JP2010158047A - 撮像装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被写体を撮像する撮像部1を備える撮像装置100に、複数種の選択設定可能な選択可能自動撮影条件の中から少なくとも1つを任意に設定して自動撮影条件を設定する処理と、設定された自動撮影条件を満たしているか否かを判定する処理と、自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、撮像部1による被写体画像の本撮像を指示する処理とを行うCPU71を備える。
【選択図】図1
Description
被写体を撮像する撮像手段と、
複数種の選択設定可能な選択可能自動撮影条件の中から少なくとも1つを任意に設定して自動撮影条件を設定する自動撮影条件設定手段と、
前記自動撮影条件設定手段により設定された前記自動撮影条件を満たしているか否かを判定する自動撮影条件判定手段と、
前記自動撮影条件判定手段により前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像又は被写体画像の記録を指示する自動撮像指示制御手段と、
を備えることを特徴としている。
前記自動撮影条件設定手段は、複数種の選択可能自動撮影条件の中から少なくとも2つ設定し、
前記自動撮影条件設定手段により設定された前記選択可能自動撮影条件を個別に満たしているか否かを判定する選択可能自動撮影条件判定手段を備えることを特徴としている。
前記自動撮影条件判定手段は、前記選択可能自動撮影条件判定手段により前記選択可能自動撮影条件を全て満たしていると判定された場合に、前記自動撮影条件を満たしていると判断することを特徴としている。
前記自動撮影条件判定手段は、前記選択可能自動撮影条件判定手段により前記選択可能自動撮影条件を所定数満たしていると判定された場合に、前記自動撮影条件を満たしていると判断することを特徴としている。
前記複数種の選択可能自動撮影条件の各々について、当該条件の判定に係る判定基準を設定する基準設定手段を備え、
前記選択可能自動撮影条件判定手段は、前記基準設定手段により設定された前記判定基準を満たしているか否かを判定し、当該判定結果に応じて前記選択可能自動撮影条件を満たしているか否かを判定することを特徴としている。
前記撮像手段による撮像後に、前記自動撮影条件設定手段により設定された前記自動撮影条件と、前記撮像手段により撮像され生成された画像情報とを対応付けて記録する撮影条件記録手段を備えることを特徴としている。
前記撮像手段による撮像後に、前記撮像手段により撮像され生成された画像情報と、前記自動撮影条件と関連した被写体の撮像状態とを対応付けて記録する撮像状態記録手段を備えることを特徴としている。
前記自動撮影条件判定手段による前記自動撮影条件を満たしているか否かの判定開始時を所定の操作から所定時間経過後に設定する判定開始時設定手段を備えることを特徴としている。
前記自動撮影条件判定手段による前記自動撮影条件を満たしているか否かの判定結果に基づいて、前記撮像手段により撮像された被写体画像の前記自動撮影条件と関連した撮像状態を逐次表示させる撮像状態逐次表示制御手段を備えることを特徴としている。
前記撮像手段による撮像後に、当該撮像手段により撮像された撮像時の被写体画像と、前記被写体画像の前記自動撮影条件と関連した撮像状態とを表示させる撮像後状態表示制御手段を備えることを特徴としている。
前記撮像手段により撮像される被写体から複数の人物を検出する複数人物検出手段を備え、
前記自動撮影条件設定手段は、前記複数人物検出手段により検出された前記複数の人物について前記自動撮影条件を設定し、
前記自動撮影条件判定手段は、前記自動撮影条件設定手段により設定された前記複数の人物に係る前記自動撮影条件を満たしているか否かを判定し、
前記自動撮像指示制御手段は、前記自動撮影条件判定手段により前記複数の人物に係る前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像を指示することを特徴としている。
被写体を撮像する撮像手段と、
自動撮影条件を構成する複数種の自動撮影条件構成項目の各々について、当該項目を満たしているか否かの判定に係る判定基準を設定して、当該自動撮影条件を設定する自動撮影条件設定手段と、
前記自動撮影条件設定手段により設定された前記自動撮影条件を満たしているか否かを前記判定基準を満たしているか否かに応じて判定する自動撮影条件判定手段と、
