JP2010230288A - 分岐ユニット - Google Patents

分岐ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2010230288A
JP2010230288A JP2009080917A JP2009080917A JP2010230288A JP 2010230288 A JP2010230288 A JP 2010230288A JP 2009080917 A JP2009080917 A JP 2009080917A JP 2009080917 A JP2009080917 A JP 2009080917A JP 2010230288 A JP2010230288 A JP 2010230288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
liquid pipe
gas pipe
branch
refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009080917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5071425B2 (ja
Inventor
Yusuke Suzuki
裕介 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2009080917A priority Critical patent/JP5071425B2/ja
Publication of JP2010230288A publication Critical patent/JP2010230288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5071425B2 publication Critical patent/JP5071425B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】
暖房運転時に室内機の稼動している台数が少数の場合、室外機にある圧縮機の能力を小さく出来ずに、圧縮機がON/OFFを繰り返してしまう問題があった。
【解決手段】
本発明は、上記問題を解決する為に、ガス管と液管をバイパスするバイパス通路を設けている。上記のように暖房運転時で室内機の稼動台数が少数の場合、そのバイパス通路に冷媒の一部を流すことで、室内機に流れる冷媒の量を減らし、圧縮機を止めることなく暖房能力を下げることを目的とするものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、空気調和機の室外機と複数の室内機とを接続する分岐ユニットに関するものである。
一台の室外機に一台の室内機が接続される、所謂ペアタイプの空気調和機では、冷媒配管が短く、また膨張弁で発生する冷媒流動音を室内へ漏らさない為、室外機に膨張弁を設けている場合が多い。一方、一台の室外機に対して複数台の室内機が並列に接続されるマルチタイプの空気調和機では、室内機の膨張弁有無に関係なく室外機と接続できるように室外機と複数の室内機の間に設けられた分岐ユニット内に膨張弁を設けている場合が多い。また、マルチタイプの空気調和機は、膨張弁と室内機の間の冷媒配管が長くなると、冷媒がその長い配管を通過する間に圧力損失により冷媒の圧力が低下し、また配管と外気によって熱交換されてしまい、冷媒の状態が変化する為、冷房能力が落ちる恐れがある。その為、膨張弁を設けた分岐ユニットを必要に応じて室外機と複数の室内機の間の内、室内機の近くに接続している。さらに、マルチタイプの空気調和機では複数台の室内機が個別に稼動している。そこで、複数の室内機に接続される分岐ユニット内の各々の冷媒配管に膨張弁を設けることで、室内機に流れる冷媒の量を個別に調整することが出来る。
しかし、上述のように分岐ユニットを室内機近傍に配置すると冷房能力は改善されるが、室外機から分岐ユニット内の膨張弁までの配管が長くなる。その為、冷媒が膨張弁に至るまでに熱交換をしてしまい、液・ガス混合状態の2相流に変化してしまう恐れがある。この2相流となった冷媒が膨張弁を通過すると多大な冷媒通過音が発生する。そこで、膨張弁の近傍に熱交換器を設けて、冷媒を冷却して解決している技術が知られており、例えば、特開2002−13842号公報に開示されているものがある。この従来技術では、分岐ユニット内にある膨張弁を通過する前の冷媒と、膨張弁を通過した後の冷媒を熱交換することで、膨張弁を通過する前の冷媒を冷却するものである。これにより、膨張弁を通過する前の冷媒の状態を改善することができ、また冷媒通過音を防ぐことが出来る。
