JP2011051697A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搭載される駆動源の数を少なく抑えつつも、各トレイが独立して移動可能である画像記録装置を提供すること。
【解決手段】セカンドトレイ21は、メイントレイ20の上部においてスライド可能に支持されている。スライドガイド34は、セカンドトレイ21の上部において第3位置と第4位置の間でスライド可能に支持されている。セカンドトレイ21は、スライドガイド34が第3位置及び第4位置に位置するときには駆動伝達されず、スライドガイド34が第3位置と第4位置との間の第5位置に位置するときに駆動伝達される。駆動力のセカンドトレイ21及びスライドガイド34への伝達は、切換部260によって、選択的に切り換えられる。セカンドトレイ21への駆動伝達は、遊星ギヤ202と第1ラックギヤ201の噛合によって行われる。
【選択図】図6
【解決手段】セカンドトレイ21は、メイントレイ20の上部においてスライド可能に支持されている。スライドガイド34は、セカンドトレイ21の上部において第3位置と第4位置の間でスライド可能に支持されている。セカンドトレイ21は、スライドガイド34が第3位置及び第4位置に位置するときには駆動伝達されず、スライドガイド34が第3位置と第4位置との間の第5位置に位置するときに駆動伝達される。駆動力のセカンドトレイ21及びスライドガイド34への伝達は、切換部260によって、選択的に切り換えられる。セカンドトレイ21への駆動伝達は、遊星ギヤ202と第1ラックギヤ201の噛合によって行われる。
【選択図】図6
Description
本発明は、シートに画像を記録する画像記録装置に関し、特に、画像記録部を通過したシートが別経路を通って再び画像記録部へ搬送されるように構成された画像記録装置に関する。
従来より、シートの両面に画像を記録することが可能な画像記録装置が公知である。例えば、特許文献1には、インクジェット記録方式の画像記録装置が開示されている。特許文献1に記載の画像記録装置では、メイントレイから送り出されたシートは湾曲状の搬送路(以下「湾曲路」という。)を通って、メイントレイの上側に配置された記録部へ搬送される。そして、記録部において表面(第1面)に画像が記録される。片面画像記録が行われる場合は、シートは搬送方向下流側の配置トレイへ排出される。両面画像記録が行われる場合は、記録部を通過して画像記録済のシートは、記録部よりも搬送方向下流側でスイッチバックされた後に、メイントレイの上側に設けられたガイド部材である両面トレイの上面によって案内されつつ再び上記湾曲路へ搬送される。シートは、この湾曲路を通って裏面(第2面)を記録部に対向させるようにして搬送され、記録部においてその裏面に画像が記録される。
両面トレイは、メイントレイに沿ってスライド可能に構成されている。両面画像記録が行われるとき、両面トレイは湾曲路と近接する方向へスライドする。その結果、画像記録済みのシートを再び湾曲路へ案内する搬送路が形成される。
シートを積載して収容するためのトレイが複数搭載された画像記録装置が公知である。例えば、特許文献2には、画像形成装置本体に装着されて使用されるとともに該画像形成装置本体に供給すべき用紙を積載状態で収容可能なカセットが開示されている。特許文献2に記載のカセットは、二つのトレイ(第一トレイ及び第二トレイ)を備えており、第一トレイ及び第二トレイは入力された動力によって給送トレイを切り換え可能な方向へ相対移動される。
具体的な処理として、該カセットが装着された画像形成装置のCPUは、現在の給紙トレイが第一トレイの場合に、指定用紙が第二トレイの用紙であるとき、トレイ切換えモータを正転駆動させて、第二トレイを退避位置から給紙位置へ移動させる。その結果、給紙トレイが第一トレイから第二トレイに切り換えられる。一方、現在の給紙トレイが第二トレイの場合に、指定用紙が第一トレイの用紙であるとき、トレイ切換えモータを逆転駆動させて、第二トレイを給紙位置から退避位置へ移動させる。その結果、給紙トレイが第二トレイから第一トレイに切り換えられる。
特許文献1の画像記録装置では、両面トレイを駆動するための駆動源が必要である。特許文献2のカセットを搭載した画像形成装置では、第一トレイ及び第二トレイを相対移動させるための駆動源が必要である。第一トレイ、第二トレイ及び両面トレイが搭載された画像記録装置では、両面トレイを駆動するための駆動源と、第一トレイ及び第二トレイを相対移動或いは第一トレイ又は第二トレイを移動させるための駆動源とが必要である。
つまり、両面印刷のために両面トレイが搭載されると必要な駆動源が増加し、シートを積載して収容するためのトレイの数が増加すると必要な駆動源が増加する。画像記録装置に搭載される駆動源が増えると、画像記録装置のコストアップという問題が生じる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、搭載される駆動源の数を少なく抑えつつも、各トレイが独立して移動可能な手段を提供することにある。
(1) 本発明の画像記録装置は、シートに画像を記録する画像記録部と、シートを保持する第1トレイと、上記第1トレイから給送されるシートを上記画像記録部へ案内する第1搬送路と、上記第1トレイの上側に設けられてシートを保持し、上記第1搬送路へ当該シートを給送可能に上記第1搬送路へ近接する第1位置、及び上記第1トレイから上記第1搬送路へシートを給送可能に上記第1搬送路から離間された第2位置に移動可能な第2トレイと、上記第2トレイの上側に設けられて、上記画像記録部を通過したシートを再び上記第1搬送路へ案内する第2搬送路と上記第1搬送路とを連続させるように上記第1搬送路へ近接する第3位置、及び上記第1トレイ又は上記第2トレイから上記第1搬送路へシートを給送可能に上記第1搬送路から離間された第4位置に移動可能な第3トレイと、駆動源と、駆動源からの駆動力の伝達を上記第2トレイ又は上記第3トレイに選択的に切り換える駆動伝達切換機構と、上記駆動伝達切換機構から上記第2トレイへ駆動伝達する第1駆動伝達機構と、上記駆動伝達切換機構から上記第3トレイへ駆動伝達する第2駆動伝達機構と、を備え、上記第1駆動伝達機構は、上記第3トレイが上記第3位置及び上記第4位置に位置するときには駆動伝達が切断され、上記第3トレイが上記第3位置と上記第4位置との間の第5位置に位置するときに上記第2トレイに駆動伝達するものである。
駆動源からの駆動力の伝達は、駆動伝達切換機構によって、第2トレイ又は第3トレイに選択的に切り換えられる。したがって、第2トレイが移動するときに第3トレイは移動せず、第3トレイが移動するときは第2トレイは移動しない。
上述の構成においては、第3トレイが第5位置に位置するときにのみ、第1駆動伝達機構は第2トレイに駆動伝達する。したがって、第2トレイが片面印刷又は両面印刷中に誤って移動することはない。その結果、第1トレイから給紙されるシートが誤って第1位置に移動してきた第2トレイに遮られること等によって、シートが装置内で詰まることが防止される。
また、上述の構成においては、第2トレイは、第3トレイが第5位置に位置するときに、第1位置と第2位置との間で移動可能である。その後、第3トレイが第5位置以外の位置に移動しても、第2トレイは移動後の状態を保持できる。つまり、第2トレイは、第3トレイが第3位置と第4位置の間の何れに位置していたとしても、第1位置と第2位置の間の任意の位置を保持することができる。
(2) 上記画像記録部は、シートにインク滴を吐出する記録ヘッドを下面に搭載し、シートの搬送方向と垂直な方向に移動可能なキャリッジ、を備え、上記駆動伝達切換機構は、上記キャリッジの移動位置に応じて、上記駆動源からの駆動力を上記第1駆動伝達機構へ伝達する第1切換位置、及び上記駆動源からの駆動力を上記第2駆動伝達機構へ伝達する第2切換位置に移動可能に支持された切換ギヤ、を備えたものであってもよい。
