JP2010230958A - ベルト蛇行補正機構及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルトの磨耗発生を抑制することができるベルト蛇行補正機構及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】ベルト蛇行補正機構100は、中間転写ベルト33の蛇行による第1押圧力aを受けてロール揺動力bに変換するとともに、ロール揺動復帰力cによる第2押圧力dを受けて中間転写ベルト33の蛇行を補正する補正力eに変換する力変換部材52を有するベース50と、力変換部材52からロール揺動力bを受けて揺動し、かつロール揺動復帰力cを受けて揺動復帰するベルト蛇行補正ロール31を含み、ロール軸31aの端部に中間転写ベルト33の蛇行を補正するためのベルト蛇行補正部材58が配置され、ベルト蛇行補正部材58に中間転写ベルトのロール掛け渡し部側縁33aとの間で第1押圧力a及び補正力eを授受する第1面58aと、力変換部材52との間でロール揺動力b及び第2押圧力dを授受する第2面58bとが設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】ベルト蛇行補正機構100は、中間転写ベルト33の蛇行による第1押圧力aを受けてロール揺動力bに変換するとともに、ロール揺動復帰力cによる第2押圧力dを受けて中間転写ベルト33の蛇行を補正する補正力eに変換する力変換部材52を有するベース50と、力変換部材52からロール揺動力bを受けて揺動し、かつロール揺動復帰力cを受けて揺動復帰するベルト蛇行補正ロール31を含み、ロール軸31aの端部に中間転写ベルト33の蛇行を補正するためのベルト蛇行補正部材58が配置され、ベルト蛇行補正部材58に中間転写ベルトのロール掛け渡し部側縁33aとの間で第1押圧力a及び補正力eを授受する第1面58aと、力変換部材52との間でロール揺動力b及び第2押圧力dを授受する第2面58bとが設けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、ベルト蛇行補正機構及び画像形成装置に関する。
従来のベルト蛇行補正機構として、ベルトを走行可能に掛け渡す1対のロールと、これら1対のロールのうち一方のロールに相対回転不能なベルト蛇行補正部材としてのブッシュとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
1対のロールは、一方のロールが駆動ロールによって、また他方のロールが従動ロールによってそれぞれ形成されている。ブッシュは、ベルトの側縁を押圧する螺旋状の端面をベルト側に有し、駆動ロール及び従動ロールのうち従動ロールに装着されている。
以上の構成により、駆動ロールが回転駆動されると、ベルトが駆動ロール及び従動ロールに掛け渡されながら走行する。このベルトの走行によって幅方向に移動する、いわゆるベルトに蛇行があっても、ブッシュの回転に応じて螺旋状の端面がベルトの側縁を押圧するため、ベルトの蛇行が補正される。
本発明の目的は、ベルト蛇行補正部材への押圧によるベルトの磨耗発生を抑制することができるベルト蛇行補正機構及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するために、以下のベルト蛇行補正機構及び画像形成装置を提供する。
[1]ベルトの蛇行による押圧力を受けてロール揺動力に変換する力変換部を有するベースと、前記ベースに回転可能に配置され、前記ベルトを走行可能に掛け渡す複数のロールとを備え、前記複数のロールは、前記ベースの前記力変換部から前記ロール揺動力を受けて揺動し、かつロール復帰力を受けて復帰するベルト蛇行補正用のロールを含み、前記ベルト蛇行補正用のロールは、そのロール軸の少なくとも一方側の端部に前記ベルトの蛇行を補正するためのベルト蛇行補正部材が配置され、前記ベルト蛇行補正部材にロール端面に交差する方向に延びて前記ベルトのロール掛け渡し部側縁から前記ベルトの蛇行による押圧力を受ける第1面と、前記ベースの前記力変換部から前記ロール揺動力を受ける第2面とが設けられているベルト蛇行補正機構。
[2]前記ベルト蛇行補正用のロールは、その軸線方向に移動不能に前記ベースに配置され、前記ベルト蛇行補正部材を前記ロール軸に相対回転不能かつ移動可能に保持する前記[1]に記載のベルト蛇行補正機構。
[3]前記ベルト蛇行補正用のロールは、前記ベルト蛇行補正部材が前記第1面を平面又は曲面とし、前記第2面を平面とする移動部材によって形成されている前記[1]に記載のベルト蛇行補正機構。
