JP2010266736A - 焦点検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】AF検出動作において、被写体を照射している光源の種類によってはAFセンサのシェーディングを補正できない場合が生じる。
【解決手段】予め異なる種類の光源についてシェーディング係数を計測して記憶しておき、焦点検出動作において、異なる分光特性の複数の測光センサからの出力に基づいて被写体を照射する光源を判別するための光源情報を生成し、焦点検出センサのシェーディング係数を光源情報に従って記憶されたシェーディング係数の間で切替える焦点検出装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、オートフォーカスカメラの異なる種類の光源下での焦点検出精度の改善に関する。
撮影レンズを通った光束をビームスプリッタで分割して、それぞれの光束を光軸をずらした2つの結像レンズで焦点検出センサに結像し、結像された2つの像のずれからデフォーカス量を計算し、計算されたデフォーカス量に応じて撮影レンズを駆動して合焦を達成するいわゆるTTL(Through The Lens)位相差検出型の焦点検出(以下AFとも記載する)方式が、銀塩/デジタル一眼レフカメラで広く用いられている。
図14は二次結像系を用いた位相差検出型の焦点検出装置の一例を示す。かかる装置においては、焦点検出をする撮影レンズ101と光軸を同じくして、撮影レンズ1の予定結像面Fの近傍にフィールドレンズ102が配置され、これらの後方に2個の二次結像レンズ103a、103bが並列され、更にその後方に受光用のセンサ104a、104bが配置されている。フィールドレンズ102は撮影レンズ101の異なる2つの射出瞳101a、101bを2個の二次結像レンズ103a、103bの瞳面に各々結する。
この結果、二次結像レンズ103a、103bのそれぞれに入射する被写体面Sからの光束は、撮影レンズ1の射出瞳101a、101bにおいて各二次結像レンズ103a、103bに対応しお互い重なり合うことの無い等面積の領域から射出された光束となる。
前述したように、等面積の射出瞳101a、101bからの光束のセンサ104a、104bでの受光光量分布は、理想的には均一である。しかしながら、焦点検出装置の許容サイズやコスト、作成上の都合を考慮すると、レンズ構成が簡単であることが必要あるため、レンズの収差が比較的大きくなる。その結果、二次結像レンズ103a、103bの瞳と撮影レンズ101の瞳101a、101bとの結像関係は完全なものではなくなり、センサ104a、104b上で図15に示すような光量の不均一性つまりシェーディングが残存してしまう。
一様輝度の被写体面に対してセンサ104a、104b間で生じる光量分布の差異を除去して同一の光量分布になるようにした焦点検出装置が下記の特許文献に開示されている。この特許文献に記載されている発明は、センサの各画素の位置に応じてセンサの光電変換出力信号の振幅に重み付け係数を施すことでシェーディングを補正している。
特開昭60−101514
しかしながら、上記特許文献1にて開示されている焦点検出装置では、被写体を照射している光源の種類によっては、センサ間のシェーディングを補正できない場合が生じる。
特許文献1にて開示されている焦点検出装置を一眼レフレックスカメラ(以下、一眼レフカメラと記す)に適用した場合、図16に示すように撮影レンズ101とフィールドレンズ102の間にビームスプリッタ等の半透過性の光学部材105(メインミラー)が配置される。これは、撮影レンズ101を通った光束を所定の割合で、焦点検出光学系とファインダー光学系に分けるためである。
メインミラー105の分光透過率の入射角依存特性を図17に示す。波長が600nm以下の光に対しては、その約40%が焦点検出光学系へ透過する。一方、600nm以上の光は、40%以上が焦点検出光学系へ透過し、長波長になるほど徐々に透過の割合が大きくなる。
これは、メインミラー5の分光透過率を近赤外光がより多く透過する構成になっているためである。理由は、オートフォーカス用のセンサとしての光電変換素子が1100nm程度の波長まで感度を持って低輝度まで合焦動作を行うこと、および低輝度下で合焦動作ができない場合にはカメラ側から近赤外(700nm程度)の発光ダイオードを被写体に照射することが行われるためであう。
一方、人間の目の特性は450〜650nm程度の光に対してもっとも感度を有し、前記周波数範囲外の波長の光は色再現性の点からファインダー光学系ではあまり重要ではない。
ここで注目すべき点は、メインミラー105の光学的構成上、その分光透過率に角度依存があることである。特に600nm以上の長波長光においては、光線の入射角度により透過率が変化してしまう。
撮影レンズ101の射出瞳101a、101bからの光束がメインミラー105を透過する際の入射角度はそれぞれ異なる。さらに、センサ104a、104bの各画素の位置で受光される光束についてもメインミラー105を透過する際の入射角度がそれぞれ異なる。したがって、被写体を照射している光源が長波長成分を含んでいるか否かによって、センサ104a、104bのシェーディングが変化してしまう。
