JP2010149343A - インクジェット記録装置、及び、その装置における記録ヘッド制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置、及び、その装置における記録ヘッド制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】精度の高い温度検知を適切なタイミングで行うことができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】記録ヘッドからのインク吐出を制御する制御信号を生成する第1の生成手段と、エンコーダによって出力された信号が示す位置に従って検出信号をAD変換しなければならない緊急度を生成する第2の生成手段と、緊急度に応じてAD変換させると判定された場合に制御信号の生成を停止する停止手段と、記録動作が行われていないと判定された場合に検出信号をAD変換させ、行われていると判定された場合に記録動作が終了してからAD変換させるよう制御するAD変換制御手段と、AD変換が終了していると判定された場合に停止した制御信号の生成をただちに再開し、終了していないと判定された場合にAD変換が終了してから制御信号の生成を再開する再開手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録ヘッドの駆動を制御するインクジェット記録装置、及び、その装置における記録ヘッド制御方法に関する。
近年、インクジェットプリンタは低価格化により広く普及し、既にホームユースとしては一般的な存在となっている。また、コピー機能を始め、IrDAやコンパクトフラッシュ(登録商標)などの可搬性メディアからの直接のプリント機能などに対応して複合化が進んでおり、用途は単なる文書の印刷だけでなく写真のような画像も印刷されるようになっている。その中で、更なる画質の向上が求められている。
インクジェットプリンタの画質に大きく影響する要素の一つに、インクジェット記録ヘッドに設けられているノズルから吐出されるインク量の安定性がある。写真画質の向上を実現するためにはグラデーションを滑らかに印刷する必要がある。これは、イエロー・マゼンダ・シアンなど各色インクの吐出の液滴数の配分によって、グラデーションを滑らかに印刷することで実現する。この様に、吐出する液滴数でグラデーションを表現するため、各々の吐出量に誤差があるとなめらかなグラデーションを表現できなくなってしまう。
インクジェット記録ヘッドの方式の一つに、ノズル内に設けられたヒータを過熱し、この時に発生する気泡の力によりノズルからインクを吐出させるものがある。この方式ではヒータに加えられる熱量を制御することで気泡の発生量を制御し、その結果、吐出量を制御することができる。しかしながら、記録を続けているとノズル周辺の蓄熱、インクタンク内のインクの蓄熱、記録装置内の機内昇温などが吐出量に影響を与えてしまい、予め決められた熱量をヒータに印加し続けたとしても吐出量が変動してしまう。これを避けるために、インクジェット記録ヘッド近傍の温度を検知し、この温度情報を加味して、ヒータへ加える熱量を制御する必要がある。
インクジェット記録ヘッド近傍の温度を検出する構成として、ダイオードセンサなどの温度センサを記録ヘッド内に設けることがある。しかしながら、センサを機能させる電流は、記録ヘッドを駆動させる電流に比べて極めて小さく、ノイズを受けやすい。また、記録ヘッドへの記録データ転送は記録装置の速度向上のために数十MHzにもなるので、そのような駆動信号からのノイズの影響も大きい。
温度センサと記録ヘッドの駆動信号間でのこれらのノイズの影響を避けるために、従来は基板パターンやバイパスコンデンサで対策していたが、この方法は次のような課題を含んでいる。
・記録動作中のダイオードセンサの温度検出は、記録ヘッド駆動からのノイズの影響があるので精度が低い。従って、大きなマージンをもって制御する必要がある。そのため、記録ヘッドの温度を下げるための休止の時間と頻度が増大してしまう。
・基板パターンで対策する場合には、ノイズ源をグランドで囲むこと方法が用いられる。フレキシブル基板を用いる場合には、センサ信号の隣や、また、複数枚のフレキシブル基板を重ねている場合には、対向するフレキシブル基板の同位置に速度の速い信号を配置させない等の方法が用いられる。しかしながら、そのような方法は、同時にパターン設計の制約ともなってしまう。
・記録ヘッドへの記録データ転送のためのクロック信号などの波形は、波形の立上り時間より立下り時間の方が速い場合が多く、ダイオードセンサ信号に対しても、立下り時の影響が大きくなってしまう。従って、バイパスコンデンサのみの対策では、ノイズを平滑した結果がプラスかマイナスのいずれかに偏ってしまい、ノイズの影響を除去しきれない。
記録ヘッド駆動のノイズの影響を避ける構成として、記録ヘッドの駆動が行われていない期間を検知し、その期間に温度を検出するという構成がある。特許文献1の記載によれば、インクを吐出させるための加熱を制御するパルス信号がディスイネーブルである期間を検知し、その検知された期間に温度データをサンプリングすると記載されている。その方法によると、ノイズの発生源が存在しない期間に温度データをサンプリングするので、正確な温度を検知できると記載されている。
しかしながら、この提案では記録ヘッドを制御するパルス信号がディスイネーブルである期間を検知するのみである。よって、記録装置の高速化に伴って駆動信号が時間的に密になった場合や駆動が複雑化して駆動信号が増えた場合には、温度データのサンプリングに十分なディスイネーブル期間を得られないおそれがある。また、温度を検出した時のキャリッジの位置を検出していないので、記録パルス制御に反映させるための適切なキャリッジの位置を管理できていない。
