JP2010179825A - 自動二輪車のラジエータシュラウド構造 - Google Patents

自動二輪車のラジエータシュラウド構造 Download PDF

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Abstract

【課題】強度、剛性及び意匠性等に優れると共に、コスト等の点で極めて有利な自動二輪車のラジエータシュラウド構造を提供する。
【解決手段】ラジエータ及びその後方付近を左右両側から覆う後半部13と、後半部13よりも車幅方向内側に凹み且つラジエータのコア部外側縁と略同一の車幅方向長で前方に延出する導風板部15及び車幅方向に屈曲して導風板部15及び後半部13を連結する連結壁部16を有する前半部14と、でなるシュラウド本体11と、後半部13の外側面と面一に形成されて前半部14を外側から覆う別体のカバー部12と、で構成される。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動二輪車におけるラジエータシュラウド構造に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載の自動二輪車において、ラジエータの側部を利用してカウリングをネジにて締着するようになっている。
あるいは又、特許文献2に記載のラジエータカバーの取付構造において、ラジエータに取り付けられたステーにクッションを装着後、ラジエータシュラウド裏側に設けたコ字型の差込孔にステーを差し込むようにした構造が知られている。
特開2003−212175号公報 実用新案登録第2505712号公報
特許文献2に記載のように製品の裏側に差込孔を設ける場合、その差込孔を形成するためのリブもしくはボス部分に対応する製品意匠面にヒケが発生する場合がある。一方、かかる意匠面のヒケ発生防止策としてリブあるいはボスを薄肉化すると、そのままでは十分な強度を確保するのが難しくなることがある。
更に、成形用金型の構造においてコ字型等の差込孔を形成する場合、スライド型もしくはスライド機構が必要になる。結果的に型構造が複雑化するばかりでなく、金型コストが高くならざるを得ない等の問題がある。
本発明はかかる実情に鑑み、強度、剛性及び意匠性等に優れると共に、コスト等の点で極めて有利な自動二輪車のラジエータシュラウド構造を提供することを目的とする。
本発明の自動二輪車のラジエータシュラウド構造は、車体フレームに支持された水冷式エンジンと、このエンジンの前方に配置されたラジエータと、このラジエータを車体の左右側方から覆うラジエータシュラウドと、を備えた自動二輪車において、前記ラジエータシュラウドは、車両平面視において前記ラジエータ及びその後方付近を左右両側から覆う後半部と、前記後半部よりも車幅方向内側に凹み且つ前記ラジエータのコア部外側縁と略同一の車幅方向長で前記ラジエータの前側から車両進行方向に沿って前方に延出する導風板部及び車幅方向に屈曲して前記導風板部及び前記後半部を連結する連結壁部を有する前半部と、で一体形成されたシュラウド本体と、前記後半部の外側面と面一に形成されて前記前半部を外側から覆う別体のカバー部と、で構成されることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車のラジエータシュラウド構造において、前記ラジエータには左右両側から前方に向かって係合突片が設けられる一方、前記ラジエータシュラウドには前記係合突片に対応して前記シュラウド本体の前記連結壁部に車両の進行方向に向かって開口する係合孔を設け、前記係合突片を前記係合孔に係合させることにより、前記ラジエータシュラウドを固定するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車のラジエータシュラウド構造において、前記ラジエータシュラウドのカバー部には、前記シュラウド本体に連接する後側端縁部から車両後方に向かって第2の係合突片が設けられる一方、前記シュラウド本体にはその連結壁部に、車両進行方向に向かって開口する第2の係合孔を設け、前記カバー部の後側端縁部は、前記第2の係合突片を前記連結壁部に設けた前記第2の係合孔に係合連結するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車のラジエータシュラウド構造において、前記導風板部から前記カバー部に設けたボス部にスクリューもしくはビスを螺着し、これら導風板部及びカバー部を締結することを特徴とする。
