JP5742282B2 - カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、カメラに関する。
動画を撮影可能なデジタルカメラにおいて、ユーザ操作により動画から静止画を抜き出す機能が知られている。例えば特許文献1に記載された動画撮影可能なカメラには、動画の撮影中に手動操作により静止画を撮影するモードが設けられている。
特開2007−259390号公報
従来のカメラでは、動画から静止画を抜き出す機能と動画の一部分を抜き出す機能とを同時に利用することができないという問題があった。
請求項1に係る発明は、カメラの第1の状態と、前記第1の状態とは異なる前記カメラの第2の状態とを検出する検出部と、動画情報に含まれる第1フレームにおいて前記検出部により前記第1の状態が検出されたとき、前記第1フレームを用いて生成された第1静止画及び前記第1フレームより前のフレーム及び前記第1フレームより後のフレームを用いて生成された第1動画を記憶媒体に記憶させ、前記動画情報に含まれる第2フレームにおいて前記検出部により前記第2の状態が検出されたとき、前記第2フレームより後のフレームを用いて生成された第2静止画及び前記第2フレーム以降のフレームを用いて生成された第2動画を前記記憶媒体に記憶させる制御部とを含むカメラである。
本発明によれば、動画から静止画を抜き出す機能と動画の一部分を抜き出す機能とを同時に利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るカメラの構成を示すブロック図である。 動画編集モードにおける表示画面の模式図である。 動画編集モードにおいて記憶される静止画像ファイルと動画ファイルを説明する図である。 動画編集モードにおいて制御回路110により実行される処理のフローチャートである。 第1注目フレームが2つ以上存在する例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカメラの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における第1注目フレームと第2注目フレームと第3注目フレームとの位置関係を示す図である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラの構成を示すブロック図である。カメラ100はレンズ一体型のデジタルカメラであり、被写体像を撮像素子130の撮像面上に結像させる撮影レンズ120を有している。撮像素子130は画素に対応する複数の光電変換素子を備えたCCDやCMOS等のイメージセンサによって構成される。
撮像素子130は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号(画像信号)を制御回路110に出力する。撮像素子130の撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。
制御回路110はマイクロプロセッサおよびその周辺回路等により構成されており、不揮発性の記憶媒体であるフラッシュメモリ150に格納されている所定の制御プログラムを実行することにより各部の制御を行う。制御回路110は、撮像素子130の出力に基づいて画像データを生成し、DRAM140に一時的に格納する。生成された画像データは、メモリカードI/F170に装着された可搬性の記憶媒体171に記憶されるか、あるいはLCD駆動回路160により駆動される表示装置である液晶モニタ161に表示される。
制御回路110には、レリーズボタン(不図示)などカメラ100の外部に設けられた種々の操作部材を含む入力装置180が接続されている。ユーザが各操作部材を操作すると、入力装置180はこの操作に応じた操作信号を制御回路110に出力する。
制御回路110はソフトウェア形態により第1静止画記憶部111、第1動画記憶部112、第1選択部113、第2選択部114、第2静止画記憶部115、および第2動画記憶部116を備える。これらの各部は、制御回路110がフラッシュメモリ150に格納されている所定の制御プログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現される。これらの各部の動作については後に詳述する。
本実施形態のカメラ100は静止画撮影モード、動画撮影モード、動画編集モードなど、いくつかの動作モードを有している。ユーザは入力装置180に含まれる操作部材(例えばモードダイアル)を操作することにより、これらの動作モードを切り替えることができる。
(静止画撮影モードの説明)
