JP2010235181A - 薬剤収容容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 薬剤収容部に縦軸線回りに回転するロータが配置され、ロータの下部に薬剤を載置保持するための薬剤載置部が設けられ、薬剤載置部の外周部に、上下方向に亙る薬剤収容路が周方向に所定間隔で形成されるとともに薬剤が周方向に並ぶよう保持する保持面が形成され、ロータの回転に伴って保持面に保持された薬剤が薬剤収容路に収容され、薬剤収容路に収容された薬剤が所定個数ずつ下方に落下するよう構成され、薬剤載置部に、薬剤載置部に載置された薬剤と接触可能で、縦軸線回りのロータの回転に相対回転可能な環状部材が非駆動に設けられている薬剤収容容器の構成。
【選択図】 図5
Description
この薬剤分包装置には、薬剤収容容器(「薬剤カセッタ」とも称する)が着脱自在に設けられているものがあり、該薬剤分包装置および薬剤収容容器として、例えば、下記特許文献1に示す技術が提案されている。
これらの図に示すように、薬剤収容容器4は、容器本体6と、縦軸線(上下方向軸線)7回りに回転可能なロータ8と、錠剤5を一錠ずつ躯体2の下部に落下させるべく設けられた仕切体10と、ロータ8の回転中心部材である回転中心軸の突出部(下端部)に装着されたギヤ(平ギヤが用いられている)と、薬剤収容容器4を支持体3に着脱する際にこれを案内するための案内ローラ11とを備える。
底壁部12は、平面視して扇状の底壁板13と、底壁板13の周方向両側端辺に前後方向に沿うよう一体的に形成された横フレーム15と、底壁板13の前端辺に周方向に沿うよう一体的に形成された前フレーム16とを有する。
横フレーム15および前フレーム16は同一の所定の高さを有し、容器本体6を支持体3の上面に装着した際に、底壁板13は横フレーム15および前フレーム16の高さ分だけ支持体3の上面から浮いた状態として保持される。
円筒部17の前方には、薬剤収容容器4を着脱する際に把持される把持部21が組込まれている(図1参照)。
薬剤排出開口22の前方で円筒部17の中心位置に、前記回転中心軸が上方から挿通される円筒状膨出部23が上方に突出するよう一体的に形成されている。
前壁面50は垂直面であり、前壁面50は、ロータ8の回転中心である縦軸線7を中心として、後述の薬剤収容路24の径方向内面24bどうしを連続するよう描いた仮想円に対して、中心側(縦軸線7側)に位置ずれしている。
後壁面51は垂直面であり、ロータ8の回転中心である縦軸線7を中心として円筒部17の外周面42に対してさらに後方に位置ずれしている。このずれ量は、特に定めてはおらないが、扱われる錠剤5の形状、直径、サイズ等の条件に基づいて適宜設定することが好ましい。
なお、両側壁面は何れも垂直面であり、左右方向への離間距離は薬剤収容路24の周方向幅に比べて大きく設定されている。
下部回転部32の上面32bおよび上部回転部33の下面33bは環状に形成されており、該上面32bおよび下面33bは平滑面とされている。
上部回転部33と下部回転部32とが相対回転することにより、ロータ8は上部収容部18に収容された多数個の錠剤5を、高い撹拌性をもって撹拌する撹拌部材としての機能を有する。
内突出部44は外突出部43に比べてさらに下方に突出しており、内突出部44の外周面には雄ネジを形成した雄ネジ46が所定の長さ分だけ上下領域に形成されている。
下部回転部32において薬剤収容路24間の上面は薬剤収容部14に収容された錠剤5を載置保持する載置面24aとされている。
円筒状膨出部23の下端部には、薄板環状の敷座部材65が遊嵌されており、この敷座部材65が弾性体の一例としての前記コイルバネ48の下端部でのバネ座となっている。
膨出部40の裏面47には、コイルバネ48の上端面を周方向で係止するための係止部(図示せず)が形成されている。この係止部は、裏面47に縦軸線7を中心とする径方向に放射状に複数本形成されている。係止部の、裏面47からの下方への突出量はわずかであって、コイルバネ48の上端部は係止部の下面をバネ座としている。
また、少なくとも錠剤5がロータ8上にない場合では、前記突起29も底壁板13の上面13aから離れている。
この実施形態では、突起29は90°間隔で薬剤収容路24と薬剤収容路24との中間位置に配置されて、何れの突起29も底面32aの最外端位置に配置されている。
なお、これらの突起29は下方を凸とする略半球形状に形成されており、合成樹脂によって円板部32Aに一体的に形成されている。合成樹脂として自己潤滑性に優れた材料が用いられている。
環状部材55の内径は下部回転部32の膨出部40の外径に比べて大きく設定されている。環状部材55の外径は上部回転部33の外径と同径に形成されている。環状部材55の上面55aおよび下面55bは平滑な環状平面に形成されており、外周面55cは上下方向に沿う環状面に形成されている。
このような環状部材55を載置するための環状凹部56が下部回転部32の円板部32Aに形成されている。この環状凹部56は円板部32Aの上面外周端部に形成されており、環状凹部56の形状は環状部材55の形状に実質的に一致している。
また、環状部材55を環状凹部56に嵌合した状態で、環状部材55の外周面55cと薬剤収容路24の径方向内面24bとは上下方向でほぼ面一となる。
なお、環状凹部56の外周面56aは上角部が面取りされて、その分だけ環状部材55の内周面55dとの接触面積を少なくしている。
この構成により、環状部材55の外周面55cと上部回転部33の外周面33aとは、錠剤5が接触可能な面となって、錠剤5を保持するべく所定の高さを有する保持面としての機能を有する。
