JP2010171057A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オン電圧を低減させることができる半導体装置およびその製造方法を提供し、また半導体装置の特性変化を抑制することができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板10をレーザアニールする工程では、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザの間に時間差を設定する。そして、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザのエネルギーを1.6〜2.4J/cmとし、半導体基板10に、フィールドストップ層13を構成する不純物を活性化させてフィールドストップ層13を形成すると共に、半導体基板10のうち電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより電極層11、12を構成する不純物を活性化させて電極層11、12を形成する。また、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザの間の時間差を600nsec以下とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体基板に不純物をイオン注入により導入し、導入された不純物をレーザアニールにより活性化させて電極層およびフィールドストップ層を構成した半導体装置およびその製造方法に関する。
従来より、トレンチゲート構造を備えた絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下、IGBTという)が知られている。このようなIGBTは、ドリフト層としてのn型基板の表層部にp型ベース層が形成され、p型ベース層の表層部にn型ソース領域が形成されている。そして、n型ソース領域およびp型ベース層を貫通してn型基板に達するようにトレンチが形成され、トレンチには絶縁膜を介してゲート電極が配置されている。また、n型基板の裏面にはp型コレクタ層が形成されており、p型コレクタ層を挟んでn型基板の裏面と反対側にフィールドストップ層が形成されている。そして、n型基板のうち表面側にはエミッタ電極が備えられ、裏面側にはコレクタ電極が備えられている。
このようなIGBTの製造方法として、例えば、特許文献1に次のような製造方法が開示されている。まず、n型基板に対して所望の半導体製造プロセスを行うことにより、p型ベース層、n型ソース領域、ゲート電極およびエミッタ電極等を形成する。その後、n型基板に対して、フィールドストップ層を構成するリンイオンおよびp型コレクタ層を構成するボロンイオンをイオン注入し、パルスレーザを発振する複数のレーザ発信器を用いてn型基板をレーザアニールすることにより、リンイオンおよびボロンイオンを活性化させてフィールドストップ層およびp型コレクタ層を形成する。
具体的には、レーザアニールを行う工程では、一つのレーザ発振器から発振されたパルスレーザがn型基板の局所領域を照射する強度と、別のレーザ発振器から発振されたパルスレーザがこの局所領域を照射する強度との合計が0.5〜2.5J/cmになるようにして行われている。また、一つのレーザ発信器から発振されたパルスレーザがn型基板の局所領域を照射するタイミングと、別のレーザ発振器から発振されたパルスレーザがこの局所領域を照射するタイミングとの時間差を700nsec以下になるようにして行われている。なお、これらのレーザ発振器から発振されるパルスレーザは、半値幅が100nsecとされ、周波数が1KHzとされている。
このような製造方法では、パルスレーザを照射するタイミングをずらしていることでn型基板の表面から深い位置まで加温することができるレーザの照射時間を確保することができ、p型コレクタ層とフィールドストップ層とを同時に形成することができる。
特開2007−123300号公報
しかしながら、上記特許文献1の製造方法では、本発明者らが検討をしたところ、次のような問題が発生することを確認した。
まず、パルスレーザの合計強度を0.5J/cmとした場合には、p型コレクタ層およびフィールドストップ層を構成する不純物の活性化率が低くなりIGBTのオン電圧が高くなるという問題がある。
また、p型コレクタ層を構成する不純物のドーズ量が多い、例えば、ドーズ量として5×1016/cmの不純物をイオン注入する場合には次のような問題が起こることを確認した。すなわち、n型基板の局所領域を照射するパルスレーザの合計強度を0.5〜2.5J/cmとした場合には、ドーズ量を多くしてp型コレクタ層を構成する不純物が多くなるとパルスレーザのエネルギーがp型コレクタ層で吸収されやすくなり、熱がフィールドストップ層に伝達されにくくなるため、フィールドストップ層を構成する不純物の活性化率が低くなるということを確認した。したがって、フィールドストップ層を構成する不純物の活性化率が低い場合には、IGBTのオン電圧が上昇するという問題がある。
また、本発明者らは、一つのレーザ発信器から発振されたパルスレーザがn型基板の局所領域を照射するタイミングと、別のレーザ発振器から発振されたパルスレーザがこの局所領域を照射するタイミングとの時間差を700nsec以下としてIGBTを構成する場合には、例えば、時間差が700nsecのときには、次のような問題が起こることを確認した。すなわち、時間差を700nsecとしたときには、n型基板のうちp型コレクタ層形成予定領域を加熱する時間が長くなり、p型コレクタ層を構成する不純物がp型コレクタ層形成予定領域を超えて拡散してしまうのでp型コレクタ層とフィールドストップ層とのジャンクション位置が変化してしまうことを確認した。したがって、IGBTの特性が変化することになり、所望の特性を備えたIGBTを製造することができないという問題がある。
また、上記問題はIGBTに限定されるものではなく、例えば、電極層とフィールドストップ層とを備えたダイオードを製造する際にも同様に発生する問題である。
