JP2010169168A - クラッチ制御装置およびそれを備えた車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性の向上が図られたクラッチ制御装置およびそれを備えた車両を提供する。
【解決手段】クラッチ制御装置50は、エンジンと、駆動部と従動部とを有するクラッチと、前記クラッチを断続させるアクチュエータ67と、アクチュエータ67を制御するアクチュエータ制御部93と、前記駆動部と前記従動部との間の回転速度差を検出する回転速度差検出部91と、前記クラッチが接続された状態において回転速度差検出部91により検出される回転速度差が所定の回転速度差以上であるとき、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる制御停止部94と、制御停止部94によってアクチュエータ67の制御が停止された後、回転速度差検出部91により検出される回転速度差が所定の回転速度差未満になると、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を再開させる制御再開部95と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明はクラッチ制御装置およびそれを備えた車両に関する。
乗員のクラッチの操作を要さず、アクチュエータの駆動によって変速動作が行われる車両用の制御装置が知られている。例えば、下記特許文献1に記載された制御装置は、エンジンとクラッチと変速機とアクチュエータとを備えた自動二輪車に搭載され、前記クラッチの駆動側と従動側との回転速度差に基づき、前記アクチュエータを制御する。前記制御装置では、前記エンジンの駆動力は、前記クラッチと前記変速機とを介し、車両の駆動輪に伝達される。
特開2006−170225号公報
ところで、前記制御装置では、クラッチが接続された状態であるにも拘わらず回転速度差が生じると、エンジンとクラッチの駆動側との間の動力伝達機構、あるいはクラッチの従動側と駆動輪との間の動力伝達機構等に不具合が発生したと見なし、アクチュエータの制御を強制的に停止させることが考えられる。なお、クラッチが接続された状態とは、アイドリング時やシフトチェンジ時等と異なり、意図的なクラッチの断続が行われない状態であり、例えば特定のギアポジションにて走行を継続している状態である。
前述の回転速度差は、所謂クラッチ滑りが起こった場合でも発生する。これにより、前記制御装置では、クラッチ滑りが起こった場合であっても、アクチュエータの制御を停止することになる。なお、クラッチ滑りとは、例えば、クラッチ内部のプレート同士の接触が不完全であり、前記プレート同士が相対回転することである。
ところが、エンジン自体の不具合や動力伝達機構の不具合等と異なり、単にクラッチ滑りが起こっただけでは、前記車両の走行が可能である場合が多い。つまり、通常、一時的にクラッチ滑りが起こったとしても、その後にクラッチの従動側が駆動側に徐々に追従していき、回転速度差はやがて解消される。そのため、車両の走行が可能となる場合が多い。
しかし、このようなクラッチ滑りが起こった場合にも前記アクチュエータの制御を停止し、車両の走行を不可能としたのでは、前記車両の利便性が損なわれるおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利便性の向上が図られたクラッチ制御装置およびそれを備えた車両を提供することにある。
本発明に係るクラッチ制御装置は、エンジンと、前記エンジンの駆動力によって回転駆動される駆動部と前記駆動部に従って回転する従動部とを有するクラッチと、前記従動部の回転力によって駆動される駆動輪と、前記クラッチを断続させるアクチュエータと、を備えている。前記クラッチ制御装置は、車両に搭載される。また、前記クラッチ制御装置は、前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、前記駆動部と前記従動部との間の回転速度差を検出する回転速度差検出体と、前記クラッチが接続された状態において前記回転速度差検出体により検出される前記回転速度差が所定の回転速度差以上であるとき、前記アクチュエータ制御部による前記アクチュエータの制御を停止させる制御停止部と、前記制御停止部によって前記アクチュエータの制御が停止された後、前記回転速度差検出体により検出される前記回転速度差が所定の回転速度差未満になると、前記アクチュエータ制御部による前記アクチュエータの制御を再開させる制御再開部と、を備えている。
以上、本発明によれば、利便性の向上が図られたクラッチ制御装置およびそれを備えた車両を提供することができる。
自動二輪車の側面図である。 パワーユニットの内部構成を示す断面図である。 クラッチ制御装置の制御構成図である。 駆動部および従動部の回転速度の変化と、上限の異常判定閾値Aおよび下限の異常判定閾値Bとを示す図である。 表示パネルの一例を示す図である。 アクチュエータ制御部によるアクチュエータの制御が停止または再開される制御について示す制御フローである。
<実施形態1>
図1は、自動二輪車1を示す側面図である。自動二輪車1は、本実施形態に係る車両の一例である。自動二輪車1は、所謂モーターサイクル型の自動二輪車である。ただし、自動二輪車1は、モーターサイクル型に限定されない。自動二輪車1は、スクータ型、オフロード型、またはレーサーレプリカ型等の自動二輪車であってもよい。また、前記車両は、乗員が跨って乗車する車両またはそれに準じる車両であり、自動二輪車だけでなく、スノーモービルやATV(All Terrain Vehicle)等であってもよい。さらに、前記車両は、四輪車であってもよい。
図1に示すように、自動二輪車1は、車体100を備えている。車体100は、少なくとも操向ハンドル4と、シート14と、前輪12と、駆動輪である後輪23とによって形成されている。前輪12は車体100の前側に配置され、後輪23は車体100の後側に配置されている。また、車体100は、ヘッドパイプ3と車体フレーム6とを備えている。車体フレーム6は、ヘッドパイプ3から左右一対に後方に延びる2本のフレーム部6aを有している。図1では、フレーム部6aは、1本のみが図示されている。フレーム部6aの後部は、下方に延びてリヤアームブラケット5と接続している。リヤアームブラケット5には、リヤアーム21の前端部がピボット軸22を介して上下揺動可能に支持されている。リヤアーム21の後端部には、後輪23が支持されている。
