JP2020070161A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイズ検出機構を有さない手差しトレイにおいて、ユーザが簡便に手差しトレイにセットされたシートのサイズを選択できるようにする。【解決手段】手差しトレイの給送用の所定位置に置かれたシートの有無を検出するシートセンサーと、前記シートセンサーからの信号に基づいてシートの有無を認識し、前記所定位置に置かれるシートに何らかのサイズを対応付ける制御部と、前記シートを手差しトレイから給送し、対応付けられたサイズに応じた画像形成を行う画像形成ユニットと、を備え、前記制御部は、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、前記所定位置に置かれるシートに対応付けるサイズを変更するように制御する画像形成装置。【選択図】図7

Description

この発明は、手差しトレイを備える画像形成装置および手差しトレイを用いた画像形成方法に関する。
ユーザが簡便に種々の印刷に係るシートをセットできる手差しトレイを備える画像形成装置が知られている。一般に、手差しトレイは、通常の給送トレイに比べて一度にセットできるシートの枚数は少ないが、種々のサイズおよび種類のシートを簡便にセットできるように構成されている。
機種によっては、手差しトレイにセットされたシートのサイズを検出するサイズ検出機構を備えるものもあるが、特に廉価な機種ではサイズ検出機構を省略したものもある。
サイズ検出機構を備えない手差しトレイの場合でも、シートのサイズを決定する代替手段を有するものがある。画像形成装置において、画像形成に用いるシートのサイズがわからないと合理的な画像形成が行えないことが考えられるためである。例えば、印刷可能な最大サイズを想定した画像形成を行うことにより、印刷速度が必要以上に遅かったり、必要以上にトナーやインクが消費されたり、シートの縁部にボイドと呼ばれる領域が形成されず、シートの縁部や裏面が汚れたりする不具合が起こり得る。
そのような不具合の発生を抑制するため、サイズ検出機能を有さない手差しトレイの機種では、シートのサイズを決定する代替手段を設けるものもある。例えば、画像形成装置の操作パネルを用いてユーザがシートのサイズを入力できるようにしたものである。
また、両者の中間的な構成として、手差しトレイにセッ卜された用紙の幅を検知し、検知した用紙の幅と、予めユーザにより設定された用紙の幅を示す幅情報と、を比較するものが知られている。そして、用紙サイズの候補を抽出して表示し、ユーザ、によって選択された用紙サイズを手差しトレイの用紙サイズとして設定するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−170071号公報
手差しトレイがサイズ検出機構を備えるようにすると、機構が複雑になりコストがかかる。また、種々のシートのサイズを誤りなく検出することは容易なことではない。一方、サイズ検出機構を備えず、代替手段を用いてシートのサイズを決定するには、例えば上述のようにユーザが操作パネルを用いてサイズを入力する必要があり、ユーザにとって煩雑である。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、サイズ検出機構を有さない手差しトレイにおいて、例えばユーザが操作パネルを用いて都度入力を行わずとも、簡便に手差しトレイにセットされたシートのサイズを選択できる画像形成装置および画像形成方法を提供するものである。
複合機等の手差しトレイに用紙をセットするとき、用紙検知する度に用紙サイズ設定を次のサイズ候補に切り替える。
ユーザは、用紙を手で持ったまま、目的の用紙サイズ設定になるまで手差しトレイに抜き差しする。
この発明は、手差しトレイの給送用の所定位置に置かれたシートの有無を検出するシートセンサーと、前記シートセンサーからの信号に基づいてシートの有無を認識し、前記所定位置に置かれるシートに何らかのサイズを対応付ける制御部と、前記シートを手差しトレイから給送し、対応付けられたサイズに応じた画像形成を行う画像形成ユニットと、を備え、前記制御部は、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、前記所定位置に置かれるシートに対応付けるサイズを変更するように制御する画像形成装置を提供する。
