JP5487893B2 - 回転体の取付構造及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転体の取付構造及び画像形成装置に関する。
特許文献1は、感光体が前側フランジと後側フランジを有しており、感光体を回転駆動する駆動シャフトには、感光体の前側フランジ、後側フランジと接触するテーパ面が形成されたコマ部材が外挿されている。
特許文献2は、感光体の支持部材に形成されたテーパ状の孔と、感光体の駆動軸の外周に形成されたテーパ状の外周縁とを嵌め合わせている。
特開2000−227736号公報 特開平5−289588号公報
本発明は、装置本体に一端が保持された回転軸の他端側から回転体を外挿して回転軸に保持させるときに、回転体の回転軸への外挿の作業性を向上させることができる回転体の取付構造及び画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る回転体の取付構造は、装置本体に一端側が保持されるとともに、他端側に形成された小径部と、該一端側に形成され該小径部よりも大径の大径部と、最小径が前記小径部の外径以上で最大径が前記大径部の外径と一致され軸方向で前記小径部と前記大径部との間に配置された傾斜部と、を有する軸部と、前記小径部に嵌って保持される第1保持部材と、前記大径部に嵌って保持される第2保持部材と、が前記軸方向に離れて設けられ、前記軸部の前記他端側から外挿される回転体と、を有し、前記軸部の軸方向で、前記小径部の前記他端側から前記大径部の前記他端側までの距離が、前記第1保持部材の前記一端側から前記第2保持部材の前記一端側までの距離よりも長く、前記第1保持部材が前記小径部の前記他端側の部分に配置されるとき、前記第2保持部材が前記傾斜部に配置される
本発明の請求項に係る画像形成装置は、静電潜像を保持する像保持体が前記回転体として適用された請求項1に記載の回転体の取付構造と、前記像保持体の外周面を帯電する帯電手段と、前記帯電手段で帯電された前記像保持体に光を照射して静電潜像を形成する光照射手段と、前記光照射手段により形成された静電潜像を現像剤で現像剤像とする現像手段と、現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、を有する。
請求項1の発明は、装置本体に一端が保持された回転軸の他端側から回転体を外挿して回転軸に保持させるときに、回転体を回転軸の一端側で保持させてから該回転体の他端側で保持させる場合に比べて、回転体の回転軸への外挿の作業性を向上させることができる。
請求項の発明は、装置本体に一端が保持された回転軸の他端側から像保持体を外挿して回転軸に保持させるときに、像保持体を回転軸の一端側で保持させてから該像保持体の他端側で保持させる場合に比べて、像保持体の回転軸への外挿の作業性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成ユニットの構成図である。 本発明の実施形態に係る感光体ユニットの断面図である。 本発明の実施形態に係る感光体ユニットの部分断面図である。 (a)、(b)、(c)比較例の感光体ユニットを感光体シャフトに外挿するときの手順図である。 (a)、(b)、(c)本発明の実施形態に係る感光体ユニットを感光体シャフトに外挿するときの手順図である。
本発明の実施形態に係る回転体の取付構造及び画像形成装置の一例について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、カラー画像又は白黒画像を形成するものであり、正面視で左側に配置された第1処理部10Aと、第1処理部10Aと着脱可能とされ右側に配置された第2処理部10Bとを有している。第1処理部10A及び第2処理部10Bは、複数のフレーム材(図示省略)を含む装置本体の一例としての筐体11を有している。
第2処理部10Bの内部であって鉛直方向(矢印Z方向)上側には、コンピュータから送られてくる画像データに画像処理を施す画像信号処理部を含み、画像形成装置10の各部の駆動制御を行う制御部13が設けられている。また、制御部13の下側には、電源ユニット230が設けられている。電源ユニット230は、外部から取り込んだ交流電流を直流電流に変えて、画像形成装置10の各部へ給電を行っている。
