JP2010235311A - シート収容装置、及びこれを備えた画像記録装置 - Google Patents

シート収容装置、及びこれを備えた画像記録装置 Download PDF

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哲男 浅田
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Abstract

【課題】シート状の被記録媒体の補充作業を容易に行うことが可能なシート収容装置及びこのシート収容装置を備えた画像記録装置を提供すること。
【解決手段】給紙カセット78は、下段にメイントレイ20が配置され、その上部に支持ベース110が取り付けられている。支持ベース110には、排紙トレイ23とスライドガイド34とがスライド可能に支持されている。支持ベース110のアーム113,114に軸受け133,134が設けられており、メイントレイ20の分離傾斜板22に回動軸131,132が設けられている。上記軸受けと上記回動軸とが連結されることによって、支持ベース110、排紙トレイ23及びスライドガイド34が一体となって、メイントレイ20の後方端部を中心にして回動可能となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、装置本体に対して挿抜可能に支持され、被記録媒体が収容可能な第1トレイを備えたシート収容装置、及びこのシート収容装置を備えた画像記録装置に関する。
従来、被記録媒体の両面に画像を記録することが可能な画像記録装置が公知である。例えば、特許文献1には、両面画像記録機能を備えたインクジェット記録方式の画像記録装置が開示されている。特許文献1に記載の画像記録装置では、給紙トレイから送り出された被記録媒体は湾曲状の搬送路(以下「湾曲路」という。)を通って記録部へ搬送されて、記録部において表面(第1面)に画像が記録される。記録部を通過した被記録媒体は、記録部よりも搬送方向下流側でスイッチバックされた後に、上記給紙トレイに設けられたガイド部材の上面によって案内されつつ再び上記湾曲路に搬送される。そして、被記録媒体は、この湾曲路を通って裏面(第2面)を記録部に対向させるようにして搬送され、記録部においてその裏面に画像が記録される。
特開2008−247537号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像記録装置のように、上記ガイド部材が上記給紙トレイに設けられている場合は、装置本体から取り外された給紙トレイに対して被記録媒体を補充する際に、被記録用紙の挿入口となる給紙トレイの上部開口がガイド部材によって塞がっている場合がある。この場合、ユーザは、ガイド部材を移動させて、上部開口を確保するという面倒な作業を行わなければならない。また、トレイの上部開口から給紙トレイの内部に塵埃が侵入することを防止するためのカバーが給紙トレイに設けられている場合は、上記ガイド部材だけでなくカバーを移動させなければならない。すなわち、ガイド部材及びカバーの双方が給紙トレイに設けられている場合は、給紙トレイへの被記録媒体の補充作業が極めて煩雑である。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、シート状の被記録媒体の補充作業を容易に行うことが可能なシート収容装置及びこのシート収容装置を備えた画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明は、装置本体に対して第1方向に沿って挿抜可能に構成され、上面にシート状の被記録媒体の挿入口が形成された第1トレイと、上記第1トレイの上部に設けられ、上記挿入口を開放する第1回動位置と上記挿入口を閉塞する第2回動位置との間で回動可能なカバーと、上記第1トレイの上部に設けられ、上記第1トレイが上記装置本体に装着された状態で画像記録済の被記録媒体を搬送するための搬送路の少なくとも一部を形成し、上記第1方向に沿って移動可能なガイド部材と、を具備するシート収容装置として構成されている。上記ガイド部材は、上記カバーの回動動作と一体となって回動可能に構成されている。
この構成では、装置本体から第1トレイが抜き出された状態で、カバーを第2回動位置から第1回動位置へ回動されると、その回動動作にともなってガイド部材も同じように回動する。これにより、カバー及びガイド部材それぞれを個別に移動させることなく、カバーを回動させるという1回の作業で第1トレイの挿入口を開放させることができる。その結果、ユーザは、第1トレイに被記録媒体を容易に補充することが可能となる。
(2) 本発明のシート収容装置は、上記カバー及び上記ガイド部材を支持するとともに、上記第1トレイに対して回動可能に上記第1トレイの上部で支持された支持部材を更に備えることが好ましい。
(3) 上記支持部材は、上記第1トレイにおいて、上記装置本体に対する上記第1トレイの挿入向き側の先端に設けられた第1支軸、若しくは上記先端から上記装置本体に対する上記第1トレイの脱抜向き側へ所定間隔を隔てられた第2支軸に軸支されていることが好ましい。
例えば、支持部材が上記第1支軸で回動可能に支持された構成では、支持部材を第1支軸を中心に回動させることにより、第1トレイの上面の全域が開放される。そのため、ユーザは、第1トレイに被記録媒体を挿入し易い。また、支持部材が上記第2支軸で回動可能に支持された構成では、先端側の第1支軸で支持される構成に比べて、支持部材の回動半径が小さいため、回動時の負荷が軽くなり、ユーザは操作し易くなる。また、支持部材の回動スペースも小さくて済む。