本発明は上記点に鑑みて、オン電圧を低減させることができる半導体装置およびその製造方法を提供することを第1の目的とし、半導体装置の特性変化を抑制することができる半導体装置の製造方法を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者らは、まず、パルスレーザを発振する第1、第2レーザ光源を用いて、電極層およびフィールドストップ層を構成する不純物が注入された半導体基板に対して第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーを変化させてレーザアニールを行い、フィールドストップ層および電極層を備えた半導体装置を製造する実験を行った。図6は、第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーと半導体装置の抵抗との関係を示す図である。なお、実験は、電極層を構成する不純物のドーズ量を5×1016/cmとして行っている。
図6に示されるように、第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーが1.6J/cmのときには、フィールドストップ層は不純物が活性化することにより形成され、電極層は、半導体基板のうち電極層形成予定領域が溶融して不純物が活性化すると共に拡散した後に再結晶化することにより形成されたため、抵抗が低くなっている。また、第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーが2.5J/cmを超えるエネルギーでは、半導体基板のうちパルスレーザを照射した領域が昇華(アブレーション)を起こして欠損したため、抵抗値が急激に高くなっている。
したがって、請求項1に記載の発明では、シリコンを主成分とする半導体基板(10)を用意する工程と、半導体基板(10)のうち一面側からフィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程と、フィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程を行った後、半導体基板(10)のうち該一面側から電極層(11、12)を構成する不純物をイオン注入する工程と、半導体基板(10)の該一面側からパルスレーザを照射してレーザアニールを行うことにより不純物を活性化させてフィールドストップ層(13)および電極層(11、12)を形成する工程と、を有し、以下の点を特徴としている。
すなわち、半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、パルスレーザを発振する複数のレーザ光源を用いて行い、第1レーザ光源から発振されるパルスレーザが半導体基板(10)の局所領域を照射するタイミングと、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザが同じ局所領域を照射するタイミングとの間に時間差を設定し、第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーを1.6〜2.4J/cmとし、半導体基板(10)に、フィールドストップ層(13)を構成する不純物を活性化させてフィールドストップ層(13)を形成すると共に、半導体基板(10)のうち電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより電極層(11、12)を構成する不純物を活性化させて電極層(11、12)を形成することを特徴としている。
このような半導体装置の製造方法では、第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーを1.6〜2.4J/cmとしている。このため、ドーズ量を5×1016/cmとした場合でも、半導体基板(10)に、フィールドストップ層形成予定領域に注入された不純物を活性化させることによりフィールドストップ層(13)を形成することができ、半導体基板(10)のうち電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより電極層(11、12)を構成する不純物を活性化させて電極層(11、12)を形成することができる。したがって、従来の半導体装置の製造方法よりも確実に半導体装置のオン電圧を低減させることができる。
また、図7は、第1レーザ光源から発振されるパルスレーザが半導体基板の局所領域を照射するタイミングと第2レーザ光源から発振されるパルスレーザがこの局所領域を照射するタイミングとの時間差と、電極層とフィールドストップ層とのジャンクション位置との関係を示す図である。なお、図7では、パルスレーザのエネルギーとして、半導体基板のうち電極層形成予定領域を溶融して不純物を拡散させた後に再結晶化することにより電極層を形成することのできるエネルギーを用いている。図7に示されるように、第1レーザ光源から発振されるパルスレーザと第2レーザ光源から発振されるパルスレーザとの時間差が600nsec以上の場合には、電極層を構成する不純物の拡散が大きくなり、電極層とフィールドストップ層とのジャンクション位置が変化して半導体基板の該一面からの距離が長くなっている。
したがって、請求項2または3に記載の発明では、半導体基板(10)をレーザアニールする工程を、第1レーザ光源から発振されるパルスレーザが半導体基板(10)の局所領域を照射するタイミングと、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザが同じ局所領域を照射するタイミングとの間の時間差を600nsec以下として行うことを特徴としている。
このような半導体装置の製造方法によれば、時間差を600nsec以下になるようにしているので、電極層(11、12)を構成する不純物が半導体型基板(10)のうち電極層形成予定領域を超えて拡散することを防止することができ、電極層(11、12)とフィールドストップ層(13)とのジャンクション位置が変化することを防止することができる。したがって、所望の電極層(11、12)とフィールドストップ層(13)とのジャンクション位置を備えた半導体装置を製造することができ、半導体装置の特性が変化することを抑制することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、フィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程ではドーズ量を1×1014/cm以下として行い、電極層(11、12)を構成する不純物をイオン注入する工程ではドーズ量を5×1016/cm以下として行うことができる。
