JP2010233363A - スイッチング電源およびスイッチング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率のよいスイッチング電源を提供することを目的とする。
【解決手段】交流電圧を入力とし、直流電圧を出力とするスイッチング電源1であって、交流を整流する整流部3に対し、コンデンサCdc1と、第1回路と、第2回路とが並列に接続されており、コンデンサCdc1の入力側端子N1と、第2回路の入力側端子N3との間に、インダクタLinが、整流部に対して、直列に接続されており、第1回路は、スイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q2とが直列に接続されており、さらに、第1回路は、トランスTrの1次巻線と、コンデンサCrとが直列に接続されている第3回路が、スイッチング素子Q2に対して、並列に接続されており、トランスTrの1次巻線は、平滑回路におけるトランスの2次巻線に対応しており、第2回路は、スイッチング素子Q3と、コンデンサCdc2とが直列に接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源およびスイッチング方法の技術に関する。
商用交流電源から整流・平滑を行って直流を得るためには、ダイオードブリッジと平滑コンデンサを用いる構成が最も単純である。しかし、この構成では、電源電圧のピーク付近にしか入力電流が通流しない、いわゆるコンデンサインプット形の整流回路となり、力率の低下や入力高調波の増大をもたらす。入力高調波の問題は国際規格で規制され、入力電力に応じた対策が必要となっている。この動きに対し、さまざまな力率改善(PFC:Power Factor Correction)コンバータ、あるいは高力率コンバータと称するコンバータが提案されている。
このうち最も一般的な回路は、非特許文献1に記載されているような昇圧形PFCコンバータと称する回路方式である。
図11に、一般的なスイッチング電源の回路図を示す。
図11に示すスイッチング電源1bは、前段の昇圧型PFCコンバータ41と、後段の絶縁型DC(Direct Current)−DCコンバータ42とを備えてなる。
昇圧型PFCコンバータ41(以下、PFCコンバータ41と記載)は、交流電源2に接続された整流ダイオードブリッジ3の正極側と負極側の間にコイル21とスイッチング素子22の直列回路を接続し、コイル21とスイッチング素子22の接続点に昇圧ダイオード23のアノード側を接続し、昇圧ダイオード23のカソード側を出力平滑コンデンサ24の高電圧側に接続し、出力平滑コンデンサ24の低電圧側とダイオードブリッジ2の負極側を接続した構成の回路である。
そして、PFC制御用のスイッチング素子22のオン期間の時比率を制御することで入力電流波形を制御し、昇圧ダイオード23を通過して出力平滑コンデンサ24に電荷を蓄積し、昇圧した電圧を出力平滑コンデンサ24に保持する。
また、後段の絶縁型DC−DCコンバータ42は、電流共振型のコンバータであるが、この出力平滑コンデンサ24に保持された電圧を入力として2つのスイッチング素子25,26をそれぞれ時比率略50%かつタイミングが相補的となるようにオン・オフ制御を行う。そして、この結果、共振コンデンサ27とトランス28とで構成される共振回路で発生する共振電流を二次側のダイオード29,30と出力コンデンサ31とで整流・平滑し、負荷32へ所望の直流出力電圧を出力する。
「L6599」データシート、p.6、[online]、2009年2月11日、STマイクロエレクトロニクス,[2009年2月17日検索]、インターネット<URL:http://www.st.com/stonline/products/literature/ds/12337/l6599.pdf>
ところで、図11に示すPFCコンバータ41は絶縁機能を持たず、また昇圧型であることから、直流24Vや12Vといった電圧を得るためには、PFCコンバータ41の後段に絶縁トランスを有する絶縁型DC−DCコンバータ42を接続し、この絶縁型DC−DCコンバータ42で降圧を行うことにより所望の直流電圧を得ている。このような構成では直流電圧を得るまでに変換回路を通過する必要があることから、総合変換効率が低く、省エネルギの観点で課題がある。
また、図11のようなスイッチング電源1bの場合、PFCコンバータ41で用いられるスイッチング素子22と、絶縁型DC−DCコンバータ42で用いられるスイッチング素子25,26の制御信号は、非特許文献1で示されているように、それぞれ別個の制御IC(Integrated Circuit)を用いるのが一般的であるため、制御ICや、その他部品点数の削減などによる、全体のコスト低減には限界がある。