駆動源からの駆動力は、キャリッジの移動位置に応じて、第1駆動伝達機構及び第2駆動伝達機構の何れかへ伝達される。したがって、駆動伝達機構毎に駆動源を設ける必要がない。
(3) 上記第1駆動伝達機構は、上記第2トレイの移動方向に沿って上記第2トレイに設けられたラックギヤと、上記駆動源から駆動伝達され上記ラックギヤと噛合可能な遊星ギヤと、上記第3トレイにおいて上記ラックギヤに沿って設けられており、上記遊星ギヤと上記ラックギヤの噛合を隔てる側板と、上記側板に穿たれ、上記ラックギヤへ上記側板を介して噛合可能とする接続孔と、を備えたものであってもよい。
第3トレイが第5位置に位置すると、遊星ギヤとラックギヤとは接続孔を介して噛合し、第1駆動伝達機構から第2トレイへ駆動力が伝達される。第1駆動伝達機構と第2トレイの接続は、遊星ギヤとラックギヤの噛合によって行われる。
(4) 本発明の画像記録装置は、上記第1トレイから上記第1搬送路へ斜め上方へ傾倒する分離傾斜板、を更に備え、上記第3トレイが上記第3位置に位置するときに、上記第3トレイは、上記第1搬送路を形成するガイド部材又は上記分離傾斜板と、上記第3トレイの移動方向と垂直な方向で嵌合される。
第3トレイに対する支持は、上述の側板によって第2トレイの移動方向に行われる。第1搬送路を形成するガイド部材又は分離傾斜板と第3トレイとの嵌合は、第2トレイの移動方向と垂直な方向である。したがって、第1トレイのみから補完される剛性よりも強い剛性が、ガイド部材又は分離傾斜板及び第1トレイから第3トレイに補完される。
本発明によれば、搭載される駆動源の数を少なく抑えつつも、各トレイが独立して移動可能である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態が説明される。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像記録装置の一例としての複合機10の外観を示す斜視図である。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7を定義し、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8を定義し、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9を定義する。
複合機10は、高さ(上下方向7の長さ)に対して横幅(左右方向9の長さ)及び奥行き(前後方向8の長さ)が大きい薄型の直方体に概ね形成されている。複合機10の下部にインクジェット記録方式のプリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びコピー機能などの各種の機能を有している。プリンタ機能としては、両面画像記録機能を有している。なお、プリンタ機能以外の機能は任意である。
プリンタ部11は、正面に開口13が形成されたケーシング(筐体)14を有する。ケーシング14内にプリンタ部11の各構成要素が配設されている。開口13からケーシング14の内部側へ連続するように収容室16が区画されている。この収容室16に給紙カセット78(図2参照)が装着されている。なお、図1では、給紙カセット78の図示が省略されている。給紙カセット78は、開口13からケーシング14内に前後方向8に挿抜可能に構成されている。給紙カセット78は、各種サイズの記録用紙(本発明のシートの一例)を保持可能なメイントレイ20(本発明の第1トレイの一例)と、その上方で前後方向8へスライド可能なセカンドトレイ21(本発明の第2トレイの一例)とを有する。
[プリンタ部11の構成]
次に、図2を参照しながら、プリンタ部11の構成について説明する。図2では、給紙カセット78の前方側(紙面右側)の図示が省略されている。プリンタ部11は、給紙カセット78に加えて、給紙カセット78から記録用紙をピックアップして給紙(給送)する給送部15と、給送部15によって給紙された記録用紙にインク滴を吐出して記録用紙に画像を形成するインクジェット記録方式の記録部24(本発明の画像記録部の一例)と、経路切換部41と、切換部260(本発明の駆動伝達切換機構の一例、図7及び図8参照)とを備えている。これらがケーシング14内に設けられている。なお、記録部24は、インクジェット方式に限られず、電子写真方式や感熱記録方式などが適用可能である。
次に、図2を参照しながら、プリンタ部11の構成について説明する。図2では、給紙カセット78の前方側(紙面右側)の図示が省略されている。プリンタ部11は、給紙カセット78に加えて、給紙カセット78から記録用紙をピックアップして給紙(給送)する給送部15と、給送部15によって給紙された記録用紙にインク滴を吐出して記録用紙に画像を形成するインクジェット記録方式の記録部24(本発明の画像記録部の一例)と、経路切換部41と、切換部260(本発明の駆動伝達切換機構の一例、図7及び図8参照)とを備えている。これらがケーシング14内に設けられている。なお、記録部24は、インクジェット方式に限られず、電子写真方式や感熱記録方式などが適用可能である。
[搬送路65]
プリンタ部11の内部には、メイントレイ20の先端(後方側の端部)から記録部24を経て排紙保持部79に至る搬送路65が形成されている。搬送路65は、メイントレイ20の先端から記録部24に至る間に形成された湾曲路65A(本発明の第1搬送路の一例)と、記録部24から排紙保持部79に至る間に形成された排紙路65Bとに区分される。なお、排紙保持部79は、給紙カセット78と一体に構成されていてもよく、或いはプリンタ部11のフレームなどに固定されたものであってもよい。
プリンタ部11の内部には、メイントレイ20の先端(後方側の端部)から記録部24を経て排紙保持部79に至る搬送路65が形成されている。搬送路65は、メイントレイ20の先端から記録部24に至る間に形成された湾曲路65A(本発明の第1搬送路の一例)と、記録部24から排紙保持部79に至る間に形成された排紙路65Bとに区分される。なお、排紙保持部79は、給紙カセット78と一体に構成されていてもよく、或いはプリンタ部11のフレームなどに固定されたものであってもよい。
図2に示されるように、湾曲路65Aは、メイントレイ20に設けられた分離傾斜板22(本発明の分離傾斜板の一例)の上端付近から記録部24に渡って延設された湾曲状の通路である。湾曲路65Aは、所定間隔を隔てて互いに対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19(共に本発明のガイド部材の一例)によって区画されている。なお、外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19、更に、後述する上側ガイド部材82、下側ガイド部材83、上側傾斜ガイド部材32、下側傾斜ガイド部材33は、いずれも、図2の紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延びている。
排紙路65Bは、記録部24よりも搬送方向の下流側(以下、単に「下流側」と略称する。)に設けられた下側ガイド部材82と上側ガイド部材83とによって区画されている。ここで、搬送方向とは、記録用紙が搬送路65及び後述する反転搬送路67を搬送される向き(図2において矢印付きの二点鎖線で示される向き)を指す。排紙路65Bは、第2搬送ローラ62によって搬送された画像記録済の記録用紙の下面を支持しつつ、下流側へ案内する。下側ガイド部材82の下流側端部よりも下流側に分岐口36が形成されている。両面画像記録の際、排紙路65Bを搬送された記録用紙は、分岐口36の下流側でスイッチバックされた後に、分岐口36から下方へ向けて搬送される。
