JP2010181695A - 画像表示制御装置、及び、画像表示制御方法 - Google Patents

画像表示制御装置、及び、画像表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクタにおいて、投射用光源からの光を効率よく利用できるようにすること。
【解決手段】プロジェクタ1の画像表示制御装置4の特定手段41aは、画像データに含まれるカラー値の最大値をフレーム毎に特定し、算出手段41bは、この最大値を用いて、投射用光源5の出力値を基準出力値に基づいて調整するための第1の重みをフレーム毎に算出すると共に、この第1の重みを用いて、表示装置6の反射率又は透過率をカラー値に対応する基準反射率又は基準透過率に基づいて調整するための第2の重みをフレーム毎に算出し、設定手段41cは、算出手段41bによって算出された第1の重みを基準出力値に乗じた値をフレーム毎の出力値に設定し、算出手段41bによって算出された第2の重みを基準反射率又は基準透過率に乗じた値をフレーム毎の反射率又は透過率に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示制御装置と画像表示制御方法とに関する。
特許文献1には、小型化されたプロジェクタに係る技術が開示されている。特許文献1のプロジェクタは、角錐プリズムの反射面に対向して配置されたLED光源と、この角錐プリズムの反射光軸上に配置されたライトトンネル、PS変換素子、偏光ビームスプリッタ、及びLCOSと、この偏光ビームスプリッタの透過光軸上に配置された投射レンズとを備えている。
特開2005−140847号公報
例えば特許文献1等の従来のプロジェクタは、投射用の光源から出射される光を、画像データに含まれるカラー値に応じて反射又は透過することによって画像光に変換する表示素子を有する。しかしながら、このような従来のプロジェクタでは、投射用光源から出射される光を全て反射又は透過し画像光とするものではないので、投射用光源から出射される光のうち画像光とならない光も存在することとなる。よって、従来のプロジェクタの場合、投射用光源からの光を効率よく利用するのが困難である。また、光源から発せられた光は、表示素子により反射又は透過するが、一部の光は乱反射される。この乱反射された漏れ光により画質が低下する場合がある。そこで本発明の目的は、プロジェクタにおいて、投射用光源からの光を効率よく利用できるようにすると共に画質を向上させることである。
本発明は、投射用光源と、該投射用光源から出力される光を、入力画像データに含まれるカラー値に応じて反射又は透過することによって画像光に変換する表示装置とを制御するプロジェクタの画像表示制御装置であって、前記入力画像データに含まれる前記カラー値の最大値を一又は複数フレーム毎に特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された前記最大値を用いて、前記投射用光源の出力値を所定の基準出力値に基づいて調整するための第1の重みを、前記一又は複数フレーム毎に算出すると共に、当該第1の重みを用いて、前記表示装置の反射率又は透過率を前記カラー値に対応する基準反射率又は基準透過率に基づいて調整するための第2の重みを、前記一又は複数フレーム毎に算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記第1の重みを前記基準出力値に乗じた値を、前記一又は複数フレーム毎の前記投射用光源の出力値に設定し、前記算出手段によって算出された前記第2の重みを前記基準反射率又は前記基準透過率に乗じた値を、前記一又は複数フレーム毎の前記表示装置の反射率又は透過率に設定する設定手段とを備える、ことを特徴とする。
よって、カラー値の最大値に基づいて算出された第1の重みを基準出力値に乗じた値が、投射用光源の出力値に設定されるので、カラー値の最大値が100%未満の場合には投射用光源の出力値が低減される。従って、投射用光源における消費電力も低減される。更に、表示装置の反射率又は透過率が、第1の重みを用いて算出された第2の重みによって調整されるので、表示装置から照射される画像光の輝度も、投射用光源の出力値に応じて好適に調整可能となる。また、投射用光源の出力値が低減されるので、表示装置において乱反射された漏れ光も低減され、よって、画質が向上する。