図18は光源の分光感度を示す図であり、横軸は波長、縦軸は相対的エネルギーを示す。同図においてFは蛍光灯、Lはフラッドランプ、Aは前述の補助光の分光感度を示す。同図に示めされているようにより、蛍光灯の波長成分としては、620nmより長波長成分はほとんど含まれていないことに対し、フラッドランプは長波長側になるほど、相対感度が強くなることがわかる。
図19から21は、各種光源におけるセンサのシェーディング波形と補正波形の一例を示す。
蛍光灯下でのシェーディング波形を図19(a)に示し、同図のシェーディング波形に対して最適に補正係数を演算して補正した結果を図19(b)に示す。また、フラッドランプ下でのシェーディング波形を図20(a)に示す。射出瞳101aからの光束の入射角度は、射出瞳101bからの光束よりも浅い角度でメインミラー105に入射しているため、近赤外光の透過率が高い。そのため図20(a)では、センサ104aの方が、センサ104bよりも多くの光量が得られている。また、センサのセルの位置を考慮すると、センサの上側ほど、光束が浅い角度でメインミラーに入射しているため、センサの上側の方が下側よりも多くの光量が得られている。
図20(a)のシェーディング波形に対して、図19(a)のシェーディング波形から演算した補正係数で補正した結果を図20(b)に示す。同図に示されるように、補正後波形が不均一であると、補正残りがある。
また、補助光下でのシェーディング波形を図21(a)に示す。補助光は近赤外光のため、図20(a)よりもシェーディングの角度依存が大きくなっている。図21(a)のシェーディング波形に対して、図19(a)のシェーディング波形から演算した補正係数で補正した結果を図21(b)に示す。同図では、図20(b)よりもさらに補正残りが大きくなっている。
このように、被写体を照射している光源の種類によっては、センサ間のシェーディングに対して補正残りが生じ、2像のずれ量の検出精度低下の原因となる。
本発明の目的は、TTLオートフォーカスカメラにおいて、異なる種類の光源下において、合焦点のずれない焦点検出精度の良いオートフォーカスカメラシステムを提供するものである。かかる目的を達成するために、本発明によれば、焦点検出装置は、撮影レンズを透過した被写体光から得られる光束に基づいて被写体の像信号を検出する焦点検出センサと、可視光領域を測光する第1の測光センサと、可視光より長波長領域を測光する第2の測光センサと、第1および第2の測光センサからの出力に基づいて、焦点検出センサからの像信号の補正を行う補正手段を備えることを特徴とする。
上述したように、本件発明によれば、測光センサの出力信号を用いて被写体を照射する光源の種類を判別し、その判別結果に応じて焦点検出センサの出力する像信号のシェーディング補正を行えるので、異なる種類の被写体照射光源下における撮影においても焦点検出精度を向上させることができる。
また、本件発明のシェーディング補正の一つの演算方法によれば2種類の光源に対応するシェーディング係数のみを必要とするので、演算に必要なデータを記憶しておくためのメモリ容量を少なくすることができる。
さらに、本件発明のシェーディング補正の他の演算方法によれば、1種類の光源に対応するシェーディング係数のみを必要とするので、演算に必要なデータを記憶しておくためのメモリ容量をさらに少なくすることができる。
また、本件発明のシェーディング補正の他の演算方法によれば、被写体からの光束中の近赤外光の割合、蛍光灯下(可視光)でのシェーディング係数、および光束の光学部材への入射角度係数を用いているので、異なる種類の光源にたいして精度の高い焦点検出を達成することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施の形態に係るオートフォーカスカメラシステムを示す構成図である。 本発明の実施の形態に係るオートフォーカスカメラシステムの回路構成図である。 第1と第2の測光センサの分光特性を示す図である。 焦点検出に関わる光学系の詳細な構成を示す図である。 焦点検出センサのライン配置を示す図である。 焦点検出センサによるAF視野の配置を示す図である。 本発明の実施の形態に係るシェーディング係数の測定および記憶動作を示すフローチャートである。 ラインセンサ211で得られたシェーディング波形を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出装置を搭載したカメラでのAF動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出装置を搭載したカメラでの撮影動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る焦点検出装置を搭載したカメラでのAF動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る焦点検出装置を搭載したカメラでのAF動作を示すフローチャートである。 メインミラーへの入射角度とシェーディング角度係数の関係を示す図である。 二次結像系を用いた位相差検出型の焦点検出装置の光学系を示す図である。 センサ104a、104bのシェーディングを示す図である。 一眼レフレックスカメラの焦点検出装置の光学系を示す図である。 メインミラーの分光透過率の入射角依存性を示す図である。 各種光源の分光感度を示す図である。 蛍光灯下でのシェーディング波形を示す図である。 フラッドランプ下でのシェーディング波形を示す図である。 補助光下でのシェーディング波形を示す図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施の一形態に係る、一眼レフカメラと該カメラに装着される交換レンズとによって成るオートフォーカスカメラシステムを示す構成図であり、主に前記システムの光学的な配置関係を示している。