本発明によれば、シュラウド本体側の連結壁部においてラジエータ側の係合突片をシュラウド本体の係合孔に係合させることで、シュラウド本体を高い結合強度を得ることができる。また、シュラウド本体とカバー部とは第2の係合突片及び第2の係合孔を係合させることで、これらについても高い結合強度を得ることができ、シュラウド全体としての剛性強度を有効に高めることができる。
その場合、特に連結壁部にて係合突片が係合する係合孔は、車両の進行方向に向かって開口するように形成されているため、シュラウド成形用の成形型において特にスライド型等を用いないで済む。これにより型構造を簡素化し、型費用及び製造コスト等を有効に低減することができる。
また、シュラウドの外観において、シュラウド本体及びカバー部が一体的に結合し、一体感のある外観フォルムが得られる。製品としての優れた意匠性を実現する。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の全体構成例を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の全体構成例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の正面図及び背面図である。 本発明の実施形態に係るラジエータの斜視図である。 本発明の実施形態に係るラジエータシュラウドの側面図である。 本発明の実施形態に係るラジエータシュラウドの分解側面図である。 本発明の実施形態におけるラジエータシュラウドが被着したラジエータユニットの正面図である。 本発明の実施形態におけるラジエータシュラウドが被着したラジエータユニットの平面図である。 本発明の実施形態における一方のラジエータシュラウドの内側から他方のラジエータシュラウドを見た側面図である。 図9のA−A線に沿う断面図である。 (a)は係合孔まわりを示す拡大斜視図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるシュラウド本体及びカバー部の結合構造の例を示す断面図である。
以下、図面に基づき、本発明による自動二輪車のラジエータシュラウド構造の好適な実施の形態を説明する。
本発明によるラジエータシュラウドは、各種タイプの自動二輪車に対して有効に適用可能であり、この実施形態では例えば図1に示すような自動二輪車の例とする。なお、以下で参照する各図の要所において、前方を矢印Frにより、後方を矢印Rrによりそれぞれ示す。
ここで先ず、本実施形態に係る自動二輪車100の全体構成を概略説明する。図1〜図4において鋼製或いはアルミニウム合金材でなる車体フレーム101の前部には、ステアリングヘッドパイプ102によって左右に回動可能に支持された左右2本のフロントフォーク103が設けられる。フロントフォーク103の上端にはハンドルバー104が固定され、ハンドルバー104の両端にグリップ105を有する。フロントフォーク103の下部には前輪106が回転可能に支持されると共に、前輪106上部を覆うようにフロントフェンダ107が固定される。前輪106は、前輪106と一体回転するブレーキディスク108を有している。
車体フレーム101はそのメインフレーム部が、ステアリングヘッドパイプ102から後方に向けて左右二又状に分岐し、左右それぞれが後下がりに傾斜して延出する。車体フレーム101の後部にはスイングアーム109が揺動可能に結合すると共に、両者間にリヤショックアブソーバ110が装架される。スイングアーム109の後端には後輪111が回転可能に支持される。後輪111は、エンジンの動力を伝達するチェーン112が巻回されたドリブンスプロケット113を介して、回転駆動されるようになっている。チェーン112の上側にはチェーンカバー114が装架されると共に、後輪111の上方にはリヤフェンダ115が配置される。
エンジンユニット116は車体フレーム101を介して、前輪106及び後輪111の間であって車体の略中央部に搭載され、図示されていない燃料噴射装置から混合気が供給されると共に、エンジン内での燃焼後の排気ガスが排気管117を通って排気される。本実施形態において、エンジンは例えば4サイクルV型2気筒エンジン等であってよい。それぞれの気筒の排気管117はエンジンユニット116の下側にて結合し、その後排気チャンバ118を経て車両後端付近でマフラ119から排気される。また、エンジンユニット116の斜め前上方には、エンジン冷却用のラジエータユニット120(図3(a)参照)が搭載される。
