JP2010223622A - 角速度検出装置 - Google Patents

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将樹 高岡
Takakazu Fujimori
敬和 藤森
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Abstract

【課題】振動ノイズによる影響を低減できる角速度検出装置を提供する。
【解決手段】空洞50を有する基板40と、対向する互いの端部を連結されて空洞50内で並列に配置され、長軸方向に直交する方向であって基板40の厚さ方向と垂直な駆動振動方向に沿って互いに逆方向に振動する一対の振動アーム11、12と、一対の振動アーム11、12の連結部分にそれぞれの一方の端部が接続し、他方の端部が基板40の空洞50を囲む周辺部に固定された2本の検出アーム21、22と、長軸方向に沿った振動アーム11、12の振動によって生じる検出アーム21、22の形状の歪みを検知して、振動アーム11、12に加わった角速度を検出する検出回路600とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、角速度検出装置に係り、特にコリオリ力を利用して角速度を検出する角速度検出装置に関する。
角速度検出装置として、音片型、音叉型等の様々な形状の振動式角速度検出装置が提案され実用化されている。特に、音叉型の振動式角速度検出装置はQ値が高く、安定した振動と高い感度が得られる。
例えば、アーム(振動子)を振動させるための駆動電圧が印加される駆動電極と、アームに加えられた角速度に応じた検出信号を出力する検出電極とが、同一のアーム上に形成された音叉型振動式角速度検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記のような角速度検出装置では、アームの振動方向が水平方向の場合に検出方向は垂直方向であり、アームに角速度が加わらない状態では、検出電極から検出信号は出力されない。そして、アームが水平方向に振動している状態でアームに角速度が加えられると、コリオリ力によりアームが垂直方向に振動し、この垂直方向の振動に基づき角速度が検出される。
特開平11−351874号公報
しかしながら、実際にはプロセスばらつき等に起因して、僅かながら水平方向からずれた方向に角速度検出装置のアームが振動する。このため、垂直方向の成分が存在するので、アームに角速度が加えられていない状態でも検出電極からアームに角速度が加わっているように検出信号が出力される。このような、アームの振動方向が所定の方向からずれたために検出電極から出力される検出信号を、以下において「振動ノイズ」という。
振動ノイズが発生した状態でアームに角速度を加えると、振動ノイズと角速度による信号が加算された検出信号が検出電極から出力される。このため、振動ノイズが大きいとS/N比が劣化し、感度が低下する。
上記問題点を鑑み、本発明は、振動ノイズによる影響を低減できる角速度検出装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、(イ)空洞を有する基板と、(ロ)対向する互いの端部を連結されて空洞内で並列に配置され、長軸方向に直交する方向であって基板の厚さ方向と垂直な駆動振動方向に沿って互いに逆方向に振動する一対の振動アームと、(ハ)一対の振動アームの連結部分にそれぞれの一方の端部が接続し、他方の端部が基板の空洞を囲む周辺部に固定された2本の検出アームと、(ニ)長軸方向に沿った振動アームの振動によって生じる検出アームの形状の歪みを検知して、振動アームに加わった角速度を検出する検出回路とを備える角速度検出装置が提供される。
本発明によれば、振動ノイズによる影響を低減できる角速度検出装置を提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の構成を示す模式的な上面図である。 図1のII−II方向に沿った断面図である。 図1のIII−III方向に沿った断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置が受けるコリオリ力を説明するための模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の回路構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の検出信号の波形例を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その1)。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その2)。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その3)。