次に、ノイズ源となる対象の信号を記録ヘッドの駆動信号だけでなくモータ駆動など他の駆動にまで広げた場合における構成がある。特許文献2の記載によれば、記録ヘッドやキャリッジを移動させるキャリッジモータ、記録媒体を搬送する搬送モータが駆動されていない場合にのみ、温度情報の信号を受信する。この方法によると、記録ヘッドのみならず他のノイズ源からのノイズの影響を受けることがなく、正確な温度測定ができると記載されている。
しかしながら、先述の構成と同様に、ノイズ源となる箇所のディスイネーブルである期間を検知するのみであるため、温度データのサンプリングに十分なディスイネーブル期間を得られないおそれがある。更に、特許文献2では、キャリッジモータと記録媒体を搬送する搬送モータについて述べられているが、最近の記録装置は動作の速度向上のため、キャリッジモータと搬送モータの切り替わり時には重なって動作する場合がある。従って、その場合には、ノイズ源のディスイネーブル期間が存在しなくなり、記録装置の温度制御ができなくなってしまう。また、特許文献2においても、温度を検出した時のキャリッジの位置を検出していないので、記録パルス制御に反映させるための適切なキャリッジの位置を管理できていない。
また、圧電素子を用いたインクジェット記録ヘッドにおいて、インクノズルに設けられた吐出用の圧電素子の静電容量から温度を求める構成がある。特許文献3の記載によれば、圧電素子はインク吐出のために印加される駆動パルスにより電荷が蓄積されるが、温度によるこの電荷蓄積量の変化を検出して各ノズル毎の温度を検出することができると記載されている。
しかしながら、特許文献3においては、温度検出時のノイズについては全く述べられていない。また、上記と同様、温度を検出した時のキャリッジの位置を検出していないので、記録パルス制御に反映させるための適切な位置を管理できていない。
特開平7−266564号公報 特開平9−193395号公報 特許第3948939号公報
従来においては、温度データをサンプリングするのに必要とする時間幅を有する、駆動信号のディスイネーブル期間を得られない場合が生じてしまう。即ち、必要としているタイミングで温度データを得られない場合が生じる。さらに、温度を検出した時のインクジェット記録ヘッドの位置が不明であるので、駆動パルスの切り替えを適切なタイミングで行えないおそれがある。
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、精度の高い温度検知を適切なタイミングで行うことができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るインクジェット記録装置は、予め定められた方向に往復移動する記録ヘッドの位置を示す信号を出力するエンコーダと、前記記録ヘッドの温度を検出するセンサと、前記センサより検出された検出信号をAD変換する変換部とを備えるインクジェット記録装置であって、前記エンコーダにより出力された信号に基づいて、前記記録ヘッドからのインク吐出を制御する制御信号を生成する第1の生成手段と、前記エンコーダによって出力された信号が示す位置に従って、前記検出信号をAD変換しなければならない緊急度を生成する第2の生成手段と、前記緊急度に応じて、前記変換部にAD変換させるか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段による判定の結果、AD変換させると判定された場合に、前記第1の生成手段による制御信号の生成を停止する停止手段と、前記記録ヘッドによる記録動作が行われているか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段による判定の結果、前記記録ヘッドによる記録動作が行われていないと判定された場合に、前記検出信号を前記変換部によりAD変換させ、一方、前記記録ヘッドによる記録動作が行われていると判定された場合に、前記記録ヘッドの記録動作が終了してから、前記検出信号を前記変換部によりAD変換させるよう制御するAD変換制御手段と、前記AD変換が終了したか否かを判定する第3の判定手段と、前記第3の判定手段による判定の結果、AD変換が終了していると判定された場合に、前記停止手段によって停止した制御信号の生成をただちに再開し、一方、AD変換が終了していないと判定された場合に、AD変換が終了してから前記停止手段によって停止した制御信号の生成を再開する再開手段とを備える。
また、本発明に係る記録ヘッド制御方法は、予め定められた方向に往復移動する記録ヘッドの位置を示す信号を出力するエンコーダと、前記記録ヘッドの温度を検出するセンサと、前記センサより検出された検出信号をAD変換する変換部とを備えるインクジェット記録装置において実行される記録ヘッド制御方法であって、前記エンコーダにより出力された信号に基づいて、前記記録ヘッドからのインク吐出を制御する制御信号を生成する第1の生成工程と、前記エンコーダによって出力された信号が示す位置に従って、前記検出信号をAD変換しなければならない緊急度を生成する第2の生成工程と、前記緊急度に応じて、前記変換部にAD変換させるか否かを判定する第1の判定工程と、前記第1の判定工程における判定の結果、AD変換させると判定された場合に、前記第1の生成工程における制御信号の生成を停止する停止工程と、前記記録ヘッドによる記録動作が行われているか否かを判定する第2の判定工程と、前記第2の判定工程における判定の結果、前記記録ヘッドによる記録動作が行われていないと判定された場合に、前記検出信号を前記変換部によりAD変換させ、一方、前記記録ヘッドによる記録動作が行われていると判定された場合に、前記記録ヘッドの記録動作が終了してから、前記検出信号を前記変換部によりAD変換させるよう制御するAD変換制御工程と、前記AD変換が終了したか否かを判定する第3の判定工程と、前記第3の判定工程における判定の結果、AD変換が終了していると判定された場合に、前記停止工程において停止した制御信号の生成をただちに再開し、一方、AD変換が終了していないと判定された場合に、AD変換が終了してから前記停止工程において停止した制御信号の生成を再開する再開工程とを備える。