また、異なる観点からこの発明は、シートセンサーを用いて手差しトレイの給送用の所定位置に置かれたシートの有無を検出するステップと、前記シートセンサーからの信号に基づいてシートの有無を認識し、前記所定位置に置かれたシートに何らかのサイズを対応付けるサイズ決定ステップと、前記シートを手差しトレイから給送し、対応付けられたサイズに応じた画像形成を行うステップと、を備え、前記サイズ決定ステップは、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、前記所定位置に置かれたシートに対応付けるサイズを変更する画像形成方法を提供する。
この発明による画像形成装置において、制御部は、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、前記所定位置に置かれるシートに対応付けるサイズを変更するので、例えばユーザが操作パネルを用いて都度入力を行わずとも、簡便に手差しトレイにセットされたシートのサイズを選択できる。即ち、簡便にシートのサイズを切り替えることが可能である。
この発明による画像形成方法についても同様である。
この実施形態におけるデジタル複合機の構成を示すブロック図である。 図1に示すデジタル複合機の外観を示す斜視図である。 この実施形態において、ホーム画面の一例を示す説明図である。 この実施形態において、手差しトレイのシートサイズ登録に係る操作画面の一例を示す説明図である。 図4の画面で登録可能なサイズの一覧を示す操作画面の説明図である。 図5の操作画面の操作によって「No.3」のサイズに「A3」が登録された状態を示す説明図である。 この実施形態において、記憶ユニットに格納された手差しトレイのシートサイズの一例を示す説明図である。 図5において「カスタム1」がタッチされた際に、縦横の長さを確認および設定する操作画面である。 この実施形態において、ユーザアカウントのログイン時に制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 この実施形態において、シートセンサーがシート無から有への変化を検出した際の処理を示すフローチャートである。 この実施形態において、シートセンサーがシート有から無への変化を検出した際の処理を示すフローチャートである。 この実施形態において、コピアジョブの操作画面の一例を示す説明図である。(手差しサイズ「はがき」) この実施形態において、コピアジョブの操作画面の一例を示す説明図である。(手差しサイズ「なし」) この実施形態において、手差しトレイにシートがセットされる状態変化を示す説明図である。 この実施形態において、ユーザが手差しトレイにセットしたシートをわずかに引抜く動作を示す説明図である。 この実施形態において、ユーザが手差しトレイから引抜いたシートを再び差込む動作を示す説明図である。 この実施形態において、コピアジョブの操作画面の一例を示す説明図である。(手差しサイズ「A3」) この実施形態において、制御部が表示させるメッセージの一例を示す説明図である。 この実施形態において、シートサイズの一覧を表示してユーザの設定を待つ画面の一例を示す説明図である。 この実施形態において、シートサイズ候補の登録へ誘導する操作ボタンの一例を示す説明図である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
≪画像形成装置の構成例≫
まず、この発明による画像形成装置の一実施形態であるデジタル複合機についてその構成を説明する。
図1は、この実施形態におけるデジタル複合機の構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すデジタル複合機の外観を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、デジタル複合機10は、制御部11、操作ユニット12、NIC(Network Interface Controller)回路13、電源回路14、記憶ユニット15を備える。さらに、画像形成ユニット16、手差しトレイ17、給送トレイ18、原稿搬送ユニット19および排出トレイ20a、20b、20cを備える。また、図2に示すように、操作ユニット12の左側の傍にUSBコネクタ22を備える。