前記自動撮影条件判定手段により前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像又は被写体画像の記録を指示する自動撮像指示制御手段と、
を備えることを特徴としている。
被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置に、
複数種の選択設定可能な選択可能自動撮影条件の中から少なくとも1つを任意に設定して自動撮影条件を設定する機能と、
設定された前記自動撮影条件を満たしているか否かを判定する機能と、
前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像又は被写体画像の記録を指示する機能と、
を実現させることを特徴としている。
被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置に、
自動撮影条件を構成する複数種の自動撮影条件構成項目の各々について、当該項目を満たしているか否かの判定に係る判定基準を設定して、当該自動撮影条件を設定する機能と、
前記自動撮影条件を満たしているか否かを前記判定基準を満たしているか否かに応じて判定する機能と、
前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像又は被写体画像の記録を指示する機能と、
を実現させることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
実施形態1の撮像装置100は、複数種の選択可能自動撮影条件の中から選択可能自動撮影条件を少なくとも一つ任意に設定してオートシャッター撮影処理を行う。
より詳しくは、撮像装置100は、複数種の選択可能自動撮影条件を用いて、自動撮影条件を任意に設定可能であり、この自動撮影条件を満たすとオートシャッター撮影処理が行われる。
撮像装置100は、図1に示すように、撮像部1と、撮像補助部2と、表示部3、操作部4と、記録媒体5と、集音部6と、制御部7等を備えて構成されている。
電子撮像部12は、撮像レンズ群11を通過した被写体像を二次元の画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等の撮像素子から構成されている。
映像信号処理部13は、電子撮像部12から出力される画像信号に対して所定の画像処理を施すものである。
画像メモリ14は、画像処理後の画像信号を一時的に記憶する。
撮影制御部15は、CPU71の制御下にて、電子撮像部12及び映像信号処理部13を制御する。具体的には、撮影制御部15は、電子撮像部12に所定の露出時間で被写体を撮像させ、当該電子撮像部12の撮像領域から画像信号を所定のフレームレートで読み出す処理の実行を制御する。
ズーム駆動部22は、撮像レンズ群11に接続されたズーム機構部(図示略)を駆動させる。
なお、フォーカス駆動部21及びズーム駆動部22は、撮影制御部15に接続され、撮影制御部15の制御下にて駆動する。
即ち、画像表示部32は、自動撮影条件設定処理(詳細後述)にて、自動撮影条件設定画面G1(図2参照)を表示する。ここで、自動撮影条件設定画面G1は、図2に示すように、「止まったら」、「笑ったら」、「音が鳴ったら」、「正面を向いたら」、「目が開いたら」、「口が止まったら」等の選択設定可能な自動撮影条件の候補として規定されている複数種の選択可能自動撮影条件の項目と各項目を選択用のボタン「○」とが対応付けられたものである。そして、これら複数種の自動撮影条件の項目の中から、例えば、「止まったら」、「笑ったら」、「正面を向いたら」等の所望の項目を選択設定することで、白抜き(ドットなし)の「○」が所定の色で着色された表示(ドット表示)「●」となる(図2参照)。
なお、複数種の選択可能自動撮影条件の項目のうち、ユーザによるカーソルボタンc1の所定操作に基づいて現に選択されている項目「笑ったら」は、背景部分が所定の色で着色された表示(ドット表示)とされている。
具体的には、撮像時状態画面Cは、設定された選択可能自動撮影条件(例えば、「止まったら」、「笑ったら」、「正面を向いたら」;図3(a)〜図3(c)参照)等に応じた撮像状態の変動をレベルバー形態でOSD表示する。例えば、図3(a)〜図3(c)に示すように、画像表示部32のやや下よりの位置に、選択可能自動撮影条件「止まったら」と関連付けられた「ぶれ」、選択可能自動撮影条件「笑ったら」と関連付けられた「笑顔」、選択可能自動撮影条件「正面を向いたら」と関連付けられた「顔の向き」の各項目について5段階のレベルで表示する。そして、選択可能自動撮影条件の各項目について、選択可能自動撮影条件判定処理(詳細後述)にて所定の基準値を満たしていると判定された場合には、5段階のレベルバーの左から4つ目までが着色された状態となって、その右側に「OK!」が表示され、また、ほぼ完全に満たしていると判定された場合には、5つ全てのレベルバーが着色された状態となって「Perfect!」が表示される(図3(c)参照)。一方、所定の基準値を満たしていないと判定された場合には、その程度に応じて何れのレベルバーが着色されないか、或いは、1〜3つのレベルバーが左から順に着色された状態となって「NG!」が表示される(図3(a)及び図3(b)参照)。
