JP2010254109A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバックフレームの左右のサイドフレームを構成している後パネル部と側パネル部との拡開変形を抑制してロアパネルの後方への撓み変形を効率よく軽減する。
【解決手段】シートバックフレーム21は、左右の両サイドフレーム30と、これら両サイドフレーム30の上端部に跨って装着されたアッパフレーム22と、両サイドフレーム30の下部に跨って装着されたロアパネル23とを備える。ロアパネル23に受圧部材80を有する作動機構70が装着される。両サイドフレーム30は、後パネル部31と、この後パネル部31の側縁部から所定角度で前方へ折り曲げられた側パネル部32とを有する。後パネル部31と側パネル部32との間には、これら両パネル部31、32の拡開変形を抑制してロアパネル23の後方への撓み変形を軽減する補強体33が設けられている。
【選択図】図2

Description

この発明は、シートバックの上部にアクティブヘッドレストが装着された車両用シートに関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されているように、シートバックの上部にアクティブヘッドレストが装着された装着された車両用シートにおいては、シートバックの内部に受圧部材を有する作動機構(ロック解除機構)が装着され、後突時の背凭れ荷重が受圧部材に作用したときに作動機構によってアクティブヘッドレストの支承部を着座者の後頭部に向けて突出させるように構成されたものが知られている。
この種の車両用シートにおいて、例えば、図11に示すように、受圧部材180を有する作動機構170が、シートバックフレーム121の左右の両サイドフレーム130の下部に跨って装着されたロアパネル123の前側面に装着される構造のものがある。
特開2008−6911号公報
ところで、図11に示す車両用シートにおいては、後突時の背凭れ荷重が受圧部材180の受圧部181に作用したときに、その背凭れ荷重によって作動機構170を支持しているロアパネル123が後方へ向けて撓むことがある。
すなわち、シートバックフレーム121の左右の両サイドフレーム130を構成している後パネル部131と側パネル部132とを図11の二点鎖線に示すように拡開変形させながらロアパネル123が後方へ向けて撓むことがある。
この場合、ロアパネル123の撓みによって作動機構170の作動時期が遅れ、これによってアクティブヘッドレストの支承部の突出時期が遅れることが想定される。
ロアパネル123の撓みを軽減するため、左右の両サイドフレーム130やロアパネル123の板厚を増大させて剛性を高めることが考えられるが、この場合には重量増加をまねく。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、シートバックフレームの左右のサイドフレームを構成している後パネル部と側パネル部との両パネル部の拡開変形を抑制してロアパネルの後方への撓み変形を効率よく軽減することができる車両用シートを提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係る車両用シートは、シートバックの上部にアクティブヘッドレストが装着され、前記シートバックの内部に受圧部材を有する作動機構が装着され、後突時の背凭れ荷重が前記受圧部材に作用したときに前記作動機構によって前記アクティブヘッドレストの支承部を着座者の後頭部に向けて突出させるように構成した車両用シートであって、
前記シートバックのシートバックフレームは、左右の両サイドフレームと、これら両サイドフレームの上端部に跨って装着されたアッパフレームと、前記両サイドフレームの下部に跨って装着されたロアパネルとを備え、
前記ロアパネルに前記受圧部材を有する作動機構が装着され、
前記両サイドフレームは、後パネル部と、この後パネル部の側縁部から所定角度で前方へ折り曲げられた側パネル部とを有し、
前記後パネル部と前記側パネル部との間には、これら両パネル部の拡開変形を抑制して前記ロアパネルの後方への撓み変形を軽減する補強体が設けられていることを特徴とする。
前記構成によると、シートバックフレームの左右のサイドフレームを構成している後パネル部と側パネル部との間に設けた補強体によって、これら両パネル部の拡開変形を良好に抑制することができる。このため、補強体の重量に相当する重量増加に抑えてロアパネルの後方への撓み変形を効率よく軽減することができる。
この結果、後突時の背凭れ荷重が受圧部材に作用したときには、作動機構を作動遅れなく作動させることができ、アクティブヘッドレストの支承部の突出時期の遅れを防止することができる。