[4]前記ベルト蛇行補正用のロールは、前記ベルト蛇行補正部材が前記ロール軸に対して傾斜する軸線の回りに回転する回転部、及び前記回転部を回転可能に保持する保持部を有する移動部材によって形成され、前記回転部が平面からなる前記第1面を有し、前記保持部が円錐面からなる前記第2面を有する前記[1]に記載のベルト蛇行補正機構。
[5]前記ベルト蛇行補正用のロールは、前記ベルト蛇行補正部材が前記回転部を前記ベルト側に移動規制する移動規制部を有する前記[4]に記載のベルト蛇行補正機構。
[6]前記ベルト蛇行補正用のロールは、前記ベルトに張力を付与するベルト張力付与手段によって前記ロール復帰力の一部が常時付与されている前記[1]に記載のベルト蛇行補正機構。
[7]用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの蛇行を補正するベルト蛇行補正機構とを備えた画像形成装置であって、前記ベルト蛇行補正機構は前記[1]乃至[6]のいずれか1つに記載のベルト蛇行補正機構である画像形成装置。
請求項1乃至3に記載の発明によれば、ベルト蛇行補正部材がベルトの蛇行による第1押圧力をベルトのロール掛け渡し部側縁から第1面で受けてベルトの磨耗発生を抑制することができる。
請求項4,5に記載の発明によれば、ベルトの走行による押圧によってベルト蛇行補正部材の回転部が回転することが可能となり、ベルトのロール掛け渡し部側縁と回転部の第1面との間に発生する摩擦力によるベルトの磨耗発生を抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、ベルト蛇行補正部材の揺動復帰手段として専用の復帰手段が不要になり、部品点数を削減することができる。
請求項7に記載に発明によれば、ベルト蛇行補正部材が中間転写ベルトの蛇行による第1押圧力を中間転写ベルトのロール掛け渡し部側縁から第1面で受けて中間転写ベルトの磨耗発生を抑制することができる。
[第1の実施の形態]
先ず、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置につき、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略を示す。この画像形成装置10は、例えばデジタルカラープリンタであり、画像処理部(図示せず)を内蔵する筐体11を有している。そして、パーソナルコンピュータ等の上位装置から送信された画像データに図示しない画像処理部で画像処理を施してイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の画像データに変換した後、各色の画像データに基づいてカラー画像を用紙に形成するように構成されている。
先ず、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置につき、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略を示す。この画像形成装置10は、例えばデジタルカラープリンタであり、画像処理部(図示せず)を内蔵する筐体11を有している。そして、パーソナルコンピュータ等の上位装置から送信された画像データに図示しない画像処理部で画像処理を施してイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の画像データに変換した後、各色の画像データに基づいてカラー画像を用紙に形成するように構成されている。
筐体10内の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容する給紙トレイ12が着脱可能に配置されている。筐体10内の上部には、記録済みの用紙Pを排出するための用紙排出部13が配置されている。また、筐体11内には、給紙トレイ12から用紙排出部13に至る用紙搬送路14が形成されている。用紙搬送路14には、給紙トレイ12から用紙Pを用紙搬送路14に1枚ずつ取り込むピックアップロール14a、用紙Pが重なって搬送されるのを防止しつつ1枚の用紙を搬送する搬送ロール対14b、及び用紙Pのスキューを補正する補正ロール対14c、用紙Pに二次転写されたトナー像を定着する定着ロール14d、及び定着ロール14dでトナー像が定着された用紙Pを用紙排出部13に排出する排出ロール14eが配置されている。