ヘッドパイプ3にはフロントフォーク10が枢支されている。フロントフォーク10の上端には、操向ハンドル4が設けられ、下端には前輪12が回転自在に設けられている。フレーム部6aの上部には燃料タンク13が配置され、燃料タンク13の後方にはシート14が配置されている。
フレーム部6aとリヤアームブラケット5とには、パワーユニット20が懸架されている。パワーユニット20は、少なくとも、エンジン45と、クラッチ44と、変速装置43とを有している(図2参照)。エンジン45と、クラッチ44と、変速装置43とは、クランクケース26に一体に組み付けられている。
図2は、パワーユニット20の内部構成を示す断面図である。メイン軸41は、クランク軸25と平行に配設されている。ドライブ軸42は、メイン軸41と平行に配設されている。クランク軸25の回転は、クラッチ44の断続に基づいてメイン軸41に伝達される。メイン軸41の回転は、変速装置43を介してドライブ軸42に伝達される。クラッチ44は、クラッチアクチュエータ60の駆動に基づいて断続される。また、シフトアクチュエータ70の駆動に基づき、変速装置43の変速ギア49および変速ギア420の切り換え、つまり変速装置43のギアポジションが変更される。
変速装置43は、いわゆる常時噛合式ドッグトランスミッションである。メイン軸41には、複数の変速ギア49が装着されている。一方、ドライブ軸42には、複数の変速ギア49に対応する複数の変速ギア420が装着されている。複数の変速ギア49と複数の変速ギア420とは、選択された一対のギア同士のみで相互に噛合している。複数の変速ギア49のうち、選択された変速ギア49以外の変速ギア49と、複数の変速ギア420のうち、選択された変速ギア420以外の変速ギア420とのうちの少なくとも一方は、メイン軸41もしくはドライブ軸42に対して回転可能となっている。つまり、選択されていない変速ギア49と、選択されていない変速ギア420のうちの少なくとも一方は、メイン軸41もしくはドライブ軸42に対して空転するようになっている。すなわち、メイン軸41とドライブ軸42との間の回転伝達は、相互に噛合する、選択された変速ギア49および選択された変速ギア420のみを介して行われる。
変速装置43は、複数のギアポジションを有している。変速装置43は、シフトカム421を有している。シフトカム421の外周面には、複数のカム溝421aが形成されている。各カム溝421aには、シフトフォーク422が装着されている。各シフトフォーク422は、それぞれメイン軸41およびドライブ軸42の所定のギアに係合している。シフトカム421が回転することにより、複数のシフトフォーク422のそれぞれは、カム溝421aに案内されてメイン軸41の軸方向に移動する。これにより、変速装置43のギアポジションが変更される。その結果、メイン軸41とドライブ軸42との間では、変速ギア49および変速ギア420を介して、所定の変速比で回転伝達が行われる。
シフトカム421は、シフトロッド75が往復移動することにより、所定の角度だけ回転する。シフトロッド75は、シフトアクチュエータ70の駆動により往復移動することができる。
エンジン45の駆動時にクラッチ44が接続状態である場合、エンジン45のトルクは、クラッチ44を介してメイン軸41に伝達される。また、メイン軸41とドライブ軸42との間では所定の変速比で回転伝達が行われ、ドライブ軸42が回転する。ドライブ軸42が回転すると、ドライブ軸42と後輪23(図1参照)との間を接続する動力伝達機構47(図1参照)によってトルクが伝達され、後輪23が回転する。ただし、変速装置43は、有段式の変速装置に限定されず、ベルトを有した無段変速装置であってもよい。
パワーユニット20の内部で伝達されるエンジン45のトルクは、前述したような経路に限定されない。例えば、クラッチ44は、エンジン45のトルクの伝達方向に関して、変速装置43の後流側に配置されていてもよい。この場合、メイン軸41とドライブ軸42との間で所定の変速比で回転伝達が行われ、ドライブ軸42が回転する。ドライブ軸42の回転は、クラッチ44を介して動力伝達機構47(図1参照)に伝達される。
本実施形態では、クラッチ44は湿式の多板式摩擦クラッチによって構成されている。ただし、クラッチ44は、乾式の多板式摩擦クラッチであってもよい。また、本実施形態では、クラッチ44は、クラッチアクチュエータ60の駆動に基づいて断続される。図2に示すように、クラッチ44は、クラッチボス441と、クラッチハウジング442と、プレッシャプレート450とを備えている。
クラッチハウジング442は、クラッチボス441の周囲を囲み、メイン軸41に回転可能に取り付けられている。クラッチハウジング442には、メイン軸41が貫通している。
図2に示すように、車幅方向とは、左右方向のことである。本実施形態では、クラッチ44はメイン軸41の右側に配置されているので、車幅方向の外側は右側、車幅方向の内側は左側となる。そのため、以下(の図2の説明)では、車幅方向の外側、内側を、それぞれ単に右側、左側と呼ぶこととする。
クラッチボス441は、メイン軸41に一体式に回転するように取り付けられている。つまり、クラッチボス441は、メイン軸41と共に回転する。
クラッチハウジング442の内側には、複数のフリクションプレート452が配置されている。複数のフリクションプレート452は、クラッチハウジング442に対して共に回転するように係合している。本実施形態では、各フリクションプレート452は、メイン軸41の回転方向に関して、クラッチハウジング442に対して固定されている。このため、複数のフリクションプレート452は、クラッチハウジング442と共に回転する。なお、各フリクションプレート452は、メイン軸41の軸方向に関して変位可能である。このため、相互に隣接するフリクションプレート452相互間の距離は可変である。
複数のフリクションプレート452は、メイン軸41の軸方向に配列されている。相互に隣接する各フリクションプレート452の間には、クラッチプレート453が配置されている。クラッチプレート453は、隣接するフリクションプレート452に対向している。クラッチプレート453は、クラッチボス441に対して共に回転するように係合している。各クラッチプレート453は、メイン軸41の回転方向に関して、クラッチボス441に対して固定されている。このため、複数のクラッチプレート453は、クラッチボス441と共に回転する。なお、各クラッチプレート453は、メイン軸41の軸方向に関して変位可能である。このため、相互に隣接するクラッチプレート453相互間の距離は可変である。