(4) 上記支持部材は、上記第1トレイの上部に設けられ、上記第1方向に沿って移動可能な第2トレイを支持するものであってもよい。
これにより、シート収容装置にサイズや材質などが異なる2種類の被記録媒体を収容可能となる。
(5) 上記支持部材は、上段に配置された上記カバーと下段に配置された上記第2トレイとの間に上記ガイド部材を配置した状態で上記カバー、上記ガイド部材、及び上記第2トレイを支持するものが好ましい。
このような順で上下方向に層状に並べられた状態で各部材が支持されることによって、各部材間において他方の部材の機能が制約されることなく、最適な支持構造が実現される。
(6) 上記カバーの上面は、画像記録済の被記録媒体を保持する保持面を兼ねていることが好ましい。
(7) なお、本発明は、上述のシート収容装置を備えた画像記録装置と捉えることもできる。
本発明によれば、第1トレイへのゴミや埃等の侵入が防止され、且つ、第1トレイへの被記録媒体の補充が容易となる。
図1は、本発明の第1実施形態の一例である複合機10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、排紙路65B付近の構成を示す部分拡大断面図である。 図4は、給紙カセット78の構成を示す斜視図である。 図5は、メイントレイ20の構成を示す斜視図である。 図6は、支持ベース110、スライドガイド34、及び排紙トレイ23の構成を示す斜視図である。 図7は、支持ベース110の回動姿勢に応じた給紙カセット78の模式断面図であり、(A)にはメイントレイ20の上面が閉塞された状態が示されており、(B)にはメイントレイ20の上面が開放された状態が示されている。 図8は、支持ベース110にセカンドトレイ21が支持された給紙カセット78の模式断面図である。 図9は、本発明の変形例の給紙カセット78の構成を示す模式断面図であり、(A)にはメイントレイ20の上面が閉塞された状態が示されており、(B)にはメイントレイ20の上面が開放された状態が示されている。
以下、適宜図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[複合機10の概略]
図1は、本発明の第1実施形態である複合機10の外観斜視図である。なお、以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7を定義し、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8を定義し、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9を定義する。
複合機10は、高さ(上下方向7の長さ)に対して横幅(左右方向9の長さ)及び奥行き(前後方向8の長さ)が大きい薄型の直方体に概ね形成されている。複合機10は、主に、下部に設けられたインクジェット記録方式のプリンタ部11と、上部に設けられたスキャナ部12とを一体的に備えた多機能装置である。複合機10は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種の機能を有している。プリンタ機能としては、記録用紙の表面(第1面)及び裏面(第2面)の両面に画像を記録する両面画像記録機能を有している。なお、プリンタ機能以外の機能は任意であり、例えば、スキャン機能やコピー機能、ファクシミリ機能を有しないプリンタ機能のみを有するプリンタとして本発明の画像記録装置が実施されてもよい。
プリンタ部11は、正面に開口13が形成されたケーシング(筐体)14(本発明の装置本体の一例)を有する。ケーシング14内にプリンタ部11の各構成要素が配置されている。開口13からケーシング14の内部側へ連続するように収容室16が区画されている。この収容室16に給紙カセット78が装着されている。この給紙カセット78は、開口13からケーシング14内に前後方向8に挿抜可能に構成されている。給紙カセット78は、各種サイズの記録用紙(本発明のシート状の被記録媒体の一例)を収容可能なメイントレイ20(本発明の第1トレイの一例)と、排紙トレイ23(本発明のカバーの一例)と、スライドガイド34(本発明のガイド部材の一例)とを有する。なお、給紙カセット78の構成については後段で詳述する。
[プリンタ部11の構成]
次に、図2を参照しながら、プリンタ部11の構成について説明する。図2は、プリンタ部11の内部構造を示す縦断面図である。なお、図2では、給紙カセット78の前方側(紙面右側)の図示が省略されている。
プリンタ部11は、上述した給紙カセット78に加えて、給紙カセット78から記録用紙をピックアップして給紙(給送)する給送部15と、給送部15によって給紙された記録用紙にインク滴を吐出して記録用紙に画像を形成するインクジェット記録方式の記録部24と、経路切換部41とを備えている。これらがケーシング14内に設けられている。なお、記録部24は、インクジェット方式に限られず、電子写真方式、或いは感熱記録方式など、種々の記録方式のものが適用可能である。
[搬送路65]