また、エンジンユニット116の上方には、燃料タンク121が搭載され、燃料タンク121の後方にシート122(ライダシート122A及びタンデムシート122B)が連設される。ライダシート122A及びタンデムシート122Bに対応して、フートレスト123A,123Bが配置される。ここで、車体フレーム101の後部からは、後上りに傾斜してシートレール(図示せず)及びシートピラー124が一体化したかたちで延出し、これらによってシート122を支持する。また、タンデムシート122Bの左右両側へ張り出すようにタンデム用ハンドル125が装架される。なお、この例では車両左側において、前後方向略中央下部にプロップスタンド126を有している。
更に図において車両前部、即ちフロントフォーク103の前側には、ヘッドランプユニット127が配設される。ヘッドランプユニット127の上方にはスピードメータ、タコメータ或いは各種インジケータランプ等を含むメータユニット128が取り付けられ、また、ハンドルバー104にはステー129を介してバックミラー130が支持される。
車両外装において、車体の左右両側部においてサイドカバー131が被着し、また車体前半部まわりを覆う所謂、フルカウリングを使用せず、即ち本実施形態では車両の構成部材もしくは部位ごとにシュラウドもしくはカバー部材を使用する。即ち、例えばヘッドランプユニット127においてはその外周部にカバー132が被着し、ラジエータユニット120においてはその左右両側部にラジエータシュラウド10が被着する。これらのカバーあるいはシュラウドによって車体要部を覆うことで、車体全体として一体感のある外観フォルムが形成される。
次に、本発明に係るラジエータシュラウド10について更に説明する。前述のようにエンジンの前方にラジエータユニット120が配置され、ラジエータシュラウド10がラジエータを車両左右側方から覆う。ここで先ず、ラジエータユニット120について説明する。図4はラジエータユニット120単体の斜視図である。図において、エンジンのシリンダヘッドの前側にて略薄箱型のラジエータのコア部133が、鉛直方向且つ正面を向いて配置される。なお、コア部133の左右両側にはタンク134が付設される。コア部133の上縁部において、右寄り部位及び左寄り部位にそれぞれステー135が上方に突設され、これら一対のステー135が車体フレーム101に結合する。コア部133の下縁部において、ステー136が下方に突設され、このステー136はエンジン(シリンダヘッドカバー)に結合する。ラジエータはこれらのステー135,136を介して、車体に搭載支持される。
また、コア部133の背面側(車両後方)には図8あるいは図9等に示されるように、モータによって回転駆動される冷却ファン137が、ブラケット138を介して取り付けられている。なお、タンク134(車両右側)にはラジエータホース139が接続される(図8等参照)。
更に、ラジエータの左右両側(具体的には左右のタンク134の左右側面)から前方に向けてそれぞれ上下2段、合計4ヶ所配置されたシュラウド取付用のステー(取付ステー)140が延出する。上下のうち上段のステー140は長く、即ち下段のものよりも前方に突出する。なお、これらのステー140は、本発明に係る係合突片として機能する。各ステー140の先端部はR状もしくは円弧状等の形状を有し、それぞれゴムもしくはプラスチック製のクッション141が被着する。
ラジエータユニット120の左右両側に配置される一対のラジエータシュラウド10はそれぞれ、その外観(意匠面)が全体として車両左側又は右側へ適度に湾曲して突出するように形成される。ラジエータシュラウドは図5に示すように、シュラウド本体11とその前側に結合するカバー部12とによって構成される。シュラウド本体11及びカバー部12は合成樹脂によって形成され、両者は図5のように結合して一体化する。
図6は、シュラウド本体11とカバー部12が相互に分離した状態を示している。先ずシュラウド本体11は図6に示すように、後半部13と前半部14とが一体成形されてなる。このうち後半部13は、車両平面視(図8参照)においてラジエータユニット120及びその後方付近、即ちエンジン特にそのシリンダヘッドカバーまわり、あるいは冷却ファン137を左右両側から覆うようになっている。
また、前半部14は、後半部13よりも車幅方向内側に凹み且つラジエータのコア部133の外側縁と略同一の車幅方向長でラジエータの前側から車両進行方向に沿って前方に延出する導風板部15及び車幅方向に屈曲して導風板部15及び後半部13を連結する連結壁部16を有する。
カバー部12はシュラウド本体11と結合した際には、該シュラウド本体11の後半部13の外側面(意匠面)と滑らかに面一となるように形成され、前半部14を外側から覆うようになっている。
