JP2010249349A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】除湿機および空気清浄機のような空気調和機では、LED等の光源を利用して運転状態を表示する表示部を設け、視覚的に認識し難い場所であっても機器本体や操作部の位置をお知らせできることが求められる。そして、表示が不要な場合は無駄な電力を抑えるために消灯できることを目的とする。
【解決手段】運転操作部14に省エネ運転モードに移行する省エネスイッチ18と、省エネ運転モード時において使用者が近くにいることを認識させるための音信号を制御部27に記憶する音設定スイッチ19と、除湿装置周辺の音を電気信号に変換するマイクロフォン21とを備え、機器周辺で発生する音の特性に人為的なものが含まれているかどうかを制御部で判断し、意図して作り出された音を認識した場合は機器に触れなくても使用者が周辺に存在するとして点灯手段を制御させることで、使用者が必要とする時のみ運転表示を行う空気調和機を提供できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、居室の空気を清浄または除湿および加湿することが可能な空気調和機に関する。
除湿機および空気清浄機のような空気調和機では、LED等の光源を利用して運転状態を表示する表示部がある。こうした表示部は視覚的に認識し難い場所であっても機器本体や操作部の位置をお知らせできることが求められるが、逆に表示が不要な場合は無駄な電力を抑えるために消灯できることが望ましい。従来、この種の空気調和機として使用者の手が触れたときの振動を検知する振動センサを有し、振動を検知した場合は運転操作部を明るくする特許文献1に示されるものが知られている。以下、その空気調和機について図7を参照しながら説明する。
図7に示すように空気調和機の運転操作部108には、空気調和機の電源を入れる電源スイッチ102と、空気調和機の運転を操作する運転切替えスイッチ103と、水タンクの満水状態を表示する満水ランプ106と、湿度センサ104と、照度センサ105と、本体に人の手が触れたときに振動を検知する振動検知センサ107を備え、振動検知センサ107が検知したときに、運転操作部108を明るくする発光ダイオードを点灯させることにより、暗い場所であっても簡単に操作部を見つけることができ、使い勝手を向上させることを可能としたものである。
特開2003−42482号公報
しかしながらこのような従来の空気調和機は振動検知によって始めて機能を有するものであり、クローゼットや押し入れに空気調和機を設置した場合等で使用者が製品を見つけ出せず製品に触れられない場合は効果が得られない。また振動は必ずしも使用者が触れる場合のみとは限らず、運転時に起こる製品自身の振動、ペットの接触、地震による振動などによる振動を検知することもあり、それらが原因で不必要な運転表示を行うことがあった。
そこで本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、使用者が必要とする時のみ運転表示を行い、それ以外においては光源を消灯して無駄な電力を消費させない空気調和機を提供することを目的としている。
本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込んだ空気を機器内部で循環し排出する循環手段と、前記循環手段によって吸い込まれた空気を除湿する除湿手段と、前記循環手段および前記除湿手段の運転動作を決定する運転操作部と、前記運転操作部を照らす点灯手段と、機器周辺の音を検出する音検知手段と、前記音検知手段が検出する音から機器周辺の状態を判断する制御部とを備え、前記制御部は前記音検知手段が検出する音が所定の条件を満たした場合に前記点灯手段を動作させることを特徴とする空気調和機御としたものである。
この手段により、機器周辺で発生する音の特性に人為的なものが含まれているかどうかを制御部で判断させ、意図して作り出された音を認識した場合は機器に触れなくても使用者が周辺に存在するとして、点灯手段を制御させることが可能な空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、所定の条件とは使用者が制御部に任意で記憶させた音パターンであることを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、空気調和機を動作させるための音パターンを使用者自らが予め制御部に記憶させることで、他人のいたずらや周囲環境の変化によって誤動作しない空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、制御部が予め記憶している複数の音パターンから使用者が選んだ音パターンと一致することを所定の条件とする空気調和機としたものである。
