JP2010241346A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】着座者が着座するシートにエアバッグ装置を備える車両用シートにおいて、サイドサポート部材の取付強度の向上を図ることにある。
【解決手段】着座者が着座するシートにエアバッグ装置を備える車両用シート10において、シートバックフレーム24と、シートバックフレーム24に固定されたエアバッグ収納体32と、エアバッグ収納体32に内装されたエアバッグ36の膨張展開方向に延設されたガイドプレート38を有し、ガイドプレート38は、エアバッグ36が膨張展開するときの衝撃に耐えうる剛性を有しており、ガイドプレート38におけるシートへの着座者の着座位置側のシート内側には、着座者の体を支持するサイドサポート面42aが形成された合成樹脂製のサイドサポート部材42を有しており、サイドサポート部材42はガイドプレート38に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、シートにエアバッグ装置を備える車両用シートに関する。
従来、特許文献1のように、車両に設置され乗員が着座する車両用シートにおいて、着座者が着座するシートのシートフレームにエアバッグ装置を備えたものが知られている。図3に特許文献1におけるエアバッグ装置130の取り付け構成を図示している。
図3に図示されるように、このエアバッグ装置130は、車両に取付けられた衝突検知センサからの出力に基いてイグナイタ(発火装置)を作動させ、インフレータ(ガス発生器)から発生するガスの圧力によってエアバッグ136を瞬時に乗員と車体部分の間に膨張展開させるものであり、衝突時において乗員を適切に保護するための装置として従来から重要な役割を果たしているものである。
この特許文献1は、車両の側面からの衝突による衝撃に対し、乗員の側部とこれに対面する車室内の側壁面との間にエアバッグ136を膨張展開させて乗員を保護するものである。この特許文献1におけるエアバッグ装置130の取付け構成は、シートバックの骨格を構成するシートフレーム124の側部に隣接してエアバッグ装置130が取付けられて構成されたものである。これは、シートフレーム124の剛性を利用してエアバッグ装置130を取付けた構成である。また、エアバッグ136の膨張展開方向をガイドするためにシートフレーム124にガイドプレート138が取り付けられている。また、このガイドプレート138の移動を規制するストッパー160が取り付けられている技術について開示がある。
特開2006−137398号公報
しかしながら、図3にも図示されるように、この特許文献1の構成においてはガイドプレート138もストッパー160も共にシートフレーム124に固定されている。ここで、このストッパー160にサイドサポート性能も兼ねるために大きなストッパー162(図3における仮想線のストッパー)とすることが考えられる。ところが、大きなストッパー162とすると、シートフレーム124におけるストッパー162の固定点からストッパー162の先端までの距離Lが大きくなる。そのため、乗員の通常着座時の荷重に耐えるためには、ストッパー162を頑丈にしなければならなかった。また、シートフレーム124とストッパー162の固定点の強度をあげる必要があった。そこで、本発明者は鋭意検討の結果、このガイドプレートおよびサイドサポート部材の取付構成によって、サイドサポート部材の取付強度の向上を図ることができることに着目した。
而して、本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、着座者が着座するシートにエアバッグ装置を備える車両用シートにおいて、サイドサポート部材の取付強度の向上を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、着座者が着座するシートにエアバッグ装置を備える車両用シートにおいて、車両用シートの骨格となるシートフレームと、該シートフレームに固定されたエアバッグ収納体と、該エアバッグ収納体に内装されたエアバッグの膨張展開方向に延設されたガイドプレートを有し、該ガイドプレートは、該エアバッグが膨張展開するときの衝撃に耐えうる剛性を有しており、該ガイドプレートにおけるシートへの着座者の着座位置側のシート内側には、着座者の体を支持するサイドサポート面が形成された合成樹脂製のサイドサポート部材を有しており、該サイドサポート部材は前記ガイドプレートに固定されていることを特徴とする。
