの動画視聴に対するニーズが高まっている。
低速液晶で動画を表示すると、画素の階調を目標値まで変化させるのにフレーム間隔よりも時間がかかる場合があり、次フレームのデータを表示すべき時刻になっても目標階調に到達できずに「動画ぼやけ」と呼ばれる画質劣化が視認されることがある。この動画ぼやけを改善するための液晶駆動方法として、オーバードライブ処理がある。この処理はフレーム間の画素の階調変化を超過する電圧変化で液晶を駆動することによって、階調変化に要する時間を短縮するものである。
しかし、液晶画面全体が一様に、オーバードライブ処理を必要とするとは限らないものである。例えば、動画像であっても背景は固定され一部の被写体のみが動いている映像や、液晶画面の一部分を使用して動画像を表示する場合などである。こうした場合には画面上の動きの無い部分へのオーバードライブ処理は不要であり、またかえって画質を劣化させる恐れがある。
そこで、例えば下記特許文献1に記載されているように、2つの対応する画素のルミナンス成分とクロミナンス成分のフレーム間の変化分がしきい値よりも大きいか否かを判定して、変化分がしきい値より大きい画素を動態画素と判断して、この動態画素にオーバードライブ処理が実行される。動態画素の判断に際しては、フレームメモリの出力から画像伸張部に供給される前時間フレームの圧縮画素データと画像圧縮部からフレームメモリの入力に供給される現時間フレームの圧縮画素データとが動態画像検出部に供給されている。
また、例えば下記非特許文献1には、オーバードライブ処理に際してフレームメモリを削減するために、エンコーダをフレームメモリの入力に接続してデコーダをフレームメモリの出力に接続した圧縮モジュールを液晶表示コントローラに内蔵することが記載されている。現時間フレームは液晶表示コントローラに内蔵したオーバードライブユニットの一方の入力端子に直接供給される一方、現時間フレームは圧縮モジュールのエンコーダとフレームメモリとデコーダとを経由してオーバードライブユニットの他方の入力端子に過去のフレームとして供給される。オーバードライブユニットが連続するフレームの画素値の差に依存したオーバーシュートとアンダーシュートとを生成することによって、液晶の応答時間を短縮して「動画ぼやけ」の低減が可能となることも、下記非特許文献1に記載されている。
特開2005−316369号 公報
Jong−Woo Han et al, "Vector Quantizer based Block Truncation Coding for Color Image Compression in LCD Overdrive", IEEE Transations on Consumer Electronics, Vol. 54, No.4, NOVEMBER 2008, PP.1839〜1845.
上述したオーバードライブ処理方式では、表示しようとする現時間フレームの画素と1つ前の前時間フレームの同一画素の階調を比較することによって、駆動電圧を決定するものである。従って、従来のオーバードライブ処理方式では、前時間フレームの全画素をフレームメモリに記憶する必要がある。従って、静止画領域や画面上の注目していない領域等のオーバードライブ処理の必要性の無いまたは必要性の低い画素も、動きの大きな領域と同様に、フレームメモリに記憶されていた。その結果、視聴者によって視認されるオーバードライブ処理の効果に対して、フレームメモリの使用が非効率的であると言う問題がある。
すなわち、同一のメモリ容量のフレームメモリを搭載した場合に、メモリの使用が非効率的であればその分画素を記憶する際の圧縮率を高くして、画素当たりのデータ量を小さくしなければならない。その結果、低精度の前時間フレーム情報を元にオーバードライブ処理を実行することとなり、画質の劣化の原因となると言う問題が本発明者等の検討によって明らかとされた。
本発明は上記の如き本発明に先立った本発明者等による検討を基礎にしてなされたものであり、その目的とするところは、オーバードライブ処理に使用する前時間フレーム画素の表示データの記憶のためのメモリの使用効率を改善することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうちの代表的なものについて簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態は、表示装置(230)を駆動する表示駆動装置(220)である。
前記表示駆動装置(220)は画像表示データを圧縮後にメモリ(224)に格納して、前記メモリ(224)の読み出しデータの伸張によって前時間フレームを生成する。
前記表示駆動装置(220)は、設定ユニット(222)とオーバードライブ演算部(223)とを具備する。
前記設定ユニット(222)は、前記表示装置(230)の表示画面(102)を少なくとも第1の領域(105)と第2の領域(106)に区画する。
前記オーバードライブ演算部(223)は、現時間フレームと前記前時間フレームとに応答してオーバードライブ表示データを生成する。
前記オーバードライブ演算部(223)は、前記第1と前記第2の領域(105、106)の画像表示データを値の異なる第1と第2のデータ圧縮率(RA、RB)で圧縮して前記メモリ(224)に格納する(図3参照)。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、オーバードライブ処理に使用する前時間フレーム画素の表示データの記憶のためのメモリの使用効率を改善することができる。
図1は、携帯電話端末に搭載される本発明の実施の形態1による液晶表示装置での画面の領域分割を説明する図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態の表示駆動装置とその周辺の装置を表すブロック図である。 図3は、図2に示した本発明の第1の実施の形態の表示駆動装置220のオーバードライブ演算部223の構成を示す図である。 図4は、図3に示したオーバードライブ演算部223の領域判定部2231の構成を示す図である。 図5は、図3に示したオーバードライブ演算部223の領域判定部2231の他の構成を示す図である。 図6は、図3に示したオーバードライブ演算部223の圧縮率算出部2232の構成を示す図である。 図7は、図6に示した圧縮率算出部2232の圧縮率決定部22321に含まれる圧縮率テーブル701の構成を示す図である。 図8は、携帯電話端末に搭載される本発明の実施の形態2による液晶表示装置での画面の領域分割を説明する図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態の表示駆動装置220のオーバードライブ演算部223の構成を示す図である。 図10は、図9に示した第2の実施の形態によるオーバードライブ演算部223の領域判定部2231の構成を示す図である。 図11は、本発明の第3の実施の形態の表示駆動装置220のオーバードライブ演算部223の構成を示す図である。 図12は、図11に示すオーバードライブ演算部223を含む本発明の第3の実施の形態の表示駆動装置220とその周辺の装置を表すブロック図である。 図13は、携帯電話端末に搭載される本発明の実施の形態4による液晶表示装置での画面の領域分割を説明する図である。 図14は、本発明の第4の実施の形態の表示駆動装置220のオーバードライブ演算部223の構成を示す図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態は、表示装置(230)を駆動可能に構成された表示駆動装置(220)である。
前記表示駆動装置(220)は画像表示データを圧縮後にメモリ(224)に格納可能に構成され、前記表示駆動装置(220)は前記メモリ(224)の読み出しデータの伸張によって前時間フレームを生成可能に構成されている。
前記表示駆動装置(220)は、設定ユニット(222)とオーバードライブ演算部(223)とを具備する。
前記設定ユニット(222)は、前記表示装置(230)の表示画面(102)を少なくとも第1の領域(105)と第2の領域(106)に区画可能とされている。
前記オーバードライブ演算部(223)は、供給される現時間フレームと前記前時間フレームとに応答してオーバードライブ表示データを生成可能に構成されている。