これにより、被写体の撮像後に、実際に撮像が行われた際の撮像状態の把握をより好適に行うことができる。
撮像時状態画面Cやこの撮像時状態画面Cと略同様の撮影後状態画面は、例えば、後述する表示設定ボタン41dを所定操作することにより、表示のオンオフを含む複数の表示形態を切替可能になっており、レックビューで表示するのは、撮影した被写体画像のみであっても良いし、撮像時状態画面Cと略同様の撮影後状態画面のみとする設定も可能である。
メニューボタン41bは、例えば、撮像装置100の背面側に設けられ(図3(a)等参照)、オートシャッター撮影処理やセルフタイマー撮影処理等の各種メニューの表示を指示する。
選択決定用ボタン41cは、例えば、メニューボタン41bの下側に設けられ(図3(a)等参照)、各種項目の選択を行うカーソルボタンc1と、これらカーソルボタンc1の内側に設けられ、カーソルボタンc1の操作により選択された項目の決定用のEnterボタンc2等を備えている。
表示設定ボタン41dは、例えば、選択決定用ボタン41cの下側に設けられ(図3(a)等参照)、画像表示部32に表示される表示内容を切り替えるためのものである。
また、記録媒体5は、撮像部1による被写体の撮像後に、自動撮影条件設定処理(詳細後述)にて設定された自動撮影条件と、撮像部1により生成された撮像画像データと、当該自動撮影条件と関連した被写体の撮像状態、即ち、撮像状態が「OK!」であったのか、或いは「Perfect!」であったのか等の撮像状態を対応付けて記録する。
ここで、記録媒体5は、自動撮影条件と撮像画像データを対応付けて記録する撮影条件記録手段を構成するとともに、撮像状態と撮影画像データとを対応付けて記録する撮像状態記録手段を構成する。
さらに、特定の人物の音声や特定のキーワードを事前に録音しておくことにより、録音データを音声認証して、特定の人物の音声、又は特定のキーワード、又はそれらの組み合わせによる集音レベルを撮影状態として表示するものとしても良い。
自動撮影条件設定プログラム72aは、複数種の選択可能自動撮影条件の中から選択可能自動撮影条件を少なくとも一つ任意に設定する自動撮影条件設定処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。具体的には、CPU71が自動撮影条件設定プログラム72aを実行することで、ユーザによる操作入力部41のメニューボタン41bの所定操作に基づいてオートシャッター撮影処理が選択されると、画像表示部32は自動撮影条件設定画面G1を表示して、カーソルボタンc1やEnterボタンc2等の選択決定用ボタン41cの所定操作に基づいて、複数種の選択可能自動撮影条件の中から任意の選択可能自動撮影条件を少なくとも2つ(例えば、「止まったら」、「笑ったら」、「正面を向いたら」等;図2参照)選択して設定する。ここで補足説明を行なうと、選択可能自動撮影条件は、少なくとも1つ選択すれば動作するものであるが、実施例の説明並びに本発明の構成をわかりやすくするために少なくとも2つの選択可能自動撮影条件を選択して設定しているものである。
ここで、CPU71と操作入力部41は、複数種の選択可能自動撮影条件の中から選択可能自動撮影条件を少なくとも一つ任意に設定する自動撮影条件設定手段を構成している。ここでは、複数種の選択可能自動撮影条件の中から任意の選択可能自動撮影条件を設定することで、自動撮影条件を決定している。
また、自動撮影条件は、一度した設定を記憶しておくことができる構成とすることが望ましい。さらに、最後に設定した設定のみを記憶しておくことが望ましい。これにより、使用者の利便性が向上する。
選択可能自動撮影条件判定プログラムは、CPU71を選択可能自動撮影条件判定手段として機能させるものである。即ち、選択可能自動撮影条件判定プログラムは、自動撮影条件設定処理にて設定された各選択可能自動撮影条件を満たしているか否かを判定する処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。具体的には、CPU71が選択可能自動撮影条件判定プログラムを実行することで、ユーザによるシャッターボタン41aの押下操作後に、自動撮影条件設定処理にて設定された複数の自動撮影条件、例えば、「止まったら」、「笑ったら」、「正面を向いたら」等の自動撮影条件を満たしているか否かを判定する。