しかし、従来技術である特開2002−13842号公報に開示されている分岐ユニットでは、冷房時に室内機に流れ込む冷媒がその前に熱交換器で熱交換して、蒸発してしまう為、冷房能力が落ちてしまう。また、熱交換器に冷媒を通す為、膨張弁を余計に追加しなければいけない問題があった。そこで、分岐ユニット内にある膨張弁を通過した後の冷媒で熱交換する代わりに、室内機を通過した後の冷媒で熱交換する技術が知られている。この技術を用いることで、冷房能力を改善し、部品点数の増加を抑えることが出来る。ただし、暖房時は冷媒の流れが逆であり、室内機に入る高温冷媒が分岐ユニット内の熱交換器を通過して、熱交換をする為、冷媒の温度が下がり、暖房能力が下がってしまう。そこで、暖房運転時は分岐ユニット内の熱交換器をバイパスするようにバイパス通路を設け、冷房運転時、暖房運転時に応じて適切に冷媒を流すように制御している。その分岐ユニットの一例として、特開平8−61744号公報に開示されている分岐ユニットがある。
特開2002−13842号公報 特開平8−61744号公報
しかし、特開2002−13842号公報と特開平8−61744号公報に開示されている分岐ユニットでは、室外機の能力が大きな多室形空気調和機において暖房運転時に室内機が1、2台といった少数の台数しか稼動していない場合、圧縮機を最小能力よりも下げることが出来ず、稼動している室内機に冷媒が室内機の能力以上に流れ込むことがあった。そのため、圧縮機を止めるしか方法が無く、圧縮機が短時間にON(サーモオン)とOFF(サーモオフ)を繰り返すことにより、圧縮機の寿命を短くしたり、空気調和機が断続的に動作することで快適性を損なったりする問題があった。
本発明は、暖房運転時で室内機が少数しか稼動していない場合に圧縮機がONとOFFを繰り返さない為に、室内機へ流れ込む冷媒の量を減らす分岐ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を解決する為に、本発明は、室外機側冷媒回路と、複数の室内機側冷媒回路とを接続する為の空気調和機の冷媒ユニットであって、前記室外機側冷媒回路のガス管側に接続されるガス管と、前記室内機側冷媒回路のガス管側に接続される複数のガス管側分岐配管と、前記ガス管と前記ガス管側分岐配管に分岐するガス管分岐部と、前記室外機側冷媒回路の液管側に接続される液管と、前記室内機側冷媒回路の液管側に接続される複数の液管側分岐配管と、前記液管から前記液管側分岐配管に分岐する液管分岐部と、前記液管内の冷媒と前記ガス管内の冷媒とが熱交換できるように、前記液管と前記ガス管との間に設けられた熱交換器部と、前記ガス管上で暖房時の冷凍サイクルで前記熱交換器部より上流側に設けた第三電磁弁と、前記ガス管上で暖房時の冷凍サイクルで前記熱交換器部より下流側に設けた第二電磁弁と、前記第三電磁弁と前記第二電磁弁を冷媒が通過しないように、暖房時の冷凍サイクルで前記第三電磁弁より上流側のガス管と、前記第二電磁弁より下流側のガス管とをバイパスする為の第一バイパス通路と、前記第一バイパス通路上に設けられた第一電磁弁と、前記第二電磁弁と前記熱交換器部との間と、前記液管側分岐部と前記熱交換器部との間をバイパスする第二バイパス通路と、前記第二バイパス通路上に設けられた第一電子膨張弁とを少なくとも備えたことを特徴とする。
本発明による分岐ユニットにより、暖房運転時に室内機の稼動台数に応じて分岐ユニット内の電磁弁や電子膨張弁を制御することで、室外機にある圧縮機が短い時間にONとOFFを繰り返さない為、圧縮機の寿命を長くし、また快適な空調を行うことが出来る。
本発明での空気調和機の冷凍サイクル図である。 本発明での分岐ユニット内の冷凍サイクル図である。 本発明での冷房運転時での空気調和機の冷凍サイクル図である。 本発明での暖房運転時での空気調和機の冷凍サイクル図である。 本発明での低能力暖房運転時での空気調和機の冷凍サイクル図である。 本発明での除霜運転時での空気調和機の冷凍サイクル図である。 本発明での空気調和機の冷凍サイクル制御表である。 本発明での別実施例の分岐ユニットの冷凍サイクル図である。
本発明は、暖房運転時に、室内機が少数しか稼動していない場合に、室外機内にある圧縮機が短い時間にONとOFFを繰り返さないようにすることを目的として、ガス管内に流れる冷媒の一部を液管にバイパスすることで、室内機に流れる冷媒の量を減らすことを実現した。
以下、本発明の実施の形態における分岐ユニットを用いた冷凍サイクルに関して、室外機に対して、分岐ユニットを介して3機の室内機が並列に接続されている場合について図1を基に説明する。
室外機は、能力可変型の圧縮機1と四方弁2と室外熱交換器3を備え、液管9およびガス管12に接続される。圧縮機1から吐出した冷媒は四方弁2により流れ方向が切り替えられ、これにより暖房運転と冷房運転が切り替えられる。暖房運転時は、圧縮機1から吐出された冷媒は四方弁2を介してガス管12に流れ、冷房運転時では圧縮機1から吐出された冷媒は四方弁2を介して室外熱交換器3を通って液管9に流れる。図示していないが、室外熱交換器3には、室外機の送風機が付設され、外気との熱交換を効率良く行っている。なお、図示していないが、冷媒の温度や圧力を計測するために、本室外機には温度センサや、圧力センサを設けている。