下側ガイド部材82には、前後方向8に長い細幅の凹部85が形成されている。凹部85のサイズ及び位置は、後述する補助ローラ47が凹部85の内部に没入可能に設計されている。上側ガイド部材83は、下側ガイド部材82よりも上方に配置されている。上側ガイド部材83と下側ガイド部材82とは、記録用紙が通過可能な所定間隔を隔てて互いに対向するように配置されている。
[反転搬送路67]
プリンタ部11の内部には、反転搬送路67(本発明の第2搬送路の一例)が形成されている。反転搬送路67は、分岐口36で排紙路65Bから分岐され、給紙カセット78とその上方に配置された記録部24との間を通って、記録部24よりも搬送方向の上流側(以下、単に「上流側」と略称する。)の合流部に接続されている。
プリンタ部11の内部には、反転搬送路67(本発明の第2搬送路の一例)が形成されている。反転搬送路67は、分岐口36で排紙路65Bから分岐され、給紙カセット78とその上方に配置された記録部24との間を通って、記録部24よりも搬送方向の上流側(以下、単に「上流側」と略称する。)の合流部に接続されている。
反転搬送路67は、分岐口36から後方斜め下向きに傾斜する傾斜面を有する上側傾斜ガイド部材32と、下側傾斜ガイド部材33とによって区画されている。本実施形態では、上側傾斜ガイド部材32と下側傾斜ガイド部材33とによって、反転搬送路67の一部、詳細には、分岐口36側の傾斜路67Aが区画されている。また、反転搬送路67は、給紙カセット78に設けられた後述のスライドガイド34(本発明の第3トレイの一例)によっても区画される。図2において破線で示される案内位置に配置されたスライドガイド34の上面によって、湾曲路65A側の直線状の直線路67Bが区画されている。つまり、反転搬送路67と湾曲路65Aは連続する経路を形成する。
このように搬送路65及び反転搬送路67が形成されているため、給送部15によってメイントレイ20から給紙された記録用紙は、湾曲路65Aを通って、記録部24へ搬送される。記録部24を通過した記録用紙は、排紙路65Bを通って排紙保持部79へ搬送されるか、或いは、経路切換部41により搬送経路が切り換えられて、反転搬送路67を通って再び記録部24へ搬送される。なお、経路切換部41については後述する。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、給紙カセット78の上方に配置されている。記録部24は、主としてキャリッジ40(本発明のキャリッジの一例)、記録ヘッド39(本発明の記録ヘッドの一例))及びプラテン42によって構成されている。
図2に示されるように、記録部24は、給紙カセット78の上方に配置されている。記録部24は、主としてキャリッジ40(本発明のキャリッジの一例)、記録ヘッド39(本発明の記録ヘッドの一例))及びプラテン42によって構成されている。
キャリッジ40は、図2の紙面垂直方向(主走査方向)に延出された一対のガイドレール(不図示)に沿って往復動される。ガイドレールにはベルト駆動機構(不図示)が設けられている。ベルト駆動機構によって、モータの駆動力がキャリッジ40へ伝達され、キャリッジ40が往復動される。記録ヘッド39は、キャリッジ40に搭載されてキャリッジ40と共に往復動される。記録ヘッド39は、キャリッジ40の下面として露出されている。記録ヘッド39の下面には、微細なインク滴を吐出するための複数のノズルが形成されている。記録部24の下方にプラテン42が設けられている。プラテン42は、記録部24によって画像記録が行われる際に、記録用紙を水平に支持するものである。記録部24は、主走査方向への往復移動過程において、図示しないインクカートリッジから供給されたインクをノズルから微小なインク滴としてプラテン42上を搬送される記録用紙に吐出する。これにより、記録用紙に画像が記録される。
湾曲路65Aの終端と記録部24との間には、第1搬送ローラ60(本発明の搬送手段の一例)及びピンチローラ61が設けられている。これらは対をなしている。第1搬送ローラ60及びピンチローラ61は、湾曲路65Aを搬送してきた記録用紙を狭持してプラテン42上へ送る。また、記録部24と排紙路65Bにおける上流側の端部との間には、第2搬送ローラ62及び拍車ローラ63が設けられている。これらは対をなしている。第2搬送ローラ62及び拍車ローラ63は、記録済みの記録用紙を狭持してさらに下流側(排紙保持部79側)へ搬送する。第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62は、搬送用モータ(不図示)から回転駆動力が伝達されて回転される。
[給送部15]
給送部15は、給紙カセット78に収容された記録用紙を湾曲路65Aへ向けて搬送するためのものであり、給紙ローラ25と、給紙アーム26と、駆動伝達機構27とを備えている。給紙ローラ25は、給紙カセット78の上側に配置されている。給紙ローラ25は、給紙カセット78のメイントレイ20に収容された記録用紙をピックアップして湾曲路65Aへ給紙するものであり、給紙アーム26の先端に回転自在に軸支されている。給紙ローラ25は、給紙用モータ(本発明の駆動源の一例、不図示)の回転力が駆動伝達機構27を介して伝達されると回転駆動される。なお、駆動伝達機構27は、給紙アーム26に軸支されており、概ね給紙アーム26の延出方向に沿って直線状に並ぶ複数のギヤで構成されている。なお、給紙ローラ25は、基軸28を回動中心軸として回転し、給紙カセット78に収容された記録用紙の上面に圧接可能である。
給送部15は、給紙カセット78に収容された記録用紙を湾曲路65Aへ向けて搬送するためのものであり、給紙ローラ25と、給紙アーム26と、駆動伝達機構27とを備えている。給紙ローラ25は、給紙カセット78の上側に配置されている。給紙ローラ25は、給紙カセット78のメイントレイ20に収容された記録用紙をピックアップして湾曲路65Aへ給紙するものであり、給紙アーム26の先端に回転自在に軸支されている。給紙ローラ25は、給紙用モータ(本発明の駆動源の一例、不図示)の回転力が駆動伝達機構27を介して伝達されると回転駆動される。なお、駆動伝達機構27は、給紙アーム26に軸支されており、概ね給紙アーム26の延出方向に沿って直線状に並ぶ複数のギヤで構成されている。なお、給紙ローラ25は、基軸28を回動中心軸として回転し、給紙カセット78に収容された記録用紙の上面に圧接可能である。
[経路切換部41]
図2を参照しながら、経路切換部41について説明する。経路切換部41は、排紙路65Bにおける分岐口36付近に配置されている。経路切換部41は、図2に示されるように、第3搬送ローラ45と、拍車ローラ46と、補助ローラ47及び補助ローラ48を有するフラップ49とにより構成されている。
図2を参照しながら、経路切換部41について説明する。経路切換部41は、排紙路65Bにおける分岐口36付近に配置されている。経路切換部41は、図2に示されるように、第3搬送ローラ45と、拍車ローラ46と、補助ローラ47及び補助ローラ48を有するフラップ49とにより構成されている。