本実施形態に係るクラッチ44は、クランク軸25の回転によってクラッチハウジング442が回転する。後述するように、クラッチ44が接続状態であるとき、フリクションプレート452とクラッチプレート453とが圧接されることにより、クランク軸25の回転がクラッチボス441に伝達され、クラッチボス441が回転する。そのため、本実施形態では、少なくともクラッチハウジング442とフリクションプレート452とにより、クラッチ44の駆動部454が形成されている。一方、少なくともクラッチボス441とクラッチプレート453とメイン軸41とにより、クラッチ44の従動部455が形成されている。
メイン軸41の右側には、プレッシャプレート450が配置されている。プレッシャプレート450は、略円盤形状に形成されている。プレッシャプレート450は、クラッチハウジング442と共に回転するように係合している。プレッシャプレート450は、メイン軸41の軸方向に移動することによってフリクションプレート452とクラッチプレート453とを圧接させる。
皿バネ451は、クラッチハウジング442とプレッシャプレート450との間に介在している。皿バネ451は、プレッシャプレート450をフリクションプレート452とクラッチプレート453とを圧接させる方向に付勢する。皿バネ451は、略円環形状を有している。
図2に示すように、クラッチ44には、クラッチレリーズ機構86が設けられている。クラッチレリーズ機構86は、クラッチアクチュエータ60の駆動に基づいて作動する。
メイン軸41は、筒形状を有している。クラッチレリーズ機構86は、一部がメイン軸41の内部に収容されている。また、プッシュ機構471の一部は、メイン軸41の内部に収容されている。クラッチレリーズ機構86の作動は、メイン軸41の内部を通ってプレッシャプレート450に伝達される。クラッチレリーズ機構86が作動すると、プッシュ機構471が皿バネ451の付勢力に抗して右側に移動する。これにより、プレッシャプレート450が、皿バネ451の付勢力に抗して右側に移動する。プレッシャプレート450が右側に移動すると、フリクションプレート452とクラッチプレート453との圧接が解消され、クラッチ44が切断状態になる。
なお、クラッチレリーズ機構86の作動は、メイン軸41の内部を通ってプレッシャプレート450に伝達されるものに限定されない。クラッチ44には、プッシュ機構471を右側に移動させる別の機構が設けられていてもよい。前記機構およびクラッチレリーズ機構86の少なくとも一部は、プレッシャプレート450の右方に設けられている。この場合、プッシュ機構471の右側部は、前記機構を介してクラッチアクチュエータ60とクラッチレリーズ機構86とに接続している。クラッチアクチュエータ60が駆動すると、プッシュ機構471は、前記機構によって皿バネ451の付勢力に抗して右側に引っ張られる。これにより、プッシュ機構471が右側に移動し、クラッチ44が切断状態になる。
なお、本実施形態に係るクラッチ制御装置50は、クラッチアクチュエータ60とシフトアクチュエータ70とで、別々のアクチュエータを備えていなくてもよい。すなわち、クラッチ制御装置50は、クラッチ44の断続を行い、且つ、変速装置43の変速ギアの切り換えを行うアクチュエータを備えていてもよい。この場合、前記アクチュエータは、クラッチ44の断続を行う機能と、変速装置43の変速ギアの切り換えを行う機能とを有している。以下では、クラッチアクチュエータ60とシフトアクチュエータ70とを同時に表すものとして、単にアクチュエータ67と呼称する。アクチュエータ67は、クラッチアクチュエータ60とシフトアクチュエータ70との総称である。そのため、アクチュエータ67は、クラッチ44の断続を行う機能と、変速装置43の変速ギアの切り換えを行う機能とを有したものに限定されない。
次に、本実施形態に係るクラッチ制御装置50について説明する。図3は、クラッチ制御装置50の制御ブロック図である。図3に示すように、クラッチ制御装置50は、エンジン45と、変速装置43と、クラッチ44と、クラッチアクチュエータ60と、シフトアクチュエータ70と、ECU(Electric Control Unit)90とを備えている。ECU90は、回転速度差検出部91と通知制御部92とアクチュエータ制御部93と制御停止部94と制御再開部95とを有している。
自動二輪車1は、電源装置73とメインスイッチ74とを備えている。自動二輪車1の乗員によりメインスイッチ74がオンに操作されると、電源装置73とECU90との間が通電状態となり、ECU90が作動可能となる。ただし、自動二輪車1は、図示しないリレースイッチ等を備えていてもよい。この場合、ECU90の一部は、メインスイッチ74が操作されていないときでも作動することができる。
図3に示すように、クラッチ制御装置50は、エンジン回転速度センサ31を備えている。エンジン回転速度センサ31は、クランク軸25の回転速度を検出する。エンジン回転速度センサ31は、例えば、クランク軸25(図2参照)に設けられている。
また、クラッチ制御装置50は、シフト位置センサ32を備えている。シフト位置センサ32は、変速装置43のギアポジションを検出する。シフト位置センサ32は、例えばシフトカム421(図2参照)の回転角度を検出することにより、変速装置43のギアポジションを検出する。さらに、クラッチ制御装置50は、車速センサ33を備えている。車速センサ33は、車体100(図1参照)の車速を検出する。前記各センサは、各変位量を直接または間接的に検出するものであってもよく、演算機能を有し、所定の物理量から必要な物理量を算出することにしてもよい。
さらに、クラッチ制御装置50は、クラッチアクチュエータ60の駆動量を検出するポテンショメータ38と、シフトアクチュエータ70の駆動量を検出するポテンショメータ39とを備えている。詳細には、ポテンショメータ38は、クラッチアクチュエータ60の回転角度を検出する。ポテンショメータ39は、シフトアクチュエータ70の回転角度を検出する。ただし、前述したように、クラッチ制御装置50が、クラッチアクチュエータ60としての機能と、シフトアクチュエータ70としての機能とを有したアクチュエータを備えている場合、クラッチ制御装置50は、ポテンショメータ38とポテンショメータ39との二つのポテンショメータを備えていなくてもよい。
