JP2010221570A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体を無駄に消費することなく吐出口内の液体の粘度が高くなるのを抑制しつつ、記録媒体の記録品質が低下するのを抑制する。
【解決手段】フラッシングデータは、複数の画素84がマトリクス配置された仮想領域において、予備吐出ドット候補である画素84aを含むものである。画素84aは、主走査方向及び用紙搬送方向、及び、これらと45度で交差しつつ互いに直交する第3及び第4方向に延在する各直線に沿って配列された複数の画素84の列内にそれぞれ1以下だけ配置されている。ヘッド制御部は、画像ドットと画像ドットが形成されない位置にあるフラッシングデータに係るフラッシングドット候補に対応するフラッシングドットとが用紙Pに形成されるように、インクジェットヘッドを制御する。
【選択図】図7

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する記録装置に関する。
インクジェットプリンタが有するインクジェットヘッドには、印刷用紙等の記録媒体にインク滴を吐出する複数のノズルが形成されている。このようなインクジェットヘッドにおいては、ノズル内のインクが時間の経過に伴って増粘し、インク吐出特性が変化したり吐出不良が発生したりすることがある。これを防止するため、所定時間が経過するまでの間に全てのノズルからインク滴が吐出されるように、記録媒体に画像に係る画像ドットを形成すると共に、画像の形成に寄与しないノズルからインク滴を吐出させることによって記録媒体にフラッシングドットを形成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。これにより、記録媒体を無駄に消費することなくノズル内のインクが増粘するのを防止することができる。
特開2007−136722号公報(図6)
上述した技術では、用紙上に形成されたフラッシングドットの視認性を低下させるため、フラッシングドット同士が互いに重なったり隣接したりすることがないように、各フラッシングドットの位置が決定されている。しかしながら、この技術によると、互いに異なる方向に延在する多くの直線上のそれぞれに複数のフラッシングドットが配置される可能性があるため、フラッシングドットの視認性が高くなり印刷品質が低下することがある。
本発明の目的は、記録媒体を無駄に消費することなく吐出口内の液体の粘度が高くなるのを抑制しつつ、記録媒体の記録品質が低下するのを抑制することができる記録装置を提供することにある。
本発明の記録装置は、記録媒体に液滴を吐出する複数の吐出口が形成された液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドから吐出された液体によって前記記録媒体に形成される画像を構成する複数の画像ドットの位置を示す画像データが記憶された画像データ記憶手段と、前記液体吐出ヘッドからの液滴の吐出を制御するヘッド制御手段とを備えている。前記ヘッド制御手段が、前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づいて、前記吐出口から吐出された液滴によって前記記録媒体に前記複数の画像ドットが形成されるように、前記液体吐出ヘッドを制御し、一または連続した複数の前記記録媒体の記録が完了するまでに前記画像ドットの形成に寄与しない前記吐出口から予備吐出された液滴によって、一または連続した複数の前記記録媒体のいずれかに予備吐出ドットを形成すると共に、前記予備吐出ドットが、互いに隣接しないように、且つ、第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向に延在する2つの直線の組、及び、前記第1及び前記第2方向と同じ角度で交差しつつ互いに直交する第3及び第4方向に延在する2つの直線の組の少なくともいずれか一方の組に属する各直線上に1以下だけ形成されるように前記液体吐出ヘッドを制御する。
本発明によると、記録媒体において、予備吐出ドットが互いに隣接することなく、且つ、第1方向及び第2方向に延在する2つの直線の組、及び、第3及び第4方向に延在する2つの直線の組の少なくともいずれか一方の組に属する各直線上に2以上の予備吐出ドットが形成されないため、予備吐出ドットに対する視認性を低下させることができる。これにより、記録品質が低下するのを抑制することができる。また、予備吐出ドットを形成するために画像ドットが形成される記録媒体とは別の記録媒体を用いないため、記録媒体が無駄に消費されるのを防止することができる。
本発明において、前記ヘッド制御手段は、前記予備吐出ドットが、前記第1及び第2方向に延在する2つの直線の組、及び、前記第3及び第4方向に延在する2つの直線の組に属する各直線上に1以下だけ形成されるように前記液体吐出ヘッドを制御することが好ましい。これによると、第1〜第4方向に延在する各直線上に2以上の予備吐出ドットが形成されないため、予備吐出ドットに対する視認性をさらに低下させることができる。
本発明においては、前記吐出口毎に、前記予備吐出ドットとなり得る予備吐出ドット候補の位置を示す配置データを記憶する配置データ記憶手段をさらに備えており、前記ヘッド制御手段が、前記配置データ記憶手段に記憶された前記配置データに基づいて、前記液体吐出ヘッドを制御してもよい。これによると、予備吐出ドットの位置を計算することなく容易に得ることができる。
このとき、前記配置データ記憶手段は、前記画像ドット及び前記予備吐出ドットを形成可能な位置に対応する複数の画素が平面上にマトリクス配置された仮想領域において、いずれの前記画素が前記予備吐出ドット候補であるかを示す前記配置データを記憶しており、前記仮想領域は、前記第2方向に関する長さが、前記記録媒体の印刷領域に係る前記第2方向に関する長さ以下であると共に、前記画素がn×n(n≧4)にマトリクス配列された複数の画素マトリクス単位によって構成されており、前記予備吐出ドット候補である前記画素を含む各画素マトリクス単位における、前記第1〜第4方向に配列された複数の前記画素からなる全ての画素列のそれぞれにおいて、1以下だけの前記予備吐出ドット候補が配置されていることがより一層好ましい。これによると、画素マトリクス単位における予備吐出ドット候補である画素の位置を決定し、さらに、仮想領域における当該画素マトリクス単位の位置を決定することによって、配置データを効率よく作成することができる。