静止画撮影モードは静止画像を撮影する動作モードである。ユーザがレリーズボタンを押下すると、入力装置180から制御回路110へ操作信号が出力される。第1静止画記憶部111は、この操作信号に応じて撮像素子130に撮像を行わせる。そして第1静止画記憶部111は、撮像素子130が出力する画像信号に対して種々の画像処理を行い、画像データを作成する。第1静止画記憶部111は、この画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式の静止画像ファイルとして記憶媒体171に記憶する。
静止画撮影モードのとき、制御回路110は液晶モニタ161にいわゆるスルー画を表示し続ける。すなわち、所定間隔(例えば30分の1秒)毎に繰り返し撮像素子130に撮像を行わせ、画像信号に対してスルー画用の種々の画像処理を行う。そして、画像処理の結果作成された画像データを液晶モニタ161に表示する。
(動画撮影モードの説明)
動画撮影モードは動画を撮影する動作モードである。第1動画記憶部112はユーザによる動画撮影開始操作(例えばレリーズボタンの押下)の操作信号に応じて、撮像素子130に所定間隔(例えば30分の1秒)毎に繰り返し撮像を行わせる。そして第1動画記憶部112は、撮像素子130が出力する画像信号に対して種々の画像処理を行い、画像データを作成する。第1動画記憶部112はユーザによる動画撮影終了操作が行われるまで以上の動作を行う。ユーザが動画撮影終了操作を行うと、第1動画記憶部112は、このようにして連続的に作成された複数の画像データに対してMPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、動画ファイルとして記憶媒体171に記憶する。なお、以下の説明において、動画ファイルを構成する個々の静止画像をフレームと称する。すなわち、動画ファイルは時系列順に並べられた複数のフレームから構成される。
(動画編集モードの説明)
動画編集モードは記憶媒体171に記憶済みの動画ファイルから新たに1つの静止画像ファイルと1つの動画ファイルとを作成する動作モードである。動画編集モードに入ると、液晶モニタ161には図2(a)に示す動画選択画面S1が表示される。動画選択画面S1には、記憶媒体171に記憶されている動画ファイルのサムネイル画像10が液晶モニタ161に一覧表示される。ユーザは入力装置180を用いて複数のサムネイル画像10から編集対象の動画ファイルを1つ選択する。
ユーザが動画ファイルを選択すると、液晶モニタ161には図2(b)に示す編集画面S2が表示される。編集画面S2の下部には選択された動画ファイルの各フレームに対応するスライダー12が表示される。スライダー12は左端が動画ファイルの開始フレーム、右端が終了フレームにそれぞれ対応しており、ノブ13で示されるフレームがフレーム表示領域11に表示される。ユーザはノブ13を左右に移動させ、目的のフレームがフレーム表示領域11に表示された状態でフレーム指定操作(例えばレリーズボタンの押下)を行う。制御回路110はユーザがフレーム指定操作により指定したフレームに基づいて、新たに1つの静止画像ファイルと1つの動画ファイルとを記憶媒体171に記憶する。
図3は動画編集モードにおいて記憶される静止画像ファイルと動画ファイルを説明する図である。図3に示した直線20は編集対象の動画ファイル全体を表し、左端が動画ファイルの先頭フレームf0、右端が動画ファイルの終端フレームfnを表している。第1選択部113はユーザによる注目フレーム決定操作に応じて、動画ファイルを構成する複数のフレームのうち、編集画面S2に現在表示されているフレーム(すなわちノブ13により指し示されているフレーム)を第1注目フレームf1として選択する。
次に第2選択部114が、第1注目フレームf1から所定数N1だけ前のフレームf2を第2注目フレームとして選択すると共に、第1フレームf1から所定枚数N2だけ後ろのフレームf3を第3注目フレームとして選択する。すなわち、第1注目フレームf1の位置に基づいて第2注目フレームf2および第3注目フレームf3を選択する。この所定数N1およびN2は予め制御プログラムに埋め込まれた固定値であってもよいし、ユーザにより予め設定された値であってもよい。また、各フレームの画像解析の結果や撮影モード、その他種々の撮影状況に応じて変化する値であってもよい。
その後、第2静止画記憶部115が、第1注目フレームf1と第2注目フレームf2と第3注目フレームf3のうち、時系列順で最も前に位置するフレームと最も後に位置するフレームとの間に位置するフレームを静止画像ファイルとして記憶媒体171に記憶する。図3に示すように、本実施形態では時系列順で最も前に位置するフレームは第2注目フレームf2であり、時系列順で最も後に位置するフレームは第3注目フレームf3である。つまり、第2静止画記憶部115は、第1注目フレームf1を静止画像ファイルとして記憶媒体171に記憶する。