さらに、図11に示すようなスイッチング電源1bは、2段のコンバータ構成となっているため、例えば、各コンバータ41,42が90%の効率を実現しても、総合効率は積算して81%(0.9×0.9×100)となり、各コンバータ41,42を高効率化しても、結果的に全体の効率が低下してしまうという課題がある。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、効率のよいスイッチング電源およびスイッチング方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、交流電圧を入力とし、直流電圧を出力とするスイッチング電源であって、前記交流を整流する整流部と、第1のコンデンサと、第1の回路と、第2の回路と、を備え、前記の第1のコンデンサと、前記第1の回路と、前記第2の回路とが前記整流部に対して、並列に接続されており、前記第1のコンデンサの入力側端子と、前記第2の回路の入力側端子との間に、第1のインダクタが、前記整流部に対して、直列に接続されており、前記第1の回路は、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子とが直列に接続されており、さらに、前記第1の回路は、トランスの1次巻線と、第3のコンデンサとが直列に接続されている第3の回路が、前記第2のスイッチング素子に対して、並列に接続されており、前記トランスの1次巻線は、平滑回路におけるトランスの2次巻線に対応しており、前記第2の回路は、第3のスイッチング素子と、第2のコンデンサとが直列に接続されていることを特徴とする。
その他の手段については、実施形態中で適宜記述する。
本発明によれば、効率のよいスイッチング電源およびスイッチング方法を提供することができる。
第1実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 本実施形態に係るスイッチング電源による制御を行った際の入力電圧、入力電流、Cdc2電圧および出力電圧の関係を示す図である。 図2の期間T1で行う制御動作を示すタイミングチャートである。 図2の期間T2で行う制御動作を示すタイミングチャートである。 各時刻における回路と電流の状態を示した図である(その1)。 各時刻における回路と電流の状態を示した図である(その2)。 スイッチング電源の動作の比較を行うためのタイミングチャートである。 本実施形態に係るスイッチング電源を制御するためのコントローラへの入出力情報を示す図である。 図2における期間T2における他の動作制御を示すタイミングチャートである。 コンデンサCdc2の両端電圧を上昇させたときの入力電圧、入力電流、コンデンサCdc2および出力電圧の関係を示す図である。 第3実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 一般的なスイッチング電源の回路図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態で参照する図面において、同様の構成に対しては同一の符号を付して説明を省略するものとする。
本実施形態のスイッチング電源は、力率改善制御と絶縁機能、出力電圧安定化制御機能を有する1段方式スイッチング電源において、高効率かつ小型薄型化に好適な方式を提供し、液晶テレビ、プラズマテレビのセット厚みの薄型化に貢献することができる。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態につき、図1〜図7を用いて説明する。
(回路構成)
図1は、第1実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。
スイッチング電源1において、まず、交流電源2からの入力電圧は、整流部としてのダイオードブリッジ3を介して入力電圧波形の全波整流波形となる。ダイオードブリッジ3からの入力電流をIin、ダイオードブリッジ3からの入力電圧をVinと記載する。なお、交流電源2およびダイオードブリッジ3は、図11に示す交流電源2および整流ダイオードブリッジ3と同様の構成であるため、同一の符号を付している。
ダイオードブリッジ3の直流側(出力側)の正側端子N1、負側端子N2間には第1のコンデンサとしてのコンデンサCdc1が並列接続されている。また、このコンデンサCdc1と並列に第2回路(第2の回路)が接続されている。第2回路は、第3のスイッチング素子であるスイッチング素子Q3と、第2のコンデンサであるコンデンサCdc2が直列に接続されているものである。また、第2回路の正側端子N3と、端子N1との間には、インダクタLinが直列に接続されている。
さらに、第2回路の正側端子N3と、負側端子N4の間には、第1回路が並列接続されている。第1回路は、第1のスイッチング素子であるスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子であるスイッチング素子Q2とが直列接続されているものである。
また、スイッチング素子Q2には、第3回路が並列接続されている。第3回路は、トランスTrの一次側(一次巻線)と第3のコンデンサであるコンデンサCr(共振コンデンサ)とが直列接続されているものである。
