JP2010194486A - 再生粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原料10を、脱水、乾燥及び燃焼をして、再生粒子を製造する方法であって、脱水後の原料10について、第1燃焼炉14にて0.05〜20%の酸素雰囲気下で乾燥及び燃焼を連続して行う工程と、この工程を経た原料10について、第1燃焼炉14とは別の第2燃焼炉32にて再度の燃焼を行う工程と、を有し、第2燃焼炉32として、外熱31及び内熱40Aを併用したキルン炉を用いる。
【選択図】図1
Description
〔請求項1記載の発明〕
製紙廃棄物を主原料とする原料を、少なくとも脱水、乾燥及び燃焼をして、再生粒子を製造する方法であって、
前記脱水後の原料について、第1燃焼炉にて0.05〜20%の酸素雰囲気下で前記乾燥及び前記燃焼を連続して行う工程と、
この工程を経た原料について、前記第1燃焼炉とは別の第2燃焼炉にて再度の前記燃焼を行う工程と、を有し、
前記第2燃焼炉として、外熱及び内熱を併用したキルン炉を用いる、
ことを特徴とする再生粒子の製造方法。
前記第1燃焼炉における燃焼温度を500〜700℃とし、
前記第2燃焼炉として、本体が横置きで中心軸周りに回転する移送方向に温度制御可能な電気加熱による外熱手段と、燃焼ガス加熱による内熱手段とを有するキルン炉を用い、この第2燃焼炉における燃焼温度を550〜750℃とする、
請求項1記載の再生粒子の製造方法。
前記第1燃焼炉の加熱手段を、燃焼ガス発生炉からの燃焼ガスによる内熱手段とし、
前記第2燃焼炉において発生する排ガスを、前記第1燃焼炉の燃焼ガス発生炉に供給し、
前記第2燃焼炉において供給する原料の未燃率を2〜20質量%とし、かつ、前記第2燃焼炉内の二酸化炭素ガス濃度が5〜20%になるように前記燃焼ガス加熱を行うことにより、前記第2燃焼炉から排出される焼成灰の25℃から800℃における示差熱熱重量分析による重量減量割合を15%〜25%とする、
請求項1又は請求項2記載の再生粒子の製造方法。
本形態の再生粒子の製造方法は、脱水後の原料の乾燥と燃焼が一連で行われ、この乾燥及び燃焼が、例えば、燃焼時間(滞留時間)が30分を超える第1燃焼炉を用いて行われ、好ましくはこの第1燃焼炉が本体が横置きで中心軸周りに回転する内熱(直接加熱)キルン炉であり、次に、第1燃焼炉から得られる燃焼物を再度燃焼する、例えば、燃焼時間(滞留時間)が10分以上の第2燃焼炉を用い、好ましくは本体が横置きで中心軸周りに回転する外熱(間接加熱)及び内熱を併用したキルン炉、特に燃焼温度を容易に調整可能な電気炉により燃焼するものである。
従来から慣用的に用いられてきた燃焼炉は、ストーカー炉(固定床)、流動床炉、サイクロン炉、キルン炉の4種に大別でき、本発明者等は、それぞれの焼却炉で再生粒子の製造の検討を重ねたところ、以下のような結論に達した。
ストーカー炉(固定床)については、製紙廃棄物の燃焼度合い調整が困難であり、燃焼物が不均一である上に、特に灰分の多い脱墨フロスの燃焼では火格子間のクリアランスから落塵を生じるため適さない。火格子を通し燃焼物の下に空気を吹上げ燃焼させるため、炭酸カルシウムなどが飛灰となり排ガスとともに排ガス設備へ送られるため、歩留の低下が問題となる。
流動床炉については、炉内の流動媒体に珪砂のような粒子状の流動媒体を使用するため、珪砂が再生粒子へ混入し品質の低下を招く。また、均一な撹拌ができない。さらに、硅砂を流動層混合して燃焼させた後、硅砂と燃焼物とを分離し、硅砂は燃焼炉へ戻し燃焼物のみを取り出すが、燃焼物も硅砂と同程度の粒径が生じるため分離できない。硅砂と浮遊した状態で燃焼させているため、燃焼の度合い調整が困難であり、品質のばらつきが発生する。
また、硬度の高い珪砂との摩擦、衝突により燃焼物が微粉化され飛灰となって系外へ排出され歩留りが低下する。
サイクロン炉については、炉内を一瞬で通過するため燃焼物中の固定炭素を十分に燃焼できず白色度の低下に繋がる。更に、風送により細かい粒子はサイクロンで分離されず排ガスと一緒に排ガス処理工程に回るため歩留が低下する。
以上の諸問題について鋭意検討を重ねた結果、燃焼炉としてはキルン炉にて燃焼させることが最も好適な燃焼手段として選択され、更に以下の理由から先の第1燃焼炉を内熱キルン、後の第2燃焼炉を外熱・内熱併用キルンとすることが好適であることを見出した。
〔概要〕
