JP2010270024A - 毛髪用化粧料組成物 - Google Patents

毛髪用化粧料組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2010270024A
JP2010270024A JP2009121705A JP2009121705A JP2010270024A JP 2010270024 A JP2010270024 A JP 2010270024A JP 2009121705 A JP2009121705 A JP 2009121705A JP 2009121705 A JP2009121705 A JP 2009121705A JP 2010270024 A JP2010270024 A JP 2010270024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
cosmetic composition
examples
sodium
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009121705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5550259B2 (ja
Inventor
Aya Yanaraku
綾 柳楽
Masakazu Yagi
真和 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Milbon Co Ltd
Original Assignee
Milbon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Milbon Co Ltd filed Critical Milbon Co Ltd
Priority to JP2009121705A priority Critical patent/JP5550259B2/ja
Publication of JP2010270024A publication Critical patent/JP2010270024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5550259B2 publication Critical patent/JP5550259B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】 塗布後の毛髪のべたつきのなさと操作性とが良好であり、かつ優れたセット力を有する毛髪用化粧料組成物を提供する。
【解決手段】 少なくとも、キャンデリラロウおよび分岐型アシル乳酸塩が配合されていることを特徴とする毛髪用化粧料組成物により、上記課題を解決する。上記毛髪用化粧料組成物においては、分岐型アシル乳酸塩がイソステアロイル乳酸ナトリウムであることが好ましく、分岐型アシル乳酸塩の配合量が0.2〜5質量%であることが好ましく、キャンデリラロウの配合量が0.1〜10質量%であることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、毛髪に塗布した際のべたつきのなさ、および操作性が良好であり、かつ優れたセット力を有する毛髪用化粧料組成物に関するものである。
現在、化粧品市場にある整髪料には、液状、クリーム状、ミスト状、フォーム状、スプレー状など様々なものがあり、用途に合わせて適宜剤型が選択されている。このような整髪料の中でも、高い整髪力(セット力)を備えたものとしてヘアワックスやヘアクリームなどが挙げられるが、このような整髪料にはワックス類やロウ類などの、硬度が高い固形の油性成分を配合することが多い。
しかしながら、整髪料のセット力向上のためにワックス類やロウ類の配合量を高めると、例えば整髪料の粘度も高くなって、塗布後の毛髪にべたつきが生じたり、塗布後の毛髪の操作性が悪くなるといった問題があった。
こうしたことから、ワックス類やロウ類を含む整髪料において、塗布後の毛髪のべたつきや操作性の低下を抑えつつ、セット力の向上を図る検討がなされている(例えば、特許文献1〜3)。
他方、一般に乳化型の化粧料組成物では、ノニオン性界面活性剤やアニオン性界面活性剤が使用されることが多いが、例えば、ノニオン性界面活性剤であるアルキロイル乳酸エステル塩は、油性成分を水中に安定に分散させ得る成分として知られており(特許文献4)、これを配合しつつ、塗布後の毛髪のべたつきを抑えた化粧料組成物の提案もある(特許文献5)。
特開平10−45546号公報 特開2004−91407号公報 特開2007−153770号公報 特開2000−256188号公報 特開2004−196749号公報
そこで、ワックス類やロウ類とアルキロイル乳酸エステル塩とを組み合わせて整髪料を構成すると、例えば塗布後の毛髪のべたつきを抑制しつつセット力の向上を達成し得ることが見込まれるが、本発明者らの検討によると、これらを単純に併用しても、セット力が向上しなかったり、塗布後の毛髪のべたつきや操作性の低下が十分に抑制できないことが判明した。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、塗布後の毛髪のべたつきのなさと操作性とが良好であり、かつ優れたセット力を有する毛髪用化粧料組成物を提供することにある。
本発明者らは、毛髪用化粧料組成物のセット力の向上を図り、かつ、それに伴う塗布後の毛髪のべたつきや操作性の低下を抑制すべく、更に検討を重ねた結果、特定のロウ類と特定のアシル乳酸塩とを組み合わせることで、これを達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記目的を達成し得た本発明の毛髪用化粧料組成物は、少なくとも、キャンデリラロウおよび分岐型アシル乳酸塩が配合されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、塗布後の毛髪のべたつきのなさと操作性とが良好であり、かつ優れたセット力を有する毛髪用化粧料組成物を提供することができる。
