JP2008233487A - 光源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の駆動電流と出力映像を最適化し、消費電力の低減とホワイトバランスの変化を防止する光源制御装置を提供する。
【解決手段】同じ色で発光する少なくとも1個以上の発光素子で構成されるR用光源142Rと、G用光源142Gと、B用光源142Bと、各光源を駆動する光源駆動部132と、各光源に対応する色の最大輝度を入力映像信号から検出し、光源の最大輝度出力との比率を輝度係数として出力する輝度係数算出部111と、輝度係数を用いて入力映像信号の1フレーム内の各画素の輝度を変換した輝度変換信号を生成する出力画像変換部121と、輝度変換信号に基づいて空間変調素子の制御を行う空間変調素子制御部131と、各光源それぞれの出力特性を記憶する光源出力特性記憶部123と、各光源の輝度を計測し、測定輝度として出力する輝度測定部134からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源制御装置に関し、より詳細には、表示する映像に影響を与えることなく光源の消費電力を削減する技術に関する。
発光ダイオード素子、半導体レーザー等の発光素子は、小型かつ軽量であり、近年の技術進歩により発光輝度が著しく向上していることから、映像表示装置の光源に用いられている。発光素子を光源とした映像表示装置は、発光素子が時系列的に発光した赤、緑、青(以下それぞれR、G、Bと記す)の3原色光を整形光学系によって平行光に整形し、合成光学系で合成した後、2次元マイクロ偏向ミラーアレイ等によって各色の画像信号に応じて時系列的に空間変調を施し、投射光学系によってスクリーンに映像を拡大投影する。
代表的な空間変調素子として、微小なミラー素子が並んだ半導体で、光源からの光を反射することで映像を投射するDMD(Digital Micromirror Device)や、2枚のガラス板の間に特殊な液体を封入し、電圧をかけることによって液晶分子の向きを変え、光の透過率を増減させることで映像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)や、シリコンのウェハー上に液晶パネルを形成し、外部から光を当てて、反射光で表示するという仕組みであるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)などがある。以降は空間変調素子に反射型を用いたものを例として説明する。
図9(a)に示す通り、空間変調素子が映像を作成するために、映像信号に基づいてR光源、G光源、B光源が時系列的に点灯し、空間変調素子が映像信号の輝度に応じて空間変調素子内の各ミラー素子の反射時間を変化させることにより、映像を表現している。
R、G、Bの各光源は、照射光が所定の輝度となる電流量で一定時間点灯しており、各ミラー素子が作成した映像の各R・G・Bの輝度はミラー素子の反射時間に各光源の輝度を乗算することにより表現される。
図9(b)は、ミラー素子の反射時間が最長の時に輝度が255となる場合について示したものである。横軸は光源点灯時間を表し、黒の部分が反射している時間を意味している。例えば、反射時間を光源点灯時間の半分にした場合には最大輝度255の半分である127の輝度が得られる(例えば、特許文献1参照)。
また、電源オン時に各光源の輝度をフォトダイオードによってセンシングし、駆動する電流に対する輝度の関係を記憶したテーブルを作成し、入力映像信号の最高輝度値が最大輝度となるように画像処理にて出力映像を明るく変換し、映像を明るくした分だけ光源を駆動する電流を少なくして省電力を実現する(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−32278号公報(第8頁、第1図) 特開2006−267995号公報(第18頁、第1図)
しかしながら、前記従来の技術では、電源オン時に光源を駆動する電流に対する光源の輝度の関係を記憶したテーブルを作成し、このテーブルを検索することにより光源を駆動する電流を決定しており、動作中に温度があがると輝度が低下し、温度がさがると輝度が上昇するような特性を持つレーザー光源やLED光源では、R、G、B各光源の輝度のバランスであるホワイトバランスを一定に保つことが困難であるという課題を有している。