薬剤載置部は下部回転部32の載置面24aと、上部回転部33の外周面33aおよび環状部材55の外周面55cとからなる保持面から構成される。
環状部材55は、下部回転部32および上部回転部33で挟持されて下部回転部32の上面および上部回転部33の下面に接していることにより摩擦力が環状部材55に働いた状態で、下部回転部32および上部回転部33の回転の双方に対して縦軸線7回りに異なる速度で回転、あるいは停止可能、すなわち相対回転可能(フリー回転)できるようになっている。
なお、大径従動ギヤ41の歯には、下部回転部32の不測の回転を阻止すべく、不図示の板バネの係止部が側方から係止されている。
内突出部44には、小径従動ギヤ45に下方から重なるように固定用ナット部材61が螺合されている。この固定用ナット部材61は凹部45cに収納される形態とされており、固定用ナット部材61の締付けにより雄ネジ46と小径従動ギヤ45の雌ネジのネジ山どうしが縦軸線方向で圧着されて、小径従動ギヤ45(符号は図8参照)が内突出部44に強固に固定されている。
このとき、コイルバネ48の弾性により、下部回転部32は、底壁板13の上面13aから浮いており、突起29も底壁板13の上面13aから離れている。
錠剤5の重さがロータ8に働くことで、仮に突起29が底壁板13の上面13aに当接したとして、この場合、突起29は半球形状であるから、底壁板13の上面13aと突起29とは点接触する。
このようにロータ8の下部回転部32、上部回転部33が異なる速度をもって回転することにより、投入されている錠剤5が充分に撹拌されながら、薬剤収容路24に所定の個数(この場合、一錠)の錠剤5が収容される。また、薬剤収容路24に収容された錠剤5の上に別の錠剤5が重なる。さらに、錠剤5が載置面24a上に、一列で周方向に並ぶように載置される。
また、膨出部40の裏面47に係止部が形成されていて、コイルバネ48の上端面は係止部に係止されているから、ロータ8の回転に伴ってコイルバネ48も縦軸線7回りに回転する。
しかしながら、この実施形態では、下部回転部32と上部回転部33とに環状部材55が非駆動(下部回転部32、上部回転部33の駆動に対して回転自由)に挟持されている。
そしてこの環状部材55の外周面55cには錠剤5が接触しているから、錠剤5が円筒部17の内周面36と保持面との間に噛込んで、噛込みの力を受けた環状部材55は、その回転速度が下部回転部32や上部回転部33の回転速度に対して遅延し、あるいは場合によっては回転が停止する。そうなることで、前記噛込みの力による下部回転部32や上部回転部33の回転速度が遅延したり、あるいは停止したりする状態を回避させることができる。つまり、下部回転部32や上部回転部33の回転速度を遅延させることなく、所定の速度で回転させることができる。
このように、下部回転部32や上部回転部33の回転速度(特に下部回転部32の回転速度)が一定に維持されると、薬剤排出開口22に対して薬剤収容路24が順次到達するタイミングが一定になり、したがって薬剤収容路24からの錠剤5の落下のタイミングも一定になるよう維持することができる。
図9に示す環状部材55は、径方向内側外の端部に、上下に突出する環状突条部66,67が一体的に形成されている。環状部材55の上下方向の厚みは図1ないし図8で示した実施形態と同様であり、内外の環状突条部66,67の間が、上記実施形態と比べて薄肉の環状板形状に形成された薄肉部68とされている。環状突条部66,67の上面および下面は平面に形成されている。
他の構成は図1ないし図8で示した実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
このため、下部回転部32や上部回転部33の回転駆動力がいっそう円滑になる。
環状部材55をこのように形成することにより、内側の環状突条部66を省略した分だけ、下部回転部32の上面32bおよび上部回転部33の下面33bと、環状部材55とが接触する面積がさらに少なくなるから、下部回転部32や上部回転部33に対する環状部材55の相対回転の動作がいっそう円滑になる。
この構成によって下部回転部32の上面32bおよび上部回転部33の下面33bと、環状部材55とが接触する面積がいっそう少なくなり、下部回転部32および上部回転部33の回転駆動力に不要な負荷を与えない。
Claims (2)
- 薬剤収容部に縦軸線回りに回転するロータが配置され、該ロータの下部に薬剤を載置保持するための薬剤載置部が設けられ、該薬剤載置部の外周部に、上下方向に亙る薬剤収容路が周方向に所定間隔で形成されるとともに薬剤が周方向に並ぶよう保持する保持面が形成され、前記ロータの回転に伴って保持面に保持された薬剤が薬剤収容路に収容され、薬剤収容路に収容された薬剤が所定個数ずつ下方に落下するよう構成された薬剤収容容器であって、
前記薬剤載置部に、該薬剤載置部に載置された薬剤と接触可能で、ロータに対して前記縦軸線回りに回転可能な環状部材が設けられていることを特徴とする薬剤収容容器。 - ロータは上部回転部と下部回転部とを有して、上部回転部と下部回転部とが縦軸線回りに相対駆動回転可能とされ、
前記上部回転部の径は前記下部回転部の径に比べて小径に形成され、前記下部回転部の外周部に薬剤収容路が形成され、下部回転部における薬剤収容路の間の上面は薬剤が載置される環状の載置面とされ、上部回転部と下部回転部との間に環状部材が配置され、該環状部材は上部回転部と同径に形成されていることを特徴とする請求項1記載の薬剤収容容器。
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