前記オーバードライブ演算部(223)は、前記第1の領域(105)の画像表示データと前記第2の領域(106)の画像表示データとを値の異なる第1のデータ圧縮率(RA)と第2のデータ圧縮率(RB)でそれぞれ圧縮して前記メモリ(224)に格納可能に構成されている(図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7参照)。
前記実施の形態によれば、オーバードライブ処理に使用する前時間フレーム画素の表示データの記憶のためのメモリの使用効率を改善することができる。
好適な実施の形態は、前記オーバードライブ演算部(223)は前記現時間フレームと前記前時間フレームとの差に応答するオーバーシュートとアンダーシュートを含む前記オーバードライブ表示データを生成するものである(図2、図3参照)。
他の好適な実施の形態は、前記オーバードライブ演算部(223)は、画像圧縮部(2233)と画像伸張部(2234)とを含むものである。
前記画像圧縮部(2233)は前記メモリ(224)に格納される前記画像表示データを圧縮する一方、前記画像伸張部(2234)は前記メモリ(224)の前記読み出しデータを伸張するものである。
前記画像圧縮部(2233)は、前記第1の領域(105)の前記画像表示データと前記第2の領域(106)の前記画像表示データとを値の異なる前記第1のデータ圧縮率(RA)と前記第2のデータ圧縮率(RB)でそれぞれ圧縮して前記メモリ(224)に格納するものである(図1、図2、図3参照)。
別の好適な実施の形態は、前記オーバードライブ演算部(223)は、領域判定部(2231)を更に含むものである。
前記領域判定部(2231)は、前記画像表示データに関係するドットクロックと水平同期信号と垂直同期信号とに応答して前記画像表示データが前記第1の領域(105)と前記第2の領域(106)のいずれに所属するかを判定するものである(図4、図5参照)。
更に別の好適な実施の形態は、前記オーバードライブ演算部(223)は圧縮率算出部(2232)を更に含むものである。
前記圧縮率算出部(2232)は前記表示装置(230)の前記表示画面(102)の前記第1の領域(105)と前記第2の領域(106)との区画に関する領域設定情報に応答して前記第1のデータ圧縮率(RA)と前記第2のデータ圧縮率(RB)とを算出するものである(図6、図7参照)。
具体的な一つの実施の形態は、前記表示装置(230)の前記表示画面(102)で区画される前記第1の領域(105)と前記第2の領域(106)は前記表示画面(102)の略中心とその周辺にそれぞれ設定可能である。
前記略中心の前記第1の領域(105)のための前記第1のデータ圧縮率(RA)よりも前記周辺の前記第2の領域(106)のための前記第2のデータ圧縮率(RB)は大きな値に設定可能である(図1参照)。
他の具体的な一つの実施の形態は、前記表示装置(230)の前記表示画面(102)で区画される前記第1の領域(105)と前記第2の領域(106)は視聴者の視線検出で検出される前記表示画面(102)の視野中心(108)の領域とその周辺にそれぞれ設定可能である。
前記視野中心(108)の前記領域の前記第1の領域(105)のための前記第1のデータ圧縮率(RA)よりも前記周辺の前記第2の領域(106)のための前記第2のデータ圧縮率(RB)は大きな値に設定可能である(図13参照)。
最も具体的な一つの実施の形態による前記表示駆動装置(220)は、前記表示装置(230)として液晶表示装置を駆動可能である。
〔2〕本発明の別の観点の代表的な実施の形態は、表示装置(230)を駆動可能に構成された表示駆動装置(220)の動作方法である。
前記表示駆動装置(220)は画像表示データを圧縮後にメモリ(224)に格納可能に構成され、前記表示駆動装置(220)は前記メモリ(224)の読み出しデータの伸張によって前時間フレームを生成可能とされている。
前記表示駆動装置(220)は、設定ユニット(222)とオーバードライブ演算部(223)とを具備する。
前記設定ユニット(222)は、前記表示装置(230)の表示画面(102)を少なくとも第1の領域(105)と第2の領域(106)に区画可能とされている。
前記オーバードライブ演算部(223)は、供給される現時間フレームと前記前時間フレームとに応答してオーバードライブ表示データを生成可能とされている。
前記オーバードライブ演算部(223)は、前記第1の領域(105)の画像表示データと前記第2の領域(106)の画像表示データとを値の異なる第1のデータ圧縮率(RA)と第2のデータ圧縮率(RB)でそれぞれ圧縮して前記メモリ(224)に格納可能とされている(図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7参照)。
前記実施の形態によれば、オーバードライブ処理に使用する前時間フレーム画素の表示データの記憶のためのメモリの使用効率を改善することができる。
2.実施の形態の詳細
次に、実施の形態について更に詳述する。尚、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、前記の図と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
《液晶画面の領域分割》
図1は、携帯電話端末に搭載される本発明の実施の形態1による液晶表示装置での画面の領域分割を説明する図である。
図1(A)に示した携帯電話端末101は、液晶画面102を有している。液晶画面102のうち、画面の中心に近い領域をここでは画面中心部103と呼び、画面の端に近い領域を画面周辺部104と呼ぶことにする。例えば、液晶画面102のうち、上下の端の部分を縦方向の長さの10%ずつ除き、左右の端の部分を横方向の長さの10%ずつ除いた部分を画面中心部103とし、液晶画面102のうち画面中心部103でない部分を画面周辺部104としても良い。ここで長さの比率および中心部と周辺部の形状は一例であり、本発明を限定するものではない。例えば液晶画面102上の左右のみに周辺部を設けることも可能である。
本実施の形態1では、液晶画面102を使用して動画を視聴する時に、多くの場合に視聴者は画面中心部103付近に注目する一方、視聴者は画面周辺部104の画質に関して厳密な関心を持たないことを前提とする。
また本実施の形態1は、液晶画面102にて動画を表示する際に、動画ぼやけを改善するためにオーバードライブ処理を実行するものである。そのために本実施の形態1では、画面中心部103では画面周辺部104に比較して高精度(低圧縮率)で前時間フレームデータを記憶してオーバードライブ処理を実行することによって画面周辺部104よりも画面中心部103で相対的に高画質とするものである。従って、視聴者は注目する画面中心部103の画質が改善したことによって、全画面にて均一なオーバードライブ処理を実行した場合よりも効果的に画質が向上したと体感するものである。
図1(B)は、本発明の実施の形態1にて、分割された各領域によって異なる精度(圧縮率)を適用することを説明する図である。オーバードライブ処理を実行するためには前時間フレームの表示データを利用するため、これを記憶することが必要となる。搭載メモリの削減のために表示データを圧縮してフレームメモリに記憶される。一般に同一の圧縮方法では、高圧縮率、すなわち圧縮後のデータ量が小さくなれば搭載メモリ量を少なくて済むが、データの伸張後と圧縮前との誤差が大きくなって、オーバードライブによる表示データの精度が低下して画質が劣化する。
図1(B)に示す本発明の実施の形態1では、液晶画面102は3つの領域105、106、107に分割され、表示データが3つの領域105、106、107のどの領域に含まれる画素であるかによって相互に異なった圧縮率が適用されて圧縮・記憶する。尚、図1(B)に示した液晶画面102の領域の分割数および形状は一例であり、本発明を限定するものではない。最も中心に近い領域A(105)では最小の圧縮率RAが使用され、周辺部の領域B(106)、領域C(107)では次第に大きな圧縮率RB、RCが使用される。尚、図1(B)の領域A(105)は図1(A)の画面中心部103に略対応する一方、図1(B)の領域B(106)と領域C(107)とは図1(A)の画面周辺部104に略対応している。