本発明の毛髪用化粧料組成物では、キャンデリラロウを使用する。上記の通り、毛髪用化粧料組成物のセット力を高める成分としては、各種のワックス類やロウ類が知られているが、これらは通常、塗布後の毛髪をべたつかせたり、塗布後の毛髪の操作性を低下させたりする。しかし、キャンデリラロウであれば、後述する分岐型アシル乳酸塩と組み合わせて毛髪用化粧料組成物を構成することで、毛髪のべたつきや操作性の低下を抑えつつ、セット力の向上を図ることができる。
毛髪用化粧料組成物におけるキャンデリラロウの配合量は、キャンデリラロウの使用による効果(特にセット力の向上効果)をより良好に確保する観点からは、0.1質量%以上であることが好ましく、また、毛髪用化粧料組成物の粘度の経時安定性向上が見込まれることから、0.5質量%以上であることがより好ましい。ただし、毛髪用化粧料組成物におけるキャンデリラロウの量が多すぎると、セット力が強くなりすぎて、塗布後の毛髪のべたつきや操作性の低下を抑制する効果が小さくなる虞があり、また、毛髪用化粧料組成物の延びが悪くなり、毛髪に塗布した際に引っかかりが生じやすくなる虞もある。よって、毛髪用化粧料組成物におけるキャンデリラロウの配合量は、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。
また、本発明の毛髪用化粧料組成物では、分岐型アシル乳酸塩を使用する。例えば直鎖状のアシル乳酸塩のみをキャンデリラロウと組み合わせて毛髪用化粧料組成物を構成しても、セット力が十分に向上しない。しかし、分岐型アシル乳酸塩をキャンデリラロウと組み合わせて構成した毛髪用化粧料組成物では、塗布後の毛髪のべたつきや操作性の低下が抑制されつつ、セット力が良好に向上する。
本発明の毛髪用化粧料組成物に用いられる分岐型アシル乳酸塩としては、例えば、イソステアロイル乳酸ナトリウム、12−ヒドロキシステアリル乳酸ナトリウムなどの分岐型アシル乳酸のナトリウム塩などが挙げられる。分岐型アシル乳酸塩は、上記例示のもののうちの1種のみを使用してもよく、複数種を併用してもよい。これらの中でも、本発明で求める効果が良好に確保でき、かつ入手がより容易であることから、イソステアロイル乳酸ナトリウムがより好ましい。
毛髪用化粧料組成物における分岐型アシル乳酸塩の配合量は、セット力の向上効果をより良好に確保する観点から、0.2質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることが更に好ましい。ただし、毛髪用化粧料組成物における分岐型アシル乳酸塩の量が多すぎると、セット力が強くなりすぎて塗布後の毛髪がごわごわとした感触になる虞があり、また、乳化型の毛髪用化粧料組成物の場合には、乳化が困難となる虞もある。よって、毛髪用化粧料組成物における分岐型アシル乳酸塩の配合量は、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。
本発明の毛髪用化粧料組成物には、媒体として主に水を使用する。毛髪用化粧料組成物における水の配合量は、40〜90質量%であることが好ましい。
また、本発明の毛髪用化粧料組成物には、キャンデリラロウおよび分岐型アシル乳酸塩以外にも、マイクロクリスタリンワックスを配合することが好ましい。マイクロクリスタリンワックスを配合することで、毛髪用化粧料組成物の外観をより良好にすることができる。
毛髪用化粧料組成物におけるマイクロクリスタリンワックスの配合量は、その使用による効果をより良好に確保する観点から、0.5質量%以上であることが好ましく、1.0質量%以上であることがより好ましい。ただし、マイクロクリスタリンワックスの量が多すぎると、毛髪のべたつきを抑える効果が小さくなる虞があることから、毛髪用化粧料組成物におけるマイクロクリスタリンワックスの配合量は、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。
また、本発明の毛髪用化粧料組成物には、上記の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の毛髪用化粧料などの化粧料に使用されている各種成分を配合することができる。このような成分としては、例えば、界面活性剤(分岐型アシル乳酸塩以外のもの)、アルコール類、油脂類、エステル、炭化水素、脂肪酸、シリコーン類、高分子、多価アルコール、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、pH調整剤、香料などが挙げられる。
界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤(分岐型アシル乳酸塩以外のもの)、および両性界面活性剤が使用できる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、自己乳化型モノステアリン酸エチレングリコール、ポリオキシエチレン(20)ステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(3)ソルビット、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、ショ糖脂肪酸エステルなどが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジオレイルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウムなどが挙げられる。