請求項2に係る車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートであって、
補強体は、後パネル部と側パネル部との間に装着された補強リブと、
前記後パネル部と前記側パネル部との角部に形成された補強ビードとの少なくとも一方によって構成されていることを特徴とする。
前記構成によると、補強リブによって補強体を構成する場合には、シートバックフレームの左右のサイドフレームを構成している後パネル部と側パネル部との間に補強リブを装着することで極めて簡単に構成することができる。
また、補強ビード(三角ビード、ダイヤモンドビード等)によって補強体を構成する場合には、シートバックフレームの左右のサイドフレームを構成している後パネル部と側パネル部と角部を凹ませることで容易に構成することができると共に、重量増加も生じない。
請求項3に係る車両用シートは、請求項1又は2のいずれか一項に記載の車両用シートであって、
左右の両サイドフレームの間に跨りかつロアパネルに重ね合わされた状態で補強パネルが装着されていることを特徴とする。
前記構成によると、補強パネルによってロアパネルの後方への撓み変形をより一層軽減することができる。
この発明の実施例1に係る車両用シートを示す斜視図である。 同じく車両用シートの骨格を示す斜視図である。 同じくアクティブヘッドレストの作動機構を示す斜視図である。 同じくアクティブヘッドレストの作動機構を示す側面図である。 同じくアクティブヘッドレストの作動機構を示す正面図である。 同じくシートバックフレームを後方側から示す斜視図である。 同じく図6のVII−VII線に基づくシートバックフレームの平断面図である。 同じくシートバックフレームのサイドフレーム、ロアパネル、リクライニングアッパアーム、補強リブ及び補強パネルの関係を示す断面図である。 サイドフレームの後パネル部と側パネル部との角部に補強ビードが形成された実施態様を示す説明図である。 補強パネルの側縁部に折返し部が形成された実施態様を示す説明図である。 シートバックフレームのサイドフレームが補強されていない参考例を示す説明図である。
この発明を実施するための最良の形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1を図1〜図8にしたがって説明する。
図1に示すように、車両用シート1は、シートクッション10と、シートバック20とアクティブヘッドレスト50とを備えている。
図1と図2に示すように、シートクッション10は、そのクッションフレーム(図示しない)の後部左右両側部にリクライニングロアアーム12がボルトや溶接等の固定手段によって固定されている。
一方、シートバック20に内設される後述のシートバックフレーム21の左右の両サイドフレーム30の下部にはリクライニングアッパアーム24が固定されている。
そして、シートクッション10に対しシートバック20は、リクライニングロアアーム12とリクライニングアッパアーム24との間に配設されたリクライニング機構40によって起立位置と所望とする傾き位置とに角度調整可能に装着される。
図2と図6に示すように、シートバック20に内設されるシートバックフレーム21は、左右方向に所定間隔を隔てかつ横断面L字(又はコの字)をなす左右の両サイドフレーム30と、これら両サイドフレーム30の上端部の間に跨りこれら両サイドフレーム30を一体状に連結する逆U字状の金属製パイプ材よりなるアッパフレーム22と、両サイドフレーム30の下部にそれぞれ固定されて下方に突出する左右の両リクライニングアッパアーム24と、両サイドフレーム30の下部の間に跨りこれら両サイドフレーム30を一体状に連結するロアパネル23とを備えて形成されている。
図2に示すように、アッパフレーム22には、左右一対のサポートホルダ41がそれぞれ取り付けられ、これら両サポートホルダ41には、サポート42がそれぞれ嵌装されている。そして、両サポート42にアクティブヘッドレスト50の左右一対のステー52がそれぞれ高さ調整可能に挿入係止されることでシートバック20の上部にアクティブヘッドレスト50が装着されるようになっている。
アクティブヘッドレスト50の内部には、基体部51と、この基体部51に一体に取り付けられた左右一対のステー52と、基体部51にリンク機構(図示しない)を介して組み付けられ、常にはばねによって突出方向へ付勢された支承板(この発明の支承部に対応する)53と、この支承板53をばねの付勢力に抗して通常の支承位置にロックするロック機構57とが配置されている。
そして、ロック機構57がロック解除されると、ばねの付勢力によってリンク機構が作動されることで、基体部51に対し支承板53が着座者の後頭部を支承する突出位置まで瞬時に突出されるようになっている。