さらに、このとき、前記仮想領域は、前記画素マトリクス単位がm×m(m≧4)にマトリクス配列された複数の画素マトリクス単位群によって構成されており、前記予備吐出ドット候補である前記画素を含む各画素マトリクス単位群における、前記第1〜第4方向に配列された複数の前記画素マトリクス単位からなる全ての画素マトリクス単位列のそれぞれにおいて、前記予備吐出ドット候補である前記画素を含む1以下だけの前記画素マトリクス単位が配置されていることが好ましい。これによると、画素マトリクス単位における予備吐出ドット候補である画素の位置を決定し、画素マトリクス単位群における当該画素マトリクス単位の位置を決定し、仮想領域における当該画素マトリクス単位群の位置を決定することによって、配置データを効率よく作成することができる。
本発明においては、複数の前記液体吐出ヘッドを有しており、前記配置データ記憶手段は、前記液体吐出ヘッド毎に前記配置データを記憶しており、前記配置データ間において、前記予備吐出ドット候補が互いに異なる位置に配置されていることが好ましい。これによると、記録媒体において予備吐出ドット同士が重なって大きくなるのを抑制することができる。
また、本発明においては、複数の前記液体吐出ヘッドを有しており、前記ヘッド制御手段が、同一の前記配置データに基づいて、各液体吐出ヘッドを制御してもよい。これによると、配置データ記憶手段が1つの液体吐出ヘッドに対応する配置データのみを記憶すればよいため、配置データ記憶手段の記憶容量を小さくすることができる。
さらに、本発明においては、前記記録媒体と前記液体吐出ヘッドとを相対移動させる移動機構をさらに備えており、前記第1方向が前記移動機構によって前記記録媒体が搬送される搬送方向であり、前記ヘッド制御手段は、前記第1方向に関して互いに等間隔に離隔した前記予備吐出ドットが形成されるように前記液体吐出ヘッドを制御してもよい。これによると、記録媒体において予備吐出ドットが第1方向に関して確実に離散するため、予備吐出ドットの視認性をさらに低下させることができる。
前記液体吐出ヘッドは、前記第2方向に関して、前記記録媒体に固定されていてもよい。これによると、高速で記録を行うことができる。
本発明によると、記録媒体において、予備吐出ドットが互いに隣接することなく、且つ、第1方向及び第2方向に延在する2つの直線の組、及び、第3及び第4方向に延在する2つの直線の組の少なくともいずれか一方の組に属する各直線上に2以上の予備吐出ドットが形成されないため、予備吐出ドットに対する視認性を低下させることができる。これにより、記録品質が低下するのを抑制することができる。また、予備吐出ドットを形成するために画像ドットが形成される記録媒体とは別の記録媒体を用いないため、記録媒体が無駄に消費されるのを防止することができる。
本発明の一実施形態によるインクジェットプリンタの断面図である。 図1に示すインクジェットヘッドの幅方向に沿った断面図である。 図2に示すIII-III線に関する断面図である。 図3に示す一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図1に示す制御装置の機能ブロック図である。 図5に示すフラッシングデータ記憶部に記憶されたフラッシングパターンの概略図であり、図6(a)はフラッシングパターンを示す仮想領域を、図6(b)は、複数の画素マトリクス単位群を含む画素マトリクス単位群を示している。 図5に示すフラッシングデータ記憶部に記憶されたフラッシングパターンの概略図であり、図7(a)は複数の画素マトリクス単位を含む画素マトリクス単位群を、図7(b)は、複数の画素を含む画素マトリクス単位を示している。 図5に示すヘッド制御部の動作を説明するための図である。 図5に示す制御装置の動作手順を示すフローチャートである。 変形例を説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
インクジェットプリンタ101は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有している。また、筐体1aの上部には、排紙部31が設けられている。さらに、筐体1a内は、上から順に3つの空間A、B、Cに区分されている。空間Aには、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド1、及び、搬送ユニット20が配置されている。空間B、Cはそれぞれ、筐体1aに対して着脱可能な給紙ユニット1b及びインクタンクユニット1cが配置される空間である。なお、本実施形態において、副走査方向とは搬送ユニット20で用紙Pを搬送するときの用紙搬送方向と平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向である。
インクジェットプリンタ101の内部には、給紙ユニット1bから排紙部31に向けて、用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている(図1中太矢印)。給紙ユニット1bは、複数枚の用紙Pを収納することが可能な給紙トレイ23と、給紙トレイ23に取り付けられた給紙ローラ25とを有している。給紙ローラ25は、給紙トレイ23に積層して収納された複数の用紙Pのうち、最も上方にある用紙Pを送り出す。給紙ローラ25によって送り出された用紙Pは、ガイド27a、27bによりガイドされ且つ送りローラ対26によって挟持されつつ搬送ユニット20へと送られる。
搬送ユニット20は、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8と、テンションローラ10とを有している。テンションローラ10は、搬送ベルト8の下側ループにおいて、その内周面に接触しつつ下方に付勢されることで搬送ベルト8にテンションを付加している。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、搬送モータMから2つのギアを介して駆動力が与えられることで、図1中時計回りに回転する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、ベルトローラ7の回転により搬送ベルト8が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。
搬送ベルト8の外周面8aにはシリコーン処理が施されており、粘着性を有している。用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ6と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙ユニット1bから送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付ける。外周面8aに押さえ付けられた用紙Pは、その粘着力によって外周面8a上に保持されつつ、図1右方へと搬送される。