第3搬送ローラ45は、下側ガイド部材82よりも下流側に設けられている。第3搬送ローラ45は、左右方向8に延びる支軸44に固定されている。拍車ローラ46は、第3搬送ローラ45の上方に配置されており、自重若しくはバネなどによって第3搬送ローラ45のローラ面に圧接されている。第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46は、第2搬送ローラ62及び拍車ローラ63から送られた記録用紙を狭持するものである。第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46のニップ部に記録用紙が進入すると、記録用紙は第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46によって挟持されつつ、第3搬送ローラ45の回転方向に対応する方向(排紙保持部79側又は反転搬送路67側)へ搬送される。
上側ガイド部材83に、図2の紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延びる支軸87が設けられている。支軸87は、分岐口36よりも上流側に設けられている。フラップ49は、支軸87から概ね下流側へ延出されている。フラップ49は、支軸87に軸支されている。フラップ49には、その延出方向に隔てられた補助ローラ47及び補助ローラ48が軸支されている。これらの補助ローラ47,48のローラ面は、記録用紙の記録面に当接される。フラップ49は、下側ガイド部材82よりも上方に位置する排出姿勢と、延出端部49Bが分岐口36よりも下方へ進入する反転姿勢(図2に示される姿勢)との間で回動する。
[給紙カセット78]
以下、図3から図8を参照して、給紙カセット78の構成について詳細に説明する。給紙カセット78は、給送部15の下方に設けられている。図3乃至図6に示されるように、給紙カセット78は、大別すると、メイントレイ20と、セカンドトレイ21と、スライドガイド34とを有する。なお、図3には、スライドガイド34が省略されている。
以下、図3から図8を参照して、給紙カセット78の構成について詳細に説明する。給紙カセット78は、給送部15の下方に設けられている。図3乃至図6に示されるように、給紙カセット78は、大別すると、メイントレイ20と、セカンドトレイ21と、スライドガイド34とを有する。なお、図3には、スライドガイド34が省略されている。
[メイントレイ20]
本実施形態の複合機10では、A4サイズ、B5サイズなどの記録用紙がメイントレイ20に収容される。メイントレイ20は、記録用紙が載置される底板54と、底板54の左右方向9の両端部から立設された側板55,56と、底板54の後方側の端部に立設された分離傾斜板22とを有している。このメイントレイ20は、上面が開放された概ね矩形箱状に構成されている。後述するように、側板55,56の上面には、セカンドトレイ21及びスライドガイド34が前後方向8にスライド可能に支持される。分離傾斜板22は、記録用紙を円滑に給紙可能なように後方側へ傾倒している。
本実施形態の複合機10では、A4サイズ、B5サイズなどの記録用紙がメイントレイ20に収容される。メイントレイ20は、記録用紙が載置される底板54と、底板54の左右方向9の両端部から立設された側板55,56と、底板54の後方側の端部に立設された分離傾斜板22とを有している。このメイントレイ20は、上面が開放された概ね矩形箱状に構成されている。後述するように、側板55,56の上面には、セカンドトレイ21及びスライドガイド34が前後方向8にスライド可能に支持される。分離傾斜板22は、記録用紙を円滑に給紙可能なように後方側へ傾倒している。
[セカンドトレイ21]
図3に示されるように、セカンドトレイ21は、メイントレイ20の上部に設けられている。セカンドトレイ21は、左右方向9の寸法がメイントレイ20の左右方向9の寸法とほぼ同じであり、前後方向8の寸法がメイントレイ20の前後方向の寸法よりも短い平板矩形状の部材である。セカンドトレイ21の左右方向9の中央部には凹部122が形成されている。この凹部122に記録用紙が収容される。本実施形態の複合機10では、葉書サイズなどの記録用紙がセカンドトレイ21に収容される。
図3に示されるように、セカンドトレイ21は、メイントレイ20の上部に設けられている。セカンドトレイ21は、左右方向9の寸法がメイントレイ20の左右方向9の寸法とほぼ同じであり、前後方向8の寸法がメイントレイ20の前後方向の寸法よりも短い平板矩形状の部材である。セカンドトレイ21の左右方向9の中央部には凹部122が形成されている。この凹部122に記録用紙が収容される。本実施形態の複合機10では、葉書サイズなどの記録用紙がセカンドトレイ21に収容される。
セカンドトレイ21の左端部21Dには、ラックピニオン機構200の一部を構成する第1ラックギヤ201(本発明のラックギヤの一例)が設けられている。ラックピニオン機構200は、給紙用モータからの回転駆動力を前後方向8の直線駆動力に変換してセカンドトレイ21又はスライドガイド34に伝達するものである。ラックピニオン機構200からセカンドトレイ21又はスライドガイド34に駆動力が伝達されると、セカンドトレイ21又はスライドガイド34が前後方向8へスライドする。なお、ラックピニオン機構200への駆動力の伝達は、給紙用モータからに限らず、例えば搬送用モータからであってもよい。第1ラックギヤ201を含むラックピニオン機構200の構成については後述する。
セカンドトレイ21は、メイントレイ20の上部において前後方向8へスライド可能に支持されている。詳細には、セカンドトレイ21は、その後方側の後端21Aが分離傾斜板22に当接する第1位置(本発明の第1位置に相当、図3(B)に示される位置)と、後端21Aが分離傾斜板22から所定距離だけ前方側へ離間した第2位置(本発明の第2位置に相当、図3(A)に示される位置)との間でスライドする。セカンドトレイ21が第1位置に位置しているとき、セカンドトレイ21の後端21Aに設けられた凸部21AAと、分離傾斜板22の内面22Aに設けられた第1凹部22AAとが噛み合う。なお、セカンドトレイ21並びに後述するスライドガイド34を所定の位置へスライドさせる手段としては、セカンドトレイ21及びスライドガイド34の移動量を電気的に制御する方法などが考えられる。
セカンドトレイ21の左右方向9の寸法は、セカンドトレイ21の上部においてメイントレイ20の底板54の左右方向9の寸法より長く、セカンドトレイ21の下部においてメイントレイ20の底板54の左右方向9の寸法と略同一且つ僅かに短い。つまり、セカンドトレイ21の左端部21D及び右端部21Eには、左右方向9の段差面21Cが形成されている。この段差面21Cが、メイントレイ20の側板55,56の上面に担持される。上記のとおり、段差面21Cより下部において、セカンドトレイ21の左右方向9の寸法は、メイントレイ20の底板54の左右方向9の寸法と略同一である。したがって、セカンドトレイ21は左右方向9に動くことなく、前後方向8へスライドする。以上のような機構が、セカンドトレイ21の支持機構として採用可能であるが、もちろんこのような機構に限られず、メイントレイ20の上部において前後方向8へ移動可能に支持されていれば如何なる支持機構が適用されてもよい。
セカンドトレイ21が第2位置に配置された状態では、メイントレイ20の後方側の上面が開けられ、給紙ローラ25はメイントレイ20の記録用紙に当接される。この状態で、給紙ローラ25が回転されると、メイントレイ20に収容された記録用紙が湾曲路65Aへ向けて給紙される。一方、セカンドトレイ21が第1位置に配置された状態では、給紙ローラ25はセカンドトレイ21の記録用紙に当接される。この状態で、給紙ローラ25が回転されると、セカンドトレイ21に収容された記録用紙が湾曲路65Aへ向けて給紙される。
[スライドガイド34]
図4乃至図6に示されるように、スライドガイド34は、セカンドトレイ21の上部に設けられている。スライドガイド34は、セカンドトレイ21と同様、左右方向9の寸法がメイントレイ20の左右方向9の寸法とほぼ同じであり、前後方向8の寸法がメイントレイ20の前後方向の寸法よりも短い平板矩形状の部材である。