これによって、視聴者の注目する図1(A)の画面中心部103は比較的注目されない図1(A)の画面周辺部104よりも高画質となって、同一のメモリ容量のフレームメモリを搭載して全画面で均一な圧縮率を適用した場合よりも画面中心部の画質は向上するものとなる。尚、この効果は、液晶画面102の領域を3分割しなくとも、例えば2分割して2分割された中心領域A(105)と周辺領域B(106)とに圧縮率RA、圧縮率RBを適用した場合にも実現することができる。しかし、領域分割数を増加することで分割領域間の境界での画質の変化量を抑制することができ、境界部分での違和感を軽減することができる。
《携帯電話端末に搭載される液晶表示装置の構成》
図2は、本発明の第1の実施の形態の表示駆動装置とその周辺の装置を表すブロック図である。
図2に示すように、本発明の第1の実施の形態による表示駆動装置220は中央処理ユニット(CPU)210から画像表示データを受信して、内部のオーバードライブ演算部223でオーバードライブ演算を実行して、表示装置230を駆動するための駆動電圧を出力する。また図1(A)、(B)に示したように各分割領域で異なった圧縮率によるオーバードライブ処理を実行するために、表示駆動装置220はCPU210から領域設定情報を受信するものである。また、図2に示す表示駆動装置220は、インターフェース221、領域設定用レジスタ222、オーバードライブ演算部223、フレームメモリとしてのRAM224、D/A変換器225を含むものである。
尚、図2に示した表示駆動装置220は、具体的にはCMOSモノリシック半導体集積回路で構成されたLCDコントローラドライバの形態で構成されている。表示装置230の液晶画面102のサイズが小さい場合には、フレームメモリとしてのRAM224はLCDコントローラドライバの内蔵メモリによって構成される。しかし、表示装置230の液晶画面102のサイズが大きい場合には、フレームメモリのRAM224にはLCDコントローラドライバの外部の大容量の同期SRAMが使用されるものである。
《液晶表示装置の動作》
次に、図2に示す表示駆動装置220の内部の動作の概要を、下記に説明する。
CPU210から供給される画像表示データは、インターフェース221を経由して、オーバードライブ演算部223に供給される。オーバードライブ演算部223は、CPU210からインターフェース221を経由して供給された画像表示データを圧縮して、RAM224に記憶する。更にオーバードライブ演算部223は供給された画像表示データとRAM224に記憶した前時間フレームの同一画素の画像表示データとの比較によってオーバードライブ処理結果の表示データを作成して、D/A変換器225を経由して表示装置230への駆動電圧として出力する。
一方、CPU210からインターフェース221を経由して供給される領域設定情報は、領域設定用レジスタ222に格納される。従って、オーバードライブ演算部223は領域設定用レジスタ222に格納された領域設定情報を参照することによって、供給された画像表示データが図1(B)の分割領域105、106、107のどの領域に所属する画素であるかを判定して、所属領域によって異なった圧縮率によるオーバードライブ演算を実行することができる。
《オーバードライブ演算部》
図3は、図2に示した本発明の第1の実施の形態の表示駆動装置220のオーバードライブ演算部223の構成を示す図である。
図3に示したオーバードライブ演算部223は、領域判定部2231、圧縮率算出部2232、画像圧縮部2233、画像伸張部2234、オーバードライブ処理部2235を含んでいる。
以下、図3に示したオーバードライブ演算部223の動作を、下記に説明する。
まず、領域判定部2231は、図2に示した表示駆動装置220の領域設定用レジスタ222を参照して、領域設定情報を獲得する。領域設定情報としては、液晶画面102の中心からの上下左右方向の割合を指定しても良いし、座標で特定領域を指定することすることも可能である。これによって、領域判定部2231は、供給された画像表示データが図1(A)の領域A(105)と領域B(106)と領域C(107)のうち、どの領域に所属する画素であるかを判定することができる。
更に、圧縮率算出部2232は複数の領域A、B、C(105、106、107)に対応する複数のデータ圧縮率(R、R、R)を画像圧縮部2233に設定する一方、複数のデータ圧縮率(R、R、R)と等しい複数の伸張率を画像伸張部2234に設定するものである。
《領域判定部》
図4は、図3に示したオーバードライブ演算部223の領域判定部2231の構成を示す図である。
図4に示した領域判定部2231は、xカウンタ22311、yカウンタ22312、比較器22313、比較器22314、領域決定部22315によって構成されている。
以下、図4に示した領域判定部2231の動作を、下記に説明する。
まず、図2に示す表示駆動装置220にCPU210から供給される画像表示データには、垂直同期信号、水平同期信号、データイネーブルDE、ドットクロックDotClk、各画素の階調を示す画素データが含まれている。しかし、図4に示す領域判定部2231に供給される画像表示データには、各画素の階調を示す画素データ以外の垂直同期信号、水平同期信号、データイネーブルDE、ドットクロックDotClkが含まれている。更に、図4に示す領域判定部2231にCPU210から領域設定用レジスタ222を経由して供給される領域設定情報には、領域境界x座標と領域境界y座標とが含まれている。
図4に示す領域判定部2231で、データイネーブルDEによってイネーブル制御され、水平同期信号によってリセットされるxカウンタ22311は、供給されるドットクロックDotClkのパルス数を元に画素数をカウントして現在供給されている画素のx座標を出力する。一方、垂直同期信号によってリセットされるyカウンタ22312は水平同期信号をカウントして、現在供給されている画素のy座標を出力する。xカウンタ22311、yカウンタ22312から出力される現在供給されている画素のx座標、y座標は、領域設定情報の領域境界x座標、領域境界y座標とそれぞれ比較器22313、比較器22314によって比較される。この2つの比較器22313、22314の比較結果から、領域決定部22315は現在供給されている画素が図1(B)に示す領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)のいずれに所属する画素であるかを決定する。例えば入力中の画素のx座標が領域A(105)の境界のx座標x0とx座標x1との間の範囲内にあり、かつy座標が領域A(105)の境界のy座標y0とy座標y1との間の範囲内にあれば、入力中の画素は領域A(105)に所属すると判定できる。同様にして、入力中の画素のx座標が領域B(106)の境界のx座標x0とx座標x1との間の範囲内にあり、かつy座標が領域B(106)の境界のy座標y0とy座標y1との間の範囲内にあり、かつ入力中の画素が領域A(105)中に所属しないと判定されていれば、入力中の画素は領域B(106)中に所属すると判定できる。また同様にして、入力中の画素のx座標が領域C(107)の境界のx座標x0とx座標x1との間の範囲内にあり、かつy座標が領域B(106)の境界のy座標y0とy座標y1との間の範囲内にあり、かつ入力中の画素が領域B(106)中に所属しないと判定されていれば、入力中の画素は領域C(107)中に所属すると判定できる。尚、この判定アルゴリズムは一例であり、本発明を限定するものではない。以上のようにして図4に示す領域判定部2231は入力中の画素が図1(B)に示す領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)のいずれに所属する画素であるかを示す2ビットの判定結果を出力するものである。
尚、領域設定用レジスタ222に保存され領域判定部2231によって参照される領域境界x座標と領域境界y座標の値は、図3のオーバードライブ演算部223の画像圧縮部2233の圧縮方法が離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)を使用する方法である場合にはDCT変換単位の大きさに従って設定されるものである。例えば、領域境界x座標と領域境界y座標との値は、DCT変換単位が2画素×2画素の場合には2の倍数の座標間隔となり、同様にDCT変換単位が4画素×4画素の場合には座標間隔は4の倍数となる。