同図において、1はカメラ本体であり、その前面には撮影レンズ11が装着される。カメラ本体1内には、光学部品、機械部品、電気回路およびフィルム又はCCD等の撮像素子などが収納され、写真又は画像撮影が行えるようになっている。2はメインミラーである光学部材であり(以下光学部材と記す)、ファインダー観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。また、光学部材2は入射光の一部を透過または反射する半透過ミラーとなっており、撮影光路内に斜設されているときは、図17の分光透過特性を持っている。
3は後述のレンズ12〜14の予定結像面に配置されたピント板であり、ファインダー光学系を構成する。4はファインダー光路変更用のペンタプリズムである。5はアイピースであり、撮影者はこれを介してピント板3を観察することで、撮影画面を観察することができる。6および7はそれぞれファインダー観察画面内の被写体輝度を測定するための第1の結像レンズおよび第1の測光センサであり、30および31は同様にそれぞれ第2の結像レンズおよび第2の測光センサである。32は長波長側を遮蔽する光学フィルタであり、33は可視光側を遮蔽する光学フィルタである。
8はフォーカルプレーンシャッターであり、9は撮像素子である。25はサブミラーであり、光学部材2とともに、ファインダー観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。このサブミラー25は、斜設された光学部材2を透過した光線を下方に折り曲げ、視野マスク26、フィールドレンズ27、絞り28、2次結像レンズ29を経て焦点検出センサ201上に結像させる。この像を光電変換して得られる像信号を処理することで、合焦状態を検出することができる。
10はカメラ本体1と撮影レンズ11との通信インターフェイスとなるマウント接点群である。12〜14はレンズであり、1群レンズ(以下、フォーカシングレンズと記す)12は光軸上を前後に移動することで撮影画面の合焦位置を調整するものであり、2群レンズ13は光軸上を前後に移動することで撮影レンズ11の焦点距離を変更し、撮影画面の変倍を行うものであり、14は固定の3群レンズである。15は絞りである。16は自動焦点調節動作時にフォーカシングレンズ12を光軸方向に前後移動させるフォーカス駆動モータである。17は絞り15の開口径を変化させるための絞り駆動モータである。18は距離エンコーダーであり、フォーカシングレンズ12に取り付けられたブラシ19が摺動することで、該フォーカシングレンズ12の位置を読み取り、被写体距離に相当する信号を発生する。
次に、図2を用いて、上記カメラシステムの回路構成について説明する。なお、図1と共通の構成要素には同じ符号を付している。まず、カメラ本体1内の回路構成について説明する。
カメラマイコン100には、焦点検出センサ201、第1測光センサ7、第2測光センサ31、シャッター制御回路107、モータ制御回路108および液晶表示回路111が接続されている。また、カメラマイコン100は、撮影レンズ11内に配置されたレンズマイコン50とはマウント接点10を介して信号伝達を行う。また、カメラマイコン100は、焦点検出センサ201で得られた画素信号のシェーディングを補正演算するシェーディング補正回路113と、シェーディング係数を記憶するメモリ112を内蔵している。
焦点検出センサ201は、カメラマイコン100からの信号に従って光電変換信号の蓄積制御を行い、画素信号をカメラマイコン100に出力する。カメラマイコン100はこの信号をA/D変換して像信号を得る。そして、この像信号(補正前)に対して、予めメモリ112に記憶してあるシェーディング係数と、後述する光源情報とに基づいてシェーディング補正演算回路113によりシェーディング補正を行い、焦点検出センサ201の画素間の光量分布の差を除去する。補正した像信号から位相差検出法による焦点調節状態の検出を行い、レンズマイコン112と信号のやりとりを行うことによって、撮影レンズ11の焦点調節制御を行う。
シャッター制御回路107は、カメラマイコン100からの信号に従ってフォーカルプレーンシャッター8を構成するシャッター先幕駆動マグネットMG−1およびシャッター後幕駆動マグネットMG−2の通電制御を行い、シャッター先幕および後幕を走行させ、露出動作を行う。モータ制御回路108は、カメラマイコン100からの信号に従ってモータMを制御することにより、光学部材2のアップダウンおよびシャッターチャージなどを行う。