本発明によれば、精度の高い温度検知を適切なタイミングで行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例では、インクジェット方式に従う記録ヘッドを用いた記録装置を例に挙げて説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
<インクジェット記録装置の説明(図1)>
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置1の構成の概要を示す外観斜視図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置(以下、記録装置という)は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なう記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2にキャリッジモータM1によって発生する駆動力を伝達機構4より伝え、キャリッジ2を矢印A方向に往復移動させるとともに、例えば、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構5を介して給紙し、記録位置まで搬送し、その記録位置において記録ヘッド3から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。
また、記録ヘッド3の状態を良好に維持するためにキャリッジ2を回復装置10の位置まで移動させ、間欠的に記録ヘッド3の吐出回復処理を行う。
記録装置1のキャリッジ2には記録ヘッド3を搭載するのみならず、記録ヘッド3に供給するインクを貯留するインクカートリッジ6を装着する。インクカートリッジ6はキャリッジ2に対して着脱自在になっている。
図1に示した記録装置1はカラー記録が可能であり、そのためにキャリッジ2にはマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクを夫々、収容した4つのインクカートリッジを搭載している。これら4つのインクカートリッジは夫々独立に着脱可能である。
さて、キャリッジ2と記録ヘッド3とは、両部材の接合面が適正に接触されて所要の電気的接続を達成維持できるようになっている。記録ヘッド3は、記録信号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出して記録する。特に、この実施例の記録ヘッド3は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用し、熱エネルギーを発生するために電気熱変換体を備え、その電気熱変換体に印加される電気エネルギーが熱エネルギーへと変換され、その熱エネルギーをインクに与えることにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させる。この電気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出口からインクを吐出する。
図1に示されているように、キャリッジ2はキャリッジモータM1の駆動力を伝達する伝達機構4の駆動ベルト7の一部に連結されており、ガイドシャフト13に沿って矢印A方向に摺動自在に案内支持されるようになっている。従って、キャリッジ2は、キャリッジモータM1の正転及び逆転によってガイドシャフト13に沿って往復移動する。また、キャリッジ2の移動方向(矢印A方向)に沿ってキャリッジ2の絶対位置を示すためのスケール8が備えられている。この実施例では、スケール8は透明なPETフィルムに必要なピッチで黒色のバーを印刷したものを用いており、その一方はシャーシ9に固着され、他方は板バネ(不図示)で支持されている。
また、記録装置1には、記録ヘッド3の吐出口(不図示)が形成された吐出口面に対向してプラテン(不図示)が設けられており、キャリッジモータM1の駆動力によって記録ヘッド3を搭載したキャリッジ2が往復移動されると同時に、記録ヘッド3に記録信号を与えてインクを吐出することによって、プラテン上に搬送された記録媒体Pの全幅にわたって記録が行われる。
さらに、図1において、14は記録媒体Pを搬送するために搬送モータM2によって駆動される搬送ローラ、15はバネ(不図示)により記録媒体Pを搬送ローラ14に当接するピンチローラ、16はピンチローラ15を回転自在に支持するピンチローラホルダ、17は搬送ローラ14の一端に固着された搬送ローラギアである。そして、搬送ローラギア17に中間ギア(不図示)を介して伝達された搬送モータM2の回転により、搬送ローラ14が駆動される。
またさらに、20は記録ヘッド3によって画像が形成された記録媒体Pを記録装置外ヘ排出するための排出ローラであり、搬送モータM2の回転が伝達されることで駆動されるようになっている。なお、排出ローラ20は記録媒体Pをバネ(不図示)により圧接する拍車ローラ(不図示)により当接する。22は拍車ローラを回転自在に支持する拍車ホルダである。
またさらに、記録装置1には、図1に示されているように、記録ヘッド3を搭載するキャリッジ2の記録動作のための往復運動の範囲外(記録領域外)の所望位置(例えば、ホームポジションに対応する位置)に、記録ヘッド3の吐出不良を回復するための回復装置10が配設されている。
回復装置10は、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピングするキャッピング機構11と記録ヘッド3の吐出口面をクリーニングするワイピング機構12を備えており、キャッピング機構11による吐出口面のキャッピングに連動して回復装置内の吸引手段(吸引ポンプ等)により吐出口からインクを強制的に排出させ、それによって、記録ヘッド3のインク流路内の粘度の増したインクや気泡等を除去するなどの吐出回復処理を行う。