この手段により、空気調和機を動作させるための音パターンを使用者が選択し設定できることで、音を記憶させる作業が不要となり手間のかからない空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、周期的に音を検出した場合に前記点灯手段を動作させることを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、周期性をもった音に対してのみ反応するため、単発で偶発的に発生する音による誤動作を減らしかつ正確な精度で音を発生する機器を利用して点灯手段を動作させることが可能な空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、所定の音圧を超えた場合に前記点灯手段を動作させることを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、音圧の高さにのみ反応するため、簡単な操作でかつ再現しやすく点灯手段を動作させることが可能な空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、所定の音圧を超えかつ周期的な音を検出した場合に前記点灯手段を動作させることを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、音の高さと周期性を満足した場合にのみ反応することで、偶発的に短期間で発生する音による誤動作を減らしかつ正確な精度で音を発生する機器を利用して点灯手段を動作させることが可能な空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、音検出手段は音圧を電気信号に変換するマイクロフォンであることを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、音を電気信号として変換し電子制御を可能とすることで、高分解能で音の特性を分析しかつ制御部で音を記憶できる空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために音検出手段は音圧を光信号に変換する光マイクロフォンであることを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、電磁ノイズ環境に強くかつマイクロフォン特有の共振のない音を検出し正確に周囲の音を拾うことが可能な空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、音を検出した場合に循環手段を制御することを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、循環手段から発生する騒音の影響を減らし、正確な音検出を可能とする空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、音を検出した場合に除湿手段を制御することを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、除湿手段から発生する騒音の影響を減らし、正確な音検出を可能とする空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、音を検出した場合に循環手段と除湿手段を制御することを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、循環手段および除湿手段から発生する騒音の影響を減らし、正確な音検出を可能とする空気調和機が得られる。
また、本発明の空気調和機は上記目的を達成するために、循環手段または除湿手段の動作音が所定の音圧を超えた場合に前記点灯手段を動作させ異常表示することを特徴とする空気調和機としたものである。
この手段により、循環手段または除湿手段の異常音検出を行い、使用者に誤作動や異常をお知らせすることが可能な空気調和機が得られる。
本発明によれば、空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込んだ空気を機器内部で循環し排出する循環手段と、前記循環手段によって吸い込まれた空気を除湿する除湿手段と、前記循環手段および前記除湿手段の運転動作を決定する運転操作部と、前記運転操作部を照らす点灯手段と、機器周辺の音を検出する音検知手段と、前記音検知手段が検出する音から機器周辺の状態を判断する制御部とを備え、前記制御部は前記音検知手段が検出する音が所定の条件を満たした場合に前記点灯手段を動作させることを特徴とする空気調和機御としたもので、機器周辺で発生する音の特性に人為的なものが含まれているかどうかを制御部で判断し、意図して作り出された音を認識した場合は機器に触れなくても使用者が周辺に存在するとして点灯手段を制御させることで、使用者が必要とする時のみ運転表示を行う省エネ運転が可能でかつ誤動作の少ない空気調和機を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込んだ空気を機器内部で循環し排出する循環手段と、前記循環手段によって吸い込まれた空気を除湿する除湿手段と、前記循環手段および前記除湿手段の運転動作を決定する運転操作部と、前記運転操作部を照らす点灯手段と、機器周辺の音を検出する音検知手段と、前記音検知手段が検出する音から機器周辺の状態を判断する制御部とを備え、前記制御部は前記音検知手段が検出する音が所定の条件を満たした場合に前記点灯手段を動作させる機能を備えた構成としたものであり、機器周辺で発生する音の特徴に人為的なものが含まれているかどうかを制御部で判断させ、意図して作り出された音を認識した場合は機器に触れなくても使用者が周辺に存在するとして点灯手段を制御するという作用を有する。