SW1は不図示のレリーズボタンの第1ストローク(半押し)操作でONし、測光、AF(自動焦点調節)を開始させるスイッチである。SW2はレリーズボタンの第2ストローク(全押し)操作でONし、シャッター走行、すなわち露光動作を開始させるスイッチである。スイッチSW1,SW2およびその他、不図示の操作部材であるISO感度設定スイッチ、絞り設定スイッチ、シャッター速度設定スイッチなどの各スイッチの状態信号はカメラマイコン100が読み取る。液晶表示回路111は、ファインダー内表示器24と外部表示器42をカメラマイコン100からの信号に従って制御する。
次に、撮影レンズ11内の電気回路構成について説明する。カメラ本体1と撮影レンズ11とはレンズマウント接点10を介して相互に電気的に接続される。このレンズマウント接点10は、撮影レンズ11内のフォーカス駆動用モータ16および絞り駆動用モータ17の電源用接点である接点L0と、レンズマイコン112の電源用接点L1と、シリアルデータ通信を行うためのクロック用接点L2と、カメラ本体1から撮影レンズ11へのデータ送信用接点L3と、撮影レンズ11からカメラ本体1へのデータ送信用接点L4と、モータ用電源に対するモータ用グランド接点L5と、レンズマイコン112用電源に対するグランド接点L6とから構成されている。
レンズマイコン50は、レンズマウント接点10を介してカメラマイコン100と接続され、カメラマイコン100からの信号にしたがってフォーカシングレンズ12を駆動するフォーカス駆動モータ16および絞り15を駆動する絞り駆動モータ17を動作させ、撮影レンズ11の焦点調節と絞りを制御する。51および52はそれぞれパルス板および光検出器であり、レンズマイコン50がパルス数をカウントすることにより焦点調節(合焦動作)時のフォーカシングレンズ12の位置情報を得る。これにより、撮影レンズ11の焦点調節を行うことができる。18は前述した距離エンコーダーであり、ここで読み取られたフォーカシングレンズ12の位置情報はレンズマイコン112に入力され、ここで被写体距離情報に変換され、カメラマイコン100に伝達される。
次に図3を用いて第1と第2の測光センサの分光特性を説明する。
同図においてAは第1と第2の測光センサ7および31の分光感度特性であり、Bは第1の測光センサ7の前に配置される光学フィルタ32の分光感度特性であり、Cは第2の測光センサ31の前に配置される光学フィルタ33の分光感度特性である。したがって、第1の測光センサはメインミラーにおける分光透過率の入射角度依存が比較的少ない可視光領域の光を検出する。一方、第2の測光センサは光学部材2における分光透過率の入射角度依存が比較的大きい長波長領域(近赤外〜)の光を検出することが可能である。この可視光領域と長波長領域の比が光源情報となる。
次に図4から図6を用いて焦点検出センサ201について詳細に説明する。図4は、焦点検出に関わる光学系の詳細な構成を示した図である。光源で照射された被写体からの被写体光から得られる光束は撮影レンズ11を通過してサブミラー25で反射され、撮像面と共役な面にある視野マスク26の近傍に一旦結像する。図4では、サブミラー25で反射され後、複数のミラーで折り返された光路を展開して示している。視野マスク26は画面内の焦点検出領域以外の余分な光を遮光するための部材である。
フィールドレンズ27は、絞り28の各開口部を撮影レンズ11の射出瞳付近に結像する作用を有している。絞り28の後方には二次結像レンズ29が配置されており、一対2つのレンズから構成され、それぞれのレンズは絞り28の各開口部に対応している。視野マスク26、フィールドレンズ27、絞り28、二次結像レンズ29を通過した各光束は、焦点検出センサ201上のラインセンサに結像する。
図5は焦点検出センサ201内におけるラインセンサの配置を示す図である。焦点検出センサ201内には、ラインセンサ211a、211b、212a、212bが2つづつの複数のラインセンサ対として対になって配置されている。
図6は、撮影画面内の被写体上における焦点検出領域の位置関係を示した図である。焦点検出領域である縦視野220はラインセンサ対211a、211b対からの像信号の位相差により焦点検出を行い、横視野222はラインセンサ対212a、212b対からの像信号の位相差により焦点検出を行う。
次に、上記構成のカメラシステムにおける焦点検出センサ201のシェーディング係数の測定動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
シェーディング係数の測定動作を開始する前に、カメラ本体1の被写体面を蛍光灯下の波長光でかつ均一輝度の状態にしておく。
カメラマイコンに接続された不図示の通信ツールからシェーディング係数の測定要求を受付けると、ステップ#101より動作を開始する。ここでは、カメラマイコン100は、焦点検出センサ201内のラインセンサ211a、211b、212a、212bの蓄積動作を行う。蓄積を開始した後、焦点検出センサ201からの信号により蓄積情況をモニターし、蓄積した信号が所定量に達したら蓄積を停止する。
続くステップ#102では、焦点検出センサ201に像信号出力を要求することで、蓄積した像信号の読み取り動作を行う。カメラマイコン100から送信される所定の駆動パルスに従い、焦点検出センサ201は、ラインセンサ211a→211b→212a→212bの順番でそれぞれの像信号が画素信号として出力される。カメラマイコン100は、それらの画素信号を順次AD変換することで像信号を読み取る。ステップ#103では、ステップ#102で得られた像信号からシェーディング係数を演算し、メモリ112へ記憶する。以上で、蛍光灯下によるシェーディング係数の測定動作を終了する。