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その4)。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その5)。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の他の製造方法を説明するための工程断面図である(その1)。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の他の製造方法を説明するための工程断面図である(その2)。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の他の製造方法を説明するための工程断面図である(その3)。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の他の製造方法を説明するための工程断面図である(その4)。 本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置の他の製造方法を説明するための工程断面図である(その5)。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る角速度検出装置の構成を示す模式的な上面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る角速度検出装置の構成を示す模式的な上面図である。 図19(a)は図18のXIX−XIX方向に沿って切断した斜視図であり、図19(b)は図18のXIX−XIX方向に沿った断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る角速度検出装置の回路構成例を示すブロック図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す第1及び第2の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施の形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置1は、図1に示すように、空洞50を有する基板40と、対向する互いの端部を連結されて空洞50内で並列に配置され、長軸方向に直交する方向であって基板40の厚さ方向と垂直な駆動振動方向に沿って互いに逆方向に振動する一対の振動アーム11、12と、一対の振動アーム11、12の連結部分にそれぞれの一方の端部が接続し、他方の端部が基板40の空洞50を囲む周辺部に固定された2本の検出アーム21、22と、長軸方向に沿った振動アーム11、12の振動によって生じる検出アーム21、22の形状の歪みを検知して、振動アーム11、12に加わった角速度を検出する検出回路600とを備える。
振動アーム11、12は、外部からの駆動信号入力により駆動振動方向に振動(以下において「駆動振動」という。)する。「駆動振動方向」は、図1において紙面に平行で、かつ振動アーム11、12の延伸する長軸方向に対して垂直な方向である。図1において、駆動振動方向をx軸方向、振動アーム11、12の長軸方向をy軸方向とする。つまり、駆動振動方向を含む駆動振動面はx−y平面である。また、駆動振動面の法線方向をz軸方向とする。
図1に示すように、振動アーム11と振動アーム12の一方の端部同士は連結部31で連結され、他方の端部同士は連結部32で連結されている。検出アーム21の一方の端部は振動アーム11と振動アーム12との連結部31に接続し、他方の端部は基板40の空洞50を囲む枠状の周辺部に接続する固定端である。また、検出アーム22の一方の端部は振動アーム11と振動アーム12との連結部32に接続し、他方の端部は基板40の空洞50を囲む枠状の周辺部に接続する固定端である。
図1に示したように、振動アーム11の連結部31と連結部32に近い領域に、それぞれ駆動電極111と駆動電極112が配置されている。同様に、振動アーム12の連結部31と連結部32に近い領域に、それぞれ駆動電極121と駆動電極122が配置されている。駆動電極111、112、121、122は、振動アーム11、12上で互いに対向して配置された第1印加電極101と第2印加電極102をそれぞれ有する。図1に示すように、振動アーム11と振動アーム12が対面する面側(以下において「内側」という)に第1印加電極101が配置され、内側と対向する面側(以下において「外側」という)に第2印加電極102が配置される。
また、検出アーム21上の固定端に近い領域に検出電極211が配置され、検出アーム22上の固定端に近い領域に検出電極221が配置されている。検出電極211及び検出電極221は、互いに対向して配置された検知電極201、202をそれぞれ有する。図1に示したように、検出アーム21上の検知電極201と検出アーム22上の検知電極202は振動アーム12に近い領域に配置され、検出アーム21上の検知電極202と検出アーム22上の検知電極201は振動アーム11に近い領域に配置されている。