プリンタ部11の内部には、メイントレイ20の先端(後方側の端部)から記録部24を経て排紙トレイ23に至る搬送路65が形成されている。搬送路65は、メイントレイ20の先端から記録部24に至る間に形成された湾曲路65Aと、記録部24から排紙トレイ23に至る間に形成された排紙路65Bとに区分される。
図2に示されるように、湾曲路65Aは、メイントレイ20に設けられた分離傾斜板22の上端付近から記録部24に渡って延設された湾曲状の通路である。この湾曲路65Aは、所定間隔を隔てて互いに対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって区画されている。外側ガイド部材18は、プリンタ部11の内部側を中心とする円弧形状に概ね形成されたガイド面18Aを有しており、内側ガイド部材19は、同様に、プリンタ部11の内部側を中心とする円弧形状に概ね形成されたガイド面19Aを有している。これらのガイド面18A,19Aによって区画された空間が湾曲路65Aである。なお、外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19、更に、後述する上側ガイド部材82、下側ガイド部材83、上側傾斜ガイド部材32、下側傾斜ガイド部材33は、いずれも、図2の紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延びている。
排紙路65Bは、記録部24よりも搬送方向の下流側(以下、単に「下流側」と略称する。)に設けられた下側ガイド部材82と上側ガイド部材83とによって区画されている。ここで、搬送方向とは、記録用紙が搬送路65及び後述する反転搬送路67を搬送される向き(図2において矢印付きの二点鎖線で示される向き)を指す。
図3は、排紙路65B付近の構成を示す部分拡大断面図である。図3に示されるように、下側ガイド部材82は、後述する第2搬送ローラ62及び拍車ローラ63のニップ位置から前方側(図3の紙面右側)へ水平に延出されている。排紙路65Bは、第2搬送ローラ62によって搬送された画像記録済の記録用紙の下面を支持しつつ、下流側へ案内する。下側ガイド部材82の下流側端部よりも下流側に分岐口36が形成されている。両面画像記録の際は、排紙路65Bを搬送された記録用紙は、分岐口36の下流側でスイッチバックされた後に、分岐口36から下方へ向けて搬送される。
下側ガイド部材82には、前後方向8に長い細幅の凹部85が形成されている。この凹部85は、下側ガイド部材82の下流側端部に形成されている。凹部85は、前後方向8に長い細幅形状に形成されおり、その下流側は分岐口36に開放されている。凹部85のサイズ及び位置は、後述する補助ローラ47が凹部85の内部に没入可能に設計されている。
上側ガイド部材83は、下側ガイド部材82よりも上方に配置されている。上側ガイド部材83と下側ガイド部材82とは、記録用紙が通過可能な所定間隔を隔てて互いに対向するように配置されている。上側ガイド部材83は、分岐口36を超えて、排紙トレイ23の上方まで延出されている。
[反転搬送路67]
図2に示されるように、プリンタ部11の内部には、反転搬送路67が形成されている。反転搬送路67は、分岐口36で排紙路65Bから分岐され、給紙カセット78とその上方に配置された記録部24との間を通って、記録部24よりも搬送方向の上流側(以下、単に「上流側」と略称する。)の合流部に接続されている。なお、合流部は、湾曲路65Aの始端(上流側の端部)と反転搬送路67の終端(下流側の端部)とが合流する部分である。
反転搬送路67は、分岐口36から後方斜め下向きに傾斜する傾斜面を有する上側傾斜ガイド部材32と、下側傾斜ガイド部材33とによって区画されている。本実施形態では、上側傾斜ガイド部材32と下側傾斜ガイド部材33とによって、反転搬送路67の一部、詳細には、分岐口36側の傾斜路67Aが区画されている。上側傾斜ガイド部材32と下側ガイド部材82とは、一体に形成されている。これらのガイド部材32,33は、記録用紙が通過可能な所定間隔を隔てて互いに対向するように配置されている。上側傾斜ガイド部材32は,下側傾斜ガイド部材33よりも上方に配置されている。これらのガイド部材32,33は、分岐口36から下方へ延出されており、より詳細には、後方斜め下向きへ延出されている。
また、反転搬送路67は、給紙カセット78に設けられた後述のスライドガイド34によっても区画される。図2において破線で示される案内位置に配置されたスライドガイド34の上面によって、反転搬送路67の一部、詳細には、湾曲路65A側の直線状の直線路67Bが区画されている。スライドガイド34は、メイントレイ20の上方で前後方向8へスライド可能に支持されている。スライドガイド34については後述する。
このように搬送路65及び反転搬送路67が形成されているため、給送部15によってメイントレイ20から給紙された記録用紙は、湾曲路65Aを通って、記録部24へ搬送される。この搬送過程において、記録用紙は、外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって、給送部15の給紙ローラ25が当接した面とは反対の面が記録部24と対向するように反転される。記録部24を通過した記録用紙は、排紙路65Bを通って排紙トレイ23へ搬送されるか、或いは、経路切換部41により搬送経路が切り換えられて、反転搬送路67を通って再び記録部24へ搬送される。なお、経路切換部41については後述する。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、給紙カセット78の上方に配置されている。記録部24は、図2の紙面垂直方向(主走査方向)に延出されたガイドレール(不図示)に沿って往復動するように構成されている。記録部24の下方にプラテン42が設けられている。プラテン42は、記録部24によって画像記録が行われる際に、記録用紙を水平に支持するものである。記録部24は、主走査方向への往復移動過程において、図示しないインクカートリッジから供給されたインクをノズル39から微小なインク滴としてプラテン42上を搬送される記録用紙に吐出する。これにより、記録用紙に画像が記録される。