本発明での実施形態における分岐ユニットは、図1、図2に示すように、一台の室外機に対して三台の室内機を接続しており、室外機側の液管側に接続される液管9と、室内機の液管側に接続される複数の液管側分岐配管10と、液管9から液管側分岐配管10に分岐する液管分岐部11と、室外機側のガス管側に接続されるガス管12と、室内機のガス側に接続されるガス側分岐配管13と、ガス管12とガス管側分岐配管13に分岐するガス管分岐部14と、液管9とガス管12のそれぞれを流れる冷媒間の熱交換をする熱交換器4と、そのガス管12上で暖房時での熱交換器4の上流と下流に設けた電磁弁7b、7cと、暖房運転時で電磁弁7bより下流のガス管12と電磁弁7cより上流のガス管12とをバイパスすることで、暖房運転時に冷媒が電磁弁7b、7cを通過しないようにできる第一バイパス通路15と、その第一バイパス通路15上に設けた電磁弁7aと、ガス管12上で電磁弁7bと熱交換器4との間と液管9上で熱交換器4と液管分岐部11との間をバイパスするように設けた第二バイパス通路16と、その第二バイパス通路16上に設けた電子膨張弁8とを備えている。熱交換器4は液管9により室外熱交換器3に接続されるとともに、液管側分岐配管10上に設けてある三個の電子膨張弁5a、5b、5cを介して各室内熱交換器6a、6b、6cに接続されている。各室内熱交換器6a、6b、6cに接続されている複数のガス側分岐配管13を分岐ユニット内のガス管分岐部14で一つにまとめ、そのガスが流れるガス管12を熱交換器4に通過するように配管している。なお、図示していないが、温度センサや圧力センサを冷媒配管に備えて、配管内の冷媒の状態を計測している。この分岐ユニットは、図7に示すように冷房運転時、暖房運転時などに応じて電磁弁、電子膨張弁を図示していない室外機にある制御部によって制御されることで、分岐ユニット内の冷媒の流れが制御されている。
図示していないが、各室内機は、室内熱交換器とこれに付設された送風機を備え、これにより室内熱交換器を流れる冷媒と室内の空気との熱交換を効率よく行い、室内の温度を調節している。また、室内機の運転台数は常に室外機が把握し、管理している。なお、図示していないが、室内の温度を計測するために、各室内機には温度センサを設けている。
(冷房運転制御)上記構成における冷房運転時の動作を図3により説明する。冷房運転時には、四方弁2により、同図に付した矢印の方向に冷媒が流れ、室外熱交換器3が凝縮機、各室内熱交換器6a、6b、6cが蒸発器として作用する。すなわち、室外機において圧縮機1からの圧縮冷媒ガスは、四方弁2を通過し、室外熱交換器3で放熱する。それから、室外機にある電子膨張弁19を通過する。この電子膨張弁19は全開にする。そして、液管9を通って、分岐ユニットの熱交換器4を通過する。熱交換器4では、各室内機の室内熱交換器6a、6b、6cで放熱して温度が下がったガス冷媒と熱交換され、冷却される。その後、冷媒は液管分岐部11により三つの液管側分岐配管10a、10b、10cに分岐され、各液管側分岐配管上に設けられた電子膨張弁5a、5b、5cで減圧されて、低温の二層冷媒となる。次に、冷媒は各室内熱交換器6a、6b、6cに流れ込み、各室内熱交換器6a、6b、6cで、室内空気と熱交換されて蒸発し、ガス状の冷媒となる。その後、冷媒はガス側分岐配管13a、13b、13cを通って再び分岐ユニットに戻り、ガス管分岐部14で一つにまとめられ、ガス管12を流れる。電磁弁7aと電磁弁8を閉め、電磁弁7bと電磁弁7cを開けることで、ガス管12を流れる冷媒は熱交換器4へ入り、その熱交換器4で室外機から流れてきた冷媒を冷却する。熱交換器4を出た冷媒は、室外機の四方弁2を介して圧縮機1へ戻る。
この間における電子膨張弁8、電磁弁7a、7b、7cの制御は図7に示すように行われる。まず、室外機内にある制御装置により電子膨張弁5a、5b、5cを所定開度まで閉じるようにパルス制御し、冷媒を減圧する。電子膨張弁8は閉じている。また、電磁弁7bと7cは開けているが、電磁弁7aは閉じている。これにより、液管9を流れる冷媒と、ガス管12を流れる冷媒を熱交換することができ、室内機の冷房能力を向上することが出来る。
