JP2010211943A - コネクタ組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、被装着体に対して係止爪を係止させることによって固定するコネクタ組立体に関し、作業安全性に優れるとともに他部品への損傷防止が図られたコネクタ組立体を提供することを目的とする。
【解決手段】一対のラッチアーム131,132それぞれに形成された係止爪1311,1321が、互いに外側を向いて突出したものであり、その係止爪1311,1321をパネル300のコネクタ取付孔310の内縁に係止させた係止状態を除く非係止状態では、保護アーム141,142の保護片1411,1421でその係止爪1311,1321が覆われる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被装着体に対して係止爪を係止させることによって固定するコネクタ組立体に関する。
従来より、例えばパネルに形成されたコネクタ取付孔や相手コネクタなどといった被装着体に対して係止爪を係止させることによって固定するコネクタが知られている。
このようなコネクタとして、係止爪として機能する外側を向いた握り部を有する係止アームを備えたパネル固定型コネクタが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、係止爪として機能する内側を向いたフック部を有するラッチ爪部材を備えたコネクタが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。また、このコネクタに備えられたラッチ爪部材のフック部は、シールドカバー組立体の外面から一段引っ込んだ位置に配設されている。そのため、フック部周辺のシールドカバー組立体は、フック部の保護部としての役割も果たしている。
実開平6−60981号公報 特開2006−228703号公報
特許文献1に提案されたパネル固定型コネクタは、係止爪として機能する握り部が外側を向いて露出しているため、このコネクタの取付時や運搬時等にその露出した握り部が電線等の他部品を引っ掛けて損傷を与えてしまうおそれがある。また、このような露出した握り部が金属製である場合には、他部品損傷のおそれに加えて、取り扱い時に作業者の指等を傷付けてしまうおそれがあり、作業安全性に問題がある。
また、特許文献2に提案されたコネクタは、係止爪として機能するフック部が内側を向いており、かつフック部周辺に保護部を有するので、取り扱い時にそのフック部が作業者の指等を傷付けてしまうおそれがない。しかしながら、このようなフック部が外側を向いている場合には、フック部周辺に保護部を有するとはいうもののフック部が露出することとなるため、露出したフック部が指等を傷付けてしまうおそれがあり、作業安全性に問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、作業安全性に優れるとともに他部品への損傷防止が図られたコネクタ組立体を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明のコネクタ組立体は、
コネクタハウジングと、
挿入方向に直交する幅方向における上記コネクタハウジングの両側に配置され、その挿入方向に沿って延在した一対のラッチアームであって、その挿入方向に沿った前端側に、互いに外側を向いて突出した、被装着体に係止する係止爪がそれぞれ形成されたラッチアームと、
上記幅方向における上記コネクタハウジングの両側であって上記一対のラッチアームの内側に隣接してそれぞれ延在した一対の保護アームであって、上記係止爪に対応した位置に、互いに外側を向いて、その係止爪の突出高さ以上の高さに突出してその係止爪を覆う保護片がそれぞれ形成され、その係止爪を上記被装着体に係止させた係止状態では、その被装着体とのカム作用により互いに内向きに撓むことによってその保護片からその係止爪を露出させる保護アームとを備えたことを特徴とする。
本発明のコネクタ組立体は、一対のラッチアームそれぞれに形成された係止爪が、互いに外側を向いて突出したものであるものの、その係止爪を被装着体に係止させた係止状態を除く非係止状態では、保護アームの保護片でその係止爪が覆われる。そのため、本発明のコネクタ組立体によれば、このコネクタ組立体の取付時や運搬時等にその係止爪が電線等の他部品を引っ掛けて損傷を与えてしまうことや、取り扱い時に作業者の指等を傷付けてしまうことが防止される。
ここで、本発明のコネクタ組立体は、互いに隣接して延在した上記ラッチアームと上記保護アームとが、上記挿入方向に沿った後端側で折り曲げられて一体に形成された一枚の板材からなる部材であることが好ましい。
このような好ましい形態によれば、ラッチアームと保護アームとが別部材である場合よりも部品点数が少なく、コネクタ組立体の組立工数やコストの削減が図られる。
また、本発明のコネクタ組立体は、
「上記一対のラッチアームの外側に、これら一対のラッチアームそれぞれと隣接して上記挿入方向に沿って延在した一対のアクチュエータアームと、これら一対のアクチュエータアームを連結する連結部とを有し、その挿入方向に沿って移動自在に設けられたアクチュエータを備え、
上記一対のアクチュエータアームが、互いに近づく向きに傾斜した斜面を先端にそれぞれ有するものであり、
上記一対のラッチアームのそれぞれが、上記挿入方向とは逆向きに上記アクチュエータが移動することに伴い上記アクチュエータアームの先端の斜面によって押されてそれら一対のラッチアームを互いに内向きに撓ませ上記被装着体から上記係止爪を外す段部を有するものである」
ことも好ましい形態である。
このようなアクチュエータを備えたコネクタ組立体によれば、一対のラッチアームそれぞれに形成された係止爪を被装着体に係止させた係止状態で、挿入方向とは逆向きにアクチュエータを移動させることによる、アクチュエータアームの先端の斜面とラッチアームの段部とのカム作用によって、一対のラッチアームそれぞれの係止爪が互いに近づく内向きに変位するため、被装着体から係止爪を容易に外すことができる。
また、本発明のコネクタ組立体のうちの上記アクチュエータを備えたコネクタ組立体は、そのアクチュエータが、上記挿入方向に沿った前方側に付勢されたものであることがさらに好ましい。
このような好ましい形態によれば、ラッチアームの係止爪を被装着体に係止させた係止状態を除く非係止状態において、アクチュエータに、挿入方向とは逆向きに移動させる負荷をかけないときは、挿入方向に沿った前方側への付勢力によって、保護アームの保護片でその係止爪が覆われる状態が保持されるため、作業安全性がより一層優れるとともに他部品への損傷が確実に防止される。また、このような好ましい形態によれば、その係止状態において、被装着体から係止爪を外すために、挿入方向とは逆向きにアクチュエータを移動させた後に、アクチュエータに対する負荷が解かれると、挿入方向に沿った前方側への付勢力によって、アクチュエータが、挿入方向に沿った前方側へ自動的に移動されるため、作業性に優れる。
さらに、本発明のコネクタ組立体のうちの上記アクチュエータを備えたコネクタ組立体は、そのアクチュエータに連結され上記コネクタハウジングの上記挿入方向に沿った後端側から突出した、可撓性を有する部材からなるプルタブを備えたという形態も好ましい。
このようなプルタブを備えたコネクタ組立体によれば、プルタブを引っ張ることによって、挿入方向とは逆向きにアクチュエータを容易に移動させることができるため、被装着体から係止爪を外すときの操作性に優れる。また、そのプルタブが可撓性を有することから、プルタブを引っ張る方向の自由度が高く、作業性に優れる。
本発明によれば、作業安全性に優れるとともに他部品への損傷防止が図られたコネクタ組立体が提供される。
本発明の一実施形態であるコネクタ組立体を前面斜め上から見た外観斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体から上側ハウジングを取り外した状態を前面斜め上から見た外観斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体から上側ハウジングを取り外した状態の平面図である。 図1に示すコネクタ組立体の分解斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体をパネルのコネクタ取付孔に取り付けた係止状態を斜め下から見た外観斜視図である。 図1に示すコネクタ組立体をパネルに取り付けた係止状態を側面斜め上から見た外観斜視図である。 図5,図6に示す係止状態における、上側ハウジングを取り外したコネクタ組立体の平面図である。 プルタブを矢印A方向と逆向きに引いた状態における、上側ハウジングを取り外したコネクタ組立体の平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるコネクタ組立体100を前面斜め上から見た外観斜視図である。また、図2は、図1に示すコネクタ組立体100から上側ハウジング121を取り外した状態を前面斜め上から見た外観斜視図であり、図3は、図2に示す状態の平面図である。また、図4は、図1に示すコネクタ組立体100の分解斜視図である。尚、図4には、図1に示すコネクタ組立体100を上下反転させて分解してなる各構成要素が示されている。また、図2〜図4には、ケーブル111の図示が省略されている。
図1〜図4に示すコネクタ組立体100は、コネクタ本体110と、ハウジング120と、2個のラッチ210,220と、アクチュエータ150と、プルタブ160と、2個のコイルばね170とから構成されている。コネクタ本体110およびハウジング120は、請求項1にいう「コネクタハウジング」を構成する。
コネクタ本体110には、挿入方向である矢印A方向とは逆向きに導出されるケーブル111内の電線(図示せず)が接続される電気端子(図示せず)が収容されている。また、コネクタ本体110には、上下方向である矢印C方向に沿って突出した、ハウジング120に対して固定するための突起112が形成されている。
ハウジング120は、コネクタ本体110を矢印A方向に沿った前端側(図3における左側)に収容している。このハウジング120は、上側ハウジング121および下側ハウジング122によって構成されている。また、上側ハウジング121および下側ハウジング122には、コネクタ本体110の突起112と係合して固定する溝123が形成されている。また、上側ハウジング121および下側ハウジング122には、ラッチ210,220を固定する溝124、アクチュエータ150を収容する溝125、コイルばね170を収容する溝126も形成されている。このハウジング120は、例えば、亜鉛ダイカストなどといった金属を加工してなるものであり、強度が確保されている。
2個のラッチ210,220のうちの一方のラッチ210は、矢印A方向に沿った後端側で折り曲げられて互いに隣接して延在したラッチアーム131および保護アーム141が一体に形成された一枚の板材からなる部材である。また、2個のラッチ210,220のうちの他方のラッチ220も、一方のラッチ210と同様に、矢印A方向に沿った後端側で折り曲げられて互いに隣接して延在したラッチアーム132および保護アーム142が一体に形成された一枚の板材からなる部材である。この2個のラッチ210,220は、例えば、ステンレスなどといった金属を加工してなるものであり、強度が確保されている。
このように、互いに隣接して延在したラッチアームと保護アームとが一枚の板材からなる部材であると、ラッチアームと保護アームとが別部材である場合よりも部品点数が少なく、コネクタ組立体100の組立工数やコストの削減が図られる。
2個のラッチ210,220は、矢印A方向に直交する幅方向である矢印B方向におけるコネクタ本体110を挟んだ両側に配置されている。そして、一方のラッチ210に形成されたラッチアーム131、および他方のラッチ220に形成されたラッチアーム132は、矢印A方向に沿って延在している。そして、このラッチアーム131,132には、矢印A方向に沿った後端側に、矢印C方向に沿って突出した、上側ハウジング121および下側ハウジング122の溝124と係合してハウジング120に対して固定するための突起1313,1323がそれぞれ形成されている。また、このラッチアーム131,132には、矢印A方向に沿った前端側に、互いに外側を向いて突出した、被装着体の一例である後述するパネル300のコネクタ取付孔310(図5,図6参照)の内縁に係止する係止爪1311,1321がそれぞれ形成されている。また、このラッチアーム131,132には、延在の中間部近傍に、段部1312,1322がそれぞれ形成されている。以下、この2つのラッチアーム131,132を、一対のラッチアーム131,132と称する。
また、一方のラッチ210に形成された保護アーム141、および他方のラッチ220に形成された保護アーム142は、矢印B方向におけるコネクタ本体110を挟んだ両側であって一対のラッチアーム131,132の内側に隣接してそれぞれ延在している。また、この保護アーム141,142には、係止爪1311,1321に対応した外側の位置に、互いに外側を向いて、その係止爪1311,1321の突出高さ以上の高さに突出してその係止爪1311,1321を覆う保護片1411,1421がそれぞれ形成されている。以下、この2つの保護アーム141,142を、一対の保護アーム141,142と称する。
アクチュエータ150は、上側ハウジング121および下側ハウジング122の溝125に収容されることによって、2個のラッチ210,220の外側、すなわち一対のラッチアーム131,132の外側に、矢印A方向に沿って移動自在に設けられている。このアクチュエータ150は、これら一対のラッチアーム131,132それぞれと隣接して矢印A方向に沿って延在した一対のアクチュエータアーム151,152と、これら一対のアクチュエータアーム151,152の矢印A方向に沿った後端側同士を連結する連結部153とを有する。また、一対のアクチュエータアーム151,152は、互いに近づく向きに傾斜した斜面1511,1521を先端にそれぞれ有する。また、一対のアクチュエータアーム151,152は、それぞれの延在の中間部近傍に、コイルばね170を矢印A方向に沿って収容した貫通長孔1512,1522を有している。また、この貫通長孔1512,1522の、矢印A方向に沿った前端側には、互いに内側を向いて突出した、コイルばね170の矢印A方向に沿った前方側への変位を規制する突起1513,1523がそれぞれ形成されている。尚、そのコイルばね170の矢印A方向に沿った後方側への変位は、上側ハウジング121および下側ハウジング122の、コイルばね170を収容した溝126の、矢印A方向に沿った後端側の内壁1261によって規制されている。このような2個のコイルばね170によって、アクチュエータ150は、矢印A方向に沿った前方側に付勢されている。このアクチュエータ150は、例えば、ステンレスなどといった金属を加工してなるものであり、強度が確保されている。
プルタブ160は、アクチュエータ150の連接部153に連結されハウジング120の矢印A方向に沿った後端側から突出している。このプルタブ160は、可撓性を有する部材、例えば肉厚0.4mmのポリアミド樹脂からなるものである。本実施形態では、アクチュエータ150の連接部153とプルタブ160とが、例えばバーリングを加締めることにより連結して一体化されている。すなわち、プルタブ160の、矢印A方向に沿った前端側には、2個の貫通孔161が形成されており、また、アクチュエータ150の連接部153には、バーリング加工が施された2個の貫通孔1531が形成されており、連接部153に形成された貫通孔1531の縁部が、プルタブ160に形成された貫通孔161の縁部を巻き込むように加締められ、連接部153とプルタブ160とが一体化されている。
図5は、図1に示すコネクタ組立体100をパネル300のコネクタ取付孔310に取り付けた係止状態を斜め下から見た外観斜視図であり、図6は、図5に示す係止状態を側面斜め上から見た外観斜視図である。また、図7は、図5,図6に示す係止状態における、上側ハウジング121を取り外したコネクタ組立体100の平面図である。尚、図7には、ケーブル111の図示が省略されている。
図5に示すパネル300は、例えばサーバの筐体パネルであって、このパネル300には、6個のコネクタ取付孔310が等ピッチで形成されている。
コネクタ組立体100の、パネル300のコネクタ取付孔310への取り付け途中では、一対の係止爪1311,1321および一対の保護片1411,1421の双方が、コネクタ取付孔310の内縁とのカム作用により互いに内向きに撓んだ状態となる。
そして、図5〜図7に示すように、一対の係止爪1311,1321をパネル300のコネクタ取付孔310の内縁に係止させた係止状態では、一対の保護アーム141,142が、コネクタ取付孔310の内縁とのカム作用により互いに内向きに撓んだままの状態となる。この一方で、一対の係止爪1311,1321は、コネクタ取付孔310を乗り越え、ラッチ210,220自身が有するバネ力により互いに外向きに戻り、保護片1411,1421から係止爪1311,1321が露出され、コネクタ組立体100がパネル300のコネクタ取付孔310に固定される。
図8は、プルタブ160を矢印A方向と逆向きに引いた状態における、上側ハウジング121を取り外したコネクタ組立体100の平面図である。尚、図8には、ケーブル111の図示が省略されている。
図8に示すように、プルタブ160を矢印A方向と逆向きに引くと、プルタブ160に連結されたアクチュエータ150が矢印A方向とは逆向きに移動する。このような、矢印A方向とは逆向きにアクチュエータ150が移動することに伴い、アクチュエータアーム151,152の先端の斜面1511,1521によって、一対のラッチアーム131,132それぞれの延在の中間部近傍に形成された段部1312,1322が内向きに押され、それら一対のラッチアーム131,132が互いに内向きに撓む。その結果、パネル300のコネクタ取付孔310の内縁と係止爪1311,1321との係止が外れる。そして、プルタブ160を矢印A方向と逆向きに引き続けると、パネル300のコネクタ取付孔310からコネクタ組立体100が取り外される。このとき、コイルばね170を収容した溝126の矢印A方向に沿った後端側の内壁1261によって矢印A方向に沿った後方側への変位が規制された2個のコイルばね170は、一対のアクチュエータアーム151,152に形成された突起1513,1523によって圧縮されている。
上述したように、アクチュエータ150は、2個のコイルばね170によって、矢印A方向に沿った前方側に付勢されている。そのため、パネル300のコネクタ取付孔310の内縁と係止爪1311,1321との係止を外すために、矢印A方向とは逆向きにアクチュエータ150を移動させた後に、アクチュエータ150に対する負荷が解かれると、圧縮されたコイルばね170の復元力を利用した、矢印A方向に沿った前方側への付勢力によって、アクチュエータ150が、矢印A方向に沿った前方側へ自動的に移動される。尚、本実施形態では、圧縮されたコイルばね170の復元力を利用した付勢力により、アクチュエータ150を自動的に移動する例を挙げて説明したが、例えば引っ張られたコイルばねの復元力を利用した付勢力により、アクチュエータ150を自動的に移動してもよい。
以上説明したように、本実施形態のコネクタ組立体100は、一対のラッチアーム131,132それぞれに形成された係止爪1311,1321が、互いに外側を向いて突出したものであるものの、その係止爪1311,1321をパネル300のコネクタ取付孔310の内縁に係止させた係止状態を除く非係止状態では、保護アーム141,142の保護片1411,1421でその係止爪1311,1321が覆われる。そのため、本実施形態のコネクタ組立体100によれば、このコネクタ組立体100の取付時や運搬時等にその係止爪1311,1321が電線等の他部品を引っ掛けて損傷を与えてしまうことや、取り扱い時に作業者の指等を傷付けてしまうことが防止される。
また、本実施形態のコネクタ組立体100は、一対のラッチアーム131,132それぞれに形成された係止爪1311,1321をパネル300のコネクタ取付孔310の内縁に係止させた係止状態で、挿入方向である矢印A方向とは逆向きにアクチュエータ150を移動させることによる、アクチュエータアーム151,152の先端の斜面1511,1521とラッチアーム131,132の段部1312,1322とのカム作用によって、一対のラッチアーム131,132それぞれの係止爪1311,1321が互いに近づく内向きに変位するため、パネル300のコネクタ取付孔310の内縁と係止爪1311,1321との係止を容易に外すことができる。
また、本実施形態のコネクタ組立体100は、そのアクチュエータ150が、矢印A方向に沿った前方側に付勢されたものであるため、ラッチアーム131,132の係止爪1311,1321をパネル300のコネクタ取付孔310の内縁に係止させた係止状態を除く非係止状態において、アクチュエータ150に、矢印A方向とは逆向きへ移動させる負荷をかけないときは、矢印A方向に沿った前方側への付勢力によって、保護アーム141,142の保護片1411,1421でその係止爪1311,1321が覆われる状態が保持されるため、作業安全性がより一層優れるとともに他部品への損傷が確実に防止される。
また、本実施形態のコネクタ組立体100は、プルタブ160を備えているため、プルタブ160を引っ張ることによって、矢印A方向とは逆向きにアクチュエータ150を容易に移動させることができ、パネル300のコネクタ取付孔310の内縁と係止爪1311,1321との係止を外すときの操作性に優れる。また、そのプルタブ160が可撓性を有することから、プルタブ160を引っ張る方向の自由度が高く、作業性に優れる。
尚、上述した実施形態では、本発明のコネクタ組立体が、サーバの筐体パネルのコネクタ取付孔に取り付けられるコネクタ組立体である例について説明したが、本発明のコネクタ組立体は、これに限られるものではなく、例えば被装着体として相手コネクタ組立体であってもよく、外側を向いた係止爪が係止される被装着体であれば、いかなる被装着体に取り付けられるコネクタ組立体であってもよい。
また、上述した実施形態では、互いに隣接して延在したラッチアームと保護アームとが一枚の板材からなる部材である例について説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、互いに隣接して延在したラッチアームと保護アームとが互いに異なる部材であってもよい。
さらに、上述した実施形態では、コネクタ本体とハウジングが別体である例について説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、コネクタ本体およびハウジングの一体でコネクタハウジングを構成してもよい。
さらにまた、上述した実施形態では、本発明のコネクタ組立体が、電気コネクタである例について説明したが、本発明のコネクタ組立体は、これに限られるものではなく、例えば光コネクタであってもよい。
100 コネクタ組立体
110 コネクタハウジング(コネクタ本体)
111 ケーブル
112 突起
120 コネクタハウジング(ハウジング)
121 上側ハウジング
122 下側ハウジング
123,124,125,126 溝
1261 内壁
210,220 ラッチ
131,132 ラッチアーム
1311,1321 係止爪
1312,1322 段部
1313,1323 突起
141,142 保護アーム
1411,1421 保護片
150 アクチュエータ
151,152 アクチュエータアーム
1511,1521 斜面
1512,1522 貫通長孔
1513,1523 突起
153 連結部
1531 貫通孔
160 プルタブ
161 貫通孔
170 コイルばね
300 パネル
310 コネクタ取付孔

Claims (5)

  1. コネクタハウジングと、
    挿入方向に直交する幅方向における前記コネクタハウジングの両側に配置され、該挿入方向に沿って延在した一対のラッチアームであって、該挿入方向に沿った前端側に、互いに外側を向いて突出した、被装着体に係止する係止爪がそれぞれ形成されたラッチアームと、
    前記幅方向における前記コネクタハウジングの両側であって前記一対のラッチアームの内側に隣接してそれぞれ延在した一対の保護アームであって、前記係止爪に対応した位置に、互いに外側を向いて、該係止爪の突出高さ以上の高さに突出して該係止爪を覆う保護片がそれぞれ形成され、該係止爪を前記被装着体に係止させた係止状態では、該被装着体とのカム作用により互いに内向きに撓むことによって該保護片から該係止爪を露出させる保護アームとを備えたことを特徴とするコネクタ組立体。
  2. 互いに隣接して延在した前記ラッチアームと前記保護アームとが、前記挿入方向に沿った後端側で折り曲げられて一体に形成された一枚の板材からなる部材であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ組立体。
  3. 前記一対のラッチアームの外側に、該一対のラッチアームそれぞれと隣接して前記挿入方向に沿って延在した一対のアクチュエータアームと、該一対のアクチュエータアームを連結する連結部とを有し、該挿入方向に沿って移動自在に設けられたアクチュエータを備え、
    前記一対のアクチュエータアームが、互いに近づく向きに傾斜した斜面を先端にそれぞれ有するものであり、
    前記一対のラッチアームのそれぞれが、前記挿入方向とは逆向きに前記アクチュエータが移動することに伴い前記アクチュエータアームの先端の斜面によって押されて該一対のラッチアームを互いに内向きに撓ませ前記被装着体から前記係止爪を外す段部を有するものであることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ組立体。
  4. 前記アクチュエータが、前記挿入方向に沿った前方側に付勢されたものであることを特徴とする請求項3記載のコネクタ組立体。
  5. 前記アクチュエータに連結され前記コネクタハウジングの前記挿入方向に沿った後端側から突出した、可撓性を有する部材からなるプルタブを備えたことを特徴とする請求項3または4記載のコネクタ組立体。
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