図4乃至図6に示されるように、スライドガイド34は、セカンドトレイ21の上部に設けられている。スライドガイド34は、セカンドトレイ21と同様、左右方向9の寸法がメイントレイ20の左右方向9の寸法とほぼ同じであり、前後方向8の寸法がメイントレイ20の前後方向の寸法よりも短い平板矩形状の部材である。
スライドガイド34は、メイントレイ20の上部において前後方向8へスライド可能に支持されている。詳細には、スライドガイド34は、その後方側の後端34Aが分離傾斜板22に当接する第3位置(本発明の第3位置に相当、図2の破線及び図5に示される位置)と、後端34Aが分離傾斜板22から所定距離だけ前方側へ離間した第4位置(本発明の第4位置に相当、図4に示される位置)との間でスライドする。スライドガイド34が第3位置に位置しているとき、スライドガイド34の後端34Aに設けられた凸部34AAと、分離傾斜板22の内面22Aに設けられた第2凹部22ABとが噛み合う。
スライドガイド34の左端部143及び右端部144には、スライドガイド34の下面から立設され前後方向8へ延びる側板145,146(本発明の側板の一例)が形成されている。側板145は、セカンドトレイ21の左端部21Dの左側に形成されており、側板146は、セカンドトレイ21の右端部21Eの右側に形成されている。側板145,146の下面は、メイントレイ20の側板55,56の上面と当接している。また、スライドガイド34の左端部143には、スライドガイド34の上面から立設され前後方向8へ延びるU字形状のレール溝147が形成されている。レール溝147には、ラックピニオン機構200の一部を構成する第2ラックギヤ205が形成されている。第2ラックギヤ205は、ラックピニオン機構200の一部を構成するピニオンギヤ206と噛合されている。これにより、スライドガイド34は、メイントレイ20及びピニオンギヤ206によって前後方向8へスライド可能に支持される。以上のような機構が、スライドガイド34の支持機構として採用可能であるが、もちろんこのような支持機構に限られず、スライドガイド34が前後方向8へ移動可能に支持されていれば、如何なる支持機構が適用されてもよい。
スライドガイド34が第4位置に配置された状態では、メイントレイ20の後方側の上面が開けられ、給紙ローラ25はメイントレイ20の記録用紙に当接される。この状態で、給紙ローラ25が回転されると、メイントレイ20に収容された記録用紙が湾曲路65Aへ向けて給紙される。一方、スライドガイド34が第3位置に配置された状態では、給紙ローラ25はスライドガイド34に当接される。この状態で、給紙ローラ25が回転されると、傾斜路67Aを搬送されてきた記録用紙が湾曲路65Aへ向けて給紙される。
[ラックピニオン機構200]
図7及び図8に示されるように、ラックピニオン機構200は、切換部260からセカンドトレイ21へ駆動伝達する第1駆動伝達機構(本発明の第1駆動伝達機構の一例)と、切換部260からスライドガイド34へ駆動伝達する第2駆動伝達機構(本発明の第2駆動伝達機構の一例)とで構成されている。なお、図8(B)は図8(A)におけるA1−A2の縦断面図であり、図8(D)は図8(C)におけるB1−B2の縦断面図である。
図7及び図8に示されるように、ラックピニオン機構200は、切換部260からセカンドトレイ21へ駆動伝達する第1駆動伝達機構(本発明の第1駆動伝達機構の一例)と、切換部260からスライドガイド34へ駆動伝達する第2駆動伝達機構(本発明の第2駆動伝達機構の一例)とで構成されている。なお、図8(B)は図8(A)におけるA1−A2の縦断面図であり、図8(D)は図8(C)におけるB1−B2の縦断面図である。
第1駆動伝達機構は、第1ラックギヤ201と、遊星ギヤ202(本発明の遊星ギヤの一例)と、中間ギヤ203と、側板145と、接続孔204(本発明の接続孔の一例)とから構成されている。第1ラックギヤは、上述したようにセカンドトレイ21の左端部120に形成されている。中間ギヤ203は、笠歯車である。中間ギヤ203は、軸264と平行な軸を中心に回転可能に軸支されている。
遊星ギヤ202は、側板145の左側に形成されている。遊星ギヤ202は、中間ギヤ203と噛合される笠歯車である第1ギヤ202Aと、第1ギヤ202Aの下側に形成され第1ギヤ202Aと一体に回転する第2ギヤ202Bと、各々が第2ギヤ202Bと噛合される第3ギヤ202C及び第4ギヤ202Dとで構成されている。第1ギヤ202A及び第2ギヤ202Bは、プリンタ部11の底面のフレームなどから立設された軸を中心に回転可能に軸支されている。第3ギヤ202C及び第4ギヤ202Dは、第2ギヤ202Bと側板145の間に直線上に並んで、第3ギヤ202Cが後方側、第4ギヤ202Dが前方側に配置されている。第2ギヤ202B、第3ギヤ202C及び第4ギヤ202Dは、V字形状で一対の板部材202Eによって、各ギヤの軸を中心に回転可能に軸支されている。詳細には、第2ギヤ202Bが板部材202EのV字形状の屈曲部、第3ギヤ202C及び第4ギヤ202Dが板部材202EのV字形状の端部で軸支される。これにより、第3ギヤ202C及び第4ギヤ202Dは、噛合されている第2ギヤ202Bの回転に伴って図8(A)に示される破線矢印の方向に回転するとともに、第2ギヤ202Bを回動中心軸として図8(A)に示される一点鎖線矢印の方向に回転する。
側板145は、第1ラックギヤ201に沿って設けられている。また、側板145は、第1ラックギヤ201の左側に形成されており、遊星ギヤ202の右側に形成されている。つまり、側板145は、第1ラックギヤ201と遊星ギヤ202の間に形成されており、第1ラックギヤ201と遊星ギヤ202の噛合を隔てている。
接続孔204は、側板145を左右方向9に貫通する孔である。接続孔204は、スライドガイド34が第5位置(本発明の第5位置に相当、図6に示される位置)に位置しているときに、遊星ギヤ202に対向する位置に形成されている。ここで、第5位置は、第3位置と第4位置の間の任意の位置であって、給紙用モータからセカンドトレイ21へ駆動力を伝達可能な位置として予め決められた位置である。接続孔204は、側板145の左側の開口部が右側の開口部より大きく形成されている。接続孔204において後方側に形成された壁面204Aと前方側に形成された壁面204Bは、左側の開口部から右側の開口部にかけて緩やかな傾斜面を形成している。
スライドガイド34が第5位置以外の位置で前後方向8へスライドするとき、側板145の左側の壁面(つまりスライドガイド34の左端部143)は、図8(A)に示されるように、第3ギヤ202C及び第4ギヤ202Dの双方と当接する。スライドガイド34が前方側へスライドしながら第5位置へ到達するとき、左端部143及び壁面204Bが順番に第3ギヤ202Cと当接される。その後、第3ギヤ202Cと第1ラックギヤ201が接続孔204を介して噛合される。一方、スライドガイド34が後方側へスライドしながら第5位置へ到達するとき、左端部143及び壁面204Aが順番に遊星ギヤ202の第4ギヤ202Dと当接される。その後、図7及び図8(C)、(D)に示されるように、第4ギヤ202Dと第1ラックギヤ201が接続孔204を介して噛合される。
図7及び図8(C)、(D)に示されるように、切換部260の切換ギヤ263(本発明の切換ギヤの一例)から中間ギヤ203に回転駆動力が伝達されると、その回転駆動力が中間ギヤ203から遊星ギヤ202を介して第1ラックギヤ201に伝達される。この駆動力を受けて、セカンドトレイ21が中間ギヤ203に入力された回転駆動力の回転方向に応じた方向へスライドする。