(暖房運転制御)暖房運転時の動作を図4により説明する。暖房運転時には、四方弁2により、同図に付した矢印の方向に冷媒が流れ、室外熱交換器3が蒸発器、各室内熱交換器6a、6b、6cが凝縮器として作用する。すなわち、室外機において圧縮機1からの圧縮冷媒ガスは、四方弁2を通過し、分岐ユニットのガス管12を流れる。ガス管12に流れる冷媒は、分岐ユニット内にある熱交換器4を通過しないように電磁弁7bと電磁弁7cと電子膨張弁8を閉め、電磁弁7aを開けることで、電磁弁7aを設けている第一バイパス通路15を通過する。そして、ガス管分岐部14で分岐され、各室内機に流れ、室内熱交換器6a、6b、6cで室内空気と熱交換をする。その後、各液管側分岐配管10a、10b、10c上に設けられた電子膨張弁5a、5b、5cで減圧した後、液管分岐部11で一つにまとめまる。そして、分岐ユニット内の熱交換器4を通過して、室外機にある電子膨張弁19を流れる。この電子膨張弁で冷媒を減圧している。その後、室外熱交換器3を流れる。この室外熱交換器3で冷媒は吸熱し、四方弁2を介して、圧縮機1へ戻る。
この間における電子膨張弁8、電磁弁7a、7b、7cは図7に示すように行われる。まず、室外機内にある制御装置により電子膨張弁5a、5b、5cは全開状態に保持され、電子膨張弁8は閉じている。次に、電磁弁7aは開けているが、電磁弁7b、7cは閉じている。これにより、室内機に入る冷媒が熱交換器で熱交換され冷却されない為、暖房能力が下がる問題を回避できる。
(低能力暖房運転制御)暖房運転時において、室内機の負荷が少ない場合の動作を図5により説明する。室外機は室内機の運転台数を常に監視しており、室内機の運転台数が1台など少数の場合は、室内機からの圧縮機1への負荷が小さい。そこで、圧縮機1の回転数を下げて、能力を抑えるよう制御する。圧縮機1の回転数が最低回転数に達し、さらに圧縮機1の能力を下げる必要がある場合、圧縮機1の回転数を下げることができないので、冷媒が室内機に流れる量を減らして、冷凍サイクルを制御する。本実施例では、室内熱交換器6cのみに冷媒を流している場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく複数台(本実施例では二台)でも良い。
この場合における分岐ユニット内の電子膨張弁8、電磁弁7a、7b、7cの制御は図7に示すように行われる。まず、室外機内にある制御装置により運転している室内機の室内熱交換器6cと接続されている電子膨張弁5cは全開状態に保持される。第二バイパス通路16上に設けられた電子膨張弁8はパルス制御で冷媒を減圧している。それ以外の電子膨張弁5a、5bは閉じている。また、電磁弁7a、7cは開けているが、電磁弁7bは閉じている。
上記の制御により、分岐ユニット内に流れる冷媒は、図5に付した矢印の方向に流れる。圧縮機1からの圧縮ガスは、四方弁2を通過し、分岐ユニットのガス管12に入る。電磁弁7aと電磁弁7cの二つの電磁弁が開いている為、冷媒はガス管12と第一バイパス通路15に分配される。第一バイパス通路15を流れる冷媒は電磁弁7aを介して、稼働中の室内熱交換器6cに流れる。一方、ガス管12を流れる冷媒は電磁弁7cを介して分岐ユニット内の熱交換器4を流れる。その後、冷媒は電子膨張弁8は開いているが、電子膨張弁7bは閉じている為、電子膨張弁8を通過し、室内機から流れて来た冷媒と合流し、室外機へと流れていく。
このように、ガス管12内に流れる冷媒の一部を液管9へバイパスすることで、室内機へ流入する冷媒量を制限して暖房能力の最小限度を小さくすることが出来る。また、分岐ユニット内の熱交換器4でガス管12内の高圧ガス冷媒と液管9内の低圧冷媒が熱交換する為、液管9内の低圧冷媒の温度が上がり、室外熱交換器3の霜が着きにくくなる効果もある。このように、電子膨張弁8の開度を制御することで、第一バイパス通路15に流れる冷媒の流量を調整し、それにより室内機へ流れる冷媒の流量を調整している。
(除霜運転制御)暖房運転時に、室外熱交換器3に冷たい冷媒が流れる為、霜が着いてしまう。その霜を取り除く為に、空気調和機は除霜運転を行う必要がある。除霜運転時の動作を図6により説明する。除霜運転時には、四方弁2により、同図に付した矢印の方向に冷媒が流れ、室外熱交換器3が凝縮機、分岐ユニット内にある熱交換器4が蒸発器として作用する。すなわち、室外機において圧縮機1からの圧縮冷媒ガスは、四方弁2を通過し、室外熱交換器3で放熱し、室外熱交換器3に着いた霜を溶かす。それから、液管9を通って分岐ユニットの熱交換器4を通過する。そして、電子膨張弁5aと電子膨張弁5bと電子膨張弁5cを閉じ、電子膨張弁8を開けることで、冷媒は電子膨張弁8に流れ、電子膨張弁8で低圧化される。また、電磁弁7aと電磁弁7bを閉じ、電磁弁7cを開けることで、冷媒を再び熱交換器4に通過させ、液管9内の冷媒と熱交換させる。その後、冷媒はガス管12を通過して、室外機の四方弁2を介して圧縮機1へ戻る。
この間における電子膨張弁8、電磁弁7a、7b、7cの制御は図7に示すように行われる。まず、室外機内にある制御装置により電子膨張弁5a、5b、5cは閉め、電子膨張弁8はパルス制御している。電磁弁7cは開けているが、電磁弁7a、7bは閉じている。これにより、除霜運転時に室内機に冷媒が流れない為、室内の温度が下がる心配がなくなる。
