JP2010145634A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙収容部から供給された用紙と用紙収容部に対応して設定されている設定値との間に不整合が発生しても、その不整合を設定値の入力で解消できるようにした画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙の不整合が検出され、これに対してジョブ取り消しをしなかった場合、ジャムに対する処置の補助、用紙の設定値に合せた用紙の入れ替え(S113、S119及びS120)、及び用紙設定値を変更し且つ用紙の入れ替え(S113〜S116)に対する処置をアシストする手段を有する。
【選択図】図4B
【解決手段】用紙の不整合が検出され、これに対してジョブ取り消しをしなかった場合、ジャムに対する処置の補助、用紙の設定値に合せた用紙の入れ替え(S113、S119及びS120)、及び用紙設定値を変更し且つ用紙の入れ替え(S113〜S116)に対する処置をアシストする手段を有する。
【選択図】図4B
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置として、例えば、複合機やプリンタは、印刷を行う場合、ユーザによる印刷条件の設定に対して実際の印刷結果が一致するように、設定変更が行えるようになっているが、低価格の機種では、ユーザインターフェース(UI:User Interface)が必要最少限であったり、用紙サイズセンサを有しない場合がある。
このような機種では、ユーザに対して十分なサポートがなされていないため、ユーザが不整合(ミスマッチ)に気付かぬまま印刷開始要求を出してしまい、必要なサイズよりも小さい用紙に印刷されたり、逆に、必要なサイズよりも大きい用紙に印刷されることがある。
そこで、特許文献1に記載された印刷制御装置では、プリンタからの用紙情報に基づいて、ユーザが設定した用紙に対する不整合を判断し、ユーザに警告できるようにしている。また、特許文献2に記載された印刷制御装置では、設定変更ができる範囲を制限すると共に、設定変更できる項目と現在の設定値とを表示できるようにしている。
特開2003−305923号公報
特開2006−11847号公報
本発明の目的は、用紙収容部から供給された用紙と用紙収容部に対応して設定されている設定値との間に不整合が発生しても、その不整合を設定値の入力で解消できるようにした画像形成装置を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の画像形成装置を提供する。
[1]印刷指示で指定された用紙収容部から供給された用紙と前記用紙収容部に対応して設定されている設定値との不整合を検出する検出部と、前記設定値を変更するための設定値を入力する入力部と、前記検出部により前記不整合が検出されたとき、前記印刷指示に基づく印刷の実行を停止すると共に前記入力部から前記設定値の入力を受け付ける設定値受付モードに入り、前記入力部から前記設定値が入力されたとき、前記用紙収容部に対応して設定されている前記設定値を前記入力部から入力された前記設定値に変更する制御部と、を備えた画像形成装置。
[2]前記設定値受付モードに入るための操作部を更に備え、前記制御部は、前記操作部が操作されたとき、前記設定値受付モードに入る前記[1]に記載の画像形成装置。
[3]前記制御部は、前記検出部により検出された前記不整合の内容に応じて、前記入力部が入力する設定値の内容を切り換える前記[1]に記載の画像形成装置。
[4]前記設定値受付モードは、前記設定値を変えないで前記用紙収容部に対する前記用紙の入れ替えを可能とする前記[1]に記載の画像形成装置。
[5]前記設定値受付モードは、前記設定値を変更すると共に前記用紙収容部に対する前記用紙の入れ替えを可能とする前記[1]に記載の画像形成装置。
[6]前記検出部は、前記用紙収容部から供給された用紙のサイズを検出し、前記制御部は、前記検出部によって検出された前記用紙のサイズで前記用紙収容部に対応して設定されている設定値を書き換えて前記設定値受付モードに入る前記[1]に記載の画像形成装置。
