JP2010253952A - 延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの切断方法 - Google Patents

延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】均一な延伸が容易で、液晶表示画面の大型化に対応可能な幅広の偏光フィルムの製造原料として有用な、延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムを得る。
【解決手段】刃物を用いて、延伸加工前に予めビニルアルコール系重合体フィルムの幅方向の両端部を除去するように切断するものであり、該切断に供されるビニルアルコール系重合体フィルムの温度を10℃乃至70℃とし、揮発分を0.1%乃至10%とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、偏光フィルムや寒冷紗の製造原料として有用で、延伸加工時にフィルムの幅方向の両端部からの破断が少なく、均一な延伸を行いやすい、延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの製造法および該フィルムを用いて作製した偏光フィルムに関するものである。
光の透過および遮蔽機能を有する偏光板は、光のスイッチング機能を有する液晶とともに、液晶ディスプレイ(LCD)の基本的な構成要素である。このLCDの適用分野も、開発初期の頃の電卓および腕時計などの小型機器から、近年では、ラップトップパソコン、ワープロ、液晶カラープロジェクター、車載用ナビゲーションシステム、液晶テレビ、パーソナルホンおよび屋内外の計測機器などの広範囲に広がり、従来品以上に安価な偏光板が求められている。
偏光板は、一般にビニルアルコール系重合体フィルム(以下、ビニルアルコール系重合体を「PVA」、ビニルアルコール系重合体フィルムを「PVAフィルム」と略記することがある)を一軸延伸させて染色するか、染色した後一軸延伸してから、ホウ素化合物で固定処理を行った(染色と固定処理が同時の場合もある)偏光フィルムに、三酢酸セルロース(TAC)フィルムや酢酸・酪酸セルロース(CAB)フィルムなどの保護膜を貼り合わせた構成となっている。
また、農業の合理化や機械化に伴い、PVA製の寒冷紗やビニルハウス内のPVA製の保温カーテンなども注目されている。
ところで、偏光フィルムや寒冷紗を製造するには、前記したようにPVAフィルムを延伸する延伸工程が必要であるが、外観的には均一に見えるPVAフィルムであっても、フィルム幅方向の中央部と両端部とでは厚みが異なっていたり乾燥の程度が異なっているため、延伸加工を行うと、フィルムの幅方向の両端部が裂けてそこから破断することがあり、大きなコストロスとなる。偏光板メーカーや寒冷紗メーカーでは、収率改善のために延伸加工時に破断が発生しないPVAフィルムが要望されている。
そこで、本発明の目的は、延伸加工時にフィルムの幅方向の両端部からの破断が少なく、均一な延伸が容易で、寒冷紗や偏光フィルムの製造原料として有用なPVAフィルムを得られるようにする点にある。
上記課題を解決するため、本発明者らは、延伸加工前に予めPVAフィルムの幅方向の両端部を除去するように切断する方法に着目し、温度と揮発分が特定の範囲に保たれたPVAフィルムを刃物による切断に供することにより、均一な延伸を容易に行うことができ、偏光フィルムや寒冷紗などの製造原料として有用な、PVAフィルムを得ることができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、刃物を用いて、延伸加工前に予めPVAフィルムの幅方向の両端部を除去するように切断する方法であって、該切断に供されるPVAフィルムの温度が10℃乃至70℃で、揮発分が0.1%乃至10%である延伸加工用PVAフィルムの切断方法である。
本発明によれば、目的とする偏光フィルムや寒冷紗などの製造原料として有用な、延伸加工用PVAフィルムが確実に得られる。よって、延伸加工時にフィルムの幅方向の両端部からの破断の発生が少なく、均一な延伸加工が容易で、幅広の良品が高い収率で得られ、液晶表示画面の低価格化などに対応可能となる。