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、入射する輝度により電圧が変化するフォトダイオードを用い、常にR、G、B各光源の輝度のバランスが一定になるように各光源の駆動電流を制御し、ホワイトバランスをくずすことなく、さらに消費電力を削減することができる映像表示装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の光源制御装置は、同じ色で発光する少なくとも1個以上の発光素子で構成される複数の光源を制御する光源制御装置であって、前記複数の光源の輝度を計測し、測定輝度として出力する輝度測定部と、前記複数の光源それぞれに対応する色の最大輝度を入力映像信号から検出し、前記複数の光源それぞれが表現できる最大輝度との比率を輝度係数として出力する輝度係数算出部と、前記複数の光源それぞれの出力特性を記憶する光源出力特性記憶部と、前記輝度係数を用いて前記入力映像信号の1フレーム内の各画素の輝度を変換した輝度変換信号を生成する出力画像変換部と、前記輝度変換信号に基づいて空間変調素子の制御を行う空間変調素子制御部と、前記輝度係数に基づいて前記複数の光源の輝度を算出し前記発光素子の駆動を行う光源駆動部からなることを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記光源は、R・G・Bの複数の原色の光源、もしくは複数の補色の光源で構成されていることを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記輝度係数算出部は、前記入力映像信号の1フレーム内の全ての画素の輝度を検出し、前記複数の光源それぞれに対応する色ごとに最大輝度となる画素の輝度値を最大輝度情報として出力する最大輝度算出部と、前記複数の光源それぞれに対して前記最大輝度情報と最大輝度出力との比率を算出し、輝度係数として出力する係数算出部からなることを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記光源出力特性記憶部は、前記発光素子毎の発光可能輝度を記憶することを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記光源出力特性記憶部は、前記複数の光源それぞれの輝度比率を記憶することを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記光源駆動部は、前記輝度係数と前記複数の光源それぞれの出力特性から前記発光素子毎に発光させる輝度を決定することを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記光源駆動部は、前記測定輝度と前記発光素子の駆動から前記発光素子の発光可能輝度を算出し、変更情報として前記光源出力特性記憶部に出力することを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記光源出力特性記憶部は、前記変更情報から前記発光素子毎の発光可能輝度を変更することを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記光源駆動部は、前記複数からなら発光素子の発光順番を制御することを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記光源駆動部は、LED光源またはレーザー光源を駆動することを特徴とするものである。
さらに光源制御装置において、前記空間変調素子制御部が、反射型もしくは透過型の空間変調素子を制御することを特徴とするものである。
以上のように、本発明の光源制御装置によれば、入力映像信号の輝度情報と光源の出力特性から、駆動電流の算出と出力映像の輝度変換をするようにしたので、出力映像に要求される最大輝度が低い場合には、表示する映像に影響を与えることなく光源の消費電力を削減することができ、フォトダイオードにて発光している輝度を測定し光源の出力特性を更新することにより、経時変化や温度変化によるホワイトバランスの変化を防止する。
さらに、発光素子毎の出力特性をもとに、各光源を構成している発光素子の発光順番を決定することにより、R、G、Bの各光源をホワイトバランスがとれた輝度に調整することが可能である。
以下に、本発明の光源制御装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における光源制御装置100を用いた映像表示装置の構成を示すブロック図である。
図1において、入力映像信号101は、外部から本発明の光源制御装置に入力される1フレームずつの映像であり、輝度係数算出部111と出力画像変換部121に入力される。輝度係数算出部111は図2に示すように、入力映像信号101より、最大輝度を計測し出力する最大輝度算出部201と輝度係数112を算出する係数算出部202とで構成され、R、G、Bの各光源の輝度係数112を算出し、光源駆動部132と出力画像変換部121へ出力する。出力画像変換部121は、入力映像信号101と輝度係数112より、輝度変換映像信号124を出力する。空間変調素子制御部131は、輝度変換映像信号124に従い空間変調素子161の制御を行う空間変調素子制御信号133を出力する。