請求項1に記載の発明によれば、用紙収容部から供給された用紙と用紙収容部に対応して設定されている設定値との間に不整合が発生しても、その不整合を設定値の入力で解消できるようにした画像形成装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ユーザの意思で設定値受付モードに入ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、不整合の内容毎に入力部を設けた場合と比べて、入力部を簡素な構成にすることができる。
請求項4及び5に記載の発明によれば、設定値変更と用紙入れ替えの組合せを、希望する出力態様に応じて選択することができる。
請求項6に記載の発明によれば、設定値受付モードでユーザが設定値を入力しなくても済む場合もあり、入力操作を省くことが可能になる。
(画像形成装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す正面図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す正面図である。
この画像形成装置100は、本実施の形態では、複写機、プリンタ、スキャナ等の複数の機能を有する複合機であるが、複写機又はプリンタでもよい。
画像形成装置100は、本体部1と、本体部1の前部に装着された複数の用紙カセット2a〜2dと、本体部1の側面に設けられた開閉式の手差しトレイ3と、この手差しトレイ3の上側に設けられ、原稿が排紙される排紙トレイ4Aと、本体部1の空間部に設けられ、印刷された用紙が排紙される排紙部4Bと、本体部1の上面に設けられて印刷指示情報の入力、設定値の変更及び情報表示等に用いられる操作表示部5と、本体部1の上部に設置されたADF(自動原稿給紙装置)6とを備える。用紙カセット2a〜2d及び手差しトレイ3は、用紙収容部の一例である。
本体部1は、後述する画像入力部、画像出力部、用紙供給部及び電源装置(図示せず)等を備えて構成されている。また、本体部1は、オフィス、社内等に設置された複数のパーソナルコンピュータ(PC)200がローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワーク300により接続されている。なお、PC200は、同図では1台のみを図示する。
用紙カセット2a〜2dは、本体部1に引き出し式に着脱できると共に、A4、B4、B5等の異なるサイズの用紙を個別に収納可能となっている。
手差しトレイ3は、用紙カセット2a〜2dに収納されている用紙とは異なるサイズや普段用いないオーバーヘッドプロジェクター(OHP)シートや色付きの用紙等を使用したいとき、用紙カセット2a〜2dに使用希望の用紙が用紙切れのとき、又は指定した用紙が用紙カセット2a〜2dに収納されていないとき等に用いられるもので、通常は、本体部1へ閉じられている。
排紙部4Bは、画像出力部により印刷された印刷紙を順次重ねるようにして受け入れる構成になっている。
ADF6は、複数枚の原稿(図示せず)を一括してセット可能な原稿トレイ60を有し、この原稿トレイ60から原稿を1枚ずつ画像入力部の読み取り位置(図示せず)へ自動的に搬送して読み取りを行うと共に、先行の原稿の読み取りが完了すると次の原稿を原稿トレイ60から搬送する構成を有している。
(操作表示部の構成)
図2は、図1の画像形成装置の操作表示部の構成例を示す平面図である。操作表示部5は、印刷動作開始の指示に用いられるスタートボタン50と、スタートボタン50により開始した印刷動作の中止の指示に用いられるストップボタン51と、用紙カセット2a〜2dの用紙に関する設定を行う際に操作される用紙設定モードボタン52と、用紙サイズ、用紙タイプ、及び印刷枚数等の設定に用いられるアップダウンボタン53と、用紙サイズ、用紙タイプ、印刷枚数、印刷部数、エラー番号等を表示する表示部54と、1枚の用紙に2ページ分の画像を印刷する際の指示に用いられる2in1切替ボタン55と、片面印刷か両面印刷かの指定に用いられる片面両面切替ボタン56と、指定された部数を部単位により順次印刷する指示に用いられるCollate切替ボタン57とを備える。