更に、振動アーム11と振動アーム12の連結部31付近に振動参照電極71が配置され、振動アーム11と振動アーム12の連結部32付近に振動参照電極72が配置されている。
図2に、図1のII−II方向に沿った振動アーム11、12の断面構造を示す。図2に示すように、振動アーム11、12上の側面に近い領域に、第1印加電極101と第2印加電極102が対向して配置されている。第1印加電極101と第2印加電極102は、同一の層構造である。
図3に、図1のIII−III方向に沿った検出アーム21の断面構造を示す。図3に示すように、検出アーム21上の側面に近い領域に、同一の層構造を有する検知電極201、202が対向して配置されている。図示を省略するが、検出アーム22の構造は検出アーム21と同様であり、且つ、図1に示したように検知電極201と検知電極202のx軸方向の配置は検出アーム22上と検出アーム21上で逆である。
図1〜図3に示すように、振動アーム11、振動アーム12、検出アーム21、及び検出アーム22は、基板40に形成された空洞50内に配置された双音叉型の振動子10を構成する。後述するように、基板40をエッチングして空洞50を形成する際に基板40の一部を残すことにより、振動アーム11、12、及び検出アーム21、22は形成される。
基板40には、シリコン基板等が採用可能である。例えば振動アーム11、振動アーム12、検出アーム21、及び検出アーム22の基板40の幅wは150μm程度であり、膜厚dは150μm程度である。
図2、3に示すように、第1印加電極101、第2印加電極102、及び検知電極201、202は、それぞれ下部電極301、圧電体膜302、上部電極303の積層体である。下部電極301には、膜厚200nm程度の白金(Pt)/チタン(Ti)の積層膜等が採用可能であり、上部電極303には、膜厚200nm程度の酸化イリジウム(IrO2)/イリジウム(Ir)の積層膜や金(Au)膜等が採用可能である。圧電体膜302には、膜厚1〜3μm程度のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)膜やランタンドープジルコン酸チタン酸鉛(PLZT)膜等が採用可能である。PZT膜やPLZT膜はゾルゲル法等により形成される。
第1印加電極101、第2印加電極102、及び検知電極201、202は、基板40上に形成された酸化シリコン膜41上に配置され、周囲を保護膜45で覆われている。酸化シリコン膜41は、例えば基板40の表面を熱酸化して形成される。保護膜45は、例えばアルミナ(Al23)膜と酸化シリコン(SiO2)膜の積層膜である。
駆動信号として駆動電圧Vdが第1印加電極101と第2印加電極102間に印加されると、逆圧電効果により第1印加電極101と第2印加電極102の圧電体膜302の形状が変形する。例えば、圧電体膜302はプラス電圧が印加されるとy軸方向に縮み、マイナス電圧が印加されるとy軸方向に伸びる。このため、振動アーム11、12の側面近くに配置された第1印加電極101と第2印加電極102に極性の異なる電圧を印加することにより、振動アーム11、12の外側が伸びる場合に内側が縮み、振動アーム11、12の内側が伸びる場合に外側が縮む。つまり、振動アーム11、12はx軸方向に屈曲する。
一方、検出アーム21及び検出アーム22に形状の変化が生じると、検知電極201、202の圧電体膜302の形状が変形し、圧電効果により検出電極211、221から電気信号が検出信号として出力される。検出信号は、圧電効果により検知電極201、202の圧電体膜302に生じる分極を検出して検出電極211、221が出力する電流信号若しくは電圧信号である。
駆動電圧Vdは、図1に示した検出回路600の駆動回路610から駆動電極111、112、121、122に出力される。駆動回路610は、駆動振動周波数fdの駆動電圧Vdを出力する。駆動振動周波数fdは、振動子10の駆動振動方向の共振周波数に設定される。また、振動アーム11、12に角速度が加えられたことによって検知電極201、202に生じる分極に基づいて、検出電極211、221から検出回路600の検知回路620にそれぞれ検出信号Sd1、Sd2が出力される。
振動参照電極71、72は、図2、図3に示した駆動電極111、112、121、122、検出電極211、221と同様に、下部電極301、圧電体膜302及び上部電極303の積層構造を有する。そして、駆動振動に起因して生じる振動アーム11、12の形状変化に比例する参照電圧Vrが、振動参照電極71、72に発生する。つまり、参照電圧Vrの大きさは、駆動振動の大きさに比例する。参照電圧Vrは、振動参照電極71、72から検出回路600の振動量検出回路640に出力される。振動量検出回路640は、参照電圧Vrに基づき、駆動振動の大きさを示す振動信号SFを駆動回路610に出力する。