なお、アクチュエータ67の駆動は、アクチュエータ制御部93により制御される。アクチュエータ制御部93は、ポテンショメータ38の検出値に基づき、クラッチアクチュエータ60の駆動量を検知する。これにより、アクチュエータ制御部93は、クラッチ44(図2参照)の接続状態または切断状態を判定する。ポテンショメータ38は、クラッチアクチュエータ60の少なくともクラッチ44を接続しているときと切断したときとの間の駆動量を検出する。また、アクチュエータ制御部93は、ポテンショメータ39の検出値に基づき、シフトアクチュエータ70の駆動量を検知する。
回転速度差検出部91は、クラッチ44の駆動部454と従動部455との間の回転速度差を検出する。回転速度差検出部91は、エンジン45の回転速度から駆動部454の回転速度を推定する。また、回転速度差検出部91は、従動部455と後輪23との間の所定部分の回転速度から従動部455の回転速度を推定する。回転速度差検出部91は、演算機能を有している。これにより、回転速度差検出部91は、駆動部454の回転速度と従動部455の回転速度との回転速度差を演算し、前記回転速度差を検出する。
以下では、駆動部454の回転速度と従動部455の回転速度との回転速度差を、単に回転速度差と表記する。回転速度差は、算出値または推定値であり、自動二輪車1の走行状態によって変化する。回転速度差は、少なくともクラッチ44にてクラッチ滑りが発生する場合に生じる。
回転速度差検出部91は、エンジン回転速度センサ31より、クランク軸25の回転速度に基づく信号を入力する。また、回転速度差検出部91は、シフト位置センサ32より、シフトカム421の回転角度に基づく信号を入力し、車速センサ33より車速に基づく信号を入力する。クラッチ制御装置50では、少なくとも回転速度差検出部91とエンジン回転速度センサ31とシフト位置センサ32と車速センサ33とで、回転速度検出手段を形成している。
回転速度差検出部91は、エンジン回転速度センサ31で検出されたクランク軸25の回転速度に基づき、駆動部454の回転速度を推定する。また、回転速度差検出部91は、シフト位置センサ32で検出されたシフトカム421の回転角度と車速センサ33で検出された車速とに基づき、従動部455の回転速度を推定する。これにより、回転速度差検出部91は、回転速度差を算出する。
制御停止部94は、クラッチ44が接続された状態において回転速度差検出部91により検出される回転速度差が所定の回転速度差以上であるとき、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる。以下では、前記所定の回転速度差を、停止時回転速度差Rと称する。
制御停止部94は、回転速度差検出部91より、回転速度差に基づく信号Rsを入力している。また、制御停止部94の一部は、記憶機能を有し、停止時回転速度差Rを所定の値として記憶している。これにより、制御停止部94は、信号Rsに基づき、回転速度差が停止時回転速度差R以上であるか否かを判定することができる。
一方、制御再開部95は、制御停止部94によってアクチュエータ67の制御が停止された後、回転速度差検出部91により検出される回転速度差が所定の回転速度差未満になると、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を再開させる。以下では、前記所定の回転速度差を、再開時回転速度差Rと称する。
制御再開部95は、回転速度差検出部91より、回転速度差に基づく信号Rsを入力している。また、制御再開部95の一部は、記憶機能を有し、再開時回転速度差Rを所定の値として記憶している。これにより、制御再開部95は、信号Rsに基づき、回転速度差が再開時回転速度差R未満であるか否かを判定することができる。
エンジン45自体の不具合や動力伝達機構47の不具合等がある場合、駆動部454と従動部455との間には回転速度差が生じる。クラッチ制御装置50では、回転速度差を検出し、例えば車体100の走行を中止させる制御が実行される。一方、回転速度差が発生する場合でも、クラッチ滑りであるときは、従動部455の回転が駆動部454の回転に徐々に追従し、回転速度差が解消される。そのため、クラッチ制御装置50では、回転速度差が所定の回転速度差(本実施形態では停止時回転速度差R)以上になった後、回転速度差が所定の回転速度差(本実施形態では再開時回転速度差R)未満になると、クラッチ滑りが発生していたと判定する。
本実施形態では、停止時回転速度差Rと再開時回転速度差Rとは、後述するように、略同一の値である。ただし、停止時回転速度差Rと再開時回転速度差Rとは、異なる値であってもよい。略同一の値とは、実際の駆動部454の回転速度と、実際の従動部455の回転速度とが同一である必要はなく、回転速度差検出部91により検出される値が同一であればよい。
ただし、クラッチ制御装置50は、駆動部454の回転速度を直接的に検出するセンサを備えていてもよい。つまり、クラッチ制御装置50は、フリクションプレート452の回転速度またはクラッチハウジング442の回転速度を直接的に検出するセンサを備えていてもよい。また、クラッチ制御装置50は、従動部455の回転速度を直接的に検出するセンサを備えていてもよい。つまり、クラッチ制御装置50は、クラッチプレート453の回転速度またはクラッチボス441の回転速度を直接的に検出するセンサを備えていてもよい。前述したように、クラッチプレート453とクラッチボス441とは、メイン軸41と共に回転する。そのため、クラッチプレート453の回転速度またはクラッチボス441の回転速度を直接的に検出するセンサは、メイン軸41の回転速度を検出するセンサである。
駆動部454の回転速度を直接的に検出するセンサと、従動部455の回転速度を直接的に検出するセンサとを備えたクラッチ制御装置50では、前記二つのセンサによって、クラッチ44の駆動部454および従動部455の回転速度を検出することができる。これにより、クラッチ制御装置50では、駆動部454と従動部455との回転速度差に基づき、制御停止部94の制御が実行される。
クラッチ制御装置50が前記二つのセンサを備えている場合、所謂クラッチ滑りが起こるときは、前記二つのセンサによって回転速度差が検出される。これにより、車速センサ33を備えたクラッチ制御装置50がさらに前記二つのセンサを備える場合、クラッチ制御装置50は、エンジン45自体の不具合や動力伝達機構47の不具合等と、クラッチ滑りとを区別して検出することができる。その結果、前記二つのセンサと車速センサ33とを備えたクラッチ制御装置50では、クラッチ44が接続された状態であるにも拘わらず回転速度差が検出される場合は、クラッチ滑りであると診断され、アクチュエータ67の制御を停止する必要がない。したがって、車速センサ33を備えたクラッチ制御装置50がさらに前記二つのセンサを備える場合、クラッチ44が接続された状態であるにも拘わらず回転速度差が検出されるときは、自動二輪車1の走行を不可能とすることがない。