ここで、図7及び図8はそれぞれ、ラジエータシュラウド10が被着したラジエータユニット120の正面図及び平面図、図9は一方(左側)のラジエータシュラウド10の内側から他方(右側)のラジエータシュラウド10を見た側面図である。なお、図7及び図8においては、車両左側のシュラウド本体11からカバー部12が取り外された状態が示されている。
図7〜図8のようにラジエータユニット120を覆うように取り付けられるラジエータシュラウド10は、シュラウド本体11側で車両及びラジエータユニット120に結合支持される。シュラウド本体11の支持構造において、図5等に示すようにシュラウド本体11の上端部及び後方へ延出するステー部11aにそれぞれ、スクリューもしくはビスを通すための挿通孔17,18が穿設されている。そして、これらの挿通孔17,18に挿通させたスクリュー又はビス19,20によって、図1に示すように車体フレーム101側の適所に締結固定される。
また、シュラウド本体11の支持構造においてその連結壁部16には、ラジエータユニット120から前方に突出するステー140に対応して、図6に示すように上下2段の係合孔21,21が設けられる。これらの係合孔21は、車両の進行方向に向かって開口する。そして、ラジエータユニット120のステー140を対応する係合孔21に係合させることにより、シュラウド本体11を支持固定するようになっている。
図10及び図11は、ステー140及び係合孔21の係合構造の詳細を示している。図10は図9のA−A線に沿う断面図、図11(a)は係合孔21(図6)まわりを示す拡大斜視図、図11(b)は図11(a)のB−B線に沿う断面図である。その先端部にクッション141が被着したステー140は、係合孔21に対して後方から前方に向けて挿入される。ステー140自体は所定の剛性強度を有し、クッション141は適度な弾性を有しており、クッション141を介してステー140及び係合孔21を係合させることにより、シュラウド本体11に対する高い支持剛性を確保することができる。
上記の場合、係合孔21には図11(b)に示されるように、車両前後方向に沿った孔壁21aを有する。孔壁21aは一定の前後方向長さを有し、係合孔21に挿入されたステー140及びクッション141は左右両側とも、孔壁21aにて面接触もしくは面当たりする。このようにステー140及び係合孔21間で十分な係合もしくは嵌合長さを持つことで、両者間の結合強度を有効に高めることができる。
次に、シュラウド本体11及びカバー部12の結合構造について説明する。先ず、図6に示されるようにカバー部12には、シュラウド本体11に連接する後側端縁部12aから車両後方に向かって第2の係合突片22が設けられる。一方、シュラウド本体11にはその連結壁部16に、車両進行方向に向かって開口する第2の係合孔23を設けられる。カバー部12の後側端縁部12aは、第2の係合突片22を連結壁部16に設けた第2の係合孔23に係合連結する。
この実施形態ではカバー部12に上下方向に所定の間隔をあけて、上、中、下段3つの第2の係合片22を有する。これに対応して、シュラウド本体11側にも上、中、下段3つの第2の係合孔23が形成される。
また、シュラウド本体11及びカバー部12の結合構造において、図6に示されるように導風板部15には、車両外方(図6においては紙面手前側)へ突出させたビス用座部24を設ける。この実施形態では略上下方向に所定の間隔をあけて、上、中、下段3つのビス用座部24を有する。各ビス用座部24には、スクリューもしくはビスを挿通させるための挿通孔25が穿設される。一方、カバー部12側にはビス用座部24に対応して、図12に示すように上、中、下段3つのボス部26を設ける。各ボス部26にはスクリューもしくはビス27が螺着するためのビス穴28が形成される。
シュラウド本体11及びカバー部12は、上述した第2の係合突片22及び第2の係合孔23の係合と、ボス部26におけるスクリューもしくはビス27による締着とにより、高い結合強度で結合される。これらの結合構造を介してシュラウド本体11及びカバー部12が一体的に結合し、ラジエータシュラウド10全体としての外観において、一体感のある外観フォルムが得られる。これにより製品としての優れた意匠性を実現することができる。