また、本発明の請求項2記載の発明は、所定の条件とは使用者が制御部に任意で記憶させた音パターンとする機能を備えた請求項1記載の空気調和機としたものであり、空気調和機を動作させるための音パターンを予め制御部に記憶できることで、使用者が自由に音の高さやそのパターンを決めることが可能となる作用を有する。
また、本発明の請求項3記載の発明は、制御部が予め記憶している複数の音パターンから使用者が選んだ音パターンと一致することを所定の条件とする空気調和機としたものであり、空気調和機を動作させるための音パターンを使用者が選択し設定できることで、音を記憶させる作業が不要となり手間がかからないという作用を有する。
また、本発明の請求項4記載の発明は、周期的に音を検出した場合に前記点灯手段を動作させる機能を備えた請求項1記載の空気調和機としたものであり、周期性をもった音に対してのみ反応することで、単発で偶発的に発生する音による誤動作を減らしかつ正確な精度で音を発生する機器を利用して点灯手段を動作させることが可能となる作用を有する。
また、本発明の請求項5記載の発明は、所定の音圧を超えた場合に前記点灯手段を動作させる機能を備えた請求項1記載の空気調和機としたものであり、音圧の高さにのみ反応することで、簡単な操作でかつ再現しやすい操作で点灯手段を動作させることが可能となる作用を有する。
また、本発明の請求項6記載の発明は、所定の音圧を超えかつ周期的な音を検出した場合に前記点灯手段を動作させる機能を備えた請求項1記載の空気調和機としたものであり、音の高さと周期性を満足した場合にのみ反応することで、短期間で発生する偶発的な音による誤動作を減らしかつ正確な精度で音を発生する機器を利用して点灯手段を動作させることが可能となる作用を有する。
また、本発明の請求項7記載の発明は、音検出手段は音圧を電気信号に変換するマイクロフォンを備えた請求項1、2、3、4、5または6記載の空気調和機としたもので、音を電気信号として変換して電子制御を可能とすることで、高精度な音検出手段と記憶手段を有することが可能となる作用を有する。
また、本発明の請求項8記載の発明は、音検出手段は音圧を光信号に変換する光マイクロフォンを備えた請求項1、2、3、4、5または6記載の空気調和機としたもので、電磁ノイズ環境に強くかつマイクロフォン特有の共振のない音を検出し高精度に周囲の音を拾うことが可能となる作用を有する。
また、本発明の請求項9記載の発明は、音を検出した場合に循環手段を制御する機能を備えた請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の空気調和機としたものであり、循環手段から発生する音の悪影響を排除し、より精度の高い音検出が可能とする作用を有する。
また、本発明の請求項10記載の発明は、音を検出した場合に除湿手段を制御する機能を備えた請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の空気調和機としたもので、除湿手段から発生する音の悪影響を排除し、より精度の高い音検出を可能とする作用を有する。
また、本発明の請求項11記載の発明は、音を検出した場合に循環手段と除湿手段を制御する機能を備えた請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の空気調和機としたものであり、循環手段および除湿手段から発生する音の悪影響を排除し、より精度の高い音検出を可能とする作用を有する。
また、本発明の請求項12記載の空気調和機は、循環手段または除湿手段の動作音が所定の音圧を超えた場合に前記点灯手段を動作させ異常表示する機能を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の空気調和機としたもので、循環手段または除湿手段の異常音検出を行い、使用者に誤作動をお知らせする作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の空気調和機の一例として除湿装置を示す。図1に示すように本除湿装置は本体1内に、除湿手段として、圧縮機2と、放熱器3と、膨張弁15と、吸熱器4を配管接続した冷媒回路5と、供給空気から吸湿する吸湿部6および供給空気に放湿する放湿部7を有する吸放湿手段8とを設け、冷媒回路5内には冷媒を充填している。また、本体1には吸込口9と吹出口10を開口し、循環手段としてファンモーター11の運転によって、吸込口9から除湿対象空気12を本体1内部に循環させる。ここでファンモーター11はDCモーターを使用することで、回転数制御を可能としている。