さらに、請求項5に記載の発明では、半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、レーザを発振する単一のレーザ光源を用いて行い、半導体基板(10)に、フィールドストップ層(13)を構成する不純物を活性化させてフィールドストップ層(13)を形成すると共に、半導体基板(10)のうち電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより電極層(11、12)を構成する不純物を活性化させて電極層(11、12)を形成することを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明では、半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、CWレーザを発振する複数のレーザ光源を用いて行い、レーザ光源から発振されるCWレーザの波長をそれぞれ同じ波長とし、半導体基板(10)に、フィールドストップ層(13)を構成する不純物を活性化させてフィールドストップ層(13)を形成すると共に、半導体基板(10)のうち電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより電極層(11、12)を構成する不純物を活性化させて電極層(11、12)を形成することを特徴としている。
そして、請求項7に記載の発明では、半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、レーザを発振する複数のレーザ光源を用いて行い、第1レーザ光源から発振されるレーザとして半導体基板(10)のうち電極層形成予定領域に吸収される波長を有するレーザを用い、第2レーザ光源から発振されるレーザとして半導体基板(10)のうちフィールドストップ層形成予定領域に吸収される波長を有するレーザを用い、半導体基板(10)に、フィールドストップ層(13)を構成する不純物を活性化させてフィールドストップ層(13)を形成すると共に、半導体基板(10)のうち電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより電極層(11、12)を構成する不純物を活性化させて電極層(11、12)を形成することを特徴としている。
この場合、例えば、請求項8に記載の発明のように、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザをCWレーザもしくはパルスレーザとするか、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザのうち一方のレーザをパルスレーザとし、他方のレーザをCWレーザとすることができる。
また、請求項9に記載の発明のように、半導体基板(10)を用意する工程の後に、半導体基板(10)の内部にライフタイム層を形成する工程を含むこともできる。
さらに、請求項10に記載の発明では、半導体基板(10)と、半導体基板(10)の一面に備えられた電極層(11、12)と、電極層(11、12)を挟んで半導体基板(10)における該一面と反対側に備えられたフィールドストップ層(13)と、を備えた半導体装置であって、フィールドストップ層(13)を、半導体基板(10)に不純物をイオン注入した後半導体基板(10)をレーザアニールして不純物を活性化させることにより形成し、電極層(11、12)を、半導体基板(10)に不純物をイオン注入した後半導体基板(10)をレーザアニールし、半導体基板(10)のうち電極層形成予定領域を溶融させた後に再結晶化することにより電極層(11、12)を構成する不純物を活性化させて形成し、電極層(11、12)の不純物濃度が半導体基板(10)の該一面から電極層(11、12)のうち不純物をイオン注入したときのピーク濃度となる領域に向かって高くなっていくことを特徴としている。
このような半導体装置によれば、電極層(11、12)を不純物濃度が半導体基板(10)の該一面から電極層(11、12)のうち不純物をイオン注入したときのピーク濃度となる領域に向かって高くなっており、電極層(11、12)を溶融して再結晶化させることなく、不純物を活性化させるのみで構成した半導体装置と比較して、半導体基板(10)の裏面における不純物濃度を高くすることができる。したがって、電極層(11、12)に電極を備えて半導体装置を構成した際に、コンタクト抵抗を低減させることができ、半導体装置のオン電圧を低減することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置の断面構成を示す図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図1に示すp型コレクタ層およびn型カソード層の不純物濃度とn型基板の裏面からの距離を示した図である。 本発明の他の実施形態にかかる半導体装置の断面構成を示す図である。 本発明の他の実施形態にかかる半導体装置の断面構成を示す図である。 第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーと半導体装置の抵抗との関係を示す図である。 第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザが半導体基板を照射するタイミングの時間差と、電極層とFS層とのジャンクション位置との関係を示す図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本実施形態の半導体装置の製造方法を適用して製造された半導体装置の断面構成を示す図である。
図1に示されるように、本実施形態の半導体装置は、フリーホイールダイオード(以下、FWDという)として機能するFWD形成領域とIGBTとして機能するIGBT形成領域とを備えたRC(Reverse Conducting)−IGBTである。図1に示される半導体装置は、RC−IGBTが複数形成されたn型基板10がチップ単位に分割されることにより構成されている。
図1に示されるように、本発明のシリコンを主成分とする半導体基板に相当し、ドリフト層としてのn型基板10の裏面には、本発明の電極層に相当するp型コレクタ層11およびn型カソード層12が形成されている。さらに、n型基板10には、p型コレクタ層11およびn型カソード層12を挟んでn型基板10の裏面と反対側にフィールドストップ層(以下、FS層という)13が形成されている。
また、n型基板10の表層部には、p型ベース領域14が形成されている。そして、このp型ベース領域14を貫通してn型基板10まで達するように、複数個のゲート用トレンチ15が形成され、このゲート用トレンチ15によってp型ベース領域14が複数個に分離されている。具体的には、ゲート用トレンチ15は複数所定のピッチ(間隔)で形成されており、例えば、図1の奥行き方向(紙面垂直方向)において各ゲート用トレンチ15が平行に延設されたストライプ構造、もしくは並行に延設されたのちその先端部において引き回されることで環状構造とされている。