第2静止画記憶部115による静止画像ファイルの記憶と並行して(もしくは相前後して)、更に第2動画記憶部116が、編集対象の動画ファイルを構成する複数のフレーム(先頭フレームf0から終端フレームfnまでの各フレーム)のうち、第2注目フレームf2と第3注目フレームf3との間の各フレームから成る動画ファイルを記憶媒体171に記憶する。
つまり動画編集モードでは、ユーザが第1注目フレームを指定するフレーム指定操作を行うと、当該第1注目フレームが静止画像ファイルとして記憶媒体171に記憶されると共に、当該第1注目フレームを含む範囲が動画ファイルとして切り出され、記憶媒体171に記憶される。
図4は動画編集モードにおいて制御回路110により実行される処理のフローチャートである。まずステップS400において、制御回路110がユーザの操作に応じて編集対象の動画ファイルを選択する。ステップS410では、入力装置180から静止画像ファイルとして記憶されるフレーム(すなわち第1注目フレーム)を指定する操作が入力される。ステップS420では、第1選択部113がユーザの操作に基づいて第1注目フレームを選択する。ステップS430では、第2選択部114が第2注目フレームおよび第3注目フレームを選択する。ステップS440では、第2静止画記憶部115が第1注目フレームを静止画像ファイルとして記憶媒体171に記憶する。ステップS450では、第2動画記憶部116が第2注目フレームと第3注目フレームとの間の各フレームにより構成される動画ファイルを記憶媒体171に記憶する。
上述した第1の実施の形態によるカメラによれば、次の作用効果が得られる。
(1)第1選択部113は、撮像素子130により撮像され時系列順に並べられた複数のフレームからいずれか1つのフレームを第1注目フレームとして選択する。第2選択部114は、第1注目フレームの位置に基づいて第2注目フレームおよび第3注目フレームを選択する。第2静止画記憶部115は、第1注目フレームと第2注目フレームと第3注目フレームとの3つのフレームのうち、時系列順で最も前に位置するフレームと、最も後に位置するフレームと、の間に位置するフレームを静止画像ファイルとして記憶媒体171に記憶する。第2動画記憶部116は、時系列順で最も前に位置する注目フレームと最も後に位置する注目フレームとの間の各フレームから成る動画ファイルを記憶媒体171に記憶する。このようにしたので、動画から静止画を抜き出す機能と動画の一部分を抜き出す機能とを同時に利用することができる。
(2)第1選択部113は、カメラ100の外部に設けられた操作部材の操作により第1注目フレームを選択する。第2選択部114は、第1選択部113により選択された第1注目フレームの位置に基づいて第2注目フレームおよび第3注目フレームを選択する。このようにしたので、ユーザによる1回の操作で、静止画像ファイルの記憶と動画ファイルの記憶とを同時に利用することができ、煩雑な操作が不要となる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係るカメラは第1の実施の形態に係るカメラ100と同様の構成を有するが、第1選択部113が編集対象の動画ファイルにおいて第1注目フレームを複数選択可能である点が第1の実施の形態と異なる。
図5は第1注目フレームが2つ以上存在する例を示す図である。第1注目フレームが複数選択された場合、複数の第1注目フレームの各々について、第2選択部114による第2注目フレームおよび第3注目フレームの選択と、第2静止画記憶部115による静止画像ファイルの記憶と、第2動画記憶部116による動画ファイルの記憶と、が行われる。ただし、図5に示すように、第2動画記憶部116により記憶される各々の動画ファイルに同一のフレームが含まれることになる場合には、第2動画記憶部116は、複数の第1注目フレーム、複数の第2注目フレームおよび複数の第3注目フレームのうち時系列順で最先のフレームと最後のフレームとの間の各フレームから構成される動画ファイルを1つだけ記憶する。
例えば図5において、第1注目フレームf1a、f1bが選択されたものとする。このとき、通常であれば、第1注目フレームf1aに対応する第2注目フレームf2aと第3注目フレームf3aとの間の各フレームf4から構成される動画ファイル、および、第1注目フレームf1bに対応する第2注目フレームf2bと第3注目フレームf3bとの間の各フレームf5から構成される動画ファイルが記憶される。
しかし図5において、第3注目フレームf3aが第2注目フレームf2bより後に存在するため、2つの動画ファイルには同一のフレームf6が含まれることとなる。従って第2動画記憶部116は、第2注目フレームf2aと第3注目フレームf3bとの間の各フレームから構成される1つの動画ファイルだけを記憶媒体171に記憶する。
上述した第2の実施の形態によるカメラによれば、第1の実施の形態により得られる作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