また本体上部には各種運転スイッチと複数のLEDで構成される運転操作部14が備えられている。図2および図3は運転操作部14の詳細な構成を示したものである。運転操作部14には、除湿装置の運転を開始するための電源スイッチ16と、除湿運転モードを選択する除湿スイッチ17と、後述する省エネ運転モードに移行するための省エネスイッチ18と、省エネ運転モード時において使用者が近くにいることを認識させるための音信号を制御部27に記憶させる音設定スイッチ19と、室内湿度を検知する湿度検知センサ20と、除湿装置周辺の音を電気信号に変換するマイクロフォン21と、電源スイッチ16の入力状態を表示する電源表示LED26と、除湿運転モードの状態を表示する運転表示LED23と、室内湿度を表示する湿度表示LED24と水タンク22の満水状態を示す満水表示LED25で構成されている。
ここで省エネ運転モードとは、除湿装置が運転中であっても運転操作部14に備えられたすべてのLEDを消灯させて省エネ運転を行うものである。また音設定スイッチ19は、使用者が近くにいることを認識させるための音信号を制御部27に記憶させるためのもので、音設定スイッチ19を押してから10秒間以内にマイクロフォンが拾った音パターンを制御部27に電気信号で記憶させるものである。そして省エネ運転モードで運転中において、所定の条件を満たした場合、すなわちマイクロフォン21が音パターンを検知し、その音パターンが制御部27で記憶している音パターンと一致すると判断すると、使用者が近くで音を鳴らしたと判断し、消灯させていたLEDを点灯して除湿装置の運転状態を使用者にお知らせするものである。
ここで省エネ運転時における音パターン検出原理について図4〜図5で説明する。図4の波形は除湿装置の運転停止中に音設定スイッチ19を押下後の10秒間にて使用者が手を叩いて制御部27に記憶させた音パターンAである。制御部27はこの音パターンAの波形において50dBに相当する基準閾値28を超えた波形のピーク値からピーク値の平均値29を計算しかつ、基準閾値28を超えたそれぞれの派形の時間間隔30および時間間隔31を記憶する。
次に図5では省エネ運転中に使用者が除湿装置周辺で手を叩いて音パターンAを発生させたときの波形である。図5で時間32において確認できる波形はファンモーター11と圧縮機2の運転によって発生した雑音である。ここで制御部27では記憶しているピーク値の平均値29を超える波形Bと波形Cと波形Dのそれぞれの時間間隔を計測し、それぞれの時間間隔33と時間間隔34が、音パターンAの時間間隔30と時間間隔31が所定の範囲(例えば±10%の範囲)で一致していた場合は、使用者が除湿装置周辺に存在すると判断して運転操作部14のLED表示を行う。このとき表示するLEDは、除湿装置の現在の運転状態を表示するものである。また、逆に波形Bと波形Cと波形Dのピーク値のうち、1つでもピーク値の平均値29を下回っていた場合や、波形Bと波形Cと波形Dのピーク値の時間間隔が1つでも音パターンAの所定の範囲(±10%)を超えていた場合には、使用者はいないと判断し、省エネ運転を継続するものである。また省エネ運転モードでは、制御部27で記憶しているピーク値の平均値29を超える音を1回でも検出した場合は、除湿装置の騒音を低減させるためファンモーター11の回転数を低下させて周囲の音を拾いやすくするよう動作するものである。
以上のように構成した除湿装置について、まずは、除湿装置の運転について説明をする。圧縮機2により冷媒を圧縮すると、冷媒が放熱器3、膨張弁15、吸熱器4の順に冷媒回路5を循環し、放熱器3では供給される除湿対象空気12に対して放熱するとともに、吸熱器4では供給される除湿対象空気12から吸熱するよう働く。除湿対象空気12は放熱器3で暖められた後で放湿部7で高湿の空気となり、さらに吸熱器4にて急激に冷やされた後で吸湿部6にて水分を放出し乾いた空気となって吹出口10より本体外部へ流出する。また吸熱器4および吸湿部6を乾燥させる手段として加熱ヒータ13で乾いた空気を供給するものである。上記の動作にて本除湿装置は居室内の除湿を可能としている。
次に、使用者が図4に示す音パターンAを制御部27に記憶させた場合について、図6に示すフローチャートを用いて省エネ運転モードの動作を説明する。
ここで図6のフローチャートでは一例として音パターンAのピーク値の平均値29を55dBとし、時間間隔30を1秒、時間間隔31を2秒とする。まず、使用者が省エネスイッチ18を押すと、ステップ35では、省エネスイッチ18が入力されて除湿装置の運転が省エネ運転モードに設定されたことを判断される。ここで通常運転モードである場合には以下のステップへは進まずそのまま通常運転を続ける。ここでは、省エネスイッチ18が押されているので、省エネ運転モードに設定されていることが判断されてステップ36に移行する。そして運転操作部14で表示しているLEDはすべて消灯される。この時、ファンモーター11や圧縮機2の運転についてはそれまでの状態を継続するものである。
次にステップ37では、省エネ運転モードになる前に音パターンAが制御部27に記憶されていたかどうか判断し、音パターンAが記憶されていればステップ38に移行して除湿装置周辺の音をマイクロフォン21にて計測開始する。また、もしステップ37おいて、音パターンAが記憶されていなかった場合はステップ35へ戻る。