この第1の発明によれば、ガイドプレートは、エアバッグが膨張展開するときの衝撃に耐えうる剛性を有している。また、このガイドプレートにおけるシートへの着座者の着座位置側のシート内側には、着座者の体を支持するサイドサポート面が形成された合成樹脂製のサイドサポート部材を有している。このサイドサポート部材はシートフレームに固定される構成ではなく、剛性を有したガイドプレートに固定される構成である。そのため、サイドサポート部材の取付強度の向上を図ることができる。
また、合成樹脂製のサイドサポート部材をガイドプレートに取り付けることで、サイドサポート部材の取り付け位置と端部の距離を減少させることができるため、合成樹脂製でも着座者の体を支持する強度を有することができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、前記サイドサポート部材には、前記ガイドプレートより更に延長されてエアバッグの膨張展開をガイドするエアバッグガイド面を有し、該エアバッグガイド面の裏面側は、前記サイドサポート面として形成されていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、サイドサポート部材は、エアバッグガイド面と、その裏面側はサイドサポート面として形成されているため、別部品を設けることなく二つの機能を有することができる。
本発明は上記各発明の手段をとることにより次の効果を得ることができる。
先ず、上記第1の発明の車両用シートによれば、サイドサポート部材の取付強度の向上を図ることができる。また、合成樹脂製のサイドサポート部材をガイドプレートに取り付けることで、サイドサポート部材の取り付け位置と端部の距離を減少させることができるため、合成樹脂製でも着座者の体を支持する強度を有することができる。
次に、上記第2の発明の車両用シートによれば、サイドサポート部材は、エアバッグガイド面と、その裏面側はサイドサポート面として形成されているため、別部品を設けることなく二つの機能を有することができる。
実施例1に係る車両用シートの側部におけるエアバッグ装置の取り付け状態を示した断面図である。 実施例1に係る車両用シートの側部におけるエアバッグ装置が膨張展開したときの状態示した断面図である。 従来の車両用シートにおけるエアバッグ装置の取り付け状態を示した断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態の実施例について図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シート10の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、実施例1に係る車両用シート10の側部におけるエアバッグ装置30の取り付け状態を示した断面図である。図2は、実施例1に係る車両用シート10の側部におけるエアバッグ装置30が膨張展開したときの状態を示した断面図である。なお、本実施例の車両用シート10においては、シートバック20に対するエアバッグ装置30の取付け構成に特徴を有している。その他の部分については特に変更を要しないのでその説明は省略することがある。図1及び図2は、車両用シート10の側部における断面図を示し、車両用シート10として構成されるヘッドレスト、シートクッション等の構成については図示を省略している。また、各図において、矢印で示すFWDは車両用シート10の前方を示している。
本実施例の車両用シート10は、車両の1列目の運転席や助手席、2列目や3列目に配設される後部座席の何れにおいても採用されるものである。なお、本実施例の車両用シート10は、車両の1列目に配設される運転席における構成を示したものである。先ず、エアバッグ装置30を備える車両用シート10の概略構成を説明した上で、各構成についての説明をする。
この車両用シート10は、車両に備えられたものであり、乗員が着座するためのものである。図1に図示されるように、この車両用シート10は、概略、着座者の着座部となるシートクッション(図示省略)と、着座者の頭もたれとなるヘッドレスト(図示省略)と、着座者の背凭れとなるシートバック20と、このシートバック20の側部にエアバッグ装置30を備えている。
図1に図示されるように、この車両用シート10のシートバック20は着座者の背凭れ部として構成されるものである。このシートバック20の基本構成は、概略、シートバックフレーム24、パッド部材22、表皮26、バックボード28を備えて構成されている。
シートバックフレーム24について説明する。
シートバックフレーム24は、シートバック20の骨格として構成されるものであり、金属製の板状部材及び金属パイプ部材が適宜に折曲加工されて矩形枠状に形成されている。図1に図示されているシートバックフレーム24は、板金部材であって車両上下方向に縦通した断面略コの字状に形成されたサイドフレーム24aである。このサイドフレーム24aは、シートバック20の幅方向に左右一対で構成されており、図1に図示されているサイドフレーム24aは、右側に構成されたサイドフレーム24aである。
