JP2010173557A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転している内燃機関を自動停止する条件が成立したときに、予め設定された目標クランク角位置により近いクランク角位置で内燃機関を停止させる。
【解決手段】エンジンを自動停止する条件が成立したときには、エンジンの回転数が停止位置制御終了回転数に至るまで第1モータによってエンジンの回転数制御を行なう(S100,S110)。そして、エンジンの回転数が停止位置制御終了回転数に至ったときに第1モータによるエンジンの回転数制御を終了し、クランク角度が仮目標クランク角度範囲内であれば第1モータからトルクを出力せずにエンジンが停止するようエンジンと第1モータとを制御し(S120)、クランク角度が仮目標クランク角度範囲外であれば第1モータからクランク角度が仮目標クランク角度範囲内に向かう方向のトルクを出力してエンジンが停止するようエンジンと第1モータとを制御する(S120,S130)。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンと、エンジンの動力を用いて発電可能な発電機と、走行用の動力を出力可能な駆動モータと、を備え、エンジンの停止が要求されたときには、次回にエンジンを始動するときの始動性が良好となるクランク角位置でエンジンを停止するようエンジンと発電機とを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、エンジンの停止が要求されたときには、エンジンの回転数が所定勾配で小さくなるように発電機によってエンジンを回転数制御することによりエンジンが停止したときのクランク角位置のズレを抑制している。
特開2005−016505号公報
しかしながら、上述のハイブリッド自動車では、エンジンの回転数が所定クランク毎に検出される場合、エンジンの回転数が小さいときには、回転数の検出間隔が長くなり、発電機によるエンジンの回転数制御の精度が低下する。また、発電機によるエンジンの回転数制御としては、一般的にPI制御などのフィードバック制御が用いられるが、積分動作はある程度時間が経過しないと効果を奏しないため、エンジンの回転数が急変するエンジンの停止制御時には積分動作に比して比例動作が支配的なものとなる。ここで、エンジンは、圧縮行程や膨張行程などのため回転抵抗がクランク角毎に異なり、エンジンの回転数が小さいときには、エンジンの回転数がその回転抵抗の影響を大きく受ける。このため、比例項のゲインとしてエンジンの運転時や停止制御時に拘わらず一定のゲインを用いると、エンジンの回転数が小さいときには、目標回転数に対しての追従性が悪くなる。これに対して、比例項のゲインを適宜変更することも考えられるが、制御が複雑になると共に、比例項のゲインが大きいと、クランク角毎に異なるエンジンの回転抵抗や外乱の影響によってエンジンの回転数が変化すると発電機から不用意に大きなトルクが出力されてしまう。
本発明のハイブリッド自動車は、運転している内燃機関を自動停止する条件が成立したときに、予め設定された目標クランク角位置により近いクランク角位置で内燃機関を停止させることを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と駆動輪に連結された駆動軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能なバッテリと、運転している前記内燃機関を自動停止する条件が成立したときには走行に必要な駆動力が出力されて走行すると共に前記内燃機関を次に始動するときの始動性が良好となるクランク角の停止位置として予め設定された目標クランク角位置で前記内燃機関を停止させるための前記発電機による前記内燃機関の回転数制御を伴って前記内燃機関の運転が停止するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する停止時制御手段と、を備えるハイブリッド車において、
前記停止時制御手段は、前記内燃機関の回転数が車両の共振回転数帯より小さい所定回転数に至ったときに前記発電機による前記内燃機関の回転数制御を停止し、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数に至ったときの前記内燃機関のクランク角が前記発電機からトルクを出力せずに前記内燃機関を停止したときに前記内燃機関が前記目標クランク角位置を含む許容停止範囲で停止するとして予め推定される所定のクランク角範囲内のときには前記発電機からトルクを出力せずに前記内燃機関が停止するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数に至ったときの前記内燃機関のクランク角が前記所定のクランク角範囲外のときには前記内燃機関のクランク角が前記所定のクランク角範囲内に向かう方向のトルクが前記発電機から出力されて前記内燃機関が停止するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、運転している内燃機関を自動停止する条件が成立したときには、走行に必要な駆動力が出力されて走行すると共に、内燃機関の回転数が車両の共振回転数帯より小さい所定回転数に至るまで内燃機関を次に始動するときの始動性が良好となるクランク角の停止位置として予め設定された目標クランク角位置で内燃機関を停止させるための発電機による内燃機関の回転数制御を伴って内燃機関が停止するよう内燃機関と発電機と電動機とを制御する。