隣接するゲート用トレンチ15によってp型ベース領域14が複数に分割され、分割された各p型ベース領域14の表層部において、ゲート用トレンチ15の側面に接するようにn型エミッタ領16が形成されていると共に、ゲート用トレンチ15の側面から離間した位置にボデーp層17が形成されている。n型エミッタ領域16は、p型ベース領域14の最表面に形成されることで露出させられており、ボデーp層17は、n型エミッタ領域16よりも深い位置に形成されている。そして、これらn型エミッタ領域16とボデーp層17は十分にp型ベース領域14よりも高濃度とされている。
型エミッタ領域16は、n型基板層10よりも高不純物濃度で構成され、p型ベース領域14内において終端しており、かつ、ゲート用トレンチ15の側面に接するように配置されている。より詳しくは、ゲート用トレンチ15の長手方向に沿って棒状に延設され、ゲート用トレンチ15の先端よりも内側で終端した構造とされている。
各ゲート用トレンチ15内は、各ゲート用トレンチ15の内壁表面を覆うように形成されたゲート絶縁膜18と、このゲート絶縁膜18の表面に形成されたドープトPoly−Si等により構成されるゲート電極19とにより埋め込まれている。
これらのうち、ゲート電極19は、図1とは別断面において互いに電気的に接続され、層間絶縁膜20上に形成されたドープトPoly−Si層(図示せず)などを通じてゲート配線(図示せず)に電気的に接続されている。
また、IGBT形成領域およびFWD形成領域に形成されたゲート用トレンチ15とは異なる位置、具体的には各ゲート用トレンチ15の間には、コンタクト用トレンチ21が形成されている。このコンタクト用トレンチ21は、ゲート用トレンチ15よりも浅く、かつ、n型エミッタ領域16およびボデーp層17を貫通してボデーp層17の下方に位置しているp型ベース領域14に達する深さとされている。
また、層間絶縁膜20やn型エミッタ領域16の表面上およびコンタクト用トレンチ21内を埋め込むように上部電極22が形成されている。この上部電極22は、IGBTにおけるエミッタ電極として機能すると共に、FWDにおけるアノード電極として機能するものであり、n型エミッタ領域16に電気的に接続されていると共に、コンタクト用トレンチ21を通じてボデーp層17およびp型ベース領域14とも電気的に接続されている。上部電極22は、例えばAlにて構成されており、不純物濃度が高濃度であるn型エミッタ領域16およびボデーp層17とはオーミック接触させられ、不純物濃度が低濃度であるp型ベース領域14とはショットキー接触させられている。
さらに、p型コレクタ層11およびn型カソード層12の裏面側には、下部電極23が形成されている。この下部電極23は、IGBTにおけるコレクタ電極として機能すると共に、FWDにおけるカソード電極として機能するものであり、p型コレクタ層11およびn型カソード層12に対して共にオーミック接触させられている。
また、IGBT形成領域に形成されたp型コレクタ層11およびFWD形成領域に形成されたn型カソード層12の不純物濃度の分布は次のような分布とされている。すなわち、p型コレクタ層11およびn型カソード層12の不純物濃度は、n型基板10の裏面から不純物をイオン注入したときのピーク濃度となる領域に向かって高くなっていくように構成されている。
このような半導体装置は次のように製造される。図2は、本実施形態の半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図2(a)に示されるように、シリコンを主成分とするn型基板10を用意し、n型基板10の表面側に、p型ベース領域14やn型エミッタ領域16およびボデーp層17の形成工程を行う。そして、n型基板10にゲート用トレンチ15を形成し、このゲート用トレンチ15内にゲート絶縁膜18およびゲート電極19を形成することでトレンチゲート構造を構成する。続いて、層間絶縁膜20の形成工程やコンタクト用トレンチ21の形成工程を行うと共に上部電極11を形成する。
その後、図2(b)に示されるように、n型基板10の裏面側から、FS層13のピーク濃度が5×1018/cm以下となるように、ドーズ量を1×1014/cm以下として、例えば、リンイオンをn型基板10のうちFS層形成予定領域にイオン注入する。続いて、n型基板10の裏面側から、p型コレクタ層11およびn型カソード層12のピーク濃度が1×1021/cm以下となるように、ドーズ量を5×1016/cm以下として、例えば、ボロンイオンおよびリンイオンをそれぞれn型基板10のうちp型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域にイオン注入する。
次に、図2(c)に示されるように、n型基板10の裏面側からレーザを照射してレーザアニールを行うことにより、n型基板10に、p型コレクタ層11、n型カソード層12およびFS層13を形成する。具体的には、次のようにレーザアニールが行われている。
すなわち、レーザアニールは、パルスレーザを発振する第1、第2レーザ光源と、それぞれのレーザ光源に接続されているレーザコントローラと、第1、第2レーザ光源から出力されたレーザを集光するレーザ結合器とを備えたレーザアニール装置を用いて行われている。
そして、第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーが1.6〜2.5J/cmとなり、第1レーザ光源から発振されたパルスレーザがn型基板10のうち局所領域を照射するタイミングと、第2レーザ光源から発振されたパルスレーザがこの局所領域を照射するタイミングとの時間差が600nsec以下となるようにレーザコントローラにより調整してn型基板10をレーザアニールしている。なお、第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザは、半値幅が10〜1200nsec、周期が1〜10KHzとされている。
このような条件でレーザアニールを行うことにより、n型基板10に、FS層形成予定領域に注入されたリンイオンを活性化させることによりFS層13を形成する。また、n型基板10に、n型基板10のうちp型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域を溶融して再結晶化させることにより、p型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域に注入されたリンイオンおよびボロンイオンを活性化せてp型コレクタ層11およびn型カソード層12を形成する。その後、p型コレクタ層11上およびn型カソード層12上に下部電極23を配置し、n型基板10をチップ単位に分割することにより本実施形態の半導体装置が製造される。