一方、前述したように、クラッチ44は、エンジン45のトルクの伝達方向に関して変速装置43の後流側に配置されていてもよい。この場合、回転速度差検出部91は、エンジン回転速度センサ31で検出されたクランク軸25の回転速度とシフト位置センサ32で検出されたシフトカム421の回転角度とに基づき、駆動部454の回転速度を推定することができる。また、回転速度差検出部91は、車速センサ33で検出された車速に基づき、従動部455の回転速度を推定することができる。これにより、回転速度差検出部91は、駆動部454の回転速度と従動部455の回転速度との回転速度差を算出することができる。
この場合、回転速度差検出部91は、エンジン45とクラッチ44の駆動部454との間の所定部分の回転速度から、駆動部454の回転速度を推定することができる。また、この場合、回転速度差検出部91は、車体100(図1参照)の車速から従動部455の回転速度を推定することができる。
以下では、制御停止部94と制御再開部95との制御について詳述する。前述したように、制御停止部94は、回転速度差が停止時回転速度差R以上であるとき、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる。しかしながら、クラッチ44(図2参照)が半クラッチ状態である場合、クラッチ44では、フリクションプレート452とクラッチプレート453とが相対回転している。つまり、駆動部454と従動部455との間には、回転速度差が生じている。クラッチ44は、クラッチアクチュエータ60がクラッチ44の接続状態から切断状態または切断状態から接続状態に向かって駆動しているときに半クラッチ状態になる。そのため、クラッチ44は、変速装置43のギアポジションが変更される際、つまりシフトチェンジの際に半クラッチ状態になる場合がある。
制御停止部94は、クラッチ44が半クラッチ状態である場合、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させない。すなわち、制御停止部94は、クラッチ44が接続状態であるとき且つ回転速度差が停止時回転速度差R以上であるときに、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる。
制御停止部94は、アクチュエータ制御部93よりアクチュエータ67の駆動量に基づく信号を入力する。アクチュエータ67の駆動量は、ポテンショメータ38の検出値に基づき、アクチュエータ制御部93が検知している。すなわち、制御停止部94は、ポテンショメータ38の検出値に基づき、クラッチ44が接続状態であるか否かを判定する。
一方、回転速度差検出部91は、回転速度差を駆動部454の回転速度と従動部455の回転速度との比率によって検出する。図4に示すように、クラッチ制御装置50では、前記比率により、上限の異常判定閾値Aと下限の異常判定閾値Bとが規定されている。図4に示す曲線Lは、駆動部454の回転速度の変化である。また、図4に示す曲線Lは、従動部455の回転速度の変化である。図4に示す上限の異常判定閾値Aと下限の異常判定閾値Bとは、従動部455の回転速度を基準に規定されている。前記比率が例えば10%である場合、駆動部454の回転速度が従動部455の回転速度の1.1倍以上であるとき、制御停止部94はアクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる。また、前記比率が例えば10%である場合、駆動部454の回転速度が従動部455の回転速度の0.9倍以下であるとき、制御停止部94はアクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる。つまり、この場合、上限の異常判定閾値Aは従動部455の回転速度の1.1倍で規定され、下限の異常判定閾値Bは従動部455の回転速度の0.9倍で規定されている。ただし、上限の異常判定閾値と下限の異常判定閾値とは、駆動部454の回転速度を基準に規定されていてもよい。
すなわち、制御停止部94は、従動部455の回転速度に対する駆動部454の回転速度の比率が所定値以上のとき、回転速度差が停止時回転速度差R以上であると見なしてアクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる。このとき、前記前記比率は、上限の異常判定閾値Aと下限の異常判定閾値Bとで、同一でもよく異なっていてもよい。また、制御再開部95は、従動部455の回転速度に対する駆動部454の回転速度の比率が所定値未満になると、回転速度差が再開時回転速度差R未満になったと見なしてアクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を再開させる。
図4に示すように、従動部455の回転速度に対する駆動部454の回転速度の比率が所定値以上になるときは、時間tである。また、従動部455の回転速度に対する駆動部454の回転速度の比率が所定値未満になるときは、時間tである。クラッチ制御装置50では、制御停止部94が回転速度差を停止時回転速度差R以上になったと見なすときの比率と、制御再開部95が回転速度差を再開時回転速度差R未満になったと見なすときの比率とは、略同一の値である。ただし、前述したように、停止時回転速度差Rと再開時回転速度差Rとは、異なる値であってもよい。そのため、制御停止部94が回転速度差を停止時回転速度差R以上になったと見なすときの比率と、制御再開部95が回転速度差を再開時回転速度差R未満になったと見なすときの比率とは、異なる値であってもよい。
クラッチ制御装置50は、通知手段を備えている。クラッチ制御装置50では、少なくとも表示パネル15と通知制御部92とにより、前記通知手段が形成されている。前記通知手段は、制御停止部94によりアクチュエータ67の制御が停止されると自動二輪車1の乗員に対して所定の通知を行い、その後にアクチュエータ67の制御が再開されても前記通知を継続する。表示パネル15では、自動二輪車1の乗員に対して、運転に必要なものが表示される。表示パネル15での表示は、ECU90に設けられた通知制御部92によって制御される。