ここで、シェーディング係数の演算方法を図8を用いて説明する。図8は、ラインセンサ211aおよび211bで蓄積した像信号を示している。n番目の画素信号をVs(n)、n番目のシェーディング係数をWc(n)とする。また、この像信号中で最も大きい画素信号を検索し、その信号をVpとすると、シェーディング係数は、次式で求めればよい。
Wc(n)=Vp/Vs(n)
ちなみに、Vo(n)はn番目の補正後信号とすると、Vo(n)は、次式で求める。
Vo(n)=Vs(n)×Wc(n)
これにより、図8のような不均一な像信号を、Vpを基準とした均一な信号へ補正することができる。
また、図8のフローチャート動作は、蛍光灯下による測定動作であるが、光源を切替えることで、図18に示したフラッドランプや補助光によるシェーディング係数も図8の動作と同様に測定し、記憶する。ここでは、フラッドランプ光によるシェーディング係数をWf、補助光によるシェーディング係数をWir(n)とする。
次に、実施例1のカメラシステムのオートフォーカス動作について、図9のフローチャートを用いて説明する。図2で示したカメラ本体1のスイッチSW1が押されると、ステップ#201より動作を開始する。ここでは、カメラマイコン100は、焦点検出センサ201内のラインセンサ211a、211b、212a、212bの蓄積動作を行う。蓄積を開始した後、焦点検出センサ201からの信号により蓄積情況をモニターし、蓄積した信号が所定量に達したら蓄積を停止する。
続くステップ#202では、焦点検出センサ201に像信号の出力を要求することで、蓄積した像信号の読み取り動作を行う。カメラマイコン100から送信された所定の駆動パルスに従い、焦点検出センサ201は、ラインセンサ211a→211b→212a→212bの順番でそれぞれの像信号が画素信号として出力される。カメラマイコン100は、それらの画素信号を順次AD変換することで像信号を読み取る。
次のステップ#203では、第1の測光センサ7および第2の測光センサ31の測光値を読み出す(測光ステップ)。
続くステップ#204では、ステップ#203で読み出した第1の測光センサ7および第2の測光センサ31の測光値の比から光源判別を行い、その結果を示す光源情報を生成する(光源情報生成手段)。ここでは、光源判別結果を3種類に分類する。第1の測光センサ7で得た測光値をBc、第2の測光センサ31で得た測光値をBirとすると、
0.7<Bc/(Bc+Bir)≦1.0
であった場合は、被写体を照明している光源が蛍光灯系と判別し、ステップ#205へ移行する。また、
0.4<Bc/(Bc+Bir)≦0.7
であった場合は、被写体照明している光源がフラッドランプ系と判別し、ステップ#206へ移行する。また、
0≦(Bc+Bir)≦0.4
であった場合は、AF補助光系と判別し、ステップ#207へ移行する。
ステップ#205では、シェーディング補正演算113によりステップ#202で取得した画素信号Vs(n)に対して、予めメモリ114に記憶してある蛍光灯下でのシェーディング係数Wc(n)を用いて補正後画素信号Vo(n)を演算する。Vo(n)はn番目の補正後信号とすると、Vo(n)は、次式で求める。
Vo(n)=Vs(n)×Wc(n)
ステップ#206では、シェーディング補正演算113によりステップ#202で取得した画素信号Vs(n)に対して、予めメモリ114に記憶してあるフラッドランプ下でのシェーディング係数Wf(n)を用いて補正後画素信号Vo(n)を演算する。Vo(n)はn番目の補正後信号とすると、Vo(n)は、次式で求める。
Vo(n)=Vs(n)×Wf(n)
ステップ#207では、シェーディング補正演算113によりステップ#202で取得した画素信号Vs(n)に対して、予めメモリ114に記憶してあるAF補助光下でのシェーディング係数Wir(n)を用いて補正後画素信号Vo(n)を演算する。Vo(n)はn番目の補正後信号とすると、Vo(n)は、次式で求める。
Vo(n)=Vs(n)×Wir(n)
ステップ#208ではステップ#205またはステップ#206、あるいはステップ#207でシェーディング補正した像信号の2像のずれから、公知の方法でデフォーカス量の演算を行う。
次のステップ#209ではこのデフォーカス量が所望の範囲内、たとえば1/4Fδ以内(F:レンズの絞り値、δ:定数:20um、したがってF2.0のレンズの開放絞りでは10um)であるならば合焦と判断し、オートフォーカス動作を終了し、1/4Fδより大であるならば、ステップ#210でこのデフォーカス量をシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してレンズマイコン112に対して送信し、レンズ駆動を指令する。この指令を受けてレンズマイコン112は、受信したデフォーカス量に応じてフォーカス駆動モータ16の駆動方向を決定し、指令されたデフォーカス量に応じてフォーカス駆動モータを駆動し、ステップ#101に戻り、合焦状態になるまで前述の動作が繰り返される。