分岐型アシル乳酸塩以外のアニオン性界面活性剤としては、例えば、ヤシ脂肪酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、ラウリン酸トリエタノールアミン、ステアリン酸カリウム、ミリスチン酸カルシウム、イソステアリン酸アルミニウムなどの金属セッケン;ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、ステアロイル乳酸カリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸カリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、アルキル(12,13)硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウムなどが挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、イソステアリン酸アミドプロピルベタイン、リノレイン酸アミドプロピル、パーム油脂酸アミドプロピルベタイン、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−プロピルスルホン酸ナトリウム、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸ナトリウム、N−脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸ナトリウム、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
アルコール類としては、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコールなどの低級アルコール類;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコールなどの高級アルコール類;が挙げられる。
油脂類としては、例えば、シア脂、小麦胚芽油、コメヌカ油、マカデミアナッツ油、メドウホーム油、卵黄油などが挙げられる。エステルとしては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸イソステアリル、オレイン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸ヘキシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、コハク酸ジオクチル、イソステアリン酸フィトステリルなどが挙げられる。
炭化水素としては、例えば、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、セレシン、パラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリンなどが挙げられる。脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸などが挙げられる。
シリコーン類としては、例えば、シクロペンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、フェニルトリメチルシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ジメチコノールなどが挙げられる。高分子としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カラギーナン、グアーガム、カチオン化グアーガム、ヒアルロン酸、キトサン、高重合ポリエチレングリコール、アクリル酸/アクリル酸アルキルコポリマーなどが挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。金属イオン封鎖剤としては、例えば、アラニン、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸などが挙げられる。酸化防止剤としては、例えば、dl−α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、エリソルビン酸、無水亜硫酸ナトリウムなどが挙げられる。pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などの酸;アンモニア、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、アルギニンなどのアルカリ;が挙げられる。
本発明の毛髪用化粧料組成物の剤型としては、手に取って扱いやすいクリーム状またはローション状が好ましいが、噴射剤やポンプフォーマーなどを用いてスプレーやフォームなどとすることも可能である。
本発明の毛髪用化粧料組成物は、例えば、毛髪のセット前に、適量を手に取るなどして、毛髪に均一に塗布することにより使用することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は、本発明を制限するものではない。なお、以下の表1〜表5では毛髪用化粧料組成物全体で100%となるように、それぞれ各成分の配合量を%で示すが、その%はいずれも質量%であり、また、表1〜表5中ではその%の表示を省略し、配合量を表す数値のみで表示する。更に、下記実施例において、表以外の%との記載も、特に断らない限り質量%を意味している。
実施例1〜8および比較例1〜13
実施例1〜8および比較例1〜13の毛髪用化粧料組成物を、表1〜表5に示す組成で調製した。
Figure 2010270024
Figure 2010270024
Figure 2010270024
Figure 2010270024
Figure 2010270024
なお、実施例1〜8および比較例1〜13の毛髪用化粧料組成物の調製に使用した原材料は、以下の通りである。
・「NIKKOL BC−10(商品名)」:日光ケミカルズ社製、ポリオキシエチレンセチルエーテル(酸化エチレンの平均付加モル数が10)。
・「NIKKOL BC−5.5(商品名)」:日光ケミカルズ社製、ポリオキシエチレンセチルエーテル(酸化エチレンの平均付加モル数が6)。
・「キャンデリラワックス スーパーリファイン(商品名)」:ミツバ貿易社製、キャンデリラロウ。
・「マルチワックス W−445(商品名)」:Crompton社製、マイクロクリスタリンワックス。
・「ヒドロキシステアリン(商品名)」:TK WAX社製、ヒドロキシステアリン酸。