例えば、選択可能自動撮影条件「笑ったら」を満たしているか否かを判定する場合、図4(a)及び図4(b)に示すように、所定の顔検出処理にて検出された顔(図4(a)及び図4(b)にあっては、略矩形状の枠Wが重畳表示された部分)の表情を認識することにより、笑っているか否かを判定する。例えば、笑っていないと判定された場合(図4(a)参照)には選択可能自動撮影条件を満たさず、一方、笑ったと判定された場合(図4(b)参照)には選択可能自動撮影条件を満たしていると判断する。
なお、後述するように、笑っている状態を笑っていない状態の間である所定の状態で選択可能自動撮影条件を満たすと判断するように構成することも可能である。
なお、顔検出処理とは、ここでは、複数の撮像画像データのうち、一の撮像画像データ(画像フレーム)について顔探索枠を所定方向に走査して、目、鼻、ロなどに相当する特徴部分(顔パーツ)を特定して、各顔パーツの位置関係から顔であるか否かを判定し、顔であると判定されると当該探索枠領域を顔領域として検出する処理であるが、これに限らなくとも良い。
また、「目が開いたら」、「口が止まったら」、「正面を向いたら」は、「笑ったら」と略同様に、顔検出処理にて検出された顔の表情認識により判定する。
また、「音が鳴ったら」は、集音部6による集音結果に基づいて、所定の音が発せられたか否かを判定する。
具体的には、図3(a)〜図3(c)に示すように、CPU71が撮像状態表示制御プログラム72cを実行することで、自動撮影条件判定処理による各自動撮影条件を満たしているか否かの判定結果に応じて、各選択可能自動撮影条件について5段階のレベルで表される撮像時状態画面Cを表示する。例えば、被写体が動いている場合には、自動撮影条件判定処理にて選択可能自動撮影条件「止まったら」を満たしていないと判定されるため、「ブレ」のレベルバーが1〜3つ着色された状態となる(図3(a)にあっては、1つのレベルバーのみを着色表示した状態を表している)。これに対して、被写体の動きが止まると、選択可能自動撮影条件「止まったら」を満たしていると判定されて、「ブレ」のレベルバーが4つ以上着色された状態となる(図3(b)及び図3(c)にあっては、4つのレベルバーを着色表示した状態を表している)。
ここで、レベル4の状態はほぼブレがとまった状態であり、レベル5の状態はほぼブレがとまった状態が所定時間以上継続した状態としても良いし、また、レベル4の状態はほぼブレがとまった状態であり、レベル5の状態はレベル4の状態よりブレがとまった状態としても良い。
また、被写体が笑っていない場合には、自動撮影条件判定処理にて選択可能自動撮影条件「笑ったら」を満たしていないと判定されるため、「笑顔」のレベルバーが1〜3つ着色された状態となる(図3(a)及び図3(b)にあっては、1つのレベルバーのみを着色表示した状態を表している)。これに対して、被写体が笑った状態となると、選択可能自動撮影条件「笑ったら」を満たしていると判定されて、「笑顔」のレベルバーが4つ以上着色された状態となる(図3(c)にあっては、5つのレベルバー全てを着色表示した状態を表している)。
ここで、レベル4の状態は笑っている状態であり、レベル5の状態は笑っている状態が所定時間以上継続した状態としても良いし、また、レベル4の状態は笑っている状態であり、レベル5の状態はレベル4の状態より笑っている状態としても良い。
つまり、レベル5の状態は、レベル4の状態が所定時間以上継続している状態としても良い。
ここで、CPU71と操作入力部41は、自動撮影条件判定処理の判定開始時を所定の操作から所定時間後に設定する判定開始時設定手段を構成している。
次に、オートシャッター撮影処理について図5及び図6を参照して詳細に説明する。
ここで、図5は、オートシャッター撮影処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、選択可能自動撮影条件は、「止まったら」、「笑ったら」、「音が鳴ったら」、「正面を向いたら」、「目が開いたら」、「口が止まったら」等の各項目について順に1から番号を付してデータメモリ73に一時的に格納する。
また、ステップS51にて、セルフタイマー撮影処理が設定されていない場合には(ステップS51;NO)、CPU71は、ステップS8の自動撮影条件判定処理を行う。
