JP5517567B2 - 整髪剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、セット力が高く、かつ塗布後の毛髪をやわらかにし得る整髪剤組成物に関するものである。
現在、化粧品市場にある整髪剤には、液状、クリーム状、ミスト状、フォーム状、スプレー状など様々なものがあり、用途に合わせて適宜剤型が選択されている。このような整髪剤の中でも、高い整髪力を備えたものとしてヘアワックスやヘアクリームなどが挙げられるが、このような整髪剤にはワックス類やロウ類などを配合することが多い(特許文献1〜3など)。
特開平10−45546号公報 特開2004−91407号公報 特開2007−153770号公報
ところで、最近では、カールアイロンによる処理やパーマネントウェーブ処理によって、毛髪全体にカールをかけたカールスタイルが流行している。こうしたカールスタイルの毛髪においては、そのスタイル形成において、空気感のある動きを創ること、より具体的には、細い毛束を浮かせて留めることが要望されている。よって、カールスタイルの毛髪に適用される整髪剤組成物には、こうしたスタイル、すなわち、細い毛束を浮かせて留め得るセット力(以下、本明細書でいう「セット力」とは、特に断らない限り、このセット力を意味している。)を有していることが求められる一方で、塗布後の毛髪を、やわらか(毛髪自体がやわらかであることの他に、指通り性が良好であること、および毛髪が重くべたついていない軽い状態であることを含む。以下、同じ。)とし得ることも望まれている。
ワックス類やロウ類を配合した従来の整髪剤では、セット力と、塗布後の毛髪にやわらかさを付与する作用との両立の面で未だ改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、セット力に優れ、かつ塗布後の毛髪に良好なやわらかさを付与し得る整髪剤組成物を提供することにある。
上記目的を達成し得た本発明の整髪剤組成物は、少なくとも、25℃で固体のロウまたは炭化水素、ダイマージリノール酸エステルおよび分岐型アシル乳酸塩が配合されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、セット力に優れ、かつ塗布後の毛髪に良好なやわらかさを付与し得る整髪剤組成物を提供することができる。
本発明の整髪剤組成物では、25℃で固体のロウまたは炭化水素と、ダイマージリノール酸エステルと、分岐型アシル乳酸塩とを組み合わせており、これらによって、セット力の向上を図りつつ、塗布後の毛髪に良好なやわらかさを付与し得るようになる。
25℃で固体のロウとしては、例えば、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、ラノリン、モクロウなどが挙げられる。また、25℃で固体の炭化水素としては、例えば、パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンなどが挙げられる。25℃で固体のロウや、25℃で固体の炭化水素は、上記例示のものを1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。なお、毛髪への塗布性を高めることができ、また、整髪剤組成物をヘアスタイルに応じたセット力に調整しやすくなることから、25℃で固体のロウと、25℃で固体の炭化水素とを併用することが好ましい。また、セット力の向上効果と毛髪にやわらかさを付与する効果の両者がより良好となる点で、25℃で固体のロウとしてキャンデリラロウおよび/またはミツロウを使用することが好ましく、少なくともミツロウを使用することがより好ましい。
整髪剤組成物における25℃で固体のロウまたは炭化水素の配合量は、これらの使用による効果を良好に確保する観点から、0.5質量%以上であることが好ましく、1.0質量%以上であることがより好ましい。ただし、整髪剤組成物中の上記ロウまたは炭化水素の量が多すぎると、毛髪へのやわらかさの付与効果のうち、指通り性の向上効果が小さくなる虞があることから、整髪剤組成物における上記ロウまたは炭化水素の配合量は、20.0質量%以下であることが好ましく、10.0質量%以下であることがより好ましい。
ダイマージリノール酸エステルとしては、例えば、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルなどの、ダイマージリノール酸とダイマージオールとのエステル;ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)などの、ダイマージリノール酸と、アルコールやその混合物とのエステル;などが挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
整髪剤組成物におけるダイマージリノール酸エステルの配合量は、これらの使用による効果をより良好に確保する観点から、0.2質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。ただし、整髪剤組成物中のダイマージリノール酸エステルの量が多すぎると、毛髪へのやわらかさ付与効果が小さくなる虞があることから、整髪剤組成物におけるダイマージリノール酸エステルの配合量は、3質量%以下であることが好ましく、1.5質量%以下であることがより好ましい。
また、本発明の整髪剤組成物では、分岐型アシル乳酸塩を使用する。例えば直鎖状のアシル乳酸塩のみを上記ロウまたは炭化水素やダイマージリノール酸エステルと組み合わせて整髪剤組成物を構成しても、セット力が十分に向上しない。しかし、分岐型アシル乳酸塩を上記ロウまたは炭化水素やダイマージリノール酸エステルと組み合わせて構成した整髪剤組成物では、塗布後の毛髪をやわらかにする作用が向上しつつ、セット力も良好に向上する。
整髪剤組成物に用いられる分岐型アシル乳酸塩としては、例えば、イソステアロイル乳酸ナトリウム、12−ヒドロキシステアリル乳酸ナトリウムなどの分岐型アシル乳酸のナトリウム塩などが挙げられる。分岐型アシル乳酸塩は、上記例示のもののうちの1種のみを使用してもよく、複数種を併用してもよい。これらの中でも、本発明で求める効果が良好に確保でき、かつ入手がより容易であることから、イソステアロイル乳酸ナトリウムがより好ましい。