また、用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ7と対向する位置には、剥離プレート5が設けられている。剥離プレート5は、用紙Pを外周面8aから剥離する。剥離された用紙Pは、ガイド29a,29bによりガイドされ且つ二組の送りローラ対28によって挟持されつつ搬送され、筐体1a上部の開口30から排紙部31へと排出される。
4つのインクジェットヘッド1は、フレーム3を介して筐体1aに支持されている。また、4つのインクジェットヘッド1は、それぞれ主走査方向に沿って延在し、副走査方向には互いに平行に配置されている。すなわち、インクジェットプリンタ101は、主走査方向に延びる吐出領域が形成されたライン式のカラーインクジェットプリンタである。各インクジェットヘッド1の下面は、インク滴が吐出される吐出面2aである。
搬送ベルト8のループ内には、4つのインクジェットヘッド1と対向して、プラテン19が配置されている。プラテン19の上面は、搬送ベルト8の上側ループの内周面と接触しており、搬送ベルト8の内周側からこれを支持している。これにより、搬送ベルト8の上側ループの外周面8aとインクジェットヘッド1の下面、即ち吐出面2aとが対向しつつ平行になり、且つ、画像形成に適した所定間隔の隙間が形成されている。当該隙間は、用紙搬送経路の一部を構成する。搬送ベルト8によって搬送されてきた用紙Pが4つのヘッド1のすぐ下方を通過する際に、各ヘッド1から用紙Pの上面に向けて各色のインクが順に吐出され、用紙P上に所望のカラー画像が形成される。
インクジェットヘッド1はそれぞれ、空間Cのインクタンクユニット1cに装着されたインクタンク49と接続されている。すなわち、4つのインクタンク49には、それぞれ対応するインクジェットヘッド1の吐出するインクが貯留されている。そして、各インクタンク49からチューブ(図示せず)等を介してインクジェットヘッド1にインクが供給される。
次に、図2、図3を参照しつつインクジェットヘッド1について詳細に説明する。なお、図3においては、下筐体87が省略されている。
図2に示すように、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71と、流路ユニット9及びアクチュエータユニット21を含むヘッド本体2と、一端がアクチュエータユニット21に接続されていると共にドライバIC52が実装されたCOF(Chip On Film:平型柔軟基板)50と、COF50の他端が接続された制御基板54とを有している。さらに、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71及び流路ユニット9を包囲する箱体を形成する上筐体86及び下筐体87と、上筐体86の上方において制御基板54を包囲するヘッドカバー55とを有している。
リザーバユニット71は、ヘッド本体2の上面に固定されていると共にヘッド本体2にインクを供給する流路形成部材である。また、リザーバユニット71は、プレート91〜94の4枚のプレートが互いに位置合わせされて積層された積層体であり、その内部に、図示しないインク流入流路、インクリザーバ72、及び、10個のインク流出流路73が互いに連通するように形成されている。なお、図2においては、1つのインク流出流路73のみが表れている。インク流入流路は、インクタンク49からのインクが流入する流路である。インクリザーバ72は、インク流入流路から流入したインクを一時的に貯溜するインク溜である。インク流出流路73は、インクリザーバ72からのインクが流出する流路であって、流路ユニット9の上面に形成されたインク供給口105bに連通している。インクタンク49からのインクは、インク流入流路を介してインクリザーバ72に流入し、インク流出流路73を通過して、インク供給口105bから流路ユニット9に供給される。
また、プレート94の下面には、凹部94aが形成されている。凹部94は、流路ユニット9の上面との間で空隙90を形成している。空隙90には、流路ユニット9上の4つのアクチュエータユニット21が、流路ユニット9の長手方向に沿って等間隔で配列されている。また、積層体の側面には、リザーバユニット71の長手方向に沿って、空隙90の4つの開口90aが千鳥状に等間隔で形成されている。
また、プレート94の下面は、凸部(凹部94a以外の部分)が流路ユニット9と接着されている。凸部内には、インク流出流路73が形成されている。
COF50は、その一方端部近傍がアクチュエータユニット21の上面に接続されている。さらに、COF50は、アクチュエータユニット21の上面から水平方向に延在して開口90aを通過した後、上方に向かって略直角に湾曲して折り曲げられ、上筐体86及び下筐体87の内壁面に形成された切欠き53を通過してリザーバユニット71の上方に引き出されている。また、COF50は、リザーバユニット71の上方において、図2中左方に延在した後に、上筐体86に形成されたスリット86aから上筐体86の上方に引き出されている。そして、上筐体86の上方において、COF50の他方端部がコネクタ54aを介して制御基板54に接続されている。COF50の途中部には、ドライバIC52が実装されている。ドライバIC52は、リザーバユニット71の上面に貼り付けられており、リザーバユニット71と熱的に結合されている。これにより、ドライバIC52から発生した熱が、リザーバユニット71に伝達して、ドライバIC52を冷却する一方で、リザーバユニット71内のインクを温めることによってインクの粘度が高くなるのを抑制している。
制御基板54は、上筐体86の上方に配置されており、COF50のドライバIC52を介してアクチュエータユニット21の駆動を制御する。ドライバIC52は、アクチュエータユニット21を駆動する駆動信号を生成するものである。
さらに、図3及び図4を参照しつつ、ヘッド本体2について説明する。なお、図4では説明の都合上、アクチュエータユニット21の下方にあって破線で描くべき圧力室110、アパーチャ112及び吐出口108を実線で描いている。
ヘッド本体2は、図3に示すように、流路ユニット9の上面9aに4つのアクチュエータユニット21が固定された積層体である。図3及び図4に示すように、流路ユニット9は、圧力室110等を含むインク流路が内部に形成されている。アクチュエータユニット21は、各圧力室110に対応した複数のアクチュエータを含んでおり、圧力室110内のインクに選択的に吐出エネルギーを付与する機能を有する。
流路ユニット9は、リザーバユニット71のプレート94とほぼ同じ平面形状を有する直方体形状となっている。さらに、流路ユニット9の上面9aには、リザーバユニット71のインク流出流路73(図2参照)に対応して、計10個のインク供給口105bが開口している。流路ユニット9の内部には、図3に示すように、インク供給口105bに連通するマニホールド流路105、マニホールド流路105から分岐した副マニホールド流路105a、さらに副マニホールド流路105aから分岐した複数の個別インク流路が形成されている。流路ユニット9の下面には、図4に示すように、吐出面2aが形成されており、多数の吐出口108がマトリクス状に配置されている。流路ユニット9の上面9a(アクチュエータユニット21の固定面)にも、圧力室110がマトリクス状に多数配列されている。