ここで、図6は、自動撮影条件判定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS83にて、1番目の選択可能自動撮影条件が設定されていると判定されると(ステップS83;YES)、CPU71は、所定時間以内に当該選択可能自動撮影条件を満たしているか否かを判定するとともに(ステップS84)、撮像状態表示制御プログラム72cを実行して、当該判定結果に基づいて撮像状態の変動に係る撮像状態画面C(図3(a)〜図3(c)参照)を画像表示部32にリアルタイム表示させる。
ここで、当該自動撮影条件を満たしていると判定されると(ステップS84;YES)、CPU71は、複数種の選択可能自動撮影条件の中で未だ判定処理を行っていない他の選択可能自動撮影条件があるか否かを判定する(ステップS85)。このとき、1番目の選択可能自動撮影条件について判定する場合、ステップS85にて、「YES」と判定されて、CPU71は、選択可能自動撮影条件の判定順序に係る番号Nを「+1」インクリメントして(ステップS86)、ステップS82に移行して、2番目の選択可能自動撮影条件(例えば、「笑ったら」;図2参照)についてそれ以降の処理を行う。
また、ステップS84にて、選択可能自動撮影条件を満たしてないと判定されると(ステップS84;NO)、CPU71は、ステップS81に移行して、1番目の選択可能自動撮影条件についてそれ以降の処理を行う。
このとき、撮像画像データと共に、自動撮影条件を関連付けて記録すると共に、自動撮影条件を満たしたとき、各選択可能自動撮影条件がどのような状態で自動撮影条件を満たしたか、自動撮影条件を満たした時の状態データも、関連付けて記録しておくこととする。
これにより、後で撮影画像を確認するときに、どのような自動撮影条件で撮影して、自動撮影時の自動撮影条件の状態であったのか、確認することが可能となる。
なお、レックビューの画面は前述したとおり、表示設定ボタン41dの押下により表示形態を変更可能である。
このとき、複数種の選択可能自動撮影条件を適宜組み合わせることができるので、自動撮影にて、より失敗の少ない写真を得ることができるだけでなく、選択可能自動撮影条件の組み合わせを適宜変更することによって、よりユーザの意向に沿った写真を得ることができ、より利便性の高い撮像装置100を提供することができる。
さらに、被写体の撮像後に、自動撮影条件と撮像画像データと被写体の撮像状態とを対応付けて記録媒体5に記録することができるので、ユーザは各撮像画像データの自動撮影条件や被写体の撮像状態を把握することができる。例えば、本実施形態にあっては、5段階のレベルバー表示の4つ以上のレベルバーが表示される程度で自動撮影条件の基準値を満たすことになるが、当該自動撮影条件とともに被写体の撮像状態を記録しておくことにより、レベルバーが4つ表示されて撮像された「OK!」レベルのものであるか、若しくは、5つ表示されて撮像された「Perfect!」レベルのものであるかを判断することができる。
例えば、集合写真でシャッターボタン41aを操作する人物も一緒に写りたい場合などに、シャッターボタン41aの押下操作後、直ちに被写体の撮像が行われると、当該操作を行う人物は写れなくなるが、セルフタイマー機能により、シャッターボタン41aの操作タイミングと自動撮影条件の判定開始タイミングをずらすことで、操作を行う人物も余裕をもって集合写真に写ることができる。
例えば、証明写真等の笑顔でない写真が欲しい場合には、選択可能自動撮影条件「笑ったら」を所定レベル以下となった場合に、当該自動撮影条件を満たすと判定するような構成とすることで対応することができる。
以下に、撮像装置100の変形例について説明する。
変形例1の撮像装置は、複数種の選択可能自動撮影条件の各々について重要度を設定して、当該重要度を撮像指示基準としてオートシャッター撮影処理を行う。
即ち、上記実施形態においては、ステップS2において選択可能自動撮影条件の設定(選択)を行っているが、上記実施形態において、全ての選択可能自動撮影条件の中から任意の選択可能自動撮影条件を選択した上で、選択した選択可能自動撮影条件について、下記の通り重要度を設定する。
なお、変形例1の撮像装置は、選択可能自動撮影条件の重要度の設定に係る構成以外の点では上記実施形態と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
具体的には、図7に示すように、自動撮影条件設定画面G2は、「止まったら」、「笑ったら」、「音が鳴ったら」、「正面を向いたら」、「目が開いたら」、「口が止まったら」等の複数種の選択可能自動撮影条件の項目について、その重要度を星(「☆」及び「★」)の数で表している。