次に、平滑回路の説明を行う。
平滑回路において、トランスTrの二次側(二次巻線)は、中点を接地して2分した上で、それぞれの他端はダイオードD1,D2のアノードが接続され、ダイオードD1,D2のカソードは、コンデンサ4の正極側に共通接続されている。また、出力コンデンサ4の負極側は接地されており、この出力コンデンサ4が負荷5に並列接続されて出力を得る構成となっている。負荷5に出力される電流をIoutとし、出力される電圧をVoutとする。
なお、図1において、トランスTrは一つの構成となっているが、小型、薄型のトランスを複数用いて、一次側を直列接続し、二次側をそれぞれ並列接続するという構成をとることも可能である。このような構成とすることで、トランスTr部分での厚さを低減し、電源全体の厚さも薄型として、例えば薄型を特長とした液晶テレビなどに組み込むことができる。
(動作)
次に、図2〜図5を参照して、本実施形態に係るスイッチング電源1の動作を説明する。
まず、図2を参照して、交流周期での本実施形態に係るスイッチング電源1の動作の概略を説明する。
図2は、本実施形態に係るスイッチング電源による制御を行った際の入力電圧、入力電流、コンデンサCdc2および出力電圧の関係を示す図である。
つまり、図2は、ダイオードブリッジ3を経て全波整流後の入力電圧Vin(141V)と、ダイオードブリッジ3からの入力電流Iinおよびスイッチング素子Q3に接続されているコンデンサCdc2の電圧(Cdc2電圧)と、出力電圧Voutの時間の経過による推移をグラフに示したものである。
全波整流後の電圧Vinは、常に正の符号の正弦波形を示しており、この電圧波形に合わせて入力となるよう制御しているため、つまり、後記するようにコンデンサCdc1の印加電圧に従って、入力電流Iinが変化するため、入力電流Iinは図2に示すグラフのような波形となる。ただし、入力電圧Vinが「0」に近い点では、後記して説明するスイッチング素子Q1,Q2を同時にオン状態にすることによる入力電流Iinの導入が機能しなくなるため、その近傍では入力電流Iinの値(絶対値)もほぼゼロとなる。
一方、Cdc2電圧と、入力電圧Vinの関係は、図2の3つ目のグラフのようになる。実線で示されるCdc2の電圧に対し、入力電圧Vinは破線で示され、部分的に重なっている様子がグラフからわかる。
二つの線が重なっている期間(期間T1)では、入力電流Iinが遮断されないので、後記する図3に示される制御、すなわち通常の電流共振モードで動作する。
他方、実線のCdc2電圧値より入力電圧Vinが低い期間(期間T2)では、入力電流Iinが遮断されてしまうため、図4で後記するようにスイッチング素子Q1,Q2を同時にオンする制御を行い、また、これと関連してスイッチング素子Q3もスイッチングを行うことで、入力電流Iinを制御する。このように入力電圧Vinの広い範囲にわたって入力電流Iinが得られるようになるため、最下段に示す出力電圧Vout(24V)は入力電流Iinに応じて若干の変動を示しながらも(リップルを含みながらも)、安定した出力を得ることができる。
なお、出力電圧Voutの変動については、負荷の特性を加味してきめ細かな制御を行うことにより、より安定した出力とすることができる。
次に、図1を参照しつつ、図3〜図5Bを参照して、本実施形態に係るスイッチング電源の制御動作を詳細に説明する。
図3は、図2の期間T1で行う制御動作を示すタイミングチャートである。
電流共振を制御する二つのスイッチング素子Q1,Q2は、略50%の時比率で動作する。この場合、スイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q2のオン期間は、互いに重なることがなく(相補的に)動作しており、スイッチング素子Q3は常時オンの制御を行っている。
スイッチング素子Q1,Q2にはそれぞれのオン期間に互いに相似した波形の電流(IQ1,IQ2)が通流し、二次側からは整流ダイオードD1,D2(電流波形ID1,ID2)を通じて、出力電流が供給される。なお、スイッチング素子Q3に流れる電流(IQ3)は、スイッチング素子Q1に流れる電流(IQ1)と、ほぼ同様となる。
また、図3に示す制御動作は、昇圧されないこと以外は図11に示すスイッチング電源1bなどで一般的に行われている制御動作と、ほぼ同様である。
次に、図4、図5A、図5Bを参照して、図2の期間T2において、スイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q2が同時にオンとなる制御を行う場合のスイッチング動作を説明する。
図4は、図2の期間T2で行う制御動作を示すタイミングチャートであり、図5A、図5Bは、各時刻における回路と電流の状態を示した図である。なお、図4において時刻t1〜t5が最も下段のID2のグラフに示されている。