湾曲路65Aの終端と記録部24との間、つまり、湾曲路65Aにおける下流側の端部と記録部24との間には、第1搬送ローラ60及びピンチローラ61が設けられている。これらは対をなしている。ピンチローラ61は、第1搬送ローラ60の下方に配置されており、図示しないバネなどの弾性部材によって第1搬送ローラ60のローラ面に圧接されている。第1搬送ローラ60及びピンチローラ61は、湾曲路65Aを搬送してきた記録用紙を狭持してプラテン42上へ送る。
また、記録部24と排紙路65Bの始端との間、つまり、記録部24と排紙路65Bにおける上流側の端部との間には、第2搬送ローラ62及び拍車ローラ63が設けられている。これらは対をなしている。拍車ローラ63は、第2搬送ローラ62の上方に配置されており、自重若しくはバネなどによって第2搬送ローラ62のローラ面に圧接されている。第2搬送ローラ62及び拍車ローラ63は、記録済みの記録用紙を狭持してさらに下流側(排紙トレイ23側)へ搬送する。
第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62は、搬送用モータ(不図示)から駆動伝達機構(不図示)を介して回転駆動力が伝達されて回転される。第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62は、画像記録時に間欠駆動される。そのため、記録用紙は、所定の改行幅で送られながら画像記録がなされる。本実施形態では、後述する第3搬送ローラ45を正回転方向又は逆回転方向へ回転させる回転駆動力も上記搬送用モータから供給される。そのため、第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62への駆動伝達機構の一例として、遊星ギヤなどを有し、上記搬送用モータが正回転方向又は逆回転方向のいずれに回転されても、記録用紙を一方向(図2の右側)へ搬送させるべく、第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62を一回転方向へ回転させる機構が考えられる。なお、第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62の駆動源と第3搬送ローラ45の駆動源とが別々に設けられている場合は、上記駆動伝達機構は、上記遊星ギヤを含む構成に限られない。
[給送部15]
給送部15は、記録部24と給紙カセット78との間に設けられている。給送部15は、給紙カセット78に収容された記録用紙を湾曲路65Aへ向けて搬送するためのものであり、給紙ローラ25と、給紙アーム26と、駆動伝達機構27とを備えている。給紙ローラ25は、給紙カセット78のメイントレイ20に収容された記録用紙をピックアップして湾曲路65Aへ給紙するものであり、給紙アーム26の先端に回転自在に軸支されている。給紙ローラ25は、駆動源の一例である給紙用モータ(不図示)の回転力が駆動伝達機構27を介して伝達されると回転駆動される。なお、駆動伝達機構27は、給紙アーム26に軸支されており、概ね給紙アーム26の延出方向に沿って直線状に並ぶ複数のギヤで構成されている。
記録部24と給紙カセット78との間に基軸28が設けられている。給紙アーム26は、その基端部が基軸28に支持されており、基軸28を回動中心軸として回転可能に構成されている。このため、給紙アーム26は、メイントレイ20に対して接離可能に上下動することができる。また、給紙アーム26は、自重により又はバネ等の弾性部材による弾性力により、図2の矢印29の方向へ回動付勢されている。このため、給送ローラ25は、例えばメイントレイ20に収容された記録用紙の上面に圧接可能である。また、スライドガイド34が案内位置に配置されているときは、給送ローラ25は、スライドガイド34に載置された記録用紙の上面に圧接可能である。給紙アーム26は、給紙カセット78がプリンタ部11に対して挿入される際に、給紙カセット78の後端部(例えば、分離傾斜板22)に押圧されることによって、上方へ押し上げられるように構成されている。
[経路切換部41]
図3を参照しながら、経路切換部41について説明する。経路切換部41は、排紙路65Bにおける分岐口36、すなわち排紙路65Bと反転搬送路67との接続部分付近に配置されている。経路切換部41は、図3に示されるように、第3搬送ローラ45と、拍車ローラ46と、補助ローラ47及び補助ローラ48を有するフラップ49とにより構成されている。
