JP2010216410A - エンジンの油温制御装置 - Google Patents
エンジンの油温制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010216410A JP2010216410A JP2009065797A JP2009065797A JP2010216410A JP 2010216410 A JP2010216410 A JP 2010216410A JP 2009065797 A JP2009065797 A JP 2009065797A JP 2009065797 A JP2009065797 A JP 2009065797A JP 2010216410 A JP2010216410 A JP 2010216410A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- engine
- cooling water
- pump
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【解決手段】オイルクーラ30内を流通したオイルパン32からのオイルのうちオイルパン32に戻すオイルの量を調整することでエンジン本体部10に供給されるオイルの量を調整可能なオイル調量手段31aを備える。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン冷却装置A及びエンジン油温制御装置Bの構成を模式的に示す。このエンジン冷却装置Aは、エンジン(例えば直列4気筒エンジン)の本体部10を構成するシリンダブロック11及びシリンダヘッド12にそれぞれ形成されたウォータジャケット13,14と、外気によって冷却水(冷却液)を冷やすために車両の前部等に配設されたラジエータ15と、このラジエータ15及びエンジン本体部10の間で冷却水を循環させるための第1及び第2通路16,17と、ラジエータ15を迂回してエンジン本体部10との間で冷却水を循環させるためのバイパス通路18と、シリンダブロック11のウォータジャケット13に冷却水を送給する電動ウォータポンプ(以下、単に電動ポンプといい、W/Pともいう)19とを備えている。
ECU24は、周知の如くCPUやメモリ、I/Oインターフェース回路、ドライバ回路等を備えて、エンジンの運転制御のために各シリンダ毎の燃料噴射制御や点火時期制御を行うものであるが、これに加えて、この実施形態では、主にエンジンの温度及び負荷状態、或いは回転数等に応じて、電動ポンプ19やサーモスタット25の作動を制御するようになっている。
エンジン油温制御装置Bは、図1に示すように、エンジン潤滑用のオイルを冷却水と熱交換するオイルクーラ30と、オイルをエンジン本体部10の各部へ圧送するオイルポンプ31と、オイルパン32からのオイルをエンジン本体部10に供給するためのオイル通路を構成する第1〜第3オイル通路33〜35とを備えている。
次に、ECU24のポンプ制御部24aによる電動ポンプ19の作動制御について説明する。この電動ポンプ19への出力電圧の制御は、デューティ比の変更によって出力電圧の大きさを調整する所謂デューティ制御であり、制御デューティ比を0〜100%の範囲で変更することにより、出力電圧を例えば0.5〜12Vくらいの所定範囲内において略リニアに変更して、電動ポンプ19の回転数をきめ細かく且つ高精度に制御することができる。
次に、ECU24の冷却水回路制御部24bによるサーモスタット25の作動制御について説明する。このサーモスタット25への出力電圧の制御は、デューティ比の変更によって出力電圧の大きさを調整する所謂デューティ制御であり、制御デューティ比を0〜100%の範囲で変更することにより、サーモスタット25の開度をきめ細かく且つ高精度に制御することができる。
以下に、エンジンの始動後にECU24によって行われる電動ポンプ19やサーモスタット25の具体的な制御手順を、主に図6、図7のフローチャート図に基づき、図1〜図5を参照して説明する。この実施形態では、冷却水のLLC(ロングライフクーラント)濃度は、通常濃度(例えば50%)となっており、冷却水の目標水温は、通常水温(例えば90℃)となっている。
まず、エンジン始動に応じてスタートした図6、図7の冷間始動制御フローにおいてステップS1では、電動ポンプ19を停止状態とし、サーモスタット25を閉弁状態とする。このように電動ポンプ19を停止状態とすると、冷却水回路において冷却水の流通状態が流通停止状態になる。
以上により、本実施形態によれば、オイルポンプ31のリリーフ弁31aにより、オイルクーラ30内を流通したオイルパン32からのオイルのうちオイルパン32に戻すオイルの量を調整することでエンジン本体部10に供給されるオイルの量を調整するので、従来のように、オイルパンからのオイルのうちオイルパンに戻すオイルの量を調整することでエンジン本体部に供給されるオイルの量を調整した後に、その調量されたオイルをオイルクーラ内を流通させる場合と比較して、オイルクーラ30に供給されるオイルの量を増加させることができる。このため、オイルをオイルクーラ30において冷却水と高効率で熱交換させることができ、オイル全体の温度を上昇させることができる。よって、エンジン暖機を促進することができる。
上記各実施形態では、冷却水のLLC濃度を通常濃度とし、冷却水の目標水温を通常水温としているが、これに限らず、例えば、冷却水のLLC濃度を上記通常濃度よりも高濃度(例えば90〜95%)とし、冷却水の目標水温を上記通常水温よりも高温(例えば120℃)としてもよい。この場合、目標下限水温th1を例えば115℃とし、目標上限水温th2を例えば125℃とする。電動ポンプ19やサーモスタット25の制御手順は、上記各実施形態とほぼ同様の制御手順である。図9のタイムチャートに、冷間始動後の電動ポンプ19の作動状態とエンジン水温の上昇とエンジン油温の上昇の関係を示す。同図の短い破線は、エンジン水温を示し、長い破線は、エンジン油温を示している。その他の線は、図8の線と同様である。
11 シリンダブロック
12 シリンダヘッド
13 ウォータジャケット(冷却液回路)
14 ウォータジャケット(冷却液回路)
15 ラジエータ
16 第1通路(冷却液回路)
17 第2通路(冷却液回路)
18 バイパス通路(冷却液回路)
19 電動ポンプ
20 導入路(冷却液回路)
21 導出路(冷却液回路)
24 ECU
24a ポンプ制御部(ポンプ制御手段)
30 オイルクーラ(オイル熱交換器)
31 オイルポンプ
31a リリーフ弁(オイル調量手段)
32 オイルパン
33 第1オイル通路
34 第2オイル通路
35 第3オイル通路
B エンジン油温制御装置
Claims (3)
- オイルポンプによりオイルパンからエンジン本体部に供給されるオイルを、ウォータポンプにより上記エンジン本体部とラジエータとの間で又は該ラジエータを迂回して該エンジン本体部との間で循環される冷却液と熱交換させるオイル熱交換器を備えているエンジンの油温制御装置であって、
上記オイル熱交換器内を流通した上記オイルパンからのオイルのうち上記オイルパンに戻すオイルの量を調整することで上記エンジン本体部に供給されるオイルの量を調整可能なオイル調量手段を備えていることを特徴とするエンジンの油温制御装置。 - 請求項1記載のエンジンの油温制御装置において、
上記オイルパンからのオイルを上記エンジン本体部に供給するためのオイル通路には、上記オイル熱交換器の下流側に、上記オイル調量手段としてのリリーフ弁を有するオイルポンプが配設されていることを特徴とするエンジンの油温制御装置。 - 請求項1又は2記載のエンジンの油温制御装置において、
上記ウォータポンプは電動ウォータポンプであり、
エンジン暖機中であって、エンジン冷間始動から設定時間が経過するまで、上記エンジン本体部との間で冷却液を循環させるための冷却液回路において冷却液の流通状態が流通停止状態になるように上記電動ウォータポンプを作動させる一方、エンジン暖機中であって、上記設定時間が経過した後、上記冷却液回路において冷却液の流通状態がエンジン暖機完了後の流通状態よりも冷却液の流通量が少ない流通状態になるように上記電動ウォータポンプを作動させるポンプ制御手段をさらに備えていることを特徴とするエンジンの油温制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065797A JP2010216410A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | エンジンの油温制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065797A JP2010216410A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | エンジンの油温制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010216410A true JP2010216410A (ja) | 2010-09-30 |
Family
ID=42975497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009065797A Pending JP2010216410A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | エンジンの油温制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010216410A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110462174A (zh) * | 2016-11-16 | 2019-11-15 | Ufi过滤器股份公司 | 机油过滤和温度调节组件 |
JP2020076360A (ja) * | 2018-11-07 | 2020-05-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の冷却装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57124017A (en) * | 1981-01-23 | 1982-08-02 | Nippon Denso Co Ltd | Cooler for oil of engine |
JPS61186713U (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-21 | ||
JPH1144208A (ja) * | 1997-07-30 | 1999-02-16 | Nippon Soken Inc | 内燃機関用油温制御装置 |
JP2000303841A (ja) * | 1999-04-20 | 2000-10-31 | Honda Motor Co Ltd | エンジンの冷却制御装置 |
JP2004316472A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の冷却装置 |
JP2007170352A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Denso Corp | エンジン冷却装置およびこれに使用される電子制御式流量制御弁 |
JP2007218115A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Mazda Motor Corp | エンジンの冷却装置 |
JP2008274722A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Reizaburo Osada | 公衆トイレ |
-
2009
- 2009-03-18 JP JP2009065797A patent/JP2010216410A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57124017A (en) * | 1981-01-23 | 1982-08-02 | Nippon Denso Co Ltd | Cooler for oil of engine |
JPS61186713U (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-21 | ||
JPH1144208A (ja) * | 1997-07-30 | 1999-02-16 | Nippon Soken Inc | 内燃機関用油温制御装置 |
JP2000303841A (ja) * | 1999-04-20 | 2000-10-31 | Honda Motor Co Ltd | エンジンの冷却制御装置 |
JP2004316472A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の冷却装置 |
JP2007170352A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Denso Corp | エンジン冷却装置およびこれに使用される電子制御式流量制御弁 |
JP2007218115A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Mazda Motor Corp | エンジンの冷却装置 |
JP2008274722A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Reizaburo Osada | 公衆トイレ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110462174A (zh) * | 2016-11-16 | 2019-11-15 | Ufi过滤器股份公司 | 机油过滤和温度调节组件 |
JP2020076360A (ja) * | 2018-11-07 | 2020-05-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の冷却装置 |
JP7192417B2 (ja) | 2018-11-07 | 2022-12-20 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の冷却装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4682863B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JP5239972B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JP4529710B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
KR101394051B1 (ko) | 차량용 엔진 냉각 시스템 및 그 제어방법 | |
JP6241435B2 (ja) | 内燃機関の温度制御装置 | |
JP4529709B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
KR101592428B1 (ko) | 통합 유량 제어 밸브 장치 | |
JP2006214281A (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JP2007085457A (ja) | トランスミッションのオイル温度調整装置 | |
JP2010209736A (ja) | エンジンの暖機制御装置 | |
JP2010151067A (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JP2010216410A (ja) | エンジンの油温制御装置 | |
JP2009197641A (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP5598369B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP2008082225A (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JP2009144876A (ja) | 変速機の潤滑油制御装置 | |
JP3891233B2 (ja) | 内燃機関用油温制御装置 | |
JP6973060B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP2016210298A (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP3353236B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP2016211482A (ja) | エンジンの冷却装置 | |
CN111749779A (zh) | 一种发动机冷却*** | |
JP2008121434A (ja) | 車両冷却装置 | |
JP2006132469A (ja) | Egrガスの冷却装置 | |
JP2014070501A (ja) | オイル冷却構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120123 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120312 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20130118 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130530 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130806 |