一方、第1処理部10Aの内部であって鉛直方向上側には、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナーを収容するトナーカートリッジ14V、14W、14Y、14M、14C、14Kが水平方向に並んで交換可能に設けられている。なお、第1特別色及び第2特別色には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック以外の特別色(透明を含む)から選択される。また、以後の説明では、V、W、Y、M、C、Kを区別する場合は、数字の後にV、W、Y、M、C、Kのいずれかの英字を付して説明し、V、W、Y、M、C、Kを区別しない場合は、V、W、Y、M、C、Kを省略する。
トナーカートリッジ14の下側には、各色のトナーに対応する6つの画像形成ユニット16が、各トナーカートリッジ14と対応して水平方向に並んで設けられ、各トナーカートリッジ14の下側には、画像形成ユニット16毎に光照射手段の一例としての露光ユニット40が設けられている。露光ユニット40は、前述した制御部13から画像処理を施された画像データを受け取り、半導体レーザ(図示省略)を色材階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザから露光光Lを出射するように構成されている。詳細には、後述する感光体18(図2参照)の表面に各色に対応した露光光Lを照射して感光体18上に静電潜像を形成するようになっている。
図2に示すように、画像形成ユニット16は、後述する感光体ユニット30を有しており、この感光体ユニット30は、矢印A(図2の時計回り)方向に回転駆動される感光体18を備えている。そして、感光体18の周囲には、感光体18を帯電する帯電手段の一例としてのコロナ放電方式(非接触帯電方式)のスコロトロン帯電器20と、露光ユニット40によって出射された露光光Lにより感光体18上に形成された静電潜像を各色の現像剤(トナー)で現像する現像手段の一例としての現像装置22と、転写後の感光体18の表面をクリーニングするクリーニングブレード24と、転写後の感光体18の表面に光を照射して除電を行うイレーズランプ26が設けられている。そして、スコロトロン帯電器20、現像装置22、クリーニングブレード24、イレーズランプ26は、感光体18の表面と対向して、感光体18の回転方向上流側から下流側へ向けてこの順番で配置されている。
また、現像装置22は、画像形成ユニット16の側方(本実施形態では紙面右側)に配置され、トナーを含んだ現像剤Gが充填された現像剤収容部材22Aと、現像剤収容部材22Aに充填されたトナーを感光体18の表面に移動させる現像ロール22Bとを含んで構成されている。そして、現像剤収容部材22Aは、トナーカートリッジ14(図1参照)とトナー供給路(図示省略)を通して接続されており、トナーカートリッジ14からトナーが供給されるようになっている。
図1に示すように、各画像形成ユニット16の下側には、転写手段の一例としての転写部32が設けられている。転写部32は、各感光体18と接触する無端状の中間転写ベルト34と、中間転写ベルト34の内側に配置され、各感光体18上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト34に多重転写させる6つの1次転写部材としての1次転写ロール36とを含んで構成されている。中間転写ベルト34は、図示しないモータで駆動される駆動ロール38と、中間転写ベルト34の張力を調整する張力付与ロール41と、後述する2次転写ロール62と対向配置された支持ロール42と、複数個の支持ロール44とに巻き掛けられており、駆動ロール38により、図1の矢印B方向(反時計回り方向)に循環移動されるようになっている。
詳細には、各1次転写ロール36は、中間転写ベルト34を挟んでそれぞれの各画像形成ユニット16の感光体18と対向配置されている。また、1次転写ロール36は、給電ユニット(図示省略)によって、トナー極性とは逆極性の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。この構成により感光体18上に形成されたトナー画像が中間転写ベルト34に転写されるようになっている。また、駆動ロール38と中間転写ベルト34を挟んで反対側には、先端部が中間転写ベルト34と接触するクリーニングブレード46が設けられおり、このクリーニングブレード46は、循環移動する中間転写ベルト34上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。