そして、内燃機関の回転数が所定回転数に至ったときに発電機による内燃機関の回転数制御を停止し、内燃機関の回転数が所定回転数に至ったときの内燃機関のクランク角が発電機からトルクを出力せずに内燃機関を停止したときに内燃機関が目標クランク角位置を含む許容停止範囲で停止するとして予め推定される所定のクランク角範囲内のときには発電機からトルクを出力せずに内燃機関が停止するよう内燃機関と発電機と電動機とを制御し、内燃機関の回転数が所定回転数に至ったときの内燃機関のクランク角が所定のクランク角範囲外のときには内燃機関のクランク角が所定のクランク角範囲内に向かう方向のトルクが発電機から出力されて内燃機関が停止するよう内燃機関と発電機と電動機とを制御する。これにより、内燃機関の回転数が所定回転数に至ったときに内燃機関のクランク角が所定のクランク角範囲内のときには発電機から不要なトルクが出力されるのを抑制することができ、内燃機関のクランク角が所定のクランク角範囲外のときには発電機からクランク角が所定のクランク角範囲内に向かう方向のトルクを出力して内燃機関を目標クランク角位置により近いクランク角位置で停止させることができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン32を自動停止する条件が成立したときにハイブリッド用電子制御ユニット50により実行される自動停止制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料とするエンジン32と、エンジン32のクランク角度を検出するクランクポジションセンサ33からのクランク角度などの種々の検出値や制御値を入力してエンジン32を運転制御するエンジン用電子制御ユニット36と、エンジン32のクランクシャフト34にダンパ35を介してキャリアが接続されると共に駆動輪26a,26bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸22にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ38と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ38のサンギヤに接続されたモータ41と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸22に接続されたモータ42と、モータ41,42を駆動するためのインバータ43,44と、インバータ43,44の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータ41,42を駆動制御するモータ用電子制御ユニット46と、インバータ43,44を介してモータ41,42と電力をやりとりするバッテリ48と、シフトレバーのポジションを検出するシフトポジションセンサ52からのシフトポジションやアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキポジション,車速センサ58からの車速を入力すると共にエンジン用電子制御ユニット36やモータ用電子制御ユニット46と通信して車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット50と、を備える。なお、エンジン用電子制御ユニット36は、エンジン32を運転制御すると共にクランクポジションセンサ33からのクランク角度に基づいてエンジン32の回転数も演算している。
実施例のハイブリッド自動車20は、基本的には、ハイブリッド用電子制御ユニット50によって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。ハイブリッド用電子制御ユニット50では、まず、アクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度と車速センサ58からの車速とに応じて走行のために駆動軸22に要求される要求トルクを設定し、要求トルクに駆動軸22の回転数(例えば、モータ42の回転数や車速に換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーを計算すると共に計算した走行用パワーからバッテリ48の充電容量の割合(SOC)に応じて得られるバッテリ48を充放電するための補正パワー(バッテリ48から放電するときが正の値)を減じてエンジン32から出力すべきパワーとしてのエンジン指令パワーを設定する。そして、エンジン指令パワーをエンジン32を始動するための始動用閾値やエンジン32の運転を停止するための停止用閾値と比較し、エンジン32の運転を停止しているときにエンジン指令パワーが始動用閾値を超えたとき(エンジン32を自動始動する条件が成立したとき)にはエンジン32を始動する自動始動を実行し、エンジン32を運転しているときにエンジン指令パワーが停止用閾値を下回ったとき(エンジン32を自動停止する条件が成立したとき)には目標クランク角度でエンジン32を停止させるエンジン停止位置制御を伴ってエンジン32の運転を停止する自動停止を実行する。エンジン32の運転を継続しているときやエンジン32を始動した後は、エンジン指令パワーを効率よくエンジン32から出力することができるエンジン32の回転数とトルクとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)を用いてエンジン32の目標回転数と目標トルクとを設定し、バッテリ48を充放電することができる最大電力としての入出力制限の範囲内で、エンジン32の回転数が目標回転数となるようにするためのフィードバック制御(PI制御)における関係式からモータ41から出力すべきトルクとしてのトルク指令を設定すると共に、要求トルクからモータ41をトルク指令で駆動したときにプラネタリギヤ38を介して駆動軸22に作用するトルクを減じて得られるトルクをモータ42のトルク指令として設定する。