なお、本実施形態では、n型基板10には複数のRC−IGBT形成予定領域が備えられている。そして、レーザアニールを行う工程では、第1、第2レーザ光源から発振されたパルスレーザをRC−IGBT形成予定領域のそれぞれに対して順番に走査し、各RC−IGBT形成予定領域に対してレーザアニールを行うことによりp型コレクタ層11、n型カソード層12およびFS層13をそれぞれ形成している。また、本実施形態では、n型基板10に備えられた一つのRC−IGBT形成予定領域が本発明の局所領域に相当している。
このような半導体装置の製造方法では、n型基板10に、n型基板10のうちp型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域を溶融して再結晶化させることにより、p型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域に注入された不純物を活性化せてp型コレクタ層11およびn型カソード層12を形成している。このとき、p型コレクタ層11およびn型カソード層12を構成する不純物は、n型基板10のうち溶融している部分において拡散しやすくなり、n型基板10の裏面における不純物濃度を従来の半導体装置より高くすることができる。
図3は、p型コレクタ層11およびn型カソード層12の不純物濃度とn型基板10の裏面からの距離を示した図である。図3中の実線が本実施形態の半導体装置の製造方法により製造された半導体装置における不純物濃度の推移を示したものであり、図3中の波線がp型コレクタ層11を溶融して再結晶化させることなく、不純物を活性化させるのみで構成した従来の半導体装置における不純物濃度の推移を示したものである。また、図3中の一点鎖線Aは、不純物をn型基板10にイオン注入したときのピーク濃度となる深さを示している。
図3に示されるように、本実施形態の製造方法により製造された半導体装置では、不純物濃度を、n型基板10の裏面からp型コレクタ層11およびn型カソード層12のうち不純物をイオン注入したときのピーク濃度となる領域に向かって高くすることができる。このため、p型コレクタ層11を溶融して再結晶化させることなく、不純物を活性化させるのみで構成する従来の半導体装置と比較して、n型基板10の裏面における不純物濃度を高くすることができ、p型コレクタ層11およびn型カソード層12と下部電極23とのコンタクト抵抗を減少させることができるため、半導体装置のオン電圧を低減することができる。
また、このような半導体装置の製造方法では、第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーを1.6〜2.4J/cmとしている。このため、ドーズ量を5×1016/cmとした場合でも、n型基板10に、FS層形成予定領域に注入された不純物を活性化させることによりFS層13を形成することができる。また、n型基板10に、p型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域を溶融して再結晶化させることにより、p型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域に注入された不純物を活性化せてp型コレクタ層11およびn型カソード層12を形成することができる。したがって、従来の半導体装置の製造方法よりも確実にオン電圧を低減させることができる。
さらに、第1レーザ光源から発振されたパルスレーザがn型基板10の局所領域を照射するタイミングと、第2レーザ光源から発振されたパルスレーザがこの局所領域を照射するタイミングとの時間差を600nsec以下になるようにしているので、p型コレクタ層11およびn型カソード層12を構成する不純物がn型基板10のうちp型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域を超えて拡散することを防止することができ、p型コレクタ層11とn型カソード層12とのジャンクション位置が変化することを防止することができる。
また、FS層13を構成する不純物がp型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域を過剰に通過すると、この不純物がp型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域に注入された状態になる可能性が高くなり、特にp型コレクタ層形成予定領域ではFS層13と注入されるイオン種が異なるため不純物の活性化率が低くなることになる。このため、本実施形態では、FS層13を構成する不純物のドーズ量を1×1014/cm以下とし、p型コレクタ層11を構成する不純物の活性化率が低下することを抑制している。
さらに、上記図3中の破線で示したp型コレクタ層11を溶融して再結晶化させることなく、不純物を活性化させるのみで構成した半導体装置よりn型基板10の裏面における不純物濃度を高くするために次のような方法も考えられる。例えば、p型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域に不純物をイオン注入する際に、加速電圧を変化しながら不純物をイオン注入し、不純物が注入される深さを適宜変更しながら行う方法が考えられる。また、n型基板10の裏面にマスクを配置して不純物が注入される深さを適宜変更しながら行う方法も考えられる。しかしながら、このような方法では、製造工程が増加すると共に複雑になることになるが、本実施形態の半導体装置の方法によれば、製造工程が増加することも複雑になることもなく半導体装置を製造することができる。さらに、本実施形態の製造方法によれば、p型コレクタ層11、n型カソード層12およびFS層13を同時に形成することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置の製造方法は、第1実施形態に対して、n型基板10をレーザアニールする際に、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザを変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態の半導体装置の製造方法では、上記図2(c)の工程において、n型基板10をレーザアニールする際に次のようなレーザを用いて行っている。