次のステップ#211ではレリーズ開始スイッチSW2の判定がなされ、オンの場合は、図10に続くステップ#301に進み、撮影動作が行われ、オフの場合はAF処理が終了される。
次に図10を用いてレリーズ時の動作を説明する。前述のオートフォーカス動作が終了し、図2のレリーズ開始スイッチSW2がオン状態の場合は、ステップ301で、カメラマイコン100は可視光側を測光する第1の測光センサ7の測光値から、被写体輝度BVを求め、設定されたISO感度SVと加算して露出値EVをもとめ、公知の方法で、絞り値AVおよびシャッター速度TVを算出する。
次のステップ#302では、光学部材2を跳ね上げて撮影光路から退避させると同時に、カメラマイコン100はレンズマイコン112に対してステップ#202で決定した絞り値AVに絞り込む様に指示し、レンズマイコン112はその指令を受けて、その後、光学部材2が撮影光路から完全に退避するとステップ#303でカメラマイコン100はシャッター先幕駆動マグネットMG−1に通電し、フォーカルプレーンシャッター8の開放動作を開始させる。
所定のシャッター開放時間が経過するとステップ#304へ進み、カメラマイコン100はシャッター後幕駆動マグネットMG−2に通電し、フォーカルプレーンシャッター8の後幕を閉じて露出を終了しステップ#305で光学部材2をダウンさせ、撮影を終了する。
以上のように、本発明の第1の実施の形態のカメラでは、焦点検出センサで得られた画素信号に対してシェーディング補正を行う際、光源検出センサにより被写体を照明する光源を判別し、予め測定・記憶しておいた複数の光源下でのシェーディング係数のうち最も適切な係数を用いて補正するようにしている。(ステップ#204〜ステップ#207の動作)。すなわち焦点検出の精度を向上させることができる。
また、これまで説明したシェーディング係数の演算式や補正式はこれらの限りではなく別の演算式を用いても良い。
また、光源判別の閾値についてもこれらの限りではなく別の閾値を用いても良い。
また、これまでの説明によると、ラインセンサ211a、211b、212a、212bそれぞれについてシェーディング係数を各種光源下で測定・記憶を行っているが、横ラインの212a、212bについての光束は、光学部材の入射角がほぼ同じであり(例えば入射角の差が所定量以下)シェーディングの光源依存が軽微であることから、単一光源下の測定・記憶動作を行ってもよい。その場合は、光源の判別結果に依らず、単一光源下でのシェーディング係数を用いて補正を行ってもよい。
実施例1は、光源の判別結果から、予め記憶しておいた複数のシェーディング係数のうち何れか一つを選択して、補正を行っている。
以下に示す実施例2は、実施例1とは異なる補正演算を行う実施形態である。
図11は、本発明の第2実施例に関わるカメラのオートフォーカス動作を説明するためのフローチャートである。先に説明した図14を参照しながら、図11の制御フローを説明する。
図2で示したカメラ本体1のスイッチSW1が押されると、ステップ#401より動作を開始する。ここでは、カメラマイコン100は、焦点検出センサ201内のラインセンサ211a、211b、212a、212bの蓄積動作を行う。蓄積を開始した後、焦点検出センサ201からの信号により蓄積情況をモニターし、蓄積した信号が所定量に達したら蓄積を停止する。
続くステップ#402では、焦点検出センサ201に像信号の出力を要求することで、蓄積した像信号の読み取り動作を行う。カメラマイコン100から送信される所定の駆動パルスに従って焦点検出センサ201は、ラインセンサ211a→211b→212a→212bの順番でそれぞれの像信号が画素信号として出力される。カメラマイコン100は、それらの画素信号を順次AD変換することで像信号を読み取る。
次のステップ#403では、第1の測光センサ7および第2の測光センサ31の測光値を読み出す。
続くステップ#204では、ステップ#203で読み出した第1の測光センサ7および第2の測光センサ31の測光値の比から光源係数を演算する。ここでは、光源の分光成分のうち可視光の割合を表す係数Kc(第1の係数)と、近赤外光の割合を表す係数Kir(第2の係数)を下式より演算する。第1の測光センサ7で得た測光値をBc、第2の測光センサ31で得た測光値をBirとする。
Kc=Bc/(Bc+Bir)
Kir=Bir/(Bc+Bir)
次のステップ#205では、シェーディング補正演算113によりステップ#202で取得した画素信号Vs(n)に対して、予め記憶してある蛍光灯下でのシェーディング係数Wc(n)、AF補助光下でのシェーディング係数Wirおよび、ステップ#404で演算した光源係数Kc、Kirから下式により補正後画素信号Vo(n)を演算する。
Vo(n)=Vs(n)×{(Kc×Wc)+(Kir×Wir)}
ステップ#406ではステップ#205でシェーディング補正した像信号の2像のずれから、公知の方法でデフォーカス量の演算を行う。