そして、設定したエンジン32の目標回転数と目標トルクとについてはエンジン用電子制御ユニット36に送信し、モータ41,42のトルク指令についてはモータ用電子制御ユニット46に送信する。目標回転数と目標トルクとを受信したエンジン用電子制御ユニット36は、目標回転数と目標トルクとによってエンジン32が運転されるようエンジン32の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータ41,42のトルク指令を受信したモータ用電子制御ユニット46は、モータ41,42がトルク指令で駆動されるようインバータ43,44のスイッチング素子をスイッチング制御する。一方、エンジン32の運転停止を継続しているときやエンジン32の運転を停止した後は、モータ41のトルク指令に値0を設定すると共にバッテリ48の入出力制限の範囲内で要求トルクをモータ42のトルク指令に設定し、設定したモータ41,42のトルク指令をモータ用電子制御ユニット46に送信する。モータ41,42のトルク指令を受信したモータ用電子制御ユニット46は、モータ41,42がトルク指令で駆動されるようインバータ43,44のスイッチング素子をスイッチング制御する。実施例のハイブリッド自動車20は、こうした制御により、エンジン32の間欠運転を伴ってバッテリ48の入出力制限の範囲内でバッテリを充放電しながらアクセル開度に応じた要求トルクを駆動軸22に出力して走行する。
エンジン32を自動停止する条件が成立したときのエンジン停止位置制御では、エンジン32への燃料噴射を停止し、次回にエンジン32を始動するときのエンジン32の始動性が良好となるクランク角度の停止位置として予め設定された目標クランク角度(例えば、ある気筒の圧縮行程の上死点から90度前など)でエンジン32が停止するようにモータ41によるエンジン32の回転数制御を実行する。具体的には、ハイブリッド用電子制御ユニット50は、エンジン32を自動停止する条件が成立したときには、エンジン32への燃料噴射を停止するようエンジン用電子制御ユニット36に制御指令を送信し、エンジン32が目標クランク角度で停止するよう単位時間あたりのエンジン32の回転数Neの減少量としての回転数勾配dneを設定すると共に設定した回転数勾配dneでエンジン32の回転数Neが小さくなるようエンジン32の目標回転数Ne*を設定し、設定した目標回転数Ne*とエンジン用電子制御ユニット36によって演算されたエンジン32の回転数Neとに基づいてモータ41のトルク指令Tm1*を次式(1)により設定してモータ用電子制御ユニット46に送信する。制御指令を受信したエンジン用電子制御ユニット36はエンジン32への燃料噴射を停止し、モータ41のトルク指令Tm1*を受信したモータ用電子制御ユニット46はモータ41がトルク指令Tm1*で駆動されるようインバータ43のスイッチング素子をスイッチング制御する。ここで、エンジン32の回転数Neを小さくする回転数勾配dneとしては、ダンパ35のねじれなどに基づく車両の共振回転数帯(例えば、300〜500rpm)を迅速に通過して小さくなるように比較的大きな勾配が設定される。また、式(1)は、エンジン32を目標回転数Ne*で回転させるためのフィードバック制御(PI制御)における関係式であり、式(1)中、右辺第1項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第2項の「k2」は積分項のゲインである。即ち、エンジン停止位置制御では、モータ41によるエンジン32の回転数制御によってエンジン32の回転数を徐々に小さくするのである。なお、エンジン32を自動停止する条件が成立してからエンジン32の運転停止が完了するまでは、上述したエンジン32の運転を継続しているときの駆動制御と同様に、走行に要求される要求トルクが駆動軸22に出力されるようモータ42のトルク指令が設定されてモータ42が駆動される。
Tm1*=k1・(Ne*-Ne)+k2・∫(Ne*-Ne)dt (1)
次に、実施例のハイブリッド自動車20におけるエンジン32を自動停止するときの制御について説明する。図2は、エンジン32を自動停止する条件が成立してエンジン32の燃料噴射を停止したときにハイブリッド用電子制御ユニット50により実行される自動停止制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット50は、クランクポジションセンサ33からのクランクポジションCAとエンジン用電子制御ユニット36により演算されたエンジン32の回転数Neとを入力し、エンジン32の回転数Neが予め定められた停止位置制御終了回転数Nfに至るまでクランク角度CAとエンジン32の回転数Neとを用いてエンジン32の目標回転数Ne*を設定すると共にエンジン32の回転数Neが目標回転数Ne*になるよう上述したエンジン停止位置制御を実行し(ステップS100,S110)、エンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至ると(ステップS110)、エンジン停止位置制御を終了すると共に、クランク角度CAが予め定められた仮目標クランク角度範囲内か否かを判定する(ステップS120)。ここで、停止位置制御終了回転数Nfとしては、ダンパ35のねじれなどに基づく車両の共振回転数帯の下限回転数より若干小さい回転数を用いることができ、例えば、150rpmや200rpmなどの回転数を用いることができる。