すなわち、第1レーザ光源から発振されるレーザとしてn型基板10のうちp型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域に吸収される波長、例えば、525nmの波長を有するCW(Continuous Wave)レーザを用い、第2レーザとしてn型基板10のうちFS層13に吸収される波長、例えば、795nmの波長を有するCWレーザを用いて行っている。そして、第1レーザ光源から発振されるCWレーザにより、n型基板10のうちp型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることによりp型コレクタ層11を構成するリンイオンおよびn型カソード層12を構成するボロンイオンを活性化させてp型コレクタ層11およびn型カソード層12を形成している。また、第2レーザ光源から発振されるCWレーザにより、n型基板10のうちFS層13を構成する不純物を活性化させてFS層13を形成している。
このような半導体装置の製造方法としても、p型コレクタ層11およびn型カソード層12をn型基板10のうちp型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより形成しているので、p型コレクタ層11を溶融して再結晶化させることなく、不純物を活性化させるのみで構成する従来の半導体装置と比較して、n型基板10の裏面における不純物濃度を高くすることができる。したがって、このような半導体装置の製造方法では、p型コレクタ層11およびn型カソード層12と下部電極23とのコンタクト抵抗を減少させることができ、半導体装置のオン電圧を低減することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態において、さらに、IGBT形成領域およびFWD形成領域にライフタイム層を形成する工程を行うこともできる。例えば、図2(c)におけるn型基板10に、p型コレクタ層11、n型カソード層12およびFS層13を形成する工程の後に、n型基板10の裏面側から電子線照射を行うことで結晶欠陥を誘起し、アニール処理によりこの結晶欠陥を所要量だけ回復させてライフタイム層を形成する工程を行うことができる。また、電子線照射の代わりに、例えば、ヘリウムやプロトンを照射してライフタイム層を形成することもできる。このようにライフタイム層を形成する工程を行うことにより、FWDの逆回復(リカバリ)時にFWD形成領域中の過剰キャリアを再結合によって早く消滅させることができるライフタイム層を備えた半導体装置を製造することができる。
上記各実施形態では、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザを用いた半導体装置の製造方法を説明したが、例えば、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザと異なるレーザを発振するレーザ光源をさらに用いてn型基板10の局所領域を照射することによりスループットを向上させてもよい。例えば、第1実施形態では、第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザと異なるCWレーザ発振するレーザ光源を加えることでスループットを向上させることができる。この場合は、第1、第2レーザ光源から発振される波長と異なる波長を有するCWレーザを用いることが好ましい。
また、上記各実施形態では、半導体装置としてRC−IGBTを例に挙げて説明したが、もちろんこれに限定されるものではなく、例えば、半導体装置としてFS層13を備えたIGBTを構成することもできる。
さらに、上記第1実施形態では、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザを用いた半導体装置の製造方法を説明したが、例えば、第1レーザ光源から発振されるパルスレーザのみを用いて、n型基板10に、FS層形成予定領域に注入されたリンイオンを活性化させることによりFS層13を形成し、p型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域を溶融して再結晶化させることにより、p型コレクタ層形成予定領域およびn型カソード層形成予定領域に注入されたボロンイオンおよびリンイオンを活性化せてp型コレクタ層11およびn型カソード層12を形成することもできる。さらに、第1レーザ光源から発振されるレーザをCWレーザとし、このCWレーザのみを用いる半導体装置の製造方法とすることもできる。
また、上記第2実施形態では、レーザアニールを行う工程において、第1レーザ光源から出力されるレーザおよび第2レーザ光源から出力されるレーザとしてCWレーザを用いる方法を説明したが、例えば、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザをパルスレーザとしてもよいし、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザのうち、一方のレーザをパルスレーザとすると共に、他方のレーザをCWレーザとすることもできる。
さらに、図2(c)の工程において、第1、第2レーザ光源から発振されるレーザを同じ波長を有するCWレーザとして、n型基板10に、p型コレクタ層11、n型カソード層12およびFS層13を形成することもできる。
また、上記各実施形態で説明した半導体装置の製造方法を適用して他の半導体装置を製造することもできる。例えば、図4は、上記第1実施形態の半導体装置の製造方法を適用して製造された他の実施形態にかかる半導体装置の断面構成を示す図である。
図4に示されるように、n型基板10における表層部のうち、FWD形成領域とは異なる位置であって、p型ベース領域14が形成されていない領域に、p型領域24が形成されている。また、上部電極22は、n型エミッタ領域16、ボデーp層17およびp型ベース領域14と電気的に接続されていると共に、p型領域24とも電気的に接続されている。したがって、このような半導体装置では、p型領域24、n型基板10およびn型カソード層12により、第2FWD形成領域が併設された構成とされている。