更に、本発明において、前記算出手段は、前記最大値を前記第1の重みとし、該第1の重みの逆数を前記第2の重みとするのが好ましい。この場合、表示装置の反射率又は透過率は、投射用光源の基準出力値に乗じられた第1の重みの逆数である第2の重みを基準反射率又は基準透過率に乗じた値とするので、この調整後の表示装置から照射される画像光の輝度は、投射用光源の出力値に基準出力値を用い、且つ、表示装置の反射率又は透過率に基準反射率又は基準透過率を用いた場合と同等の輝度を維持できる。
本発明は、投射用光源と、該投射用光源から出力される光を、入力画像データに含まれるカラー値に応じて反射又は透過することによって画像光に変換する表示装置とを制御するための制御装置を用いたプロジェクタの画像表示制御方法であって、前記入力画像データに含まれる前記カラー値の最大値を一又は複数フレーム毎に前記制御装置が特定する特定ステップと、前記制御装置が、前記特定ステップにおいて特定した前記最大値を用いて、前記投射用光源の出力値を所定の基準出力値に基づいて調整するための第1の重みを、前記一又は複数フレーム毎に算出すると共に、当該第1の重みを用いて、前記表示装置の反射率又は透過率を前記カラー値に対応する基準反射率又は基準透過率に基づいて調整するための第2の重みを、前記一又は複数フレーム毎に算出する算出ステップと、前記制御装置が、前記算出ステップにおいて算出した前記第1の重みを前記基準出力値に乗じた値を、前記一又は複数フレーム毎の前記投射用光源の出力値に設定し、前記算出ステップにおいて算出した前記第2の重みを前記基準反射率又は前記基準透過率に乗じた値を、前記一又は複数フレーム毎の前記表示装置の反射率又は透過率に設定する設定ステップとを備える、ことを特徴とする。
よって、カラー値の最大値に基づいて算出された第1の重みを基準出力値に乗じた値が、投射用光源の出力値に設定されるので、カラー値の最大値が100%未満の場合には投射用光源の出力値が低減される。従って、投射用光源における消費電力も低減される。更に、表示装置の反射率又は透過率が、第1の重みを用いて算出された第2の重みによって調整されるので、表示装置から照射される画像光の輝度も、投射用光源の出力値に応じて好適に調整可能となる。また、投射用光源の出力値が低減されるので、表示装置において乱反射された漏れ光も低減され、よって、画質が向上する。
本発明によれば、プロジェクタにおいて、投射用光源からの光を効率よく利用できるようになる。
実施形態に係る画像表示制御装置を説明するための図である。 実施形態に係る画像表示制御装置の構成を説明するための図である。 実施形態に係る画像表示制御装置の構成を説明するための図である。 一フレームの画像データの一例を示す図である。 一フレームの画像データの他の一例を示す図である。 実施形態に係る画像表示制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態に係る画像表示制御装置の動作を説明するためのグラフである。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、可能な場合には、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1は、実施形態に係るプロジェクタ1の構成を説明するための図である。プロジェクタ1は、画像データを画像光に変換し、この画像光をスクリーン2に投射する装置である。プロジェクタ1は、映像入力I/F3、画像表示制御装置4、投射用光源5及び表示装置6を備える。