第2駆動伝達機構は、第2ラックギヤ205と、ピニオンギヤ206と、中間ギヤ207とから構成されている。第2ラックギヤ205は、上述したようにスライドガイド34の左端部143に設けられたレール溝147に形成されている。
ピニオンギヤ206及び中間ギヤ207は、軸264と平行な軸を中心に回転可能に軸支されている。ピニオンギヤ206は、第2ラックギヤ205及び中間ギヤ207と噛合されている。中間ギヤ207は、同一の軸を中心に一体回転可能に軸支されている大ギヤ207Aと小ギヤ207Bで構成されている。大ギヤ207Aは、切換ギヤ263と噛合され、小ギヤ207Bは、ピニオンギヤ206と噛合されている。
第2ラックギヤ205にピニオンギヤ206及び中間ギヤ207が順次噛合されている。図8(A)、(B)に示されるように、切換ギヤ263から中間ギヤ207に回転駆動力が伝達されると、その回転駆動力が中間ギヤ207からピニオンギヤ206を介して第2ラックギヤ205に伝達される。この駆動力を受けて、スライドガイド34が中間ギヤ207に入力された回転駆動力の回転方向の応じた方向へスライドする。
[切換部260]
以下、図8を参照して、切換部260の構成について詳細に説明する。切換部260は、給紙用モータから伝達された回転駆動力をセカンドトレイ21又はスライドガイド34に伝達するものである。切換部260は、プリンタ部11の内部において、給紙カセット78の上方に配置されている。
以下、図8を参照して、切換部260の構成について詳細に説明する。切換部260は、給紙用モータから伝達された回転駆動力をセカンドトレイ21又はスライドガイド34に伝達するものである。切換部260は、プリンタ部11の内部において、給紙カセット78の上方に配置されている。
切換部260は、支持部261によって左右方向9へスライド可能に支持された切換レバー262と、切換レバー262の切換位置(第1切換位置、第2切換位置)に応じて左右方向9へ移動可能に軸264で支持された切換ギヤ263とを有する。切換ギヤ263には、給紙用モータからの駆動力を切換部260へ伝達する伝達ギヤ(不図示)が噛合されている。切換レバー262は、左右方向9へ隔てられた第1切換位置及び第2切換位置の間で移動可能である。図8(C)、(D)に示されるように、切換レバー262が第1切換位置に配置されることで、切換ギヤ263が中間ギヤ203と噛合される。一方、図8(A)、(B)に示されるように、切換レバー262が第2切換位置に配置されることで、切換ギヤ263が中間ギヤ207と噛合される。
本実施形態では、切換レバー262は、記録部24に備えられたキャリッジ40の移動範囲、詳細には、非画像記録領域における移動範囲内に位置されている。したがって、キャリッジ40が非画像記録領域に移動されると、キャリッジ40が切換レバー262に当接される。これにより、切換レバー262が、第1切換位置又は第2切換位置に切り換えられる。なお、切換レバー262は、記録部24の移動による切り換えに限られず、例えば、図示しないアクチュエータが駆動されて切り換えれば262が任意の位置に切り換えられる構成が採用されてもよい。
切換レバー262は、通常の印字状態では、第1切換位置に切り換えられている。つまり、駆動源(給紙用モータ)からセカンドトレイ21を駆動させるギヤ(第1ラックギヤ201、遊星ギヤ202及び中間ギヤ203)へは、駆動伝達されている。この場合、スライドガイド34が第5位置に位置するときには、セカンドトレイ21は駆動伝達されて移動するが、スライドガイド34が第5位置以外に位置するときには、セカンドトレイ21は駆動伝達されず移動しない。
[移動制御]
上述の如く構成されたプリンタ部11においては、セカンドトレイ21及びスライドガイド34をスライドさせる移動制御が複合機10の全体動作を制御する制御部(不図示)によって行われる。以下、図9及び図10のフローチャートに基づいて、移動制御の処理手順について説明する。なお、以下においては、説明の便宜上、給紙用モータが正回転された場合にセカンドトレイ21及びスライドガイド34を前方(分離傾斜板22から離反する向き)へ移動させる駆動力が伝達されるものとし、給紙用モータが逆回転された場合にセカンドトレイ21及びスライドガイド34を後方(分離傾斜板22に近づく向き)へ移動させる駆動力が伝達されるものとする。また、プリンタ部11が、画像記録指示を受けていない準備状態にあるときは、セカンドトレイ21が第2位置に、スライドガイド34が第4位置に配置された初期状態にあるものとする。また、切換部260の切換レバー262が第1切換位置に配置されているものとする。
上述の如く構成されたプリンタ部11においては、セカンドトレイ21及びスライドガイド34をスライドさせる移動制御が複合機10の全体動作を制御する制御部(不図示)によって行われる。以下、図9及び図10のフローチャートに基づいて、移動制御の処理手順について説明する。なお、以下においては、説明の便宜上、給紙用モータが正回転された場合にセカンドトレイ21及びスライドガイド34を前方(分離傾斜板22から離反する向き)へ移動させる駆動力が伝達されるものとし、給紙用モータが逆回転された場合にセカンドトレイ21及びスライドガイド34を後方(分離傾斜板22に近づく向き)へ移動させる駆動力が伝達されるものとする。また、プリンタ部11が、画像記録指示を受けていない準備状態にあるときは、セカンドトレイ21が第2位置に、スライドガイド34が第4位置に配置された初期状態にあるものとする。また、切換部260の切換レバー262が第1切換位置に配置されているものとする。
まず、図9を参照して、メイントレイ20から給紙された記録用紙に画像を記録する際に行われる移動制御について説明する。複合機10に画像記録指示が入力されると、制御部によって給紙ローラ25が回転され、メイントレイ20上の記録用紙が湾曲路65Aへ向けて給紙され、記録部24において当該記録用紙に画像が記録される(S10)。
ステップS20において、両面画像記録の指示信号が入力されていないと判断されると、次の印字データがあるかどうかが判断される(S30)。次の印字データがある場合は、更に、当該指示がメイントレイ20の記録用紙に画像記録を行う指示であるかどうかが判断される(S40)。上記指示がメイントレイ20の記録用紙に画像記録を行う指示であると判断された場合は、再びステップS10以降の手順にしたがった処理が行われ、上記指示がセカンドトレイ21の記録用紙に画像記録を行う指示であると判断された場合は、図10におけるステップS210以降の手順にしたがった処理が実行される。ステップS30において、次の印字データが無いと判断された場合は、一連の処理が終了する。
ステップS20において、両面画像記録の指示信号が入力されたと判断されると、切換レバー262が第2切換位置に切り換えられ、スライドガイド34を第3位置へ移動させる処理が実行される(S50)。次に、スライドガイド34が第3位置に到達したかどうかが制御部によって判断される(S60)。かかる判断は、スライドガイド34の移動量を求めることによって判断できる。スライドガイド34が第3位置に到達すると、スライドガイド34の上面によって反転搬送路67の直線路67Bが形成される。
スライドガイド34が第3位置に到達すると、ステップS10と同様にして、スライドガイド34上の記録用紙の画像記録が行われ、当該用紙が排紙保持部79へ向けて排出される(S70)。なお、スライドガイド34が第3位置に到達したときに、切換レバー262が第2切換位置から第1切換位置に切り換えられる。