このような半導体装置では、上記各実施形態で説明した半導体装置と比較して、第2FWD形成領域が併設されているため、電流容量を向上させることができる。また、このような半導体装置では、p型コレクタ層11がp型ベース領域14の直下に形成され、n型カソード層12がp型領域24の直下に形成されている。したがって、p型ベース領域14が形成されている部分に備えられているIGBTとFWDとは、FWDとしての機能を弱めて主にIGBTとして機能させることができ、第2FWD形成領域に備えられるFWDを主たるFWDとして機能させることができる。以上のように、主としてIGBTとして機能する部分と主としてFWDとして機能する部分を明確に分離することで、半導体装置の設計が容易になると共に、設計自由度を高めることができる。
さらに、例えば、図5に示すような半導体装置を製造することができる。図5は、上記第1実施形態の半導体装置の製造方法を適用して製造された他の実施形態にかかる半導体装置の断面構成を示す図である。
図5に示されるように、n型基板10にコンタクト用トレンチ21を形成せずに、n型基板10の表面において、上部電極22がボデーp層17と電気的に接続されている構成とすることもできる。
また、もちろん上記図4および図5に示した半導体装置を上記第2実施形態で説明した半導体装置の製造方法を適用して製造することもできる。
さらに、上記各実施形態では、nチャネルタイプのIGBTを例に挙げて説明したが、各部の導電型を反転させたpチャネルタイプのIGBTについても本発明を適用することができる。その場合、IGBT形成領域では、コレクタ層11がn型となり、ドリフト層を構成する基板10がp型となり、べース領域14がn型となり、エミッタ領域がp型となり、FWD形成領域では、カソード層12がp型となる。
10 n型基板
11 p型コレクタ層
12 n型カソード層
13 FS層
14 p型ベース領域
15 ゲート用とレンチ
16 n型エミッタ領域
17 ボデーp層
21 コンタクト用トレンチ
22 上部電極
23 下部電極

Claims (10)

  1. シリコンを主成分とする半導体基板(10)を用意する工程と、
    前記半導体基板(10)のうち一面側からフィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記フィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程を行った後、前記半導体基板(10)のうち前記一面側から電極層(11、12)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記半導体基板(10)の前記一面側からレーザを照射してレーザアニールを行うことにより前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)および前記電極層(11、12)を形成する工程と、を有し、
    前記半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、パルスレーザを発振する複数のレーザ光源を用いて行い、第1レーザ光源から発振されるパルスレーザが前記半導体基板(10)の局所領域を照射するタイミングと、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザが前記局所領域を照射するタイミングとの間には時間差が設定されており、前記第1、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザのエネルギーを1.6〜2.4J/cmとし、前記半導体基板(10)に、前記フィールドストップ層(13)を構成する前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)を形成すると共に、前記半導体基板(10)のうち前記電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより前記電極層(11、12)を構成する前記不純物を活性化させて前記電極層(11、12)を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、前記時間差を600nsec以下として行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. シリコンを主成分とする半導体基板(10)を用意する工程と、
    前記半導体基板(10)のうち一面側からフィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記フィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程を行った後、前記半導体基板(10)のうち前記一面側から電極層(11、12)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記半導体基板(10)の前記一面側からレーザを照射してレーザアニールを行うことにより前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)および前記電極層(11、12)を形成する工程と、を有し、
    前記半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、パルスレーザを発振する複数のレーザ光源を用いて行い、第1レーザ光源から発振されるパルスレーザが前記半導体基板(10)の局所領域を照射するタイミングと、第2レーザ光源から発振されるパルスレーザが前記局所領域を照射するタイミングとの間に600nsec以下の時間差を設定し、前記半導体基板(10)に、前記フィールドストップ層(13)を構成する前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)を形成すると共に、前記半導体基板(10)のうち前記電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより前記電極層(11、12)を構成する前記不純物を活性化させて前記電極層(11、12)を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記フィールドストップ層(13)を構成する前記不純物をイオン注入する工程ではドーズ量を1×1014/cm以下として行い、前記電極層(11、12)を構成する前記不純物をイオン注入する工程ではドーズ量を5×1016/cm以下として行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基板(10)を用意する工程と、