映像入力I/F3は、外部から入力された画像データ(又は、プロジェクタ1に装着されたDVD等のメディアから読み出した画像データ)を画像表示制御装置4に出力する。画像表示制御装置4は、投射用光源5及び表示装置6の動作を制御する。特に、画像表示制御装置4は、映像入力I/F3から入力された画像データを画像光に変換するように表示装置6を制御する。画像表示制御装置4は、通常動作モード又は低消費電力モードの何れかで動作可能である。画像表示制御装置4は、通常動作モードの場合には、投射用光源5の出力値(投射用光源5の発光強度、又は、投射用光源5に供給する電圧値や電流値等)を基準出力値A1に設定すると共に、表示装置6の反射率又は透過率を、画像データに含まれるカラー値(%)(図4及び図5を参照)に対応する基準反射率A2又は基準透過率A3に設定する。画像表示制御装置4は、低消費電力モードの場合には、画像データに含まれるカラー値の最大値を用いて、投射用光源5の出力値を、基準出力値A1に基づいて調整すると共に、表示装置6の反射率又は透過率を、基準反射率A2又は基準透過率A3に基づいて調整する。なお、低消費電力モードの場合の投射用光源5の光の出力時間は、通常動作モードの場合の出力時間と同様である。このように、低消費電力モードの場合、投射用光源5の出力値を調整するだけでなく、表示装置6の反射率又は透過率もあわせて調整することによって、表示装置6の輝度を、通常動作モードの場合の輝度と同程度に維持できる。ここで、ここで、表示装置6の反射率又は透過率は、フレーム毎に且つ表示素子(図4又は図5に示す素子P11等)毎に設定される。基準反射率A2又は基準透過率A3は、フレーム毎に且つ表示素子(図4又は図5に示す素子P11等)毎に設定される画像データのカラー値に対応しており、フレーム及び表示素子によって異なる場合がある。
投射用光源5は、投射用の光を表示装置6に出射する。投射用光源5の出力値は、画像表示制御装置4によって制御される。投射用光源5は、白色光源を有するか、又は、R光源、G光源及びB光源を有する。
表示装置6は、投射用光源5から出力される投射用の光を、入力された画像データに含まれるカラー値に応じて反射又は透過することによって画像光に変換し、この画像光をスクリーン2等に照射する。表示装置6は、二次元的(m行n列)に配列されたm×n個の表示素子を有し(m,nは1以上の整数)、この表示素子が投射用光源5から出射される光を反射又は透過する。それぞれの表示素子の反射率又は透過率は、画像表示制御装置4によって制御される。このm×n個の表示素子のうち、第1行目に配列されたn個の表示素子を素子P11、素子P12〜素子P1nとし、第2行目に配列されたn個の表示素子を素子P21、素子P22〜素子P2nとする。そして、第m行目に配列されたn個の表示素子を、素子Pm1、素子Pm2〜素子Pmnとする(図4及び図5を参照)。
表示装置6は、単板式又は3板式のLCOS(Liquid Crystal On Silicon)(以下、単に、単板式又は3板式という)、又は、DMD(Digital Micromirror Device)である(DMDの場合、表示素子は反射のみ行う)。単板式又はDMDの場合、投射用光源5は白色光源を有し、且つ、表示装置6はカラーホイールを有するか、或いは、投射用光源5はR光源、G光源及びB光源を有し、且つ、表示装置6はカラーホイールを有さない、の何れかとなる。さらに、単板式又はDMDの場合、表示装置6は、R,G,Bの各画像光をフレーム毎に順次出射する。一方、3板式の場合、投射用光源5は白色光源を有し、表示装置6の各表示素子は、R,G,Bフィルタを有する。さらに、3板式の場合、表示装置6は、R,G,Bの各画像光をフレーム毎に合成して出射する。なお、以下では、単板式又はDMDであるか、或いは、3板式であるか、を特に示さない限り、単板式、DMD又は3板式、の何れの場合も含まれるものとする。