本実施形態では、流路ユニット9の長手方向に等間隔に並ぶ圧力室110の列が、幅方向に互いに平行に16列配列されている。各圧力室列に含まれる圧力室110の数は、後述のアクチュエータユニット21の外形形状(台形形状)に対応して、その長辺側(下底側)から短辺側(上底側)に向かって次第に少なくなるように配置されている。吐出口108も、これに対応した配置がされている。
流路ユニット9は、ステンレス鋼からなる複数の金属製のプレートを互いに位置合わせしつつ積層することによって、流路ユニット9内に、マニホールド流路105から圧力室110を経て吐出口108に至るインク流路が形成される。
流路ユニット9におけるインクの流れについて説明する。図3〜図4に示すように、リザーバユニット71からインク供給口105bを介して流路ユニット9内に供給されたインクは、マニホールド流路105から副マニホールド流路105aに分配される。副マニホールド流路105a内のインクは、各個別インク流路に流れ込み、圧力室110を介して吐出口108に至る。
アクチュエータユニット21は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス製圧電シートから構成されたユニモルフ型のアクチュエータであり、駆動信号が入力されることによって、圧力室110内のインクに選択的に圧力(吐出エネルギー)を付与し、吐出口108からインク滴を吐出させる。
次に、図5を参照しつつ、制御装置16について説明する。制御装置16は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)とを含んでいる。制御装置16を構成する各機能部は、これらハードウェアとEEPROM内のソフトウェアとが協働して構築されている。図5に示すように、制御装置16は、インクジェットプリンタ101全体を制御するものであり、画像データ記憶部41と、フラッシングデータ記憶部42と、吐出口レジスタ43と、吐出口レジスタ更新部44と、ヘッド制御部45と、搬送制御部46とを有している。
画像データ記憶部41は、用紙Pに印刷すべき画像に関する画像データを記憶する。画像データは、各インクジェットヘッド1に係わる各吐出口108のそれぞれについて、吐出すべきインク滴の体積を印刷周期毎に割り当てたデータであって、このデータに基づいてインク滴が吐出されて、所望の画像を構成する各画像ドットが用紙P上の印刷領域に形成される。印刷周期は、用紙Pの搬送方向に印刷解像度に対応した単位距離だけ用紙Pが搬送されるのに要する時間である。なお、本実施形態においては、画像ドットを形成するために吐出口108から吐出されるインク滴は、3種類の体積(大滴、中滴、小滴)から選択されたいずれかである。また、画像データは、用紙Pをデータ空間において表した仮想用紙P’(図6参照)において、用紙Pに形成される画像ドットの位置を示している。仮想用紙P’は、主走査方向及び用紙搬送方向に複数の画素(仮想の画素)がマトリクス配置された仮想の領域であって、用紙搬送方向に関する画素間の距離は用紙搬送方向の印刷解像度に対応した単位距離に、主走査方向に関する画素間の距離は主走査方向に関する吐出口108間の距離にそれぞれ対応している。また、仮想用紙P’の各画素は、主走査方向に関して、各インクジェットヘッド1に係る吐出口108のいずれかと関連付けられた位置にある。
フラッシングデータ記憶部42は、用紙P上でフラッシングドットが描くフラッシングパターンに関するフラッシングデータを色毎に記憶する。フラッシングデータは、各インクジェットヘッド1に係わる各吐出口108のそれぞれについて、フラッシングのためにインク滴を吐出するか否かを指示するデータである。このデータに基づいてインク滴が吐出されて、フラッシングパターンで配置されたフラッシングドットが用紙P上のフラッシング領域に形成される。フラッシングデータには、色毎のフラッシングパターンに係わるデータが含まれる。フラッシングパターンは、フラッシングドットが形成され得る複数のフラッシングドット候補で構成され、フラッシングドットの用紙P上における配置形態を決める。また、フラッシングデータは、仮想用紙P’におけるフラッシングドット候補の位置を示している。図6及び図7をさらに参照しつつ、フラッシングデータ記憶部42が記憶しているフラッシングデータについて詳細に説明する。図7において、画素84aは、イエローのインクジェットヘッド1の吐出口108に関するフラッシングドット候補を示しており、画素84bは、マゼンタのインクジェットヘッド1の吐出口108に関するフラッシングドット候補を示しており、画素84cは、シアンのインクジェットヘッド1の吐出口108に関するフラッシングドット候補を示しており、画素84dは、ブラックのインクジェットヘッド1の吐出口108に関するフラッシングドット候補を示している。
図6及び図7に示すように、フラッシングパターンは、データ空間上の仮想領域Sにおいて、フラッシングドット候補が配置された位置を示している。仮想領域Sは、後述のように、6400×6400のマトリクス配置された画素84から構成された領域であって、画素84の仮想領域Sにおける位置は、用紙Pで画像ドット及びフラッシングドットを形成可能な位置に対応している。
仮想領域Sは、図6(a)に示すように、10×10にマトリクス配置された100個の画素マトリクス単位群81によって形成されている。画素マトリクス単位群81は、図6(b)に示すように、10×10にマトリクス配置された100個の画素マトリクス単位群82によって形成されている。画素マトリクス単位群82は、図7(a)に示すように、8×8にマトリクス配置された64個の画素マトリクス単位83によって形成されている。画素マトリクス単位83は、図7(b)に示すように、8×8にマトリクス配置された64個の画素84によって形成されている。仮想領域Sにおいて、用紙搬送方向(第1方向)及び主走査方向(第2方向)に関する画素間の距離は、仮想用紙P’における画素間の距離と同じである。以下、フラッシングドット候補を含む画素マトリクス単位83を、符号83aで表すこととし、フラッシングドット候補を含まないものと区別することとする。同様に、フラッシングドット候補を含む画素マトリクス単位群82を、符号82aで表すこととし、フラッシングドット候補を含む画素マトリクス単位群81を、符号81aで表すこととする。