整髪剤組成物における分岐型アシル乳酸塩の配合量は、その使用による効果をより良好に確保する観点から、0.2質量%以上であることが好ましい。ただし、整髪剤組成物における分岐型アシル乳酸塩の量が多すぎると、セット力が強くなりすぎて塗布後の毛髪がごわごわとした感触になる虞があり、また、乳化型の整髪剤組成物の場合には、乳化が困難となる虞もある。よって、整髪剤組成物における分岐型アシル乳酸塩の配合量は、5.0質量%以下であることが好ましく、2.0質量%以下であることがより好ましい。
本発明の整髪剤組成物には、媒体として主に水を使用する。整髪剤組成物における水の配合量は、例えば40〜90質量%であることが好ましい。
本発明の整髪剤組成物は、水中油滴型乳化組成物の形態を取ることが好ましい。よって、本発明の整髪剤組成物には、上記の各成分以外にも、界面活性剤(分岐型アシル乳酸塩以外のもの)や、25℃で液状の油性成分(ダイマージリノール酸エステル以外のもの)を配合することが好ましい。
界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤(分岐型アシル乳酸塩以外のもの)、および両性界面活性剤が使用できる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチンなどが挙げられる。なお、上記の各ノニオン性界面活性剤におけるエチレンオキサイドの付加モル数は2〜50モルであることが好ましい。また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテルなどが挙げられる。更に、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、およびショ糖脂肪酸エステルにおける脂肪酸としては、例えば、ウンデシレン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸、リノール酸などが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、カチオン界面活性剤としては、脂肪酸アミドアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムなどが挙げられる。脂肪酸アミドアミン塩としては、例えば、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドなどが挙げられる。モノアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウムなどが挙げられる。ジアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウムなどが挙げられる。ベンザルコニウム型4級アンモニウムとしては、例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウムなどが挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、スルホン酸塩、アシルアミノ酸またはその塩、アルキルエーテルカルボン酸またはその塩、アルキルリン酸またはその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸またはその塩などが挙げられる。アルキル硫酸塩としては、例えば、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキル硫酸塩トリエタノールアミンなどが挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸塩トリエタノールアミンなどが挙げられ、これらのエチレンオキサイドの付加モル数は1〜3モルであることが好ましい。スルホン酸塩としては、例えば、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。アシルアミノ酸またはその塩としては、例えば、ラウロイルアスパラギン酸、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸、ラウロイルグルタミン酸、ミリストイルグルタミン酸、ステアロイルグルタミン酸、ヤシ油脂肪酸メチルアラニン、ラウロイルメチルアラニン、ミリストイルメチルアラニン、ヤシ油脂肪酸アシルグリシン、ヤシ油脂肪酸メチルタウリン、ラウロイルメチルタウリン、ヤシ油脂肪酸サルコシン、ラウロイルサルコシン、および、これらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩など)などが挙げられる。アルキルエーテルカルボン酸またはその塩としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリル酢酸、ポリオキシエチレンラウリル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレントリデシル酢酸ナトリウムなどが挙げられ、これらのエチレンオキサイドの付加モル数は1〜10モルであることが好ましい。アルキルリン酸またはその塩としては、例えば、ラウリルリン酸、ラウリルリン酸ナトリウムが挙げられ、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸またはその塩としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウムなどが挙げられ、これらのエチレンオキサイドの付加モル数は1〜2モルであることが好ましい。また、整髪剤組成物の調製に際し、脂肪酸(ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸などの高級脂肪酸)とアルカリ(水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、有機アミンなど)とを配合することで、系内で生成する脂肪酸塩を、アニオン性界面活性剤として利用することもできる。
両性界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、イソステアリン酸アミドプロピルベタイン、リノレイン酸アミドプロピル、パーム油脂酸アミドプロピルベタイン、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−プロピルスルホン酸ナトリウム、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸ナトリウム、N−脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸ナトリウム、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