図5は、図3に示したオーバードライブ演算部223の領域判定部2231の他の構成を示す図である。
図5に示した領域判定部2231は、図4に示した領域判定部2231と同様にxカウンタ22311、yカウンタ22312、比較器22313、比較器22314、領域決定部22315によって構成される一方、図5に示した領域判定部2231には領域境界座標算出部22316が追加されている。
図5に示した領域判定部2231の領域境界座標算出部22316には、領域設定情報として図1(B)に示す領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の各領域の液晶画面102の画面中心からの上下左右方向の割合と画面サイズとが供給される。従って、域境界座標算出部22316では画面サイズと領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の各領域の画面中心からの割合が乗算され、領域A(105)の境界x座標x0、x1、境界y座標y0、y1、領域B(106)の境界x座標x0、x1、境界y座標y0、y1、領域C(107)の境界x座標x0、x1、境界y座標y0、y1が生成される。その結果、域境界座標算出部22316から領域境界x座標、領域境界y座標が生成され、比較器22313、比較器22314に供給される。
《圧縮率算出部》
図6は、図3に示したオーバードライブ演算部223の圧縮率算出部2232の構成を示す図である。
図6に示した圧縮率算出部2232は、圧縮率決定部22321とマルチプレクサ22322とによって構成されている。
図6に示した圧縮率算出部2232の圧縮率決定部22321は、領域設定用レジスタ222から提供される領域設定情報を元に、図1(B)に示す領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の各領域に適用するデータ圧縮率R、R、Rを決定する。マルチプレクサ22322は領域判定部2231の2ビットの判定結果に従って、現在入力中の画素に対する適用圧縮率として3つのデータ圧縮率R、R、Rから1つのデータ圧縮率を選択して出力する。
次に、図1(B)に示す領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の各領域に適用するデータ圧縮率R、R、Rの決定方法に関して、下記に説明する。
図2に示した表示駆動装置220のフレームメモリとしてのRAM224の容量をDmemoryとして、図1(B)に示す領域A(105)として指定した領域に所属する画素数をNとし、図1(B)に示す領域B(106)として指定した領域に所属する画素数をNとし、図1(B)に示す領域C(107)として指定した領域に所属する画素数をNとし、1画素中に含まれる入力画像データ量をDinとする。すると、領域A(105)に適用するデータ圧縮率Rと領域B(106)に適用するデータ圧縮率Rと領域C(107)に適用するデータ圧縮率Rとは、下記式(1)を満足するように決定する。
Figure 2010271343
ここでデータ圧縮率は圧縮前のデータサイズと圧縮後のデータサイズの比率であり、データ圧縮率が高いほど圧縮後のデータサイズは小さくなる。データ圧縮率R、R、Rは上記式(1)を満足する範囲で小さくする方が、適用領域の画質が向上する。またデータ圧縮率Rを小さくすると、領域A(105)の画質が向上する一方、他の領域B(106)、領域C(107)の画質が低下する。
次に、図1(B)に示す領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の各領域の画素の表示データに対するデータ圧縮率R、R、Rの決定方法について説明する。
図7は、図6に示した圧縮率算出部2232の圧縮率決定部22321に含まれる圧縮率テーブル701の構成を示す図である。
図6に示す圧縮率算出部2232に領域設定用レジスタ222から領域指定情報が供給されることにより、圧縮率決定部22321は領域指定情報から図1(B)の領域A(105)に所属する画素数が全体に占める割合RNと図1(B)の領域B(106)に所属する画素数が全体に占める割合RNとを計算する。
一方、図7に示したように圧縮率決定部22321に含まれる圧縮率テーブル701は、縦方向の3個のエントリーと横方向の3個のエントリーによるマトリックスデータとなっている。
すなわち縦方向では、1個目のエントリーは領域A(105)の画素数占有割合RNが0<RN≦1/3と比較的に小さい値の場合に対応しており、2個目のエントリーは領域A(105)の画素数占有割合RNが1/3<RN≦2/3と中間的な値の場合に対応しており、3個目のエントリーは領域A(105)の画素数占有割合RNが2/3<RN<1と比較的に大きな値の場合に対応している。
同様に、横方向では、1個目のエントリーは領域B(106)の画素数占有割合RNが0<RN≦1/3と比較的に小さい値の場合に対応しており、2個目のエントリーは領域B(106)の画素数占有割合RNが1/3<RN≦2/3と中間的な値の場合に対応しており、3個目のエントリーは領域B(106)の画素数占有割合RNが2/3<RN<1と比較的に大きな値の場合に対応している。
従って、圧縮率算出部2232によって計算された画素数占有割合RNに従って圧縮率テーブル701の縦方向の3個のエントリーから1個のエントリーが選択され、圧縮率算出部2232によって計算された画素数占有割合RNに従って圧縮率テーブル701の横方向の3個から1個のエントリーが選択される。
例えば、圧縮率決定部22321で計算された画素数占有割合RNが縦方向の1個目のエントリーを選択して、圧縮率決定部22321で計算された画素数占有割合RNが横方向の2個目のエントリーが選択した場合には、(5、11、16)の組み合わせデータ圧縮率R、R、Rが圧縮率テーブル701で選択される。
すなわち、このように領域A(105)の画素数占有割合RNが比較的小さい値の場合で領域B(106)の画素数占有割合RNが中間的な値の場合は、領域A(105)のデータ圧縮率Rは「5」と最小値に、領域B(106)のデータ圧縮率Rは「11」と比較的小さな値に、領域C(107)のデータ圧縮率Rは「16」と比較的大きな値にそれぞれ設定される。
また、領域A(105)の画素数占有割合RNが増加すると、領域A(105)のデータ圧縮率Rは最小値「5」から中間値「7」に増加して、領域B(106)の画素数占有割合RNが増加すると、領域B(106)のデータ圧縮率Rは比較的小さな値「11」から中間値「14」に増加する。このような場合には、領域C(107)のデータ圧縮率Rは比較的大きな値「16」から最大値「20」に増加する。
また、図1(B)に示す領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の各領域の画素の表示データに対するデータ圧縮率R、R、Rの他の決定方法について説明する。
この他の決定方法としては、領域A(105)と領域B(106)の間および領域B(106)と領域C(107)の間の隣接する2つの領域に適用するデータ圧縮率R/R、R/Rの比が一定の条件とするものである。この比を1/kと設定すると、この条件は下記の式(2)で与えられる。下記式(2)の条件を上記式(1)の条件と両立するためには、下記の式(3)、式(4)、式(5)のように、各圧縮率データ圧縮率R、R、Rを設定することが必要となる。このように定数k (例えば、k=2) を設定すると、下記式(2)で等号が成立するように各データ圧縮率R、R、Rを決定することができる。これによって、領域間の境界における画質変化が一部の境界に集中することを防ぐ効果がある。
Figure 2010271343
Figure 2010271343
Figure 2010271343
Figure 2010271343
また更に、図1(B)に示す領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の各領域の画素の表示データに対するデータ圧縮率R、R、Rに関する別の決定方法について説明する。