以下に、角速度検出装置1の動作を説明する。
駆動回路610により、第1印加電極101と第2印加電極102間に駆動振動周波数fdの駆動電圧Vdが印加されると、既に述べたように第1印加電極101及び第2印加電極102の圧電体膜302が変形し、振動アーム11、12は屈曲する。即ち、振動アーム11、12は、駆動振動周波数fdで駆動振動方向に沿って駆動振動する。
駆動振動においては、振動アーム11、12のそれぞれの第1印加電極101に同一極性の電圧が印加され、かつ第1印加電極101に印加される電圧と逆の極性の電圧が第2印加電極102に印加される。このため、振動アーム11と振動アーム12のいずれか一方が+x方向に屈曲する場合には、他方が−x方向に屈曲する。つまり、振動アーム11と振動アーム12は、互いの両端部が連結されて、且つ同一時刻におけるそれぞれの駆動振動方向が互いに逆向きである双音叉型の振動子10の一部を構成する。この振動子10は、駆動振動周波数fdで駆動振動する。
振動アーム11と振動アーム12の駆動方向が逆方向であるため、振動アーム11と振動アーム12が駆動振動のみしている状態では、連結部31、32の各中心部、つまり連結部31、32と検出アーム21、22との接続点は振動しない不動点である。このため、振動アーム11、12が駆動振動のみしている状態では、検出アーム21、22に形状の歪みは発生せず、検出電極211、221は検出信号Sd1、Sd2を出力しない。
振動アーム11、12が駆動振動している状態で、駆動振動面に垂直な軸を回転軸として振動子10が回転すると、振動アーム11及び振動アーム12はコリオリ力を受ける。即ち、振動子10に加えられた回転の回転軸方向(z軸方向)及び駆動振動方向(x軸方向)に垂直な方向(y軸方向)、つまり振動アーム11、12の長軸方向に、振動アーム11、12はコリオリ力をそれぞれ受ける。
駆動振動において、同一時刻の振動アーム11と振動アーム12の駆動方向は互いに逆向きである。このため、振動アーム11の受けるコリオリ力の向きと、振動アーム12の受けるコリオリ力の向きとは、同一時刻において互いに逆向きである。
例えば図4に示すように、上面方向からみて時計回りに振動子10が角速度ωで回転している場合に、振動アーム11が+x方向に屈曲し、振動アーム12が−x方向に屈曲している状態では、振動アーム11は+y方向にコリオリ力f1を受け、振動アーム12は−y方向にコリオリ力f2を受ける。振動アーム11、12の駆動方向の変化に対応して、コリオリ力f1、f2の方向が変化する。このため、コリオリ力f1、f2を受ける振動アーム11、12にy軸方向の振動(以下において、「検出振動」という。)が生じる。コリオリ力f1、f2の働く方向は逆方向である。また、振動アーム11、12に生じる検出振動は、振動アーム11、12の延伸する長軸方向(y軸方向)に沿った振動であり、駆動振動の振動方向と検出振動の振動方向とは90°の角をなす。
上記のように、同一時刻において振動アーム11に生じる検出振動の方向と振動アーム12に生じる検出振動の方向とは逆方向である。その結果、連結部31と基板40間に配置された検出アーム21、及び連結部32と基板40間に配置された検出アーム22に、検出振動に起因する形状の歪みが生じる。
検出アーム21及び検出アーム22に形状の歪みが発生すると、検知電極201、202の圧電体膜302の形状が変形し、圧電体膜302で分極が生じる。検出電極211、221は、圧電体膜302で生じた分極により検知電極201、202間に流れる電流(検出電流)或いは検知電極201、202間に発生する電圧(検出電圧)を検出する。検出電極211、221は、検出電流或いは検出電圧を検出信号Sd1、Sd2として検出回路600に出力する。
検出回路600は、検出電極211、221が出力する検出信号Sd1、Sd2に基づき、振動アーム11、12に加えられた角速度を検出する。検出回路600の構成例を図5に示す。
既に説明したように駆動回路610は駆動振動周波数fdの駆動電圧Vdを出力するが、駆動振動周波数fdは、振動量検出回路640から駆動回路610に出力される駆動振動の大きさを示す振動信号SFを参照して設定される。振動量検出回路640は、図5に示すように、電流アンプ641、自動利得制御回路(AGC)642を有する。振動アーム11、12の駆動振動により振動参照電極71、72に発生する参照電圧Vrは、電流アンプ641を介してAGC642に入力される。AGC642の出力が、駆動振動の大きさを示す振動信号SFとして駆動回路610に出力される。
駆動回路610は、振動信号SFに基づき、駆動振動の大きさが最大になる駆動振動周波数fdを振動子10の共振周波数として設定し、駆動電圧Vdの駆動振動周波数fdが決定される。つまり、駆動振動の大きさが振動子10から駆動回路610にフィードバックされて、駆動振動周波数fdが設定される。