図6(a)に示すように、仮想領域Sが、10×10のマトリクス配置された画素マトリクス単位群81によって構成されている。各インクジェットヘッド1に関するフラッシングパターンにおいては、フラッシングドット候補である画素84a〜84dを含む画素マトリクス単位群81aが、用紙搬送方向である第1方向、及び、主走査方向である第2方向に延びる各直線に沿って配列された複数の画素マトリクス単位群81の列内にそれぞれ1つだけ配置されていると共に、第1及び第2方向と45度で交差しつつ互いに直交する第3及び第4方向(図中矢印参照)に延びる各直線に沿って配列された複数の画素マトリクス単位群81の列内にそれぞれ1以下だけ配置されている。
さらに、図6(b)に示すように、画素マトリクス単位群81aにおいて、仮想領域Sにおける画素マトリクス単位群81aと同じ配置パターンで、フラッシングドット候補である画素84a〜84dを含む画素マトリクス単位群82aが配置されている。つまり、画素マトリクス単位群81aにおいて、画素マトリクス単位群82aが、第1及び第2方向に延びる各直線に沿って配列された複数の画素マトリクス単位群82の列内にそれぞれ1つだけ配置されていると共に、第3及び第4方向に延びる各直線に沿って配列された複数の画素マトリクス単位群82の列内にそれぞれ1以下だけ配置されている。
そして、図7(a)に示すように、画素マトリクス単位群82aにおいて、画素マトリクス単位群81aにおける画素マトリクス単位群82aと同じ配置パターンで、フラッシングドット候補である画素84a〜84dを含む画素マトリクス単位83aが配置されている。つまり、画素マトリクス単位83aが、第1及び第2方向に延びる各直線に沿って配列された複数の画素マトリクス単位83の列内にそれぞれ1つだけ配置されていると共に、第3及び第4方向に延びる各直線に沿って配列された複数の画素マトリクス単位83の列内にそれぞれ1以下だけ配置されている。
図7(b)に示すように、画素マトリクス単位83aにおいて、画素マトリクス単位群82aにおける画素マトリクス単位83aと同じ配置パターンで、イエローのインクジェットヘッド1に係るフラッシングドット候補である画素84aが配置されている。つまり、画素マトリクス単位83aにおいて、画素84aが、第1及び第2方向に延びる各直線に沿って配列された複数の画素84の列内にそれぞれ1つだけ配置されていると共に、第3及び第4方向に延びる各直線に沿って配列された複数の画素84の列内にそれぞれ1以下だけ配置されている。
また、マゼンタのインクジェットヘッド1に係るフラッシングドット候補が配置された画素84b、シアンのインクジェットヘッド1に係るフラッシングドット候補が配置された画素84c、及び、ブラックのインクジェットヘッド1に係るフラッシングドット候補が配置された画素84dが、画素84aの配置パターンから図7(b)中下方に向かって順に1画素84ずつ位相をずらした配置パターンで配置されている。このとき、各画素84b〜84dは、画素84aの位置を基準にして用紙搬送方向に順に1画素分ずつずれて配置される。画素マトリクス単位83aは、8×8のマトリクス空間であるので、画素84aが用紙搬送方向端部付近に位置するときには、他の画素84b〜84dのいずれかが用紙搬送方向に関して配置の方向と反対側の端部に配置されることになる。これに続く画素84b〜84dがあれば、さらに配置の方向に順に配置される。このため、画素84a〜84dは互いに異なる位置に配置されている。
このように、各インクジェットヘッド1に対応するフラッシングパターンを含む仮想領域Sにおいて、フラッシングドット候補である画素84a〜84dが、互いに異なる位置に配置されている。1つのインクジェットヘッド1に関するフラッシングパターンについて、画素84a〜84dが、上述のように、4つの方向(第1方向〜第4方向)にそれぞれ延びる直線に沿って並ぶ画素84の列内に1つだけ配置されている。言い換えれば、各インクジェットヘッド1に関するフラッシングパターンにおいて、フラッシングドット候補が、互いに隣接しないように、第1及び第2方向に延在する2つの直線の組に属する各直線上に1つだけ、且つ、第3及び第4方向に延在する2つの直線の組に属する各直線上に1以下だけ配置されている。
以上のように、本実施形態は、画素84が8×8のマトリクス配置された画素マトリクス単位83を基本単位とし、この基本単位からより広い画素マトリクス単位群81、82に拡張するとき、基本単位内でのフラッシングドット候補の配置形態の特徴を引き継いでいる。基本単位では、一方向(ここでは、第1方向〜第4方向)に隣接する2つのフラッシングドット候補は、一方向と直交する直交方向(例えば、第1方向に対する第2方向、第3方向に対する第4方向)に関して、必ず1列以上の直交方向に延びる画素列を介して配置されている。
本実施形態のインクジェットプリンタ101においては、印刷される画像の解像度は最大600dpi×600dpiとなっている。よって、印刷媒体であるA4サイズの用紙Pにおける印刷可能領域に相当する仮想用紙P’は、4961×7016にマトリクス配置された画素によって表される。したがって、図6(a)に示すように、フラッシングパターンを示す仮想領域Sは、インクジェットヘッド1の主走査方向(第1方向)に関する長さが仮想用紙P’以上となっており、用紙搬送方向(第2方向)に関する長さが仮想用紙P’以下となっている。仮想用紙P’と重なる仮想領域Sの部分が、フラッシングドットが形成されるフラッシング領域に対応する。
図5に戻って、吐出口レジスタ43は、4つのインクジェットヘッド1のそれぞれについて、各吐出口108からインク滴が吐出されたか否かを印刷周期毎に記憶するものである(図8参照)。この記憶動作は、複数の用紙Pに亘って継続される。このときの用紙Pの最大枚数は、本実施形態では、後述の所定時間T内に印刷可能な最大枚数に設定されている。
吐出口レジスタ更新部44は、1つの用紙Pに対して印刷を行う毎に、画像データ記憶部41に記憶された画像データに基づいて、当該印刷について各吐出口108からインク滴が吐出されるか否かを判断し、その判断結果に基づいて吐出口レジスタ43の記憶内容を更新するものである。また、吐出口レジスタ更新部44は、フラッシングによって吐出口108からインク滴が吐出される毎(具体的には、後述の所定時間T毎)に、吐出口レジスタ43の記憶内容をリセットする。
搬送制御部46は、用紙Pが搬送されるように搬送ユニット20の搬送モータMを制御するものである。
ヘッド制御部45は、制御基板54を介してインクジェットヘッド1の吐出口108からのインク滴の吐出を制御するものである。具体的には、ヘッド制御部45は、パージ・ワイプ動作(後述)を行った時から又はフラッシングによって吐出口108からインク滴を吐出してからの経過時間が、所定時間Tを超えているか否かを判断する。そして、ヘッド制御部45は、経過時間が所定時間Tを超えていないと判断したときには、画像データに係る画像ドットのみが用紙Pに形成されるように、各インクジェットヘッド1の吐出口108からのインク滴の吐出を制御する。ここで、所定時間Tとは、吐出口108内のインクが乾燥などにより変質することで、吐出口108から吐出されたインク滴の速度が基準となる基準速度から当該基準速度に対して所定の割合の速度に低下するまでの時間以下の時間である。さらに、所定時間Tは、この速度低下によって画品質の変化が許容される最長の時間に設定されている。