前記通知は、クラッチ44が接続された状態において従動部455の回転速度に対する駆動部454の回転速度の比率が所定値以上であることを表すものであればよい。そのため、クラッチ制御装置50は、音声を出力する装置を備えていてもよい。前記装置は、回転速度差が停止時回転速度差R以上である場合、音声を出力する。つまり、クラッチ制御装置50は、音声により回転速度差が停止時回転速度差R以上であることを通知する。これにより、乗員は、回転速度差が停止時回転速度差R以上になり、エンジン45と動力伝達機構47との間に不具合等が発生したことを認識することができる。
例えば、表示パネル15には、表示灯11が設けられている。クラッチ制御装置50では、クラッチ44が接続された状態において従動部455の回転速度に対する駆動部454の回転速度の比率が所定値以上であるとき、表示灯11が点滅する。これにより、自動二輪車1の乗員は、表示パネル15にて、クラッチ44が接続された状態において従動部455の回転速度に対する駆動部454の回転速度の比率が所定値以上であることを視認できる。ただし、このとき、表示灯11は、点灯してもよい。
なお、図5に示すように、表示パネル15には、速度計16、エンジン回転速度計17、および燃量計18が設けられている。
図1に示すように、表示パネル15は、車体100に設けられている。図1に示す表示パネル15は、自動二輪車1に設けられるものの一例であり、図に示す構成に限定されない。表示パネル15は、乗員がシート14に乗車しているとき、車体100のうち、容易に視認される位置に配置されていればよい。自動二輪車1では、表示パネル15は、フロントカウル24の内側に配置されている。
以下では、クラッチ制御装置50において、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御が停止または再開される制御について説明する。
まず、図6に示すように、ステップS1において、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御が実行されている。ステップS2では、回転速度差が所定の回転速度差以上であるか否かが判定される。つまり、ステップS2では、回転速度差が停止時回転速度差R(図3参照)以上であるか否かが判定される。ステップS2において、回転速度差が停止時回転速度差R以上である場合、ステップS3に進む。ステップS2において、回転速度差が停止時回転速度差R未満である場合、ステップS1に戻る。
ステップS3では、表示パネル15(図5参照)にて、回転速度差が停止時回転速度差R以上になったことが表示される。つまり、表示パネル15の表示灯11が点滅する。このときの表示を便宜的に表示Dと表記する。
また、ステップS4では、制御停止部94により、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御が停止される。これにより、アクチュエータ67は、駆動できなくなる。なお、ステップS3とステップS4とは、ステップの順序が入れ替わっていてもよく、並行していてもよい。
ステップS5では、回転速度差が所定の回転速度差未満であるか否かが判定される。つまり、ステップS5では、回転速度差が停止時回転速度差R以上になった後、回転速度差が再開時回転速度差R(図3参照)未満に収束したか否かが判定される。ステップS5において、回転速度差が再開時回転速度差R未満である場合、ステップS6に進む。ステップS5において、回転速度差が再開時回転速度差R未満ではない場合、ステップS8に進む。
ステップS6では、制御再開部95により、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御が再開される。これにより、アクチュエータ67は、駆動できるようになる。
ステップS7では、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御が実行される。ただし、表示パネル15での表示は継続されている。つまり、回転速度差が停止時回転速度差R以上になると、表示パネル15の表示灯11が点滅し、その後に回転速度差が再開時回転速度差R未満になっても、表示灯11は継続して点滅する。
ステップS8では、表示パネル15にて、回転速度差が停止時回転速度差R以上になった後、回転速度差が収束していないことが表示される。このときの表示を便宜的に表示Eと表記する。このとき、表示パネル15の表示灯11は、点滅から点灯に変わる。つまり、少なくとも通知制御部92(図3参照)と表示パネル15とで形成される通知手段は、制御再開部95によりアクチュエータ67の制御が再開された場合と再開されなかった場合とで異なる通知を行う。
ステップS5において、回転速度差が再開時回転速度差R未満ではない場合、クラッチ制御装置50では、回転速度差が停止時回転速度差以上になった後、回転速度差が収束していないと判定される。このとき、クラッチ制御装置50は、クラッチ44にてクラッチ滑りが発生していたのではなく、エンジン45(図1参照)と動力伝達機構47(図1参照)との間に不具合等が発生していると判定する。このとき、クラッチ制御装置50は、例えば車体100の走行を停止させる制御を実行する。これにより、自動二輪車1は、走行の継続が不能になる。
(作用および効果)
以上のように、本実施形態に係るクラッチ制御装置50は、エンジン45とクラッチ44と後輪23とアクチュエータ67と回転速度差検出部91とアクチュエータ制御部93と制御停止部94と制御再開部95とを備えている。クラッチ44は、エンジン45の駆動力によって回転駆動される駆動部454と、駆動部454に従って回転する従動部455とを有している。クラッチ44は、アクチュエータ67の駆動により断続される。アクチュエータ67は、アクチュエータ制御部93によって制御される。回転速度差検出部91は、駆動部454と従動部455との間の回転速度差を検出する。制御停止部94は、クラッチ44が接続された状態で回転速度差が停止時回転速度差R以上であるとき、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる。これにより、アクチュエータ制御部93は、アクチュエータ67の制御を一旦停止し、アクチュエータ67が駆動しなくなる。