この別の決定方法としては、周辺領域である領域B(106)、領域C(107)に所属する画素の表示データに対する圧縮率R、Rを固定する一方、領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の各領域の画素数N、N、Nの比に応じて中心の領域A(105)に所属する画素の表示データに対する圧縮率Rを最小にするものである。下記の式(6)、式(7)、式(8)は、この方法を説明するものである。
Figure 2010271343
Figure 2010271343
Figure 2010271343
上記式(6)と上記式(7)とは、周辺部の領域B(106)と領域C(107)が許容画質を生成するように最大データ圧縮率RB(max)、RC(max)の値にデータ圧縮率R、Rを設定することを示したものである。上記式(6)と上記式(7)とによる設定条件と上記式(1)の条件と両立するためには、上記式(8)のように各圧縮率データ圧縮率Rを設定することが必要となる。上記式(8)で、DmemoryはフレームメモリとしてのRAM224の記憶容量、Dinは1画素中に含まれる入力画像データ量、Nは領域A(105)に所属する画素数、Nは領域B(106)に所属する画素数である。
上記式(8)で、等号が成立するよう領域A(105)に対する圧縮率Rを設定すると、上記式(8)の条件で中心部の領域A(105)の画質が最高となる。
《オーバードライブ演算部の動作》
以下、再び図3に戻って、図3に示したオーバードライブ演算部223の動作を、下記に説明する。
CPU210から実施の形態1の表示駆動装置220に供給された画像表示データは、最初に領域判定部2231に供給される。従って、領域判定部2231は、供給された画像表示データが図1(B)に示す液晶画面102の中央の領域A(105)または周辺の領域B(106)および領域C(107)のいずれに所属するものであるかを判別する。領域判定部2231の判別結果は圧縮率算出部2232に供給される一方、CPU210から供給された画像表示データは画像圧縮部2233に供給される。圧縮率算出部2232は領域判定部2231の判定結果が領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)のそれぞれの場合に、判定結果に応じてそれぞれデータ圧縮率R、R、Rの値を画像圧縮部2233に設定する。画像圧縮部2233は圧縮率算出部2232により設定されたデータ圧縮率に従って表示データを圧縮して、圧縮後の表示データはフレームメモリ224に格納する。
フレームメモリ224に格納された画像データは次フレームの同一画素の画像データがインターフェース221からオーバードライブ演算部223へ供給されるタイミングでフレームメモリ224から読み出され、画像伸張部2234で伸張される。一方、本実施の形態1の表示駆動装置220に供給された次フレームの同一画素の画像データは、画像伸張部2234によって伸張された前時間フレームの画像データとオーバードライブ処理部2235において比較されることによってオーバードライブ用画像データが生成される。
以上説明したように画像表示入力データから画像表示出力データを生成することで、図1(A)の液晶画面102の画面中心部103の付近では、低圧縮率・高精度の前時間フレームデータを使用して生成したオーバードライブ処理用画像データにより液晶を駆動するものである。一方、液晶画面102の中心から遠い画面周辺部104の領域では、高圧縮率・低精度の前時間フレームデータを使用して生成したオーバードライブ処理用画像データにより液晶を駆動するものである。従って、本実施の形態1は、画面中心部103では画面周辺部104と比較して高精度(低圧縮率)で前時間フレームデータを記憶してオーバードライブ処理を実行することによって、画面周辺部104よりも画面中心部103で相対的に高画質とするものである。その結果、視聴者は注目する画面中心部103の画質が改善したことによって、全画面にて均一なオーバードライブ処理を実行した場合よりも効果的に画質が向上したと体感するものである。
[実施の形態2]
図8は、携帯電話端末に搭載される本発明の実施の形態2による液晶表示装置での画面の領域分割を説明する図である。
図8に示した実施の形態2による液晶画面の領域分割は、図1に示した実施の形態1による液晶画面の3つの領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)に、4個目の領域Z(108)を追加したものである。しかし、図8に示す実施の形態2では、追加された4個目の領域Z(108)に所属する画素に関してはオーバードライブ駆動が省略されるものである。すなわち、4個目の領域Z(108)に所属する画素に関しては、オーバードライブ演算部223の画像圧縮部2233のデータ圧縮やフレームメモリ224への格納や画像伸張部2233のデータ伸張が省略される。その結果、視聴者が厳密な関心を持たない液晶画面102の最外周の周辺領域Z(108)の画素に関して、フレームメモリ224の記憶容量が節約することが可能となり、その節約した記憶容量を液晶画面の3つの領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)に所属する画素に関するオーバードライブ駆動に割り当てることが可能となる。従って、液晶画面102の最外周周辺領域Z(108)の記憶容量分、液晶画面の3つの領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の画質を改善することが可能となる。
図9は、本発明の第2の実施の形態の表示駆動装置220のオーバードライブ演算部223の構成を示す図である。
図9に示す第2の実施の形態によるオーバードライブ演算部223は、図3に示した第1の実施の形態によるオーバードライブ演算部223と同様に領域判定部2231、圧縮率算出部2232、画像圧縮部2233、画像伸張部2234、オーバードライブ処理部2235を含んでいる。しかし、図9のオーバードライブ演算部223には、マルチプレクサ2236が追加されている。更に、図9に示す第2の実施の形態によるオーバードライブ演算部223では、領域判定部2231の一方の出力端子から生成される図8の領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)に所属する表示データは、オーバードライブ処理部2235を経由してマルチプレクサ2236の一方の入力端子に供給される。また、領域判定部2231の他方の出力端子から生成される図8の最外周周辺領域Z(108)に所属する表示データは、マルチプレクサ2236の他方の入力端子に直接供給され、領域判定部2231から生成される判定結果はマルチプレクサ2236の制御入力端子に供給される。
図10は、図9に示した第2の実施の形態によるオーバードライブ演算部223の領域判定部2231の構成を示す図である。
図10に示す第2の実施の形態による領域判定部2231は、図4に示した第1の実施の形態による領域判定部2231と同様にxカウンタ22311、yカウンタ22312、比較器22313、比較器22314、領域決定部22315を含んでいる。しかし、図10の領域判定部2231には、画素分離部22317が追加されている。更に、画素分離部22317には図8の領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)、領域Z(108)の画素の階調を示す画素データが画像表示データとして供給され、判定決定部22315の2ビットの判定結果が画素分離部22317の制御入力端子に供給される。従って、領域判定部2231の画素分離部22317の一方の出力端子から図8の領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)に所属する表示データが生成され、画素分離部22317の他方の出力端子から図8の最外周周辺領域Z(108)に所属する表示データが生成される。
以下、再び図9に戻って、図9に示したオーバードライブ演算部223の動作を、下記に説明する。