画像データは、例えば、表示装置6の有するm×n個の表示素子のそれぞれに対するR,G,Bのカラー値をフレーム毎に示すデータであり、このカラー値は、表示装置6の個々の表示素子に持たせる反射率又は透過率を示している。図4及び図5に画像データの一例を示す。図4に示す画像データは、時間T1〜T2の間の一フレーム(以下、フレームF1という)のR,G,Bのカラー値を表示装置6の表示素子毎に示し、図5に示す画像データは、時間T2〜T3の間の一フレーム(以下、フレームF2という)のR,G,Bのカラー値を表示装置6の表示素子毎に示している。例えば、図4に示す時間T1〜T2の間の(フレームF1における)素子P11に対するR,G,B毎のカラー値は、それぞれ“12%”,“23%”,“12%”に設定されている。この場合、画像表示制御装置4は、通常動作中であれば、この間の素子P11のR,G,B毎の反射率又は透過率をこのR,G,B毎のカラー値(基準反射率A2又は基準透過率A3に対応)に設定する。また、図5に示す時間T2〜T3の間の(フレームF2における)素子P11に対するR,G,B毎のカラー値は、それぞれ、“22%”,“33%”,“42%”に設定されている。この場合、画像表示制御装置4は、通常動作中であれば、この間の素子P11のR,G,B毎の反射率又は透過率をこのR,G,B毎のカラー値(基準反射率A2又は基準透過率A3に対応)に設定する。
次に、図2及び図3を参照して、画像表示制御装置4の構成を説明する。画像表示制御装置4は、図2に示すように、物理的には、CPU41、ROM42、RAM43、通信装置44及び記憶装置45を有しており、これらはバス46に接続されている。CPU41は、ROM42や記憶装置45等の内蔵メモリに格納された所定のコンピュータプログラム(例えば、図6に示すフローチャートの処理を実行するためのコンピュータプログラム)をRAM43にロードして実行することにより、画像表示制御装置4を統括的に制御する。記憶装置45は、書き込み/読み出しが自在なメモリであり、各種コンピュータプログラム及びデータを格納する。通信装置44は、映像入力I/F3、投射用光源5及び表示装置6とデータの送受信を行うためのインターフェイスを有する。
画像表示制御装置4は、図3に示すように、機能的には特定手段41a、算出手段41b、設定手段41c及び制御手段41dを含む。これら図3に示す特定手段41a〜制御手段41dは、CPU41がROM42や記憶装置45等の内蔵メモリに格納された上記コンピュータプログラムを実行し、図2に示す画像表示制御装置4の各構成部を動作させることによって実現される機能であり、低消費電力モードの場合に動作する。CPU41は、上記コンピュータプログラムを実行することによって(特に、図3に示す上記特定手段41a〜制御手段41dを用いて)、図6のフローチャートに示す画像表示制御装置4の行う処理を実行する。
特定手段41aは、映像入力I/F3から入力された画像データに含まれるR,G,Bのカラー値の一の最大値を一又は複数フレーム毎に特定する。算出手段41bは、特定手段41aによって特定された最大値を用いて、投射用光源5の出力値を基準出力値A1に基づいて調整するための第1の重みを、一又は複数フレーム毎に算出すると共に、この第1の重みを用いて、表示装置6の反射率又は透過率を画像データに含まれるR,G,Bのカラー値に対応する基準反射率A2又は基準透過率A3に基づいて調整するための第2の重みを、一又は複数フレーム毎に算出する。そして、算出手段41bは、特定手段41aによって特定された最大値を第1の重みとする算出を行い、この第1の重みの逆数を第2の重みとする算出を行う。
設定手段41cは、算出手段41bによって算出された第1の重みを基準出力値A1に乗じた値を、一又は複数フレーム毎の投射用光源5の出力値に設定する。設定手段41cは、算出手段41bによって算出された第2の重みを表示装置6の各表示素子のR,G,B毎の基準反射率A2又は基準透過率A3に乗じた値を、一又は複数フレーム毎に、表示装置6の各表示素子のR,G,B毎の反射率又は透過率に設定する。制御手段41dは、設定手段41cによって設定された投射用光源5の出力値に基づいて投射用光源5を制御し、設定手段41cによって設定された表示装置6の反射率又は透過率に基づいて表示装置6を制御する。
次に、図4〜図6を参照して、本実施形態の動作を説明する。まず、ステップS1において、特定手段41aは、映像入力I/F3から入力された画像データに含まれるR,G,Bのカラー値の最大値を一又は複数フレーム毎に特定する(ステップS1)。例えば、特定手段41aは、フレームF1におけるR,G,Bのカラー値の最大値を“90%”(素子Pmnにおけるブルー(B)のカラー値)と特定する。また、特定手段41aは、フレームF2におけるR,G,Bのカラー値の最大値を“74%”(素子Pm2におけるグリーン(G)のカラー値)と特定する。