以上のように、本発明によれば、均一な延伸が容易な偏光フィルム用PVAフィルムが得られる。このPVAフィルムを用いて、液晶表示画面用として最適な偏光フィルムを得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、延伸加工前に予めPVAフィルムの幅方向の両端部を除去するように切断する際に、PVAフィルムの温度が10℃乃至70℃であることが重要で、より好ましくは20℃乃至60℃である。PVAフィルムの温度が70℃を超える場合には、PVAフイルムが柔軟になりすぎてきれいにスリットできず、延伸加工時にPVAフィルムの両端部から破断が発生しやすい。一方、PVAフィルムの温度が10℃未満では、フィルムが硬くなってスリット時にPVAフィルムが破断することがある。また、PVAフィルムを製膜時に10℃未満にまで冷却しようとすると、冷却ロール表面で結露が起こり、PVAフィルムに水滴が付着して、ロール状に巻き上げて保存したときにブロッキングすることがある。また、延伸加工時に水滴が付着した部分から破断が発生することがある。
ここで、PVAフィルムをスリットする時の温度の測定は、スポットタイプディジタル放射温度計(温度計505A、ミノルタ株式会社製)を用いて測定した。
また、本発明において、製膜途中、製膜後または延伸加工前に予めPVAフィルムの幅方向の両端部を除去するように切断する際に、PVAフィルムの揮発分は、0.1%乃至10%であることが重要で、より好ましくは2%乃至6%である。PVAフィルムの揮発分が0.1%未満では、フィルムが硬くなってスリット時にPVAフィルムが破断することがある。一方、PVAフィルムの揮発分が10%を超える場合には、PVAフイルムが柔軟になりすぎてきれいにスリットできず、延伸加工時にPVAフィルムの両端部から破断が発生しやすい。
前記PVAフイルムの揮発分は、加熱金属ロールやフローティングドライヤーなどを単独でまたは1種または2種以上を組み合わせて、目的の値まで乾燥しても良いし、目的の値より乾燥させたPVAフイルムを、加湿器などで揮発分を付与して目的の値にしても良く、方法に特に制限はない。ここで、PVAフイルムをスリットする時の揮発分の測定は、83°Cの真空乾燥機中で20分間乾燥した時の重量減少率で測定した。
本発明において、PVAフィルムをスリットする時の刃物の素材としては金属製、セラミック製などが挙げられる。具体的には鉄、鉄合金、工具鋼、ステンレス鋼、特にマルテンサイトステンレス鋼が好ましく、それらの材料に窒化チタン、炭化チタン、炭化タングステンなどを表面処理している刃物が好ましい。刃物の種類としては片刃(刃の背面にみねが形成されているもの)、両刃(刃の背面にも刃が形成されているもの)、丸刃などが挙げられる。
また、PVAフィルムをスリットする時の刃物は、肉厚が0.05mm乃至1mmであることが好ましい。より好ましくは0.1mm乃至0.3mmである。肉厚が0.05mm未満の場合は、刃物自身が破損しやすく、1mmを超える場合には、きれいにスリットできず延伸加工時にPVAフィルムの両端部から破断が発生しやすい。
また、刃物の刃先は、断面から見て両側面が研磨された山型状であることが好ましい。刃先の断面から見て、片側面だけが研磨された刃物の場合には、フィルム幅に対し左右どちらかに進行しようとするため、安定したスリットができず、延伸加工時にPVAフィルムの両端部から破断が発生しやすい。
刃物の刃先の角度は、3°から10°が好ましい。刃先の角度が3°未満では、刃先の磨耗が激しく、安定したスリットが難しくなることが多い。一方、刃先の角度が10°を超えると、刃先が鈍くきれいなスリットができず、延伸加工時にPVAフィルムの両端部から破断が発生しやすい。
本発明における第1の切断方式は、互いに平行した2本のロールにフィルムが実質的に接触しており、その接触点間距離が80cm以下、より好ましくは50cm以下であり、そのロール間でフィルムを刃物で切断するときに、刃物がフィルムを切断する位置と直近のロールがフィルムと接触する位置との距離が、0.5cm乃至15cm、より好ましくは1cm乃至10cmであり、刃先とフィルムのなす角度が、25°乃至75°、より好ましくは30°乃至60°である。該接触点間距離が、80cmを超えるとPVAフィルムの走行が安定せず、きれいなスリットができない。また、刃物がフィルムを切断する位置と直近のロールがフィルムと接触する位置との距離は、0.5cm未満や15cmを超えると、やはりきれいなスリットができない。刃先の角度が大きくなるほど、刃先とフィルムのなす角度を小さくすることが好ましい。