一方、ヘッド制御部45は、経過時間が所定時間Tを超えていると判断したときには、仮想領域Sが仮想用紙P’を主走査方向に跨ぐように、且つ、仮想用紙P’の特定の画素と仮想領域Sの特定の画素84とが一致するように、仮想用紙P’と仮想領域Sとを重ね合わせる(図6参照)。そして、ヘッド制御部45は、フラッシングパターンから、吐出口レジスタ43に記憶されたインク滴を吐出していない各吐出口108と主走査方向(第2方向)に関して同じ位置にあるフラッシングドット候補(画素84a〜84d)を選択する。
上述したように、仮想領域Sは、インクジェットヘッド1の主走査方向に関する長さが仮想用紙P’以上となっており、用紙搬送方向に関する長さが仮想用紙P’以下である。さらに、仮想領域Sの用紙搬送方向に延びる画素列には、必ず1つのフラッシングドット候補が含まれている。そのため、仮想領域Sに係る仮想用紙P’と重なる領域にある各フラッシングドット候補が、各インクジェットヘッド1に係る全ての吐出口108のいずれかと主走査方向に関して同じ位置に存在する。さらに、ヘッド制御部45は、画像データに含まれる画像ドットと、選択されたフラッシングドット候補との論理和を生成する。
本実施形態のように、互いに交差する2つの方向に関する画素の数が同じマトリクス配置領域を仮想領域Sとする場合、用紙搬送方向の方がより多くの画素が配置された仮想用紙P’に対しては、主走査方向に関して、印刷領域と同数の画素から形成された仮想領域Sが、本発明を適用可能な最小サイズの仮想領域Sとなる。一方、主走査方向の方がより多くの画素が配置された仮想用紙P’に対しては、用紙搬送方向に関して、印刷領域と同数の画素から形成された仮想領域Sを、画素の並びが同じ間隔で並ぶように、主走査方向に2つ隣接配置した仮想領域S’が、本発明を適用可能な最大サイズの仮想領域Sとなる。なお、この場合、用紙搬送方向に関して、印刷領域の画素数未満の数の画素で仮想領域Sを構成し、この仮想領域Sを主走査方向に隣接配置したときに、主走査方向に関する画素の総数が仮想用紙P’の画素の総数以上となる最小数の仮想領域Sで仮想領域S’を構成してもよい。これによって、仮想領域S’が必要とするメモリ容量を小さくすることができる。
そして、ヘッド制御部45は、図8に示すように、画像ドットと選択されたフラッシングドット候補との論理和に基づいて、当該論理和に含まれる画像ドット及びフラッシングドット候補に対応するフラッシングドットが、搬送ユニット20に搬送された用紙Pに形成されるように、各インクジェットヘッド1の吐出口108からのインク滴の吐出を制御する。これにより、所定時間Tが経過する毎に各インクジェットヘッド1の全ての吐出口108から少なくとも1回はインク滴が吐出される。なお、図8においては、ブラックの画像ドット及びフラッシングドットのみを示している。
次に、図9を参照しつつ、制御装置16の動作手順について説明する。図9に示すように、上位のコンピュータから印刷開始指令を受けると、パージ・ワイプ動作を行う(S101)。ここで、パージ・ワイプ動作とは、図示しないインク供給ポンプから各インクジェットヘッド1に対して強制的にインクを供給することによって、吐出口108からインクをパージ(排出)した後に、図示しないワイパーで吐出面2aをワイプする動作である。パージ・ワイプ動作を行うことによって、インクジェットヘッド1内の増粘したインクや不純物を外部に排出することができると共に、吐出口108に形成されるメニスカスを整えることができる。これにより、各吐出口108のインク吐出特性が回復・維持される。
そして、吐出口レジスタ更新部44が、内部タイマT0をリセットすると共に(S102)、吐出口レジスタ43に各インクジェットヘッド1に係る全ての吐出口108からインク滴が吐出されていないことが記憶されるように、吐出口レジスタ43の記憶内容をリセットする(S103)。さらに、吐出口レジスタ更新部44が、画像データ記憶部41に記憶された画像データに基づき、当該画像データに係る印刷について各吐出口108からインク滴が吐出されるか否かを判断し(S104)、その判断結果に基づいて用紙P1枚毎に吐出口レジスタ43の記憶内容を更新する(S105)。
その後、ヘッド制御部45が、内部タイマT0の値が所定時間Tを超えているか否かを判断する(S106)。ヘッド制御部45は、内部タイマT0の値が所定時間Tを超えていないと判断すれば(S106:NO)、フラッシングドットが搬送ユニット20に搬送された用紙Pに形成されることなく、画像データに係る画像ドットのみが当該用紙Pに形成(印刷)されるように、インクジェットヘッド1の吐出口108からのインク滴の吐出を制御する(S107)。当該用紙Pに対する印刷が完了すると、制御装置16は、次の用紙Pに対して印刷を行うか否かを判断する(S108)。次の用紙Pに対して印刷を行う場合は(S108:YES)、再びS104に移行し、次の用紙Pに対する印刷を行う。つまり、内部タイマT0の値が所定時間Tを超えていない間は、用紙Pに対して印刷を行う毎に、吐出口レジスタ43に記憶されるインク滴を吐出した吐出口108が積算されていく。次の用紙Pに対して印刷を行わない場合は(S108:NO)、図9のフローチャートを終了する。
一方、ヘッド制御部45は、内部タイマT0の値が所定時間Tを超えていると判断すれば(S106:YES)、仮想領域Sが仮想用紙P’を主走査方向に跨ぐように、且つ、仮想用紙P’の特定の画素と仮想領域Sの特定の画素84とが一致するように、仮想用紙P’と仮想領域Sとを重ね合わせ、吐出口レジスタ43に記憶されたインク滴を吐出していない各吐出口108と主走査方向(第2方向)に関して同じ位置にあるフラッシングドット候補(画素84a〜84d)を選択する(S109)。さらに、ヘッド制御部45は、画像データに含まれる画像ドットと、選択されたフラッシングドット候補との論理和を生成する(S110)。そして、ヘッド制御部45は、生成結果に含まれる画像ドットと、フラッシングドット候補に対応するフラッシングドットとが搬送ユニット20に搬送された用紙Pに形成(印刷)されるように、各インクジェットヘッド1の吐出口108からのインク滴の吐出を制御する(S111)。これにより、所定時間Tが経過する毎に各インクジェットヘッド1の全ての吐出口108から少なくとも1回はインク滴が吐出されることになる。用紙Pに対する印刷が完了すると、制御装置16は、次の用紙Pに対して印刷を行うか否かを判断する(S112)。次の用紙Pに対して印刷を行う場合は(S112:YES)、再びS102に移行し、内部タイマT0及び吐出口レジスタ43をリセットして次の用紙Pに対する印刷を行う。次の用紙Pに対して印刷を行わない場合は(S112:NO)、図9のフローチャートを終了する。