上述したようにラジエータユニット120のステー140を、シュラウド本体11の連結壁部16に設けた係合孔21に係合させることにより、シュラウド本体11を高い支持剛性で支持固定する。連結壁部16は導風板部15との間で段差構造を構成し、かかる段差部位に係合孔21を形成することで、係合孔21自体の剛性を確保すると共に、係合孔21に孔壁21aを設けることができるため長い係合もしくは嵌合長さを確保する。その場合、ステー140及び係合孔21間にクッション141を介在させることに助長され、シュラウド本体11をガタつきなく、極めて高い結合強度で支持することができる。
また、係合孔21は車両の進行方向に向かって開口するように形成されているため、シュラウド成形用の成形型において特にスライド型等を用いないで済む。これにより型構造を簡素化し、型費用及び製造コスト等を有効に低減することができる。
更に、シュラウド本体11に設けられる導風板部15は、ラジエータのコア部133の外側縁と略同一の車幅方向長でラジエータの前側から車両進行方向に沿って前方に延出する。図8あるいは図10等から明らかなように特に導風板部15は、これが受けた走行風をラジエータのコア部133へと追い込むように指向させ、即ちコア部133に対する高い導風作用を発揮する。これによりラジエータユニット120の高い冷却作用を実現・保証することができる。
また、ラジエータシュラウド10の外観において、シュラウド本体11及びカバー部が一体的に結合し、全体として一体感のある外観フォルムが得られる。製品としての優れた意匠性を実現する。また、成形時において成形上、ヒケ等が発生する心配がなく、成形品の意匠面自体も高い品質を確保することができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
例えば、車体全体を覆う所謂フルカウリングを備えた車両に対しても本発明のラジエータシュラウドは有効に適用可能である。
また、上記実施形態で説明した数量等、例えば第2の係合突片22及び第2の係合孔23は、上記実施形態の場合の他に必要に応じて適宜増減することが可能である。
10 ラジエータシュラウド
11 シュラウド本体
12 カバー部
13 後半部
14 前半部
15 導風板部
16 連結壁部
21 係合孔
22 第2の係合突片
23 第2の係合孔
100 自動二輪車
101 車体フレーム
102 ステアリングヘッドパイプ
103 フロントフォーク
106 前輪
107 フロントフェンダ
111 後輪
116 エンジンユニット
117 排気管
120 ラジエータユニット
121 燃料タンク

Claims (4)

  1. 車体フレームに支持された水冷式エンジンと、このエンジンの前方に配置されたラジエータと、このラジエータを車体の左右側方から覆うラジエータシュラウドと、を備えた自動二輪車において、
    前記ラジエータシュラウドは、車両平面視において前記ラジエータ及びその後方付近を左右両側から覆う後半部と、前記後半部よりも車幅方向内側に凹み且つ前記ラジエータのコア部外側縁と略同一の車幅方向長で前記ラジエータの前側から車両進行方向に沿って前方に延出する導風板部及び車幅方向に屈曲して前記導風板部及び前記後半部を連結する連結壁部を有する前半部と、で一体形成されたシュラウド本体と、
    前記後半部の外側面と面一に形成されて前記前半部を外側から覆う別体のカバー部と、で構成されることを特徴とする自動二輪車のラジエータシュラウド構造。
  2. 前記ラジエータには左右両側から前方に向かって係合突片が設けられる一方、前記ラジエータシュラウドには前記係合突片に対応して前記シュラウド本体の前記連結壁部に車両進行方向に向かって開口する係合孔を設け、
    前記係合突片を前記係合孔に係合させることにより、前記ラジエータシュラウドを固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のラジエータシュラウド構造。
  3. 前記ラジエータシュラウドのカバー部には、前記シュラウド本体に連接する後側端縁部から車両後方に向かって第2の係合突片が設けられる一方、前記シュラウド本体にはその連結壁部に、車両進行方向に向かって開口する第2の係合孔を設け、
    前記カバー部の後側端縁部は、前記第2の係合突片を前記連結壁部に設けた前記第2の係合孔に係合連結するようにした請求項1又は2に記載の自動二輪車のラジエータシュラウド構造。
  4. 前記導風板部から前記カバー部に設けたボス部にスクリューもしくはビスを螺着し、これら導風板部及びカバー部を締結することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車のラジエータシュラウド構造。
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