空間変調素子161は、空間変調素子制御信号133に従い、ミラー素子の制御を行う。光源駆動部132は、光源出力特性記憶部123に記憶されているR、G、Bの各光源の発光素子毎の出力特性テーブルと色温度比率テーブルをもとに度係数112から赤色を発光するR用光源142Rと緑色を発光するG用光源142Gと青色を発光するB用光源142Bを駆動する。R用整形光学レンズ151RはR用光源142Rにて照射された光を整形し、G用整形光学レンズ151GはG用光源142Gにて照射された光を整形し、B用整形光学レンズ151BはB用光源142Bにて照射された光を整形する。
R用PD反射板152Rは、R用整形光学レンズ151Rで整形された光の1部を、R用フォトダイオード153Rへ反射する。G用PD反射板152Gは、G用整形光学レンズ151Gで整形された光の1部を、G用フォトダイオード153Gへ反射する。B用PD反射板152Bは、B用整形光学レンズ151Bで整形された光の1部を、B用フォトダイオード153Bへ反射する。
輝度測定部134は、R用フォトダイオード153R・G用フォトダイオード153G・B用フォトダイオード153Bから出力されるR用電圧変化量155R・G用電圧変化量155G・B用電圧変化量155Bをもとに、測定輝度156に変換し、光源駆動部132へ出力する。光源駆動部は132は、測定輝度156から各光源を構成する発光素子の輝度を算出し、変更情報157として光源出力特性記憶部123へ出力する。R用入射反射板154Rは、R用整形光学レンズ151Rで整形された光を空間変調素子161へ入射する。
G用入射反射板154Gは、G用整形光学レンズ151Gで整形された光を空間変調素子161へ入射する。B用入射反射板154Bは、B用整形光学レンズ151Bで整形された光を空間変調素子161へ入射する。投射光学レンズ171は、空間変調素子161で変調して作成した映像をスクリーン172に投射する投射光学レンズである。
以降、空間変調素子161に反射型のものを適用した例を示す。この時、反射時間を変更するのは空間変調素子161内の複数のミラー素子であり、入力映像信号101の1フレーム内の各画素に一つのミラー素子が対応するものとする。
以下に、入力映像信号から1フレームの画像を取得し、スクリーンへ投射を行う手順を示す。
なお、本実施の形態1において、1フレームの入力映像信号101は、R・G・Bの3色で構成され、各色256値の輝度を持つとし、R用光源142Rは10個の固定発光素子、G用光源142Gは8個の固定発光素子、B用光源142Bは4個の固定発光素子で構成され、図7に示す出力特性を持つこととして説明する。
また、ホワイトバランスは、図8に示すように、複数の色温度毎にR・G・Bの輝度を比率として定義し、この比率にて発光させることにより、所望のホワイトバランスを実現できる。なお、色温度と輝度を示すテーブルは各光源の輝度をセンシングすることにより予め作成される。
図7は、光源出力特性記憶部123が記憶するR用光源142R・G用光源142G・B用光源142Bそれぞれを構成する発光素子ごとの最大駆動電流にもとづいて、光源駆動部132が各光源を駆動し、R用PD反射板152R・G用PD反射板152G・B用PD反射板152Bに反射された光がR用フォトダイオード153R・G用フォトダイオード153G・B用フォトダイオード153Bに入射した際の電圧変化を輝度値として格納された出力特性テーブルであり、これは光源駆動部132が起動時に作成するとともに、随時更新される。
R用光源142R・G用光源142G・B用光源142Bを制御するには主に電圧量を制御するか電流量を制御するかの方法がある。本実施の形態では、電流量を制御する場合について説明する。
図1において、1フレームを構成する各画素ごとの輝度情報を有する入力映像信号101は輝度係数算出部111と出力画像変換部121に入力される。
輝度係数算出部111は、図2に示すように、入力映像信号101より、最大輝度を計測し出力する最大輝度算出部201と輝度係数112を算出する係数算出部202とで構成される。
最大輝度算出部201は、入力映像信号101内の1フレームの全ての画素の輝度値情報から構成色毎の最大輝度を計測し係数算出部202に出力する。係数算出部202は、最大輝度算出部201で計測された最大輝度と光源が出力できる最大表現輝度から下記数式により構成色ごとの輝度係数を算出する。

R_f = C_c / R_n
G_f = C_c / G_n
B_f = C_c / B_n