次のステップS80において、次の印字データがないと判断されると、スライドガイド34を初期状態に戻す処理が行われる(S90)。その後、一連の処理が終了する。一方、次の印字データがある判断されると(S80)、上述のステップS40と同じ判断がなされる(S100)。そして、上記指示がメイントレイ20の記録用紙に画像記録を行う指示であると判断された場合は、ステップS90と同様の処理が行われる(S110)。その後、ステップS10以降の処理が行われる。一方、上記指示がメイントレイ20の記録用紙に画像記録を行う指示でないと判断された場合は、図10におけるステップS210以降の手順にしたがった処理が実行される。
続いて、図10を参照して、セカンドトレイ21から給紙された記録用紙に画像を記録する際に行われる移動制御について説明する。複合機10に画像記録指示が入力されると、切換レバー262が第2切換位置に切り換えられ、スライドガイド34を第5位置へ移動させる処理が制御部によって実行される(S210)。次に、スライドガイド34が第5位置に到達したかどうかが制御部によってステップS60と同様にして判断される(S220)。スライドガイド34が第5位置に到達すると、切換レバー262が第1切換位置に切り換えられ、セカンドトレイ21を後方へ移動させる処理が制御部によって実行される(S230)。セカンドトレイ21が第1位置に到達したと判断されると(S240)、制御部によって給紙ローラ25が回転され、セカンドトレイ21上の記録用紙が湾曲路65Aへ向けて給紙され、記録部24において当該記録用紙に画像が記録される(S250)。
ステップS260において、両面画像記録の指示信号が入力されていないと判断されると、次の印字データがあるかどうかが判断される(S270)。次の印字データがある場合は、更に、当該指示がメイントレイ20の記録用紙に画像記録を行う指示であるかどうかが判断される(S280)。上記指示がメイントレイ20の記録用紙に画像記録を行う指示であると判断された場合は、セカンドトレイ21及びスライドガイド34を初期状態に戻す処理が行われた後に(S290)、図9におけるステップS10以降の手順にしたがった処理が実行される。なお、初期状態に戻す処理は、セカンドトレイ21を第2位置に戻してから、スライドガイド34を第4位置に戻す手順で行われる。
一方、ステップS280において、上記画像記録指示がセカンドトレイ21の記録用紙に画像記録を行う指示であると判断された場合は、ステップS250以降の手順にしたがった処理が実行される。また、ステップS270において、次の印字データが無いと判断された場合は、ステップS290と同様に、セカンドトレイ21及びスライドガイド34を初期状態に戻す処理が行われた後に(S300)、一連の処理が終了する。
一方、ステップS260において、両面画像記録の指示信号が入力されたと判断されると、切換レバー262が第2切換位置に切り換えられ、スライドガイド34を第3位置へ移動させる処理が実行される(S310)。次に、スライドガイド34が第3位置に到達したかどうかが制御部によって判断される(S320)。
スライドガイド34が第3位置に到達すると、ステップS250と同様にして、スライドガイド34上の記録用紙の画像記録が行われ、当該用紙が排紙保持部79へ向けて排出される(S330)。なお、スライドガイド34が第3位置に到達したときに、切換レバー262が第2切換位置から第1切換位置に切り換えられる。
次のステップS340において、次の印字データがないと判断されると、セカンドトレイ21及びスライドガイド34を初期状態に戻す処理が行われる(S350)。その後、一連の処理が終了する。なお、初期状態に戻す処理は、スライドガイド34を第5位置に移動させて、セカンドトレイ21を第2位置に戻し、その後、スライドガイド34を第4位置に戻す手順で行われる。
一方、ステップS340において、次の印字データがある判断されると、上述のステップS280と同じ判断がなされる(S360)。そして、上記指示がメイントレイ20の記録用紙に画像記録を行う指示であると判断された場合は、ステップS350と同様の処理が行われる(S370)。その後、図9のステップS10以降の手順にしたがった処理が実行される。一方、上記指示がメイントレイ20の記録用紙に画像記録を行う指示ではないと判断された場合は、スライドガイド34を第4位置に戻す処理が実行される(S380)。これにより、セカンドトレイ21から記録用紙を給紙可能な状態となる。その後、ステップS250以降の手順にしたがった処理が実行される。
[実施形態の効果]
上述したように本実施形態が構成されているため、給紙用モータからの駆動力の伝達は、切換部260によって、セカンドトレイ21又はスライドガイド34に選択的に切り換えられる。したがって、セカンドトレイ21が移動するときにスライドガイド34は移動せず、スライドトレイ34が移動するときはセカンドトレイ21は移動しない。つまり、各トレイは独立して移動可能である。
上述したように本実施形態が構成されているため、給紙用モータからの駆動力の伝達は、切換部260によって、セカンドトレイ21又はスライドガイド34に選択的に切り換えられる。したがって、セカンドトレイ21が移動するときにスライドガイド34は移動せず、スライドトレイ34が移動するときはセカンドトレイ21は移動しない。つまり、各トレイは独立して移動可能である。
上述の構成においては、スライドガイド34が第5位置に位置するときにのみ、第1駆動伝達機構はセカンドトレイ21に駆動伝達する。したがって、セカンドトレイ21が片面印刷又は両面印刷中に誤って移動することはない。その結果、メイントレイ20から給紙されるシートが誤って第1位置に移動してきたセカンドトレイ21に遮られること等によって、記録用紙が装置内で詰まることが防止される。
また、上述の構成においては、セカンドトレイ21は、スライドガイド34が第5位置に位置するときに、第1位置と第2位置との間で移動可能である。その後、スライドガイド34が第5位置以外の位置に移動しても、セカンドトレイ21は移動後の状態を保持できる。つまり、セカンドトレイ21は、スライドガイド34が第3位置と第4位置の間の何れに位置していたとしても、第1位置と第2位置の間の任意の位置を保持することができる。
給紙用モータからの駆動力は、キャリッジ40の移動位置に応じて、第1駆動伝達機構及び第2駆動伝達機構の何れかへ伝達される。つまり、1つの駆動源(例えば給紙用モータ)から複数の駆動伝達機構に対して駆動力が伝達される。したがって、複数の駆動伝達機能の各々が、異なる駆動源から駆動伝達される必要はなく、複合機10に搭載される駆動源の数を少なくすることが可能である。
スライドガイド34が第5位置に位置すると、遊星ギヤ202と第1ラックギヤ201とは接続孔204を介して噛合し、第1駆動伝達機構からセカンドトレイ21へ駆動力が伝達される。第1駆動伝達機構とセカンドトレイ21の接続は、遊星ギヤ202と第1ラックギヤ201の噛合によって行われる。
スライドガイド34に対する支持は、側板145によってセカンドトレイ21の移動方向、つまり前後方向8に行われる。湾曲路65Aを形成する外側ガイド部材18、内側ガイド部材19又は分離傾斜板22とスライドガイド34は、セカンドトレイ21の左右方向9において勘合される。したがって、メイントレイ20のみから補完される剛性よりも強い剛性が、外側ガイド部材18、内側ガイド部材19又は分離傾斜板22、及びメイントレイ20からスライドガイド34に補完される。
[実施形態の変形例]
なお、上述の実施形態では、給紙カセット78が2つのトレイ(メイントレイ20及びセカンドトレイ21)を有する形態について説明したが、給紙カセット78が有するトレイの数は2つに限らない。
なお、上述の実施形態では、給紙カセット78が2つのトレイ(メイントレイ20及びセカンドトレイ21)を有する形態について説明したが、給紙カセット78が有するトレイの数は2つに限らない。