検知回路620は、図5に示すように、電流アンプ621、622及び差動アンプ623を有する。検出電極211に接続する電流アンプ621に検出信号Sd1が入力され、検出電極221に接続する電流アンプ622に検出信号Sd1が入力される。電流アンプ621の出力と電流アンプ622の出力は差動アンプ623に入力され、検出信号Sd1と検出信号Sd2を重ねた信号が検知信号STとして検波回路630に送信される。
検出信号Sd1、検出信号Sd2及び検知信号STの例を、図6に示す。図6に示した信号Swは振動子10の振動を示し、検出信号Sd1、Sd2は検出アーム21、検出アーム22の検出電圧をそれぞれ示す。図6に示すように、検出信号Sd1、Sd2は振動子10の振動周波数で振動する。検出信号Sd1と検出信号Sd2を重ね合わせることによって検知信号STは増幅され、同時に検出信号Sd1、Sd2に含まれるノイズが除去される。そのため、圧電体膜302の形状変化をより感度良く検知することができる。
検波回路630は、同期検波631及び平滑回路632を有する。検波回路630は、検知回路620から送信される検知信号STを、振動量検出回路640から振動信号SFで送信される駆動振動周波数fdを用いた同期検波することにより、角速度ωを算出する。算出された角速度ωは、出力信号D1で検波回路630から出力される。
なお、検出回路600を基板40と異なる基板上に形成してもよいし、検出回路600を基板40に形成してもよい。振動子10と検出回路600を基板40上に形成して1チップ化することにより、角速度検出装置1を小型化することができる。
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置1では、駆動振動する振動アーム11、12と、コリオリ力により振動する検出アーム21、22が異なり、駆動振動は検出アーム21、22に伝わらない。更に、振動アーム11、12の駆動振動の振動方向と、振動子10に角速度が加わったときの検出アーム21、22の検出振動の振動方向とが、90°異なる。このため、振動ノイズと検出振動では共振モードの軸が異なり、振動ノイズが発生した状態で振動子10に角速度を加えても、振動ノイズは角速度による検出信号Sd1、Sd2に影響を与えない。また、角速度検出装置1は、振動アーム11と振動アーム12が互いに逆方向に振動する。このため、駆動振動の不動点である連結部31、32に接続する検出アーム21、22に駆動振動が伝達されにくい。そのため、角速度検出装置1では、振動ノイズが大きくてもS/N比は劣化せず、角速度検出感度が低下しない。つまり、図1に示した角速度検出装置1によれば、振動ノイズによる影響を低減できる角速度検出装置を提供できる。
更に、角速度検出装置1では、従来の角速度検出装置では検出が困難であった基板40の主面の法線方向を回転軸とする回転の角速度を検出できる。
本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置1は、例えばカメラやビデオカメラの手ぶれ補正用角速度センサ、カーナビゲーション用角速度センサ、モーションセンサ等に採用可能である。
図7〜図11を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置1の製造方法を説明する。図7〜図11は、図1のII−II方向に沿った工程断面図である。なお、以下に述べる角速度検出装置1の製造方法は一例であり、この変形例を含めて、これ以外の種々の製造方法により実現可能であることは勿論である。
(イ)図7に示すように、厚さ700μm程度のシリコン基板である基板40の表面上に酸化シリコン膜41を形成し、裏面上に酸化シリコン膜42を形成する。酸化シリコン膜41及び酸化シリコン膜42は熱酸化により形成される。
(ロ)図8に示すように、基板40の表面上の酸化シリコン膜41上に、下部電極層311、圧電体膜層312及び上部電極層313を順に積層する。例えば、スパッタ法により、膜厚200nm程度のPt/Ti積層膜を下部電極層311として形成する。下部電極層311がTi膜を下層とするPt/Ti積層膜である場合に、Ti膜とシリコン基板との密着性が良くない。このため、基板40上に酸化シリコン膜41を形成して、基板40と下部電極層311との密着性を向上させている。下部電極層311上に、圧電体膜層312として例えばPLZT膜をゾルゲル法等により形成する。圧電体膜層312上に、スパッタ法によりIrO2膜を下層とするIrO2/Irの積層膜を上部電極層313として形成する。
(ハ)フォトリソグラフィ技術やエッチング等により、所望のパターンになるように下部電極層311、圧電体膜層312及び上部電極層313をパターニングして、図9に示すように、下部電極301、圧電体膜302及び上部電極303が積層された第1印加電極101、第2印加電極102を形成する。図示を省略するが、第1印加電極101、第2印加電極102と同様にして、検知電極201、202も同時に形成される。その後、アルミナ膜と酸化シリコン膜の積層膜を保護膜45として全面に形成する。次いで、空洞50が形成される領域400の保護膜45及び酸化シリコン膜41を除去する。