これらの界面活性剤は、上記例示のものを1種単独で用いてもよく、界面活性剤としての効果を損なわない限り、2種以上のものを併用してもよいが、整髪剤組成物のセット力がより向上する点で、上記の脂肪酸とアルカリとから生成する脂肪酸塩を使用することがより好ましい。また、整髪剤組成物の乳化安定性をより高めるには、ノニオン界面活性剤を使用することが好ましく、毛髪の感触をより向上させるには、カチオン性界面活性剤を使用することが好ましい。
整髪剤組成物における界面活性剤の配合量は、界面活性剤の種類や、整髪剤組成物に配合する他の成分の配合量に応じて適宜設定できるが、通常、1〜20質量%とすることが好ましい。
整髪剤組成物に配合し得る25℃で液状の油性成分としては、例えば、動植物油、上記以外の炭化水素、エーテル、シリコーン、エステル(ダイマージリノール酸エステル以外のもの)などが挙げられる。
動植物油としては、例えば、エミュー油、馬油、ミンク油、オレンジラフィー油などの動物油;ホホバ油、シア脂、ローズヒップ油、ヒマワリ油、綿実油、アルガン油、ツバキ油、サザンカ油、アボカド油、アーモンド油、オリーブ油、ゴマ油、コメヌカ油、サフラワー油、大豆油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーム油、ヒマシ油、グレープシード油、ヤシ油、硬化油などの植物油;が挙げられる。炭化水素としては、例えば、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィンなどが挙げられる。
エーテルとしては、例えば、イソステアリルグリセリルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、グリセリンモノセチルエーテル、モノオレイルグリセリルエーテルなどが挙げられる。シリコーンとしては、例えば、ジメチルシリコーン、ジメチコノール、シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、メチルトリメチコン、カプリリルメチコン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、メチルフェニルシリコーンなどが挙げられる。
エステルとしては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸2−ジエチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール、ネオペンタン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸2−ヘキシルデシル、2−エチルヘキサン酸イソステアリル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、ジメチルオクタン酸2−ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸2−オクチルドデシル、イソパルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸2−オクチルドデシル、乳酸ラウリル、乳酸2−オクチルドデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリ2−エチルヘキシル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリ2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジステアリル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチルオクチル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリルなどが挙げられる。
なお、25℃で液状の油性成分としては、揮発性油性成分と不揮発性油性成分とを組み合わせて使用することがより好ましい。上で例示した25℃で液状の油性成分のうち、シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、メチルトリメチコンおよびカプリリルメチコンが揮発性油性成分に該当し、これら以外のものが不揮発性油性成分に該当する。
25℃で液状の油性成分の、整髪剤組成物における配合量は、例えば整髪剤組成物に求められる粘度に調整可能な量とすればよいが、通常、1〜35質量%とすることが好ましい。
また、本発明の整髪剤組成物には、上記の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の整髪剤などの化粧料に使用されている各種成分を配合することができる。このような成分としては、例えば、アルコール類、高分子、多価アルコール、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、pH調整剤、香料などが挙げられる。
アルコール類としては、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールといった低級アルコール類;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコールなどの高級アルコール類;が挙げられる。 高分子としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、ポリビニルピロリドン、カラギーナン、タマリンドガム、グアーガム、カチオン化グアーガム、ヒアルロン酸またはその塩、キトサン、高重合ポリエチレングリコール、アクリル酸/アクリル酸アルキルコポリマーなどが挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。金属イオン封鎖剤としては、例えば、アラニン、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸などが挙げられる。酸化防止剤としては、例えば、dl−α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、エリソルビン酸、無水亜硫酸ナトリウムなどが挙げられる。pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などの酸;アンモニア、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、アルギニンなどのアルカリ;が挙げられる。