筐体11内の中央部には、用紙Pに画像を形成する画像形成部20が配置されている。画像形成部20の近傍には、駆動ロール30,ベルト蛇行補正ロール31及び従動ロール32が配置されている。これらロール30〜32には、図中の矢印方向に循環移動(走行)する無端状の中間転写ベルト33が掛け渡されている。中間転写ベルト33の外側には、図中の矢印方向に回転しながらY,M,C,Kの各色用のトナー画像を形成するための被回転体としての感光体22Y,22M,22C,22Kを有する画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kがベルト走行方向に一定の間隔をもって着脱可能に配置されている。中間転写ベルト33の内側には、感光体22Y,22M,22C,22Kの表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト33に転写する一次転写ロール26Y,26M,26C,26Kが回転可能に配置されている。ベルト蛇行補正ロール31は、駆動ロール30及び従動ロール32と共に中間転写ベルト33の蛇行を補正するベルト蛇行補正機構を構成する。ベルト蛇行補正機構の詳細については後述する。
画像形成ユニット21Y,21M,21C,21Kは、それぞれ同様に構成され、前述した感光体22Y,22M,22C,22Kと、感光体22Y,22M,22C,22Kの表面を一様に帯電する帯電器23と、感光体22Y,22M,22C,22Kの表面に露光器27によって形成された静電潜像をトナーで現像することにより感光体22Y,22M,22C,22Kの表面にトナー画像を形成する現像器24と、感光体22Y,22M,22C,22Kの表面に残留しているトナーを回収する感光体クリーニング部25とを備える。
現像器24は、トナーを内部に収容するハウジング24aを有する。ハウジング24a内には、感光体22Y,22M,22C,22Kにトナーを供給して感光体22Y,22M,22C,22K上の静電潜像をトナーで現像する現像ロール24bと、現像ロール24bにトナーを供給する供給オーガー24cと、トナーを攪拌するとともに供給オーガー24cにトナーを供給する攪拌オーガー24dとが配置されている。そして現像器24は、トナーボックス35Y,35M,35C,35Kから各色のトナーの供給を受けるように構成されている。
露光器27は、Y,M,C,K各色の画像データで変調されたレーザ光を出射する図示しない4つの半導体レーザと、各半導体レーザから出射されたレーザ光を分岐するポリゴンミラー27aと、ポリゴンミラー27aによって分岐されたレーザ光を反射して感光体22Y,22M,22C,22Kに照射して感光体22Y,22M,22C,22Kの表面に静電潜像を形成する複数のミラー27bとを備え、トナー等で汚れないようにフレーム27cによって密閉されている。フレーム27cの上部は例えば透明ガラスによって形成されている。
画像形成部20は、駆動ロール30に中間転写ベルト33を介して対向する二次転写ロール34を有し、駆動ロール30と形成するニップ領域において中間転写ベルト33上のトナー画像を用紙Pに二次転写する。
また、画像形成部20は、画像形成ユニット21Yの上流側であって、ベルト蛇行補正ロール31に中間転写ベルト33を介して対向するベルトクリーニング部40を有する。ベルトクリーニング部40は、ベルト蛇行補正ロール31側へ押圧され、中間転写ベルト33上に残留しているトナーを掻き取って回収する。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るベルト蛇行補正機構につき、図2〜図8を用いて説明する。図2はベルト蛇行補正機構の全体を示す。図2に示すように、ベルト蛇行補正機構100は、その機構本体としてのベース50、ベルト蛇行補正ロール31(後述)を両端部で支持するロール支持部51,51、及びベルト蛇行補正ロール31を含むロール30〜32(図1に示す)を備え、画像形成装置10(図1に示す)の筐体11内に配置されている。
ベース50は、互いに対向する1対の側壁部50a,50a、及びこれら1対の側壁部50a,50aを連結する複数の連結部(図示せず)を有し、全体がロール支持部51を介してロール30〜32を回転可能に支持する略角形枠状の支持部材として形成されている。側壁部50a,50aには、ベース50内で互いに対向する力変換部材52,52(一方のみ図示)が取り付けられている。また、側壁部50a,50aには、中間転写ベルト33に張力を付与するベルト張力付与手段としての引張スプリング53を係止するスプリング係止具51a,51aが配置されている。