CPU210から実施の形態2の表示駆動装置220に供給された画像表示データは、最初に領域判定部2231に供給される。従って、領域判定部2231は、供給された画像表示データが図8の領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)、領域Z(108)のいずれに所属するものであるかを判別する。領域判定部2231の判別結果は、圧縮率算出部2232とマルチプレクサ2236とに供給される。供給された画像表示データが図8の領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)のいずれかに所属する画素の場合には、領域判定部2231の一方の出力端子から生成される表示データは画像圧縮部2232とオーバードライブ処理部2235とに供給される。圧縮率算出部2232では領域判定部2231の判定結果判定結果が領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)のいずれかを示す場合には、判定結果に応じてそれぞれデータ圧縮率R、R、Rのいずれかの値を画像圧縮部2233に設定する。画像圧縮部2233では領域判定部2231の一方の出力端子から供給される表示データを圧縮率算出部2232によって設定されたデータ圧縮率で圧縮して、フレームメモリ224に格納する。フレームメモリ224に格納された画像表示データは次フレームの同一画素の画像表示データが入力されるタイミングでフレームメモリ224から読み出され、画像伸張部2234によって伸張される。一方、領域判定部2231を経由した領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の次フレームの同一画素の画像表示データは、画像伸張部2234により伸張された前フレームの画素データとオーバードライブ処理部2235において比較されることによってオーバードライブ用画像表示データを生成する。一方、供給された画像表示データが図8の最外周周辺領域Z(108)に所属する表示データであることを示す場合には、領域判定部2231の他方の出力端子から生成される図8の領域Z(108)の表示データがマルチプレクサ2236の他方の入力端子に直接供給される。マルチプレクサ2236は領域判定部2231の判定結果に応答して、領域判定部2231の一方の出力端子から供給される領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の表示データと他方の出力端子から供給される領域Z(108)の表示データとの一方を選択して、選択された表示データは画像表示データ出力として表示駆動装置202のD/A変換器225に供給される。
以上、図9と図10とを参照して説明した本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に液晶画面102の画面中心部103では画面周辺部104と比較して高精度(低圧縮率)で前時間フレームデータを記憶してオーバードライブ処理の実行によって画面周辺部104よりも画面中心部103で相対的に高画質とすることが可能となる。更に視聴者が厳密な関心を持たない液晶画面102の最外周の周辺領域Z(108)の画素に関してフレームメモリ224の記憶容量が節約されて、その節約分、液晶画面102の画面中心部103の画質を改善することが可能となる。
[実施の形態3]
図11は、本発明の第3の実施の形態の表示駆動装置220のオーバードライブ演算部223の構成を示す図である。
図11に示す第3の実施の形態によるオーバードライブ演算部223は、図9に示した第2の実施の形態によるオーバードライブ演算部223と同様に領域判定部2231、圧縮率算出部2232、画像圧縮部2233、画像伸張部2234、オーバードライブ処理部2235、マルチプレクサ2236を含んでいる。しかし、図11のオーバードライブ演算部223には、オーバードライブ可否決定部2237が追加されている。更に図11に示す第3の実施の形態によるオーバードライブ演算部223では、オーバードライブ可否決定部2237に、画像圧縮部2233に設定された液晶画面102の領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)のデータ圧縮率R、R、Rの各圧縮率の値が供給される。またオーバードライブ可否決定部2237には、データ圧縮率R、R、Rの上限である各最大圧縮率が供給される。また更にオーバードライブ可否決定部2237の出力から生成される各領域のオーバードライブ可否信号が、マルチプレクサ2236の制御入力端子に供給される。マルチプレクサ2236の一方の入力端子と他方の入力端子には、画像表示データとオーバードライブ処理部2235の出力信号がそれぞれ供給される。
図12は、図11に示すオーバードライブ演算部223を含む本発明の第3の実施の形態の表示駆動装置220とその周辺の装置を表すブロック図である。
図12に示す表示駆動装置220は、図2に示した表示駆動装置220と同様にインターフェース221、設定用レジスタ222、オーバードライブ演算部223、フレームメモリとしてのRAM224、D/A変換器225を含むものである。しかし、図12に示す表示駆動装置220では、CPU210からインターフェース221と設定用レジスタ222とを経由してオーバードライブ演算部223にデータ圧縮率R、R、Rの上限である各最大圧縮率が供給される。
図9と図10を参照して説明する本発明の第3の実施の形態では、オーバードライブ演算部223の圧縮率算出部2232で算出される液晶画面102の領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)のデータ圧縮率R、R、Rの各圧縮率の値が上限の各最大圧縮率未満である場合には、上述した本発明の第1の実施の形態と本発明の第2の実施の形態と同様な動作が実行される。すなわち、液晶画面102の画面中心部103では画面周辺部104と比較して高精度(低圧縮率)で前時間フレームデータを記憶してオーバードライブ処理の実行によって画面周辺部104よりも画面中心部103で相対的に高画質とすることが可能となる。
しかし、本発明の第3の実施の形態では、オーバードライブ演算部223の圧縮率算出部2232で算出されるデータ圧縮率R、R、Rの各圧縮率の値が上限の各最大圧縮率以上となる場合にはオーバードライブ処理が省略される。すなわち、この場合には、オーバードライブ可否決定部2237の出力のオーバードライブ禁止信号が制御入力端子に供給されるマルチプレクサ2236は一方の入力端子に供給される画像表示データを選択して、選択された画像表示データがオーバードライブ演算部223の出力信号として出力される。従って、圧縮率算出部2232で算出されるデータ圧縮率R、R、Rの各圧縮率が過度に高い値が設定されることによって画質の低下が顕著になる恐れがある場合は、オーバードライブ処理が省略されオーバードライブ処理部2235に供給される比較的高画質の画像表示データがマルチプレクサ2236によって選択され、オーバードライブ演算部223の出力信号として出力されることが可能となる。
以下、再び図11に戻って、図11に示したオーバードライブ演算部223の動作を、下記に説明する。
CPU210から実施の形態3の表示駆動装置220に供給された画像表示データは、最初に領域判定部2231に供給される。従って、領域判定部2231は、供給された画像表示データが図8の領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)、領域Z(108)のいずれに所属するものであるかを判別する。領域判定部2231の判別結果は、圧縮率算出部2232に供給される。圧縮率算出部2232では領域判定部2231の判定結果判定結果が領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)のいずれかを示す場合には、判定結果に応じてそれぞれデータ圧縮率R、R、Rのいずれかの値を画像圧縮部2233に設定する。画像圧縮部2233では供給される画像表示データを圧縮率算出部2232によって設定されたデータ圧縮率で圧縮して、フレームメモリ224に格納する。フレームメモリ224に格納された画像表示データは次フレームの同一画素の画像表示データが入力されるタイミングでフレームメモリ224から読み出され、画像伸張部2234によって伸張される。一方、領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の次フレームの同一画素の画像表示データは、画像伸張部2234により伸張された前フレームの画素データとオーバードライブ処理部2235において比較されることによってオーバードライブ用画像表示データを生成する。