次にパッド部材22について説明する。
パッド部材22は、ポリウレタン樹脂を発泡成形させて形成されており、シートバック20に凭れ掛かった着座者の背凭れ荷重を、それ自体の弾性変形によって軟らかく受け止められるものである。また、パッド部材22は、その表面をシートバック20の背凭れ面の外形形状として、着座者の背中を支持する天板部22aと、着座者の胴部側方を支持するサイドサポート部22bが形成されており、シートバックフレーム24に被せ付けられている。
次に表皮26について説明する。
この表皮26は、シートバックフレーム24に被せ付けられたパッド部材22を包着状に覆って固定するためのものである。また、パッド部材22等の構成を包み込んで全体としてすっきりした見栄えとすることでシートバック20全体の外観上の見栄えを良くする機能を果たしている。いわば意匠面の向上を図っているものである。また、パッド部材22等の構成品を保護する役目を果たす。また、着座者の肌触り感の向上を図るためのものである。このシート表皮26は、本皮、合皮、繊維等が適宜選択されて構成されて、シートバック20のパッド部材22の外表面を包着するように形成されており、パッド部材22を被覆して、シートバック20の側部で掛け付け固定されている。
次にバックボード28について説明する。
このバックボード28は、シートバック20の背面側を覆い、外観の見栄え向上を図ると共に、後部からの衝撃が着座者に伝達されないように保護するために構成されているものである。このバックボード28は、合成樹脂製の板状部材が、シートバック20の背面側において略全面を覆うように形成されており、シートバック20の背面側においてはめ込まれて固定されている。
さらに、この車両用シート10の側部には、エアバッグ装置30が構成されている。
図1および図2に図示されるように、このシートバック20の側部に備えられたエアバッグ装置30は、車両の側面からの衝突による衝撃に対し、衝突検知センサ(図示省略)からの出力に基いてイグナイタ(発火装置)(図示省略)を作動させ、インフレータ34(ガス発生器)から発生するガスの圧力によってエアバッグ36を瞬時に乗員の側部とこれに対面する車室内の側壁面(図示省略)との間にエアバッグ36を膨張展開させて、衝突時に乗員を保護する働きをなすものである。
図1には、運転席として構成される車両用シート10のシートバック20の右側部の断面図が図示されている。このシートバック20の右側内部には、図示を省略した車室内の側面壁(例えば、ドアトリム)に対向する位置にエアバッグ装置30が取り付けられている。エアバッグ装置30は、エアバッグ36と、エアバッグ36を収納するエアバッグ収納体32と、インフレータ34、イグナイタ(図示省略)、ガイドプレート38、外付けエアバッグカバー40から構成されている。
このエアバッグ装置30は、車両に取付けられた衝突検知センサからの出力に基いてイグナイタ(発火装置)(図示省略)を作動させ、インフレータ34(ガス発生器)から発生するガスの圧力によってエアバッグ36を瞬時に乗員と車体部分の間に膨張展開させるものであり、衝突時において乗員を適切に保護するための装置である。
図1に図示されるように、エアバッグ装置30の内部構成は、エアバッグ収納体32内にイグナイタ(発火装置)(図示省略)、インフレータ34(ガス発生器)、エアバッグ36が内装されており、この衝突検知センサからの衝撃時の出力信号をエアバッグ装置30に伝達する配線(図示省略)が構成されている。
また、エアバッグ収納体32の側壁に開孔部が設けてあり、エアバッグ収納体32内方側から外方側に向けてエアバッグ装置30を締結固定するためのボルト50が突き出している。エアバッグ収納体32はサイドフレーム24aの側部に隣接して、後述するガイドプレート38と共に、ボルト50及びナット52によって締結固定されている。これは、シートフレームの剛性を利用してエアバッグ装置30を取付けた構成である。
次にガイドプレート38について説明する。
このガイドプレート38は、上記エアバッグ装置30のエアバッグ収納体32に内装されたエアバッグ36を膨張展開方向に導くために車両前方側へ突き出したガイドとして構成されたものである。このガイドプレート38は、エアバッグ36が膨張展開するときの衝撃に耐えうる剛性を有した金属状の平板部材で構成されている。このガイドプレート38は、シートバックフレーム24のサイドフレーム24aに沿って固定保持されている。また、このガイドプレート38は、車両上下方向においてエアバッグ36の膨張展開領域の範囲を占める大きさで形成されている。詳しくは、このガイドプレート38は、エアバッグ装置30のエアバッグ収納体32とボルト50及びナット52で共締めされて締結固定されている。