図2は、図1の画像形成装置の操作表示部の構成例を示す平面図である。操作表示部5は、印刷動作開始の指示に用いられるスタートボタン50と、スタートボタン50により開始した印刷動作の中止の指示に用いられるストップボタン51と、用紙カセット2a〜2dの用紙に関する設定を行う際に操作される用紙設定モードボタン52と、用紙サイズ、用紙タイプ、及び印刷枚数等の設定に用いられるアップダウンボタン53と、用紙サイズ、用紙タイプ、印刷枚数、印刷部数、エラー番号等を表示する表示部54と、1枚の用紙に2ページ分の画像を印刷する際の指示に用いられる2in1切替ボタン55と、片面印刷か両面印刷かの指定に用いられる片面両面切替ボタン56と、指定された部数を部単位により順次印刷する指示に用いられるCollate切替ボタン57とを備える。
スタートボタン50は、用紙設定モードボタン52等による設定値を確定するボタンを兼ねている。
表示部54は、表示情報が限定された簡易な構成であり、例えば、7セグメントLEDを用いて構成され、最大で3桁の表示が可能になっている。その一例を示すと、用紙サイズが「A4」、「B5」等により、エラーが「U01」(用紙サイズ不整合)、「U02」(用紙タイプ不整合)等により、部数が「1」、「2」・・・等により表示できるようになっている。なお、用紙タイプとは、普通紙、オーバーヘッドプロジェクター(OHP)シートの区別を言う。上記の様に、エラーは番号で表示されるため、画像形成装置100の取り扱いに不慣れな人には理解できない。そこで、画像形成装置100にはマニュアルが添付されている。
2in1切替ボタン55、片面両面切替ボタン56及びCollate切替ボタン57は、共に押下する度に指定内容が切り替わるように構成されており、内部にLEDを内蔵し、それぞれが2in1の指定、両面印刷の指定及びCollateの指定に対応して点灯するようになっている。
(制御装置の構成)
図3は、図1の画像形成装置が有する制御装置の構成例を示すブロック図である。制御装置10は、上記操作表示部5と、この操作表示部5に接続されたコントローラ7とからなり、画像形成装置100の本体部1に内蔵されている。
図3は、図1の画像形成装置が有する制御装置の構成例を示すブロック図である。制御装置10は、上記操作表示部5と、この操作表示部5に接続されたコントローラ7とからなり、画像形成装置100の本体部1に内蔵されている。
コントローラ7は、制御部71、用紙検出部72及び印刷条件記憶部73を備えて構成されている。また、制御部71には、ADF6、画像入力部8、画像出力部9及び用紙供給部11が接続されている。
画像入力部8は、ADF6から画像読取位置に到達した原稿又はユーザによって画像読取位置にセットされた原稿をリニアイメージセンサ等によって光学的にスキャンし、光電変換した信号を生成する構成を有している。
画像出力部9は、半導体レーザ、光学系、感光ドラム等からなり、用紙給紙部11から給紙された用紙の一方の面にトナー画像を形成する印刷機構(図示せず)と、印刷機構から出力された用紙上のトナー画像を定着させる定着機構(図示せず)とを備える。
用紙供給部11は、画像形成のタイミングに合わせて用紙カセット2a〜2d(又は手差しトレイ3)から用紙を1枚ずつ払い出して画像出力部9へ給紙するように構成されている。
印刷条件記憶部73は、半導体メモリ等から構成され、用紙収容部としての用紙カセット2a〜2d及び手差しトレイ3に対応して用紙サイズ、用紙タイプ等の用紙情報を含む印刷条件が記憶されている。
用紙検出部72は、用紙カセット2a〜2d及び手差しトレイ3のいずれかから搬出された用紙が検出位置を通過する際、用紙の先端通過から後端通過までの時間を検出するとともに、用紙を透過又は反射する光量を検出する用紙検出センサを備える。用紙検出センサは、透過型、反射型のいずれでもよい。
制御部71は、CPU710、ROM711、RAM712、インターフェース回路(図示せず)等からなるマイクロコンピュータを用いて構成されている。CPU710は、ROM711に書き込まれたプログラムに従ってADF6、画像入力部8、画像出力部9及び用紙供給部11を制御する。
CPU710は、用紙検出部72が検出した用紙の先端通過から後端通過までの時間の計測結果に基づいて用紙サイズを検知し、それが印刷指示で指定された用紙カセット2a〜2d及び手差しトレイ3に対応して印刷条件記憶部73に記憶されている用紙サイズの設定値と不整合の場合には、用紙サイズ不整合と判定し、その旨のエラーを操作表示部5の表示部54に表示する。ここで、「印刷指示」には、ユーザの操作に基づく操作表示部5からの印刷指示と、PC200からの印刷指示とがある。印刷指示には、用紙カセット2a〜2d及び手差しトレイ3の指定が含まれる。