一方、オーバードライブオーバードライブ可否決定部2237では、圧縮率算出部2232で算出された各データ圧縮率R、R、Rと設定用レジスタ222に設定された各データ圧縮率R、R、Rの上限の最大圧縮率とが比較される。
圧縮率算出部2232で算出される各データ圧縮率R、R、Rの各圧縮率の値が上限の各最大圧縮率未満である場合には、オーバードライブ可否決定部2237の出力のオーバードライブ許可信号が制御入力端子に供給されるマルチプレクサ2236は他方の入力端子に供給されるオーバードライブ処理部2235の出力信号を選択して、選択された出力信号がオーバードライブ演算部223の出力信号として出力される。
しかし、オーバードライブ演算部223の圧縮率算出部2232で算出される各データ圧縮率R、R、Rの各圧縮率の値が上限の各最大圧縮率以上となる場合は、オーバードライブ可否決定部2237の出力のオーバードライブ禁止信号が制御入力端子に供給されるマルチプレクサ2236は一方の入力端子に供給される画像表示データを選択して、選択された画像表示データがオーバードライブ演算部223の出力信号として出力される。
以上、図11と図12とを参照して説明した本発明の第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と第2の実施の形態と同様に、液晶画面102の画面中心部103では画面周辺部104と比較して高精度(低圧縮率)で前時間フレームデータを記憶してオーバードライブ処理の実行によって画面周辺部104よりも画面中心部103で相対的に高画質とすることが可能となる。また圧縮率算出部2232で算出されるデータ圧縮率R、R、Rの各圧縮率が過度に高い値に設定されることによって画質の低下が顕著になる恐れがある場合は、オーバードライブ処理が省略されオーバードライブ処理部2235に供給される比較的高画質の画像表示データがマルチプレクサ2236によって選択され、オーバードライブ演算部223の出力信号として出力されることが可能となる。
[実施の形態4]
図13は、携帯電話端末に搭載される本発明の実施の形態4による液晶表示装置での画面の領域分割を説明する図である。
図13に示す画面の領域分割の方法は、図1と図8とに示した画面の領域分割の方法とは異なり、比較的低い値のデータ圧縮率R、Rが設定される2個の領域A(105)、領域B(106)は画面中心部103に静的に設定されるのではなく、液晶画面102の内部で動的に変化するものである。それに対して、比較的高い値のデータ圧縮率Rが設定される3個目の領域C(107)は、画面中心部103に対して静的に設定されている。
図13に示した画面で、記号108は画面の視聴者の視線検出によって検出される視野中心を示すもので、この視野中心108は視聴者の眼球の動きに応答して液晶画面102の内部を移動するものである。従って、図13に示す画面の領域分割では、画面の視聴者の視線検出によって検出される視野中心108の直近に、1個目の領域A(105)が動的に設定され、この1個目の領域A(105)の周囲に2個目の領域B(106)が動的に設定されるものである。ただし1個目の領域A(105)と2個目の領域B(106)の領域の形状は一例であり、本発明を限定するものではない。更に、2個の領域A(105)、領域B(106)の各領域の大きさ等の情報は、表示駆動装置220の外部から設定または更新することも可能である。これによって、視聴者が液晶画面102の中心を注目していない場合であっても、視聴者が注目する領域で高画質を実現する一方、視聴者が注目しない領域でフレームメモリ224を節約できるので、視聴者に総合的な画質の向上を体感させることができる。
図14は、本発明の第4の実施の形態の表示駆動装置220のオーバードライブ演算部223の構成を示す図である。
図14に示す第4の実施の形態によるオーバードライブ演算部223は、図3に示した第1の実施の形態によるオーバードライブ演算部223と同様に領域判定部2231、圧縮率算出部2232、画像圧縮部2233、画像伸張部2234、オーバードライブ処理部2235を含んでいる。しかし、図11のオーバードライブ演算部223には、視線検出部2238と領域設定部2239とが追加されている。更に図11に示す第4の実施の形態によるオーバードライブ演算部223では、視線検出部2238は視聴者の視線検出を実行することによって視野中心108の位置情報を生成する。視線検出部2238で生成される視野中心108の位置情報に応答して、領域設定部2239は領域A(105)の境界x座標x0、x1、境界y座標y0、y1、領域B(106)の境界x座標x0、x1、境界y座標y0、y1を領域境界x座標、領域境界y座標として生成する。領域境界x座標、領域境界y座標の領域設定情報は、領域判定部2231と圧縮率算出部2232とに供給される。
以下、図14に示したオーバードライブ演算部223の動作を、下記に説明する。
図14に示したオーバードライブ演算部223では、視線検出部2238が視聴者の視線検出を実行することによって視野中心108の位置情報を生成する。視野中心108の位置情報に応答して、領域設定部2239は図13で動的に設定される領域A(105)、領域B(106)の領域設定情報を生成して、生成された領域設定情報は領域判定部2231と圧縮率算出部2232とに供給される。
CPU210から実施の形態4の表示駆動装置220に供給された画像表示データは、領域判定部2231に供給される。従って、領域判定部2231は領域設定部2239の領域設定情報を参照して、画像表示データが図13で動的に設定される領域A(105)、領域B(106)と図13で静的に設定される領域C(107)のいずれに所属するものであるかを判別する。領域判定部2231の判別結果は、圧縮率算出部2232に供給される。領域判定部2231の判定結果判定結果が領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)のいずれかを示す場合には、判定結果に応じて圧縮率算出部2232はそれぞれデータ圧縮率R、R、Rのいずれかの値を画像圧縮部2233に設定する。画像圧縮部2233は圧縮率算出部2232により設定されたデータ圧縮率で画像表示データを圧縮して、フレームメモリ224に格納する。フレームメモリ224に格納された画像表示データは次フレームの同一画素の画像表示データが入力されるタイミングでフレームメモリ224から読み出されて、画像伸張部2234によって伸張される。一方、領域A(105)、領域B(106)、領域C(107)の次フレームの同一画素の画像表示データは、画像伸張部2234によって伸張された前フレームの画素データとオーバードライブ処理部2235において比較されオーバードライブ用画像表示データを生成する。
以上、図13と図14とを参照して説明した本発明の第4の実施の形態によれば、視聴者が注目する領域A(105)と領域B(106)で高画質を実現する一方、視聴者が注目しない領域C(107)でフレームメモリ224を節約できるので、視聴者に総合的な画質の向上を体感させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を種々の実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明は携帯電話端末に搭載される小型液晶ディスプレイに限定されるものではなく、バッテリー動作のPDA(パーソナルディジタルアシスタンス)や携帯型ゲーム機器や小型ノートパーソナルコンピュータ等に搭載される小型液晶ディスプレイに適用することが可能である。
更に、本発明は小型液晶ディスプレイだけでなく、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイに適用することも可能である。
101…携帯電話端末