次に外付けエアバッグカバー40について説明する。
図1に図示されるように、この外付けエアバッグカバー40は、エアバッグ装置30が不作動時においてはシートバック20の側部の外観として構成されている。また、エアバッグ装置30が作動したときには、この外付けエアバッグカバー40が扉上に開放されてシートバック20の側部からエアバッグ36が膨張展開されるものである。
この外付けエアバッグカバー40は、合成樹脂製の射出成形品として形成されており、シートバック20の側部の湾曲部分を形成しており、シートバックフレーム24のサイドフレーム24aに沿った形状に形成されている。この外付けエアバッグカバー40の後端部がサイドフレーム24aとボルト50及びナット52によって締結固定されている。
また、シートバック20の側部においてエアバッグ収納体32より車両後方側には、車両上下方向にインテグラルヒンジ40aが形成されている。これにより、外付けエアバッグカバー40は、インテグラルヒンジ40aを中心として開閉可能に構成されている。シートバック20の側部においてエアバッグ収納体32より車両前方側は、この外付けエアバッグカバー40をはめ込み固定する係合突起40cが形成されており、後述するサポート部材と係合することでシートバック20の側部に固定保持されている。
また、シートバック20の側部においてエアバッグ収納体32より車両前方側には、上記インテグラルヒンジ40aと平行して車両前後方向に薄肉状の切り欠き部40bが形成されている。この切り欠き部40bは、エアバッグ36の膨張展開時における圧力によって破断するように脆弱に形成されている。これにより、この切り欠き部40bは、エアバッグ36の膨張展開時の膨張展開圧力によって破断することで、外付けエアバッグカバー40が開放される構成とされている。
次にサイドサポート部材42について説明する。
このサイドサポート部材42は、二つの機能を有している。一つ目は、エアバッグ36の膨張展開時においてエアバッグ36を膨張展開方向に導くためのエアバッグ膨張展開ガイド機能である。二つ目に、着座者の胴部側方を支持するサイドサポート機能である。
このサイドサポート部材42は、合成樹脂製の射出成形品の板状部材として構成されている。また、サイドサポート部材42は、車両上下方向においてエアバッグ36の膨張展開領域の範囲を占める大きさで形成されてシートバックフレーム24のサイドフレーム24aに沿って配置構成されている。また、一方の面は、着座者の胴部側方支持するサイドサポート機能を果たすサイドサポート面42aとして湾曲した面が形成されている。またサイドサポート面42aの裏面側は、エアバッグ36の膨張展開時においてエアバッグ36を膨張展開方向に導くためのガイド機能果たすエアバッグガイド面42bとして平坦な面が形成されている。また、略中央にはボルト50等の締結具が挿通可能な開孔部が形成されている。また、エアバッグガイド面42b側には、上述した外付けエアバッグカバー40の係合部42cが形成されている。
このサイドサポート部材42の配設構成は以下のとおりである。
このサイドサポート部材42は、上述したガイドプレート38に固定されている。詳細には、ガイドプレート38が、シートバック20のサイドフレーム24aに隣接して締結固定されている。そして、サイドサポート部材42は、このガイドプレート38に対してシートへの着座者の着座位置側に配置されており、ガイドプレート38とエアバッグガイド面42b側が面接触してボルト50及びナット52で共締めされて締結固定されている。なお、サイドサポート面42a側は、ボルト50、ナット52が突出しない開口形状に形成されている。これによって、エアバッグガイド面42bの裏面側のサイドサポート面42aはシートの着座者側に対向した向きに固定保持される。
更に、このサイドサポート部材42は、ガイドプレート38より更に車両前方側に延長されて形成されている。これは、エアバッグ36の膨張展開をガイドするエアバッグガイド面42bを更に有効に機能させるために延設されたものである。これに加え、エアバッグガイド面42bの裏面側は、サイドサポート機能を更に有効に機能させるために上述したサイドサポート面42aが形成されている。
上記構成からなる本実施例における車両用シート10の作動は次の通りである。
図1及び図2に示されるように、車両の側面から衝突を受けると、このエアバッグ装置30は、車両に取付けられた衝突検知センサ(図示省略)からの出力に基いてエアバッグ収納体32に収納されているイグナイタ(図示省略)が作動し、インフレータ34から発生するガスの圧力により、エアバッグ収納体32からエアバッグ36が瞬時に膨張展開される。