一方、転写部32の下方で第1処理部10Aの下側には、記録媒体の一例としてのシート部材Pが収納される大型の給紙カセット48が水平方向に並んで2個設けられており、シート部材Pが大量に収納可能とされている。なお、2個の給紙カセット48は、同様の構成とされているため、一方の給紙カセット48について説明し、他方の給紙カセット48については説明を省略する。
給紙カセット48は、第1処理部10Aから引き出し自在とされており、給紙カセット48を第1処理部10Aから引き出すと、給紙カセット48内に設けられシート部材Pが載せられるボトムプレート50が、図示せぬ制御手段の指示によって下降するようになっている。ボトムプレート50が下降することで、ユーザーがシート部材Pを補充可能となっている。また、給紙カセット48を第1処理部10Aに取り付けると、ボトムプレート50が、制御手段の指示によって上昇する。給紙カセット48の一端側の上方には、給紙カセット48からシート部材Pを搬送経路60へ送り出す送出ロール52が設けられており、上昇するボトムプレート50に載せられた最上位のシート部材Pと送出ロール52が接触するようになっている。さらに、送出ロール52のシート部材搬送方向下流側(以下単に「下流側」という)には、シート部材Pの重送を防止する分離ロール56が設けられ、分離ロール56の下流側には、シート部材Pを搬送方向下流側に搬送する複数個の搬送ロール54が設けられている。
給紙カセット48の上側に設けられる搬送経路60は、給紙カセット48から送出されたシート部材Pを第1折返部60Aで反対側(図示の左側)に折り返し、さらに、第2折返部60Bで反対側(図示の右側)に折り返して、2次転写ロール62と支持ロール42で挟まれた転写位置Tに向けて延びるようになっている。
第2折返部60Bと転写位置Tとで挟まれる部位には、搬送されるシート部材Pの傾き等を修正するアライナー(図示省略)が設けられており、このアライナーと転写位置Tとで挟まれる部位には、中間転写ベルト34上のトナー画像の移動タイミングとシート部材Pの搬送タイミングを合わせるための位置合せロール64が設けられている。
また、2次転写ロール62は、給電ユニット(図示省略)によって、トナー極性とは逆極性の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。この構成により中間転写ベルト34上に多重転写された各色のトナー画像が、2次転写ロール62によって搬送経路60に沿って搬送されてきたシート部材Pに2次転写される構成となっている。さらに、搬送経路60の第2折返部60Bへ合流するように、第1処理部10Aの側面から延びる予備経路66が設けられており、第1処理部10Aに隣接して配置された外付けの大容量集積部(図示省略)から送出されたシート部材Pが、予備経路66を通って搬送経路60に入り込めるようになっている。
一方、転写位置Tの下流側には、トナー画像が転写されたシート部材Pを第2処理部10Bに向けて搬送する複数個の搬送装置70が設けられている。搬送装置70は、図示しない駆動ロールと従動ロールに巻き掛けられる複数本のベルト部材が備えられており、駆動ロールを回転駆動させてベルト部材を回転させることで、シート部材Pを下流側に向けて搬送するようになっている。
搬送装置70の下流側は、第1処理部10Aから第2処理部10Bへ延びており、搬送装置70によって送り出されたシート部材Pが、第2処理部10Bに設けられた搬送装置80によって受取られ、さらに下流側に搬送されるようになっている。また、搬送装置80の下流側には、シート部材Pの表面に転写されたトナー画像をシート部材Pに熱と圧力で定着させる定着ユニット82が設けられている。
定着ユニット82の下流側には、定着ユニット82から送出されたシート部材Pを下流側へ搬送する搬送装置108が設けられ、搬送装置108の下流側には、定着ユニット82によって加熱されたシート部材Pを冷却する冷却ユニット110が設けられている。冷却ユニット110は、搬送経路60を挟んで上側にシート部材Pの熱を吸収する吸収装置112が設けられ、下側には、搬送されるシート部材Pを吸収装置112に押し付ける押付装置114が設けられている。また、冷却ユニット110の下流側には、シート部材Pの反りを矯正するデカール処理ユニット140が設けられている。
吸収装置112には、シート部材Pと接触し、シート部材Pの熱を吸収する無端状の吸収ベルト116が設けられており、吸収ベルト116を支持する複数個の支持ロール118と、吸収ベルト116へ駆動力を伝達する駆動ロール120が、吸収ベルト116の内側に設けられている。さらに、吸収ベルト116の内側には、吸収ベルト116と面状に接触して吸収ベルト116が吸収した熱を放熱させるアルミニウム材料で形成されたヒートシンク122が設けられている。