また、非記録動作時等には、記録ヘッド3の吐出口面をキャッピング機構11によるキャッピングすることによって、記録ヘッド3を保護するとともにインクの蒸発や乾燥を防止することができる。一方、ワイピング機構12はキャッピング機構11の近傍に配され、記録ヘッド3の吐出口面に付着したインク液滴を拭き取るようになっている。
これらキャッピング機構11及びワイピング機構12により、記録ヘッド3のインク吐出状態を正常に保つことが可能となっている。
<インクジェット記録装置の制御構成(図2)>
図2は図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、コントローラ600は、MPU601、後述する制御シーケンスに対応したプログラム、所要のテーブル、その他の固定データを格納したROM602、キャリッジモータM1の制御、搬送モータM2の制御、及び、記録ヘッド3の制御のための制御信号を生成する特殊用途集積回路(ASIC)603、画像データの展開領域やプログラム実行のための作業用領域等を設けたRAM604、MPU601、ASIC603、RAM604を相互に接続してデータの授受を行うシステムバス605、以下に説明するセンサ群からのアナログ信号を入力してA/D変換し、デジタル信号をMPU601に供給するAD変換部606などで構成される。
また、図2において、610は画像データの供給源となるコンピュータ(或いは、画像読取り用のリーダやデジタルカメラなど)でありホスト装置と総称される。ホスト装置610と記録装置1との間ではインタフェース(I/F)611を介して画像データ、コマンド、ステータス信号等を送受信する。
さらに、620はスイッチ群であり、電源スイッチ621、プリント開始を指令するためのプリントスイッチ622、及び記録ヘッド3のインク吐出性能を良好な状態に維持するための処理(回復処理)の起動を指示するための回復スイッチ623など、操作者による指令入力を受けるためのスイッチから構成される。630はホームポジションhを検出するためのフォトカプラなどの位置センサ631、環境温度を検出するために記録装置の適宜の箇所に設けられた温度センサ110等から構成される装置状態を検出するためのセンサ群である。
さらに、640はキャリッジ2を矢印A方向に往復走査させるためのキャリッジモータM1を駆動させるキャリッジモータドライバ、642は記録媒体Pを搬送するための搬送モータM2を駆動させる搬送モータドライバである。また、644は、記録ヘッド3を駆動させるヘッドドライバである。また、記録ヘッド3は、上述の記録ヘッドの温度を検出する温度センサ110を含んでおり、温度センサ110により検出された検出信号はAD変換部606に出力される。
ASIC603は、記録ヘッド3による記録走査の際に、ROM602の記憶領域に直接アクセスしながら記録ヘッドに対して記録素子(吐出ヒータ)の駆動データ(DATA)を転送する。
エンコーダ101は、キャリッジモータM1により予め定められた方向に往復移動されるキャリッジ2の位置を検出する。エンコーダ101により検出された位置を示す信号は、コントローラ600に入力される。
なお、図1に示す構成は、インクカートリッジ6と記録ヘッド3とが分離可能な構成であるが、これらが一体的に形成されて交換可能なヘッドカートリッジを構成しても良い。 さらに、以下の実施例において、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明するが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。
以下の実施例は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、その熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
さらに、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、本実施例においては、記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
以下の実施例においては、インクジェット記録ヘッドを搭載したキャリッジの位置情報を得るためのエンコーダと、単位時間当りのエンコーダのパルス数からキャリッジの速度を推定して記録ヘッド駆動信号を発生させるトリガ間隔を計算する構成を説明する。また、与えられたトリガ間隔から後述するヒートトリガを発生する構成と、ヒートトリガからインクジェット記録ヘッドの温度を検出するためのADトリガを生成する構成について説明する。
図3は、温度検出信号とエンコーダ信号に基づく記録ヘッド制御の構成を示すブロック図である。位置検出部102、重み付け係数生成部103、ヒートトリガ間隔計算部104、ヒートトリガ/ADトリガ選択部105、ADトリガ発生部106、ヒートトリガ発生部108は、MPU601とASIC603により実現される。101は、インクジェット記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動によってパルス信号を発生するエンコーダである。102は、そのパルス信号の発生した数からキャリッジの位置を検出する位置検出部である。103は、キャリッジの位置に応じて、重み付け係数を生成する重み付け生成部である。104は、エンコーダ101から出力されるパルス信号の間隔から、記録ヘッド駆動信号生成部109へ駆動開始のタイミングを与えるヒートトリガの間隔を計算するヒートトリガ間隔計算部である。
105は、位置検出部102で求められたキャリッジ位置と重み付け係数生成部103で求められたキャリッジ位置による重み付け係数と上記ヒートトリガ間隔とからADトリガ又はヒートトリガを発生するかを判断するヒートトリガ/ADトリガ選択部である。ADトリガは、温度検出のためのAD変換部606へサンプリング開始のタイミングを与える信号である。また、ヒートトリガは、ヒート回路111にヘッド駆動信号を出力させるタイミングを与える信号である。