以上のように、本実施形態によるインクジェットプリンタ101によると、各インクジェットヘッド1に対応するフラッシングパターンにおいて、フラッシングドット候補である画素84a〜84dが、互いに隣接することなく、第1及び第2方向の2つの直線の組に属する各直線に沿って配列された複数の画素84の列内にそれぞれ1つだけ配置されている。このため、画像と共に用紙Pに形成されるフラッシングドットが第1及び第2方向に延在する各直線上に2つ以上形成されることがなく、フラッシングドットに対する視認性を低下させることができる。これにより、印刷品質が低下するのを抑制することができる。また、フラッシングドットを形成するために画像ドットが形成される用紙Pとは別の用紙Pを用いないため、用紙Pが無駄に消費されるのを防止することができる。
さらに、各インクジェットヘッド1に対応するフラッシングパターンにおいて、フラッシングドット候補である画素84a〜84dが、第1及び第2方向に延在する2つの直線の組に属する各直線に沿って配列された複数の画素84の列内にそれぞれ1以下だけ配置されていることに加えて、第3及び第4方向に延在する2つの直線の組に属する各直線に沿って配列された複数の画素84の列内にそれぞれ1以下だけ配置されている。このため、フラッシングドットに対する視認性をさらに低下させることができる。
また、ヘッド制御部45が、フラッシングデータ記憶部42が記憶しているフラッシングパターンに基づいて、用紙Pにフラッシングドットを形成するため、フラッシングドットの位置をその都度算出することなく容易に決定することができる。
さらに、仮想領域S、画素マトリクス単位群81a、画素マトリクス単位群82a、画素マトリクス単位81a及び画素84a〜84dの各配置パターンの組み合わせによってフラッシングパターンを効率よく決定することができる。
加えて、各インクジェットヘッド1に対応するフラッシングパターン間において、フラッシングドット候補が互いに異なる位置に配置されているため、用紙Pにおいてフラッシングドット同士が重なって大きくなるのを抑制することができる。
<変形例>
上述した実施形態では、各インクジェットヘッド1に対応する仮想領域Sにおいて、フラッシングドット候補である画素84a〜84dが、第1及び第2方向の各直線に沿って配列された複数の画素84の列内にそれぞれ1つだけ配置されていると共に、第3及び第4方向に延在する各直線に沿って配列された複数の画素84の列内にそれぞれ1以下だけ配置されている構成であるが、図10に示すように、フラッシングドット候補である画素184aが、第1及び第2方向の各直線に沿って配列された複数の画素84の列内についてそれぞれ1以下だけ配置されていると共に、フラッシングドット候補が第2方向に関して1画素84分だけ等間隔に離隔していてもよい。この仮想領域S’’は、上述の仮想領域Sに対して、主走査方向に延びる画素列を搬送方向に1つ以上介挿した構成を有している。このとき介挿される画素列には、フラッシングドット候補が含まれない。
この場合、上述した実施形態と同様に、第1方向の直線に沿って配列された複数の画素84の列内に、画素84a〜84dがそれぞれ1つだけ配置されている。一方、第3及び第4方向の各直線に沿って配列された複数の画素84の列の少なくとも一部の列内に、画素84a〜84dが2以上配置されている。なお、図10に示す配置パターンは、図7に示す画素マトリクス単位83aにおいて、第1方向に関する1画素84毎に、第2方向に沿って配列された画素84を挿入することによって形成されたものである。この仮想領域S’’においても、第1方向に対する第2方向あるいは第2方向に対する第1方向に関して、必ず1列以上の画素列を介してフラッシングドット候補同士が配置されている。
これによると、画像と共に用紙Pに形成されるフラッシングドットが第1及び第2方向に延在する各直線上に2つ以上形成されることがなく、フラッシングドットに対する視認性を低下させることができる。また、用紙Pにおいてフラッシングドットが第1方向に関して確実に離散するため、フラッシングドットの視認性をさらに低下させることができる。
なお、上述の変形例においては、フラッシングパターンに係るフラッシングドット候補が第1方向に関して1画素84分だけ等間隔に離隔する構成であるが、フラッシングパターンに係るフラッシングドット候補が、第1方向に関して2画素84分以上等間隔に離隔していてもよいし、フラッシングパターンに係るフラッシングドット候補が、第1方向に関して2つ以上の距離の組み合わせで離隔していてもよい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。上述の実施形態では、予め決定されたフラッシングパターンがフラッシングデータ記憶部42に記憶される構成であるが、1又は複数の用紙Pに対する印刷が開始される毎に、フラッシングデータを生成する構成であってもよい。
さらに、上述の実施形態では、フラッシングパターンが、画素マトリクス単位群81a、画素マトリクス単位群82a、画素マトリクス単位83a、画素84a〜84dの各配置パターンが階層的に組み合わされた4つの階層構造を有する構成であるが、フラッシングドット候補が、仮想領域Sにおいて、互いに隣接しないように、第1及び第2方向に延在する各直線上に1つだけ配置されているのであれば、フラッシングデータが、2〜3又は5以上の階層構造を有する構成であってもよいし、このような階層構造を有さない構成であってもよい。なお、画素、画素マトリクス単位及び画素マトリクス単位群がn×n(m×m)にマトリクス配置される場合には、n(m)は4以上であることが好ましい。
また、上述の実施形態では、画素マトリクス単位83における画素84a〜84dの配置パターンと、画素マトリクス単位群82における画素84a〜84dを含む画素マトリクス単位83の配置パターンとが同じになっており、画素マトリクス単位群81における画素84a〜84dを含む画素マトリクス単位群82の配置パターンと、仮想領域Sにおける画素84a〜84dを含む画素マトリクス単位群81の配置パターンとが同じになっている構成であるが、これら配置パターンは互いに異なっていてもよい。
さらに、上述の実施形態においては、インクジェットヘッド1毎に異なるフラッシングパターンを用いる構成であるが、全てのインクジェットヘッド1について同じフラッシングデータを用いる構成であってもよい。これにより、フラッシングデータ記憶部42が1つのフラッシングパターンを記憶すればよいため、フラッシングデータ記憶部42の記憶容量を小さくすることができる。いずれの構成においても、フラッシングドットが目立たないという観点から、インクジェットヘッド1が吐出可能な最小量のインク滴によってフラッシングドットを形成するとよい。例えば、画像ドットを形成する小滴よりも少ない量のインク滴を吐出してもよい。