ここで、最大表現輝度をC_c(各光源で同じとする)、R用光源142Rの最大輝度をR_n、G用光源142Gの最大輝度をG_n、B用光源142Bの最大輝度をB_n、Rの輝度係数112をR_f、Gの輝度係数112をG_f、Bの輝度係数112をB_fとする。
次に、出力画像変換部121が、輝度係数112から輝度変換映像信号124を生成する方法について説明する。
従来技術において記載した通り、空間変調素子161を構成する各ミラー素子は、入射された光の反射時間を変えることにより、映像の輝度を表現するものである。空間変調素子161を構成する各ミラー素子において光の反射時間を長くすれば、映像の輝度が高くなり、光の反射時間を短くすれば、映像の輝度が低くなる。
そこで、入力映像信号101のフレームを構成する複数の画素の中から、最大輝度となる画素を選択し、それに対応する空間変調素子161を構成するミラー素子の反射時間を最大とした場合に、出力画像変換部121は入力映像信号101のフレームを構成する各画素の輝度を、輝度係数112を用いて下記数式から輝度値に変換し、輝度変換映像信号124として出力する。

R_o = R_i × R_f
G_o = G_i × G_f
B_o = B_i × B_f

ここで、入力映像信号101のRの輝度をR_i、Gの輝度をG_i、Bの輝度をB_i、輝度変換映像信号124のRの輝度をR_o、Gの輝度をG_o、Bの輝度をB_oとする。
空間変調素子制御部131は、出力画像変換部121から出力された輝度変換映像信号124に従い、下記数式によって空間変調素子161の各ミラー素子の反射時間を決定し、空間変調素子制御信号133として出力する。空間変調素子161は、空間変調素子制御信号133に応じて各ミラー素子の反射時間を制御する。

Tmr = R_o × Trmax / C_c
Tmg = G_o × Tgmax / C_c
Tmb = B_o × Tbmax / C_c

ここで、各ミラー素子のRの反射時間をTmr、Gの反射時間をTmg、Bの反射時間をTmb、光源が点灯するRの最長時間をTrmax、Gの最長時間をTgmax、Bの最長時間をTbmaxとする。
例えば、入力映像信号101を1秒間に60フレーム、R・G・Bの発光比率を1:1:1とすると、反射型の空間変調素子の場合、最大反射時間は約5.5ミリ秒となる。最大輝度を表現する場合、5.5ミリ秒の間反射させ、中間輝度を表現する場合、2.25ミリ秒の間反射させる。
次に、R、G、B各光源を、ホワイトバランスがとれた輝度である目標輝度を算出する方法について説明する。
光源駆動部132は、輝度係数算出部111にて算出された輝度係数112と光源出力特性記憶部123が記憶する出力特性テーブルと色温度比率テーブルと最大輝度から、下記数式を用いて目標輝度を決定する。最大輝度は、出力特性テーブルが有する発光素子の輝度合計を最大輝度としても良いし、余裕を持たせても良い。R、G、B各光源のバランスであるホワイトバランスは、R、G、Bの中で基準となる色を決定し、他の色の輝度を決定する。本実施の形態ではRを基準として説明する。

R_c = (R_m * N) * R_f
G_c = R_c * R_w / G_w
B_c = R_c * R_w / B_w

ここで、R_mはR光源の最大輝度、R_cはR光源の目標輝度、G_cはG光源の目標輝度、B_cはB光源の目標輝度で、Nは余裕係数であり、最大駆動電流で駆動した場合の輝度との割合であり、9割の輝度としたい場合、0.9、8割の輝度としたい場合は、0.8とする。R_fはRの輝度係数、R_wはRの色温度比率、G_wはGの色温度比率、B_wはBの色温度比率である。
なお、輝度測定部134は、光源駆動部132にて駆動されるR用光源142R・G用光源142G・B用光源142Bの光をR用整形光学レンズ151R・G用整形光学レンズ151G・B用整形光学レンズ151Bにて整形されR用PD反射板152R・G用PD反射板152G・B用PD反射板152Bにて1部の光を反射させR用フォトダイオード153R・G用フォトダイオード153G・B用フォトダイオード153Bにて電圧変換し、その電圧を測定輝度156として光源駆動部にフィードバックをする。光源駆動部132は、測定輝度156と駆動電流から発光素子の発光可能輝度を変更情報157として、光源出力特性記憶部123に出力する。光源出力特性記憶部123は、変更情報157より出力特性テーブルを更新する。
次に、目標輝度に光源を制御する光源制御方法を、光源駆動部の動作を示すフローチャートである図4にて説明する。