本形態の再生粒子の製造設備フローは、脱水工程、燃焼工程、粉砕工程を有するが、更に、製紙廃棄物の凝集工程または造粒工程や、各工程間に分級工程等を設けてもよい。
図1に、再生粒子の製造設備フローの一部構成例(「乾燥・燃焼工程」及び「燃焼工程」を含む設備例)を示した。本設備には、各種センサーが備わっており、被燃焼物(原料等)や設備の状態、処理速度のコントロール等を行っている。
本形態では、製紙廃棄物として、パルプ製造工程、古紙パルプ製造工程、製紙工程、塗工工程、紙加工工程等を有する製紙工場から排出される白水またはフロス、排水処理工程若しくは水再利用工程から分離排出される汚泥、若しくは再利用可能原料を使用することができる。このような形態で排出される製紙スラッジは、各工程で排出される白水、例えば凝集沈殿汚泥、活性汚泥、脱水汚泥等であり、特に古紙パルプ製造工程で排出される脱墨フロスが好適である。
図示しない、例えば、製紙廃棄物として好適に用いることができる、古紙パルプを製造する脱墨工程においてパルプ繊維から分離された脱墨フロスは、種々の操作を経て、同じく図示しない脱水設備により脱水される。脱水後の原料は、水分率を50%未満、好ましくは25〜45%、より好ましくは30〜40%とすることが望ましい。
脱水工程を経た脱水後の原料は、第1燃焼炉に供給する前工程で、粉砕(解砕)することが好ましい。
かかる原料10が貯槽12から切り出されて、第1燃焼炉に供給される。第1燃焼炉は本体が横置きで中心軸周りに回転する内熱キルン炉14からなり、原料10は内熱キルン炉14の一方側から装入機15により装入される。内熱キルン炉14の加熱手段は、燃焼ガス発生炉20にて生成された燃焼ガスであり、この燃焼ガスを内熱キルン炉14の排出口側から、脱水物(原料)10の流れと向流する様に送り込む。
排ガスチャンバー16からは、乾燥・燃焼により発生した排ガスが再燃焼室22に送り込まれる。微粉末は、排ガスチャンバー16の下部から排出され、再び原料に配合され再利用される。
内熱キルン炉14において乾燥及び燃焼処理を経た燃焼物は、移送流路を通して、本体が横置きで中心軸周りに回転する外熱ジャケット31を有する第2燃焼炉にあたる外熱・内熱併用キルン炉32に装入される。
本形態における再生粒子の製造方法においては、必要に応じ、更に公知の分散・粉砕工程を設け、適宜必要な粒子径に微細粒化することで塗工用の顔料、内添用の填料として使用できる。
本製造設備において、より品質の安定化を求めるためには、再生粒子の粒子径を、各工程で均一に揃えるための分級を行うことが好ましく、粗大や微小粒子を前工程にフィードバックすることでより品質の安定化を図ることができる。
表1に示すように、各種要因を変化させて、得られた再生粒子の品質を調べたところ、表1に示す結果が得られた。この結果によれば、本発明の方法(実施例)が比較例に対して優れていることがわかる。なお、品質の評価は、次記のように行った。
Claims (3)
- 製紙廃棄物を主原料とする原料を、少なくとも脱水、乾燥及び燃焼をして、再生粒子を製造する方法であって、
前記脱水後の原料について、第1燃焼炉にて0.05〜20%の酸素雰囲気下で前記乾燥及び前記燃焼を連続して行う工程と、
この工程を経た原料について、前記第1燃焼炉とは別の第2燃焼炉にて再度の前記燃焼を行う工程と、を有し、
前記第2燃焼炉として、外熱及び内熱を併用したキルン炉を用いる、
ことを特徴とする再生粒子の製造方法。 - 前記第1燃焼炉における燃焼温度を500〜700℃とし、
前記第2燃焼炉として、本体が横置きで中心軸周りに回転する移送方向に温度制御可能な電気加熱による外熱手段と、燃焼ガス加熱による内熱手段とを有するキルン炉を用い、この第2燃焼炉における燃焼温度を550〜750℃とする、
請求項1記載の再生粒子の製造方法。 - 前記第1燃焼炉の加熱手段を、燃焼ガス発生炉からの燃焼ガスによる内熱手段とし、
前記第2燃焼炉において発生する排ガスを、前記第1燃焼炉の燃焼ガス発生炉に供給し、
前記第2燃焼炉において供給する原料の未燃率を2〜20質量%とし、かつ、前記第2燃焼炉内の二酸化炭素ガス濃度が5〜20%になるように前記燃焼ガス加熱を行うことにより、前記第2燃焼炉から排出される焼成灰の25℃から800℃における示差熱熱重量分析による重量減量割合を15%〜25%とする、
請求項1又は請求項2記載の再生粒子の製造方法。
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