本発明における第2の切断方式は、複数の大径部と小径部を交互に有する金属ロールの大径部での周速がフィルム速度と実質的に同一であり、大径部とフィルムとが実質的に接触しており、大径部での金属ロールの直径が5cm乃至30cmであり、小径部、つまり溝部の位置に刃物の刃先を当ててフィルムを切断する。金属ロールの大径部での周速とフィルム速度とが異なる場合には、PVAフィルムに傷が入り、得られる偏光フィルムにも傷が残り商品価値を失う。大径部での金属ロールの直径は、より好ましくは7.5cm乃至20cmである。直径が5cm未満では、ロールに沿うフィルムの湾曲度合いが急になりすぎて、きれいなスリットができない。また、直径が30cmを超えるロールは、非常に高価となり不経済である。
また、前記金属ロールの大径部の幅(軸方向の長さ)は、1mm以上が好まし。さらにまた、大径部の幅は小径部の幅と同一かより広いほうが好ましく、小径部の幅は刃物の肉厚の2倍乃至50倍が好ましい。複数の大径部の幅を全て同一にする必要はなく、目的とするフィルム幅が達成できるように、大径部を少なくとも3つ(すなわち、小径部(溝部)を少なくとも2つ)有していれば良い。
本発明のPVAフィルムの幅方向の両端部を除去した後のフィルム幅が2m以上であり、2.5m以上であることが好ましく、特に3m以上であることが最も好ましい。フィルム幅が2m未満の場合には、フィルム中央部付近まで一軸延伸時のネックイン(幅方向の収縮)の影響を受けやすく、幅広で光学性能が均一な偏光フィルムが得ることが難しい。また、製膜後のPVAフィルムの幅方向の両端部は、中央部と厚みが異なっていたり乾燥の程度が異なっているため、除去しておく必要がある。製膜後のPVAフィルムの幅方向の両端部を残したままでは、安定した延伸が行うことができない。
前記第1、2の切断方式におけるフィルムの切断時に、刃物がフィルムを切断する位置を移動させずに、刃物をフィルムの流れ方向と平行な一方向のみに、フィルム速度の10万分の1以下の低速で移動させることは、刃物の刃先全体を用いるという点で経済的である。刃物の移動速度は、一定している必要がなく間欠移動でも良い。しかし、刃物をフィルムの流れ方向に前後させると、きれいなスリットができず延伸加工時に破断が発生することが多い。
本発明で用いられるPVAは、例えば、ビニルエステルを重合して得られたポリビニルエステルをけん化することにより製造される。また該PVAをグラフト共重合した変性PVAや、ビニルエステルと共重合可能なモノマーと共重合した変性ポリビニルエステルをけん化することにより製造される変性PVAや、未変性または変性PVAをアルデヒド類で水酸基の一部を架橋したいわゆるポリビニルアセタール樹脂などを挙げることができる。
前記のビニルエステルとしては、酢酸ビニル、ギ酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバリン酸ビニル、バーサティック酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニルなどが例示される。
一方、ビニルエステルと共重合可能なモノマーとしては、オレフィン類、アクリル酸およびその塩およびニトリル類、アクリル酸エステル類、メタクリル酸およびその塩およびニトリル類、メタクリル酸エステル類、マレイン酸およびその塩およびニトリル類、マレイン酸エステル類、イタコン酸およびその塩およびニトリル類、イタコン酸エステル類、アクリルアミドおよびその誘導体、メタクリルアミドおよびその誘導体、N−ビニルアミド類、ビニルエーテル類、ハロゲン化ビニル類、アリル化合物、ビニルシリル化合物、酢酸イソプロペニルなどを挙げることができる。
変性PVAを用いる場合は、変性量は15モル%以下が好ましく、5モル%以下がより好ましい。またコモノマーとしては、α−オレフィンが好ましく、特にエチレンが好ましい。
PVAのけん化度は、偏光性能と耐久性の点から95モル%以上が好ましく、特に99.5モル%以上が最も好ましい。
前記けん化度とは、けん化によりビニルアルコール単位に変換され得る単位の中で、実際にビニルアルコール単位にけん化されている単位の割合を示したものである。なお、PVAのけん化度は、JIS記載の方法により測定を行った。
PVAの重合度は、偏光性能と耐久性の点から1000以上が好ましく、特に2500以上が最も好ましい。PVA重合度の上限は8000以下が好ましく、6000以下がより好ましい。
前記PVAの重合度は、JIS K 6726に準じて測定される。すなわちPVAを再けん化し、精製した後、30℃の水中で測定した極限粘度から求められる。