選択可能自動撮影条件の重要度は、所定の色で着色された表示(ドット表示)の星「★」の数が多いほど、重要度が高いことを表しており、重要度を高くすると白抜き(ドットなし)の星「☆」が所定の色で着色された表示の星「★」となる(図7参照)。例えば、選択可能自動撮影条件「止まったら」は、ドット表示の星「★」の数が3つであり、最も重要度が高く、選択可能自動撮影条件「笑ったら」及び「目が開いたら」は、ドット表示の星「★」の数が2つであり、その次に重要度が高く、選択可能自動撮影条件「正面を向いたら」は、ドット表示の星「★」の数が1つであり、その次に重要度が高く、選択可能自動撮影条件「音が鳴ったら」及び「口が止まったら」は、ドット表示の星の数が「0」、即ち、白抜きの星「☆」の数が3つであり、重要度が最も低くなっている。
なお、複数種の選択可能自動撮影条件の項目のうち、ユーザによるカーソルボタンc1の所定操作に基づいて現に選択されている項目「笑ったら」は、背景部分が所定の色で着色された表示(ドット表示)とされている。
このように、CPU71と操作入力部41は、複数種の選択可能自動撮影条件の各々について、オートシャッター撮影処理における撮像指示に係る撮像指示基準を設定する基準設定手段を構成している。
ここで、CPU71は、自動撮影条件設定処理にて設定された複数の判定基準を満たしているか否かを判定する判定基準判定手段として機能する。
つまり、設定された複数種の選択可能撮影条件の判定基準より、自動撮影条件を決定して、自動撮影条件を満たしているか否かを判定するように機能する。
また、重要度とは、単なるデータの重み付けとしてもよく、星「★」3つの場合は100%、星「★」2つの場合は75%、星「★」1つの場合は50%、星「★」無しの場合は25%又は当該機能をオフするというような構成としても構わない。
また、全ての項目を満たさなくとも、各データと重みとの積を各項目毎に算出し、その総和が所定条件以上になった時にシャッターを行う構成としても良い。
より具体的には、動き回る子供を撮影する場合、設定した選択可能撮影条件を全て満たすことは困難であるため、上記したとおり、設定した選択可能自動撮影条件のうち、所定数の選択可能自動撮影条件を満たした場合に、自動撮影条件を満たしたと判断して自動撮影を行うように構成することが好ましい場合がある。
これにより、全ての撮影条件を満たすのが難しいような撮影状況の場合にも、本発明に係る自動撮影を適用することができる。
また、更に深化させて、必ず満たす必要がある第一の選択可能自動撮影条件と、必ずしも満たす必要がない第二の選択可能自動撮影条件とを設定し、全ての第一の選択可能自動撮影条件と、第二の選択可能自動撮影条件のうち、所定数の選択可能自動撮影条件を満たした場合に、自動撮影条件を満たしたものと判断して自動撮影を行うように構成しても構わない。
これにより、より所望の状態に近い撮影を行うことが可能となる。
要約すると、上記した3つの撮影モードは、
1;全ての選択可能自動撮影条件を満たした場合に自動撮影
2;所定数の選択可能自動撮影条件を満たした場合に自動撮影
3;全ての第一の選択可能自動撮影条件と、所定数の第二の選択可能自動撮影条件を満たした場合に自動撮影
となり、これら3つの撮影モードの中から1つを任意に選択可能に構成しても良い。ここで、撮影モードの選択は、図5のフローチャートのステップS1で行うこととする。
また、これら3つの撮影モードは、図5のフローチャートのステップS2と、ステップS8における自動撮影条件判定処理のプログラムの内容を変更することで実現することができる。
変形例2の撮像装置200は、被写体から複数の人物を検出して、各人物について自動撮影条件を設定してオートシャッター撮影処理を行う。
なお、変形例2の撮像装置200は、複数人物検出処理に係る構成以外の点では上記実施形態と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
その後、CPU71がプログラムメモリ72内の自動撮影条件判定プログラム72bを実行して、自動撮影条件設定処理にて設定された複数の人物に係る自動撮影条件を満たしているか否かを判定する。ここで、自動撮影条件の判定方法としては、例えば、図6におけるステップS81の前に、複数の人物の中で自動撮影条件の判定に係る人物を指定する処理を行って、指定された人物についてそれ以降の処理を行い、全て満たしていると判定された場合に、次の人物を指定して同様の処理を行うことで、複数の人物に係る自動撮影条件を全て満たしているか否かを判定する方法が挙げられる。