押付装置114には、シート部材Pと接触し、シート部材Pを吸収装置112へ押し付ける無端状の押付ベルト130と、押付ベルト130が張架されると共に回転可能に支持される複数個の支持ロール132が設けられている。これらの構成により、シート部材Pの熱が奪われ、シート部材Pが冷却されるようになっている。
デカール処理ユニット140の下流には、片面に画像が形成されたシート部材Pを第2処理部10Bの側面に取り付けられた排出部196に排出する排出ロール198が設けられている。ここで、シート部材Pの両面に画像を形成させる場合は、デカール処理ユニット140の下流に設けられた反転ユニット200へシート部材Pが搬送される。
反転ユニット200には、反転経路202が設けられている。反転経路202には、搬送経路60から分岐する分岐パス202Aと、分岐パス202Aに沿って搬送されるシート部材Pを第1処理部10A側に向けて搬送する用紙搬送パス202Bと、用紙搬送パス202Bに沿って搬送されるシート部材Pを逆方向に向けて折返してスイッチバック搬送させ表裏を反転させる反転パス202Cとが設けられている。この構成により、反転パス202Cでスイッチバック搬送されたシート部材Pは、第1処理部10Aに向けて搬送され、さらに、給紙カセット48の上方に設けられた搬送経路60に入り込み、転写位置Tへ再度送り込まれるようになっている。
次に、回転体の取付構造の一例としての感光体取付構造100について説明する。
図3に示すように、感光体取付構造100は、筺体11に設けられた側板103に一端側(図示の右側)が回転可能に保持された軸部の一例としての感光体シャフト105と、感光体シャフト105に外挿された回転体及び像保持体の一例としての感光体18と、を含んで構成されている。側板103には、感光体シャフト105及び後述する軸受部119が挿通可能な貫通孔103Aが形成されている。なお、矢印Y方向は、画像形成装置10(図1参照)の正面側から奥側へ向かう感光体シャフト105の軸方向を表しており、感光体シャフト105の一端側が奥側、他端側が正面側となっている。
感光体シャフト105には、一端側から他端側へ向けて、直径がD1の大径部105Aと、大径部105Aの他端側の端部と連続して直径D2(<D1)まで徐々に縮径されていく傾斜部の一例としての第1テーパ部105Bと、第1テーパ部105Bの他端側の端部と連続した直径D2の中央部105Cと、中央部105Cの他端側の端部と連続して直径D3(<D2)まで徐々に縮径されていく第2テーパ部105Dと、第2テーパ部105Dの他端側の端部と連続した直径D3の小径部105Eと、小径部105Eの他端側の端部と連続して直径D3よりも小さい直径まで徐々に縮径されていく第3テーパ部105Fとが、軸方向に沿って形成されている。
また、感光体シャフト105の一端側は、感光体シャフト105を回転させるための駆動ユニット115により保持されている。駆動ユニット115は、前述の制御部13(図1参照)により回転駆動が制御されるモータ117と、感光体シャフト105を回転可能に支持する複数のベアリング(図示省略)を含む軸受部119と、感光体シャフト105の回転速度及び回転位置を検出するエンコーダ123と、モータ117、軸受部119、及びエンコーダ123が取り付けられた本体ケース121と、本体ケース121を側板103に取り付けるためのブラケット125とで構成されている。ここで、側板103の貫通孔103Aに一端側(図示の右側)から感光体シャフト105及び軸受部119が挿通され、ブラケット125が図示しないネジで側板103に締結されることで、駆動ユニット115が側板103に固定され、感光体シャフト105が駆動ユニット115により回転可能に保持されている。
感光体18は、円筒状部材である感光体本体15と、感光体シャフト105の小径部105Eに嵌って感光体本体15を保持する第1保持部材107と、大径部105Aに嵌って感光体本体15を保持する第2保持部材109と、で構成されており、感光体18の外周面には、静電潜像を保持するための感光層(図示省略)が形成されている。
第1保持部材107は、感光体シャフト105の軸方向に見て円形状の部材であり、中央部には感光体シャフト105の小径部105Eに嵌る内径の第1筒部107Aが形成されている。そして、第1保持部材107の外周縁には、感光体シャフト105の軸方向に張り出して感光体18を支持するフランジ部107Bが形成されている。なお、第1筒部107Aの幅は、小径部105Eの軸方向の幅よりも小さくなっている。