106は、ヒートトリガ/ADトリガ選択部105により選択された場合に、AD変換部606へのADトリガを発生するADトリガ発生部である。例えば、本実施例においては、ADトリガイネーブル信号によって、ADトリガ発生部106が選択される。108は、ヒートトリガ/ADトリガ選択部105により選択された場合に、記録ヘッド駆動信号生成部109へヒートトリガを発生するヒートトリガ発生部である。例えば、本実施例においては、ヒートトリガイネーブル信号によって、ヒートトリガ発生部108が選択される。3は、インクジェット記録ヘッドの駆動を行うヒート回路111とインクジェット記録ヘッドの温度を検出する温度センサ110を有するインクジェット記録ヘッドである。
図4は、記録ヘッド駆動信号が温度センサの出力に与えるノイズの概略を示す図である。ここでは一例として記録ヘッドへデータを転送するための記録ヘッドクロック信号により、温度センサの出力にノイズが加わっている様子を示している。駆動信号(記録ヘッドクロック信号)波形は立ち上がり時間より立下り時間の方が速い場合が多く、クロストークにより近傍の信号へ与える影響は立ち上がり時よりも立ち下がり時の方が大きい。結果として、ノイズの影響を受ける信号線のレベルは平均的に高くなるか低くなるかのいずれかに偏ってしまう。これはノイズ除去用のバイパスコンデンサを温度センサの出力に設けたとしても、ノイズが存在しないときに比べてレベルが高いか低いかの状態になり、正確な温度検出ができないことを意味する。
図5は、本実施例におけるADサンプリングを開始する動作を説明する図である。まず、図5において、エンコーダ波形とヒートトリガ間隔との関係を説明する。本実施例の記録装置において、あるエンコーダ周期の時間間隔をエンコーダの1周期中に発生させるヒートトリガのパルス数で均等割りし、その均等割りされた間隔を、そのエンコーダ周期の次の周期で発生させるヒートトリガ間隔として適用する。例えば、図5は、T0〜T3の時間間隔を、エンコーダの1周期中に発生させるヒートトリガのパルス数の4で除した値が各々次の周期で適用される様子を示している。
ところで、キャリッジの移動スピードはメカ振動などにより変動しているので一定ではない。図5に示すように、T0とT1の間隔は同じであるが、T1よりT2の時間間隔が長くなっている。また、T3では、再び時間間隔が短くなっている。このような状況ではエンコーダ周期の切り替わる部分のヒートトリガ間隔が一様でなくなる。図5において、周期T2における4パルス目のヒートトリガと周期T3における1パルス目のヒートトリガとの間隔Aは、T1/4よりも大きくなっている。また、周期T3の4パルス目のヒートトリガと次の1パルス目のヒートトリガとの間隔は、T2/4よりも小さくなっている。
このような場合に、ヒートトリガ間隔の急峻な変化を緩和するために、ヒートトリガ間隔が短くなってしまう箇所の後段の周期において、その周期に発生されるヒートトリガ群を遅らせている。例えば、図5においては、tdだけ周期の開始より遅らせている。周期の開始からtdだけ遅らせることにより、間隔Bから間隔B’として、上記のような間隔の狭まりを緩和している。以上のように間隔の狭まりが緩和されたヒートトリガの生成は、本実施例における第1の生成手段の一例である。
図5においては、エンコーダカウンタ値、ADトリガ、重み付けカウンタ、レジスタ値、ADステータスが示されている。ADトリガとは、温度センサの出力をサンプリングするAD変換部へのADサンプリング開始のタイミングを与える信号である。重み付けカウンタとは、そのADトリガを発生するか否かを判定することに用いられるエンコーダのカウンタ値を重み付けている。また、レジスタ値とは、AD変換部へADトリガを加えた時に、ラッチされたエンコーダのカウンタ値である。ADステータスとは、AD変換部へのADサンプリング中である状態を示す信号である。
図5では、周期T2内の最後のヒートトリガから周期T3の最初のヒートトリガまでの間隔が広くなっている。これは、周期T2が開始され、エンコーダのA相およびB相の立ち上がり/立下りのタイミングに基づいて、周期T2の時間を実測することにより予測できる。そして、その実測された時間を、温度センサにより出力されたデータのサンプリングに必要な時間と比較して、AD変換部へADトリガを加えるか否かを判定する。その結果、AD変換部によりAD変換を開始すると判定した場合には、ADトリガを発生させる。
また、本実施例においては、ADトリガの発生を判定する際に、記録装置のキャリッジ位置も考慮している。インクジェット方式の記録では記録ヘッドの温度により吐出量が左右されるので、記録動作中も記録ヘッドの温度に応じて、吐出のためのエネルギー量を制御する必要がある。そのような場合に、1ラスタ(一走査区間)を複数ブロックに分けて、各ブロックごとに投入エネルギー量を制御する方式がある。
従って、その場合、分割された各ブロックの終端までに記録ヘッドの温度を検出する必要があり、更には、各ブロックの終端付近で温度測定が行われることが望ましい。本実施例においては、エンコーダカウンタの他に、カウントされた値を重み付ける重み付けカウンタを有している。この重み付けカウンタ値と上述のヒートトリガ間隔とからADトリガの発生を判定する。また、本実施例においては、ADトリガを発生させた場合に、発生させた時点でのエンコーダカウンタ値をラッチする。そのことにより、記録ヘッドの温度情報とその情報を得た位置を正確に取得することができる。
図6は、図5で説明した実施例において、AD変換部へのADサンプリングが所定の時間内に終了できない場合の制御について説明する図である。