(ニ)基板40の裏面上に形成された酸化シリコン膜42の一部をエッチングして、振動子10及び空洞50を形成する領域の基板40の裏面を露出させる。残った酸化シリコン膜42をエッチングマスクにしたウェットエッチングによって、振動子10が配置される領域及び空洞50を形成する領域に該当する基板40の裏面の一部を除去する。その結果、振動アーム11、12と検出アーム21、22の裏面が露出される。その後、図10に示すように、基板40の裏面にエッチングストッパーとして酸化シリコン膜60をプラズマ化学気相成長(PCVD)法等により形成する。
(ホ)保護膜45をエッチングマスクとし、酸化シリコン膜60をエッチングストッパーとするドライエッチングによって基板40の表面の一部を除去し、図11に示すように空洞50を形成して振動アーム11、12と検出アーム21、22の側面を露出させる。その後、酸化シリコン膜60を除去する。以上により、図1、図2に示す角速度検出装置1が完成する。
上記では、エッチングストッパーとして酸化シリコン膜60を基板40の裏面に形成する例を説明した。しかし、図12〜図16を参照して以下に説明するように、エッチングストッパーとしての絶縁膜を予め基板40に形成しておいてもよい。なお、図12〜図16は、図1のII−II方向に沿った工程断面図である。
(イ)図12に示すように、シリコン膜40a、酸化シリコン膜40b及びシリコン膜40cが積層されたSOI基板を、基板40として用意する。そして、基板40の表面上、即ちシリコン膜40c上に酸化シリコン膜41を形成する。更に、基板40の裏面上、即ちシリコン膜40a上に酸化シリコン膜42を形成する。酸化シリコン膜41及び酸化シリコン膜42は熱酸化により形成される。
(ロ)図13に示すように、基板40の表面上の酸化シリコン膜41上に、下部電極層311、圧電体膜層312及び上部電極層313を順に積層する。例えば、図10を参照して説明した例と同様に、下部電極層311として形成したPt/Ti積層膜上に、圧電体膜層312としてPLZT膜を形成する。そして、圧電体膜層312上に、IrO2膜を下層とするIrO2/Irの積層膜を上部電極層313として形成する。
(ハ)図14に示すように、下部電極層311、圧電体膜層312及び上部電極層313をパターニングして、下部電極301、圧電体膜302及び上部電極303が積層された第1印加電極101、第2印加電極102を形成する。図示を省略するが、第1印加電極101、第2印加電極102と同様にして、検知電極201、202も同時に形成される。その後、アルミナ膜と酸化シリコン膜の積層膜を保護膜45として全面に形成する。次いで、空洞50が形成される領域400の保護膜45及び酸化シリコン膜41を除去する。
(ニ)基板40の裏面上に形成された酸化シリコン膜42の一部をフォトリソグラフィ技術等を用いてエッチングし、振動子10及び空洞50を形成する領域のシリコン膜40aを露出させる。残った酸化シリコン膜42をエッチングマスクにしたウェットエッチングによって、露出したシリコン膜40aを除去する。その結果、図15に示すように、振動子10が配置される領域及び空洞50を形成する領域の酸化シリコン膜40bが露出される。
(ホ)保護膜45をエッチングマスクとし、酸化シリコン膜40bをエッチングストッパーとするドライエッチングによって、図16に示すように空洞50を形成する領域のシリコン膜40cを除去して、振動アーム11、12と検出アーム21、22の側面を露出させる。その後、空洞50領域の酸化シリコン膜40bを除去する。以上により、本発明の第1の実施形態に係る角速度検出装置1が完成する。
上記のような本発明の第1の実施の形態に係る角速度検出装置1の製造方法によれば、駆動振動する振動アーム11、12と検出振動する検出アーム21、22とが異なり、且つ、振動アーム11、12の駆動振動の振動方向と検出アーム21、22の検出振動の振動方向とが90°異なることにより、振動ノイズによる影響を低減できる角速度検出装置1を提供することができる。
<変形例>
図17に本発明の第1の実施の形態の変形例に係る角速度検出装置の振動子10を示す。図17に示した振動子10は、振動アーム11a、12a、及び検出アーム21a、22aにスリットSが形成されている点が、図1に示した振動子10と異なる。スリットSは、振動アーム11a、12a、及び検出アーム21a、22aの上面から下面まで貫通する空洞である。
図1に示した振動子10の振動アーム11、12、及び検出アーム21、22のようにスリットの無いアームと比較して、スリットSのあるアームは変形しやすい。このため、図17に示した振動子10では、図1に示した振動子10よりも、角速度が加えられた場合の振動アーム11a、12a、及び検出アーム21a、22aの形状変化が大きく、検出信号Sd1、Sd2が大きくなる。その結果、角速度検出装置1の角速度検出感度が向上する。