この制御において、スイッチング素子Q1は、図3と同様時比率略50%での制御が行われており、スイッチング素子Q2は、オン期間を、10%程度延長し、スイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q2が同時にオンとなる期間(時刻t1〜t2)を設けている。このとき、スイッチング素子Q3はオフとなっているので、図5A(a)に示すようにスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q2にはコンデンサCdc1から供給される電流が、インダクタLinを介して通流し、図4に示すように概ね単調に増加していく。
このときの電流はコンデンサCdc1の静電容量と、インダクタLinの値と、コンデンサCdc1の電位によって決まる。また、後記する時刻t2で説明する入力電源としてのダイオードブリッジ3からの電流をコンデンサCdc1に導入するするためには、コンデンサCdc1の電位が商用電源1の整流後の入力電圧Vinより低下している必要があるため、スイッチング周期内にコンデンサCdc1に導入するエネルギと、スイッチング素子Q1,Q2が同時にオンしている期間にコンデンサCdc1の電圧を変化(低下)させるための値を設定する必要がある。スイッチング周期内にコンデンサCdc1に導入するエネルギを少なく、また、短い期間でコンデンサCdc1の電圧を変動(低下)させるためにも、コンデンサCdc1と、インダクタLinの値はそれぞれ小さく、コンデンサCdc1は数10nF〜数10μF程度、インダクタLinは数10〜100μF程度と、小型の素子の利用が望ましい。
そして、コンデンサCdc1の電圧が、図5(a)に示すような放電により入力電圧Vinより低下し、十分なエネルギを放出し、この放出されたエネルギがインダクタLinに蓄積したところで、スイッチング素子Q2をターンオフする(時刻t2)と、図5(b)に示すようにコンデンサCdc1にはダイオードブリッジ3からの入力電流が流れ込み、コンデンサCdc1には、エネルギが蓄積される。また、スイッチング素子Q2のターンオフにより行き場を失ったインダクタLinからの出力電流の大部分は、スイッチング素子Q3の寄生ダイオードを通じてコンデンサCdc2に流れ込む。この時、当初スイッチング素子Q3の電流の符号は負(スイッチング素子Q3→コンデンサCdc2)となっているが、やがて、コンデンサCdc2に十分なエネルギが蓄積されると、正の向き(コンデンサCdc2→スイッチング素子Q3)の電流が放出される状態へと移行するので、スイッチング素子Q3の電流が零となったところで、スイッチング素子Q3をターンオンする(時刻t3)ことにより、図5B(c)に示すようにコンデンサCdc2に蓄積されているエネルギをトランスTrに供給することができ、ZCS(Zero Current Switching)を行うことができる。これにより、より低損失にスイッチングできる。
次に、スイッチング素子Q1のオン期間が終了したところで、スイッチング素子Q1,Q3をターンオフし、スイッチング素子Q2をターンオンする(時刻t4)。このとき、スイッチング素子Q1を通過してコンデンサCr(共振コンデンサ)を充電する電流が若干残っているが、図5B(d)に示すように、この電流はスイッチング素子Q2の負の電流、すなわちスイッチング素子Q2の寄生ダイオードを流れる電流に転化するので、この向きでのコンデンサCrの充電はまもなく終了する。
続けて、スイッチング素子Q2はオン状態であるため、コンデンサCrに蓄えられた電荷が逆向きの電流として、スイッチング素子Q2およびトランスTrを流れる電流が発生する。ここで二次側の電流も、時刻t1〜t4に示されるように、ダイオードD1を通過して負荷側に送出される状態から、ダイオードD2を通過して負荷側に送出される状態へと移行する(時刻t5)。
その後は、再びスイッチング素子Q1のターンオンのタイミングを迎えて一連の操作を繰り返すことにより、各スイッチングサイクル内でコンデンサCrとトランスTrとで構成される部分により共振が維持され、二次側にダイオードD1,D2を交互に経由して電流、すなわち電力が送出されることとなる。
次に、図6として、図3における制御と図4における制御におけるスイッチング電源1の動作の比較を行う。
図6は、スイッチング電源の動作の比較を行うためのタイミングチャートである。図6(a)は、図3における制御、図6(b)は、図4における制御のタイミングチャートを示している。ここでは、効果を説明するため、図6(a)、図6(b)とも、図2における期間T2で動作したときの状態を示す。
なお、図6は、図3,図4における必要な素子におけるタイミングチャートを3サイクル分記載したものである。
図6(a)に示すように、スイッチング素子Q1,Q2を同時にオン状態としない制御を行うと、ダイオードD1,D2の電流(すなわち、スイッチング電源の出力電流)は徐々に減衰している。これは、図2の期間T2において、コンデンサCdc1の電位が入力電圧Vinより高く、エネルギが供給されないため、エネルギは、共振系(コンデンサCr、トランスtr)に放出される一方であるためである。