ステップ38では、マイクロフォン21から可聴できる音を電気信号へと変換し、記憶している音パターンAと比較を行う。そして記憶しているピーク平均値55dBを超える音を1度でもマイクロフォン21から検出すると、制御部27では使用者が近くに存在する可能性があると判断し、ステップ39に移行してファンモーター11の回転数を低下させ、より正確に除湿装置周辺の音を検出できるよう働く。この時、ファンモーター回転数については音を検出したステップ38のタイミングにおける回転数の半分となるよう制御される。
次にステップ40では、55dBを超える2回目の音と、前回のステップ38で検出した55dBを超える1回目の音との時間間隔を計測し、その時間間隔が第1の所定の時間間隔として0.9秒〜1.1秒の範囲であればステップ41へ移行する。また0.9秒〜1.1秒の範囲外であれば、周囲に使用者は存在しないと判断してステップ44へ移行すし、ファンモーター回転数は音検出する以前のステップ38の回転数に戻るよう制御される。
次にステップ41では、55dBを超える3回目の音と、前回のステップ40で検出した55dBを超える2回目の音との時間間隔を計測し、その時間間隔が第2の所定時間間隔として1.8秒〜2.2秒の範囲であれば、記憶している音パターンAと一致するとしてステップ42へ移行する。また1.8秒〜2.2秒の範囲外であれば、周囲に使用者は存在しないと判断して、ステップ44へ移行し、ファンモーター回転数は音検出する以前のステップ38の回転数に戻るよう制御される。
そして、以上のように1回目の音と2回目の音と3回目の音でそれぞれの時間間隔が第1の所定時間間隔と第2の所定時間間隔内にある場合に周囲に人が存在すると判断して、ステップ42では、電源の入力状態を表示する電源表示LED26と、現在の除湿運転モードの状態を表示する運転表示LED23と、現在の室内湿度を表示する湿度表示LED24を点灯させて、現在の除湿装置の運転状態について使用者へお知らせする。そしてLEDを点灯させてから10秒が経過すると、ステップ43で再度LEDを消灯して省エネ運転モードへ戻る。さらにステップ44では、ファンモーター11の運転回転数をステップ38以前の回転数にまで復帰させて、全てのステップを終了したとしてステップ35へ戻る。
以上のフローにより本実施の形態1の除湿装置は、省エネ運転モードの状態時、所定の条件として使用者が予め制御部27に記憶させた音パターンAと同じ音パターンを検出した場合に、運転操作部14のLEDを点灯させることで、使用者が除湿装置に触れることなく除湿装置の運転状態を確認することが可能になる。
また本実施の形態1の除湿装置は、使用者が制御部27に任意の音パターンを記憶させることを可能とすることで、他人のいたずらや周囲環境の変化によって誤動作することのない除湿装置が得られる。
さらに実施の形態1では、使用者が音パターンAを制御部27に記憶させる構成としたが、制御部27が予め記憶している複数の音パターンのなかから使用者が選ぶ構成とすれば、制御部に音を記憶させる手間を省くこともできる除湿装置が得られる。
また本実施の形態1の除湿装置は、音検知手段にマイクロフォン21を使用して周囲の音を電気信号に変換することで、マイクロフォンから可聴できる音を制御部27で記憶しかつ高精度に音の特性を分析することが可能な除湿装置が得られる。
さらに実施の形態1では、音検知手段にマイクロフォンを使用したが、マイクロフォンは特有の共振を持つことや電磁環境に弱いという欠点がある。そのため音検知手段として光マイクロフォンを使用すれば、音による振動を非接触で検知するため、電磁ノイズが発生する環境においても誤動作がないうえに、共振のない正確な音を検出することが可能な除湿装置が得られる。
また本実施の形態1の除湿装置は、ピーク値の平均値29を超える音を検知した場合にファンモーター11の回転数を1/2の回転数に下げてファンモーター11による騒音を低減することで、使用者が発した音をファンモーター11の騒音でかき消されることのない除湿装置が得られる。
さらに実施の形態1では、騒音を低減するためにファンモーター11の回転数を低下させたが、同様に騒音を発生する圧縮機2の運転周波数を制御して除湿装置自身の音を低減する構成としても同様の効果が得られる。この場合、ステップ38からステップ42において使用者の存在有無の確認が終了するまで圧縮機2の運転は停止し、存在有無の確認が終了した時点で運転を復帰することで効果が得られる。
またファンモーター11と圧縮機2の運転音を同時に低減する構成としても同様の効果が得られる。この場合はステップ38からステップ42において使用者の存在有無の確認が終了するまでの間、ファンモーター11は1/2の回転数に低減させかつ圧縮機2の運転は停止するものとし、存在有無の確認が終了した時点で所定の動作に復帰させることで効果が得られる。
またさらにファンモーター11を運転中に吸込口9や吹出口10が塞がれるなどして、圧損による騒音でピーク値の平均値29を既に上回っていた場合は、ファンモーター11や圧縮機2の回転数を制御してもピーク値の平均値29を下回らないことがある。そうした場合は運転操作部14のすべてのLEDを点滅させる構成とすることで、使用者に異常をお知らせすることが可能な除湿装置が得られる。