第2保持部材109は、感光体シャフト105の軸方向に見て円形状の部材であり、中央部には感光体シャフト105の大径部105Aに嵌る内径の第2筒部109Aが形成されている。そして、第2保持部材109の外周縁には、感光体シャフト105の軸方向に張り出して感光体18を支持するフランジ部109Bが形成されている。なお、第2筒部109Aの幅は、大径部105Aの軸方向の幅よりも小さくなっている。
ここで、感光体本体15の他端側の内周面に沿ってフランジ部107Bを押し込むことにより、感光体本体15の他端側に第1保持部材107が挿入及び固定されている。同様にして、感光体本体15の一端側の内周面に沿ってフランジ部109Bを押し込むことにより、感光体本体15の一端側に第2保持部材109が挿入及び固定されている。このようにして、感光体本体15、第1保持部材107、及び第2保持部材109が一体となって感光体18を形成している。
また、感光体シャフト105の軸方向において、感光体シャフト105の小径部105Eの先端位置をY1、大径部105Aの先端位置をY2、感光体18の第1保持部材107の先端位置をY3、第2保持部材109の先端位置をY4として、先端位置Y1から先端位置Y2までの距離をW1、先端位置Y3から先端位置Y4までの距離をW2とする。ここで、感光体取付構造100では、距離W1>距離W2となるように各部材が配置されている。
また、感光体シャフト105は、第1テーパ部105Bの軸方向の幅が、距離W1と距離W2との差ΔW(=W1−W2)よりも大きくなっているため、小径部105Eに第1第1筒部107Aを嵌めた直後は、第2筒部109Aが第1テーパ部105B上に配置されるようになっている。
なお、感光体18は、第1保持部材107における第1筒部107Aの他端側に張り出した部位に外挿されるベアリング131を含む他端側の支持部19Aと、第2保持部材109における第2筒部109Aの一端側に張り出した部位に外挿されるベアリング133を含む一端側の支持部19Bと、を有する感光体ユニット30に組み込まれており、感光体ユニット30として筺体11に取り付けられるようになっている。
一方、感光体ユニット30及び感光体シャフト105の他端側には、感光体18の他端側への移動を規制するための規制部材137が設けられている。
図4に示すように、規制部材137は、感光体シャフト105の第3テーパ部105Fが挿通される貫通孔139A、139Bが形成された箱状のスプリング収納部139と、スプリング収納部139内に収納されると共に内側に第3テーパ部105Fが挿通されるスプリング141と、第3テーパ部105Fの一部(他端部側)を支持するベアリング143と、スプリング収納部139及びベアリング143を一体に保持し筺体11(図1参照)の図示しない側板に固定されるブラケット145とを有している。なお、スプリング収納部139は断面コ字状の2部品が軸方向で組み合わさったものであり、スプリング141の伸縮に合わせて軸方向の幅が可変となっている。
ここで、感光体シャフト105の第3テーパ部105Fをスプリング収納部139及びスプリング141に挿通させるとともに、さらにベアリング143に挿通させた状態で、ブラケット145を筺体11(図1参照)の図示しない側板にネジで固定することにより、感光体18の軸方向の移動が規制されるようになっている。なお、感光体ユニット30を筺体11(図3参照)に取り付けた状態では、隣接する現像装置22の他端部が、感光体ユニット30の支持部19Aを感光体シャフト105の軸方向と交差する方向に押し付ける。このため、第1保持部材107及び第2保持部材109の感光体シャフト105との接触部位には、感光体シャフト105の軸方向と交差する方向(矢印J方向)に押付力が作用することになるが、第1保持部材107及び第2保持部材109が感光体シャフト105により直接支持されているため、感光体シャフト105の軸方向に対して感光体18が傾斜配置されにくくなっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、画像形成装置10の画像形成工程について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10の各ユニットが作動状態になると、制御部13で画像処理が施された画像データは、各色の色材階調データに変換され、露光ユニット40に順次出力される。各露光ユニット40では、各色の色材階調データに応じて各露光光Lを出射して、スコロトロン帯電器20(図2参照)によって帯電した各感光体18に走査露光を行い、静電潜像が形成される。そして、感光体18(図2参照)上に形成された静電潜像は、現像装置22によってそれぞれ第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像(現像剤像)として顕在化され現像が行われる。
続いて、各画像形成ユニット16V、16W、16Y、16M、16C、16Kの感光体18上に順次形成された各色のトナー画像は、6つの1次転写ロール36V、36W、36Y、36M、36C、36Kによって中間転写ベルト34上に順次多重転写される。そして、中間転写ベルト34上に多重転写された各色のトナー画像は、2次転写ロール62によって、給紙カセット48から搬送されてきたシート部材P上に2次転写される。トナー画像が転写されたシート部材Pは、搬送装置70によって第2処理部10Bの内部に設けられた定着ユニット82に向けて搬送される。
続いて、シート部材P上の各色のトナー画像が定着ユニット82により加熱、加圧されることでシート部材Pに定着される。さらに、トナー画像が定着されたシート部材Pは、冷却ユニット110を通過して冷却された後、デカール処理ユニット140に送り込まれ、シート部材Pに生じた反りが矯正される。そして、反りが矯正されたシート部材Pは、排出ロール198によって排出部196に排出される。
一方、画像が形成されていない非画像面に画像を形成させる場合(両面印刷の場合)は、切替部材(図示省略)によってシート部材Pを反転ユニット200に送り出す。反転ユニット200へ送り出されたシート部材Pは、反転経路202を通過して反転され、給紙カセット48の上方に設けられた搬送経路60に送り込まれて、前述した手順で裏面にトナー画像が形成される。
次に、感光体取付構造100の作用について説明する。
まず、本実施形態の感光体取付構造100の比較例としての感光体取付構造210について説明する。なお、感光体取付構造100と基本的に同じ構成の部品には、同じ符号を付与して説明を省略する。
図5(a)に示すように、感光体取付構造210は、本実施形態の感光体取付構造100の感光体シャフト105に代えて、感光体シャフト212が設けられており、構成が異なっている。なお、感光体シャフト212は、軸方向の長さが感光体シャフト105と同じになっている。また、感光体18(感光体ユニット30)については同じである。
図5(b)に示すように、感光体シャフト212には、一端側から他端側へ向けて、直径がD1の大径部212Aと、大径部212Aの他端側の端部と連続して直径D2(<D1)まで徐々に縮径されていく第1テーパ部212Bと、第1テーパ部212Bの他端側の端部と連続した直径D2の中央部212Cと、中央部212Cの他端側の端部と連続して直径D3(<D2)まで徐々に縮径されていく第2テーパ部212Dと、第2テーパ部212Dの他端側の端部と連続した直径D3の小径部212Eと、小径部212Eの他端側の端部と連続して直径D3よりも小さい直径まで徐々に縮径されていく第3テーパ部212Fとが、軸方向に沿って形成されている。
また、感光体シャフト212の一端側は、感光体シャフト105を回転させるための駆動ユニット115により保持されている。ここで、側板103の貫通孔103Aに一端側(図示の右側)から感光体シャフト212及び軸受部119が挿通され、ブラケット125が図示しないネジで側板103に締結されることで、駆動ユニット115が側板103に固定され、感光体シャフト212が駆動ユニット115により回転可能に保持されている。
感光体シャフト212の軸方向において、小径部212Eの先端位置をY5、大径部212Aの先端位置をY6として、感光体シャフト212における先端位置Y5から先端位置Y6までの距離をW3とする。ここで、感光体取付構造210では、距離W3<距離W2となるように各部材が配置されている。
図5(a)、(b)に示すように、感光体取付構造210における感光体18の取り付け手順として、まず、感光体シャフト212の他端側(第3テーパ部212F側)に第2筒部109Aを外挿し、さらに第1筒部107Aを外挿する。このとき、小径部212Eの先端位置Y5から大径部212Aの先端位置Y6までの距離W3が、感光体18における先端位置Y3から先端位置Y4までの距離W2よりも小さいため、小径部212Eに第1保持部材107を嵌める前に、大径部212Aに第2保持部材109を嵌めることになる。
ここで、図5(b)に示すように、大径部212Aに第2保持部材109を嵌めた直後は、小径部212Eに第1保持部材107が嵌められておらず、小径部212Eよりも小径の第3テーパ部212Fと第1筒部107Aとは隙間をあけて配置される。これにより、感光体18の他端側が一端側よりも下がり、小径部212Eへ第1筒部107Aを嵌めにくくなるので、感光体18の感光体シャフト212への外挿の作業性が低下する。なお、小径部212Eに第1保持部材107を嵌めた後は、図5(c)に示すように、感光体シャフト212の他端側に規制部材137を取り付けて固定する。
一方、図6(a)、(b)に示すように、本実施形態の感光体取付構造100では、感光体18の取り付け手順として、まず、感光体シャフト105の他端側(第3テーパ部105F側)に第2筒部109Aを外挿し、さらに第1筒部107Aを外挿する。このとき、小径部105Eの先端位置Y1から大径部105Aの先端位置Y2までの距離W1が、先端位置Y3から先端位置Y4までの距離W2よりも大きいため、大径部105Aに第2保持部材109を嵌める前に小径部105Eに第1保持部材107を嵌めることになる。
ここで、図6(b)に示すように、大径部105Aに第2保持部材109が嵌る前に小径部105Eに第1保持部材107が嵌まるので、感光体18の他端側がずれるのを抑えられる。これにより、感光体18の感光体シャフト105への外挿の作業性が、比較例の感光体取付構造210に比べて向上する。なお、大径部105Aに第2保持部材109を嵌めた後は、図6(c)に示すように、感光体シャフト105の他端側に規制部材137を取り付けて固定する。
しかも、図6(b)に示すように、感光体シャフト105には、第1保持部材107が小径部105Eに嵌って保持されるときに、第2保持部材109が第1テーパ部105Bに配置される。これにより、大径部105Aに第2保持部材109を嵌めるときに、感光体シャフト105と第2保持部材の第2筒部109Aとの隙間が小さくなるので、第2保持部材109が移動の途中で引っ掛かりにくくなる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
感光体シャフト105が側板103に固定され、感光体18が感光体シャフト105を中心に回転するものであってもよい。また、回転体の例として、感光体18に限らず、帯電ロール、現像ロール、転写ロール、クリーニングロール、搬送ロールなどの回転体に適用してもよい。
10 画像形成装置
11 筺体(装置本体)
18 感光体(回転体、像保持体)
20 スコロトロン帯電器(帯電手段)
22 現像装置(現像手段)
32 転写部(転写手段)
40 露光ユニット(光照射手段)
100 感光体取付構造(回転体の取付構造)
105 感光体シャフト(軸部)
105A 大径部
105B 第1テーパ部(傾斜部)
105E 小径部
107 第1保持部材
109 第2保持部材
P シート部材(記録媒体)

Claims (2)

  1. 装置本体に一端側が保持されるとともに、他端側に形成された小径部と、該一端側に形成され該小径部よりも大径の大径部と、最小径が前記小径部の外径以上で最大径が前記大径部の外径と一致され軸方向で前記小径部と前記大径部との間に配置された傾斜部と、を有する軸部と、
    前記小径部に嵌って保持される第1保持部材と、前記大径部に嵌って保持される第2保持部材と、が前記軸方向に離れて設けられ、前記軸部の前記他端側から外挿される回転体と、
    を有し、
    前記軸部の軸方向で、前記小径部の前記他端側から前記大径部の前記他端側までの距離が、前記第1保持部材の前記一端側から前記第2保持部材の前記一端側までの距離よりも長く、
    前記第1保持部材が前記小径部の前記他端側の部分に配置されるとき、前記第2保持部材が前記傾斜部に配置される回転体の取付構造。
  2. 静電潜像を保持する像保持体が前記回転体として適用された請求項1に記載の回転体の取付構造と、
    前記像保持体の外周面を帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段で帯電された前記像保持体に光を照射して静電潜像を形成する光照射手段と、
    前記光照射手段により形成された静電潜像を現像剤で現像剤像とする現像手段と、
    現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、
    を有する画像形成装置
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