また、CPU710は、用紙検出部72が用紙の後端通過を一定時間以上検出できなかったとき、ジャムを検出し、その旨のエラーを操作表示部5の表示部54に表示する。
また、CPU710は、用紙検出部72の用紙検出センサが検出した光量に基づいて用紙タイプを検知し、それが印刷指示で指定された用紙カセット2a〜2d及び手差しトレイ3に対応して印刷条件記憶部73に記憶されている用紙タイプと不整合の場合には、用紙タイプ不整合と判定し、その旨のエラーを操作表示部5の表示部54に表示する。なお、用紙検出センサが透過型の場合には、受光素子が受光した光量が規定値よりも大きいとき、用紙タイプがOHPシートであると検知し、受光素子が受光した光量が規定値以下のとき、用紙タイプが普通紙であると検知することができる。また、用紙検出センサが反射型の場合には、受光素子が受光した光量が規定値よりも小さいとき、用紙タイプがOHPシートであると検知し、受光素子が受光した光量が規定値以上のとき、用紙タイプが普通紙であると検知することができる。
(一般的な複合機)
ここで、画像形成装置100の動作を説明する前に、一般的な複合機を概説する。複合機では、設定値と実際の用紙とが異なることによりミスマッチを検出すると、動作を停止する。例えば、給紙した用紙が設定値より大きい場合にジャムになり、設定値より用紙サイズが小さい場合や用紙タイプが違う場合等では、該当する用紙を排出後に停止することが多い。この様なエラーに対し、ユーザが何らかの対応をしない限り、再び同様のエラーを引き起こすことになる。
ここで、画像形成装置100の動作を説明する前に、一般的な複合機を概説する。複合機では、設定値と実際の用紙とが異なることによりミスマッチを検出すると、動作を停止する。例えば、給紙した用紙が設定値より大きい場合にジャムになり、設定値より用紙サイズが小さい場合や用紙タイプが違う場合等では、該当する用紙を排出後に停止することが多い。この様なエラーに対し、ユーザが何らかの対応をしない限り、再び同様のエラーを引き起こすことになる。
低価格な複合機の場合、用紙カセットに格納されている用紙サイズ等をユーザに分かり易い様に表示する機能が省かれているため、ユーザは用紙の選択を不確実に行っていることが多い。例えば、複合機を複写機として用いる場合、頻繁に利用しているのであれば、通常、各用紙カセットに入っている用紙のサイズは固定されている。そこで、ユーザは、この状態を想定してトレイを選択する。つまり、ユーザは複合機から出力したい用紙サイズを主体に考えている。また、ユーザは、用紙カセットに入っている用紙を確認した後、その用紙カセットから出力しようとする場合もある。このような場合、ユーザが望むのは実際に用紙カセットに入っている用紙サイズであり、複合機に表示された用紙サイズの設定値ではない。
一方、複合機をプリンタとして用いる場合、パーソナルコンピュータからの電子文書を出力することが多いが、この場合、電子文書に出力用紙のサイズが設定されていることが多い。従って、ユーザは用紙サイズを特に意識することはなく、電子文書そのもので用紙サイズを指定する。仮に、電子文書に設定された用紙サイズと複合機の用紙サイズとが相違した場合、出力はされない。この場合、出力されるようにするためには、ユーザが、設定値と同一の用紙を用紙カセットにセットする作業が必要になる。以上の様な不具合を解消したのが本実施の形態であり、その詳細について以下に説明する。
(画像形成装置の動作)
図4A及び図4Bは、画像形成装置の動作を示すフローチャートである。なお、図4Bは図4Aに続く処理を示している。また、図4A及び図4Bに示す処理は、制御部71のROM711に格納されているプログラムに従って実行される。
図4A及び図4Bは、画像形成装置の動作を示すフローチャートである。なお、図4Bは図4Aに続く処理を示している。また、図4A及び図4Bに示す処理は、制御部71のROM711に格納されているプログラムに従って実行される。
例えば、原稿等の文書の複写を用紙カセット2a〜2dに収納されている用紙を用いて画像形成装置100により行う場合、ユーザは、原稿をADF6の原稿トレイ60にセットした後、必要に応じて操作表示部5の各ボタンを操作し、複写枚数、印刷部数、片面・両面、用紙サイズ等の印刷指示情報を入力する。次に、ユーザは、操作表示部5のスタートボタン50を押下して印刷指示を行い、画像形成装置100に印刷動作を開始させる。