PVAフィルムを製造する際に使用されるPVAを溶解する溶剤としては、例えば、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、エチレングリコール、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリメチロールプロパン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、グリセリン、水などを挙げることができ、これらのうち1種または2種以上を使用することができる。これらのなかでも、ジメチルスルホキシド、水、またはグリセリンと水の混合溶媒が好適に使用される。
PVA溶液または含水PVAには、必要に応じて可塑剤、界面活性剤、二色性染料などを含有させても良い。
PVAフィルムを製造する際に可塑剤として、多価アルコールを添加することが好ましい。多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジグリセリン、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリメチロールプロパンなどを挙げることができ、これらのうち1種または2種以上を使用することができる。これらのなかでも延伸性向上効果から、ジグリセリンやエチレングリコールやグリセリンが好適に使用される。
多価アルコールの添加量としてはPVA100重量部に対し1重量部乃至30重量部が好ましく、特に5重量部乃至20重量部が最も好ましい。1重量部未満では、染色性や延伸性が低下する場合があり、30重量部を超えると、PVAフィルムが柔軟になりすぎて、取り扱い性が低下する場合がある。
PVAフィルムを製造する際には、界面活性剤を添加することが好ましい。界面活性剤の種類としては特に限定はないが、アニオン性またはノニオン性の界面活性剤が好ましい。アニオン性界面活性剤としては、カルボン酸型や硫酸エステル型やスルホン酸型のアニオン性界面活性剤が好適である。ノニオン性界面活性剤としては、アルキルエーテル型、アルキルフェニルエーテル型、アルキルエステル型、アルキルアミド型、ポリプロピレングリコールエーテル型、アルカノールアミド型、アリルフェニルエーテル型などのノニオン性界面活性剤が好適である。これらの界面活性剤の1種または2種以上の組み合わせで使用することができる。
界面活性剤の添加量としては、PVA100重量部に対して0.01重量部乃至1重量部が好ましく、0.05重量部乃至0.3重量部が最も好ましい。0.01重量部未満では延伸性向上や染色性向上の効果が現れにくく、1重量部を超えると、PVAフィルム表面に溶出し、ブロッキングの原因になり取り扱い性が低下する場合がある。
以上のPVAを使用してPVAフィルムを製造する方法として、押出機中で含水PVA(有機溶剤を含んでいても良い。以下同じ)を溶融させて押出す溶融押出方式や、PVAを溶剤に溶解したPVA溶液を使用して、流延製膜法、湿式製膜法(貧溶媒中への吐出)、ゲル製膜法(PVA水溶液を一旦冷却ゲル化した後、溶媒を抽出除去し、PVAフィルムを得る方法)、およびこれらの組み合わせによる方法などを採用することができる。これらのなかでも乾燥のために金属ロールを用いる流延製膜法および溶融押出製膜法が、良好な偏光フィルムが得られることから好ましい。
前記乾燥のための各金属ロールは、スチーム・熱媒・温水・電気ヒーターなどにより加熱する。また、温風や冷風などをPVAフィルムに吹き付けたり、PVAフィルム周囲の空気や蒸気などを吸引するなどの手段を、補助的に用いても良い。また、金属ロールで生乾きとなるまで乾燥した後に、テンター方式やフリー方式などのフローティングドライヤーなどの加熱金属ロール以外の乾燥方法を用いることも可能である。
PVAフィルムの厚みは、好ましくは5μm乃至150μmであり、最も好ましくは30μm乃至80μmである。
また、本発明のPVAフィルムから、偏光フィルムを製造するには、例えばPVAフィルムを染色、一軸延伸、固定処理、乾燥処理、さらに必要に応じて熱処理を行えば良く、染色、一軸延伸、固定処理の操作順に特に制限はない。また、各操作を二回またはそれ以上行っても良い。
染色は、一軸延伸前、一軸延伸時、一軸延伸後のいずれでも可能である。染色に用いる染料としては、ヨウ素−ヨウ化カリウムや各種二色性染料などが、1種または2種以上の混合物で使用できる。通常、染色は、PVAフィルムを上記染料を含有する溶液中に浸漬させることにより行うことが一般的であるが、PVAフィルムに塗工したり、PVAフィルムに混ぜて製膜するなど、その処理条件や処理方法は特に制限されるものではない。