(1)第1選択部113は、第1注目フレームを複数選択可能であり、第2選択部114は、複数の第1注目フレームの各々について、当該第1注目フレームに対応する第2注目フレームおよび第3注目フレームを選択する。第2動画記憶部116は、複数の第1注目フレームの各々に対応する動画ファイルを記憶する際、各々の動画ファイルに同一のフレームが含まれることになる場合には、複数の第1注目フレーム、複数の第2注目フレーム、および複数の第3注目フレームのうち時系列順で最先のフレームと最後のフレームとの間の各フレームから構成される動画ファイルを1つだけ記憶する。このようにしたので、多数の静止画像を同時に切り出すことが可能になると共に、各静止画像に対応するシーンが細切れにされることを防止することができる。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態に係るカメラの構成を示すブロック図である。なお、図1に示す第1の実施の形態に係るカメラと同様の箇所については同一の符号を付し説明を省略する。第3の実施の形態に係るカメラ200は、第1の実施の形態に係るカメラ100の各部に加えて、焦点調節部290、マイク291、姿勢センサ292、および検知部217を有する。
焦点調節部290は、撮影レンズ120の焦点状態を検知すると共に、焦点状態の検知結果に応じて撮影レンズ120に含まれるフォーカシングレンズを駆動することにより、撮影レンズ120の焦点調節を行う。焦点状態の検知は例えばコントラスト方式や位相差検出方式など周知の方式により行われる。マイク291はカメラ200の周辺の音を電気信号に変換して制御回路110に出力する。姿勢センサ292はカメラ200の移動量を検出して移動信号を出力するセンサである。
制御回路110が有する検知部217は、撮像素子130による複数のフレームの撮像と並行して当該複数のフレームから所定の撮影状況の変化を検知する。なお、本実施形態において所定の撮影状況とは、撮影レンズ120の合焦状態と、カメラ200の姿勢と、カメラ200の周囲の音量と、のいずれか1つである。第1選択部113は上述した各撮影状況のうちいずれか1つが変化すると、当該変化に対応するフレームを第1注目フレームとして選択する。すなわち、撮影レンズ120の合焦状態と、カメラ200の姿勢と、カメラ200の周囲の音量と、のいずれか1つが変化すると、検知部217は当該変化を検知し、第1選択部113により第1注目フレームが選択される。
図7は、本実施の形態における第1注目フレームと第2注目フレームと第3注目フレームとの位置関係を示す図である。第1の実施の形態において、第1注目フレームは時系列順で常に第2注目フレームと第3注目フレームとの間に位置していた。本実施形態では、検知部217により検知された撮影状況の変化の種類によって、第1注目フレームと第2注目フレームと第3注目フレームとの時系列順での位置関係が変化する。以下、検知部217が検知可能な撮影状況毎に、どのようにして第1注目フレーム、第2注目フレーム、および第3注目フレームが選択されるのかを説明する。
ユーザが例えばレリーズボタンを半押しする等の所定操作を行うと、焦点調節部290による自動焦点調節が行われる。自動焦点調節が行われている最中に撮像された各フレームは目的の被写体にピントが合っておらず、ユーザはこのようなフレームを望まないと考えられる。そこで本実施形態の検知部217は、図7(a)に示すように、自動焦点調節の完了、すなわち被写体にピントが合ったことを撮影状況の変化として検知する。この検知に応じて第1選択部113は、直近の撮像フレームを第1注目フレームf7として選択する。そして、このフレームから所定数N3だけ後のフレームが第2注目フレームf8として、更に所定数N4だけ後のフレームが第3注目フレームf9として、それぞれ第2選択部114により選択される。その後、第2静止画記憶部115はこれら3つのフレームのうち時系列順で最も前に位置する第1注目フレームf7と、最も後に位置する第3注目フレームf9と、の間に位置する第2注目フレームf8を静止画像ファイルとして記憶媒体171に記憶する。また、第2動画記憶部116が、第1注目フレームf7と第3注目フレームf9との間の各フレームから成る動画ファイルを記憶媒体171に記憶する。
ユーザが動画ファイルの撮影中にカメラ200を振る(すなわちパンする)ことにより姿勢センサ292の出力が所定のしきい値を超えると、検知部217は図7(b)に示すように、当該パン操作を撮影状況の変化として検知する。この検知に応じて第1選択部113は、直近の撮像フレームを第1注目フレームf10としての選択が行われる。これは、動画ファイルの撮影中にパンが行われたということは、ユーザが移動する被写体を追っていると考えられるためである。この場合、図7(a)に基づいて説明した合焦状態の変化と同様に静止画像ファイルおよび動画ファイルの記憶が行われる。なお図7(c)に示すように、第2選択部114が第2注目フレームおよび第3注目フレームとして第1注目フレームより前のフレームを選択するようにしてもよい。すなわち、第2動画記憶部116がカメラの振り終わりを終端とする動画ファイルを記憶するよにしてもよい。