第3搬送ローラ45は、記録部24よりも下流側であって、下側ガイド部材82よりも更に下流側に設けられている。第3搬送ローラ45は、左右方向8に延びる支軸44に固定されている。第3搬送ローラ45と下側ガイド部材82との間に分岐口36が形成されている。第3搬送ローラ45は、プリンタ部11のフレームなどに回転可能に支持されている。拍車ローラ46は、第3搬送ローラ45の上方に配置されており、自重若しくはバネなどによって第3搬送ローラ45のローラ面に圧接されている。この拍車ローラ46は、上側ガイド部材83の下流側端部に回転可能の支持されている。第3搬送ローラ45は、搬送用モータ(不図示)から正逆回転方向の駆動力が伝達されて、正回転方向又は逆回転方向に回転駆動される。例えば、片面記録が行われる場合は、第3搬送ローラ45は正回転方向へ回転される。これにより、記録用紙は第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46に挟持されて下流側へ搬送され、排紙トレイ23に排紙される。一方、両面記録が行われる場合は、第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46が記録用紙の後端部を挟持した状態で、第3搬送ローラ45の回転方向が正回転方向から逆回転方向へ切り換えられる。
第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46は、第2搬送ローラ62及び拍車ローラ63から送られた記録用紙を狭持するものである。第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46のニップ部に記録用紙が進入すると、記録用紙は第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46によって挟持されつつ、第3搬送ローラ45の回転方向に対応する方向(排紙トレイ23側、又は、反転搬送路67側)へ搬送される。つまり、第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46は、記録用紙を排紙路65Bに沿ってさらに下流側(排紙トレイ23側)へ搬送可能であるとともに、記録用紙を反転搬送路67へ搬送可能である。
上側ガイド部材83に、図3の紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延びる支軸87が設けられている。支軸87は、分岐口36よりも上流側に設けられている。フラップ49は、支軸87から概ね下流側へ延出されている。フラップ49における延出端部49Bは、分岐口36の上方、詳細には、分岐口36の中央部36Aを超えて第3搬送ローラ45に近接した位置に達している。このフラップ49は、支軸87に軸支されている。具体的には、フラップ49における上流側の基端部49Aが支軸87に回動可能に支持されている。支軸87は、例えば、上側ガイド部材83、或いはプリンタ部11のフレームなどに設けることが可能である。なお、フラップ49の基端部49Aを例えばL字状に屈曲させ、更に支軸87を下側ガイド部材83に設けることにより、基端部49Aを下側ガイド部材83側で回動可能に支持する構成としてもよい。
フラップ49の基端部49A側には、その延出方向に隔てられた補助ローラ47及び補助ローラ48が軸支されている。補助ローラ47は、フラップ49の基端部49A側に軸支されている。補助ローラ48は、フラップ49の延出端部49Bに軸支されている。これらの補助ローラ47,48のローラ面は、記録用紙の記録面に当接されるので、拍車ローラ63及び拍車ローラ46と同様に拍車状に形成されている。
フラップ49は、下側ガイド部材82よりも上方に位置する排出姿勢(図3(B)に示される姿勢)と、延出端部49Bが分岐口36よりも下方へ進入する反転姿勢(図3(A)に示される姿勢)との間で回動する。なお、本実施形態では、上側ガイド部材83には、フラップ49が没入可能な開口89が形成されており、フラップ49は、上記排出姿勢にあるときに開口89に没入して、排紙路65Bから退避する。また、上記反転姿勢にあるときは、フラップ49は開口89から露出されて、補助ローラ48が下側傾斜ガイド部材33に当接する。また、補助ローラ47が下側ガイド部材82の凹部85に没入されることにより、補助ローラ47が下側ガイド部材82の支持面82Bよりも下方に退避する。
[給紙カセット78]
次に、図4から図7を参照して、給紙カセット78について詳細に説明する。給紙カセット78は、給送部15の下方に設けられている。給紙カセット78のメイントレイ20は、プリンタ部11の底側に配置されている。メイントレイ20は、Letterサイズ(216mm×274mm)、リーガルサイズ(216mm×356mm)、A4サイズ(210mm×297mm)、及びこれらのサイズよりも小さいサイズの記録用紙を収容可能である。本実施形態の複合機10では、主として、A4サイズ、B5サイズなどの記録用紙がメイントレイ20に収容される。
[メイントレイ]
図5に示されるように、メイントレイ20は、記録用紙が載置される底板54と、底板54の左右方向9の両端部から立設された側板55,56と、底板54の後方側の端部に立設された分離傾斜板22とを有している。このメイントレイ20は、上面が開放された概ね矩形箱状に構成されている。分離傾斜板22は、記録用紙を円滑に給紙可能なように後方側へ傾倒している。分離傾斜板22の内面22Aには図示しない複数の歯が突出している。そのため、仮に複数の記録用紙が重なった状態で給紙されても、分離傾斜板22の内面22Aに記録用紙の先端が当接したときに上記歯によって最上位の記録用紙だけが分離されて湾曲路65Aへ給紙される。