ところで、エンジン45自体の不具合や動力伝達機構47の不具合等がある場合でも、駆動部454と従動部455との間には、回転速度差が発生する。クラッチ制御装置50では、このときの回転速度差が検出されると、例えば車体100の走行を中止させる制御が実行される。一方、回転速度差が発生する場合でも、クラッチ滑りであるときは、従動部455の回転が駆動部454の回転に徐々に追従し、回転速度差が解消される。つまり、回転速度差が停止時回転速度差R以上になった後でも、クラッチ滑りの状態であれば回転速度差が収束する。そのため、本実施形態に係るクラッチ制御装置50では、制御停止部94によってアクチュエータ67の制御が停止された後、回転速度差が再開時回転速度差R未満になると、制御再開部95はアクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を再開させる。これにより、クラッチ滑りの状態であれば、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の駆動の制御が完全に停止されず、自動二輪車1の走行の継続が可能である。したがって、本実施形態に係るクラッチ制御装置50は、回転速度差が所定の回転速度差以上になればいつでもアクチュエータ67の駆動を停止しているものに比べ、利便性が高められている。
クラッチ制御装置50は、複数のギアポジションを有する変速装置43と、エンジン45の回転速度を検出するエンジン回転速度センサ31と、車体100の車速を検出する車速センサ33と、変速装置43でのギアポジションを検出するシフト位置センサ32とをさらに備えている。回転速度差検出部91は、エンジン回転速度センサ31より検出されるエンジン45のクランク軸25の回転速度に基づき、駆動部454の回転速度を推定する。また、回転速度差検出部91は、車速センサ33より検出される車体100の車速と、シフト位置センサ32より検出される変速装置43でのギアポジションとに基づき、従動部455の回転速度を推定する。回転速度差検出部91は、推定した駆動部454の回転速度と従動部455の回転速度とに基づき、回転速度差を検出する。このように、クラッチ制御装置50では、駆動部454の回転速度と従動部455の回転速度との回転速度差を、容易に検出することができる。また、回転速度差検出部91が推定した駆動部454の回転速度と従動部455の回転速度とに基づいて回転速度差を検出することにより、クラッチ制御装置50は、従動部455の回転速度を直接的に検出するセンサを備える必要がない。
本実施形態に係るクラッチ制御装置50によれば、制御停止部94は、クラッチ44が接続状態であると判定したときであって且つ回転速度差が停止時回転速度差R以上であるときに、アクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる。すなわち、クラッチ制御装置50では、制御停止部94は、半クラッチ状態等での駆動部454と従動部455との回転速度差を制御に利用しない。そのため、制御停止部94は、アクチュエータ制御部93に対して容易に制御を停止させることができる。
本実施形態に係るクラッチ制御装置50によれば、回転速度差検出部91は、駆動部454と従動部455との回転速度差を、駆動部454の回転速度と従動部455の回転速度との比率によって検出する。これにより、回転速度差検出部91は、従動部455の回転速度を基準にして、具体的に駆動部454と従動部455との間の回転速度差を検出することができる。
一方、制御停止部94は、従動部455の回転速度に対する駆動部454の回転速度の比率が所定値以上のとき、回転速度差が停止時回転速度差R以上であると見なしてアクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止させる。また、制御再開部95は、前記比率が所定値未満になると、回転速度差が再開時回転速度差未満になったと見なしてアクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を再開させる。すなわち、クラッチ制御装置50では、従動部455の回転速度を基準にして、具体的にアクチュエータ制御部93によるアクチュエータ67の制御を停止または再開させることができる。
本実施形態に係るクラッチ制御装置50によれば、制御停止部94がアクチュエータ67の制御を停止させるときの回転速度差と、制御再開部95がアクチュエータ67の制御を再開させるときの回転速度差とは、略同一の回転速度差である。これにより、クラッチ制御装置50では、アクチュエータ67の制御を停止させるときの制御と、アクチュエータ67の制御を再開させるときの制御とが容易に実行され、クラッチ制御装置50の負担が軽減される。
本実施形態に係るクラッチ制御装置50は、通知制御部92と表示パネル15とをさらに備えている。クラッチ制御装置50では、少なくとも通知制御部92と表示パネル15とにより、通知手段が形成されている。前述したように、回転速度差が所定の回転速度差(本実施形態では停止時回転速度差R1)以上であるとき、クラッチ制御装置50では、クラッチ滑りが発生またはエンジン45と動力伝達機構47との間に不具合等が発生していると判定される。さらに、クラッチ制御装置50では、回転速度差が停止時回転速度差R1以上になった後、回転速度差が所定の回転速度差(本実施形態では再開時回転速度差R)未満になると、クラッチ滑りが発生していると判定される。前記通知手段は、制御停止部94によりアクチュエータ67の制御が停止されると、自動二輪車1の乗員に対して所定の通知を行い、その後にアクチュエータ67の制御が再開されても前記通知を継続する。そのため、自動二輪車1の乗員は、クラッチ滑りが発生またはエンジン45と動力伝達機構47との間に不具合等が発生していることを容易に視認することができる。その結果、本実施形態に係るクラッチ制御装置50は、さらに利便性の向上が図られている。
また、前記通知手段は、制御再開部95によりアクチュエータ67の制御が再開された場合と再開されなかった場合とで、異なる通知を行う。つまり、前記通知手段は、クラッチ滑りとエンジン45と動力伝達機構47との間に発生している不具合等とを、区別して表示することができる。これにより、自動二輪車1の乗員は、クラッチ滑りと、エンジン45と動力伝達機構47との間に発生している不具合等とを判別して視認することができる。その結果、本実施形態に係るクラッチ制御装置50は、さらに利便性の向上が図られている。
前述したように、本実施形態に係るクラッチ制御装置50は、利便性の向上が図られている。そのため、クラッチ制御装置50を備えた車両は、その利便性を享受する。つまり、クラッチ制御装置50を備えた車両は、利便性が高められた車両である。
<変形例>