例えば、給紙カセット78が3つのトレイ(メイントレイ20、セカンドトレイ21及びサードトレイ)を有していてもよい。以下、上述の実施形態と異なる点について説明する。サードトレイはセカンドトレイ21と同様の構成である。セカンドトレイ21はメイントレイ20の上部に設けられ、サードトレイはセカンドトレイ21の上部に設けられ、スライドガイド34はサードトレイの上部に設けられている。
ラックピニオン機構200は、第1駆動伝達機構及び第2駆動伝達機構に加えて、切換部260からサードトレイへ駆動伝達する第3駆動伝達機構を備えている。第3駆動伝達機構は第1駆動伝達機構とほぼ同様の構成であるが、異なる点がある。例えば、遊星ギヤは、セカンドトレイ21の左端部に形成されたラックギヤと対向する高さに設けられた第1遊星ギヤと、第1遊星ギヤの真下部であって、サードトレイの左端部に形成されたラックギヤと対向する高さに設けられた第2遊星ギヤとで構成されている。また、側板145には2つの接続孔が設けられており、一方の接続孔はスライドガイド34が第5位置に位置している場合に第1遊星ギヤに対向する位置に形成され、他方の接続孔はスライドガイド34が第6位置に位置している場合に第2遊星ギヤに対向する位置に形成されている。ここで、第6位置は、前後方向8において第3位置と第4位置の間の第5位置以外の任意の位置であって、給紙用モータからサードトレイへ駆動力を伝達可能な位置として予め決められた位置である。
切換部260の切換レバー262は、第1切換位置及び第2切換位置に加えて、第3切換位置の間でも移動可能に構成されている。切換レバー262が第3切換位置に配置されたとき、給紙用モータから第3駆動伝達機構を介してサードトレイへ駆動力が伝達される。
このように、駆動伝達機構及び切換部260の切換位置を増やすことで、複合機10に搭載されるトレイの数が3つ以上であっても、本発明は画像記録装置に適用可能である。
10・・・複合機
20・・・メイントレイ
21・・・セカンドトレイ
24・・・記録部
34・・・スライドガイド
65・・・搬送路
67・・・反転搬送路
78・・・給紙カセット
20・・・メイントレイ
21・・・セカンドトレイ
24・・・記録部
34・・・スライドガイド
65・・・搬送路
67・・・反転搬送路
78・・・給紙カセット
Claims (4)
- シートに画像を記録する画像記録部と、
シートを保持する第1トレイと、
上記第1トレイから給送されるシートを上記画像記録部へ案内する第1搬送路と、
上記第1トレイの上側に設けられてシートを保持し、上記第1搬送路へ当該シートを給送可能に上記第1搬送路へ近接する第1位置、及び上記第1トレイから上記第1搬送路へシートを給送可能に上記第1搬送路から離間された第2位置に移動可能な第2トレイと、
上記第2トレイの上側に設けられて、上記画像記録部を通過したシートを再び上記第1搬送路へ案内する第2搬送路と上記第1搬送路とを連続させるように上記第1搬送路へ近接する第3位置、及び上記第1トレイ又は上記第2トレイから上記第1搬送路へシートを給送可能に上記第1搬送路から離間された第4位置に移動可能な第3トレイと、
駆動源と、
駆動源からの駆動力の伝達を上記第2トレイ又は上記第3トレイに選択的に切り換える駆動伝達切換機構と、
上記駆動伝達切換機構から上記第2トレイへ駆動伝達する第1駆動伝達機構と、
上記駆動伝達切換機構から上記第3トレイへ駆動伝達する第2駆動伝達機構と、を備え、
上記第1駆動伝達機構は、上記第3トレイが上記第3位置及び上記第4位置に位置するときには駆動伝達が切断され、上記第3トレイが上記第3位置と上記第4位置との間の第5位置に位置するときに上記第2トレイに駆動伝達するものである画像記録装置。 - 上記画像記録部は、シートにインク滴を吐出する記録ヘッドを下面に搭載し、シートの搬送方向と垂直な方向に移動可能なキャリッジ、を備え、
上記駆動伝達切換機構は、上記キャリッジの移動位置に応じて、上記駆動源からの駆動力を上記第1駆動伝達機構へ伝達する第1切換位置、及び上記駆動源からの駆動力を上記第2駆動伝達機構へ伝達する第2切換位置に移動可能に支持された切換ギヤ、を備えたものである請求項1に記載の画像記録装置。 - 上記第1駆動伝達機構は、
上記第2トレイの移動方向に沿って上記第2トレイに設けられたラックギヤと、
上記駆動源から駆動伝達され上記ラックギヤと噛合可能な遊星ギヤと、
上記第3トレイにおいて上記ラックギヤに沿って設けられており、上記遊星ギヤと上記ラックギヤの噛合を隔てる側板と、
上記側板に穿たれ、上記ラックギヤへ上記側板を介して噛合可能とする接続孔と、を備えたものである請求項1又は2に記載の画像記録装置。 - 上記第1トレイから上記第1搬送路へ斜め上方へ傾倒する分離傾斜板、を更に備え、
上記第3トレイが上記第3位置に位置するときに、上記第3トレイは、上記第1搬送路を形成するガイド部材又は上記分離傾斜板と、上記第3トレイの移動方向と垂直な方向で嵌合される請求項1から3の何れかに記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009201124A JP2011051697A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009201124A JP2011051697A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011051697A true JP2011051697A (ja) | 2011-03-17 |
Family
ID=43941129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009201124A Pending JP2011051697A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011051697A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015042471A (ja) * | 2013-08-26 | 2015-03-05 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
CN111163942A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-05-15 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 托盘盖延伸器 |
-
2009
- 2009-08-31 JP JP2009201124A patent/JP2011051697A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015042471A (ja) * | 2013-08-26 | 2015-03-05 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
CN111163942A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-05-15 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 托盘盖延伸器 |
CN111163942B (zh) * | 2017-07-31 | 2022-02-15 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 托盘盖延伸器 |
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