そして、自動撮影条件判定処理にて複数の人物に係る自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、CPU71が自動撮像指示制御プログラム72eを実行して、撮像部1に画像記録用の本画像の撮像を指示する。
例えば、家族写真を自動撮影する場合に、父親や母親といった大人と赤ちゃんとで個別に自動撮影条件を設定することができるので、赤ちゃんの動きが落ち着かない場合や寝ている場合であっても、赤ちゃんについては、「止まったら」や「正面を向いたら」や「目が開いたら」等の所定の自動撮影条件を設定しなかったり、設定しても自動撮影条件の判定基準をより緩やかにすることで、ユーザ所望の写真を得ることができる。
さらに、変形例2の撮像装置200にて、画像表示部32にリアルタイムで被写体の撮像状態に係る撮像時状態画面Cを表示する場合、自動撮影条件を満たしていない人物に係るもののみを表示するようにしても良いし、複数の人物について切り替えて表示するようにしても良い。
また、上記実施形態では、セルフタイマー撮影処理を行うようにしたが、これに限られるものではなく、ユーザによるシャッターボタン41aの所定操作後、直ちに自動撮影条件判定処理を行うようにしても良い。
さらに、上記実施形態にあっては、各選択可能自動撮影条件の項目毎に合否の判定を行い、全ての項目が合格になったら撮影を行うように構成したが、これに限らず、各選択可能自動撮影条件の項目毎に点数を付けて、その合計点が所定点数以上になった時に撮影を行うように構成しても構わない。即ち、選択設定可能な自動撮影条件の候補として規定されている複数種の選択可能自動撮影条件の中から所定数の自動撮影条件を設定するのではなく、複数種の選択可能自動撮影条件の項目を組み合わせて一の自動撮影条件を設定するようにしても良い。
これにより、オートシャッターの設定の自由度を向上することができる。
さらに、選択可能自動撮影条件として、「止まったら」、「笑ったら」、「音が鳴ったら」、「正面を向いたら」、「目が開いたら」、「口が止まったら」を例示したが、これらに限られるものではなく、選択可能自動撮影処理の際に撮像を指示するか否かの判定基準として適用することができるものならば如何なるものであっても良い。
1 撮像部(撮像手段)
3 表示部
32 画像表示部
4 操作部
41 操作入力部(自動撮影条件設定手段、判定開始時設定手段、基準設定手段)
41a シャッターボタン
41b メニューボタン
41c 選択決定用ボタン
5 記録媒体(撮影条件記録手段、撮像状態記録手段)
71 CPU(自動撮影条件設定手段、自動撮影条件判定手段、自動撮像指示制御手段、選択可能自動撮影条件判定手段、基準設定手段、判定開始時設定手段、複数人物検出手段、撮像状態逐次表示制御手段、撮像後状態表示制御手段)
Claims (14)
- 被写体を撮像する撮像手段と、
複数種の選択設定可能な選択可能自動撮影条件の中から少なくとも1つを任意に設定して自動撮影条件を設定する自動撮影条件設定手段と、
前記自動撮影条件設定手段により設定された前記自動撮影条件を満たしているか否かを判定する自動撮影条件判定手段と、
前記自動撮影条件判定手段により前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像又は被写体画像の記録を指示する自動撮像指示制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記自動撮影条件設定手段は、複数種の選択可能自動撮影条件の中から少なくとも2つ設定し、
前記自動撮影条件設定手段により設定された前記選択可能自動撮影条件を個別に満たしているか否かを判定する選択可能自動撮影条件判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記自動撮影条件判定手段は、前記選択可能自動撮影条件判定手段により前記選択可能自動撮影条件を全て満たしていると判定された場合に、前記自動撮影条件を満たしていると判断することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記自動撮影条件判定手段は、前記選択可能自動撮影条件判定手段により前記選択可能自動撮影条件を所定数満たしていると判定された場合に、前記自動撮影条件を満たしていると判断することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記複数種の選択可能自動撮影条件の各々について、当該条件の判定に係る判定基準を設定する基準設定手段を備え、