なお、表示装置6が特に単板式又はDMDの場合、特定手段41aは、ステップS1において、画像データに含まれているR,G,Bのカラー値の各最大値を一又は複数フレーム毎にそれぞれ特定してもよい。例えば、特定手段41aは、フレームF1におけるレッド(R)のカラー値の最大値を“42%”(素子Pm1におけるカラー値)と特定し、グリーン(G)のカラー値の最大値を“81%”(素子Pmnにおけるカラー値)と特定し、ブルー(B)のカラー値の最大値を“90%”(素子Pmnにおけるカラー値)と特定する。また、特定手段41aは、フレームF2におけるレッド(R)のカラー値の最大値を“50%”(素子Pmnにおけるカラー値)と特定し、グリーン(G)のカラー値の最大値を“74%”(素子Pm2におけるカラー値)と特定し、ブルー(B)のカラー値の最大値を“54%”(素子Pm1におけるカラー値)と特定する。
ステップS1の後、ステップS2において、算出手段41bは、ステップS1において特定手段41aによって特定された最大値を用いて、投射用光源5の出力値を基準出力値A1に基づいて調整するための第1の重みを、一又は複数フレーム毎に算出すると共に、この第1の重みを用いて、表示装置6の反射率又は透過率を基準反射率A2又は基準透過率A3に基づいて調整するための第2の重みを、一又は複数フレーム毎に算出する(ステップS2)。ステップS2において、算出手段41bは、特定手段41aによって特定された最大値を第1の重みとする算出を行い、この第1の重みの逆数を第2の重みとする算出を行う。例えば、算出手段41bは、フレームF1におけるカラー値の最大値“90%”を第1の重みとする算出を行い、この第1の重みの逆数“100/90”を第2の重みとする算出を行う。さらに、算出手段41bは、フレームF2におけるカラー値の最大値“74%”を第1の重みとする算出を行い、この第1の重みの逆数“100/74”を第2の重みとする算出を行う。
なお、表示装置6が特に単板式又はDMDの場合、算出手段41bは、ステップS2において、特定手段41aによって特定されたR,G,Bのカラー値の上記各最大値を用いて、第1の重み及び第2の重みをR,G,B毎に算出してもよい。この場合、算出手段41bは、R,G,Bのカラー値の上記各最大値を、R,G,B毎の第1の重みとする算出を行い、R,G,B毎の第1の重みの各逆数を、R,G,B毎の第2の重みとする算出を行う。例えば、算出手段41bは、フレームF1におけるR,G,Bのカラー値の上記各最大値“42%”,“81%”,“90%”をR,G,B毎の第1の重みとする算出を行い、このR,G,B毎の第1の重みの各逆数“100/42”,“100/81”,“100/90”をR,G,B毎の第2の重みとする算出を行う。
ステップS2の後、ステップS3において、設定手段41cは、ステップS2において算出手段41bによって算出された第1の重みを基準出力値A1に乗じた値を、一又は複数フレーム毎の投射用光源5の出力値に設定する。そして、設定手段41cは、算出手段41bによって算出された第2の重みを表示装置6の各表示素子のR,G,B毎の基準反射率A2又は基準透過率A3に乗じた値を、一又は複数フレーム毎に、表示装置6の各表示素子のR,G,B毎の反射率又は透過率に設定する(ステップS3)。例えば、図7(A)に示すように、設定手段41cは、算出手段41bによって算出されたフレームF1における第1の重み“90%”を基準出力値A1に乗じた値を、フレームF1における投射用光源5の出力値に設定する。そして、設定手段41cは、算出手段41bによって算出されたフレームF1における第2の重み“100/90”をフレームF1における画像データのカラー値に対応する表示装置6の各表示素子のR,G,B毎の基準反射率A2又は基準透過率A3に乗じた値を、フレームF1における表示装置6のR,G,B毎の反射率又は透過率に設定する。また、設定手段41cは、算出手段41bによって算出されたフレームF2における第1の重み“74%”を基準出力値A1に乗じた値を、フレームF2における投射用光源5の出力値に設定する。そして、設定手段41cは、算出手段41bによって算出されたフレームF2における第2の重み“100/74”をフレームF2における画像データのカラー値に対応する表示装置6の各表示素子のR,G,B毎の基準反射率A2又は基準透過率A3に乗じた値を、フレームF2における表示装置6のR,G,B毎の反射率又は透過率に設定する。