一軸延伸は、湿式延伸法または乾熱延伸法が使用でき、温水中(前記染料を含有する溶液中や後記固定処理浴中でも良い)または吸水後のPVAフィルムを用いて空気中で行うことができる。延伸温度は特に限定されないが、PVAフィルムを温水中で延伸(湿式延伸)する場合は30℃乃至90℃が、また乾熱延伸する場合は50℃乃至180℃が好適である。また一軸延伸の延伸倍率(多段の一軸延伸の場合には合計の延伸倍率)は、偏光性能の点から4倍以上が好ましく、特に5倍以上が最も好ましい。延伸倍率の上限は特に制限はないが、8倍以下であると均一な延伸が得られやすいので好ましい。延伸後のフィルムの厚みは、3μm乃至75μmが好ましく、5μm乃至50μmがより好ましい。
延伸フィルムへの上記染料の吸着を強固にすることを目的に、固定処理を行うことが多い。固定処理に使用する処理浴には、通常、ホウ酸および/またはホウ素化合物が添加される。また、必要に応じて処理浴中にヨウ素化合物を添加しても良い。
前記延伸フィルムの乾燥処理(熱処理)は30℃乃至150℃で行うのが好ましく、50℃乃至150℃で行うのがより好ましい。
以上のようにして得られた偏光フィルムは、通常、その両面または片面に、光学的に透明で、かつ機械的強度を有した保護膜を貼り合わせて偏光板として使用される。保護膜としては、三酢酸セルロース(TAC)フィルム、酢酸・酪酸セルロース(CAB)フィルム、アクリル系フィルム、ポリエステル系フィルムなどが使用される。また、貼り合わせのための接着剤としては、PVA系の接着剤やウレタン系の接着剤などを挙げることができるが、PVA系の接着剤が好適である。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
実施例1
けん化度99.9モル%、重合度2400のPVA100重量部に対し、グリセリン8重量部を含有する、PVA濃度が15重量%の水溶液を、金属ロールを用いて流延製膜した。
得られたPVAフィルムを、マルテンサイトステンレス鋼からなり、刃先の角度が5°の片刃(刃の背面にみねが形成されているもの)で刃先の両側面が研磨された山型状の肉厚0.2mmの刃物で、ロール間隔が50cmで切断部とロールとの間隔が3cmの位置で、かつフィルムと刃先のなす角度を45°として、PVAフィルムの幅方向の両端部を切断し、2.6m幅で厚さ75μmの延伸加工用PVAフィルムを得た。その時のPVAフィルムの温度は45℃、揮発分は3%であった。
前記PVAフィルムを予備膨潤、染色、一軸延伸、固定処理、乾燥、熱処理の順に処理して偏光フィルムを作成した。すなわち、前記PVAフィルムを30℃の水中に5分間浸漬させて予備膨潤し、ヨウ素濃度0.4g/リットル、ヨウ化カリウム濃度40g/リットルの35℃の水溶液中に3分間浸漬させた。続いて、ホウ酸濃度4%の40℃の水溶液中で5.5倍に一軸延伸を行い、ヨウ化カリウム濃度40g/リットル、ホウ酸濃度40g/リットル、塩化亜鉛濃度10g/リットルの30℃の水溶液中に5分間浸漬させて固定処理を行った。この後延伸フィルムを取り出し、定長下、40℃で熱風乾燥し、さらに100℃で5分間熱処理を行った。
延伸工程でフィルムの切断もなく、安定した延伸が可能で、得られた偏光フィルムの厚みは22μmであり、色斑も無く良品であった。
実施例2
けん化度99.9モル%、重合度3600のPVA100重量部に対し、グリセリン12重量部および水120重量部を、押出機中で溶融混練し、金属ロールに吐出して、溶融押出製膜を行った。
得られたPVAフィルムを、大径部の幅と小径部の幅が共に2mmである直径20cmのロールの小径部の位置で、マルテンサイトステンレス鋼からなり、刃先の角度が8°の片刃で刃先の両側面が研磨された山型状の肉厚0.15mmの刃物を用い、複数の大径部を有するロールの大径部の周速とPVAフィルムの速度を合わせて、PVAフィルムの幅方向の両端部を切断し、2.5m幅で厚さ75μmの延伸加工用PVAフィルムを得た。その時のPVAフィルムの温度は50℃、揮発分は4%であった。
前記PVAフィルムを予備膨潤、染色、一軸延伸、固定処理、乾燥、熱処理の順に処理して偏光フィルムを作成した。すなわち、前記PVAフィルムを30℃の水中に5分間浸漬させて予備膨潤し、ヨウ素濃度0.4g/リットル、ヨウ化カリウム濃度40g/リットルの35℃の水溶液中に3分間浸漬させた。続いて、ホウ酸濃度4%の40℃の水溶液中で5.5倍に一軸延伸を行い、ヨウ化カリウム濃度40g/リットル、ホウ酸濃度40g/リットル、塩化亜鉛濃度10g/リットルの30℃の水溶液中に5分間浸漬させて固定処理を行った。この後延伸フィルムを取り出し、定長下、40℃で熱風乾燥し、さらに100℃で5分間熱処理を行った。