図3は、ベルト蛇行補正機構の要部を斜め後方から見た状態を示す。図3に示すように、力変換部材52は、断面半円状の接触部52aを先端部に有し、中間転写ベルト33の側方に配置されている。そして、中間転写ベルト33の蛇行による第1押圧力aを受けてその一部をロール揺動力bに変換するとともに、復帰手段としての引張スプリング53の引張力によるロール揺動復帰力c(図4に示す)を受けてその一部(ロール揺動復帰力cによる第2押圧力dの一部)を中間転写ベルト33の蛇行を補正する補正力eに変換するように構成されている。力変換部材52の材料としては、例えばフッ素樹脂,ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などの樹脂材料、あるいはアルミニウム(Al),ステンレスなどの金属材料が用いられる。
図4は、ベルト蛇行補正機構の要部を側方から見た状態を示す。図4に示すように、ロール支持部51(一方のみ図示)は、連結ピン54を介して互いに揺動可能に連結する1対のリンク55,56を有するリンク機構からなり、力変換部材52の外側に配置されている。
一方のリンク55は、ベース50の側壁部50aに揺動回転ピン57を中心に揺動可能に保持されている。そして、揺動回転ピン57を中心として矢印m,n方向に揺動するように構成されている。リンク55には、スプリング係止具51aに係止される引張スプリング53の他端が係止されるスプリング係止部55aが設けられている。
他方のリンク56は、ベルト蛇行補正ロール31(ロール軸31a)を介して作用する中間転写ベルト33の張力と一方のリンク55に作用する引張スプリング53の引張力とが釣り合う位置に、例えば連結ピン54と揺動回転ピン57とを結ぶ軸線O1に略直交する軸線O2上に配置されている。リンク56の自由端部(連結ピン54側の端部と反対側の端部)には、ベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aをその軸線O3方向に移動不能に支持する支持孔56a(図3に示す)が設けられている。
ロール30〜32(図1に示す)は、ベース50の側壁部50a,50a(図2に示す)に駆動ロール30及び従動ロール32のロール軸(図示せず)の端部が、またベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aの端部がロール支持部51を介してそれぞれ回転可能に支持されている。
図5は、ベルト蛇行補正ロールへの中間転写ベルトの接触状態を斜め上方から見た状態を示す。図5に示すように、ベルト蛇行補正ロール31は、その軸線上にロール軸31aを有し、ベース50(図2に示す)の側壁部50a,50aにロール支持部51を介して回転可能かつ移動不能に配置され、引張スプリング53(図4に示す)によって引張力(ロール揺動復帰力c)が常時付与されている。
そして、ベルト蛇行補正ロール31は、ベルト蛇行補正部材58,58(一方のみ図示)を介して中間転写ベルト33の蛇行による第1押圧力aを受けた力変換部材52からロール揺動力bを受け、引張スプリング53(図4に示す)の引張力に抗して揺動するように構成されている。
また、ベルト蛇行補正ロール31は、中間転写ベルト33からベルト走行力をロール揺動復帰力として受けるとともに、引張スプリング53の引張力によるロール揺動復帰力cをロール支持部51から受けて揺動復帰するように構成されている。これにより、ベルト蛇行補正ロール31の揺動復帰手段として中間転写ベルト33のベルト張力付与手段(引張スプリング53)を用いることができ、専用の揺動復帰手段が不要になり、部品点数を削減することができる。
図6はベルト蛇行補正部材を示す。図6に示すように、ベルト蛇行補正部材58,58(一方のみ図示)は、ベルト蛇行補正ロール31(図5に示す)のロール軸31aの各端部に相対回転不能かつ移動可能に保持され、全体が各表面積を互いに異にする第1面58a〜第7面58gを有する七面体によって形成されている。そして、中間転写ベルト33の蛇行による第1押圧力aを受けて中間転写ベルト33(図5に示す)から離間する方向にベルト蛇行補正ロール31のロール軸31a上を移動するとともに、第1押圧力aの一部を力変換部材52(図5に示す)に作用させるように構成されている。ベルト蛇行補正部材58,58としては、例えばフッ素樹脂,ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などの樹脂材料、あるいはアルミニウム(Al),ステンレスなどの金属材料が用いられる。両ベルト蛇行補正部材58,58間の寸法は、中間転写ベルト33の幅方向寸法よりも大きい寸法に設定されている。第1面58a及び第2面58bについては後述する。