図5に示されるように、分離傾斜板22の左右方向9の両端部には、回動軸131,132(本発明の第1支軸の一例)が設けられている。回動軸131は、分離傾斜板22の左端部から左側外方へ突出しており、回動軸132は、分離傾斜板22の右端部から右側外方へ突出している。これら回動軸131,132によって、支持ベース110がメイントレイ20に対して回動可能となる。
側板55,56それぞれの内側には、底板54から起立された板状のリブ52,53が設けられている。リブ52,53は、メイントレイ20の後方側に設けられている。リブ52,53は、側板55,56に沿って平行に設けられている。これらのリブ52,53に後述する支持ベース110(本発明の支持部材の一例)の支持溝116,117が挿入可能となっている。
[支持ベース110]
図4に示されるように、メイントレイ20の上部に支持ベース110が取り付けられている。この支持ベース110に排紙トレイ23及びスライドガイド34が前後方向8へスライド可能に支持されている。
図6に示されるように、支持ベース110は、排紙トレイ23が支持されるベース本体112と、支持ベース110をメイントレイ20の上部に位置決めするためのアーム113,114とを有する。ベース本体112は、メイントレイ20の左右方向9の寸法とほぼ同じ寸法を有する板状の部材である。
ベース本体112には、一対のアーム113,114が設けられている。アーム113,114は、ベース本体112の左右方向9の両端部から後方へ突出している。アーム113,114それぞれの裏面には、前後方向8に延びる支持溝(不図示)が形成されている。支持ベース110がメイントレイ20の上部に配置されると、上記支持溝にメイントレイ20のリブ52,53が挿入される。これにより、メイントレイ20の上部に支持ベース110が取り付けられて、位置決めされる。
また、図6に示されるように、アーム113,114の後方端部に軸受け133,134が設けられている。軸受け133は、アーム113の裏面側が開放された逆U字状の溝である。また、軸受け134は、アーム114の裏面側が開放された逆U字状の溝である。メイントレイ20の上部に支持ベース110が取り付けられたときに、これらの軸受け133,134に上述した回動軸131,132が挿入される。これにより、支持ベース110が回動軸131,132を中心にして回動可能となる。言い換えると、回動軸131,132及び軸受け133,134によって、支持ベース110がメイントレイ20の後方側端部(本発明の挿入向きの先端部に相当)を中心に回動可能に支持される。本実施形態では、図7に示されるように、メイントレイ20の上面が開放された第1回動位置(図7(B)参照)と、メイントレイ20の上面が閉塞された第2回動位置(図7(A)参照)との間で回動可能である。
アーム113,114には、その左右方向9の内側面から左右方向9の内側へ突出した支持プレート125,126が設けられている。支持プレート125,126は、ベース本体112と平行なように、アーム113,114に一体に形成されている。支持プレート125,126は、ベース本体112よりも下方へオフセットされた位置に配置されている。つまり、支持プレート125,126とベース本体112との間には隙間が形成されている。支持プレート125,126は、ベース本体112の裏側を通ってベース本体112の前方端まで延びている。この支持プレート125,126の上面125A,126Aに、スライドガイド34の左右方向9の両方の端部135,136が載置されるように支持される。これにより、スライドガイド34が、ベース本体112の裏側に収容された収容位置(図6参照)と、ベース本体112から後方へ露出されてスライドガイド34上に案内された記録用紙を湾曲路65Aへ給紙可能な案内位置(図2において破線で示される位置)との間でスライドガイド34が移動可能となる。なお、上記案内位置は、スライドガイド34の後方側の端部34Aが分離傾斜板22に近接する位置である。また、上記収容位置は、給紙ローラ25をメイントレイ20側へ降下させることが可能な距離だけ、スライドガイド34の後方側の端部34Aが分離傾斜板22から前方側へ離間する位置である。
[排紙トレイ23]
排紙トレイ23は、記録部24から排出された画像記録済みの記録用紙を保持する役割と、メイントレイ20の上面の前方側の開口141(図7参照)を覆い隠して開口141のカバーとして機能する役割とを有する。排紙トレイ23は、ベース本体112やメイントレイ20の左右方向9の寸法よりも若干大きく形成されている。排紙トレイ23の上面に記録用紙が保持される。排紙トレイ23には、拡張トレイ149が設けられている。拡張トレイ149は、排紙トレイ23の裏面側で前後方向8へスライド可能に支持されており、裏面側に収容された状態から前方へ引き出されることによって外部に露出される。これにより、排紙トレイ23の上面が拡大される。