次のステップ#407ではこのデフォーカス量が所望の範囲内、たとえば1/4Fδ以内(F:レンズの絞り値、δ:定数:20um、したがってF2.0のレンズの開放絞りでは10um)であるならば合焦と判断し、オートフォーカス動作を終了し、1/4Fδより大であるならば、ステップ#408でこのデフォーカス量をシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してレンズマイコン112に対して送信し、レンズ駆動を指令する。この指令を受けてレンズマイコン112は、受信したデフォーカス量に応じてフォーカス駆動モータ16の駆動方向を決定し、指令されたデフォーカス量に応じてフォーカス駆動モータを駆動する。その後、フローはステップ#401に戻り、合焦状態になるまで前述の動作が繰り返される。
次のステップ#409ではレリーズ開始スイッチSW2の判定がなされ、オンの場合は、図10に続くステップ#301に進み、撮影動作が行われ、オフの場合はAF処理が終了される。図10は第1の実施の形態のカメラの動作を同じであるためここでの説明は省略する。
以上のように、本発明の第2の実施の形態のカメラでは、焦点検出センサで得られた画素信号に対してシェーディング補正を行う際、光源検出センサにより光源の可視光の割合を表す係数Kcと、近赤外光の割合を表す係数Kirを光源情報として演算している。(ステップ#403およびステップ#404の動作)さらに、予め記憶している蛍光灯下(可視光)によるシェーディング係数WcとAF補助光(近赤外光)によるシェーディング係数の重み付けに、光源係数KcとKirを用いることで異なる種類の光源下においても適切なシェーディング係数を演算することができる。(ステップ#405の動作)すなわち、異なる種類の光源の使用に応じて、焦点検出の精度を向上させることができる。
また、シェーディング補正は、2種類の光源に対応するシェーディング係数があれば、シェーディング補正の演算ができるため、記憶に必要なメモリ容量を少なくすることができる。
また、これまで説明したシェーディング係数の演算式や補正式はこれらの限りではなく別の演算式を用いても良い。
実施例1および実施例2のカメラは、光源検出結果と、予め記憶しておいた複数のシェーディング係数から補正を行っている。
以下に示す実施例3は、実施例1および実施例2とは異なる補正演算を行う実施形態である。
図12は、本発明の第3実施例に関わるカメラのオートフォーカス動作を説明するためのフローチャートである。先に説明した図14を参照しながら、図12の制御フローを説明する。
図2で示したカメラ本体1のスイッチSW1が押されると、ステップ#501より動作を開始する。ここでは、カメラマイコン100は、焦点検出センサ201内のラインセンサ211a、211b、212a、212bの蓄積動作を行う。蓄積を開始した後、焦点検出センサ201からの信号により蓄積情況をモニターし、蓄積した信号が所定量に達したら蓄積を停止する。
続くステップ#502では、焦点検出センサ201に像信号の出力を要求することで、蓄積した像信号の読み取り動作を行う。カメラマイコン100から送信される所定の駆動パルスに従って焦点検出センサ201は、ラインセンサ211a→211b→212a→212bの順番でそれぞれの像信号を画素信号として出力する。カメラマイコン100は、それらの画素信号を順次AD変換することで像信号を読み取る。
次のステップ#503では、第1の測光センサ7および第2の測光センサ31の測光値を読み出す。
続くステップ#504では、ステップ#203で読み出した第1の測光センサ7および第2の測光センサ31の測光値の比から光源係数を演算する。ここでは、近赤外光の割合を表すKirを下式より演算する。第1の測光センサ7で得た測光値をBc、第2の測光センサ31で得た測光値をBirとする。
Kir=Bir/(Bc+Bir)
次のステップ#205では、シェーディング補正演算113によりステップ#202で取得した画素信号Vs(n)に対して、予め記憶してある蛍光灯下でのシェーディング係数Wc(n)と、ステップ#404で演算した光源係数Kir、および光学部材の入射角度係数aθ(n)から下式により補正後画素信号Vo(n)を演算する。
Vo(n)=Vs(n)×{Wc+(a(θ)×Wir)}
ここで、光学部材の入射角度係数a(θ)は、光束(近赤外光)が光学部材に入射する際の入射角度とシェーディングの変化率を係数化したものである。一例を図13に示す。入射角度は画素毎に異なるので、シェーディング補正する際、補正画素の入射角度に対応した係数a(θ)を用いて補正演算を行う。
ステップ#506ではステップ#205でシェーディング補正した像信号の2像のずれから、公知の方法でデフォーカス量の演算を行う。
次のステップ#507ではこのデフォーカス量が所望の範囲内、たとえば1/4Fδ以内(F:レンズの絞り値、δ:定数:20um、したがってF2.0のレンズの開放絞りでは10um)であるならば合焦と判断し、オートフォーカス動作を終了し、1/4Fδより大であるならば、ステップ#508でこのデフォーカス量をシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してレンズマイコン112に対して送信し、レンズ駆動を指令する。この指令を受けてレンズマイコン112は、受信したデフォーカス量に応じてフォーカス駆動モータ16の駆動方向を決定し、指令されたデフォーカス量に応じてフォーカス駆動モータを駆動する。その後、フローはステップ#501に戻り、合焦状態になるまで前述の動作が繰り返される。