ベルト蛇行補正部材58には、第1面58a及び第5面58eに開口し、かつベルト蛇行補正ロール31(図5に示す)のロール軸31aを挿通させるシャフト挿通孔58hが設けられている。
また、ベルト蛇行補正部材58は、引張スプリング53(図4に示す)のロール揺動復帰力cを受けて中間転写ベルト33に接近する方向にベルト蛇行補正ロール31のロール軸31a上を移動するとともに、ロール揺動復帰力cの一部(第2押圧力d)を力変換部材52(図5に示す)に作用させるように構成されている。
図7は、ベルト蛇行補正ロールへの中間転写ベルトの接触状態を上方から見た状態を示す。図8は、ベルト蛇行補正ロールへの中間転写ベルトの接触状態をベルト上流側から見た状態を示す。図7及び図8に示すように、第1面58aは、中間転写ベルト33の蛇行によってそのロール掛け渡し部側縁33aを接触可能な位置に配置され、全体がシャフト挿通孔58h(ロール軸31a)の軸線O3に対し傾斜する(例えば、第1面58aの傾斜角度αが軸線O3に直交する面に対しα≒10°傾斜する)矩形状の平面で形成されている。これにより、ベルト蛇行補正部材58が中間転写ベルト33の蛇行による第1押圧力aを中間転写ベルト33のロール掛け渡し部側縁33aから第1面58aで受けて中間転写ベルト33の磨耗発生を抑制することができる。第1面58aは、中間転写ベルト33のロール掛け渡し部側縁33aとの間で第1押圧力aの他、補正力eを授受するように構成されている。
なお、本実施の形態では、第1面58aの傾斜角度αが軸線O3に直交する面に対しα≒10°傾斜する角度に設定されている場合について説明したが、第1面の傾斜角度を他の角度に設定してもよい。また、第1面58aが平面で形成されている場合について説明したが、平面に替えて曲面で第1面を形成してもよい。
第2面58bは、力変換部材52の接触部52aを押圧する位置に配置され、全体がシャフト挿通孔58hの軸線O3及び第1面58aに対し傾斜する(例えば、第2面58bの傾斜角度βが軸線O3に直交する面に対しβ≒45°傾斜する)矩形状の平面で形成されている。そして、力変換部材52の接触部52aとの間でロール揺動力b及び第2押圧力dを授受するように構成されている。
なお、本実施の形態では、第2面58bの傾斜角度βが軸線O3に直交する面に対しβ≒45°傾斜する角度に設定されている場合について説明したが、第2面の傾斜角度を他の角度に設定してもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るベルト蛇行補正機構の動作につき、図9(a)〜(c)及び図10を用いて説明する。図9(a)及び(b)は中間転写ベルトの通常の走行状態を、また図9(c)は中間転写ベルトが蛇行した場合の走行状態をそれぞれ示す。図10は、ベルト蛇行補正ロールにロール揺動力又はロール揺動復帰力が作用した場合におけるロール支持部の動作状態を示す。
図9(a)及び(b)に示すように中間転写ベルト33が通常に走行する状態から、図9(c)に示すように中間転写ベルト33に蛇行が生じ、中間転写ベルト33のロール掛け渡し部側縁33aが一方のベルト蛇行補正部材58の第1面58aを第1押圧力aで押圧すると、ベルト蛇行補正部材58が第1面58aで中間転写ベルト33のロール掛け渡し部側縁33aから第1押圧力aを受ける。この場合、ベルト蛇行補正部材58が第1面58aで第1押圧力aを受けると、中間転写ベルト33から離間する方向にベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aに沿って移動するとともに、第1押圧力aの一部がベルト蛇行補正部材58の第2面58bから力変換部材52に接触部52aを介して作用する。
力変換部材52では、接触部52aが第1押圧力aの一部をベルト蛇行補正部材58の第2面58bから受けてロール揺動力bに変換する。この場合、力変換部材52で第1押圧力aの一部がロール揺動力bに変換されると、このロール揺動力bがベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aにベルト蛇行補正部材58を介して伝達される。
このため、ベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aが図10に矢印sで示す方向に変位し、リンク55,56の揺動面及び中間転写ベルト33のロール間走行面に略直交する面内においてベルト蛇行補正ロール31が引張スプリング53の引張力に抗して揺動する。
