JP2010175046A5 - - Google Patents

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(10)シャフト22はハブ20の中心孔に圧入や接着により固着されるが、ディスク駆動装置100の薄型化のために、ハブ20のシャフト22に嵌合する部分の長さが短くなって、衝撃に対して十分な強度を確保するのは難しくなる。また、強度を高めるために接着剤を多く塗布すると、これがしみ出して軸受部に侵入し、機能障害を生じる課題がある。さらに、ハブ20の外周にはディスク50が載置されるので、その質量も相まって、衝撃時には、ハブ20とシャフト22の嵌合部に大きな応力がかかり、変形等の障害を生じやすくなる。例えば衝撃によりハブ20がシャフト22に対して傾くように変形をすると、ハブ20の下面とフランジ部16bの上面とが接触して、機能障害を生じる課題がある。これらに対応するために、ハブ20は、シャフト22を圧入するための中心孔20aを有し、シャフト22のうち、中心孔20aに圧入される部分が非圧入部分よりも小径となるように、段部22aが形成されている。その結果、傾きを抑え強度を増すと共に、接着剤のしみ出しがあっても軸受部への侵入を防止するからより多くの接着剤を塗布でき、耐衝撃性を大きく向上することができる。例えば、シャフト22の直径は2.5(mm)で、段部22aの直径は2.1(mm)とし、片側0.2(mm)の座部が設けられている。
以下では、ひとつの具体例を示す。まず、ステンレス製のシャフト22の直径は2.5(mm)で、小径とした段部22aの直径は2.1(mm)で、この部分の表面粗度はRa0.15以下とされる。さらにこのような構成において、強度をさらに向上させるために、段部22aの根本の径方向のレセス(凹み部)をなくし、Ra0.07以下のR部を備えた構成とされる。一方、ステンレス製のハブ20の中心孔20aの直径も2.1(mm)として、寸法公差を調整して圧入代が15(μm)〜20(μm)である軽圧入と接着とを併用した構成とされる。また、シャフト22と中心孔20aとの嵌合部分のアキシャル方向長さは1.4(mm)とされる。さらに組立は、シャフト22の小径とした段部22aに接着剤を塗布した後に、中心孔20aへゆっくりと圧入して嵌合することで円滑に所定の位置に組み立てられる。これはシャフト22の表面粗度がRa0.15以下と小さく、この部分に塗布した接着剤が圧入時に潤滑剤として作用するため、円滑な圧入が可能となっている。かかる構成とすることで、ハブ20からのシャフト22の抜去力は600N以上となり、例えば、1(ms)のような短時間の最大衝撃で1300G以上にも耐え得るディスク駆動装置100が構成される。なお、生産時に抜き取り検査でこの抜去力を確認することにより、容易に部材や工程が管理される。
(13)これまで、ディスク駆動装置において、ハブの外周にディスクが載置されると、ハブは大きな質量を支持することになる。そのような状態において、衝撃加速度が加わると、大きな質量と相まってハブには大きな応力が加わる。ディスクを載置した状態において、リング状マグネットなどハブと一体的に回転する回転体の重心が、回転中心線上でハブとシャフトの嵌合部付近にある場合に、アキシャル方向の衝撃加速度が加わると、ハブとシャフトの嵌合部分を支点にして、ハブとディスクが傾くような変形が発生する。わずかでもこのような変形が発生すると、リング状マグネット内周とステータコアの外周との隙間が不均一となる。また、このような不均一が、回転ムラの原因となり、最悪の場合、両者の接触によって、削れ粉が生じる。また、削れ粉は隙間を移動し、回転の障害となるという課題がある。
図7は、ディスク駆動装置100における回転体Rの重心とステータコアの中心位置を説明するための部分断面図である。図7において、Gは、ディスク50を含む回転体Rの重心の位置を示し、回転中心線上でハブ20とシャフト22の嵌合部付近に存在する。例えば、ハブ20の外周の直径が15〜25(mm)に設計され、リング状マグネット24の内周とステータコア12の外周との隙間が0.1〜0.3(mm)に設計される。また、ベース部材10のコイル18直下の部分の厚みを厚くして、ステータコア12の位置を上方に移動し、ステータコア12のアキシャル方向の中心の位置Cは、回転体Rの重心から、アキシャル方向の距離1.8(mm)以下になるように設計される。図7において、アキシャル方向の距離はDとして示される。
スリーブ16の下端をシャフト22の下端より突出させること、シャフト22のうち、中心孔20aと嵌合する部分を他の部分より小径として段部22aを設けること、シャフト22の直径が2.5mm以下である場合に、中心孔20aからのシャフト22の抜去力を600N以上とすること、バイトで切削加工するようにしたハブ20に台座部20fを設けて、台座部20fとリング状マグネット24とを接するように構成すること、ステータコア12のアキシャル方向の中心位置と回転体Rの重心とのアキシャル方向位置の距離を1.8mm以下とすること、ベース部材10のコイル18直下の部分の厚みをハブ20のコイル18直上の部分の厚みの150%以上とすることは、実施例と同様に任意に適用されてもよい。また、それによる作用効果は、実施例の場合と同様であることは説明するまでもなく明白である。