・「クロダモル OSU(商品名)」:クローダジャパン社製、コハク酸ジ2−エチルヘキシル。
・「イソステアロイル乳酸ナトリウム(イソステアロイル乳酸Na)」:武蔵野化学研究所製。
・「ステアロイル乳酸ナトリウム(ステアロイル乳酸Na)」:武蔵野化学研究所製。
・「EVONIK(商品名)」:Goldschmidt GmbH社製、ラウロイル乳酸ナトリウム。
・「Polyox WSR301(商品名)」:Amerchol社製、高重合ポリエチレングリコール。
・「NIKKOL MGS−ASEV(商品名)」:日光ケミカルズ社製、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン(HLB:6.0)。
・「NIKKOL MGS−BSEV(商品名)」:日光ケミカルズ社製、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン(HLB:8.0)。
・「PEMULEN TR−1(商品名)」:ビーエフ グッドリッチ社製、アクリル酸/アクリル酸アルキルコポリマーの1%水溶液。
・「SH 556(商品名)」:東レ・ダウコーニング社製、フェニルトリメチコン。
実施例1〜8および比較例1〜13の毛髪用化粧料組成物について、粘度、塗布後の毛髪のべたつき、塗布後の毛髪の操作性、およびセット力について評価した。
実施例1〜8および比較例1〜13の毛髪用化粧料組成物の粘度は、調製から1時間後に、恒温水槽内で25℃にし、東機産業社製「VISCOMETER TVB−10」を用い、4号ローター、回転数12rpm、1分間の条件で測定した。
また、実施例1〜8および比較例1〜13の毛髪用化粧料組成物を塗布した後の毛髪のべたつき、および操作性、並びに各毛髪化粧料組成物のセット力の評価は、専門のパネラー(5名)のそれぞれが、各毛髪用化粧料組成物約2gを取り、それぞれ評価用ウィッグ(フォンテーヌ社製:品番「FC121」)の全体に塗布して、毛髪のべたつき、操作性およびセット力を評価することにより行った。
各毛髪化粧料組成物の塗布後の毛髪のべたつき、および操作性の評価では、各パネラーが、それぞれ下記評価基準に従って点数付けをした。
(塗布後の毛髪のべたつきの評価基準)
べたつく・・・0点。ややべたつく・・・1点。べたつきがない・・・2点。
(塗布後の毛髪の操作性の評価基準)
悪い・・・0点。あまり良くない・・・1点。良い・・・2点。
そして、全パネラーの付けた点数を合計し、下記基準に従って、各毛髪用化粧料組成物を塗布した後の毛髪のべたつきおよび操作性を評価した。◎および○の評価の場合に、塗布後の毛髪のべたつきや操作性が良好であるといえる。
0〜2点・・・×。3〜5点・・・△。6〜8点・・・○。9点以上・・・◎。
また、上記評価用ウィッグに塗布した各毛髪用化粧料組成物のセット力は、上記専門のパネラーが点数付けし、全パネラーの点数の平均値を求めることにより評価した。なお、毛髪用化粧料組成物のセット力は、比較例1のセット力を1点、比較例2のセット力を3点、比較例3のセット力を5点、比較例4のセット力を7点、比較例5のセット力を10点、比較例1のセット力を下回る場合を0点とし、これらの毛髪用化粧料組成物のセット力と、その他の毛髪用化粧料組成物のセット力を対比して、11段階で点数付けした。なお、セット力は、2点〜10点であれば良好といえるが、5〜7点程度が特に好ましく、これよりセット力が強いと、やや毛髪がごわつきやすくなる。
上記の各評価結果を表6および表7に示す。
Figure 2010270024
Figure 2010270024
表6から明らかなように、キャンデリラロウと、分岐型アシル乳酸塩であるイソステアロイル乳酸ナトリウムとを用いて構成した実施例1〜8の毛髪用化粧料組成物では、塗布後の毛髪のべたつきのなさ、および操作性を良好に維持しつつ、高いセット力を確保できている。これに対し、表7から明らかなように、キャンデリラロウおよび/または分岐型アシル乳酸塩を配合していない比較例1〜13の毛髪用化粧料組成物では、セット力が不十分であるか、塗布後の毛髪にべたつきが生じているか、または塗布後の毛髪の操作性が劣っている。

Claims (4)

  1. 少なくとも、キャンデリラロウおよび分岐型アシル乳酸塩が配合されていることを特徴とする毛髪用化粧料組成物。
  2. 分岐型アシル乳酸塩がイソステアロイル乳酸ナトリウムである請求項1に記載の毛髪用化粧料組成物。
  3. 分岐型アシル乳酸塩の配合量が、0.2〜5質量%である請求項1または2に記載の毛髪用化粧料組成物。
  4. キャンデリラロウの配合量が、0.1〜10質量%である請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪用化粧料組成物。
JP2009121705A 2009-05-20 2009-05-20 毛髪用化粧料組成物 Expired - Fee Related JP5550259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009121705A JP5550259B2 (ja) 2009-05-20 2009-05-20 毛髪用化粧料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009121705A JP5550259B2 (ja) 2009-05-20 2009-05-20 毛髪用化粧料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010270024A true JP2010270024A (ja) 2010-12-02
JP5550259B2 JP5550259B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=43418372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009121705A Expired - Fee Related JP5550259B2 (ja) 2009-05-20 2009-05-20 毛髪用化粧料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5550259B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019023211A (ja) * 2013-02-12 2019-02-14 株式会社ミルボン キャンデリラロウ分散組成物