加えて、上述の変形例においては、第1及び第2方向の各直線に沿って配列された複数の画素84の列内に、画素84a〜84dがそれぞれ1つだけ配置されており、第3及び第4方向の各直線に沿って配列された複数の画素84の列の少なくとも一部の列内に、画素84a〜84dが2以上配置されている構成であるが、第3及び第4方向の各直線に沿って配列された複数の画素84の列内に、画素84a〜84dがそれぞれ1以下だけ配置されており、第1及び第2方向の各直線に沿って配列された複数の画素84の列の少なくとも一部の列内に、画素84a〜84dが2以上配置されている構成であってもよい。
本発明は、インク以外の液体を吐出する記録装置にも適用可能である。さらに、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機などにも適用可能である。
1 インクジェットヘッド
2a 吐出面
16 制御装置
20 搬送ユニット
21 アクチュエータユニット
41 画像データ記憶部
42 フラッシングデータ記憶部
43 吐出口レジスタ
44 吐出口レジスタ更新部
45 ヘッド制御部
46 搬送制御部
54 制御基板
81、81a 画素マトリクス単位群
82、82a 画素マトリクス単位群
83、83a 画素マトリクス単位
84、84a〜84d 画素
101 インクジェットプリンタ
108 吐出口
184a 画素
P 用紙
P’ 仮想用紙
S 仮想領域

Claims (9)

  1. 記録媒体に液滴を吐出する複数の吐出口が形成された液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドから吐出された液体によって前記記録媒体に形成される画像を構成する複数の画像ドットの位置を示す画像データが記憶された画像データ記憶手段と、
    前記液体吐出ヘッドからの液滴の吐出を制御するヘッド制御手段とを備えており、
    前記ヘッド制御手段が、
    前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づいて、前記吐出口から吐出された液滴によって前記記録媒体に前記複数の画像ドットが形成されるように、前記液体吐出ヘッドを制御し、
    一または連続した複数の前記記録媒体の記録が完了するまでに前記画像ドットの形成に寄与しない前記吐出口から予備吐出された液滴によって、一または連続した複数の前記記録媒体のいずれかに予備吐出ドットを形成すると共に、前記予備吐出ドットが、互いに隣接しないように、且つ、第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向に延在する2つの直線の組、及び、前記第1及び前記第2方向と同じ角度で交差しつつ互いに直交する第3及び第4方向に延在する2つの直線の組の少なくともいずれか一方の組に属する各直線上に1以下だけ形成されるように前記液体吐出ヘッドを制御することを特徴とする記録装置。
  2. 前記ヘッド制御手段は、前記予備吐出ドットが、前記第1及び第2方向に延在する2つの直線の組、及び、前記第3及び第4方向に延在する2つの直線の組に属する各直線上に1以下だけ形成されるように前記液体吐出ヘッドを制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記吐出口毎に、前記予備吐出ドットとなり得る予備吐出ドット候補の位置を示す配置データを記憶する配置データ記憶手段をさらに備えており、
    前記ヘッド制御手段が、前記配置データ記憶手段に記憶された前記配置データに基づいて、前記液体吐出ヘッドを制御することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記配置データ記憶手段は、前記画像ドット及び前記予備吐出ドットを形成可能な位置に対応する複数の画素が平面上にマトリクス配置された仮想領域において、いずれの前記画素が前記予備吐出ドット候補であるかを示す前記配置データを記憶しており、
    前記仮想領域は、前記第2方向に関する長さが、前記記録媒体の印刷領域に係る前記第2方向に関する長さ以下であると共に、前記画素がn×n(n≧4)にマトリクス配列された複数の画素マトリクス単位によって構成されており、
    前記予備吐出ドット候補である前記画素を含む各画素マトリクス単位における、前記第1〜第4方向に配列された複数の前記画素からなる全ての画素列のそれぞれにおいて、1以下だけの前記予備吐出ドット候補が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記仮想領域は、前記画素マトリクス単位がm×m(m≧4)にマトリクス配列された複数の画素マトリクス単位群によって構成されており、
    前記予備吐出ドット候補である前記画素を含む各画素マトリクス単位群における、前記第1〜第4方向に配列された複数の前記画素マトリクス単位からなる全ての画素マトリクス単位列のそれぞれにおいて、前記予備吐出ドット候補である前記画素を含む1以下だけの前記画素マトリクス単位が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 複数の前記液体吐出ヘッドを有しており、
    前記配置データ記憶手段は、前記液体吐出ヘッド毎に前記配置データを記憶しており、
    前記配置データ間において、前記予備吐出ドット候補が互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 複数の前記液体吐出ヘッドを有しており、
    前記ヘッド制御手段が、同一の前記配置データに基づいて、各液体吐出ヘッドを制御することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記記録媒体と前記液体吐出ヘッドとを相対移動させる移動機構をさらに備えており、
    前記第1方向が前記移動機構によって前記記録媒体が搬送される搬送方向であり、
    前記ヘッド制御手段は、前記第1方向に関して互いに等間隔に離隔した前記予備吐出ドットが形成されるように前記液体吐出ヘッドを制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  9. 前記液体吐出ヘッドは、前記第2方向に関して、前記記録媒体に固定されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の記録装置。
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