これに伴い、ロール支持部51のリンク56が図10に実線で示す位置から図10に2点鎖線で示すように連結ピン54を変位させて揺動し、このリンク56の揺動動作に連動してリンク55が図10に実線で示す位置から図10に2点鎖線で示すように揺動回転ピン57を中心にして揺動する。
一方、中間転写ベルト33の蛇行によるベルト蛇行補正部材58への第1押圧力aが解除されると、引張スプリング53の引張力がロール支持部51のリンク55に作用するため、この引張力を受けてリンク55が図10に2点鎖線で示す位置から図10に実線で示すように揺動回転ピン57を中心にして揺動復帰し、このリンク55の揺動復帰動作に連動してリンク56が図10に2点鎖線で示す位置から図10に実線で示すように揺動復帰する。
これに伴い、ベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aが図10に矢印tで示す方向に変位し、リンク55,56の揺動面及び中間転写ベルト33のロール間走行面に略直交する面内においてベルト蛇行補正ロール31が引張スプリング53の引張力によるロール揺動復帰力cによって揺動復帰する。
このため、ベルト蛇行補正部材58が中間転写ベルト33に接近する方向にベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aに沿って移動するとともに、ロール揺動復帰力cによる第2押圧力d(図8に示す)がベルト蛇行補正ロール31の第2面58bから力変換部材52に接触部52aを介して作用する。
力変換部材52では、接触部52aが第2押圧力dをベルト蛇行補正部材58の第2面58bから受けて中間転写ベルト33の蛇行を補正する補正力eに変換する。
また、図9(c)に示すように、ベルト蛇行補正ロール31が力変換部材52の接触面52aからロール揺動力bを受けて揺動し、駆動ロール30に対して傾斜している状態において、ベルト蛇行補正ロール31には引張スプリング53の引張力によるロール揺動復帰力cの他に、駆動ロール30の回転による中間転写ベルト33のベルト走行力がロール揺動復帰力として作用する。このため、ベルト蛇行補正ロール31がロール揺動復帰力c及びベルト走行力を受けて揺動復帰する際、中間転写ベルト33が蛇行位置からロール幅方向中央位置に向かう方向にベルト走行力(駆動ロール30に向かう力)の一部を受ける。
これにより、中間転写ベルト33のベルト蛇行補正ロール31に対する掛け渡し部が蛇行位置からロール幅方向中央位置に変位し、中間転写ベルト33の蛇行が自動的に補正される。
図11(a)及び(b)は、ベルト蛇行補正部材に対するベルト接触領域における本発明と従来例との比較を示す。
本実施の形態においては、図11(a)に示すように、中間転写ベルト33の蛇行による第1押圧力aがベルト蛇行補正部材58の第1面58aに中間転写ベルト33のロール掛け渡し部側縁33aを介して作用するため、中間転写ベルト33のベルト蛇行補正部材58に対するベルト幅方向抗力が大きくなる。これにより、中間転写ベルト33が蛇行によってベルト蛇行補正部材58を押圧しても、掛け渡し部側縁33aでの磨耗が発生し難くなり、中間転写ベルト33の破断が抑制される。
これに対して、従来のベルト蛇行補正機構によると、図11(b)に示すように、中間転写ベルト60の蛇行による押圧力が中間転写ベルト60のロール掛け渡し部側縁60aのみならず、このロール掛け渡し部側縁60aに連続するベルト平面部側縁60b,60bを介してベルト蛇行補正部材61(図11(b)では例えば円錐状部材の扁平な底面)に作用するため、中間転写ベルト60のベルト蛇行補正部材61に対するベルト幅方向抗力が小さい。これにより、中間転写ベルト60が蛇行によってベルト蛇行補正部材61を押圧すると、ベルト平面部側縁60b,60bに磨耗が発生し、この磨耗の繰り返しによって中間転写ベルト60が破断し易くなる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係るベルト蛇行補正機構につき、図12〜図15を用いて説明する。図12〜図15において、図5と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るベルト蛇行補正機構につき、図12〜図15を用いて説明する。図12〜図15において、図5と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図12は、ベルト蛇行補正ロールへの中間転写ベルトの接触状態を斜め上方から見た状態を示す。図13は、ベルト蛇行補正ロールへの中間転写ベルトの接触状態を上方から見た状態を示す。図14は、ベルト蛇行補正部材のロール軸への保持状態を示す。図15はベルト蛇行補正部材を示す。図12〜図14に示すように、本発明の第2の実施の形態に係るベルト蛇行補正機構200(ベース50等の構成部品を省略)は、ベルト蛇行補正部材201がベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aの軸線O3に対して傾斜する軸線O4の回りに回転する回転部202、及びこの回転部202を回転可能に保持する保持部203を有する移動部材によって形成されている点に特徴がある。