動画撮影中にマイク291に入力されている音の音量が所定のしきい値以上になり、その後所定のしきい値未満に低下した場合、検知部217は図7(d)に示すように、当該音量変化を撮影状況の変化として検知する。この検知に応じて第1選択部113は、直近の撮像フレームを第1注目フレームf13として選択する。これは、例えば演劇等の舞台を撮影しているとき、幕が上がることで客席が静かになるように、音量の低下がユーザの注目すべきシーンの開始を表しているためである。この場合、上述した合焦状態の変化と同様に静止画像ファイルおよび動画ファイルの記憶が行われる。
なお上述とは逆に、動画撮影中にマイク291に入力されている音の音量が所定のしきい値未満になり、その後所定のしきい値以上に音量が上がった場合に、検知部217が図7(e)に示すように当該音量変化を撮影状況の変化として検知するようにしてもよい。これは、例えばスポーツ観戦中に歓声が上がった場合のように、音量の急激な増加がユーザの注目すべきシーンの発生を表している可能性があるためである。この場合、図7(e)に示すように、第2注目フレームf14は第1注目フレームf13より時系列順で前に位置するよう選択するのが望ましい。
以上、各撮影状況について説明してきたが、第2注目フレームおよび第3注目フレームの位置を決めるための所定数N3〜N8は、撮影状況の種類毎にすべて異なっていてもよいし、あるいは全て同一であってもよい。
上述した第3の実施の形態によるカメラによれば、第1の実施の形態によるカメラで得られる作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
(1)第1選択部113は、検知部217により複数のフレームから検知された所定の撮影状況の変化に対応するフレームを第1注目フレームとして選択する。このようにしたので、ユーザによる特別な操作が不要となり操作が簡略化される。
(2)検知部217は、撮像素子130による複数のフレームの撮像と並行して所定の撮影状況を検知する。このようにしたので、ユーザは動画撮影の完了と共に、ベストショットおよびベストシーンが抜き出された静止画像ファイルおよび動画ファイルを得ることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
第1の実施の形態では記憶媒体171に記憶済みの動画ファイルから新たな静止画像ファイルおよび動画ファイルを記憶していた。これら2つのファイルを記憶するための操作を、動画ファイルの撮影中(すなわち動画撮影モードでの動作中)に行えるようにしてもよい。例えば、動画ファイルの撮影中にレリーズボタンが押下されると押下の直前に撮像されたフレームが第1注目フレームとして選択されるようにしてもよい。第2静止画記憶部115は動画ファイルの撮影中に第1注目フレームを静止画像ファイルとして記憶媒体171に記憶してもよいし、動画ファイルの撮影が終了した後に当該静止画像ファイルを記憶するようにしてもよい。
第2動画記憶部116も同様に、第2注目フレームから第3注目フレームとの間の各フレームにより構成される動画ファイルを、動画ファイルの撮影が終了した後に記憶するようにしてもよい。あるいは、撮像素子130により撮像された各フレームがDRAM140に一定期間バッファリングされるようにし、第1静止画記憶部111による動画ファイルの記憶と並行して新たな動画ファイルを記憶するようにしてもよい。
(変形例2)
第3の実施の形態では動画ファイルの撮影中に撮影状況の変化の検知および注目フレームの選択を行っていた。これらのうちいずれか一方、あるいは両方を動画ファイルの撮影後に行うようにしてもよい。例えば第1動画記憶部112が、検知部217が所定の撮影状況を検知するための付加情報を含む動画ファイルを記憶するようにしてもよい。付加情報の例としては、マイク291により録音された音声、姿勢センサ292の出力、焦点調節部290により自動焦点調節が行われたタイミングを表す情報などが挙げられる。あるいは、検知部217による検知結果を表す情報を撮影された動画ファイルに付加しておき、動画編集モードにおいて上記の検知結果に基づいて自動的に第1注目フレームが選択されるようにしてもよい。
(変形例3)
撮影状況の変化は第3の実施の形態に示した3つ以外のものでもよい。例えば撮影レンズ120がズームレンズである場合、検知部217が焦点距離の変化を検出するようにしてもよい。