また、仮目標クランク角度範囲としては、エンジン32の回転数が停止位置制御終了回転数Nfに至った以降にモータ41からトルクを出力せずにエンジン32を停止したときに、エンジン32が目標クランク角度を含むエンジン32の始動性を良好とするのに許容される許容停止範囲(例えば、目標クランク角度±5度など)で停止すると推定されるクランク角度範囲として予め実験などにより定められた範囲を用いることができる。さらに、エンジン32の目標回転数Ne*の設定は、エンジン32の回転数Neが車両の共振回転数帯を迅速に通過して停止位置制御終了回転数Nfに至ると共にエンジン32の回転数Neが停止位置制御終了量回転数Nfに至ったときにクランク角度CAが仮目標クランク角度範囲の中心となるようにエンジン32の回転数Neとクランク角度CAとに基づいて単位時間当たりにエンジン32の回転数Neを減少させるべき回転数勾配dneを設定し、設定した回転数勾配dneに基づいてエンジン32の目標回転数Ne*を所定時間毎(例えば、数msec毎など)に更新して設定することにより行なわれる。
そして、エンジン停止位置制御によりエンジン32の回転数Neが小さくなり、エンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至ったときにクランクポジションセンサ33からのクランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内のときには(ステップS120)、本ルーチンを終了する。この場合には、その後、インバータ43をゲート遮断してモータ41からトルクを出力することなくエンジン32を停止させる。クランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内であれば、上述したように、モータ41からトルクを出力せずにエンジン32を停止してもエンジン32を許容停止範囲で停止させることができる。一方、エンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至ったときにクランク角度CAが仮目標クランク角度範囲外のときには(ステップS120)、モータ41のトルク制御によりエンジン32が目標クランク角度CAで停止するようモータ41のトルク指令を設定してモータ用電子制御ユニット46に送信し(ステップS130)、本ルーチンを終了する。この場合のモータ41のトルク指令としては、クランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内に向かう方向のトルクが設定され、例えば、エンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至ったときにクランク角度CAと仮目標クランク角度範囲の中心との差が大きいほど長い時間に亘って予め定められた大きさのトルクを設定したり、クランク角度CAと仮目標クランク角度範囲の中心との差が大きいほど絶対値が大きくなるトルクを予め定められた時間に亘って設定したりすることができる。こうした制御により、エンジン32を目標クランク角度により近いクランク角度で停止させることができる。また、エンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至ったときにクランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内のときには、モータ41から不要なトルクが出力されるのを抑制してエンジン32を許容停止範囲で停止することができる。
エンジン32は、圧縮行程や膨張行程などのため回転抵抗がクランク角度CA毎に異なり、エンジン32の回転数Neが小さいときには、回転抵抗の影響を大きく受けてモータ41によるエンジン32の回転数制御が困難となる。このため、実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至るとモータ41によるエンジン32の回転数制御を終了し、クランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内であればモータ41からトルクを出力せずにエンジン32が停止するようエンジン32とモータ41とを制御し、クランク角度CAが仮目標クランク角度範囲外であればモータ41からクランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内に向かう方向のトルクを出力してエンジン32が停止するようエンジン32とモータ41とを制御する。これにより、モータ41から不用意に大きなトルクが出力されるなどの不都合を抑制してエンジン32を目標クランク角度により近いクランク角度で停止させることができるのである。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン32を自動停止する条件が成立したときには、エンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至るまでエンジン停止位置制御によってエンジン32の回転数Neが徐々に小さくなるようモータ41を制御し、エンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至ったときにエンジン停止位置制御を終了し、クランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内であればモータ41からトルクを出力せずにエンジン32が停止するようエンジン32とモータ41とを制御し、クランク角度CAが仮目標クランク角度範囲外であればモータ41からクランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内に向かう方向のトルクを出力してエンジン32が停止するようエンジン32とモータ41とを制御するから、エンジン32を目標クランク角度により近いクランク角度で停止させることができると共にモータ41から不要なトルクが出力されるのを抑制することができる。