このため、回転部202は、中間転写ベルト33の掛け渡し部側縁33aとの間で第1押圧力a及び補正力eを授受する平面からなる第1面202aを有し、全体が円環状の回転板によって形成されている。これにより、中間転写ベルト33の走行による押圧によってベルト蛇行補正部材201の回転部202が回転することが可能となり、中間転写ベルト33のロール掛け渡し部側縁33aと回転部202の第1面202aとの間に発生する摩擦力による中間転写ベルト33の磨耗発生を抑制することができる。
保持部203は、力変換部材52との間でロール揺動力b及び第2押圧力dを授受する第2面203aを有し、全体が截頭円錐状の基部204及び円板状の凸部205によって形成されている。
また、保持部203は、軸線O3に沿って開口するシャフト挿通孔203b、及びこのシャフト挿通孔203bに連通するキー溝203cを有している。そして、ベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aにキー206を介して相対回転不能かつ移動可能に保持されている。
キー206は、保持部203とロール軸31a間、及びロール支持部50(リンク56)とロール軸31a間に跨って介装されている。このため、リンク56には支持孔56aに連通するキー溝56bが、またロール軸31aにはその外周面に開口するキー溝310aがそれぞれ設けられている。これにより、キー206の一方側端部が保持部203のキー溝203c及びロール軸31aのキー溝310aに、またその他方側端部がリンク56のキー溝56b及びロール軸31aのキー溝310aに嵌合される。
また、ベルト蛇行補正部材201は、図15に示すように、回転部202を中間転写ベルト33(図14に示す)側に移動規制する移動規制部207を有している。
移動規制部207は、ベルト蛇行補正ロール31(図14に示す)のロール軸31aを挿通させるシャフト挿通孔207a、及び固定用のビス208,208(図14に示す)を挿通させるビス挿通孔207b,207bを有し、全体が円板部材によって形成されている。
このように構成されたベルト蛇行補正機構200においては、中間転写ベルト33に蛇行による第1押圧力aが回転部202の第1面202aに中間転写ベルト33のロール掛け渡し部側縁33aを介して作用するため、中間転写ベルト33が蛇行によってベルト蛇行補正部材201を押圧しても、ロール掛け渡し部側縁33aでの磨耗が発生し難くなり、中間転写ベルト33の破断が抑制される。
以上、本発明の画像形成装置(ベルト蛇行補正機構)を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)上記の各実施の形態では、ベルト蛇行補正ロール31のロール軸31aの一方側端部及び他方側端部にベルト蛇行補正部材58,58がそれぞれ配置されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ベルト蛇行補正ロールのロール軸の片側端部にベルト蛇行補正部材を配置しても、ベルトの磨耗発生を抑制するという所期の目的を達成することができる。
(2)上記の各実施の形態では、ベルト蛇行補正ロール31(ロール軸31a)がベース50にロール支持部51を介して移動不能に配置されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ベースに対してベルト蛇行補正ロールのロール軸を移動可能に配置してもよい。この場合、ベルト蛇行補正部材がベルト蛇行補正ロールのロール軸に回転不能かつ移動不能に配置されている。
(3)上記の各実施の形態では、ベルトとして中間転写ベルト33である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば用紙を搬送する用紙搬送ベルトなど他のベルトであってもよい。
(4)上記の各実施の形態では、プリンタに適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、複写機又はファクシミリに適用しても勿論よく、複写機,プリンタ及びファクシミリ等のうち少なくも2つを組み合わせてなる複合機に適用してもよい。