従って、図6(a)(つまり、図3の制御)のみを続けていると、図2の期間T2のように、コンデンサCdc1の電位が入力電圧Vinより高いときに、エネルギが放出される一方となるため、図6(a)に示すようにダイオードD1,D2の電流(ID1,ID2)は減衰していく。
そこで、本実施形態では、図6(b)に示すように、スイッチング素子Q1,Q2を同時にオン状態とする期間を設けることで、コンデンサCdc1の印加電圧を入力電圧Vinより低下させ、入力電流Iinが供給、つまりエネルギが電源より供給されるようにした。これにより、図6(b)に示すようにダイオードD1,D2の減衰を防ぐことができる。
つまり、電源(ダイオードブリッジ3)からのエネルギが供給される期間T1(図2)では、図6(a)に示す制御を行い、電源(ダイオードブリッジ3)からのエネルギが供給されない期間T2(図2)では、図6(b)に示す制御を行うことによって、図2のVoutのグラフに示すように安定的な出力電圧Voutを得ることができる。
通常、スイッチング素子Q1,Q2を同時にオンすると、電流が一気に通流してしまうので好ましくない。そこで、本実施形態では、電流の急激な変化を阻止するインダクタLinを設けることによって、スイッチング素子Q1,Q2を同時にオンしても電流が一気に通流することを防ぐことができるようにした。
なお、図4ではスイッチング素子Q1,Q3におけるターンオフのタイミングを同時として説明したが、例えば負荷が軽く、二次側(図1のダイオードD1,D2側)への送出電力を絞りたい場合には、スイッチング素子Q3のターンオフタイミングを早めても問題ない。スイッチング素子Q3のターンオフタイミングの目安としては、概ね、スイッチング素子Q2のターンオフからスイッチング素子Q3をターンオンするまでの期間と、スイッチング素子Q3をターンオンしてから、スイッチング素子Q3をターンオフするまでの期間とが同等であれば、この間にコンデンサCdc2に入出した電荷(エネルギ)の総量がほぼ一定となり、コンデンサCdc2の電圧が大きく変動しないため、前後の制御にとっても望ましいといえる。
続けて、図7を用いて、本実施形態に係るスイッチング電源の制御方法を説明する。
図7は、本実施形態に係るスイッチング電源を制御するためのコントローラへの入出力情報を示す図である。
演算器であるコントローラ20には、入力情報として、入力電圧(Vin)、入力電流(Iin)、出力電圧(Vout)、出力電流(Iout)およびコンデンサCdc2の電圧(Cdc2電圧)、そしてスイッチング素子Q3の電流(Q3電流)をリアルタイムでモニタリングする。そして、これらの入出力状態から必要な入力電流Iinを演算することで、基本となるスイッチング周波数を決定すると共に、Cdc2電圧と入力電圧Vinの電位差から、スイッチング素子Q1,Q2を同時にオン状態とする時間幅を演算し、スイッチング素子Q1,Q2それぞれのパルス幅(Q1パルス幅、Q2パルス幅)を決定する。
また、このような制御には必ずしも必須ではないが、コントローラ20が合わせてコンデンサCdc1の電圧(Cdc1電圧)をモニタリングしておくことで、スイッチング素子Q1,Q2のオン状態の時間幅の演算をより詳細に行い、導入する入力電流を精度良くコントロールすることが可能となる。これは、図4の時刻t1〜t2にかけて、コンデンサCdc1に蓄えられたエネルギを放出するためである。
なお、入力電圧としてはダイオードブリッジ3を経てからの入力電圧Vinを検出しているが、代わりに商用電源1の出力Vac(図示せず)を検出し、同様の制御を行ってもよい。
また、スイッチング素子Q1,Q2が同時にオン状態となる制御、すなわち図4に示すような制御を行う場合には、スイッチング素子Q3をターンオフ状態としておき、コントローラ20は、図6に示すようにスイッチング素子Q3の電流(Q3電流)をモニタリングして、スイッチング素子Q2のターンオフ後、スイッチング素子Q3の電流が負から正に移行する時にスイッチング素子Q3をターンオンする制御を行う。
一方で、スイッチング素子Q1,Q2を同時にオンしない、すなわち図3に示すような制御を行う場合には、コントローラ20はスイッチング素子Q3は常時ターンオン状態として制御を行う。すなわち、スイッチング素子Q3のパルス幅(Q3パルス幅)を決定する。
言い換えれば、コントローラ20はスイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数を入力とし、スイッチング素子Q3のスイッチング周波数を決定・出力する。
これによれば、コントローラ20が1つあれば、スイッチング電源1の制御を行うことが可能となる。
コントローラ20としては、近年急速に普及が進んでいるFPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いることで、このようなリアルタイムでの状態判定と、各動作モードの選定、パルス幅やタイミングの決定を行うことが可能となる。