図5では、AD変換部へのADサンプリング開始は、エンコーダ周期内のヒートトリガ間隔とエンコーダ信号のA相B相の立ち上がり/立下りのタイミングから予測されているが、この予測は、保証されたものではない。従って、AD変換部へのサンプリング中に次のエンコーダ周期のヒートトリガタイミングに到達してしまうおそれがある。そのため、本実施例においては、AD変換部がADサンプリングを開始した場合には、そのADサンプリングを終了するまで、ヒートトリガの発生を抑止し、ADサンプリング中に次のエンコーダ周期のヒートトリガが発生することを防いでいる。
そのために、本実施例においては、図6に示すように、ADステータス信号をモニタし、AD変換部へのADサンプリング動作を検知している。例えば、周期T3の最初のヒートトリガのタイミングがAD変換部のADサンプリング中であるとする。その場合に、ADステータスがADサンプリング終了(例えばハイレベルからローレベルに変化)を示すまで待機し、ADステータスがADサンプリング終了を示すと、ヒートトリガを再び発生させる。図6は、その結果、周期T3におけるヒートトリガの発生がtadだけ遅れた様子を示している。本実施例においては、このようにADステータス信号の変化に従って、ADサンプリングを停止または再開している。
次に、図7及び図8を用いて、図5で説明した重み付けの構成について説明する。
まず、図7を用いて、エンコーダカウンタを説明する。図7の上段は、エンコーダフィルムを示し、図7の下段は、エンコーダフィルム上各位置でのエンコーダカウンタの各ビットの状態を示す。本実施例においては、先述のブロック別の特別なカウンタは設けず、エンコーダカウンタの上位ビットから必要ビット数をブロック毎の識別用として割り当てている。例えば、図7では、上位3ビットを割当てることで、1ラスタを8ブロックに分割している。また、エンコーダカウンタの上位4ビット目から最下位ビットまでは各ブロック内での位置を示すカウンタ値とみなすことができる。このカウンタ値が示す位置に応じて、図8で説明する制御を行う。
図8は、記録のための制御を開始させるヒートトリガイネーブル信号Htrgと、温度を検出するためのAD変換を開始させるADトリガイネーブル信号ADtrgを選択して出力する構成を示すブロック図である。図8は、図3に示すMPU601およびASIC603において実現される。
ヒートトリガイネーブル信号またはADトリガイネーブル信号は、図7で説明したエンコーダカウンタ、各ブロック内の位置に応じた重み付け係数、閾値、キャリッジの速度から算出されたヒートトリガ間隔Thtrgの情報に基づいて選択される。エンコーダカウンタ値は、ラスタ上のキャリッジの位置を示すが、前述の上位3ビットをマスクすることで、ラスタ上の各ブロック内のどの位置にキャリッジがあるかを検出することができる。ここでは、上位3ビットをマスクした結果、取得される下位nビットを抽出する(ブロック701)。
この下位nビットに、重み付け1〜3(レジスタ702に格納)の値をカウンタ値と比較して、各ブロック内の位置に応じたレベル信号を出力する(ブロック705)。本実施例においては、ブロック内のより後端に近い位置にキャリッジがある方がレベルが高くなるように重み付けの値が設定されている。以上のような各ブロック内の位置に応じたレベル信号の出力は、本実施例における第2の生成手段の一例である。
ブロック706では、このレベル信号の値が予めレジスタ703に設定してある閾値0〜3と比較され、温度サンプリングしなければならない緊急度が判定される。ここで、最も高い閾値0よりも高い場合には、他の条件に寄らず、ただちにADトリガイネーブル信号を活性化して温度のサンプリングを開始する。また、閾値0ではない場合は、ヒートトリガ間隔Thtrgに応じて、ヒートトリガイネーブル信号を活性化するか、ADトリガイネーブル信号を活性化するかを選択する。ヒートトリガイネーブル信号が活性化されると、図3に示すヒートトリガ発生部からヒートトリガが出力される。また、ADトリガイネーブル信号が活性化されると図3に示すADトリガ発生部からADトリガが出力される。
ブロック705から出力されたレベル信号が低く、ヒートトリガ間隔が狭いほど、ヒートトリガを優先して発行するようにヒートトリガイネーブル信号が活性化される。また、レベル信号が高い場合には、ヒートトリガ間隔が狭い場合でも、ADサンプリングを優先するようにADトリガイネーブル信号が活性化される。ADサンプリングが行われた場合には、上述のように、次のヒートトリガはそのADサンプリングが終了するまで遅延される。
本実施例においては、ヒートトリガ間隔Thtrgを予めレジスタ704に設定してある閾値a〜cと比較する。閾値a〜cの選択をレベル信号と閾値1〜3との比較結果の後で行うことにより、走査方向に向かって各ブロック内の終端に近い位置で温度検出を行うことを実現している。また、閾値a〜cはファームウェアで変更できるので、各記録モードに適した制御を行うことができる。
図9は、本実施例におけるADサンプリングを開始するまでの処理の手順を示すフローチャートである。ステップS801において、まず、エンコーダカウンタ値を取得する。ステップS802において、このエンコーダカウンタ値から1ラスタを複数のブロックに分割したとき、各ブロック内の位置をカウントするのに必要なnビットを抽出する。ステップS803において、抽出されたnビットをレジスタ702に書き込まれている重み付け1〜3までの値と比較を行ってレベルを決定する。これにより、重み付け1〜3と比較されて生成されるレベル信号は、ADサンプリングしなければならない緊急度を示すことになる。
ステップS804において、決定されたレベルとレジスタ703に格納されている閾値0〜3と比較してADサンプリング開始の緊急度を決定する。ここでは、閾値0〜3は、エンコーダカウンタ値から抽出されたnビットが、各ブロック内でキャリッジがブロック後端に近づくにつれて大きい値が設定されている。本実施例においては、閾値0が、ブロック内でADサンプリングを完了するのに可能な範囲で最後端の位置を示す値とする(即ち、閾値0〜3のうち最も大きい値を有する)。