次のステップ#509ではレリーズ開始スイッチSW2の判定がなされ、オンの場合は、図10に続くステップ#301に進み、撮影動作が行われ、オフの場合はAF処理が終了される。図10は第1の実施の形態のカメラの動作を同じであるためここでの説明は省略する。
以上のように、本発明の第3の実施の形態のカメラでは、焦点検出センサで得られた画素信号に対してシェーディング補正を行う際、光源検出センサにより近赤外光の割合を表す係数Kirを演算している。(ステップ#403およびステップ#404の動作)さらに、予め記憶している蛍光灯下(可視光)によるシェーディング係数Wcと、光学部材の入射角度係数a(θ)により色々な光源下においても適切なシェーディング係数を演算することができる。(ステップ#405の動作)すなわち、異なる種類の光源を用いて場合でも焦点検出の精度を向上させることができる。
また、シェーディング補正は、1種類の光源下での係数があれば、シェーディング補正の演算ができるため、記憶に必要なメモリ容量をさらに少なくすることができる。もちろん、これまで説明したシェーディング係数の演算式や補正式はこれらの限りではなく別の演算式を用いても良い。
1 カメラ本体
2 光学部材(メインミラー)
7 第1測光センサ
11 撮影レンズ
31 第2測光センサ
100 カメラマイコン
112 メモリ
113 シェーディング補正演算部
201 焦点検出センサ
211a ラインセンサ
211b ラインセンサ
212a ラインセンサ
212b ラインセンサ

Claims (7)

  1. 撮影レンズを透過した被写体光から得られる光束に基づいて被写体の像信号を検出する焦点検出センサと、
    可視光領域を測光する第1の測光センサと、
    可視光より長波長領域を測光する第2の測光センサと
    前記第1および第2の測光センサからの出力に基づいて、前記焦点検出センサからの像信号の補正を行う補正手段を備えることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記補正手段は、各画素の位置に応じて前記焦点検出センサからの像信号に対して重み付けを行い、被写体の均一輝度を有する面からの光束によって生じる前記焦点検出センサの各画素間での光量分布の差を除去することを特徴とする請求項1記載の焦点検出装置。
  3. 前記重み付けのための重み付け係数を前記被写体を照射する光源の種類ごとに記憶する記憶手段を有し、前記重み付け係数は複数の種類の光源により照射された被写体の均一輝度を有する面からの光束により前記焦点検出センサの各画素間で生じる光量分布の差を予め測定し、その差を除去するように生成され、
    前記第1および第2の測光センサからの出力に基づいて光源の種類を示す光源情報を生成し、前記補正手段は、前記光源情報によって判別される光源の種類に対応した重み付け係数に基づいて前記焦点検出センサからの像信号を補正することを特徴とする請求項2に記載の焦点検出装置。
  4. 予め測定された可視光領域に対応した第1の係数と、可視光より長波長領域に対応した第2の係数を記憶する記憶手段を有し、
    前記補正手段は、前記第1および第2の測光センサからの出力に基づいて生成された光源の種類を示す光源情報と第1の係数と第2の係数から、重み付け係数を生成し、生成された前記重み付け係数に基づいて前記焦点検出センサからの像信号を補正することを特徴とする請求項2に記載の焦点検出装置。
  5. 前記撮影レンズと焦点検出センサとの間に配置された光学部材を有し、前記光学部材は撮影レンズを透過した被写体光から得られる光束の一部を反射または透過し、
    前記補正手段は、前記第1および第2の測光センサからの出力に基づいて生成された光源の種類を示す光源情報と、各画素に対応する光束が前記光学部材に入射する際の入射角度に基づいて重み付け係数を生成し、該生成した重み付け係数に基づいて前記焦点検出センサからの像信号を補正することを特徴とする請求項2に記載の焦点検出装置。
  6. 前記撮影レンズと焦点検出センサとの間に配置された光学部材を有し、前記光学部材は撮影レンズを透過した被写体光から得られる光束の一部を反射または透過し、
    前記焦点検出センサは異なる方向に配置されたラインセンサの複数の対を有し、
    前記補正手段は、前記複数の対のラインセンサのうち、対になるラインセンサに入射する光束が前記光学部材に入射する際の入射角度の差が所定量以下の場合は、前記ラインセンサからの像信号の補正に前記第1および第2の測光センサからの出力を使用しないことを特徴とする請求項1から4記載の焦点検出装置。
  7. 焦点検出センサを用いて撮影レンズを透過した被写体光から得られる光束に基づいて被写体の像信号を検出するステップと、
    第1の測光センサを用いて可視光領域を測光するステップと、
    第2の測光センサを用いて可視光より長波長領域を測光するステップと
    前記第1および第2の測光センサを用いたそれぞれの測光ステップの出力に基づいて、前記焦点検出センサからの像信号の補正するステップを備えることを特徴とする焦点検出装置の制御方法。
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