両サポート42のうちの一方のサポート42、この実施例1では、図2に向かって右側のサポート42の内部の上部には、ロック機構57をロック解除するためのロック解除部材58がロック解除位置まで突き上げ可能に挿入されている。
また、一方のサポート42には、ロック解除部材58をロック解除位置まで突き上げ可能な連動ケーブル60の一方側の端部(図2において、上端部)が挿入係止されている。
この実施例1において、連動ケーブル60は、アウターケーブル61と、このアウターケーブル61に移動可能に挿通されたインナーケーブル65とを備えている。
また、アウターケーブル61の一端部(図2において、上端部)は、一方のサポート42の内部に移動可能に差し込まれ、アウターケーブル61の他端部(図2において、下端部)は、次に述べる作動機構70のベースプレート71のケーブル固定片79に係止されている。また、インナーケーブル65の一端部(図2において、上端部)は、一方のサポート42の内部に係止され、インナーケーブル65の他端部(図2において、下端部)は、次に述べる第2作動部材96に接続されている(図3参照)。
図2に示すように、シートバック20の内部には、受圧部材80を有する作動機構70が装着されている。
この実施例1において、シートバックフレーム21のロアパネル23の前面に作動機構70が装着されている。そして、後突時の背凭れ荷重が受圧部材80に作用したときに作動機構70によってインナーケーブル65を引張し、これによって、ロック解除部材58をロック解除位置まで突き上げてアクティブヘッドレスト50のロック機構57をロック解除させ、アクティブヘッドレスト50の支承板53を着座者の後頭部に向けて突出させるようになっている。
図3〜図5に示すように、作動機構70は、ベースプレート71と、受圧部材80と、作動アーム85と、第1作動部材90と、第2作動部材96とを備えている。
ベースプレート71は、金属板がプレス加工されて形成され、ロアパネル23の前面にボルト等によって固定されている。
ベースプレート71の上部には、受圧部材80に対応する左右一対の取付片72が前方に向けて折り曲げ形成され、図5に向かって左側縁には、作動アーム85に対応する案内片73が前方に向けて折り曲げ形成されている。
案内片73には、作動アーム85の作動ピン89を移動案内する長孔状の案内孔74が形成され、この長孔74には緩やかな湾曲面をなす前側案内面75と、後側案内面76とが形成されている。
さらに、図4に示すように、後側案内面76は、上部案内面76aと、この上部案内面76aの下端に段差面をもって後側に後退した下部案内面76bとを備えて段差状に形成されている。
また、図5に示すように、ベースプレート71の中央部近傍には、第1作動部材90の対応するストッパ片78が折り曲げ形成されている。
さらに、ベースプレート71の図5に向かって右側上部には、連動ケーブル60のアウターケーブル61の他端部63が止着されるケーブル固定片79が折り曲げ形成されている。
図3と図4に示すように、受圧部材80は、その基部(後部)がベースプレート71の左右一対の取付片72の間に横方向の軸82を中心として回動可能に取り付けられ、ばね83によって上方(図の矢印A方向)へ付勢されている。
この受圧部材80には基部から前方に向けて延出された受圧部81が形成され、この受圧部81は、図4に示すように、シートバック20のパッド部材25の後面に接触して着座者の背凭れ荷重を受けるようになっている。
また、受圧部材80の受圧部81の近傍には、作動アーム85に対応する連結片84が折り曲げ形成されている。
図3〜図5に示すように、作動アーム85は、車両の後突時の乗員からの背凭れ荷重のみを次に述べる第1作動部材90に伝達するものであり、略くの字状に形成されている。
この作動アーム85は、その一端部が受圧部材80の連結片84に横方向の軸86を中心として回動可能に取り付けられている。
そして、作動アーム85のくの字の屈曲部近傍の側面に横方向の作動ピン89が突出(固定)されている。この作動ピン89は、ベースプレート71の案内孔74に沿って移動可能に挿通されている。さらに、作動アーム85の先端部には、ウエート88が取り付けられている。
また、作動アーム85は、ばね87によって、作動ピン89が案内孔74の前側案内面75に接触する下方(図4の矢印B方向)へ付勢されている。
また、後突時において作動ピン89が長孔74の後側案内面76の上部案内面76aから下部案内面76bに移動されたときに、作動ピン89が次に述べる第1作動部材90の係合部93に係合して作動可能になっている。