また本実施の形態1の除湿装置は、検出する音がピーク値の平均値29を超えかつそのピーク値の発生時間間隔が音パターンAに一致した場合において人が周囲に存在すると判断する構成としたが、検出する音がピーク値の平均値29を超えた場合に人が周囲に存在すると判断する制御部27とすれば、使用者が手を一度だけ叩くのみで人の存在を検知させることができ、容易でかつ再現性のよい除湿装置が得られる。また周期的な音を検出した場合に人が周囲に存在すると判断する制御部27としても、例えば時計のベルや電話の音などを利用することで人の存在を検知させることができ、容易でかつ再現性のよい除湿装置が得られる。
以上のように本発明の空気調和機は、省エネ運転をしながらかつ使用者が直接触れることなく使用者の存在を認識できるもので、家庭で使用される家電製品はもとより、業務用などの他用途のシステムにも適用できる。
本発明の実施の形態1の除湿装置の構成断面図 本発明の実施の形態1の除湿装置の運転操作部の構成図 本発明の実施の形態1の除湿装置のブロック図 本発明の実施の形態1の除湿装置が記憶する音パターンを示す波形図 本発明の実施の形態1の除湿装置が検出する音パターンを示す波形図 本発明の実施の形態1の除湿装置の運転状態のフローチャート 従来の空気調和機構成図
1 本体
2 圧縮機
3 放熱器
4 吸熱器
5 冷媒回路
6 吸湿部
7 放湿部
8 吸放湿手段
9 吸込口
10 吹出口
11 ファンモーター
12 除湿対象空気
13 加熱ヒータ
14 運転操作部
15 膨張弁
16 電源スイッチ
17 除湿スイッチ
18 省エネスイッチ
19 音設定スイッチ
20 湿度検知センサ
21 マイクロフォン
22 水タンク
23 運転表示LED
24 湿度表示LED
25 満水表示LED
26 電源表示LED
27 制御部
102 電源スイッチ
103 運転切替えスイッチ
104 湿度センサ
105 照度センサ
106 満水ランプ
108 運転操作部

Claims (12)

  1. 空気を吸い込む吸気口と、前記吸気口から吸い込んだ空気を機器内部で循環し排出する循環手段と、前記循環手段によって吸い込まれた空気を除湿する除湿手段と、前記循環手段および前記除湿手段の運転動作を決定する運転操作部と、前記運転操作部を照らす点灯手段と、機器周辺の音を検出する音検知手段と、前記音検知手段が検出する音から機器周辺の状態を判断する制御部とを備え、前記制御部は前記音検知手段が検出する音が所定の条件を満たした場合に前記点灯手段を動作させることを特徴とする空気調和機。
  2. 所定の条件とは使用者が制御部に任意で記憶させた音パターンであることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 制御部が予め記憶している複数の音パターンから使用者が選んだ音パターンと一致することを所定の条件とする請求項1記載の空気調和機。
  4. 周期的に音を検出した場合に前記点灯手段を動作させることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  5. 所定の音圧を超えた場合に前記点灯手段を動作させることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  6. 所定の音圧を超えかつ周期的に音を検出した場合に前記点灯手段を動作させることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  7. 音検出手段は音圧を電気信号に変換するマイクロフォンであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の空気調和機。
  8. 音検出手段は音圧を光信号に変換する光マイクロフォンであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の空気調和機。
  9. 音を検出した場合に循環手段を制御することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の空気調和機。
  10. 音を検出した場合に除湿手段を制御することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の空気調和機。
  11. 音を検出した場合に循環手段と除湿手段を制御することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の空気調和機。
  12. 循環手段または除湿手段の動作音が所定の音圧を超えた場合に前記点灯手段を動作させ異常表示することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の空気調和機。
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