(5)上記の各実施の形態では、画像形成装置100が複数の感光体22Y,22M,22C,22Kを用いたカラー画像形成装置である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、単一の感光体を用いたモノクロ画像形成装置であってもよい。
10…画像形成装置、11…筐体、12…給紙トレイ、13…用紙排出部、14…用紙搬送路、14a…ピックアップロール、14b…補正ロール、14c…搬送ロール、14d…定着ロール、14e…排出ロール、20…画像形成部、21Y,21M,21C,21K…画像形成ユニット、22Y,22M,22C,22K…感光体、23…帯電器、24…現像器、24a…ハウジング、24b…現像ロール、24c…供給オーガー、24d…攪拌オーガー、25…感光体クリーニング部、26Y,26M,26C,26K…一次転写ロール、27…露光器、27a…ポリゴンミラー、27b…ミラー、27c…フレーム、30…駆動ロール、31…ベルト蛇行補正ロール、31a…ロール軸、310a…キー溝、32…従動ロール、33…中間転写ベルト、33a…ロール掛け渡し部側縁、34…二次転写ロール、35Y,35M,35C,35K…トナーボックス、40…ベルトクリーニング部、50…ベース、50a…側壁部、51…ロール支持部、51a…スプリング係止具、52…力変換部材、52a…接触部、53…引張スプリング、54…連結ピン、55…リンク、55a…スプリング係止部、56…リンク、56a…キー溝、57…揺動回転ピン、58…ベルト蛇行補正部材、58a〜58g…第1面〜第7面、58h…シャフト挿通孔、100…ベルト蛇行補正機構、200…ベルト蛇行補正機構、201…ベルト蛇行補正部材、202…回転部、202a…第1面、203…保持部、203a第2面、203b…シャフト挿通孔、203c…キー溝、204…基部、205…凸部、206…キー、207…移動規制部、207a…シャフト挿通孔、207b…ビス挿通孔、208…ビス、a…第1押圧力、b…ロール揺動力、c…ロール揺動復帰力、d…第2押圧力、e…補正力、O1〜O4…軸線、P…用紙
Claims (7)
- ベルトの蛇行による押圧力を受けてロール揺動力に変換する力変換部を有するベースと、
前記ベースに回転可能に配置され、前記ベルトを走行可能に掛け渡す複数のロールとを備え、
前記複数のロールは、前記ベースの前記力変換部から前記ロール揺動力を受けて揺動し、かつロール復帰力を受けて復帰するベルト蛇行補正用のロールを含み、
前記ベルト蛇行補正用のロールは、そのロール軸の少なくとも一方側の端部に前記ベルトの蛇行を補正するためのベルト蛇行補正部材が配置され、前記ベルト蛇行補正部材にロール端面に交差する方向に延びて前記ベルトのロール掛け渡し部側縁から前記ベルトの蛇行による押圧力を受ける第1面と、前記ベースの前記力変換部から前記ロール揺動力を受ける第2面とが設けられているベルト蛇行補正機構。 - 前記ベルト蛇行補正用のロールは、その軸線方向に移動不能に前記ベースに配置され、前記ベルト蛇行補正部材を前記ロール軸に相対回転不能かつ移動可能に保持する請求項1に記載のベルト蛇行補正機構。
- 前記ベルト蛇行補正用のロールは、前記ベルト蛇行補正部材が前記第1面を平面又は曲面とし、前記第2面を平面とする移動部材によって形成されている請求項1に記載のベルト蛇行補正機構。
- 前記ベルト蛇行補正用のロールは、前記ベルト蛇行補正部材が前記ロール軸に対して傾斜する軸線の回りに回転する回転部、及び前記回転部を回転可能に保持する保持部を有する移動部材によって形成され、前記回転部が平面からなる前記第1面を有し、前記保持部が円錐面からなる前記第2面を有する請求項1に記載のベルト蛇行補正機構。
- 前記ベルト蛇行補正用のロールは、前記ベルト蛇行補正部材が前記回転部を前記ベルト側に移動規制する移動規制部を有する請求項4に記載のベルト蛇行補正機構。
- 前記ベルト蛇行補正用のロールは、前記ベルトに張力を付与するベルト張力付与手段によって前記ロール復帰力の一部が常時付与されている請求項1に記載のベルト蛇行補正機構。
- 用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの蛇行を補正するベルト蛇行補正機構とを備えた画像形成装置であって、前記ベルト蛇行補正機構は請求項1乃至6のいずれか1項に記載のベルト蛇行補正機構である画像形成装置。
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