なお、停止時回転速度差Rは、変速装置43のギアポジションごとに異なる値であってもよい。また、再開時回転速度差Rは、変速装置43のギアポジションごとに異なる値であってもよい。変速装置43のギアポジションは、シフト位置センサ32によって検出される。制御停止部94は、回転速度差検出部91より変速装置43のギアポジションに基づく信号を入力し、変速装置43のギアポジションを検知することができる。停止時回転速度差Rが変速装置43のギアポジションごとに異なっている場合、クラッチ制御装置50では前記ギアポジションごとにきめ細かく制御される。すなわち、停止時回転速度差Rが変速装置43のギアポジションごとに異なっている場合、制御停止部94は、アクチュエータ制御部93に対して前記ギアポジションごとにきめ細かく制御することができる。
本発明はクラッチ制御装置およびそれを備えた車両に関して有用である。
1 自動二輪車(車両)
15 表示パネル(通知手段)
31 エンジン回転速度センサ(回転速度差検出体)
32 シフト位置センサ(回転速度差検出体)
33 車速センサ(回転速度差検出体)
38 ポテンショメータ(アクチュエータセンサ)
39 ポテンショメータ(アクチュエータセンサ)
43 変速装置(変速機)
44 クラッチ
45 エンジン
50 クラッチ制御装置
60 クラッチアクチュエータ
67 アクチュエータ
70 シフトアクチュエータ
91 回転速度差検出部(回転速度差検出体)
92 通知制御部(通知手段)
93 アクチュエータ制御部
94 制御停止部
95 制御再開部
454 駆動部
455 従動部

Claims (9)

  1. エンジンと、前記エンジンの駆動力によって回転駆動される駆動部と前記駆動部に従って回転する従動部とを有するクラッチと、前記従動部の回転力によって駆動される駆動輪と、前記クラッチを断続させるアクチュエータと、を備えた車両に搭載されるクラッチ制御装置であって、
    前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、
    前記駆動部と前記従動部との間の回転速度差を検出する回転速度差検出体と、
    前記クラッチが接続された状態において前記回転速度差検出体により検出される前記回転速度差が所定の回転速度差以上であるとき、前記アクチュエータ制御部による前記アクチュエータの制御を停止させる制御停止部と、
    前記制御停止部によって前記アクチュエータの制御が停止された後、前記回転速度差検出体により検出される前記回転速度差が所定の回転速度差未満になると、前記アクチュエータ制御部による前記アクチュエータの制御を再開させる制御再開部と、
    を備えたクラッチ制御装置。
  2. 前記車両は、複数のギアポジションを有する変速機をさらに備え、
    前記回転速度差検出体は、
    前記エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度センサと、前記車両の車速を検出する車速センサと、前記変速機でのギアポジションを検出するシフト位置センサと、を備え、
    前記エンジン回転速度センサより検出される前記エンジンの回転速度に基づき、前記駆動部の回転速度を推定し、前記車速センサより検出される前記車両の車速と、前記シフト位置センサより検出される前記変速機でのギアポジションとに基づき、前記従動部の回転速度を推定して、前記回転速度差を検出する、
    請求項1に記載のクラッチ制御装置。
  3. 前記アクチュエータの少なくとも前記クラッチを接続しているときと切断したときとの間の駆動量を検出するアクチュエータセンサをさらに備え、
    前記制御停止部は、前記アクチュエータセンサの検出値に基づき前記クラッチが接続状態であるか否かを判定し、接続状態と判定したときであって且つ前記回転速度差が所定の回転速度差以上であるときに、前記アクチュエータ制御部による前記アクチュエータの制御を停止させる、
    請求項1に記載のクラッチ制御装置。
  4. 前記回転速度差検出体は、前記クラッチの前記駆動部と前記従動部との回転速度差を前記駆動部の回転速度と前記従動部の回転速度との比率によって検出し、
    前記制御停止部は、前記従動部の回転速度に対する前記駆動部の回転速度の比率が所定値以上のとき、前記回転速度差が所定の回転速度差以上であると見なして前記アクチュエータ制御部による前記アクチュエータの制御を停止させ、
    前記制御再開部は、前記比率が所定値未満になると、前記回転速度差が所定の回転速度差未満になったと見なして前記アクチュエータ制御部による前記アクチュエータの制御を再開させる、
    請求項1に記載のクラッチ制御装置。
  5. 前記制御停止部が前記アクチュエータの制御を停止させる前記所定の回転速度差と、前記制御再開部が前記アクチュエータの制御を再開させる前記所定の回転速度差とは、略同一の回転速度差である、
    請求項1に記載のクラッチ制御装置。
  6. 前記車両は、複数のギアポジションを有する変速機をさらに備え、
    前記制御停止部が前記アクチュエータの制御を停止させる前記所定の回転速度差は、ギアポジションによって異なる、
    請求項1に記載のクラッチ制御装置。
  7. 前記制御停止部により前記アクチュエータの制御が停止されると、前記車両の乗員に対して所定の通知を行い、その後に前記アクチュエータの制御が再開されても前記通知を継続する通知手段をさらに備えた、
    請求項1に記載のクラッチ制御装置。
  8. 前記通知手段は、前記制御再開部により前記アクチュエータの制御が再開された場合と再開されなかった場合とで異なる通知を行う、
    請求項7に記載のクラッチ制御装置。
  9. エンジンと、
    前記エンジンの駆動力によって回転駆動される駆動部と前記駆動部に従って回転する従動部とを有するクラッチと、
    前記従動部の回転力によって駆動される駆動輪と、
    前記クラッチを断続させるアクチュエータと、
    前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、
    前記駆動部と前記従動部との間の回転速度差を検出する回転速度差検出体と、
    前記クラッチが接続された状態において前記回転速度差検出体により検出される前記回転速度差が所定の回転速度差以上であるとき、前記アクチュエータ制御部による前記アクチュエータの制御を停止させる制御停止部と、
    前記制御停止部によって前記アクチュエータの制御が停止された後、前記回転速度差検出体により検出される前記回転速度差が所定の回転速度差未満になると、前記アクチュエータ制御部による前記アクチュエータの制御を再開させる制御再開部と、を有するクラッチ制御装置と、
    を備えた車両。
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