(変形例4)
静止画撮影モードにおいて第2静止画記憶部115による静止画像ファイルの記憶および第2動画記憶部116による動画ファイルの記憶が行えるようにしてもよい。この場合、第2静止画記憶部115および第2動画記憶部116はスルー画を対象に静止画像ファイルおよび動画ファイルの記憶を行う。例えば、第1選択部113および第2選択部114がスルー画を構成する各フレームを選択し、第2静止画記憶部115および第2動画記憶部116にスルー画を構成する各フレームを記憶させることができる。
(変形例5)
第3の実施の形態において、第2の実施の形態と同様に、第1選択部113が第1注目フレームを複数選択可能にすることができる。すなわち、1つの動画ファイルにおいて検知部217が所定の撮影状況の変化を検知する都度、第1選択部113が第1注目フレームを選択するように構成してもよい。
(変形例6)
上述の各実施の形態では本発明をレンズ一体型のデジタルカメラに適用していたが、本発明はこのようなデジタルカメラに限定されない。例えばレンズ交換式のデジタルカメラや一眼レフカメラに対しても本発明を適用することが可能である。また、カメラのみならず画像編集を行う画像編集装置にも本発明を適用することが可能である。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
100、200…カメラ、110…制御回路、111…第1静止画記憶部、112…第1動画記憶部、113…第1選択部、114…第2選択部、115…第2静止画記憶部、116…第2動画記憶部、120…撮影レンズ、130…撮像素子、171…記憶媒体、180…入力装置、217…検知部、290…焦点調節部、291…マイク、292…姿勢センサ

Claims (8)

  1. カメラの第1の状態と、前記第1の状態とは異なる前記カメラの第2の状態とを検出する検出部と、
    動画情報に含まれる第1フレームにおいて前記検出部により前記第1の状態が検出されたとき、前記第1フレームを用いて生成された第1静止画及び前記第1フレームより前のフレーム及び前記第1フレームより後のフレームを用いて生成された第1動画を記憶媒体に記憶させ、前記動画情報に含まれる第2フレームにおいて前記検出部により前記第2の状態が検出されたとき、前記第2フレームより後のフレームを用いて生成された第2静止画及び前記第2フレーム以降のフレームを用いて生成された第2動画を前記記憶媒体に記憶させる制御部とを含むカメラ。
  2. 請求項1に記載されたカメラであって、
    前記検出部は、レリーズボタンが操作されたとき前記第1の状態であると検出し、自動焦点調節が完了したとき前記第2の状態であると検出するカメラ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記検出部は、複数のフレームから、所定の撮影状態の変化を検出し、
    前記制御部は、前記検出部により検出された前記所定の撮影状態の変化に対応するフレームを前記第1フレームとするカメラ。
  4. 請求項に記載のカメラにおいて、
    前記撮影状態は、結像光学系の合焦状態、前記結像光学系の焦点距離、前記カメラの姿勢、および前記カメラの周囲の音量、のいずれか少なくとも1つであるカメラ。
  5. 請求項3または4に記載のカメラにおいて、
    前記第1動画の記憶部は、前記所定の撮影状態の変化を検知するための付加情報を含む前記第1動画を記憶し、
    前記第2動画の記憶部は、記憶媒体に記憶されている前記第1動画に基づいて、前記第2動画を記憶媒体に記憶するカメラ。
  6. 請求項3または4に記載のカメラにおいて、
    前記検出部は、前記複数のフレームの撮像と並行して前記所定の撮影状態検出するカメラ。
  7. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記制御部は、前記カメラの外部に設けられた操作部材の操作により前記第1フレームを選択するカメラ。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記第1フレームは複数選択可能であり、
    複数の前記第1フレームの各々について、前記第1フレームより前のフレームおよび前記第1フレームより後のフレームを選択し、
    前記制御部は、複数の前記第1フレームの各々に対応する前記第1動画を記憶する際、各々の前記第1動画に同一のフレームが含まれることになる場合には、複数の前記第1フレーム、複数の前記前のフレーム、および複数の前記後のフレームのうち時系列順で最先のフレームと最後のフレームとの間の各フレームから構成される前記第1動画を1つだけ記憶するカメラ。
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