ステップS805において、抽出されたnビットが閾値0の値より大きい場合には、直ちにADサンプリングを開始する必要があると判断してステップS813に進む。ステップS813においては、記録ヘッドの記録動作中であるか否かを判定する。ステップS813の処理は、本実施例における第2の判定手段の一例である。ここで、記録動作中でないと判定された場合には、ステップS814において、ADステータスフラグを例えば「1」に設定して、ADサンプリングを開始する。一方、記録動作中であると判定された場合には、記録動作の終了を待ってからステップS814に進み、ADサンプリングを開始する。ステップS814の処理は、本実施例におけるAD変換制御手段の一例である。
ステップS815において、ADサンプリングが終了したか否かを判定する。ここで、ADサンプリングが終了していないと判定された場合には、ADサンプリングが終了するまでステップS815を繰り返す。一方、ADサンプリングが終了したと判定された場合には、ステップS816に進み、ADステータスフラグを例えば「0」にリセットして、再び、ステップS801に戻る。ステップS815の処理は、本実施例における第3の判定手段の一例である。
再び、ステップS805を説明する。ステップS805において、閾値0の値以下の場合には、ステップS806に進む。ステップS806に進んだ場合には、キャリッジの位置するブロック内において、ADサンプリングを開始するタイミングに余裕があると判断される。また、ステップS806において、現在のエンコーダ周期のフェーズでの最終ヒートトリガと次のフェーズでの最初のヒートトリガとのヒートトリガ間隔Thtrgを取得する。
ステップS807において、抽出されたnビットが閾値1の値より大きいか否かを判定する。ここで、閾値1の値より大きいと判定された場合には、ステップS810に進む。ステップS810において、ヒートトリガ間隔ThtrgがADサンプリングを行うのに十分な時間があるか否かにより、ADサンプリングの開始を判断する。ADサンプリングの開始の判断を行うために、本実施例においては、ヒートトリガ間隔Thtrgと予めレジスタ704に格納された閾値aと比較することにより、ADサンプリングの開始を判断する。
ステップS810において、ヒートトリガ間隔Thtrgが閾値aより大きい場合には、ADサンプリングを開始する必要があると判断してステップS813に進む。一方、閾値a以下である場合には、ステップS801に戻る。ステップS807において、抽出されたnビットが閾値1以下である場合には、ステップS808に進む。
ステップS808において、抽出されたnビットが閾値2の値より大きいか否かを判定する。ここで、閾値2の値より大きいと判定された場合には、ステップS811に進む。ステップS811において、ヒートトリガ間隔ThtrgがADサンプリングを行うのに十分な時間があるか否かにより、ADサンプリングの開始を判断する。ADサンプリングの開始の判断を行うために、本実施例においては、ヒートトリガ間隔Thtrgと予めレジスタ704に格納された閾値bと比較することにより、ADサンプリングの開始を判断する。
ステップS811において、ヒートトリガ間隔Thtrgが閾値bより大きい場合には、ADサンプリングを開始する必要があると判断してステップS813に進む。一方、閾値b以下である場合には、ステップS801に戻る。ステップS808において、抽出されたnビットが閾値2の値以下である場合には、ステップS809に進む。
ステップS809において、抽出されたnビットが閾値3の値より大きいか否かを判定する。ここで、閾値3の値より大きいと判定された場合には、ステップS812に進む。ステップS812において、ヒートトリガ間隔ThtrgがADサンプリングを行うのに十分な時間があるか否かにより、ADサンプリングの開始を判断する。ADサンプリングの開始の判断を行うために、本実施例においては、ヒートトリガ間隔Thtrgと予めレジスタ704に格納された閾値cと比較することにより、ADサンプリングの開始を判断する。
ステップS812において、ヒートトリガ間隔Thtrgが閾値cより大きい場合には、ADサンプリングを開始する必要があると判断してステップS813に進む。一方、閾値b以下である場合には、ステップS801に戻る。ステップS809において、抽出されたnビットが閾値3の値以下である場合には、ステップS801に戻る。
本実施例において、基準値となる閾値a〜cは、「a<b<c」の関係になっていて、閾値0〜3の値との比較結果に応じて選択される。即ち、ADサンプリングの緊急度が高いほど、ヒートトリガ間隔Thtrgが狭くてもADサンプリングを開始する。
ステップS805、S807、S808、S809の処理は、本実施例における第1の判定手段の一例である。また、S810〜S812の処理は、本実施例における第4の判定手段の一例である。
本実施例では、ADサンプリングの緊急度を示すレベル信号を決定する際に、閾値0〜3として4種類の値をレジスタ703に用意した。それらの閾値数は、4種類以外であっても良い。また、記録モードなどに応じて、ファームウェアで適宜書き換えても良い。更に、ヒートトリガ間隔Thtrgを閾値a〜cと比較しているが、これも3種類以外であっても良い。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。 記録装置の制御回路の構成を示すブロック図である。 温度検出信号とエンコーダ信号に基づく記録ヘッド制御の構成を示すブロック図である。 記録ヘッド駆動信号が温度センサの出力に与えるノイズの概略を示す図である。 本実施例におけるADサンプリングを開始する動作を説明する図である。 AD変換部へのADサンプリングが所定の時間内に終了できない場合の図5の動作について説明する。 エンコーダカウンタを説明する図である。 ヒートトリガHtrgと、ADトリガADtrgを選択して出力する構成を示すブロック図である。 本実施例におけるADサンプリングを開始するまでの処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