Claims (10)

  1. シャフトを支承する筒状のスリーブと、
    前記スリーブを環囲し、かつ前記スリーブの端部を突出させるように配置された筒状のハウジング部材と、
    前記ハウジング部材を保持するとともに、前記ハウジング部材を環囲するようにステータコアを固着するベース部材と、
    前記ベース部材に固着されたステータコアに対向するように、前記シャフトと同心の環状部にマグネットを固着することによって、前記シャフトと一体的に回転して、記録ディスクを駆動させるハブと、
    前記ハブと一体的に回転する筒状のスラスト部材とを備え、
    前記スリーブは、ハブ側端において、外径方向に延在されたフランジを有し、当該フランジと、前記ハウジング部材のハブ側端との間に環状の第1領域部を形成し、
    前記ベース部材は、前記ハウジング部材の外周側に環状の第2領域部を形成し、
    前記スラスト部材は、前記スリーブを環囲するリング部と、前記ハウジング部材を環囲する下垂部とを有し、前記リング部は、前記ハブに形成されたハブ側筒状壁の内壁に接着剤で固着され、かつ第1領域部内で回転し、前記下垂部は、当該リング部の外縁部分に結合されるとともに前記ハブ側筒状壁の内壁に接着剤で固着され、かつ第2領域部内で回転し、
    前記ハウジング部材と前記スラスト部材との間と、前記スリーブのフランジと前記ハブとの間には、潤滑剤が介在されていることを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記スラスト部材の下垂部のベース側端は、前記ハブ側筒状壁のベース側端よりも突出するように、形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  3. 前記スラスト部材の下垂部の外壁と、前記ハブ側筒状壁のベース側端における内壁との境界部分には、前記スラスト部材の下垂部の外壁と、前記ハブ側筒状壁のベース側端における内壁とを固着した接着剤の余剰成分が貯留するように、凹型の領域部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のディスク駆動装置。
  4. 前記スラスト部材の下垂部のベース側端において、外径方向に延在された突起が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  5. 前記ハブは、前記シャフトの一端を前記スリーブ側に向けて固着し、
    前記スリーブは、筒状端面の内側に前記シャフトを収納することを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  6. 前記ハブは、前記シャフトを圧入するための孔を有しており、前記シャフトのうち、前記孔に圧入される部分が非圧入部分よりも小径となるように、段差部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  7. 前記ハブの孔に圧入された前記シャフトを引き抜く際の抜去力が、前記シャフトの直径が2.5mm以下である場合に、600N以上であることを特徴とする請求項6に記載のディスク駆動装置。
  8. 前記ハブは、前記環状部の内周壁と、前記内周壁から前記ハブの中心方向に離間した位置に形成された突出の台座部とを有し、前記台座部と前記内周壁とでマグネットを固着することを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  9. 前記ハブに記録ディスクが搭載された場合に、前記ハブ、前記シャフト、前記スラスト部材を含んだ回転体の重心が、前記ハブと前記シャフトの固着部分近傍に存在する場合、前記ベース部材から前記ハブへの方向における前記ステータコアの中心位置と、当該方向における回転体の重心位置との距離が1.8mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  10. 記録ディスクを駆動させるハブと、
    前記ハブと一体的に回転するシャフトと、
    前記シャフトを環囲して支承すると共に、前記ハブ側端において外径方向に延在されたフランジを有する環囲部材と、
    前記環囲部材を保持するベース部材と、
    前記フランジの前記ベース側の領域で前記環囲部材を環囲する円環状に形成され、当該領域で前記ハブと一体に回転するスラスト部材と、
    前記環囲部材と前記スラスト部材との間と、前記環囲部材と前記ハブとの間に介在する潤滑剤と、
    を備え、
    前記スラスト部材は、前記環囲部材を環囲するリング部と、前記リング部の外縁部分に結合されて前記ベース側に下垂する下垂部とを有し、前記リング部の内周面の直径が前記下垂部の内周面の直径より小さく、かつ前記下垂部の軸方向寸法が前記リング部の軸方向寸法より大きく形成され、前記下垂部の外周面が前記ハブに固着されることを特徴とするディスク駆動装置。
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