なお、表示装置6が特に単板式又はDMDの場合、設定手段41cは、ステップS3において、ステップS2において算出手段41bによって算出されたR,G,B毎の第1の重み及び第2の重みを用いて、投射用光源5のR,G,B毎の出力値と、表示装置6のR,G,B毎の反射率又は透過率とを設定してもよい。例えば、図7(B)に示すように、設定手段41cは、算出手段41bによって算出されたフレームF1におけるR,G,B毎の第1の重み“42%”,“81%”,“90%”のそれぞれを基準出力値A1に乗じた値を、フレームF1における投射用光源5のR,G,B毎の出力値に設定する。そして、設定手段41cは、算出手段41bによって算出されたフレームF1におけるR,G,B毎の第2の重み“100/42”,“100/81”,“100/90”のそれぞれをフレームF1におけるR,G,B毎の基準反射率A2又は基準透過率A3に乗じた値を、フレームF1における表示装置6のR,G,B毎の反射率又は透過率に設定する。また、設定手段41cは、算出手段41bによって算出されたフレームF2におけるR,G,B毎の第1の重み“50%”,“74%”,“54%”のそれぞれを基準出力値A1に乗じた値を、フレームF2における投射用光源5のR,G,B毎の出力値に設定する。そして、設定手段41cは、算出手段41bによって算出されたフレームF2におけるR,G,B毎の第2の重み“100/50”,“100/74”,“100/54”のそれぞれをフレームF2におけるR,G,B毎の基準反射率A2又は基準透過率A3に乗じた値を、フレームF2における表示装置6のR,G,B毎の反射率又は透過率に設定する。
ステップS3の後、ステップS4において、制御手段41dは、設定手段41cによって設定された投射用光源5の出力値に基づいて投射用光源5を制御すると共に、設定手段41cによって設定された表示装置6の反射率又は透過率に基づいて表示装置6を制御する(ステップS4)。
次に、実施形態に係る画像表示制御装置4の作用・効果を説明する。画像表示制御装置4は、プロジェクタ1に搭載されており、投射用光源5と、投射用光源5から出力される光を、入力画像データに含まれるカラー値(%)に応じて反射又は透過することによって画像光に変換する表示装置6とを制御する装置である。画像表示制御装置4は、特定手段41a、算出手段41b及び設定手段41cを備える。特定手段41aは、画像データに含まれるカラー値の最大値を一又は複数フレーム毎に特定する。算出手段41bは、特定手段41aによって特定された最大値を用いて、投射用光源5の出力値を基準出力値A1に基づいて調整するための第1の重みを一又は複数フレーム毎に算出すると共に、当該第1の重みを用いて、表示装置6の反射率又は透過率をカラー値に対応する基準反射率A2又は基準透過率A3に基づいて調整するための第2の重みを一又は複数フレーム毎に算出する。設定手段41cは、算出手段41bによって算出された第1の重みを基準出力値A1に乗じた値を、一又は複数フレーム毎の投射用光源5の出力値に設定し、算出手段41bによって算出された第2の重みを基準反射率A2又は基準透過率A3に乗じた値を、一又は複数フレーム毎の表示装置6の反射率又は透過率に設定する。
よって、カラー値の最大値に基づいて算出された第1の重みを基準出力値A1に乗じた値を投射用光源5の出力値に設定されるので、カラー値の最大値が100%未満の場合には投射用光源5の出力値が低減される。従って、投射用光源5における消費電力も低減される。更に、表示装置6の反射率又は透過率が、第1の重みを用いて算出された第2の重みによって調整されるので、表示装置6から照射される画像光の輝度も、投射用光源5の出力値に応じて好適に調整可能となる。また、投射用光源5の出力値が低減されるので、表示装置6の表示素子(素子P11等)において乱反射された漏れ光も低減され、よって、画質が向上する。