本発明の整髪剤組成物の剤型としては、手に取って扱いやすいクリーム状またはローション状が好ましいが、噴射剤やポンプフォーマーなどを用いてスプレーやフォームなどとすることも可能である。
本発明の整髪剤組成物は、例えば、毛髪のセット前に、適量を手に取るなどして、毛髪に均一に塗布することにより使用することができる。
上記の通り、本発明の整髪剤組成物は、特にカールスタイルの毛髪のスタイル形成に好ましく使用できるが、その他のスタイルの毛髪に対しても使用可能であり、この場合にも、毛髪に良好なやわらかさを付与しつつ、所望のスタイルを良好に形成・維持できるセット力を発揮できる。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は、本発明を制限するものではない。なお、以下の実施例などにおいて、「%」は「質量%」を意味している。また、整髪剤組成物の配合量としては、全体で100%となるように各成分の配合量を%で示し、後記の表1および表2中ではその%の表示を省略し、配合量を表す数値のみで表示する。
実施例1〜6および比較例1〜4
実施例1〜6および比較例1〜4の整髪剤組成物を、表1および表2に示す組成で調製した。
Figure 0005517567
Figure 0005517567
表1および表2における水の欄の「計100とする」とは、整髪剤組成物を構成する水以外の各成分の合計量に、水の量を加えて100%となるようにしたことを意味している。また、表1および表2に記載の「ダイマージリノール酸エステル(1)」はダイマージリノール酸ダイマージリノレイルであり、「ダイマージリノール酸エステル(2)」は、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)である。更に、表1および表2に記載の成分のうち、「セテス−10」は、日光ケミカル社製の「NIKKOL BC−10(商品名)」(ポリオキシエチレンセチルエーテル)であり、「オクタン酸アルキル(14,16,18)」における括弧内の数値は、アルキル基として、炭素数が14個のものと、炭素数が16個のものと、炭素数が18個のものが存在していることを意味している。
なお、各実施例および比較例の整髪剤組成物では、ステアリン酸と水酸化カリウムとを配合することで、脂肪酸塩であるステアリン酸カリウムが形成されており、これがアニオン性界面活性剤として機能する。
実施例1〜6および比較例1〜4の整髪剤組成物について、下記の評価を行った。まず、評価用ウィッグを複数用意し、それぞれの評価用ウィッグの毛髪に、180℃のカールアイロンでカールをつけた。
上記の各評価用ウィッグの左半分の毛髪に比較例1の整髪剤組成物を塗布し、右半分の毛髪には、実施例1〜6および比較例2〜4の各整髪剤組成物を塗布した。各整髪剤組成物の毛髪への塗布は、整髪剤組成物を、それぞれ0.5g手に取ってのばし、毛髪に塗布する方法で行った。
整髪剤組成物を塗布した後の各評価用ウィッグの右半分の毛髪におけるセット力(毛束を浮かせて留めるセット力)、および毛髪のやわらかさ(指通り性のよさや軽さを含めたやわらかさ)について、比較例1の整髪剤組成物を塗布した左半分の毛髪におけるそれらを基準として、5名の評価者のそれぞれが、下記評価基準に従って点数付けし、全評価者の点数を合計して評価した。これらの結果を表3に示す。
<セット力の評価基準>
比較例1の整髪剤組成物よりもセット力が優れている・・・2点。
比較例1の整髪剤組成物と、セット力が同等である・・・1点。
比較例1の整髪剤組成物よりもセット力が劣っている・・・0点。
<毛髪のやわらかさの評価基準>
比較例1の整髪剤組成物で処理した毛髪よりも、やわらかさが優れている・・2点。
比較例1の整髪剤組成物で処理した毛髪と、やわらかさが同等である・・・1点。
比較例1の整髪剤組成物で処理した毛髪よりも、やわらかさが劣っている・・・0点。
Figure 0005517567
表3から明らかなように、25℃で固体のロウまたは炭化水素と、ダイマージリノール酸エステルと、分岐型アシル乳酸塩とを配合した実施例1〜6の整髪剤組成物は、ダイマージリノール酸エステルおよび分岐型アシル乳酸塩を配合していない比較例1の整髪剤組成物よりも、セット力が強く、また、毛髪にやわらかさを付与する作用が、比較例1の整髪剤組成物と同等か、または優れている。
これに対し、ダイマージリノール酸エステルに代えてラノリン(ロウエステル)を配合し、分岐型アシル乳酸塩を配合していない比較例2の整髪剤組成物は、セット力、毛髪にやわらかさを付与する作用のいずれもが劣っている。また、分岐型アシル乳酸塩を配合していない比較例3の整髪剤組成物、およびダイマージリノール酸エステルを配合していない比較例4の整髪剤組成物は、毛髪にやわらかさを付与する作用が比較例1の整髪剤組成物と同等であり、かつセット力が比較例1の整髪剤組成物よりも優れているが、実施例1〜6の整髪剤組成物に比べると、セット力が劣っている。

Claims (4)

  1. 少なくとも、25℃で固体のロウまたは炭化水素、ダイマージリノール酸エステル分岐型アシル乳酸塩および水が配合されており、
    25℃で固体のロウまたは炭化水素の配合量が0.5〜20.0質量%であり、ダイマージリノール酸エステルの配合量が0.2〜3質量%であり、分岐型アシル乳酸塩の配合量が0.2〜5.0質量%であることを特徴とする整髪剤組成物。
  2. 分岐型アシル乳酸塩がイソステアロイル乳酸ナトリウムである請求項1に記載の整髪剤組成物。
  3. 25℃で固体のロウと、25℃で固体の炭化水素とが配合されたものである請求項1または2に記載の整髪剤組成物。
  4. 25℃で固体のロウとして、キャンデリラロウおよび/またはミツロウが配合されたものである請求項1〜3のいずれかに記載の整髪剤組成物。
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