また、本発明として上記の実施例以外にも考えられる。例えば、図8のような冷凍サイクルが考えられる。
上記の発明以外に別実施例として図8に示すような分岐ユニットがある。従来技術の分岐ユニットでは、冷房運転時、液管9を流れる冷媒を分流する液管分岐部11があり、その分流した冷媒は各液管分岐配管を流れ、各々の液管分岐配管に設けられた電子膨張弁5a、5b、5cで減圧される。この減圧した冷媒と、分岐ユニットに入ってきた冷媒とを熱交換させる熱交換器4を通過させることで、液管9内に流れる冷媒を冷却している。この従来技術に本発明の、暖房運転時に低能力で動作する場合に液管9に冷媒をバイパスする発明を追加したものを以下に説明する。液管分岐部11と熱交換器4との間と、ガス管12とをバイパスする第二バイパス通路16と、第二バイパス通路16上に設けられた電子膨張弁8と、液管9とガス管12とをバイパスする第三バイパス通路17と、第三バイパス通路17上に設けた電子膨張弁18とを備えた分岐ユニットである。
冷房運転時の冷媒の流れは、電子膨張弁8と電子膨張弁18を閉めて、液管9、熱交換器4、液管9、液管分岐部11、電子膨張弁5a、5b、5c、再び熱交換器4、室内熱交換器3、ガス管分岐部14と通過する。暖房運転時の冷媒の流れは、電子膨張弁8と電子膨張弁18を閉め、冷房時の逆の流れで、ガス管12、ガス管分岐部14、室内熱交換器3、熱交換器4、電子膨張弁5a、5b、5c、液管分岐部11、液管9、熱交換器4、液管9と通過する。暖房運転時で低能力運転の場合、電子膨張弁8を開け、電子膨張弁18を閉めることで、前記第二バイパス通路16に冷媒の一部を流すもので、この場合の冷媒の流れは、ガス管12、第二バイパス通路16、液管9、熱交換器4、液管9と通過する。これにより、暖房運転時に運転している室内機が少数の場合、電子膨張弁8の開度を調整することで冷媒の一部を液管9に流すことができ、それにより室内機に流れる冷媒の量を調整できる為、圧縮機1のサーモオフなどの問題を解決することが出来る。また、液管9に設けてある熱交換器4で熱交換をすることで、室外機に流れる冷媒を暖めることができ、室外熱交換器3に霜が着くのを軽減することが出来る。除霜運転時の冷媒の流れは、電子膨張弁18を開け、電子膨張弁5a、5b、5c、8を閉めることで、冷媒を第三バイパス通路17に流すものである。これにより、除霜運転時、室内機に温度の低い冷媒が流れない為、室内が冷やされる恐れが無い。
なお、本発明では、分岐ユニット内の冷凍サイクル制御する制御部を室外機に設けているが、本発明はこれに限定するものではなく、分岐ユニット内などに設けても良い。
1 圧縮機
2 四方弁
3 室外熱交換器
4 熱交換器
5a、5b、5c 電子膨張弁
6a、6b、6c 室内熱交換器
7a、7b、7c 電磁弁
8 電子膨張弁
9 液管
10 液管側分岐配管
11 液管分岐部
12 ガス管
13 ガス管側分岐配管
14 ガス管分岐部
15 第一バイパス通路
16 第二バイパス通路
17 第三バイパス通路
18 電子膨張弁
19 電子膨張弁

Claims (6)

  1. 室外機側冷媒回路と、
    前記室外機側冷媒回路の液管側に接続される液管と、
    前記室外機側冷媒回路のガス管側に接続されるガス管と、
    前記液管内の冷媒と前記ガス管内の冷媒とが熱交換できるように、前記液管と前記ガス管との間に設けられた熱交換器部と、
    暖房運転時の冷凍サイクルで前記熱交換器部よりも下流側の前記ガス管と、前記熱交換器部よりも上流側の前記液管とをバイパスするバイパス管と、
    前記バイパス管上に設けられたバイパス管電磁弁とを少なくとも備えた分岐ユニットであって、
    暖房運転能力に応じて、前記バイパス管電磁弁の開度を調整可能とすることを特徴とする分岐ユニット。
  2. 暖房運転時に能力を低くする場合、前記バイパス管電磁弁を開ける方向に調整することを特徴とする請求項1に記載の分岐ユニット。
  3. 室外機側冷媒回路と、複数の室内機側冷媒回路とを接続する為の空気調和機の分岐ユニットであって、
    前記室外機側冷媒回路のガス管側に接続されるガス管と、
    前記室内機側冷媒回路のガス管側に接続される複数のガス管側分岐配管と、
    前記ガス管と前記ガス管側分岐配管に分岐するガス管分岐部と、
    前記室外機側冷媒回路の液管側に接続される液管と、
    前記室内機側冷媒回路の液管側に接続される複数の液管側分岐配管と、
    前記液管から前記液管側分岐配管に分岐する液管分岐部と、
    前記液管内の冷媒と前記ガス管内の冷媒とが熱交換できるように、前記液管と前記ガス管との間に設けられた熱交換器部と、