101 エンコーダ
102 位置検出部
103 重み付け係数生成部
104 ヒートトリガ間隔計算部
105 ヒートトリガ/ADトリガ選択部
106 ADトリガ発生部
108 ヒートトリガ発生部
109 記録ヘッド駆動信号生成部
110 記録ヘッド
600 コントローラ
601 MPU
602 ROM
603 ASIC
604 RAM
605 システムバス
605 AD変換部
610 ホスト装置
611 インタフェース

Claims (5)

  1. 予め定められた方向に往復移動する記録ヘッドの位置を示す信号を出力するエンコーダと、前記記録ヘッドの温度を検出するセンサと、前記センサより検出された検出信号をAD変換する変換部とを備えるインクジェット記録装置であって、
    前記エンコーダにより出力された信号に基づいて、前記記録ヘッドからのインク吐出を制御する制御信号を生成する第1の生成手段と、
    前記エンコーダにより出力された信号が示す位置に従って、前記検出信号をAD変換しなければならない緊急度を生成する第2の生成手段と、
    前記緊急度に応じて、前記変換部にAD変換させるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段による判定の結果、AD変換させると判定された場合に、前記第1の生成手段による制御信号の生成を停止する停止手段と、
    前記記録ヘッドによる記録動作が行われているか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段による判定の結果、前記記録ヘッドによる記録動作が行われていないと判定された場合に、前記検出信号を前記変換部によりAD変換させ、一方、前記記録ヘッドによる記録動作が行われていると判定された場合に、前記記録ヘッドの記録動作が終了してから、前記検出信号を前記変換部によりAD変換させるよう制御するAD変換制御手段と、
    前記AD変換が終了したか否かを判定する第3の判定手段と、
    前記第3の判定手段による判定の結果、AD変換が終了していると判定された場合に、前記停止手段によって停止した制御信号の生成をただちに再開し、一方、AD変換が終了していないと判定された場合に、AD変換が終了してから前記停止手段によって停止した制御信号の生成を再開する再開手段と
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第1の判定手段は、
    前記緊急度が最も高い場合に、ただちに前記変換部にAD変換させると判定し、一方、前記緊急度が最も高い緊急度でない場合に、前記第1の生成手段により生成された制御信号の周期を予め定められた基準値と比較し、前記周期が前記基準値より大きい場合に、前記変換部にAD変換させると判定する第4の判定手段を更に備え、
    前記基準値は、前記検出信号をAD変換しなければならない緊急度が低くなるほど大きく設定されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記検出信号をAD変換しなければならない緊急度は、前記記録ヘッドが走査する一走査区間を複数に分割した1つのブロック内における位置が、走査方向に向かって前記ブロックの後端に近づくほど、高く設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第1の判定手段による判定の結果、前記変換部にAD変換させると判定された場合に、当該判定された時点での、前記エンコーダによって出力された信号が示す位置を記憶領域に格納する格納手段を、更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 予め定められた方向に往復移動する記録ヘッドの位置を示す信号を出力するエンコーダと、前記記録ヘッドの温度を検出するセンサと、前記センサより検出された検出信号をAD変換する変換部とを備えるインクジェット記録装置において実行される記録ヘッド制御方法であって、
    前記エンコーダにより出力された信号に基づいて、前記記録ヘッドからのインク吐出を制御する制御信号を生成する第1の生成工程と、
    前記エンコーダにより出力された信号が示す位置に従って、前記検出信号をAD変換しなければならない緊急度を生成する第2の生成工程と、
    前記緊急度に応じて、前記変換部にAD変換させるか否かを判定する第1の判定工程と、
    前記第1の判定工程における判定の結果、AD変換させると判定された場合に、前記第1の生成工程における制御信号の生成を停止する停止工程と、
    前記記録ヘッドによる記録動作が行われているか否かを判定する第2の判定工程と、
    前記第2の判定工程における判定の結果、前記記録ヘッドによる記録動作が行われていないと判定された場合に、前記検出信号を前記変換部によりAD変換させ、一方、前記記録ヘッドによる記録動作が行われていると判定された場合に、前記記録ヘッドの記録動作が終了してから、前記検出信号を前記変換部によりAD変換させるよう制御するAD変換制御工程と、
    前記AD変換が終了したか否かを判定する第3の判定工程と、
    前記第3の判定工程における判定の結果、AD変換が終了していると判定された場合に、前記停止工程において停止した制御信号の生成をただちに再開し、一方、AD変換が終了していないと判定された場合に、AD変換が終了してから前記停止工程において停止した制御信号の生成を再開する再開工程と
    を備えることを特徴とする記録ヘッド制御方法。
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