外付けエアバッグカバー40の開放前においては、外付けエアバッグカバー40の内部は、エアバッグ36の膨張展開によってエアバッグ36で埋めつくされる。このとき、エアバッグ36の膨張展開の圧力は、ガイドプレート38及びサイドサポート部材42のエアバッグガイド面42bの剛性によって着座者側へは及ばない。そのため、このエアバッグ36の膨張展開の圧力は、車両外方側へ働く。そうすると、エアバッグ36の膨張展開の圧力は、外付けエアバッグカバー40の切り欠き部40bにかかる。
そのため、切り欠き部40bが破断して外付けエアバッグカバー40は、インテグラルヒンジ40aを中心に車両外方側に回転して開放される。そして、エアバッグ36が瞬時に乗員と車体部分の間に膨張展開されて、衝突時において乗員を適切に保護する。
このように、本実施例の車両用シート10によれば、ガイドプレート38は、エアバッグ36が膨張展開するときの衝撃に耐えうる剛性を有している。また、このガイドプレート38におけるシートへの着座者の着座位置側のシート内側には、着座者の体を支持するサイドサポート面42aが形成された合成樹脂製のサイドサポート部材42を有している。このサイドサポート部材42はシートバックフレーム24に固定される構成ではなく、剛性を有したガイドプレート38に固定される構成である。そのため、サイドサポート部材42の取付強度の向上を図ることができる。
また、合成樹脂製のサイドサポート部材42をガイドプレート38に取り付けることで、サイドサポート部材42の取り付け位置と端部の距離を減少させることができるため、合成樹脂製でも着座者の体を支持する強度を有することができる。
また、サイドサポート部材42は、エアバッグガイド面42bと、その裏面側はサイドサポート面42aとして形成されているため、別部品を設けることなく二つの機能を有することができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例を用いて説明したが、本発明の車両用シートは、本実施の形態に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、本実施例においては、シートバック20の側部にエアバッグ装置30を備えた構成のものについて示した。しかしながらこれに限定されるものではなく、着座者が着座する車両用シートのシートフレームにエアバッグ装置30を備える構成であれば、シートバック以外にシートクッションにも適用できるものである。
また、例えば、本実施例においては、ボルト50、ナット52の構成について説明したが、これに限定されず、締結固定するための締結具であれば螺子部材等も適宜選択できるものである。
10 車両用シート
20 シートバック
22 パッド部材
22a 天板部
22b サイドサポート部
24 シートバックフレーム
24a サイドフレーム
26 表皮
28 バックボード
30 エアバッグ装置
32 エアバッグ収納体
34 インフレータ
36 エアバッグ
38 ガイドプレート
40 外付けエアバッグカバー
40a インテグラルヒンジ
40b 切り欠き部
40c 係合突起
42 サイドサポート部材
42a サイドサポート面
42b エアバッグガイド面
42c 係合部
50 ボルト
52 ナット
FWD 車両前方

Claims (2)

  1. 着座者が着座するシートにエアバッグ装置を備える車両用シートにおいて、
    車両用シートの骨格となるシートフレームと、
    該シートフレームに固定されたエアバッグ収納体と、
    該エアバッグ収納体に内装されたエアバッグの膨張展開方向に延設されたガイドプレートを有し、
    該ガイドプレートは、該エアバッグが膨張展開するときの衝撃に耐えうる剛性を有しており、
    該ガイドプレートにおけるシートへの着座者の着座位置側のシート内側には、着座者の体を支持するサイドサポート面が形成された合成樹脂製のサイドサポート部材を有しており、
    該サイドサポート部材は前記ガイドプレートに固定されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記サイドサポート部材には、前記ガイドプレートより更に延長されてエアバッグの膨張展開をガイドするエアバッグガイド面を有し、
    該エアバッグガイド面の裏面側は、前記サイドサポート面として形成されていることを特徴とする車両用シート。
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