このようなスイッチング電源の制御は、例えば、コントローラ20内の図示しないROM(Read Only Memory)などに格納されたプログラムが、コントローラ20内の図示しないCPU(Central Processing Unit)などによって実行されることによって実行される。
なお、スイッチング素子Q1,Q2として、本実施形態ではパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Efect Transistor)を用いたが、電流容量、電圧の条件によってはIGBT(Indulated Gate Bipolar Transistor)を用いてもよい。また、ダイオードを含め、SiC(Silicon Carbide)を素材としたパワーデバイスを用いてもよい。
また、図1では本実施形態に係るスイッチング電源1の出力を負荷5で示しているが、例えば液晶テレビなどでは、その出力電力の多くをバックライト駆動用のインバータ回路で消費している。つまり、負荷5の一例としてインバータ回路が考えられる。現状において、スイッチング電源1とインバータ回路(負荷5)とは通常分離されているが、これらを一体化してもよい。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態によれば、商用交流電源から絶縁された直流出力を得るために、変換回路を通過する回数を減らせるので、電源効率を向上させることが可能になる。つまり、昇圧部、降圧部とに分ける必要がないので、スイッチング電源1の効率のロスを防ぐことができる。
そして、第1実施形態によれば、入力電圧Vinが低い位相では、コンデンサCdc1のエネルギを放出することで、コンデンサCdc1の印加電圧を低くし、入力電圧Vinを引き込むことで、効率よく、かつ安定的な出力電圧を提供することができる。
さらに、1つのコントローラ20で制御できるので、制御ICなどに用いるコストを低下させることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態を図8と図9を参照して説明する。第2実施形態では、スイッチング素子Q1,Q2の同時にオンする期間を図4より長くする制御を行うことにより、コンデンサCdc2に蓄える電圧を高くし、交流電源2の瞬停に対応できるようにしたものである。
図8は、図2における期間T2における他の動作制御を示すタイミングチャートである。なお、スイッチング電源1の回路構成は、図1に示したものと同様のものでよいため、図1を参照しつつ、図2に沿って第2実施形態における動作を説明する。また、図2の期間T1では、図3で示した制御動作を行えばよいので、これも説明を省略する。
図8に示す例では、スイッチング素子Q2は時比率略50%でターンオン、ターンオフしている。一方、スイッチング素子Q1は、図2の期間T1では、図3に示すようなスイッチング素子Q2と相補的なタイミングでの時比率50%制御を行うが、入力電流Iinに応じて、ターンオンするタイミングを早め、図2の期間T2では図8に示すように、スイッチング素子Q2がオン状態のうちにターンオンする(時刻t6)。このとき、図3で示すような通常の電流に加えて、スイッチング素子Q1,Q2には、インダクタLinの作用によって、ほぼ一定の傾きで電流が増加してゆく。一方、インダクタLinには、エネルギが蓄積されていくが、これはスイッチング素子Q1,Q2が同時にオンしている期間が長いほど、多くのエネルギがLinに蓄えられる(ただし、スイッチング素子Q1,Q2が同時にオンできる時間はスイッチング周期内の時比率で25%程度にとどめることが望ましい)。
やがて、スイッチング素子Q2がターンオフされると同時に、スイッチング素子Q3をターンオンすると(時刻t7)、スイッチング素子Q2に流れていた電流は、スイッチング素子Q1、Q3の寄生ダイオードを通じて、いったん、コンデンサCdc2に流れ込む。このとき、スイッチング素子Q1,Q2の同時オン時間が長ければ(スイッチング周期内の時比率で25%以内で)、インダクタLinに蓄えられるエネルギも大きく、コンデンサCdc2に流れ込む電流も大きなものとなる。
しかし、スイッチング素子Q3をターンオンしたことで、コンデンサCdc2からスイッチング素子Q3、Q1を通じて、トランスTrの一次側に共振電流が供給され、共振コンデンサCrに充電電流が流れると共に、トランスTrの二次側にダイオードD1を通じて電流が送られる。
やがて、図5B(c)と同様に、コンデンサCdc2に電荷が十分印加されると、スイッチング素子Q3の電流の向きは、コンデンサCdc2→スイッチング素子Q3の向きに変わり、コンデンサCdc2のエネルギが共振系(コンデンサCr、トランスTr)へ放出される。しかしながら、向きが変わった電流が、あまり大きくならないうちに、つまりコンデンサCdc2からエネルギがあまり放出されないうちに、スイッチング素子Q3をターンオフすると(時刻t8)、コンデンサCdc2にはエネルギが残った状態となる。