排紙トレイ23は、ベース本体112の上面112Aに沿って前後方向8へスライド可能に支持されている。詳細には、前後方向8に延びる複数のレール119が上面112Aに形成され、排紙トレイ23にはレール119が挿通される複数の溝123が形成されており、上面112Aに排紙トレイ23が配置された状態でレール119に溝123が挿通されることで、排紙トレイ23がベース本体112によってスライド可能に支持される。本実施形態では、排紙トレイ23は、ベース本体112から前方へ延びてメイントレイ20の前方側の開口141(図7(A)参照)を覆い隠す閉塞位置と、ベース本体112の上面112Aを後方へ移動して開口141を開放する開放位置(図7(A)において破線で示される位置)との間で移動可能である。排紙トレイ23が上記閉塞位置に配置された状態で、開口141が覆われることにより、開口141からメイントレイ20へのゴミや埃の侵入が防止される。
[スライドガイド34]
スライドガイド34は、メイントレイ20の左右方向9の寸法とほぼ同じ寸法を有する板状の部材である。したがって、スライドガイド34の上面には、メイントレイ20に収容された記録用紙と同サイズの記録用紙が支持され得る。なお、スライドガイド34は、複数の記録用紙を収容する必要がないため、その上面は平坦に形成されている。
スライドガイド34は、メイントレイ20の上部で前後方向8にスライド可能に支持されている。このスライドガイド34は、支持ベース110に支持されている。具体的には、ベース本体112の裏側に収容される収容位置(図6参照)と、ベース本体112から後方へ露出されて反転搬送路67を搬送されてきた画像記録済の記録用紙を湾曲路65Aへ再び給紙可能な案内位置(図2において破線で示される位置)との間でスライドガイド34は移動可能である。本実施形態では、図示しない搬送用モータから駆動伝達機構を介して駆動力がスライドガイド34に伝達される。これにより、スライドガイド34が前後方向8へスライド移動する。例えば、反転搬送路67へ記録用紙が搬送される際には、収容位置にあるスライドガイド34に後方への駆動力が伝達されて、案内位置まで移動される。そして、反転搬送路67から湾曲路65Aへ記録用紙が案内されると、前方への駆動力が伝達されて、収容位置まで移動される。
スライドガイド34が上記収容位置(図6参照)に配置された状態では、図4及び図7に示されるように、メイントレイ20の後方側の上面が開けられて開口142が現れる。このとき、給送ローラ25がスライドガイド34で支持されなくなり、上記開口142からメイントレイ20側へ下降して、メイントレイ20に収容された記録用紙に当接する(図2参照)。この状態で、給送ローラ25が回転されると、メイントレイ20に収容された記録用紙が湾曲路65Aへ向けて給紙される。
一方、スライドガイド34が上記収容位置から上記案内位置(図2において破線で示される位置)へスライドされると、スライドガイド34の後方側の端部34Aが給紙アーム26に接触して、給紙アーム26を上方へ押し上げる。これにより、給送ローラ25が、スライドガイド34上に配置される(図2の破線参照)。給送ローラ25がスライドガイド34上に配置されると、給送ローラ25は反転搬送路67を通ってスライドガイド34の上面に案内された記録用紙の上面に当接する。この状態で、給送ローラ25が回転されると、スライドガイド34の上面で支持された記録用紙が湾曲路65Aへ向けて給紙される。
[実施形態の作用・効果]
上述したように、本実施形態では、回動軸131,132及び軸受け133,134によって、支持ベース110がメイントレイ20の後方側端部を中心に回動可能に支持されている。そのため、支持ベース110だけでなく、支持ベースに支持されたスライドガイド34及び排紙トレイ21も支持ベース110と一体となって、回動軸131,132を中心に回動可能である。このように構成されているため、装置本体から給紙カセット78が抜き出された状態の給紙カセット78に対して、ユーザは、排紙トレイ23の前方端を掴んで持ち上げることにより、支持ベース110及びスライドガイド34が第1回動位置へ向けて持ち上げられる。これにより、排紙トレイ23及びスライドガイド34のそれぞれを個別に移動させることなく、排紙トレイ23を持ち上げて回動させるという1回の動作でメイントレイ20の前方側の上面を開放させることができる。このため、ユーザは、メイントレイ20に記録用紙を容易に補充することができる。
また、上述の構成では、メイントレイ20の上面の全域が開放されるため、ユーザは、メイントレイ20の内部にアクセスし易くなるため、束状になった多数の記録用紙を容易に補充することができる。
なお、図8に示されるように、スライドガイド34の下方にセカンドトレイ21(本発明の第2トレイの一例)が設けられた構成が採用されてもよい。セカンドトレイ21は、スライドガイド34と同様に、支持ベース110にスライド可能に支持されている。セカンドトレイ21には、主として、葉書サイズ、写真L版サイズの記録用紙(葉書、光沢紙など)が収容される。なお、セカンドトレイ21の凹部128は、葉書サイズ以上の記録用紙、例えばメイントレイ20と同様にA4サイズの記録用紙等を収容可能なものであってもよい。セカンドトレイ21には、図示しない搬送用モータから駆動伝達機構を介して駆動力がセカンドトレイ21に伝達される。これにより、セカンドトレイ21が前後方向8へスライド移動する。例えば、セカンドトレイ21から記録用紙を給紙するコマンドが入力された場合に、セカンドトレイ21に後方への駆動力が伝達されて、セカンドトレイ21から記録用紙が給紙可能な位置まで移動される。この移動過程において、セカンドトレイ21の後方側の端部が給紙アーム26に接触して、給紙アーム26を上方へ押し上げる。これにより、給送ローラ25が、セカンドトレイ21に配置される。このような構成であっても、ユーザは、排紙トレイ23の前方端を掴んで持ち上げることにより、支持ベース110、スライドガイド34、及びセカンドトレイ21が第1回動位置へ向けて持ち上げられる。このため、ユーザは、排紙トレイ23を持ち上げて回動させるという1回の動作でメイントレイ20の前方側の上面を開放させることができるので、メイントレイ20に記録用紙を容易に補充することができる。