画像形成装置100は、印刷動作を実行する過程で、設定された用紙サイズ及び用紙タイプと用紙カセット2a〜2d内の用紙サイズ及び用紙タイプとの不整合や、印刷完了までジャム等のエラーが発生しなければ(S101:No)、指定通りに複写処理(印刷処理)を実行する(S102)。また、エラーが発生すると(S101:Yes)、表示部54にエラー内容を番号で表示すると共に印刷動作を停止する(S103)。ユーザは、表示部54に表示されたエラー内容を見て、ジョブを取り消して(S104:Yes)やり直しをするか(S105)、エラーに対応した処理を行うか(S104:No)、画像形成装置100の使用を諦めるかを決定する。ここでは、ユーザがエラーに対応した処理を行うものとする。なお、制御部71は、例えば一定時間が経過したことをもってジョブ取り消しが無いものと判定する(S104:No)。
ジャムが検出されていれば(S106:Yes)、上記ステップS103で表示部54にジャム発生を示すエラー表示がなされており、この表示を見たユーザは、ジャムを生じている用紙を画像形成装置100の内部から除去する(S107)。また、ジャム無しの場合(S106:No)、ユーザは用紙設定モードボタン52を押下する(S108)。この用紙設定モードボタン52の押下により設定値受付モードに遷移する。
設定値受付モードに遷移すると、制御部71は、不整合の内容を判定する(S109)。用紙サイズの不整合が判定された場合は(S109:サイズミスマッチ)、設定値受付モードで入力される設定値は用紙サイズの設定となり(S110)、用紙タイプの不整合と判定された場合(S109:メディアミスマッチ)、設定値受付モードで入力される設定値はメディアタイプ(用紙タイプ)の設定となる(S111)。
次に、制御部71は、現在の設定値をデフォルトの入力値として印刷条件記憶部73に設定する(S112)。
図5は、画像形成装置におけるサイズ不整合の事例を示し、(a)は事例1を説明するための図、(b)は事例2を説明するための図である。
図4の処理では、表示部54における用紙の表示と用紙カセット2a〜2dに収納されている用紙との関係により、図5(a),(b)に示す対応が存在する。すなわち、上記ステップS112の後、ユーザが用紙の設定値を変えずに用紙を入れ替えるか否かを判断する(S113)。このような判断は、画像形成装置100をプリンタとして用いた場合に発生し易い。
図5(a)に示す[事例1]は、用紙サイズ不整合に対して用紙を入れ替える事例である。表示部54に用紙サイズ不整合を示すエラーの表示「U01」がされた後、表示部54に用紙サイズの設定値「A3」が表示されているが、用紙カセット2a〜2dのいずれにもA3紙がセットされていない。そこで、ユーザは、A3紙で印刷が行えるように、用紙カセット2a〜2dのいずれかに収納されているA4の用紙をA3紙に入れ替える(S113:Yes、S120)。この処置に対し、制御部71は、デフォルトの値(A3)で設定値を確定する(S121)。つまり、用紙サイズを「A3」で確定する。これにより、表示部54の表示は「A3」のままとなる。
次に、図5(b)に示す[事例2]は、用紙サイズ不整合に対して設定値を変更し、かつ、用紙を入れ替える事例である。表示部54に用紙サイズ不整合を示すエラーの表示「U01」がされた後、表示部54に用紙サイズの設定値「A3」が表示されているが、用紙カセット2a〜2dのいずれにもA3紙がセットされていない。そこで、ユーザは、まず、操作表示部5の用紙設定モードボタン52及びアップダウンボタン53を操作して用紙サイズをA4に変更する(S114)。次に、ユーザが用紙カセット2a〜2dの1つにA4紙を入れ替えると(S115:Yes、S116)、制御部71は、上記ステップS114における変更後の設定値(A4)で確定する(S117)。なお、上記ステップS115において、ユーザによる用紙の入れ替えがなかった場合(S115:No)、コントローラ7は、変更後の設定値(A4)で確定する(S117)。