102…液晶画面
103…画面中心部
104…画面周辺部
A(105)…中心に近い領域
B(106)、C(107)…周辺部の領域
108…視野中心
A、RB、RC…圧縮率
210…中央処理ユニット(CPU)
220…表示駆動装置
230…表示装置
221…インターフェース
222…領域設定用レジスタ
223…オーバードライブ演算部
224…フレームメモリ
225…D/A変換器
2231…領域判定部
2232…圧縮率算出部
2233…画像圧縮部
2234…画像伸張部
2235…オーバードライブ処理部
2236…マルチプレクサ2236
2237…オーバードライブ可否決定部
2238…視線検出部
2239…領域設定部
22311…xカウンタ
22312…yカウンタ
22313…比較器
22314…比較器
22315…領域決定部
22316…領域境界座標算出部
22317…画素分離部
22321…圧縮率決定部
22322…マルチプレクサ

Claims (18)

  1. 表示装置を駆動可能に構成された表示駆動装置であって、
    前記表示駆動装置は画像表示データを圧縮後にメモリに格納可能に構成され、前記表示駆動装置は前記メモリの読み出しデータの伸張によって前時間フレームを生成可能に構成されており、
    前記表示駆動装は、設定ユニットとオーバードライブ演算部とを具備して、
    前記設定ユニットは、前記表示装置の表示画面を少なくとも第1の領域と第2の領域に区画可能とされており、
    前記オーバードライブ演算部は、供給される現時間フレームと前記前時間フレームとに応答してオーバードライブ表示データを生成可能に構成されており、
    前記オーバードライブ演算部は、前記第1の領域の画像表示データと前記第2の領域の画像表示データとを値の異なる第1のデータ圧縮率と第2のデータ圧縮率でそれぞれ圧縮して前記メモリに格納可能に構成されている表示駆動装置。
  2. 前記オーバードライブ演算部は前記現時間フレームと前記前時間フレームとの差に応答するオーバーシュートとアンダーシュートを含む前記オーバードライブ表示データを生成するものである請求項1に記載の表示駆動装置。
  3. 前記オーバードライブ演算部は、画像圧縮部と画像伸張部とを含むものであり、
    前記画像圧縮部は前記メモリに格納される前記画像表示データを圧縮する一方、前記画像伸張部は前記メモリの前記読み出しデータを伸張するものであり、
    前記画像圧縮部は、前記第1の領域の前記画像表示データと前記第2の領域の前記画像表示データとを値の異なる前記第1のデータ圧縮率と前記第2のデータ圧縮率でそれぞれ圧縮して前記メモリに格納するものである請求項2に記載の表示駆動装置。
  4. 前記オーバードライブ演算部は、領域判定部を更に含むものであり、
    前記領域判定部は、前記画像表示データに関係するドットクロックと水平同期信号と垂直同期信号とに応答して前記画像表示データが前記第1の領域と前記第2の領域のいずれに所属するかを判定するものである請求項3に記載の表示駆動装置。
  5. 前記オーバードライブ演算部は、圧縮率算出部を更に含むものであり、
    前記圧縮率算出部は前記表示装置の前記表示画面の前記第1の領域と前記第2の領域との区画に関する領域設定情報に応答して前記第1のデータ圧縮率と前記第2のデータ圧縮率とを算出するものである請求項4に記載の表示駆動装置。
  6. 前記表示装置の前記表示画面で区画される前記第1の領域と前記第2の領域は前記表示画面の略中心とその周辺にそれぞれ設定可能であり、
    前記略中心の前記第1の領域のための前記第1のデータ圧縮率よりも前記周辺の前記第2の領域のための前記第2のデータ圧縮率は大きな値に設定可能である請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の表示駆動装置。
  7. 前記表示装置の前記表示画面で区画される前記第1の領域と前記第2の領域は視聴者の視線検出で検出される前記表示画面の視野中心の領域とその周辺にそれぞれ設定可能であり、
    前記視野中心の前記領域の前記第1の領域のための前記第1のデータ圧縮率よりも前記周辺の前記第2の領域のための前記第2のデータ圧縮率は大きな値に設定可能である請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の表示駆動装置。
  8. 前記表示装置として液晶表示装置を駆動可能である請求項6に記載の表示駆動装置。
  9. 前記表示装置として液晶表示装置を駆動可能である請求項7に記載の表示駆動装置。
  10. 表示装置を駆動可能に構成された表示駆動装置の動作方法であって、
    前記表示駆動装置は画像表示データを圧縮後にメモリに格納可能に構成され、前記表示駆動装置は前記メモリの読み出しデータの伸張によって前時間フレームを生成可能とされており、
    前記表示駆動装置は、設定ユニットとオーバードライブ演算部とを具備して、
    前記設定ユニットは、前記表示装置の表示画面を少なくとも第1の領域と第2の領域に区画可能とされており、
    前記オーバードライブ演算部は、供給される現時間フレームと前記前時間フレームとに応答してオーバードライブ表示データを生成可能とされており、
    前記オーバードライブ演算部は、前記第1の領域の画像表示データと前記第2の領域の画像表示データとを値の異なる第1のデータ圧縮率と第2のデータ圧縮率でそれぞれ圧縮して前記メモリに格納可能とされている表示駆動装置の動作方法。
  11. 前記オーバードライブ演算部は前記現時間フレームと前記前時間フレームとの差に応答するオーバーシュートとアンダーシュートを含む前記オーバードライブ表示データを生成するものである請求項10に記載の表示駆動装置の動作方法。
  12. 前記オーバードライブ演算部は、画像圧縮部と画像伸張部とを含むものであり、
    前記画像圧縮部は前記メモリに格納される前記画像表示データを圧縮する一方、前記画像伸張部は前記メモリの前記読み出しデータを伸張するものであり、
    前記画像圧縮部は、前記第1の領域の前記画像表示データと前記第2の領域の前記画像表示データとを値の異なる前記第1のデータ圧縮率と前記第2のデータ圧縮率でそれぞれ圧縮して前記メモリに格納するものである請求項11に記載の表示駆動装置の動作方法。
  13. 前記オーバードライブ演算部は、領域判定部を更に含むものであり、
    前記領域判定部は、前記画像表示データに関係するドットクロックと水平同期信号と垂直同期信号とに応答して前記画像表示データが前記第1の領域と前記第2の領域のいずれに所属するかを判定するものである請求項12に記載の表示駆動装置の動作方法。
  14. 前記オーバードライブ演算部は、圧縮率算出部を更に含むものであり、
    前記圧縮率算出部は前記表示装置の前記表示画面の前記第1の領域と前記第2の領域との区画に関する領域設定情報に応答して前記第1のデータ圧縮率と前記第2のデータ圧縮率とを算出するものである請求項13に記載の表示駆動装置の動作方法。
  15. 前記表示装置の前記表示画面で区画される前記第1の領域と前記第2の領域は前記表示画面の略中心とその周辺にそれぞれ設定可能であり、
    前記略中心の前記第1の領域のための前記第1のデータ圧縮率よりも前記周辺の前記第2の領域のための前記第2のデータ圧縮率は大きな値に設定可能である請求項10乃至請求項14のいずれか1つに記載の表示駆動装置の動作方法。
  16. 前記表示装置の前記表示画面で区画される前記第1の領域と前記第2の領域は視聴者の視線検出で検出される前記表示画面の視野中心の領域とその周辺にそれぞれ設定可能であり、
    前記視野中心の前記領域の前記第1の領域のための前記第1のデータ圧縮率よりも前記周辺の前記第2の領域のための前記第2のデータ圧縮率は大きな値に設定可能である請求項10乃至請求項14のいずれか1つに記載の表示駆動装置の動作方法。
  17. 前記表示装置として液晶表示装置を駆動可能である請求項15に記載の表示駆動装置の動作方法。
  18. 前記表示装置として液晶表示装置を駆動可能である請求項16に記載の表示駆動装置の動作方法。
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