前記選択可能自動撮影条件判定手段は、前記基準設定手段により設定された前記判定基準を満たしているか否かを判定し、当該判定結果に応じて前記選択可能自動撮影条件を満たしているか否かを判定することを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記撮像手段による撮像後に、前記自動撮影条件設定手段により設定された前記自動撮影条件と、前記撮像手段により撮像され生成された画像情報とを対応付けて記録する撮影条件記録手段を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段による撮像後に、前記撮像手段により撮像され生成された画像情報と、前記自動撮影条件と関連した被写体の撮像状態とを対応付けて記録する撮像状態記録手段を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記自動撮影条件判定手段による前記自動撮影条件を満たしているか否かの判定開始時を所定の操作から所定時間経過後に設定する判定開始時設定手段を備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記自動撮影条件判定手段による前記自動撮影条件を満たしているか否かの判定結果に基づいて、前記撮像手段により撮像された被写体画像の前記自動撮影条件と関連した撮像状態を逐次表示させる撮像状態逐次表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段による撮像後に、当該撮像手段により撮像された撮像時の被写体画像と、前記被写体画像の前記自動撮影条件と関連した撮像状態とを表示させる撮像後状態表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段により撮像される被写体から複数の人物を検出する複数人物検出手段を備え、
前記自動撮影条件設定手段は、前記複数人物検出手段により検出された前記複数の人物について前記自動撮影条件を設定し、
前記自動撮影条件判定手段は、前記自動撮影条件設定手段により設定された前記複数の人物に係る前記自動撮影条件を満たしているか否かを判定し、
前記自動撮像指示制御手段は、前記自動撮影条件判定手段により前記複数の人物に係る前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像を指示することを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の撮像装置。 - 被写体を撮像する撮像手段と、
自動撮影条件を構成する複数種の自動撮影条件構成項目の各々について、当該項目を満たしているか否かの判定に係る判定基準を設定して、当該自動撮影条件を設定する自動撮影条件設定手段と、
前記自動撮影条件設定手段により設定された前記自動撮影条件を満たしているか否かを前記判定基準を満たしているか否かに応じて判定する自動撮影条件判定手段と、
前記自動撮影条件判定手段により前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像又は被写体画像の記録を指示する自動撮像指示制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置に、
複数種の選択設定可能な選択可能自動撮影条件の中から少なくとも1つを任意に設定して自動撮影条件を設定する機能と、
設定された前記自動撮影条件を満たしているか否かを判定する機能と、
前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像又は被写体画像の記録を指示する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置に、
自動撮影条件を構成する複数種の自動撮影条件構成項目の各々について、当該項目を満たしているか否かの判定に係る判定基準を設定して、当該自動撮影条件を設定する機能と、
前記自動撮影条件を満たしているか否かを前記判定基準を満たしているか否かに応じて判定する機能と、
前記自動撮影条件を満たしていると判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像又は被写体画像の記録を指示する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
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