    前記半導体基板(10)のうち一面側からフィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記フィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程を行った後、前記半導体基板(10)のうち前記一面側から電極層(11、12)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記半導体基板(10)の前記一面側からレーザを照射してレーザアニールを行うことにより前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)および前記電極層(11、12)を形成する工程と、を有し、
    前記半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、レーザを発振する単一のレーザ光源を用いて行い、前記半導体基板(10)に、前記フィールドストップ層(13)を構成する前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)を形成すると共に、前記半導体基板(10)のうち前記電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより前記電極層(11、12)を構成する前記不純物を活性化させて前記電極層(11、12)を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 半導体基板(10)を用意する工程と、
    前記半導体基板(10)のうち一面側からフィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記フィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程を行った後、前記半導体基板(10)のうち前記一面側から電極層(11、12)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記半導体基板(10)の前記一面側からレーザを照射してレーザアニールを行うことにより前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)および前記電極層(11、12)を形成する工程と、を有し、
    前記半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、CWレーザを発振する複数のレーザ光源を用いて行い、前記レーザ光源から発振される前記CWレーザの波長をそれぞれ同じ波長とし、前記半導体基板(10)に、前記フィールドストップ層(13)を構成する前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)を形成すると共に、前記半導体基板(10)のうち前記電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより前記電極層(11、12)を構成する前記不純物を活性化させて前記電極層(11、12)を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板(10)を用意する工程と、
    前記半導体基板(10)のうち一面側からフィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記フィールドストップ層(13)を構成する不純物をイオン注入する工程を行った後、前記半導体基板(10)のうち前記一面側から電極層(11、12)を構成する不純物をイオン注入する工程と、
    前記半導体基板(10)の前記一面側からレーザを照射してレーザアニールを行うことにより前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)および前記電極層(11、12)を形成する工程と、を有し、
    前記半導体基板(10)をレーザアニールする工程では、レーザを発振する複数のレーザ光源を用いて行い、第1レーザ光源から発振されるレーザとして前記半導体基板(10)のうち電極層形成予定領域に吸収される波長を有するレーザを用い、第2レーザ光源から発振されるレーザとして前記半導体基板(10)のうち前記フィールドストップ層形成予定領域に吸収される波長を有するレーザを用い、前記半導体基板(10)に、前記フィールドストップ層(13)を構成する前記不純物を活性化させて前記フィールドストップ層(13)を形成すると共に、前記半導体基板(10)のうち前記電極層形成予定領域を溶融させた後再結晶化させることにより前記電極層(11、12)を構成する前記不純物を活性化させて前記電極層(11、12)を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1、第2レーザ光源から発振されるレーザがCWレーザもしくはパルスレーザであるか、前記第1、第2レーザ光源から発振されるレーザのうち一方のレーザがパルスレーザであり、他方のレーザがCWレーザであることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記半導体基板(10)を用意する工程の後に、前記半導体基板(10)の内部にライフタイム層を形成する工程を含んでいることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 半導体基板(10)と、
    前記半導体基板(10)の一面に備えられた電極層(11、12)と、
    前記電極層(11、12)を挟んで前記半導体基板(10)における前記一面と反対側に備えられたフィールドストップ層(13)と、を備えた半導体装置であって、
    前記フィールドストップ層(13)は、前記半導体基板(10)に不純物がイオン注入された後前記半導体基板(10)をレーザアニールして前記不純物を活性化させることにより形成され、
    前記電極層(11、12)は、前記半導体基板(10)に不純物がイオン注入された後前記半導体基板(10)をレーザアニールし、前記半導体基板(10)のうち前記電極層形成予定領域を溶融させた後に再結晶化することにより前記電極層(11、12)を構成する前記不純物を活性化させて形成され、前記電極層(11、12)の不純物濃度が前記半導体基板(10)の前記一面から前記電極層(11、12)のうち前記不純物をイオン注入したときのピーク濃度となる領域に向かって高くなっていくことを特徴する半導体装置。
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