まず、目標輝度FTを入力し、現在輝度FLと発光素子カウンタFIをリセットし、発光素子数FCと、目標輝度とのマージンFGを入力する(f01)。発光素子カウンタFIが発光素子数FC以上になった場合、処理を終了し、発光素子数FC未満の場合、発光素子輝度入力処理(f03)に進む(f02)。発光素子輝度入力処理(f03)は、図7の出力特性テーブルより、発光素子カウンタFI番目の発光素子輝度を発光素子輝度FLIとして入力する。この発光素子輝度FLIと現在輝度FLを足した輝度が目標輝度FT未満の場合、発光素子FIを最大電流で駆動する必要である可能性があるとし(f04)、発光素子FIを最大駆動電流にて駆動する(f05)。
次に、フォトダイオードにて輝度の計測を行い(f06)、計測結果を測定輝度FMとして入力する(f07)。ここで計測した発光輝度FMから現在輝度FLを引いた値を発光素子FIの発光素子輝度として出力特性テーブルを更新(f08)し、目標輝度FTと発光輝度FMとの目標輝度差FDとして入力する(f09)。発光輝度FMが目標輝度FT未満の場合(f10)、発光素子カウンタFIに1をプラスし(f11)、現在輝度FLに発光素子輝度FLIをプラスする(f12)。目標輝度差FDがマージンFG以下であった場合、処理を終了、より大きかった場合、次の発光素子を発光するためf02に進む(f13)。
次に、f04にて発光素子輝度FLIと現在輝度FLを足した輝度が目標輝度FT以上の場合について説明する。この場合は、発光素子FIを最大駆動する必要が無い場合であり、f14の計算式にて、駆動電流FEを計算し、駆動する(f15)。次に、フォトダイオードにて輝度の計測を行い(f16)、計測結果を発光輝度FMとして入力する(f17)。
そして、f18の計算式にて発光素子FIの発光素子輝度FLIを算出し、出力特性テーブルを更新し(f18)、目標輝度差FDを入力後、f13の目標輝度FTとの比較に進み、同じ発光素子FIを更新した出力特性テーブルを用いて再駆動し、再度目標輝度に調光する。
図5は、この制御方法にて駆動した場合の発光素子毎の発光状態である。
この時のホワイトバランスは色温度6000K、赤色を基準に他を設定、最高輝度を900とし、輝度係数0.5である。
次に、ホワイトバランスのとれた輝度になったR用光源142R・G用光源142G・B用光源142Bは、R用整形光学レンズ151R・G用整形光学レンズ151G・B用整形光学レンズ151Bで整形されR用入射反射板154R・G用入射反射板154G・B用入射反射板154Bにて反射され空間変調素子161に入射される。
図3は従来の図10に対応した本発明の輝度と空間変調素子161のミラー素子の反射時間を示したものである。1フレームの最大輝度が図10(a)の場合には図3(a)のように光源の駆動電流を少なくして、ミラー素子の反射時間を最長にする。そして同じフレーム内で必要とされる輝度が最大輝度の3分の1である場合には、図3(b)に示すように図3(a)と同じ駆動電流で、ミラー素子の反射時間を短く調整している。このように本発明では、光源の点灯時間は従来技術と同じであるが、光源の駆動電流を低くして同じ輝度を得ている。
従って、光源の駆動電流を小さくすることができ、消費電力の低下を実現できる。以上のように本実施の形態1においては、入力される1フレームの画像情報からフレーム内の最大輝度を検出し、空間変調素子内のミラー素子の最大反射時間を最大輝度にあわせることにより、光源の駆動電流を少なくしても従来と同様の輝度を得られるようにしたため、出力映像の品質を落とすことなく光源の駆動電流を小さくでき、消費電力の低下に寄与するものである。
ここで、入力映像信号はR・G・B以外の色と各色256値以外の輝度を用いてもよい。また、R用光源142R・G用光源142G・B用光源142Bは、LED光源またはレーザー光源を用いても良い。
なお、本実施の形態においては空間変調素子に反射型のものを用いた場合について説明したが、LCDのように透過率及び時間を用いた場合についても同様に実施可能である。
なお図6に示すように、発光素子の発光順番をシフトさせ駆動すれば、発光素子を均等に駆動することとなり、発光素子毎の劣化を均等にすることが可能となる。
本実施の形態では、R・G・Bの光源で説明したが、それに限定されるものではなく、補色の光源や、モノクロ画像であれば白一色の光源などにも適用できる。
本発明にかかる光源制御装置は、表示する映像に影響を与えることもなく光源の消費電力を削減する画像表示装置等として有用である。
本発明の実施の形態1における光源制御装置を用いた映像表示装置のシステム構成図 本発明の実施の形態1における輝度係数算出部111のシステム構成図 本発明の実施の形態1における輝度表現を示す図 本発明の実施の形態1における光源駆動部の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における発光素子の発光状況を示した図 本発明の実施の形態1における発光素子の発光方法を示した図 出力特性テーブルを示す図 色温度比率テーブルを示す図 従来の技術における光源点灯、空間変調素子、輝度の関係を示す図 従来の技術における輝度表現を示す図