[変形例]
以下、図9を参照して、上述の実施形態の変形例について説明する。図9は、本発明の変形例の構成を示す模式断面図である。なお、上述の実施形態の各構成と共通する構成については、上述の実施形態で使用した符号と同じ番号の符号を付すことにより、その説明を省略する。
上述の実施形態では、分離傾斜板22の両端に回動軸131,132を設け、これら回動軸131,132にアーム113,114の軸受け133,134を軸支させる構成とした。この変形例では、回動軸131,132に代えて、メイントレイの側板55,56に回動軸146(本発明の第2支軸の一例)が設けられている。なお、図9では、右側に設けられた回動軸146だけが図示されており、左側の回動軸は図示されていない。回動軸146は、メイントレイ20の先端にある分離傾斜板22から前方側へ所定間隔を隔てられた位置に設けられている。詳細には、側板56において前後方向8の中央部から若干後方寄りに設けられている。なお、回動軸146と分離傾斜板22との間に設けられた上記所定間隔は、メイントレイ20の前後方向8の長さに加えて、支持ベース110、スライドガイド34、排紙トレイ23等の前後方向8の長さ等に応じて設定される設計要素である。また、アーム113,114は、回動軸146の位置に応じた長さに変更される。具体的には、傾斜分離板22から回動軸146までの距離だけアーム113,114の長さが短くされている。この変形例では、メイントレイ20の回動軸146を中心にして支持ベース110が回動可能となる。このように構成されているため、回動軸131,132で軸支される場合に比べて、支持ベース110の回動半径が小さくなるので、支持ベース110を上方へ持ち上げる際の力が小さくて済む。また、上方へ回動された支持ベース110等のスペースが小さくて済むため、ユーザは、上方の空間が狭い場所であっても、記録用紙の補充作業を容易に行うことができる。
10・・・複合機
11・・・プリンタ部
20・・・メイントレイ
21・・・セカンドトレイ
23・・・排紙トレイ
24・・・記録部
34・・・スライドガイド
65・・・搬送路
67・・・反転搬送路
78・・・給紙カセット
110・・・支持ベース
131,132・・・回動軸
133,134・・・軸受け

Claims (7)

  1. 装置本体に対して第1方向に沿って挿抜可能に構成され、上面にシート状の被記録媒体の挿入口が形成された第1トレイと、
    上記第1トレイの上部に設けられ、上記挿入口を開放する第1回動位置と上記挿入口を閉塞する第2回動位置との間で回動可能なカバーと、
    上記第1トレイの上部に設けられ、上記第1トレイが上記装置本体に装着された状態で画像記録済の被記録媒体を搬送するための搬送路の少なくとも一部を形成し、上記第1方向に沿って移動可能なガイド部材と、を具備し、
    上記ガイド部材は、上記カバーの回動動作と一体となって回動可能に構成されているシート収容装置。
  2. 上記カバー及び上記ガイド部材を支持するとともに、上記第1トレイに対して回動可能に上記第1トレイの上部で支持された支持部材を更に備える請求項1に記載のシート収容装置。
  3. 上記支持部材は、上記第1トレイにおいて、上記装置本体に対する上記第1トレイの挿入向き側の先端に設けられた第1支軸、若しくは上記先端から上記装置本体に対する上記第1トレイの脱抜向き側へ所定間隔を隔てられた第2支軸に軸支されている請求項2に記載のシート収容装置。
  4. 上記支持部材は、上記第1トレイの上部に設けられ、上記第1方向に沿って移動可能な第2トレイを支持している請求項2又は3に記載のシート収容装置。
  5. 上記支持部材は、上段に配置された上記カバーと下段に配置された上記第2トレイとの間に上記ガイド部材を配置した状態で上記カバー、上記ガイド部材、及び上記第2トレイを支持する請求項4に記載のシート収容装置。
  6. 上記カバーの上面は、画像記録済の被記録媒体を保持する保持面を兼ねる請求項1から5のいずれかに記載のシート収容装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のシート収容装置を備えた画像記録装置。
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JP2014012583A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Seiko Epson Corp 媒体カセット、記録装置
JP2014015293A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Seiko Epson Corp 媒体カセット、記録装置
US8752826B2 (en) 2011-03-02 2014-06-17 Seiko Epson Corporation Recording apparatus

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