延伸工程でフィルムの切断もなく、安定した延伸が可能で、得られた偏光フィルムの厚みは22μmであり、色斑も無く良品であった。
実施例3
実施例2において、刃物の肉厚を1.5mmに変更した以外は、実施例2と同様にしてフィルムの幅方向の両端部を切断した。延伸時に、フィルムの破断が2000m当たり2回発生したが、良好な偏光フィルムが得られた。
実施例4
実施例2において、PVAフィルムの幅を1.5mに変更した以外は、実施例2と同様にしてフィルムの幅方向の両端部を切断した。延伸時にトラブルはなかったが、得られた偏光フィルムをクロスニコル状態の二枚の偏光板に挟んで観察すると、斑が観察された。
実施例5
実施例1において、ロール間隔を1mで切断部とロールとの間隔が30cmの位置に変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムの幅方向の両端部を切断した。延伸時に、フィルムの破断が2000m当たり3回発生したが、良好な偏光フィルムが得られた。
実施例6
実施例2において、直径2cmの大径部を有するロールに変更した以外は、実施例2と同様にしてフィルムの幅方向の両端部を切断した。延伸時に、フィルムの破断が2000m当たり3回発生したが、良好な偏光フィルムが得られた。
比較例1
実施例1において、PVAフィルムの温度を6℃に変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムの幅方向の両端部を切断した。切断時フィルムの破断が続発して、作業を続行できなかった。
比較例2
実施例2において、PVAフィルムの温度を80℃に変更した以外は、実施例2と同様にしてフィルムの幅方向の両端部を切断した。延伸時フィルムの破断が続発して、良好な偏光フィルムは得られなかった。
比較例3
実施例1において、PVAフィルムの揮発分を0.01%に変更した以外は、実施例1と同様にしてフィルムの幅方向の両端部を切断した。切断時フィルムの破断が続発して、作業を続行できなかった。
比較例4
実施例2において、PVAフィルムの揮発分を20%に変更した以外は、実施例2と同様にしてフィルムの幅方向の両端部を切断した。延伸時フィルムの破断が続発して、良好な偏光フィルムは得られなかった。

Claims (6)

  1. 刃物を用いて、延伸加工前に予めビニルアルコール系重合体フィルムの幅方向の両端部を除去するように切断する方法であって、該切断に供されるビニルアルコール系重合体フィルムの温度が10℃乃至70℃で、揮発分が0.1%乃至10%である延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの切断方法。
  2. 刃物が、刃先が断面から見て両側面が研磨された山型状で、肉厚が0.05mm乃至1mmであり、前記幅方向の両端部を除去した後のフィルム幅が2m以上である請求項1記載の延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの切断方法。
  3. 互いに平行した2本のロールにフィルムが接触しており、その接触点間距離が80cm以下であり、その間でフィルムを刃物で切断するときに、刃物がフィルムを切断する位置と直近のロールがフィルムと接触する位置との距離が、0.5cm乃至15cmである請求項2記載の延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの切断方法。
  4. 複数の大径部と小径部を交互に有する金属ロールの大径部での周速がフィルム速度と実質的に同一であり、大径部とフィルムとが接触しており、大径部での金属ロールの直径が5cm乃至30cmであり、小径部の位置で刃物によりフィルムを切断する、請求項2記載の延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの切断方法。
  5. 延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムが偏光フィルム用である請求項1から4のいずれかに記載の延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの切断方法。
  6. 請求項5に記載の切断方法で得た延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムから製造された偏光フィルム。
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