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5867612A (ja) * 1981-10-15 1983-04-22 レドケン・ラボラトリ−ズ・インコ−ポレイテツド 脂肪酸ラクチレ−ト及びグリコレ−トを含有するパ−マネントウエ−ブ用組成物及びその使用法
JPS62255411A (ja) * 1986-04-28 1987-11-07 Kao Corp 毛髪化粧料
JPH092923A (ja) * 1995-06-16 1997-01-07 Mirubon:Kk 染毛剤
JPH09104896A (ja) * 1995-10-06 1997-04-22 Henkel Japan Kk 洗浄剤組成物
JP2004091407A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Hoyu Co Ltd 整髪剤組成物
JP2004196749A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Hoyu Co Ltd 化粧料組成物
JP2007197401A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Milbon Co Ltd 整髪剤組成物
JP2007217362A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Nakano Seiyaku Kk 整髪料

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5867612A (ja) * 1981-10-15 1983-04-22 レドケン・ラボラトリ−ズ・インコ−ポレイテツド 脂肪酸ラクチレ−ト及びグリコレ−トを含有するパ−マネントウエ−ブ用組成物及びその使用法
JPS62255411A (ja) * 1986-04-28 1987-11-07 Kao Corp 毛髪化粧料
JPH092923A (ja) * 1995-06-16 1997-01-07 Mirubon:Kk 染毛剤
JPH09104896A (ja) * 1995-10-06 1997-04-22 Henkel Japan Kk 洗浄剤組成物
JP2004091407A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Hoyu Co Ltd 整髪剤組成物
JP2004196749A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Hoyu Co Ltd 化粧料組成物
JP2007197401A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Milbon Co Ltd 整髪剤組成物
JP2007217362A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Nakano Seiyaku Kk 整髪料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019023211A (ja) * 2013-02-12 2019-02-14 株式会社ミルボン キャンデリラロウ分散組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5550259B2 (ja) 2014-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5075345B2 (ja) 毛髪洗浄剤組成物
JP6235214B2 (ja) 毛髪化粧料
US20120082633A1 (en) Hair Cosmetic
JP5837330B2 (ja) 粘性組成物
JP2008231035A (ja) ヘアコンディショニング組成物
JP6530236B2 (ja) 皮膚用クリーム
JP7466350B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2018083782A (ja) 乳化整髪剤
JP2015124174A (ja) 毛髪化粧料
JP5992257B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5709467B2 (ja) シャンプー
JP6157343B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5700926B2 (ja) 整髪剤組成物
JP5550259B2 (ja) 毛髪用化粧料組成物
JP5517567B2 (ja) 整髪剤組成物
JP4993272B2 (ja) 染毛用第2剤組成物
JP2004161756A (ja) 整髪料組成物
JP2009040740A (ja) 水性整髪剤組成物
JP2003012478A (ja) 頭髪用乳化組成物
JP5629427B2 (ja) 毛髪処理組成物
JP5454908B2 (ja) ノンガスフォーマ用毛髪化粧料
JP2011102243A (ja) 整髪剤組成物
JP2010013404A (ja) 毛髪化粧料
JP2020105085A (ja) 整髪剤組成物
JP5555418B2 (ja) 整髪料組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5550259

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees