JP5641893B2 - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1搬送ローラと第2搬送ローラとで用紙を挟持して搬送する用紙搬送装置に関し、また、用紙搬送装置を備える画像形成装置に関する。
用紙搬送装置を備える画像形成装置では、画像形成した用紙を用紙搬送装置に設けられた搬送ローラで挟持して搬送し、排出トレイに排出する。しかしながら、用紙を排出する際、搬送状況によってカールした用紙が排出されることがある。なお、カールとは、用紙が一方向に丸まっている状態を示す。用紙がカールしていると、排出される用紙が重なってうまく積載されないため、用紙の整合性(スタッキング性)が悪くなるという問題がある。そこで、搬送ローラで用紙を波状に湾曲させて、用紙に腰付けを行う技術が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。
図7は、従来の画像形成装置の搬送ローラを示す構成図である。
従来の画像形成装置の搬送ローラ200では、両端にフランジ部201aが形成されたプレスローラ201と排紙ローラ202とで用紙を挟持して搬送する。フランジ部201は、中央に比べて両端の外径が次第に大きくなるように形成されている。回転軸203に沿って複数の排紙ローラ202が設けられており、それぞれの排紙ローラ202に対向するように複数のプレスローラ201が配置されている。用紙は、フランジ部201aに押圧されて波状に湾曲した状態となり、用紙の全体に腰付けが行われる。
特開2007−15808号公報
従来の画像形成装置では、プレスローラ201にフランジ部201aが形成されているため、用紙を湾曲させなければ用紙を挟持することができない。そのため、用紙の種類や厚さによって、湾曲させることが困難な用紙を搬送する際には、ローラに係る負荷が大きくなり、用紙の搬送不良を起こす可能性が有るという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、搬送不良を防止することができる用紙搬送装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、搬送不良を防止することができる用紙搬送装置を備えることによって、排出トレイでのスタッキング性を向上させた画像形成装置を提供することを他の目的とする。
本発明に係る用紙搬送装置は、第1回転軸に支持されている第1搬送ローラと、前記第1回転軸に対して平行な第2回転軸に支持されている第2搬送ローラとによって、用紙を挟持して搬送する用紙搬送装置であって、前記第2回転軸に沿って配置され前記第2搬送ローラに連結されている連結部材と、前記連結部材に支持され前記第1回転軸に対して揺動する用紙押圧部とを備え、前記用紙押圧部は、前記第1回転軸に向かう方向において、前記第2搬送ローラより突出する構成とされ、前記第2回転軸は、前記第1回転軸に向かう方向へ付勢され、前記第2搬送ローラは、前記第1搬送ローラの回転に従動し、両側面に一対の連結部材および用紙押圧部が設けられていることを特徴とする。
この構成によると、用紙に向かって第2搬送ローラより用紙押圧部を突出させることによって、用紙を湾曲させて用紙に腰を付けることができる。また、連結部材で用紙押圧部を支持することによって、用紙押圧部をどの程度まで突出させるか調整して、搬送不良を防止することができる。また、第2搬送ローラの両側面に一対の連結部材および用紙押圧部が設けることで、用紙の搬送をさらに安定して行うことができる。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記用紙押圧部は、前記第2回転軸に沿って配置され、搬送する用紙を押圧する腰付けローラであって、前記腰付けローラの径は、前記第2搬送ローラの径より大きいことを特徴とする。
この構成によると、用紙押圧部をローラとすることによって、用紙との摩擦を低減し搬送時の負荷を軽減できる。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記第2搬送ローラには、前記連結部材の一端が圧入される凹部が形成されていることを特徴とする。
この構成によると、簡単な構造で第2搬送ローラと連結部材とを連結することができる。したがって、第2搬送ローラが回転するのに併せて、用紙押圧部を回転させることができ、搬送時の負荷をさらに軽減できる。
本発明に係る用紙搬送装置では、前記用紙押圧部には、前記連結部材の他端が挿入された貫通穴が形成されており、前記用紙押圧部が前記第1回転軸から離れる方向に揺動したとき、前記第2回転軸から前記用紙押圧部の前記第1回転軸側の端部までの距離が、前記第2回転軸から前記第2搬送ローラの前記第1回転軸側の端部までの距離以下であることを特徴とする。
この構成によると、厚紙などの腰のある用紙に対しては、用紙を湾曲させないようにすることで、負荷を低減して搬送不良を防止することができる。
本発明に係る用紙搬送装置は、前記用紙押圧部の前記第2回転軸の軸方向に対する移動を規制する規制部を備えることを特徴とする。
この構成によると、用紙が軸方向において押圧される位置を特定することによって、用紙の搬送を安定して行うことができる。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る用紙搬送装置を備えることを特徴とする。
この構成によると、搬送不良を防止することができる用紙搬送装置を備えることによって、排出トレイでのスタッキング性を向上させた画像形成装置を提供することができる。
本発明によると、用紙に向かって第2搬送ローラより用紙押圧部を突出させることによって、用紙を湾曲させて用紙に腰を付けることができる。また、連結部材で用紙押圧部を支持することによって、用紙押圧部をどの程度まで突出させるか調整して、搬送不良を防止することができる。また、第2搬送ローラの両側面に一対の連結部材および用紙押圧部が設けることで、用紙の搬送をさらに安定して行うことができる。
本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置の概略構成図である。 図1に示す用紙搬送装置の概略断面図である。 図2に示す用紙搬送装置の用紙押圧部が揺動した状態を示す概略断面図である。 図2に示す用紙搬送装置の変形例の概略断面図である。 図4に示す用紙搬送装置の変形例の用紙押圧部が揺動した状態を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す側面図である。 従来の画像形成装置の搬送ローラを示す構成図である。
以下、本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置の概略構成図であって、図2は、図1に示す用紙搬送装置の概略断面図である。
本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置130は、第1回転軸20に支持されている第1搬送ローラ21と、第1回転軸20に対して平行な第2回転軸30に支持されている第2搬送ローラ31とによって、用紙Pを挟持して搬送する。用紙搬送装置130は、第2回転軸30に沿って配置され第2搬送ローラ31に連結されている連結部材32と、連結部材32に支持され第1回転軸20に対して揺動する用紙押圧部33とを備えている。用紙押圧部33は、第1回転軸20に向かう方向(後述する押圧方向X1)において、第2搬送ローラ31より突出する構成とされている。
この構成によると、用紙Pに向かって第2搬送ローラ31より用紙押圧部33を突出させることによって、用紙Pを湾曲させて用紙Pに腰を付けることができる。また、連結部材32で用紙押圧部33を支持することによって、用紙押圧部33をどの程度まで突出させるか調整して、搬送不良を防止することができる。
第2搬送ローラ31には、連結部材32の一端が圧入される凹部31aが形成されている。この構成によると、簡単な構造で第2搬送ローラ31と連結部材32とを連結することができる。したがって、第2搬送ローラ31が回転するのに併せて、用紙押圧部33を回転させることができ、搬送時の負荷をさらに軽減できる。
用紙押圧部33は、第2回転軸30に沿って配置され、搬送する用紙Pを押圧する腰付けローラであって、腰付けローラ(用紙押圧部33)の径は、第2搬送ローラ31の径より大きい。この構成によると、用紙押圧部33をローラとすることによって、用紙Pとの摩擦を低減し搬送時の負荷を軽減できる。つまり、第2回転軸31から用紙押圧部33の第1回転軸20側の端部までの距離Ly1が、第2回転軸30から第2搬送ローラ31の第1回転軸20側の端部までの距離Lhより大きいため、用紙Pは、用紙押圧部33に押圧されている。
用紙押圧部33には、連結部材32の他端が挿入された貫通穴33aが形成されている。用紙押圧部33が第1回転軸20から離れる方向(離間方向X2)に揺動したとき、第2回転軸31から用紙押圧部33の第1回転軸20側の端部までの距離Ly2(後述する図3参照)が、第2回転軸30から第2搬送ローラ31の第1回転軸20側の端部までの距離Lh以下である。この構成によると、厚紙などの腰のある用紙Pに対しては、用紙Pを湾曲させないようにすることで、負荷を低減して搬送不良を防止することができる。なお、以下では、連結部材32の貫通穴33aに挿入された部分を、挿入端32aと呼ぶことがある。また、以下では、第1回転軸20と第2回転軸30とが対向する方向を揺動方向Xと呼び、離間方向X2に対して反対の方向を押圧方向X1と呼ぶことがある。
上述したように、用紙押圧部33は、中心に貫通穴33aが形成された環状の腰付けローラである。貫通穴33aは、内径が第2回転軸30より大きく形成されており、用紙押圧部33の揺動方向Xに対する揺動範囲は、貫通穴33aの大きさによって調整できる。
用紙搬送装置130は、用紙押圧部33の第2回転軸30の軸方向に対する移動を規制する規制部KBを備える。この構成によると、用紙Pが軸方向において押圧される位置を特定することによって、用紙Pの搬送を安定して行うことができる。
本実施の形態では、規制部KBとして、第2回転軸30に固定されたEリング34が設けられている。Eリング34は、用紙押圧部33の第2搬送ローラ31から遠い側の側面に接している。つまり、用紙押圧部33は、Eリング34によって、第2搬送ローラ31から離れる方向への移動が規制されている。
第1回転軸20は、駆動手段(図示しない)に連結されており、駆動手段によって、第1回転軸20および第1搬送ローラ21を回転させるように制御されている。第2搬送ローラ31は、第1搬送ローラ21の回転に従動するように回転する。
第1回転軸20および第2回転軸30は、後述する画像形成装置100に設けられた支持部(図示しない)に支持されている。また、第2回転軸30は、画像形成装置100の内壁40との間に設けられた付勢部41によって、第1回転軸20に向かう方向(押圧方向X1)に付勢されている。
本実施の形態では、連結部材32はコイルばねであるが、例えば、ゴムチューブであってもよい。連結部材32は、隙間を空けて第2回転軸30に巻きつけてある。つまり、挿入端32aは、第2回転軸30を中心に揺動することができる。また、連結部材32によって、用紙押圧部33の回転軸が第2回転軸30と一致するように付勢されている。
用紙Pは、用紙押圧部33に押圧されて波状に湾曲している。用紙搬送装置130は、用紙Pを湾曲させた状態で搬送することによって、用紙Pに腰を付けることができる。
本実施の形態では、第1回転軸20に沿って複数の第1搬送ローラ21が設けられており、それぞれの第1搬送ローラ21に対向するように複数の第2搬送ローラ31が配置されている。また、第2搬送ローラ31には、第2回転軸30の軸方向で対向する両側の側面に凹部31aが設けられている。つまり、1つの第2搬送ローラ31に対して、一対の連結部材32および用紙押圧部33が設けられている。
図3は、図2に示す用紙搬送装置の用紙押圧部が揺動した状態を示す概略断面図である。
用紙搬送装置130は、第1搬送ローラ21と第2搬送ローラ31とで厚紙などの腰のある用紙Pを挟持している。用紙押圧部33は、図2に示す状態と比較して、離間方向X2に移動している。つまり、第2回転軸31から用紙押圧部33の第1回転軸20側の端部までの距離Ly1が距離Ly2となっている。ここで、距離Ly2が距離Lhと同じであるため、用紙押圧部33は、用紙Pを押圧しないように接している。連結部材32は、用紙押圧部33の回転軸を離間方向X2に移動させた状態で、用紙押圧部33を支持している。用紙Pは、用紙押圧部33に押圧されておらず、平坦な状態で搬送されている。
一般に、厚紙などの腰のある用紙は、押圧して湾曲させることが困難である。こうした用紙を湾曲させると、用紙が平坦な状態に戻ろうとするため、用紙の力がローラなどに加わり、用紙を搬送する際の負荷となる。また、腰のある用紙は、ローラで搬送する際に容易にカールしないため、腰付けを行わなくてもスタッキング性が維持される。
図4は、図2に示す用紙搬送装置の変形例の概略断面図であって、図5は、図4に示す用紙搬送装置の変形例の用紙押圧部が揺動した状態を示す概略断面図である。
変形例では、規制部KBとして、Eリング34に代えて、画像形成装置100の内壁40に側壁部40aが設けられている。内壁40は、第2回転軸30に沿って設けられており、用紙押圧部33および第2搬送ローラ31が配置されている部分は、他の部分より凹んでいる。つまり、側壁部40aは、用紙押圧部33の周囲であって、内壁40の凹んでいる部分に相当する。なお、側壁部40aには、リブを形成することが好ましい。側壁部40aから突出したリブと用紙押圧部33の側面とが接するので、用紙押圧部33に接する面積を小さくして、用紙押圧部33に加わる摩擦を低減することができる。
なお、用紙押圧部33は、貫通穴33aの第2搬送ローラ31側の内径が大きくなるように段差(図示しない)を設けてもよい。つまり、貫通穴33aに設けられた段差に挿入端32aを圧入することによって、連結部材32と用紙押圧部33とを連結することができる。
次に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100について説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す側面図である。
画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定の用紙(原稿)に対して多色及び単色の画像を形成する、例えば、カラー複写機などであって、装置本体110と、自動原稿処理装置120とにより構成されている。
装置本体110は、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、および定着ユニット7を備える構成とされている。
画像形成装置100は、上述した構成に加えて、原稿の画像を読み取る原稿読取装置90と、原稿が載置される原稿載置台92と、自動原稿処理装置120とを備えている。
原稿読取装置90は、装置本体110の上部に設けられている。
原稿載置台92は、透明ガラスで形成され、原稿読取装置90の上側に設けられている。
自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上側に取り付けられており、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。搬送された原稿は、原稿読取装置90で画像を読み取られた後、原稿処理ローラ121を経て読取トレイ122に排出される。
また、自動原稿処理装置120は、原稿搬送方向に沿った枢支軸回りに回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4および中間転写ローラ64は、各色に応じた4種類の画像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。帯電器5は、図6に示すようなチャージャ型の他、接触型の帯電器(例えば、ローラ型やブラシ型のもの)を用いることができる。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3の表面を、入力された画像データに応じて露光して、感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。詳しくは、露光ユニット1には、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。
露光ユニット1としては、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)、ELやLED等の発光素子をアレイ状に並べた書込み装置(例えば、書込みヘッド)を用いることができる。
現像器2は、それぞれの感光体ドラム3の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。
クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3の表面に残留したトナーを、除去・回収するものである。
中間転写ベルトユニット6は、感光体ドラム3の上方に配置され、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して支持し、中間転写ベルト61の表面を所定方向(図中矢符D方向)に移動させるように構成されている。
中間転写ベルト61は、それぞれの感光体ドラム3に接触するように設けられ、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。中間転写ベルト61は、例えば、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト61に転写するための転写バイアスを与えるものである。中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を間にして感光体ドラム3とは反対側に回転可能に支持されている。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われている。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施の形態では、転写電極としてローラ形状のものを使用しているが、ブラシ形状のものなども用いることが可能である。
上述したように、感光体ドラム3上で各色のトナーにより顕像化されたトナー像は、中間転写ベルト61に積層される。積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト61の回転によって移動し、用紙Pと中間転写ベルト61との接触位置に配置された転写ローラ10によって用紙P上に転写される。
中間転写ベルト61と転写ローラ10とは、相互に圧接されてニップ域を形成している。転写ローラ10には、中間転写ベルト61上のトナー像を用紙Pに転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、ニップ域を定常的に得るために、転写ローラ10または中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)のものとし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)のものとしている。
ところで、中間転写ベルト61上のトナー像が用紙P上に完全に転写されず、中間転写ベルト61上にトナーが残存することがある。この残存トナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。
このため、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって、残存トナーが除去・回収されるように構成されている。例えば、中間転写ベルトクリーニングユニット65には、クリーニング部材として中間転写ベルト61に接触するクリーニングブレードが備えられている。クリーニングブレードは、中間転写ベルト従動ローラ63と対向する位置において、中間転写ベルト61の裏側(つまり、中間転写ベルト61の従動ローラ63とは反対側)で支持されている。
画像形成装置100は、さらに、給紙カセット81、手差し給紙カセット82、および排出トレイ91を備えている。
給紙カセット81は、画像形成に使用する用紙Pを蓄積しておくためのトレイであり、露光ユニット1の下側に設けられている。また、手差し給紙カセット82にも画像形成に使用する用紙を置くことができる。
排出トレイ91は、装置本体110の上方に設けられており、印刷済みの用紙Pをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
装置本体110には、給紙カセット81および手差し給紙カセット82の用紙を転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排出トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81および手差し給紙カセット82から排出トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、および定着ユニット7が配設されている。
搬送ローラ12a〜12dは、用紙Pの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。
ピックアップローラ11aは、給紙カセット81および手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、給紙カセット81から用紙Pを1枚ずつ用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
レジストローラ13は、搬送ローラ12aから搬送された用紙Pを一旦保持し、感光体ドラム3上のトナー像の先端と用紙Pの先端とを合わせるタイミングで、用紙Pを転写ローラ10に搬送する。
定着ユニット7は、用紙P上に形成された未定着トナー像を加熱融解し固着させて用紙P上に定着させるものである。
上述した画像形成装置100では、画像形成の際に、給紙カセット81または手差し給紙カセット82から搬送される用紙Pが、搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送される。次に、レジストローラ13によって用紙Pが中間転写ベルト61上のトナー像と同期をとって転写部位に搬送される。転写部位に搬送された用紙P上には、転写ローラ10によって、中間転写ベルト61上のトナー像が転写される。用紙Pが定着ユニット7を通過するとき、用紙Pに転写された未定着トナーは、熱量と加圧力とを受け、溶解、固着され、用紙Pに定着される。トナー像が定着された用紙Pは、搬送ローラ72bを経て、排出トレイ91に排出される。
画像形成装置100では、搬送ローラ12bに上述した用紙搬送装置130が適用されている。この構成によると、搬送不良を防止することができる用紙搬送装置130を備えることによって、排出トレイ91でのスタッキング性を向上させた画像形成装置を提供することができる。
なお、原稿処理ローラ121に用紙搬送装置130を適用しても良い。それによって、読取トレイ122でのスタッキング性を向上させることができる。
20 第1回転軸
21 第1搬送ローラ
30 第2回転軸
31 第2搬送ローラ
31a 凹部
32 連結部材
33 用紙押圧部
33a 貫通穴
34 Eリング(規制部の一例)
40 内壁
40a 側壁部(規制部の一例)
41 付勢部
100 画像形成装置
130 用紙搬送装置
KB 規制部
P 用紙

Claims (7)

  1. 第1回転軸に支持されている第1搬送ローラと、前記第1回転軸に対して平行な第2回転軸に支持されている第2搬送ローラとによって、用紙を挟持して搬送する用紙搬送装置であって、
    前記第2回転軸に沿って配置され前記第2搬送ローラに連結されている連結部材と、
    前記連結部材に支持され前記第1回転軸に対して揺動する用紙押圧部とを備え、
    前記用紙押圧部は、前記第1回転軸に向かう方向において、前記第2搬送ローラより突出する構成とされ
    前記第2回転軸は、前記第1回転軸に向かう方向へ付勢され、
    前記第2搬送ローラは、前記第1搬送ローラの回転に従動し、両側面に一対の連結部材および用紙押圧部が設けられていること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  2. 請求項1に記載の用紙搬送装置であって、
    前記用紙押圧部は、前記第2回転軸に沿って配置され、搬送する用紙を押圧する腰付けローラであって、
    前記腰付けローラの径は、前記第2搬送ローラの径より大きいこと
    を特徴とする用紙搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の用紙搬送装置であって、
    前記第2搬送ローラには、前記連結部材の一端が圧入される凹部が形成されていること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の用紙搬送装置であって、
    前記用紙押圧部には、前記連結部材の他端が挿入された貫通穴が形成されており、
    前記用紙押圧部が前記第1回転軸から離れる方向に揺動したとき、前記第2回転軸から前記用紙押圧部の前記第1回転軸側の端部までの距離が、前記第2回転軸から前記第2搬送ローラの前記第1回転軸側の端部までの距離以下であること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の用紙搬送装置であって、
    前記用紙押圧部の前記第2回転軸の軸方向に対する移動を規制する規制部を備えること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  6. 請求項5に記載の用紙搬送装置であって、
    前記第2回転軸に沿って設けられ、前記用紙押圧部および前記第2搬送ローラに対向する位置に凹部が設けられた内壁を備え、
    前記規制部は、前記用紙押圧部の側面に接する内壁の側壁部であること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか1つに記載の用紙搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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