図3〜図5に示すように、第1作動部材90は、作動アーム85の動きを次に述べる第2作動部材96に伝達するものであり、ベースプレート71の下部の幅方向中央部近傍にベースプレート71と直交する方向の軸91を中心として回動可能に取り付けられている。この第1作動部材90の上部片側(図5に向かって右側)には、ベースプレート71のストッパ片78に当接可能な位置まで延びる当接片93が形成され、上部反対側(図5に向かって左側)には、作動ピン89に当接可能な位置まで延びる係合片94が形成され、上部の中央部には、次に述べる第2作動部材96を非作動状態に係脱可能に係止する係止部95が形成されている。
そして、第1作動部材90は、ばね92によってその当接片93がストッパ片78に当接する方向(図5の矢印C方向)へ付勢されている。
図5に示すように、第2作動部材96は、第1作動部材90の作動に連動して回動されることで連動ケーブル60のインナーケーブル65を引張するものであり、ベースプレート71の中央部にベースプレート71と直交する方向の軸97を中心として回動可能に取り付けられている。
この第2作動部材96には、連動ケーブル60のインナーケーブル65の他端部67に取り付けられたケーブルエンド68が接続されるケーブル接続片100と、第1作動部材90の係止部95に係脱可能に係合して非作動状態に保持する係合部99とが形成されている。
そして、第2作動部材96は、ばね98によって係合部99が第1作動部材90の係止部95に係合する方向(図5の矢印D方向)へ付勢されている。
上述したように構成される作動機構70は次にように作用する。
まず、図4に示す状態から、シートバック20に対し、通常の着座者による背凭れ荷重が受圧部材80に作用して受圧部材80がばね83の付勢力に抗して回動すると、作動アーム85は、その作動ピン89が案内孔74の前側案内面75に沿って下方へ移動案内されされながらばね87の付勢力に抗して軸82を中心として回動する。
このため、通常の着座者による背凭れ荷重においては、第1作動部材90が作動されることがない。
車両の後突時には、その後突時の着座者の背凭れ荷重が受圧部材80に作用すると、作動アーム85のウエート88には後方に向けて慣性力が作用するため、作動アーム85は、その作動ピン89が案内孔74の後側案内面76に沿って下方へ移動案内されされながらばね87の付勢力に抗して軸82を中心として回動する。
そして、作動ピン89が後側案内面76の下部案内面76bに沿って移動されながら第1作動部材90の係合片94を押し下げることで、第1作動部材90がばね92の付勢力に抗して軸91を中心に回動させる。
第1作動部材90の回動に伴って、その回動力が係止部95と係合部99とを介して第2作動部材96に伝達され、第2作動部材96がばね98の付勢力に抗して軸97を中心として回動する。
これによって、連動ケーブル60のインナーケーブル65が引張され、その引張によって、ロック解除部材58が上方に突き上げられ、アクティブヘッドレスト50のロック機構57がロック解除される。
すると、アクティブヘッドレスト50の支承板53が着座者の後頭部側に向けて突出する。
さて、この実施例1に係る車両用シートにおいて、後突時の背凭れ荷重が受圧部材80に作用したときに、その背凭れ荷重によって作動機構70を介してシートバックフレーム21のロアパネル23が後方へ向けて撓むことを軽減するために、シートバックフレーム21の左右の両サイドフレーム30を構成している後パネル部31と側パネル部32との間には、補強体33が設けられている。
この実施例1において、図6〜図8に示すように、補強体33は、サイドフレーム30の後パネル部31と側パネル部32との間に装着されたほぼ三角形状の単数又は複数の補強リブ34によって構成されている。
また、図2に示すように、受圧部材80の回動中心をなす軸82の高さに相当するサイドフレーム30の高さレベル近傍に補強リブ34を配設することが望ましい。さらに、前記高さレベル近傍の上下複数箇所(図2では二箇所)にそれぞれ補強リブ34を配設することが望ましい。
また、この実施例1において、図6と図7に示すように、シートバックフレーム21には、左右の両サイドフレーム30の後パネル部31の後側面の間に跨りかつロアパネル23の後側面に重ね合わされた状態で補強パネル36が溶接等によって一体状に装着されている。
また、図7に示すように、補強パネル36の左右両端部を左右の両サイドフレーム30の後パネル部31の後側面から側パネル部32に沿って延出して折返し部37を形成し、これら折返し部37を側パネル部32の外側面に溶接等によって一体に固着することで当該部分の剛性を高めることが望ましい。
また、図10に示すように、補強パネル36の左右両端縁を左右の両サイドフレーム30の後パネル部31の後側面の範囲内で形成してもロアパネル23の後方への撓み防止に効果がある。