更に、算出手段41bは、最大値を第1の重みとし、第1の重みの逆数を第2の重みとするのが好ましい。この場合、表示装置6の反射率又は透過率は、投射用光源5の基準出力値A1に乗じられた第1の重みの逆数である第2の重みを基準反射率A2又は基準透過率A3に乗じた値とするので、この調整後の表示装置6から照射される画像光の輝度は、投射用光源5の出力値に基準出力値A1を用い、且つ、表示装置6の反射率又は透過率に基準反射率A2又は基準透過率A3を用いた場合と同等の輝度を維持できる。
1…表示装置、2…スクリーン、3…映像入力I/F、4…画像表示制御装置、41…CPU、41a…特定手段、41b…算出手段、41c…設定手段、41d…制御手段、42…ROM、43…RAM、44…通信装置、45…記憶装置、46…バス、5…投射用光源、6…表示装置

Claims (3)

  1. 投射用光源と、該投射用光源から出力される光を、入力画像データに含まれるカラー値に応じて反射又は透過することによって画像光に変換する表示装置とを制御するプロジェクタの画像表示制御装置であって、
    前記入力画像データに含まれる前記カラー値の最大値を一又は複数フレーム毎に特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記最大値を用いて、前記投射用光源の出力値を所定の基準出力値に基づいて調整するための第1の重みを、前記一又は複数フレーム毎に算出すると共に、当該第1の重みを用いて、前記表示装置の反射率又は透過率を前記カラー値に対応する基準反射率又は基準透過率に基づいて調整するための第2の重みを、前記一又は複数フレーム毎に算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記第1の重みを前記基準出力値に乗じた値を、前記一又は複数フレーム毎の前記投射用光源の出力値に設定し、前記算出手段によって算出された前記第2の重みを前記基準反射率又は前記基準透過率に乗じた値を、前記一又は複数フレーム毎の前記表示装置の反射率又は透過率に設定する設定手段と
    を備える、ことを特徴とする画像表示制御装置。
  2. 前記算出手段は、前記最大値を前記第1の重みとし、該第1の重みの逆数を前記第2の重みとする、ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。
  3. 投射用光源と、該投射用光源から出力される光を、入力画像データに含まれるカラー値に応じて反射又は透過することによって画像光に変換する表示装置とを制御するための制御装置を用いたプロジェクタの画像表示制御方法であって、
    前記入力画像データに含まれる前記カラー値の最大値を一又は複数フレーム毎に前記制御装置が特定する特定ステップと、
    前記制御装置が、前記特定ステップにおいて特定した前記最大値を用いて、前記投射用光源の出力値を所定の基準出力値に基づいて調整するための第1の重みを、前記一又は複数フレーム毎に算出すると共に、当該第1の重みを用いて、前記表示装置の反射率又は透過率を前記カラー値に対応する基準反射率又は基準透過率に基づいて調整するための第2の重みを、前記一又は複数フレーム毎に算出する算出ステップと、
    前記制御装置が、前記算出ステップにおいて算出した前記第1の重みを前記基準出力値に乗じた値を、前記一又は複数フレーム毎の前記投射用光源の出力値に設定し、前記算出ステップにおいて算出した前記第2の重みを前記基準反射率又は前記基準透過率に乗じた値を、前記一又は複数フレーム毎の前記表示装置の反射率又は透過率に設定する設定ステップと
    を備える、ことを特徴とする画像表示制御方法。
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