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン32が「内燃機関」に相当し、モータ41が「発電機」に相当し、プラネタリギヤ38が「遊星歯車機構」に相当し、モータ42が「電動機」に相当し、バッテリ48が「バッテリ」に相当し、エンジン32を自動停止する条件が成立したときには、エンジン32への燃料噴射が停止されるようエンジン用電子制御ユニット36に制御指令を送信すると共にエンジン32のクランク角CA度と回転数Neとに基づいてエンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至ったときにクランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内となるようエンジン32の回転数Neを小さくする回転数勾配dneを設定してエンジン32の回転数Neが回転数勾配dneで小さくなるようエンジン32の目標回転数Ne*を設定すると共にエンジン32の回転数Neが目標回転数Ne*となるようフィードバック制御(PI制御)における関係式からモータ41のトルク指令を設定してモータ用電子制御ユニット46に送信し、エンジン32の回転数Neが停止位置制御終了回転数Nfに至ったときに、クランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内であればインバータ43をゲート遮断するようモータ用電子制御ユニット46に制御指令を送信しクランク角度CAが仮目標クランク角度範囲外であればクランク角度CAが仮目標クランク角度範囲内に向かう方向のトルクをモータ41のトルク指令に設定してモータ用電子制御ユニット46に送信する処理と、走行のために駆動軸22に要求される要求トルクからモータ41をトルク指令で駆動したときにプラネタリギヤ38を介して駆動軸22に作用するトルクを減じて得られるトルクをモータ42のトルク指令に設定してモータ用電子制御ユニット46に送信する処理とを実行するハイブリッド用電子制御ユニット50と燃料噴射を停止する制御指令に基づいてエンジン32への燃料噴射を停止するエンジン用電子制御ユニット36とトルク指令やインバータ43をゲート遮断する制御指令に基づいてインバータ43,44を制御するモータ用電子制御ユニット46とが「停止時制御手段」に相当する。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 駆動軸、24 デファレンシャルギヤ、26a,26b 駆動輪、32 エンジン、33 クランクポジションセンサ、34 クランクシャフト、35 ダンパ、36 エンジン用電子制御ユニット、38 プラネタリギヤ、41,42 モータ、43,44 インバータ、46 モータ用電子制御ユニット、48 バッテリ、49 温度センサ、50 ハイブリッド用電子制御ユニット、52 シフトポジションセンサ、54 アクセルペダルポジションセンサ、56 ブレーキペダルポジションセンサ、58 車速センサ。

Claims (1)

  1. 内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と駆動輪に連結された駆動軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能なバッテリと、運転している前記内燃機関を自動停止する条件が成立したときには走行に必要な駆動力が出力されて走行すると共に前記内燃機関を次に始動するときの始動性が良好となるクランク角の停止位置として予め設定された目標クランク角位置で前記内燃機関を停止させるための前記発電機による前記内燃機関の回転数制御を伴って前記内燃機関の運転が停止するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する停止時制御手段と、を備えるハイブリッド車において、
    前記停止時制御手段は、前記内燃機関の回転数が車両の共振回転数帯より小さい所定回転数に至ったときに前記発電機による前記内燃機関の回転数制御を停止し、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数に至ったときの前記内燃機関のクランク角が前記発電機からトルクを出力せずに前記内燃機関を停止したときに前記内燃機関が前記目標クランク角位置を含む許容停止範囲で停止するとして予め推定される所定のクランク角範囲内のときには前記発電機からトルクを出力せずに前記内燃機関が停止するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数に至ったときの前記内燃機関のクランク角が前記所定のクランク角範囲外のときには前記内燃機関のクランク角が前記所定のクランク角範囲内に向かう方向のトルクが前記発電機から出力されて前記内燃機関が停止するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
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