1つのアーム上に駆動電極と検出電極が並べて配置される角速度検出装置では、アーム上に電極が配置されていない領域が少ない。このため、スリットSを形成することは困難である。しかし、本発明の第1の実施形態に係る角速度検出装置では駆動電極と検出電極が異なるアーム上に配置されるため、振動アーム11、12、及び検出アーム21、22にスリットSを形成することが可能である。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る角速度検出装置1Aを、図18、図19(a)及び図19(b)に示す。図18は角速度検出装置1Aの上面図である。図19(a)は図18のXIX−XIX方向に沿った斜視図であり、図19(b)は断面図である。図19(a)及び図19(b)では、振動子10上に配置された各電極の図示を省略している。
角速度検出装置1Aは、矩形の空洞50を囲む周辺部401〜404のうち、検出アーム22が固定された周辺部401を固定端として、他の周辺部402〜404が駆動振動方向及び振動アーム11、12の長軸方向に対して垂直に振動することが、図1に示した角速度検出装置1と異なる点である。また、検出回路600が周波数カウンタ650を更に備える。その他の構成については、図1に示す第1の実施の形態と同様である。
図19(a)及び図19(b)に示すように、角速度検出装置1Aでは、検出アーム22の固定端が接続された周辺部401では基板40の上面411から下面412まで基板厚み方向に基板40が連続し、周辺部403では基板40の上面411と下面412が分離している。周辺部402、404は周辺部403と同様の構造である。このため、振動アーム11、12及び検出アーム21、22が配置された空洞50を囲む周辺部401〜404のうち、検出アーム22の固定端が接続された周辺部401を除いて、周辺部402〜404はz軸方向に変位可能である。つまり、図18に示した振動子10は、検出アーム22が固定された周辺部401を固定端とし、周辺部402〜404がz軸方向に振動可能な片持ち梁型の振動子である。エッチングで基板40の側面の一部を分離することにより、角速度検出装置1Aを形成できる。
なお、振動子10は、検出アーム21の固定される周辺部403が固定端であり、周辺部401、402、404がz軸方向に振動する片持ち梁型の振動子であってもよい。
一般に、共振周波数で振動している振動子に加速度が加わると振動子の共振周波数が変化することが知られており、この現象は音叉型の圧力センサ等に利用されている。駆動振動周波数fdの駆動電圧Vdが振動アーム11、12に印加され、振動子10が共振周波数で駆動振動している状態においてz軸方向に加速度が加わった場合、角速度検出装置1Aの振動子10はz軸方向に変形する。このため、振動子10の共振周波数が変動する。
既に説明したように、駆動振動方向の共振周波数の変動に対応して、駆動回路610は、振動量検出回路640から入力される振動信号SFに基づいて振動子10の新たな共振周波数を決定する。このとき、共振周波数の変化量を用いて振動子10に加わったz軸方向の加速度を検出できる。例えば、図18に示すように、振動信号SFを周波数カウンタ650を介して駆動回路610に伝送する。これにより、共振周波数の変化量が周波数カウンタ650によって検出され、振動子10に加わったz軸方向の加速度が検出される。検出された加速度は、出力信号D2で周波数カウンタ650から出力される。
図20に、角速度検出装置1Aの回路構成例を示す。図20に示したブロック図は、振動量検出回路640から出力された振動信号SFが周波数カウンタ650を介して駆動回路610に入力する点が、図5に示したブロック図と異なる。
外力Fにより振動子10にz軸方向の加速度が加わった場合における、振動子10の共振周波数と外力Fとの関係は、例えば以下のようにして得られる。
振動アームに外力Fを加えたときの共振周波数fFは、以下の式(1)で表される:

F=f0{1−(KL2F)/(2EI)}1/2 ・・・(1)

式(1)で、f0:外力が加えられていない状態での振動アームの共振周波数、K:基本モード波による定数、L:振動アームの長さ、E:縦弾性定数、I:断面2次モーメント(I=dw3/12)である。
振動アームの厚さをd、幅をw、断面積A=d×wとして式(1)を変形し、式(2)が得られる:

F=f0(1−SFσ)1/2 ・・・(2)

ただし、式(2)において、式(3)、式(4)を用いている:

F=12(K/E)(L/w)2 ・・・(3)
σ=F/(2A) ・・・(4)

以上から、外力Fと共振周波数fFの関係は以下のようになる。即ち、双音叉型振動子に作用する外力Fを圧縮方向の時が負、伸張方向(引張り方向)の時を正とすると、外力Fが圧縮力では共振周波数fFが低くなり、外力Fが伸張(引張り)力では共振周波数fFが高くなる。また、応力感度SFは、振動アームのL/wの2乗に比例する。