この実施例1に係る車両用シートは上述したように構成される。
したがって、シートバックフレーム21の左右のサイドフレーム30を構成している後パネル部31と側パネル部32との間に設けた補強体33としての補強リブ34によって、これら両パネル部31、32の拡開変形を良好に抑制することができる。
このため、補強リブ34の重量に相当する重量増加に抑えてロアパネル23の後方への撓み変形を効率よく軽減することができる。
この結果、後突時の背凭れ荷重が受圧部材80に作用したときには、受圧部材80、作動アーム85、第1作動部材90及び第2作動部材96を作動遅れなく作動させることができる。これによって、アクティブヘッドレスト50の支承部としての支承板53の突出時期の遅れを防止することができ、着座者の後頭部を良好に支承することができる。
また、この実施例1においては、シートバックフレーム21の左右の両サイドフレーム30を構成している後パネル部31と側パネル部32との間に補強リブ34を装着するという極めて簡単な構造によって補強体33を容易に構成することができる。
また、この実施例1においては、シートバックフレーム21の左右の両サイドフレーム30の後側面の間に跨りかつロアパネル23の後側面に重ね合わされた状態で装着された補強パネル36によってロアパネル23の後方への撓み変形をより一層軽減することができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。
例えば、前記実施例1においては、シートバックフレーム21の左右のサイドフレーム30を構成している後パネル部31と側パネル部32と拡開変形を抑制するための補強体33としての補強リブ34によって構成したが、図9に示すように、シートバックフレーム21の左右のサイドフレーム30を構成している後パネル部31と側パネル部32との角部に、三角ビード、ダイヤモンドビード等の補強ビード35を形成して補強体33を構成してもこの発明を実施可能である。この場合、後パネル部31と側パネル部32と角部を凹ませて補強ビード35を形成することで補強体33を容易に構成することができると共に、重量増加も生じない。
また、補強リブ34と補強ビード35との組み合わせによって補強体33を構成することで、後パネル部31と側パネル部32との拡開変形を良好に抑制することができる。
また、後突時の背凭れ荷重を受ける受圧部材80を有する作動機構70は、どのように構成されてもよい。
1 車両用シート
10 シートクッション
12 リクライニングロアアーム
20 シートバック
21 シートバックフレーム
30 サイドフレーム
31 後パネル部
32 側パネル部
33 補強体
34 補強リブ
35 補強ビード
36 補強パネル
50 アクティブヘッドレスト
57 ロック機構
58 ロック解除部材
60 連動ケーブル
61 アウターケーブル
65 インナーケーブル
70 作動機構
80 受圧部材

Claims (3)

  1. シートバックの上部にアクティブヘッドレストが装着され、前記シートバックの内部に受圧部材を有する作動機構が装着され、後突時の背凭れ荷重が前記受圧部材に作用したときに前記作動機構によって前記アクティブヘッドレストの支承部を着座者の後頭部に向けて突出させるように構成した車両用シートであって、
    前記シートバックのシートバックフレームは、左右の両サイドフレームと、これら両サイドフレームの上端部に跨って装着されたアッパフレームと、前記両サイドフレームの下部に跨って装着されたロアパネルとを備え、
    前記ロアパネルに前記受圧部材を有する作動機構が装着され、
    前記両サイドフレームは、後パネル部と、この後パネル部の側縁部から所定角度で前方へ折り曲げられた側パネル部とを有し、
    前記後パネル部と前記側パネル部との間には、これら両パネル部の拡開変形を抑制して前記ロアパネルの後方への撓み変形を軽減する補強体が設けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    補強体は、後パネル部と側パネル部との間に装着された補強リブと、
    前記後パネル部と前記側パネル部との角部に形成された補強ビードとの少なくとも一方によって構成されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1又は2のいずれか一項に記載の車両用シートであって、
    左右の両サイドフレームの間に跨りかつロアパネルに重ね合わされた状態で補強パネルが装着されていることを特徴とする車両用シート。
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