符号の説明
100 本発明の光源制御装置
101 入力映像信号
111 輝度係数算出部
112 輝度係数
121 出力画像変換部
123 光源出力特性記憶部
124 輝度変換映像信号
131 空間変調素子制御部
132 光源駆動部
133 空間変調素子制御信号
134 輝度測定部
142R R用光源
142G G用光源
142B B用光源
151R R用整形光学レンズ
151G G用整形光学レンズ
151B B用整形光学レンズ
152R R用PD反射板
152G G用PD反射板
152B B用PD反射板
153R R用フォトダイオード
153G G用フォトダイオード
153B B用フォトダイオード
154R R用入射反射板
154G G用入射反射板
154B B用入射反射板
155R R用電圧変化量
155G G用電圧変化量
155B B用電圧変化量
156 測定輝度
157 変更情報
161 空間変調素子
171 投射光学レンズ
172 スクリーン
201 最大輝度算出部
202 係数算出部

Claims (11)

  1. 同色で発光する少なくとも2個以上の発光素子で構成される光源を備え、
    前記発光素子毎に光量を制御する光源制御装置であって、
    前記光源の輝度を計測するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードからの信号を測定輝度として出力する輝度測定部と、
    前記光源に対応する色の最大輝度を入力映像信号から検出し、前記光源が表現できる最大輝度との比率を輝度係数として出力する輝度係数算出部と、
    前記発光素子それぞれの特性を記憶している光源出力特性記憶部と、
    前記輝度係数を用いて前記入力映像信号の1フレーム内の各画素の輝度を変換した輝度変換信号を生成する出力画像変換部と、
    前記輝度変換信号に基づいて空間変調素子の制御を行う空間変調素子制御部と、
    前記輝度係数に基づいて前記光源の輝度を算出し前記発光素子の駆動を行う光源駆動部からなる
    ことを特徴とする光源制御装置。
  2. 前記光源は、R・G・Bの複数の原色の光源、もしくは複数の補色の光源で構成されていることを特徴とする請求項1記載の光源制御装置。
  3. 前記輝度係数算出部は、前記入力映像信号の1フレーム内の全ての画素の輝度を検出し、前記複数の光源それぞれに対応する色ごとに最大輝度となる画素の輝度値を最大輝度情報として出力する最大輝度算出部と、
    前記複数の光源それぞれに対して前記最大輝度情報と最大輝度出力との比率を算出し、輝度係数として出力する係数算出部からなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源制御装置。
  4. 前記光源出力特性記憶部は、前記発光素子毎の発光可能輝度を記憶する
    ことを特徴とする請求項1及もしくは請求項2に記載の光源制御装置。
  5. 前記光源出力特性記憶部は、前記複数の光源それぞれの輝度比率を記憶する
    ことを特徴とする請求項3に記載の光源制御装置。
  6. 前記光源駆動部は、前記輝度係数と前記複数の光源それぞれの出力特性から前記発光素子毎に発光させる輝度を決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源制御装置。
  7. 前記光源駆動部は、前記測定輝度と前記発光素子の駆動から前記発光素子の発光可能輝度を算出し、変更情報として前記光源出力特性記憶部に出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源制御装置。
  8. 前記光源出力特性記憶部は、前記変更情報から前記発光素子毎の発光可能輝度を変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源制御装置。
  9. 前記光源駆動部は、前記複数からなら発光素子の発光順番を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源制御装置。
  10. 前記光源駆動部は、LED光源またはレーザー光源を駆動することを特徴とする請求項2に記載の光源制御装置。
  11. 前記空間変調素子制御部が、反射型もしくは透過型の空間変調素子を制御することを特徴とする請求項2に記載の光源制御装置。
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