上記の外力Fと共振周波数fFとの関係を利用して、角速度検出装置1Aは、振動子10に加わったz軸方向の加速度を検出できる。更に、角速度検出装置1Aは、振動アーム11、12が駆動振動している状態において振動子10に加わるz軸方向を回転軸とする回転の角速度ωを検出する。角速度検出装置1Aによる角速度ωの検出方法は第1の実施の形態と同様であり、重複した記載を省略する。
本発明の第2の実施の形態に係る角速度検出装置1Aによれば、振動子10に加わる角速度と、振動子10にz軸方向に加わる加速度とを検出することができる。このため、角速度を検出する部品と加速度を検出する部品をそれぞれ用意する必要がなく、検出装置の部品を減らすことができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた第1及び第2の実施の形態の説明においては、第1印加電極101と第2印加電極102間及び検知電極201と検知電極202間において下部電極301と圧電体膜302が分離している例を示した。しかし、第1印加電極101と第2印加電極102間や検知電極201と検知電極202間において下部電極301や圧電体膜302が連続していてもよい。対向する電極間の難エッチング物質である圧電体膜302を切断しないことにより、角速度検出装置1を微細化できる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の角速度検出装置は、角速度センサや、スチールカメラ、ビデオカメラの手ぶれ補正用角速度センサ、カーナビゲーション用角度センサ、モーションセンサに利用可能である。
ω…角速度
F…振動信号
T…検知信号
Sd1、Sd2…検出信号
S…スリット
Vd…駆動電圧
Vr…参照電圧
f1、f2…コリオリ力
1、1A…角速度検出装置
10…振動子
11、11a、12、12a…振動アーム
21、21a、22、22a…検出アーム
31、32…連結部
40…基板
41、42…酸化シリコン膜
45…保護膜
50…空洞
71、72…振動参照電極
101…第1印加電極
102…第2印加電極
111、112、121、122…駆動電極
201、202…検知電極
211、221…検出電極
301…下部電極
302…圧電体膜
303…上部電極
600…検出回路
610…駆動回路
620…検知回路
621、622…電流アンプ
623…差動アンプ
630…検波回路
631…同期検波
632…平滑回路
640…振動量検出回路
641…電流アンプ
642…AGC
650…周波数カウンタ

Claims (6)

  1. 空洞を有する基板と、
    対向する互いの端部を連結されて前記空洞内で並列に配置され、長軸方向に直交する方向であって前記基板の厚さ方向と垂直な駆動振動方向に沿って互いに逆方向に振動する一対の振動アームと、
    前記一対の振動アームの連結部分にそれぞれの一方の端部が接続し、他方の端部が前記基板の前記空洞を囲む周辺部に固定された2本の検出アームと、
    長軸方向に沿った前記振動アームの振動によって生じる前記検出アームの形状の歪みを検知して、前記振動アームに加わった角速度を検出する検出回路と
    を備えることを特徴とする角速度検出装置。
  2. 前記検出回路が、前記振動アームの振動する面に垂直な軸を回転軸として前記振動アームが回転した場合に、前記回転軸の軸方向及び前記駆動振動方向と垂直方向に働くコリオリ力により発生する前記振動アームの検出振動が前記検出アームに伝達して生じる前記検出アームの形状の歪みを検出することを特徴とする請求項1に記載の角速度検出装置。
  3. 前記振動アーム及び前記検出アームが、圧電体膜を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の角速度検出装置。
  4. 前記圧電体膜がチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)膜又はランタンドープジルコン酸チタン酸鉛(PLZT)膜であることを特徴とする請求項3に記載の角速度検出装置。
  5. 前記検出回路が出力する駆動電圧によって、前記振動アームが前記駆動振動方向に沿って振動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の角速度検出装置。
  6. 前記周辺部の前記検出アームのいずれかが固定された部分を固定端として、前記周辺部の他の部分が前記駆動振動方向及び前記振動アームの長軸方向に対して垂直に振動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の角速度検出装置。
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