    前記ガス管上で暖房時の冷凍サイクルで前記熱交換器部より上流側に設けた第三電磁弁と、
    前記ガス管上で暖房時の冷凍サイクルで前記熱交換器部より下流側に設けた第二電磁弁と、
    前記第三電磁弁と前記第二電磁弁を冷媒が通過しないように、暖房時の冷凍サイクルで前記第三電磁弁より上流側のガス管と、前記第二電磁弁より下流側のガス管とをバイパスする為の第一バイパス通路と、
    前記第一バイパス通路上に設けられた第一電磁弁と、
    前記第二電磁弁と前記熱交換器部との間と、前記液管側分岐部と前記熱交換器部との間をバイパスする第二バイパス通路と、
    前記第二バイパス通路上に設けられた第一電子膨張弁とを少なくとも備えたことを特徴とする分岐ユニット。
  4. 暖房運転時に低能力で動作する場合、前記第一電磁弁と前記第三電磁弁を開け、前記第二電磁弁を閉め、前記第一電子膨張弁の開度を調整可能とすることを特徴とする請求項3に記載の分岐ユニット。
  5. 室外機側冷媒回路と、複数の室内機側冷媒回路とを接続する為の空気調和機の分岐ユニットであって、
    前記室外機側冷媒回路のガス管側に接続されるガス管と、
    前記室内機側冷媒回路のガス管側に接続される複数のガス管側分岐配管と、
    前記ガス管と前記ガス管側分岐配管に分岐するガス管分岐部と、
    前記室外機側冷媒回路の液管側に接続される液管と、
    前記室内機側冷媒回路の液管側に接続される複数の液管側分岐配管と、
    前記液管から前記液管側分岐配管に分岐する液管分岐部と、
    前記液管と前記液管分岐部との間に設けられた第五電子膨張弁と、
    前記液管内で前記第五電子膨張弁を通過する前の冷媒と、前記第五電子膨張弁を通過した後の冷媒とを熱交換するように、膨張弁の前後にある前記液管の間に設けられた熱交換器部と、
    前記液管分岐部と前記熱交換器部との間の前記液管と、前記ガス管とをバイパスする第二バイパス通路と、
    前記第二バイパス通路上に設けられた第一電子膨張弁とを少なくとも備えた分岐ユニット
  6. 暖房運転時に低能力で動作する場合、前記第一電子膨張弁の開度を調整可能とすることを特徴とする請求項5に記載の分岐ユニット。
JP2009080917A 2009-03-30 2009-03-30 分岐ユニット Expired - Fee Related JP5071425B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080917A JP5071425B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 分岐ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009080917A JP5071425B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 分岐ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010230288A true JP2010230288A (ja) 2010-10-14
JP5071425B2 JP5071425B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=43046283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009080917A Expired - Fee Related JP5071425B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 分岐ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5071425B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176609A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 株式会社デンソー 冷凍サイクル装置
JP2018054237A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
US11112140B2 (en) 2017-09-07 2021-09-07 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioning apparatus

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06265232A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JPH07190526A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクル装置