上記ステップS117又はS121により用紙の設定値が確定されると、制御部71によるエラー処理は終了する(S118)。その後、操作表示部5のスタートボタン50を押下すれば、用紙が整合(マッチ)しているためにエラーは発生せず、交換後の用紙により印刷処理が実行される(S119)。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、エラー検出は、用紙検出部72により行うものとしたが、他の検出手段により行うことも可能である。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、エラー検出は、用紙検出部72により行うものとしたが、他の検出手段により行うことも可能である。
また、設定値の確定は、スタートボタン50の操作によるものとしたが、他のボタンの操作、例えば、アップダウンボタン53を「長押し」する等による構成にしてもよい。
なお、図5に示した用紙サイズの組合せは一例にすぎず、画像形成装置100で使用可能な用紙の範囲内で、任意の組合せが可能である。
上記実施の形態において、上記ステップS106、S113及びS115等の処理は、ユーザが次に取りうる手順(処置)を制御部71により、数字、記号、及びこれらの組合せ等による表示を表示部54に行ってもよい。
また、用紙検出部が検出した用紙の先端通過から後端通過までの時間に基づいて、実際に用紙カセット2a〜2dに格納されている用紙のサイズを予想し、それをデフォルトとして印刷条件記憶部73の記憶内容を書き換えるとともに、予想したサイズを表示部54に表示して設定値受付モードに遷移してもよい。更に、予想した用紙のサイズを次の選択で表示するようにしてもよい。
また、実際の用紙のサイズを予想したものが複数存在する場合、可能性の高いものから選択に応じて表示するようにしてもよい。
1…本体部、2a〜2d…用紙カセット、3…手差しトレイ、4A…排紙トレイ、4B…排紙部、5…操作表示部、6…ADF、7…コントローラ、8…画像入力部、9…画像出力部、10…制御装置、11…用紙供給部、50…スタートボタン、51…ストップボタン、52…用紙設定モードボタン、53…アップダウンボタン、54…表示部、55…2in1切替ボタン、56…片面両面切替ボタン、57…Collate切替ボタン、60…原稿トレイ、71…制御部、72…用紙検出部、73…印刷条件記憶部、100…画像形成装置、200…PC、300…ネットワーク、710…CPU、711…ROM、712…RAM
Claims (6)
- 印刷指示で指定された用紙収容部から供給された用紙と前記用紙収容部に対応して設定されている設定値との不整合を検出する検出部と、
前記設定値を変更するための設定値を入力する入力部と、
前記検出部により前記不整合が検出されたとき、前記印刷指示に基づく印刷の実行を停止すると共に前記入力部から前記設定値の入力を受け付ける設定値受付モードに入り、前記入力部から前記設定値が入力されたとき、前記用紙収容部に対応して設定されている前記設定値を前記入力部から入力された前記設定値に変更する制御部と、
を備えた画像形成装置。 - 前記設定値受付モードに入るための操作部を更に備え、
前記制御部は、前記操作部が操作されたとき、前記設定値受付モードに入る請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記検出部により検出された前記不整合の内容に応じて、前記入力部が入力する設定値の内容を切り換える請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記設定値受付モードは、前記設定値を変えないで前記用紙収容部に対する前記用紙の入れ替えを可能とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記設定値受付モードは、前記設定値を変更すると共に前記用紙収容部に対する前記用紙の入れ替えを可能とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記検出部は、前記用紙収容部から供給された用紙のサイズを検出し、
前記制御部は、前記検出部によって検出された前記用紙のサイズで前記用紙収容部に対応して設定されている設定値を書き換えて前記設定値受付モードに入る請求項1に記載の画像形成装置。
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