この状態で、再び一連の制御を行うと、コンデンサCdc2にはエネルギが蓄積されていくことになり、結果、コンデンサCdc2の電圧が昇圧されることになる。
なお、第1実施形態と同様、スイッチング素子Q1をターンオンするタイミングを調整することで、入力電流Iinを制御する。スイッチング素子Q1,Q2が同時にオン状態となる期間は、安定した共振動作を維持するためにも、スイッチング周期内の時比率で25%程度にとどめることが望ましい。
また、スイッチング素子Q3をオンするタイミングとしては、上記のようにスイッチング素子Q2をターンオフするタイミングでもよいが、スイッチング素子Q3の寄生ダイオードを電流が流れる、すなわちスイッチング素子Q3の電流が負である場合はターンオフのままとしておき、負から正に変わるタイミングでターンオンする、ZCSとすることも可能である。
さらに、出力の状態に応じて、二次側への送出電流の量を、スイッチング素子Q3をオンとする時比率で調整することも可能であり、最小は0として、つまりスイッチング周期内でスイッチング素子Q3がオフのままでもよい。
このように、第2実施形態ではコンデンサCdc2にエネルギを蓄積しながら、スイッチング素子Q3のオン期間を制御することでコンデンサCdc2から供給されるエネルギを制御することが可能となる。従って、コンデンサCdc2に電荷を蓄積し、例えばコンデンサCdc2の両端電圧を380V程度まで上昇することで、擬似的に図11を用いて説明した2段構成コンバータのように動作させることができる。
このときの各部の波形を、図9に示す。
図9は、コンデンサCdc2の両端電圧を上昇させたときの入力電圧、入力電流、コンデンサCdc2および出力電圧の関係を示す図である。
図9では、商用交流電源の入力電圧141V(最大値)に対し、コンデンサCdc2に電荷を蓄積することで、コンデンサCdc2の両端電圧を380V程度まで上昇させている様子を示している。コンデンサCdc2の両端電圧は、前記したように、図2におけるスイッチング素子Q1,Q2を同時にオンする期間を延ばすことによって、コイルLinに蓄えられるエネルギを大きくすることで可能となる。ただし、前記したように、スイッチング素子Q1,Q2を同時にオンする期間をスイッチング周期内の時比率で25%程度以上とすることは望ましくない。なお、380Vは、一例であり、商用交流電源の入力電圧より高い電圧であればよい。
ここで、例えば図9のように、瞬間的な停電が発生した場合、その間、商用交流電源からの入力電流は途絶えることになるが、コンデンサCdc2の電荷を放出することによって、出力電圧Vout(24V)は一定の範囲内に抑えて出力することができる。短時間で、入力電源が復電すれば、その後は出力を維持しながら再度コンデンサCdc2に電荷を蓄積していくという制御を行うことができる。
このように、第2実施形態では、コンデンサCdc2に大きなエネルギを蓄積するので、例えば瞬停などの非常時にも二次側に電力を供給することが可能となる。
なお、入力電圧Vinが比較的高い位相においてはスイッチング素子Q3のオン期間を0とすることが可能であり、図11のスイッチング電源1bに比べて、スイッチング素子Q3のスイッチング回数を低減し、損失を低減することができる。
また、この際のコントローラ20の入出力情報については、図7に示したものと同様の入出力情報で実現可能である。停電については、入力電圧Vinのモニタリングで検出可能である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態によれば、コンデンサCdc2の印加電位を昇圧することで、瞬間的な停電が生じても、二次側に電力(エネルギ)を供給することが可能となる。
[第3実施形態]
次に、図10を参照して、本発明に係る第3実施形態を説明する。
(回路構成)
図10は、第3実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。
図10に示すスイッチング電源1aが図1に示すスイッチング電源1と異なる点は、第3回路において、第2のインダクタであるインダクタLrが直列接続されている点である。
例えば、スイッチング電源を小型化する際、トランスTr周辺に金属部品や配線などが近接する構成をとらざるを得ない場合がある。この際、トランスTrの巻線構成に漏れインダクタンスがあると、周辺の金属部品と相互作用を起こして、金属部品に渦電流などが発生することがあるため、スイッチング電源の動作が不安定となりやすい。このような事態を回避するには、漏れインダクタンスが極力小さいトランスTrを実装する必要があるが、これによって電流共振に必要な所望のインダクタンスの値の設定に制約が出る場合があり、補助としてインダクタLrを必要とする場合がある。つまり、通常、漏れインダクタンスも利用して電流共振を行えるよう、回路を設計するが、漏れインダクタンスが極力小さいトランスTrを実装することにより、必要であった漏れインダクタンスまでがなくなってしまうことがある。このような事態を避けるため、インダクタLrを実装して、電流共振に必要なインダクタンスの調整を行う。
なお、図10のスイッチング電源1aは、前記した実施形態におけるいずれの動作も実現できる。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態によれば、漏れインダクタンスが極力小さいトランスTrを実装した場合でも、電流共振に必要なインダクタンスを提供することができる。
1,1a,1b スイッチング電源
2 交流電源
3 ダイオードブリッジ(整流部)
5 負荷
20 コントローラ
Cdc1 コンデンサ(第1のコンデンサ)
Cdc2 コンデンサ(第2のコンデンサ)
Cr コンデンサ(共振コンデンサ:第3のコンデンサ)
D1,D2 ダイオード
Lin インダクタ(第1のインダクタ)
Lr インダクタ(第2のインダクタ)
Q1 スイッチング素子(第1のスイッチング素子)
Q2 スイッチング素子(第2のスイッチング素子)
Q3 スイッチング素子(第3のスイッチング素子)
Tr トランス

Claims (6)

  1. 交流電圧を入力とし、直流電圧を出力とするスイッチング電源であって、
    前記交流を整流する整流部と、第1のコンデンサと、第1の回路と、第2の回路と、を備え、
    前記の第1のコンデンサと、前記第1の回路と、前記第2の回路とが前記整流部に対して、並列に接続されており、
    前記第1のコンデンサの入力側端子と、前記第2の回路の入力側端子との間に、第1のインダクタが、前記整流部に対して、直列に接続されており、
    前記第1の回路は、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子とが直列に接続されており、
    さらに、前記第1の回路は、トランスの1次巻線と、第3のコンデンサとが直列に接続されている第3の回路が、前記第2のスイッチング素子に対して、並列に接続されており、
    前記トランスの1次巻線は、平滑回路におけるトランスの2次巻線に対応しており、
    前記第2の回路は、第3のスイッチング素子と、第2のコンデンサとが直列に接続されている
    ことを特徴とするスイッチング電源。
  2. 前記第3の回路において、第2のインダクタが、前記1次巻線の入力側に、直列接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源。
  3. 交流電圧を入力とし、直流電圧を出力とするスイッチング電源によるスイッチング方法であって、
    前記スイッチング電源は、
    前記交流を整流する整流部と、第1のコンデンサと、第1の回路と、第2の回路と、を備え、
    前記の第1のコンデンサと、前記第1の回路と、前記第2の回路とが前記整流部に対して、並列に接続されており、
    前記第1のコンデンサの入力側端子と、前記第2の回路の入力側端子との間に、第1のインダクタが、前記整流部に対して、直列に接続されており、
    前記第1の回路は、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子とが直列に接続されており、
    さらに、前記第1の回路は、トランスの1次巻線と、第3のコンデンサとが直列に接続されている第3の回路が、前記第2のスイッチング素子に対して、並列に接続されており、
    前記トランスの1次巻線は、平滑回路におけるトランスの2次巻線に対応しており、
    前記第2の回路は、第3のスイッチング素子と、第2のコンデンサとが直列に接続されており、
    前記スイッチング電源が、
    前記第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子を同時にオンとし、
    前記第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子が同時にオンとなっている期間、前記第3のスイッチング素子をオフとする制御を行う
    ことを特徴とするスイッチング方法。
  4. 前記整流部の出力電圧が、前記第1のコンデンサに蓄えられている電圧より低くなったとき、前記制御を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載のスイッチング方法。
  5. 前記第1のスイッチング素子がオンであり、前記第2のスイッチング素子がオフである期間に、前記第3のスイッチング素子をオンとする
    ことを特徴とする請求項3に記載のスイッチング方法。
  6. 前記第2のコンデンサに蓄えられた電荷がすべて流れないうちに、前記第3のスイッチング素子をオフにすることで、前記第2のコンデンサの印加電圧を昇圧することを特徴とする請求項3に記載のスイッチング方法。
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