JPH09300948A (ja) * 1996-05-08 1997-11-25 Calsonic Corp 自動車用空気調和装置
JP2002013842A (ja) * 2000-04-24 2002-01-18 Daikin Ind Ltd 気液熱交換器および気液熱交換器を備える冷媒分岐ユニット

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06265232A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JPH07190526A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクル装置
JPH09300948A (ja) * 1996-05-08 1997-11-25 Calsonic Corp 自動車用空気調和装置
JP2002013842A (ja) * 2000-04-24 2002-01-18 Daikin Ind Ltd 気液熱交換器および気液熱交換器を備える冷媒分岐ユニット

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176609A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 株式会社デンソー 冷凍サイクル装置
JP2018054237A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
WO2018062177A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
CN109804209A (zh) * 2016-09-30 2019-05-24 大金工业株式会社 空调装置
CN109804209B (zh) * 2016-09-30 2020-05-12 大金工业株式会社 空调装置
US10670282B2 (en) 2016-09-30 2020-06-02 Daikin Industries, Ltd. Air conditioning apparatus
US11112140B2 (en) 2017-09-07 2021-09-07 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioning apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5071425B2 (ja) 2012-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6685409B2 (ja) 空気調和装置
JP4254863B2 (ja) 空気調和装置
JP5213817B2 (ja) 空気調和機
WO2013111177A1 (ja) 空気調和装置
US9909790B2 (en) Methods and systems for controlling integrated air conditioning systems
WO2014129473A1 (ja) 空気調和装置
JP4948016B2 (ja) 空気調和装置
JP6880204B2 (ja) 空気調和装置
WO2016113850A1 (ja) 空気調和装置
WO2015140951A1 (ja) 空気調和装置
JP6161741B2 (ja) 空気調和装置
JP2011133177A (ja) 空気調和機
JP2008170063A (ja) マルチ型空気調和機
WO2021014640A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP5734205B2 (ja) 空気調和装置
JP6508394B2 (ja) 冷凍装置
JP6448780B2 (ja) 空気調和装置
JP2006317063A (ja) 空気調和機
JP5071425B2 (ja) 分岐ユニット
WO2019065856A1 (ja) 冷凍装置
JP2008267653A (ja) 冷凍装置
JP3984250B2 (ja) 多室型空気調和機
JP6081283B2 (ja) 空気調和装置
JP6573723B2 (ja) 空気調和装置
JP2010014343A (ja) 冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5071425

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees