JP2010205018A - インターフェース装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】より高い操作性を有するインターフェース装置およびプログラムを提供すること。
【解決手段】CPU14は、アイテムのモニタ6上の表示位置を表すアイテム位置情報をワークエリア31に記憶し、アイテム位置情報に応じた表示位置にアイテムを表示する。CPU14は、マウス8からポインタの移動方向や移動量を表すポインタ位置情報を受信して、モニタ6上に移動可能なポインタP1を表示する。CPU14は、アイテムごとに固有の断続周期306を有するアイテム断続音を、アイテムの各々に対応付けてアイテムテーブル301記憶する。CPU14は、モニタ6上に表示されるアイテムに対応付けられたアイテム断続音を出力する。CPU14は、マウス8から入力されるクリック信号の信号周期と断続周期306とが同期するか否かを判断する。CPU14は、同期する旨の判断結果が得られた場合に、ポインタの表示位置を、同期したアイテム断続音に対応するアイテムの表示位置に一致させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータをインターフェース手段として機能させるプログラムおよびインターフェース装置に関する。
近年のコンピュータでは、GUI(Graphical User Interface)が多く採用されている。また、視覚障害者のユーザがGUIを使用する際に、GUIの可用性を向上させるための技術が開示されている。例えば、コンピュータの表示装置に表示されるポインタの位置に応じて、複合可聴信号を生成する。ユーザは、この複合可聴信号を用いて、表示装置に表示されている選択オブジェクトを探し出す。
特開平5−233188号公報
しかし、視覚障害者を対象とした場合、上記技術にあっても視覚障害者に十分な操作性を提供するものではない。また、健常者を対象とした場合にあっても、常時画面を見ることが難しい使用形態にあっては、同様の問題が生じる。本明細書では、より高い操作性を有するインターフェース手段を提供することができる技術を提供する。
本発明に係るコンピュータおよびインターフェース装置は、アイテム表示手段と、ポインタ表示手段とを備える。アイテム表示手段は、画面上に表示される複数種類のアイテムの画面上の表示位置を表すアイテム位置情報を、記憶手段に記憶する。アイテムの一例としては、OKボタン、CANCELボタンなどが挙げられる。また、アイテムの表示位置の一例としては、アイテムの画面上における座標が挙げられる。また、アイテム表示手段は、アイテム位置情報に応じた表示位置を有するアイテムを、画面上に表示する。ポインタ表示手段は、ポインティングデバイスから、ポインタの移動方向や移動量を表すポインタ位置情報を受信する。ポインティングデバイスの一例としては、マウスや、ペンタブレットなどが挙げられる。ポインタの一例としては、画面上に表示される矢印などが挙げられる。また、ポインタ表示手段は、ポインタ位置情報に応じて、画面上に移動可能なポインタを表示する。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1記憶制御手段と、第1音出力手段と、同期判断手段と、ポインタ移動手段と、して機能させる。また、本発明に係るインターフェース装置は、第1記憶制御手段と、第1音出力手段と、同期判断手段と、ポインタ移動手段と、を備える。第1記憶制御手段は、アイテムごとに固有の断続周期を有する断続音を、アイテムの各々に対応付けて記憶する。断続周期を有する断続音とは、周期性を有して途切れ途切れに発生する音である。また、断続周期は、音と音との間隔時間である。第1音出力手段は、画面上に表示されるアイテムに対応付けられた断続音を出力する。同期判断手段は、ポインティングデバイスから複数回入力されるクリック信号の信号周期と断続周期とが同期するか否かを判断する。クリック信号の一例としては、マウスのクリックボタンを押すことによって入力される信号や、ペン先をタブレットに短時間接触させることによって入力される信号などが挙げられる。また、同期とは、断続音の発生タイミングと、クリック信号の入力タイミングとが一致することである。ポインタ移動手段は、同期判断手段によって同期する旨の判断結果が得られた場合に、ポインタの表示位置を同期した断続音に対応するアイテムの表示位置に一致させる。
これにより、ユーザは、断続音の種類によってアイテムの種類を識別し、選択を所望するアイテムを見つけ出すことが可能となる。そして、選択を所望するアイテムに対応付けられた断続音の断続周期と同期するように、ポインティングデバイスからクリック信号を入力することで、所望するアイテム上にポインタを移動させることができる。よって、所望するアイテムをポインタで選択する動作を、聴覚のみを用いて行うことが可能となる。これにより、視覚障害者のGUIの操作性を高めることが可能となる。
また、コンピュータを、第2記憶制御手段と、第2音出力手段として機能させるとしてもよい。第2記憶制御手段は、アイテムの内容を表す識別情報を、アイテムの各々に対応付けて記憶する。識別情報の一例としては、アイテムの名称やアイテムの内容説明が挙げられる。第2音出力手段は、同期判断手段によって同期する旨の判断結果が得られた断続音に対応付けられたアイテムの識別情報を、音声出力する。これによりユーザは、断続音と同期するクリック信号を入力することで、断続音とアイテムの内容との対応を音声で確認することができる。よって、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。
また、コンピュータを、距離算出手段と、アイテム選出手段として機能させるとしてもよい。距離算出手段は、アイテム位置情報とポインタ位置情報とに基づいて、アイテムとポインタとの相互距離を算出する。また、アイテム選出手段は、アイテムが画面上に複数表示されている場合に、相互距離が小さいアイテムから順に第1所定個数のアイテムを選出する。第1所定個数は、予めユーザなどによって定められるとしてもよい。また、第1音出力手段は、アイテム選出手段で選出されたアイテムに対応付けられた断続音を出力する、としてもよい。これにより、例えば、多数のアイテムが画面上に表示されている場合においても、ポインタの近傍の第1所定個数のアイテムについてのみ断続音を発生させることが可能となる。よって、同時に多数の断続音が発生するためにアイテムの識別性が低下する、という事態を防止することができる。
また、アイテム選出手段は、アイテムが画面上に複数表示されている場合に、相互距離が予め定められる所定距離内のアイテムを選出する、としてもよい。所定距離は、予めユーザなどによって定められるとしてもよい。これにより、例えば、多数のアイテムが画面上に表示されている場合においても、ポインタを中心とする所定半径内に存在するアイテムについてのみ断続音を発生させることが可能となる。よって、同時に多数の断続音が発生するためにアイテムの識別性が低下する、という事態を防止することができる。
また、断続音は繰り返し周期を有する音であるとしてもよい。また、繰り返し周期には、複数の音が含まれるとしてもよい。また、断続周期は繰り返し周期の中で変化するとしてもよい。繰り返し周期に複数の音が含まれる場合に、音と音との断続周期が変化することによって、リズムを有した断続音を生成することが可能となる。これにより、多数種類のリズムを有する断続音を生成することができるため、断続音により識別することができるアイテム数を増加させることが可能となる。
また、コンピュータを、複数種類のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段として機能させるとしてもよい。アプリケーションの一例としては、ワープロソフト、表計算ソフト、写真加工ソフトなどが挙げられ、それぞれが単数あるいは複数のウインドウを持つ。また、アイテムは、アプリケーションへの指令入力用のインターフェースであり、ウインドウ上に配置される。指令入力用のインターフェースの一例としては、OKボタン、CANCELボタン、文字入力用のウインドウ、などが挙げられる。これにより、アプリケーションの操作性をさらに高めることが可能となる。
また、コンピュータを、ウインドウ表示手段と、ウインドウ選択手段として機能させるとしてもよい。ウインドウ表示手段は、画面上に表示される複数種類の各ウインドウの表示位置を表すウインドウ位置情報を、記憶手段に記憶する。また、ウインドウ位置情報の一例としては、ウインドウの画面上における座標や、ウインドウのサイズが挙げられる。また、ウインドウ表示手段は、ウインドウ位置情報に応じた表示位置を有するウインドウを、画面上に表示する。ウインドウ選択手段は、ポインティングデバイスからの入力を受け付け、操作対象のウインドウを選択する。ポインティングデバイスからの入力の一例としては、画面上に表示されるウインドウ上にポインタを移動させた上で、ポインティングデバイスのボタンをクリックする入力操作が挙げられる。また、操作対象とされているウインドウの一例としては、アクティブウインドウ化されているウインドウが挙げられる。また、第1記憶制御手段は、ウインドウごとに固有の周波数を有する連続音を、ウインドウの各々に対応付けて記憶する、としてもよい。連続音は、無音部を有さず、途切れ目の存在しない音である。また、第1音出力手段は、ウインドウ選択手段によって操作対象として選択されているウインドウに対応付けられた連続音を、断続音と共に出力するとしてもよい。
これにより、アイテムごとに固有の周波数(音の高さ)を有する断続音と、ウインドウごとに固有の周波数(音の高さ)を有する連続音とが、同時期に発生される。そして、断続音と連続音とが同時期に発生している場合においても、断続音は無音部を有するため、当該無音部において連続音を聞き取ることができる。すると、連続音によってウインドウを識別できると同時に、断続音によってアイテムを識別することが可能となる。よって、ウインドウの識別とアイテムの識別とを同時期に行うことができるため、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。
また、第1音出力手段は、相互距離が小さくなることに応じて断続音の断続周期を短くする、としてもよい。また、第1音出力手段は、相互距離が小さくなることに応じて断続音の音量を大きくする、としてもよい。これにより、ポインタがアイテムに近づく程、断続音の断続周期が短くなる(音と音との間隔が狭くなる)ことや、断続音の音量が大きくなることが行われる。よって、ユーザは断続音の断続周期や音量により、ポインタとアイテムとの相互距離についても認識することができるため、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。そして、アイテム位置を把握しているユーザにあっては、ポインタを移動させて断続周期や音量の変化を聞き分けることにより、位置を把握しているアイテムに対応付けられたアイテム断続音を認識することができる。これにより、ユーザは、断続音の種類を予め記憶することなく、アイテムの種類を識別することが可能となる。
また、第1音出力手段は、相互距離に応じて、断続音の有音部と無音部との比率であるデューティ比を変化させる、としてもよい。これにより、ユーザは、断続音のデューティの変化によってもポインタとアイテムとの相互距離について認識することができるため、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。また、これにより、アイテム断続音の断続周期を一定にしたまま、多数種類のデューティ比を有する断続音を生成することができるため、断続音により識別することができるアイテム数を増加させることが可能となる。また、ユーザの操作性をさらに高めることができる。
また、第1音出力手段は、入力手段から第1指示が入力されることに応じて、アイテムに対応付けられた断続音と、アイテムの内容を表す識別情報とを関連付けて音声出力する、としてもよい。第1指示の一例としては、第1指示の入力用に割り当てられたキーボード上のキーが押下されることにより行われる指示が挙げられる。また、断続音と識別情報とを関連付けて音声出力する方法としては、例えば、断続音の音声出力直後に識別情報を音声出力する、といった方法が挙げられる。これによりユーザは、第1指示を入力することで、断続音とアイテムの内容との対応を確認することができるため、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。
また、第1音出力手段は、入力手段から第2指示が入力されることに応じて、第2所定個数のアイテムの各々についての断続音の断続周期を所定割合で大きくする、としてもよい。入力手段の一例としては、キーボードが挙げられる。また第2指示の一例としては、第2指示の入力用に割り当てられたキーボード上のキーが押下されることにより行われる指示が挙げられる。
これにより、複数の断続音を聞き分ける際に、断続周期が小さくて聞き分けが困難である場合には、第2指示を行うことで断続周期を広げることができる。よって、断続周期によるアイテムの識別性をさらに高めることが可能となる。
また、所定割合で断続周期を広げるため、複数の断続音の間における断続周期の大小関係は保たれる。よって、断続周期によるアイテムの識別性を維持することができる。
また、アイテム選出手段は、入力手段から第2指示が入力されることに応じて、相互距離が小さいアイテムから順に、第1所定個数よりも少ない第2所定個数のアイテムを選出する、としてもよい。
また、第1音出力手段は、第2所定個数のアイテムの各々についての断続音の断続周期を、所定割合で大きくする、としてもよい。所定割合は、予めユーザなどによって定められるとしてもよい。
これにより、多数の断続音が同時期に発生しており聞き分けが困難である場合においても、第2指示を行うことで、断続音の発生数を第1所定個数よりも少ない第2所定個数に減らすことができる。よって、識別対象のアイテムをさらに絞り込むことができるため、アイテムの識別性をさらに高めることが可能となる。
入力装置1の構成を示す図である。 ポインタ位置の監視フロー図である。 アイテム選択フロー図である。 各テーブルの表示例である。 モニタ上のアイテムおよびポインタの表示例である。 アイテム断続音の出力例を示す図(その1)である。 アイテム断続音の出力例を示す図(その2)である。 クリック監視フロー図である。 キー解除監視フロー図である。 全体確認フロー図である。
第1実施形態に係る入力装置1の構成を説明する。図1で示すように、入力装置1は、制御部10、キーボード2、スピーカ4、モニタ6、マウス8を備える。入力装置1の例としては、パーソナルコンピュータ(PC)などが挙げられる。キーボード2には、スペースキー、リターンキー、ファンクションキー(F3キーやF4キーなど)、数字キー、などが備えられている。スピーカ4は、音声出力プログラム26によって生成された音声情報を出力する。モニタ6には、後述するアイテムやポインタなどが表示される。マウス8は、右クリックボタンおよび左クリック力ボタンを備える。マウス8は、後述するポインタ位置情報や、クリックボタンのクリック操作に関する情報を、制御部10に送信する。
制御部10は、CPU14、記憶装置20、RAM30、インターフェース13が、バス12を介して接続される。記憶装置20は、ハードディスクやNVRAMなどの不揮発性の記憶装置である。記憶装置20には、制御プログラム21、音声出力プログラム26、パラメータ記憶領域27などが格納されている。制御プログラム21は、電源管理、入出力管理、各プログラムの制御など、入力装置1の全体を制御するプログラムである。音声出力プログラム26は、アイテム名などを音声情報に変換し、読み上げるプログラムである。音声出力プログラム26の例としては、OS(Operating System)に装備されているボイスオーバー機能などの、周知のソフトウエアが挙げられる。パラメータ記憶領域27は、CPU14が制御プログラム21に従って処理を実行する際に利用される、各種パラメータを記憶するための記憶領域である。パラメータ記憶領域27には、ウインドウテーブル201およびアイテムテーブル301が記憶される。
図4(A)に、ウインドウテーブル201のテーブル例を示す。ウインドウテーブル201は、ウインドウについての各種設定が登録される。ウインドウとは、描画ソフト、ワープロソフト、表計算ソフトなどの、ある特定の目的のために設計されたアプリケーションにより表示されるものである。入力装置1で実行されたアプリケーションは、ウインドウとしてモニタ6に表示される。ウインドウテーブル201には、ウインドウ識別番号202、ウインドウ名203、ウインドウ連続音周波数204、ウインドウ連続音音量205が登録される。ウインドウ識別番号202は、ウインドウを区別するための数字である。ウインドウ名203は、ウインドウの名称である。ウインドウ連続音周波数204は、ウインドウ連続音の周波数である。ウインドウ連続音は、ウインドウごとに固有の周波数で、ウインドウの各々に対応付けられる音である。また、連続音は、無音部を有さず途切れ目の存在しない音である。ウインドウ連続音周波数204が高くなることに応じて、ウインドウ連続音の高さは高くなる。ユーザは、ウインドウ連続音の高さを聞き分けることによって、ウインドウの種類を識別することが可能となる。ウインドウ連続音音量205は、ウインドウ連続音の音量である。ユーザは、ウインドウ連続音の音量を聞き分けることによっても、ウインドウの種類を識別することが可能となる。このウインドウテーブル201には、新たなウインドウが表示される毎に、そのウインドウが追加され、またウインドウが消されるごとに消去される。この処理は、ウインドウの追加機能および消去機能を有するサービスをOSの一部として組み込むことにより実現される。
図4(B)に、ウインドウ名203=ウインドウ1に関するアイテムテーブル301のテーブル例を示す。アイテムテーブル301は、ウインドウごとに作成される。アイテムテーブル301には、アイテムについての各種設定が登録される。アイテムとは、モニタ6上で小さな絵や記号で表わされた、ポインタによって選択可能な対象である。アイテムの一例としては、OKボタンなどの各種ボタンや、文字入力に用いられるテキストボックスなどが挙げられる。アイテムテーブル301には、アイテム識別番号302、アイテム種類303、アイテム名304、アイテム断続音周波数305、断続周期306、アイテム断続音音量307が登録される。アイテム識別番号302は、アイテムを区別するための数字である。アイテム種類303は、ボタンやテキストボックスなど、アイテム種類を表す情報である。アイテム名304は、アイテムの名称である。アイテム断続音周波数305は、アイテム断続音の周波数の初期値である。アイテム断続音は、アイテムごとに固有の周波数で、アイテムの各々に対応付けられる音である。また、断続音は、無音部を有して途切れ途切れに発生する音である。アイテム断続音周波数305が高くなることに応じて、アイテム断続音の高さは高くなる。断続周期306は、断続音の音と音との間隔時間の初期値である。アイテム断続音音量307は、断続音の音量である。なお、アイテムに割り当てられるアイテム断続音周波数305、断続周期306、アイテム断続音音量307の値は、任意の値でよい。
RAM30は、揮発性の読み書き可能なメモリであり、選択入力処理における種々の情報を一時的に記憶する領域である。ワークエリア31は、選択アイテムテーブル401、アイテム位置情報、ポインタ位置情報、クリックカウント数、などを記憶する記憶領域である。
図4(C)に、選択アイテムテーブル401のテーブル例を示す。選択アイテムテーブル401には、選択対象アイテム402、第1フラグ403、第2フラグ404が登録される。選択対象アイテム402には、本実施形態に係るアイテム選択フローを用いて選択されたアイテムのアイテム識別番号302が、記憶される。第1フラグ403および第2フラグ404は、マウス8から入力される左クリック信号の信号周期と、アイテム断続音の断続周期306とが同期するか否かを判断するために用いられるフラグである。第1フラグ403は、左クリック信号とアイテム断続音との1回目の同期が行われた場合にONになるフラグである。第2フラグ404は、左クリック信号とアイテム断続音との2回目の同期が行われた場合にONになるフラグである。連続して入力される左クリック信号が、2回続けてアイテム断続音と同期する時に第2フラグ404がONとされる。
モニタ6上での、アイテムやポインタなどの表示形態について、図5の表示例を用いて説明する。CPU14は、ポインタによって選択されたアプリケーションの実行を行う。例えば、アプリケーションを表すアイコン上にポインタが位置する状態で、マウス8の入力ボタンをダブルクリックすることにより、当該アプリケーションが実行対象として選択され、プログラムの実行が開始される。アプリケーションは同時に複数実行可能であり、ひとつのアプリケーションは1ないし複数のウインドウをモニタ6上に表示する。図5の例では、ウインドウ識別番号202=1001に該当するウインドウ1が実行され、ウインドウW1として表示されている。また、ウインドウ識別番号202=1002に該当するウインドウ2が実行され、ウインドウW2として表示されている。
また、CPU14は、各種アイテムのモニタ6上の表示位置を表すアイテム位置情報を、ワークエリア31に記憶する。アイテム位置情報は、アイテムのモニタ6上の座標を含んだ情報である。そして、CPU14は、アイテム位置情報に応じたモニタ6上の表示位置に、アイテムを表示する。図5の例では、ウインドウW1内には、アイテム識別番号302の101ないし106のアイテムが表示される。また、ウインドウW2内には、アイテム識別番号が111および112のアイテムが表示される。
また、CPU14は、マウス8から、ポインタの移動方向や移動量を表すポインタ位置情報を受信して、ワークエリア31に記憶する。また、CPU14は、ポインタ位置情報に応じて、モニタ6上にポインタを移動可能に表示する。図5の例では、矢印形状のポインタP1が、モニタ6上に表示される。
また、CPU14は、操作対象として選択されるウインドウ(入力フォーカスを持つウインドウ)を、強調表示する。ウインドウを操作対象として選択する方法の一例としては、ウインドウ上にポインタが位置する時にマウス8の入力ボタンをクリックする方法が挙げられる。図5の例では、ウインドウ1が操作対象として選択され、ウインドウW1がアクティブウインドウとされている場合を説明する。アクティブとされたウインドウW1は、最前面に配置されることにより、強調表示される。また、アクティブとされたウインドウW1の枠(実線)が、非アクティブのウインドウW2の枠(点線)よりも濃く表示されることにより、強調表示される。
第1実施形態に係る入力装置1の動作を説明する。図2を用いて、本実施形態に係るポインタ位置の監視フローを説明する。S1において、CPU14は、操作対象として選択されたウインドウが存在するか否かを判断する。存在しないと判断された場合(S1:NO)には、S3へ進み、CPU14は、ウインドウ連続音をOFF状態にする。そしてS7へ進み、CPU14は、アイテム断続音をOFF状態にした上で、S1へ戻る。
一方、操作対象として選択されたウインドウが存在すると判断された場合(S1:YES)には、S4へ進む。S4において、CPU14は、操作対象として選択されたウインドウに対応付けられたウインドウ連続音周波数204およびウインドウ連続音音量205を、ウインドウテーブル201から検索する。そして、検索したウインドウ連続音周波数204およびウインドウ連続音音量205を有するウインドウ連続音を、スピーカ4から出力する。図5の例では、ウインドウ1に対応するウインドウ連続音周波数204=1.0(KHz)、ウインドウ連続音音量205=レベル8で、スピーカ4からウインドウ連続音が出力される。
S5に進むと、CPU14は、操作対象として選択されたウインドウ上に、ポインタが存在するか否かを判断する。ポインタが存在しない場合(S5:NO)にはS7へ進み、アイテム断続音がOFFされる。一方、ポインタが存在する場合(S5:YES)にはS17へ進む。
S17において、CPU14は、F5キーが押下中であるか否かを判断する。F5キーは、後述するように、断続音を発生させるアイテムを絞り込むための命令を入力するキーである。F5キーが押下中ではないと判断される場合(S17:NO)には、S25へ進み、広範囲から所望のアイテムを探索する処理が行われる。
S25において、CPU14は、ポインタが存在するウインドウ内に表示されている各アイテムと、ポインタとの相互距離の計算を行う。具体的には、CPU14は、アイテム位置情報に含まれるアイテムの座標と、ポインタ位置情報を用いて算出されたポインタの座標とに基づいて、アイテムとポインタとの相互距離を算出する。図5の例では、ポインタP1が存在するウインドウW1内に表示されている、アイテム識別番号が101ないし106のアイテムと、ポインタP1との相互距離が計算される(矢印Y1ないしY6)。なお、ポインタP1が存在しないウインドウW2内に表示されている、アイテム識別番号が111および112のアイテムと、ポインタP1との相互距離については、計算は行われない。
S27に進むと、CPU14は、ポインタ近傍に存在する3つのアイテムを選出する。具体的には、CPU14は、アイテムがウインドウ内に複数表示されている場合には、相互距離が小さいアイテムから順に3個のアイテムを選出する。なお、選出されるアイテム数は、予めユーザなどによって定められるとしてもよい。また「OKボタン」など、使用頻度の高いものについては優先的に選出されるようにしてもよい。図5の例では、相互距離が小さいアイテムから順に、アイテム識別番号302=101、102、103の3つのアイテムが選出される(矢印Y1ないしY3)。
これにより、例えば、多数のアイテムがウインドウW1内に表示されている場合においても、ポインタP1の近傍の3個のアイテムについてのみアイテム断続音を発生させることが可能となる。よって、同時に多数のアイテム断続音が発生するためにアイテムの識別性が低下する、という事態を防止することができる。
S29において、CPU14は、相互距離から断続周期306の変更量を決定する。具体的には、相互距離が小さくなることに応じて、断続周期306の値を小さくするように変更する。これにより、ポインタがアイテムに近づく程、アイテム断続音の断続周期が短くなる(音と音との間隔が狭くなる)。よって、ユーザは断続周期306の変化により、ポインタとアイテムとの相互距離についても認識することができるため、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。
なお、ここでは相互距離に応じてアイテム断続音の断続周期306を変えるようにしているが、相互距離に応じてアイテム断続音の音量を変える形態にしてもよい。上記構成により、ウインドウ上のアイテム位置を把握しているユーザにあっては、マウス8を動かしてアイテム断続音の断続周期変動あるいは音量変動を聞き分けることにより、位置を把握しているアイテムに対応付けられたアイテム断続音を容易に認識することができる。本実施例では、後述するように、アイテム断続音とアイテムとの対応一覧をユーザに知らしめる仕組みを提供することも可能であるが、その仕組みを使うことなく迅速にアイテム選択を可能とすることができる。
S31において、CPU14は、近傍3アイテムに対応付けられたアイテム断続音をONにする。図5の例では、アイテム識別番号302が101から103の3つのアイテムについてのアイテム断続音が、同時期に出力される。図6に、アイテム識別番号の101から103の3つのアイテム断続音の出力例を示す。図6において、横軸は時間であり、黒点は断続音が鳴っている時間を示す。黒点間の間隔が、断続周期306である。
S33において、CPU14は、ポインタ位置の監視フローを終了するか否かを判断する。終了すると判断された場合(S33:YES)にはフローが終了され、終了しないと判断された場合(S33:NO)にはS1へ戻る。
また、S17において、F5キーが押下中であると判断される場合(S17:YES)には、S41へ進み、絞り込んだ範囲から所望のアイテムを探索する処理が行われる。S41において、CPU14は、ポインタが存在するウインドウ内に表示されている各アイテムと、ポインタとの相互距離の計算を行う。S43に進むと、CPU14は、ポインタ近傍に存在する2つのアイテムを選出する。S43で選択されるアイテム数(2個)が、S27で選択されるアイテム数(3個)よりも少なくされることで、探索対象のアイテム数を絞り込むことができる。
S45において、CPU14は、ポインタの近傍2アイテムについてのアイテム断続音の断続周期306を、所定割合で大きくする。なお、所定割合は、予めユーザなどによって定められるとしてもよい。
S47において、CPU14は、近傍2アイテムに対応付けられたアイテム断続音をONにする。図5の例では、アイテム識別番号302が101および102の2つのアイテムについてのアイテム断続音が、同時期に出力される。
これにより、3つのアイテム断続音が同時期に発生しており聞き分けが困難である場合においても、F5キーを押下することで、アイテム断続音の発生数を2つに減らすことができる。よって、探索対象のアイテムをさらに絞り込むことができるため、アイテムの識別性をさらに高めることが可能となる。また、3つのアイテム断続音を聞き分ける際に、断続周期306が小さくて聞き分けが困難である場合においても、F5キーを押下することで、断続周期306を広げることができる。よって、断続周期306によるアイテムの識別性をさらに高めることが可能となる。また、所定割合で断続周期を広げるため、2つのアイテム断続音の間における断続周期306の大小関係は保たれる。よって、断続周期306によるアイテムの識別性を維持することができる。
次に、第1実施形態に係るアイテム選択フローを、図3を用いて説明する。なお、初期値として、第1および第2フラグは共にOFFとなっている。第1実施形態に係るアイテム選択操作では、アイテム断続音に同期した左クリック信号が入力されることにより、当該アイテム断続音が割り当てられたアイテムのアイテム名が読み上げられる。そして左右のクリック信号が同時に入力されることにより、当該アイテム断続音が割り当てられたアイテム上にポインタが移動する。例として、アイテム識別番号が102(CANCEL)のアイテムを、第1実施形態に係るアイテム選択フローを用いて選択する場合を説明する。この場合には、ユーザは、アイテム識別番号が102のアイテムに対応するアイテム断続音(図6)に同期して、左クリック信号の入力を行う。
まず、図6の時刻t1において、シフトキーを押しながらマウス8の左クリックボタンの1回目のクリックが行われた場合の処理を説明する。左クリック信号が入力されることに応じて、アイテム選択フローが開始され、S71へ進む。S71において、CPU14は、経過時間の計測中である場合には、計測を中止する。経過時間の計測の詳細については、後述する。1回目の左クリック信号の入力時においては、経過時間の計測が行われていないため、計測の中止は行われずに、S73へ進む。
S73において、CPU14は、シフトキーが押下されているか否かを判断する。シフトキーは、第1実施形態に係るアイテム選択フローを用いるか否かの命令を入力するキーである。シフトキーが押下されていない場合(S73:NO)は、第1実施形態に係るアイテム選択操作を用いない場合であり、主に健常者が入力装置1を操作する場合である。この場合にはS105に進み、CPU14は、選択アイテムテーブル401の第1フラグ403および第2フラグ404をOFFにする。そしてS107に進み、CPU14は、通常のマウスクリック処理を行う。通常のマウスクリック処理とは、第1実施形態でのアイテム選択のための処理(所望のアイテム上へポインタを動かすためのクリック処理)とは異なる処理である。通常のマウスクリック処理の一例としては、アイコン上にポインタが位置する状態でクリックボタンをクリックすることにより、当該アイコンを選択する処理が挙げられる。
一方、シフトキーが押下されている場合(S73:YES)は、第1実施形態に係るアイテム選択操作を用いる場合であり、主に視覚障害者が入力装置1を操作する場合である。この場合にはS75へ進む。S75において、CPU14は、マウス8の左クリックボタンのクリックと同時に、右クリックボタンもクリックされているか否かを判断する。右クリックボタンもクリックされていないと判断された場合(S75:NO)には、S77へ進む。ここでは、左クリックボタンのみクリックされている場合を説明しているため、S77へ進む。
S77において、CPU14は、左クリックボタンのクリック動作が、アイテム断続音と同期しているか否かを判断する。ここで同期とは、断続音の発生タイミングと、左クリック信号の入力タイミングとが所定誤差内で一致することである。同期していないと判断される場合(S77:NO)には、S105へ進み、通常のマウスクリック処理が行われる。一方、同期していると判断される場合(S77:YES)には、S79へ進む。ここでは、図6の時刻t1において、アイテム識別番号102のアイテム断続音の発生タイミングと、左クリック信号の入力タイミングとが同期している場合を説明しているため、S79へ進む。
S79において、CPU14は、選択アイテムテーブル401(図4(C))の第1フラグ403がONとされているか否かを判断する。ONであると判断される場合(S79:YES)にはS87ヘ進み、ONでないと判断される場合(S79:NO)にはS81ヘ進む。ここでは、時刻t1での同期が1回目であり、第1フラグ403はOFFの状態であるため、S81へ進む。S81において、CPU14は、選択アイテムテーブル401の第1フラグ403をONにする。
S83に進むと、CPU14は、経過時間の計測を開始する。この計測の処理は、本フローチャートと並行して走る別スレッドとして行われる。このスレッド中のS85において、CPU14は、計測が開始されてからの経過時間が、入力タイムアウト時間を超えているか否かを判断する。ここで、入力タイムアウト時間は、アイテム断続音の断続周期306の最大値以下の値を有する時間である。そして、2回目の左クリック信号が入力タイムアウト時間内に入力されない場合には、S85において経過時間が入力タイムアウト時間に到達したと判断され、S105へ進む。これにより、偶然にアイテム断続音と同期して入力された左クリック信号の入力を、検出することができる。よって、ユーザがアイテム選択の処理を意図しない場合に、偶発的にアイテム選択の処理が行われてしまう事態が防止され、通常のマウスクリックの処理が行われる。
次に、図6の時刻t2において、シフトキーを押しながらマウス8の左クリックボタンの2回目のクリックが行われた場合を説明する。左クリック信号が入力されることに応じて、アイテム選択フローが開始され、S71へ進む。S71において、CPU14は、前述のS83で開始された経過時間の計測中である場合には、計測を中止する処理を行う。これにより、前述の別スレッドで行われているS85での入力タイムアウト時間の計測処理が中止される。ここでは、2回目の左クリック信号の入力時を説明しているため、経過時間の計測中である。よって、計測が中止され、S73へ進む。また、シフトボタンが押されている場合を説明しているため(S73:YES)、S75へ進む。また、右クリックボタンが押されていない場合を説明しているため(S75:NO)、S77へ進む。S77において、前回左クリック信号が同期していたアイテム断続音に、再度左クリック信号が同期しているか否かが判断される。このとき、前回左クリック信号が同期していない他のアイテム断続音に対して、左クリック信号が同期した場合にあっては、非同期と判断される。ここでは、図6の時刻t2において、アイテム断続音の発生タイミングと、左クリック信号の入力タイミングとが同期している場合を説明しているため(S77:YES)、S79へ進む。また、選択アイテムテーブル401の第1フラグ403がONである場合を説明しているため(S79:YES)、S87へ進む。
S87において、CPU14は、アイテム断続音と左クリック信号とが同期していると判断し、選択アイテムテーブル401の第1フラグ403をOFFにし、第2フラグ404をONにする。
S89に進むと、CPU14は、左クリック信号と同期するアイテム断続音から、選択対象アイテム(ユーザが選択を所望するアイテム)を決定する。第1実施形態の説明例(図6)では、左クリック信号と、アイテム識別番号=102のアイテムのアイテム断続音とが同期していると判断される。よって、選択対象アイテムは、アイテム識別番号=102のアイテムに決定される。
S91に進むと、CPU14は、選択対象アイテムとして決定したアイテムのアイテム識別番号を、選択アイテムテーブル401の選択対象アイテム402に対応して記憶する。第1実施形態の説明例(図4(C))では、アイテム識別番号=102が記憶される。
S93において、CPU14は、選択対象アイテム402の読み上げ処理を行う。具体的には、CPU14は、選択対象アイテム402に対応するアイテム名304を、アイテムテーブル301から検索する。そして、音声出力プログラム26を実行することにより、検索したアイテム名304を音声読み上げする処理を行う。第1実施形態の説明例(図4(B))では、アイテム識別番号=102のアイテムに対応するアイテム名「CANCEL」が音声読み上げされ、スピーカ4から出力される。そして、フローが終了される。
次に、図6の時刻t3において、シフトキーを押しながらマウス8の左右のクリックボタンが同時にクリックされた場合を説明する。左クリック信号が入力されることに応じて、アイテム選択フローが開始され、S71へ進む。第1実施形態の説明例では、シフトボタンが押されている場合を説明しているため(S73:YES)、S75へ進む。また、右クリックボタンが押されている場合を説明しているため(S75:YES)、S95へ進む。
S95において、CPU14は、選択アイテムテーブル401(図4(C))の第2フラグ404がONとされているか否かを判断する。ONではないと判断される場合(S95:NO)にはS105へ進み、ONであると判断される場合(S95:YES)にはS97へ進む。第1実施形態の説明例では、時刻t2で2回目の同期が行われており、第2フラグ404はONの状態であるため、S97へ進む。
S97において、CPU14は、左右クリックボタンの同時クリックによる同時クリック信号が、有効な入力信号であるか否かを判断する。具体的には、CPU14は、第2フラグ404がONとされてから、同時クリック信号が入力されるまでの経過時間が、確定タイムアウト時間を超えているか否かを判断する。なお、確定タイムアウト時間は任意の時間でよく、予めユーザなどによって定められるとしてもよい。経過時間が確定タイムアウト時間を超える場合には、有効な入力信号ではないと判断され(S97:NO)、S105へ進み、第2フラグ404がOFFとされる。一方、経過時間が確定タイムアウト時間を超えない場合には、有効な入力信号であると判断され(S97:YES)、S99へ進む。これにより、確定タイムアウト時間内に同時クリック信号が入力されなかった場合には、第2フラグ404がOFFとされることで、アイテム断続音と同期する左クリック信号が入力されている旨の判断が破棄される。よって、確定タイムアウト時間分遡った時間よりも過去の時点において行われた古い同期判断結果によって、意図しないアイテム選択の処理が偶発的に行われてしまう、という事態を防止することができる。
S99に進むと、CPU14は、S93における読み上げ処理が処理中である場合には、読み上げ処理を中止する。
S101に進むと、CPU14は、選択対象アイテム402として選択されたアイテム上に、ポインタを移動させる。具体的には、CPU14は、ポインタ位置情報を用いて算出されたポインタの座標を、選択対象アイテム402として選択されたアイテムの座標に一致させる。これにより、選択対象アイテム402として選択されたアイテム上にポインタが位置し、クリックによる選択の確定待ち状態とされる。
第1実施形態の説明例(図5)では、アイテム識別番号=102のアイテム「CANCEL」上に、ポインタP1が吸い寄せられるように移動し、CANCEL動作の確定待ち状態とされる。
S103に進むと、CPU14は、選択アイテムテーブル401の第2フラグ404をOFFにする。そして、アイテム選択フローが終了される。この状態で、ユーザがシフトキーの押下を解除して通常のクリックを行うことにより、ポインタが指し示しているアイテムの機能を使用することができる。この場合のフローは、S73の処理にてNOと判断され、S105を経てS107が実行されるフローである。第1実施形態の説明例(図5)では、アイテム識別番号=102のアイテム「CANCEL」上にポインタP1が位置する状態で、左クリックボタンをクリックすることで、CANCEL動作を確定することができる。
第1実施形態に係る発明の効果を以下に説明する。ユーザは、選択を所望するアイテムに対応付けられたアイテム断続音の断続周期と同期するように、マウス8から左クリック信号を入力することで、所望するアイテム上にポインタを移動させることができる。よって、所望するアイテムをポインタで選択する動作を、聴覚を用いて行うことが可能となる。これにより、視覚障害者のGUIの操作性を高めることが可能となる。
また、ユーザは、アイテム断続音に同期させて左クリック信号を入力することにより、同期させたアイテム断続音とアイテムの内容との対応を音声で確認することができる。そしてユーザは、アイテム断続音の種類を聞き分けることで、選択を所望するアイテムを見つけ出すことができる。よって、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。
また、断続周期が短いためにクリック動作をアイテム断続音と同期させることが困難な場合にあっては、シフトキーと同時にF5キーを押下することにより、断続周期を広げ、クリック動作の同期を行いやすくすることができる。なお、マウス8の操作により、断続周期を大きくする方向(遠ざける方向)にポインタを移動させてから、アイテム断続音と同期したクリック動作を行うとしてもよい。
また、ポインタとアイテムとの相互距離に応じて、アイテム断続音の断続周期が変化する。よって、アイテム位置を把握しているユーザにあっては、ポインタを移動させて断続周期の変化を聞き分けることにより、位置を把握しているアイテムに対応付けられたアイテム断続音を認識することができる。これにより、ユーザは、アイテム断続音の音の高さを予め記憶することなく、アイテムの種類を識別することが可能となる。
第2実施形態を説明する。第2実施形態は、アイテム断続音がリズムを有している形態である。なお、第2実施形態に係る入力装置1の構成は、第1実施形態に係る入力装置1の構成と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
第2実施形態に係る入力装置1の動作を、図7を用いて説明する。図7は、アイテム識別番号の101から103の3つのアイテムについての、リズムを有するアイテム断続音の出力例である。アイテム識別番号が101のアイテム断続音について説明する。アイテム断続音は、繰り返し周期CT1を有する。繰り返し周期CT1には、2つの断続音S1およびS2が含まれる。よって、繰り返し周期CT1に含まれる断続音数は2つである。また、断続周期は、繰り返し周期CT1の中で、周期T1からT2へ変化する。このように、1つの繰り返し周期内で断続周期を変化させることによって、多種類のリズムを有したアイテム断続音を生成することが可能となる。
同様に、アイテム識別番号が102のアイテムのアイテム断続音は、繰り返し周期CT2を有し、繰り返し周期CT2に含まれる断続音数は3つである。また、アイテム識別番号が103のアイテムのアイテム断続音は、繰り返し周期CT3を有し、繰り返し周期CT3に含まれる断続音数は4つである。このように、1つの繰り返し周期に含まれる断続音の数を異ならせることによっても、多種類のリズムを有するアイテム断続音を生成することが可能となる。なお、これらの多種類のリズムと各種アイテムとの対応関係が、アイテムテーブル301に記憶されるとしてもよい。
次に、第2実施形態に係るアイテム選択操作を、図3のフローを用いて説明する。例として、アイテム識別番号が102(CANCEL)のアイテムを、第2実施形態に係るアイテム選択操作を用いて選択する場合を説明する。この場合には、ユーザは、アイテム識別番号が102のアイテム断続音(図7)に同期して、左クリック信号の入力を行う。
まず、図7の期間TR1において、シフトキーを押しながら、マウス8の左クリックボタンをアイテム断続音に同期させて3回クリックする操作が行われる。これにより、S81において、第1フラグ403がONになる。次に、期間TR2において、シフトキーを押しながら、マウス8の左クリックボタンをアイテム断続音に同期させて3回クリックする操作が行われる。これにより、S87において、第2フラグ404がONになる。そして、S89において、アイテム識別番号=102のアイテムが選択対象アイテムに決定される。このように、アイテム断続音がリズムを有する場合においても、クリック入力によるアイテム選択操作が可能とされる。
次に、アイテムとアイテム断続音との対応確認フローについて、図8および図9を用いて説明する。対応確認フローは、アイテム断続音を確認したい場合などの必要に応じて、ユーザによりシフトキーとF4キーとが同時押下されることにより開始されるフローである。例として、断続音数が3つのアイテム断続音に対応付けられたアイテムを確認する場合を説明する。
対応確認フローは、クリック監視フロー(図8)と、キー解除監視フロー(図9)とを備える。まず、クリック監視フローを説明する。マウス8の左クリックボタンのクリックに応じて、フローが開始され、S111へ進む。S111において、CPU14は、シフトキーとF4キーとが同時に押下中であるか否かを判断する。押下中であると判断された場合(S111:YES)には、S115へ進み、ワークエリア31に記憶されるクリックカウント数を1つカウントアップする。そしてクリック監視フローを終了する。
一方、S111において、シフトキーとF4キーとが同時に押下中ではないと判断された場合(S111:NO)には、S113へ進み、通常のクリック処理が行われる。そして、S117に進み、CPU14は、ワークエリア31に記憶されたクリックカウント数をクリアする。そしてクリック監視フローを終了する。なお、クリック監視フローは、左クリックボタンのクリックが行われるたびに繰り返される。
本説明例では、断続音数が3つのアイテム断続音に対応付けられたアイテムを確認する場合を説明しているため、シフトキーとF4キーとの押下中に、左クリックボタンが3回クリックされる。これにより、図8のフローが3回繰り返されることで、クリックカウント数が3回とされる。
次に、キー監視フロー(図9)を説明する。S121において、CPU14は、シフトキーとF4キーとの同時押下が解除されたか否かを判断する。解除されていないと判断された場合(S121:NO)には、S123へ進み、CPU14は、通常のキー処理を行う。一方、解除されたと判断された場合(S121:YES)には、S125へ進む。S125において、CPU14は、ワークエリア31からクリックカウント数を取得する。
S127において、CPU14は、クリックカウント数に対応する断続音数を有するアイテムを、アイテムテーブル301から検索する。そして、検索したアイテムのアイテム名304を読み上げる処理を行う。なお、S127で音声出力される情報は、アイテムの識別を可能とする情報であればよいため、アイテム名304に限らず、アイテム種類303などであってもよい。本説明例では、断続音数が3つのアイテム断続音(図7)に対応付けられた、アイテム識別番号が102(CANCEL)のアイテムが検索され、アイテム名「CANCEL」が読み上げられる。
S129において、CPU14は、選択対象アイテム402に対応するアイテム上にポインタを移動させる。具体的には、CPU14は、ポインタ位置情報を用いて算出されたポインタの座標を、選択対象アイテム402のアイテム位置情報に含まれるアイテムの座標に一致させる。これにより、選択対象アイテム402として選択されたアイテム上にポインタが位置し、クリックによる選択の確定待ち状態とされる。
これにより、ユーザは、クリック操作により断続音数を入力することで、アイテム断続音とアイテムの内容との対応を確認することができるため、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。
次に、アイテムとアイテム断続音との、全体確認フローについて、図10を用いて説明する。全体確認フローは、全てのアイテム断続音を確認したい場合などの必要に応じて、ユーザによりF3キーが押下されることにより開始されるフローである。F3キーの押下に応じて、S131へ進む。S131において、CPU14は、アイテム選択を行う。アイテム選択は、例えば、ポインタが存在するウインドウ内に表示されている各アイテムのうち、ポインタとの相互距離が小さいアイテムから順に選択されるとしてもよい。
S133において、CPU14は、S131で選択されたアイテムのアイテム名を音声出力する。S135に進むと、CPU14は、S131で選択されたアイテムに対応付けられた断続音数を、アイテムテーブル301から検索する。そして、検索した断続音数を、音声読み上げする処理を行う。なお、全体確認フローを第1の実施形態に応用する場合は、S135において、断続音数の音声読み上げに代えて、アイテム断続音を所定回数出力すればよい。
S137に進むと、CPU14は、全てのアイテムについて、アイテム断続音の断続音数の確認操作が終了したか否かを判断する。終了していないと判断された場合(S137:NO)にはS131へ戻り、終了したと判断された場合(S137:YES)にはフローを終了する。
これにより、ユーザは、F3キーを押下することで、アイテム断続音の断続音数とアイテムの内容との対応を、全てのアイテムについて確認することができるため、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。
第2実施形態に係る発明の効果を以下に説明する。繰り返し周期内で断続周期を変化させることや、繰り返し周期に含まれる断続音の数を異ならせることにより、多種類のリズムを有するアイテム断続音を生成することができる。これにより、アイテム断続音の種類を増加させることが出来るため、アイテム断続音により識別可能なアイテム数を増加させることが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
本実施形態では、マウス8のクリックボタンのシングルクリック操作によってクリック信号が入力される場合を説明したが、この形態に限られない。ダブルクリック操作によってクリック信号が入力される形態としてもよい。
また本実施形態では、アイテム種類の識別のために、アイテム断続音周波数305、断続周期306、アイテム断続音音量307の3つの識別基準を用いる場合を説明したが、この形態に限られない。3つの識別基準のうちの何れか2つを組み合わせて用いる場合や、何れか1つのみを用いる場合にも、アイテム種類の識別が可能であることは言うまでもない。例えば、アイテムごとに固有のアイテム断続音周波数305およびアイテム断続音音量307を割り当てると共に、各アイテムに共通の断続周期306を用いる形態としてもよい。このとき、アイテム断続音が互いに重ならないように、アイテム断続音の発音タイミングをアイテム断続音の間で異ならせるとしてもよい。
また、本実施形態では、ポインタ近傍のアイテムを選出する際に、ポインタとの相互距離が小さいアイテムから順に選出するとしたが、この形態に限られない。ポインタとの相互距離が、予め定められる所定距離内のアイテムを選出する形態としてもよい。なお、所定距離は、予めユーザなどによって定められるとしてもよい。
これにより、例えば、多数のアイテムがウインドウ内に表示されている場合においても、ポインタを中心とする所定半径内に存在するアイテムについてのみ、アイテム断続音を発生させることが可能となる。よって、同時に多数のアイテム断続音が発生するためにアイテムの識別性が低下する、という事態を防止することができる。
また、本実施形態では、ポインタとの相互距離が小さくなることに応じて、アイテム断続音の音量を大きくする形態を採用してもよい。これにより、ポインタがアイテムに近づく程、アイテム断続音の音量が大きくなる。よってユーザは、アイテム断続音の音量により、ポインタとアイテムとの相互距離についても認識することができるため、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。また、断続音の周期はアイテムごとに固有として、ポインタとの相互距離が小さくなることに応じてそのデューティ比を変更してもよい。デューティ比とは、その断続音の有音部と無音部の比率である。これにより、アイテム断続音の周期がアイテムごとに一定となるので、その操作性をさらに向上することができる。
また、本実施形態では、各種の指示を入力する際にF3キー、F4キーなどを用いる場合を説明したが、これらのキーに限られない。キーボード2上の何れのキーを各種の指示の入力用に割り当てるかは任意であり、ユーザにより適宜設定できることは言うまでもない。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
なお、ワークエリア31は記憶手段の一例、マウス8はポインティングデバイスの一例、F3キー押下は第1指示の一例、F5キー押下は第2指示の一例、である。
また、S31、S4、S133、S135、S45を実行する制御部は第1音出力手段の一例である。S77を実行する制御部は同期判断手段の一例である。S101を実行する制御部はポインタ移動手段の一例である。S93を実行する制御部は第2音出力手段の一例である。S25を実行する制御部は距離算出手段の一例である。S27、S43を実行する制御部はアイテム選出手段の一例である。S1を実行する制御部はウインドウ選択手段の一例である。
1 入力装置
6 モニタ
8 マウス
14 CPU
31 ワークエリア
P1 ポインタ
W1、W2 ウインドウ
CT1ないしCT3 繰り返し周期
201 ウインドウテーブル
204 ウインドウ連続音周波数
301 アイテムテーブル
302 アイテム識別番号
305 アイテム断続音周波数
306 断続周期

Claims (14)

  1. 画面上に表示される複数種類のアイテムの前記画面上の表示位置を表すアイテム位置情報を記憶手段に記憶し、前記アイテム位置情報に応じた前記画面上の前記表示位置に前記アイテムを表示するアイテム表示手段と、
    ポインティングデバイスからポインタの移動方向や移動量を表すポインタ位置情報を受信して前記画面上に移動可能な前記ポインタを表示するポインタ表示手段と、
    を備えるコンピュータを、
    前記アイテムごとに固有の断続周期を有する断続音を前記アイテムの各々に対応付けて記憶する第1記憶制御手段と、
    前記画面上に表示される前記アイテムに対応付けられた前記断続音を出力する第1音出力手段と、
    前記ポインティングデバイスから複数回入力されるクリック信号の信号周期と前記断続周期とが同期するか否かを判断する同期判断手段と、
    前記同期判断手段によって同期する旨の判断結果が得られた場合に、前記ポインタの表示位置を同期した前記断続音に対応する前記アイテムの表示位置に一致させるポインタ移動手段と、
    して機能させるためのプログラム。
  2. 前記アイテムの内容を表す識別情報を前記アイテムの各々に対応付けて記憶する第2記憶制御手段と、
    前記同期判断手段によって同期する旨の判断結果が得られた前記断続音に対応付けられた前記アイテムの前記識別情報を音声出力する第2音出力手段と、
    して前記コンピュータを機能させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記アイテム位置情報と前記ポインタ位置情報とに基づいて、前記アイテムと前記ポインタとの相互距離を算出する距離算出手段と、
    前記アイテムが前記画面上に複数表示されている場合に、前記相互距離が小さい前記アイテムから順に第1所定個数の前記アイテムを選出するアイテム選出手段と、
    して前記コンピュータを機能させ、
    前記第1音出力手段は、前記アイテム選出手段で選出された前記アイテムに対応付けられた前記断続音を出力する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記アイテム位置情報と前記ポインタ位置情報とに基づいて、前記アイテムと前記ポインタとの相互距離を算出する距離算出手段と、
    前記アイテムが前記画面上に複数表示されている場合に、前記相互距離が予め定められる所定距離内の前記アイテムを選出するアイテム選出手段と、
    して前記コンピュータを機能させ、
    前記第1音出力手段は、前記アイテム選出手段で選出された前記アイテムに対応付けられた前記断続音を出力する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプログラム。
  5. 前記断続音は繰り返し周期を有する音であり、
    前記断続周期は前記繰り返し周期の中で変化する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のプログラム。
  6. 複数種類のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段
    として前記コンピュータを機能させ、
    前記アイテムは、前記アプリケーションへの指令入力用のインターフェースである
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載のプログラム。
  7. 前記画面上に表示される複数種類のウインドウの前記画面上の表示位置を表すウインドウ位置情報を記憶手段に記憶し、前記ウインドウ位置情報に応じた前記画面上の前記表示位置に前記ウインドウを表示するウインドウ表示手段と、
    前記ポインティングデバイスからの入力を受け付け、操作対象の前記ウインドウを選択するウインドウ選択手段と、
    して前記コンピュータを機能させ、
    前記第1記憶制御手段は、前記ウインドウごとに固有の周波数を有する連続音を前記ウインドウの各々に対応付けて記憶し、
    前記第1音出力手段は、前記ウインドウ選択手段によって操作対象として選択されている前記ウインドウに対応付けられた前記連続音を前記断続音と共に出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れかに記載のプログラム。
  8. 前記第1音出力手段は、
    前記相互距離が小さくなることに応じて前記断続音の前記断続周期を短くする
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7の何れかに記載のプログラム。
  9. 前記第1音出力手段は、
    前記相互距離が小さくなることに応じて前記断続音の音量を大きくする
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8の何れかに記載のプログラム。
  10. 前記第1音出力手段は、
    前記相互距離に応じて前記断続音の有音部と無音部との比率であるデューティ比を変化させる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れかに記載のプログラム。
  11. 前記第1音出力手段は、
    入力手段から第1指示が入力されることに応じて、前記アイテムに対応付けられた前記断続音と、前記アイテムの内容を表す識別情報とを関連付けて音声出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項10の何れかに記載のプログラム。
  12. 前記第1音出力手段は、
    入力手段から第2指示が入力されることに応じて、前記アイテムの各々についての前記断続音の前記断続周期を所定割合で大きくする
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のプログラム。
  13. 前記アイテム選出手段は、
    入力手段から前記第2指示が入力されることに応じて、前記相互距離が小さい前記アイテムから順に、前記第1所定個数よりも少ない第2所定個数の前記アイテムを選出し、
    前記第1音出力手段は、前記第2所定個数の前記アイテムの各々についての前記断続音の前記断続周期を所定割合で大きくする
    ことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 画面上に表示される複数種類のアイテムの前記画面上の表示位置を表すアイテム位置情報を記憶手段に記憶し、前記アイテム位置情報に応じた前記画面上の前記表示位置に前記アイテムを表示するアイテム表示手段と、
    ポインティングデバイスからポインタの移動方向や移動量を表すポインタ位置情報を受信して前記画面上に移動可能な前記ポインタを表示するポインタ表示手段と、
    前記アイテムごとに固有の断続周期を有する断続音を前記アイテムの各々に対応付けて記憶する第1記憶制御手段と、
    前記画面上に表示される前記アイテムに対応付けられた前記断続音を出力する第1音出力手段と、
    前記ポインティングデバイスから複数回入力されるクリック信号の信号周期と前記断続周期とが同期するか否かを判断する同期判断手段と、
    前記同期判断手段によって同期する旨の判断結果が得られた場合に、前記ポインタの表示位置を同期した前記断続音に対応する前記アイテムの表示位置に一致させるポインタ移動手段と、
    を備えることを特徴とするインターフェース装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012079027A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nec Personal Computers Ltd ウィンドウオープン方法および装置

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