制御部11は、CPU(中央処理装置)11c、RAM(Random Access Memory)11d、入出力I/F(インターフェイス)回路11fおよびROM(Read Only Memory)11pを含む。ROM11pは、CPU11cが実行する制御プログラムを予め格納する。RAM11dは、CPUが実行する処理に用いるデータや画像形成に係る画像等のデータを記憶する。CPU11cは、ROM11pに格納された制御プログラムを実行し、図1に示す各部のハードウェア資源と協働してデジタル複合機10の制御を行う。
操作ユニット12は、ハードウェア資源として各種の操作キーやスイッチ、タッチパネルなどの入力手段と表示手段としての液晶ディスプレイを含む。操作キー、スイッチ、タッチパネルはユーザの操作を受付ける。制御部11は、操作キー、スイッチ、タッチパネルに対するユーザの操作を認識し、液晶ディスプレイに、設定や操作の内容などを表示させる。
NIC回路13は、デジタル複合機10をLAN(Local Area Network)等のネットワークに接続するためのインターフェイス回路である。
電源回路14は、図1に示す各部へ、動作に必要な電源を供給する回路である。ハードウェア資源としては電力系統の交流を所定電圧の直流等に変換する電源回路である。
記憶ユニット15は、大容量の不揮発性のストレージデバイスである。電源がオフされても保持しておくべき設定データ、コピーの画像データやプリンタの印字データ等を記憶する。ハードウェア資源としてはHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどが適用される。なお、RAM11dの少なくとも一部に不揮発性のメモリを用い、記憶ユニット15に代えてRAM11dの不揮発性の記憶領域に設定データを格納してもよい。
画像形成ユニット16は、手差しトレイ17や給送トレイ18から給送されるシートに印刷を行うものである。この実施形態では、電子写真方式の画像形成ユニットであり、ハードウェア資源としては感光体を中心として帯電、露光、現像、転写、定着の各プロセスに係る機構および原稿の画像や印字データの処理を行う画像処理回路を備える。さらに、原稿を読取る機構および回路を含む。
手差しトレイ17はトレイ上の給送用の所定位置に置かれたシートを画像形成ユニット16へ給送するものである。この実施形態における手差しトレイは、サイズ検出機構を備えないが、前記所定位置におけるシートの有無を検出するシートセンサー17sを備える。
給送トレイ18は、シートを収納し、画像形成ユニット16へ給送するものである。図2に示すように4種類のシートをそれぞれ収納する。
原稿搬送ユニット19は、画像形成に係る原稿を所定の読取位置へ搬送するものである。原稿搬送ユニット19は、原稿トレイ19aを備えており原稿トレイ19aに置かれた原稿を前記読取位置へ搬送する。読取位置は、画像形成ユニット16が原稿を読取る位置である。
排出トレイ20a、20b、20cは、画像形成ユニット16で印刷されて排出されるシートを収容するトレイである。
手差しトレイ17または給送トレイ18から給送され、画像形成ユニット16で印刷されたシートは、排出トレイ20a、20b、20cの何れかへ排出される。
USBコネクタ22は、USBメモリ等のストレージデバイスを接続するためのコネクタである。デジタル複合機10は、接続されたストレージデバイスに格納された印刷データや画像データを印刷したり、画像形成ユニット16が読取った原稿の画像データを、接続されたストレージデバイスに格納したりできる。
≪手差しトレイのシートサイズ候補の設定≫
この実施形態において、制御部11は、シートセンサー17sがシートの有無に係る状態の変化を検出すると、手差しトレイ17に置かれたシートに対応付けるサイズを変更するが、対応付けるサイズは、予め登録された複数のサイズの何れか一つである。ここでは、サイズの登録の手順について述べる。
図3は、この実施形態において、操作ユニット12の液晶ディスプレイに表示されるホーム画面の一例を示す図である。ホーム画面は、デジタル複合機10の電源投入後あるいは操作が何もされないままで予め定められた期間が経過した場合に、制御部11が表示させる。
ホーム画面についてさらに説明する。図3の中段には、「シンプルコピー」、「外部メモリ保存」、「シンプルスキャン」、「FTP/Desktop」の4つのアイコンが表示されている。ユーザが何れかのアイコンにタッチすると、それぞれのアイコンに対応するジョブの操作画面に遷移する。即ち、コピアジョブの操作画面(後述する図12を参照)、USBコネクタ22に接続されたストレージデバイスへの画像データの格納に係る操作画面、スキャナジョブに係る操作画面、NIC回路13を介して接続された機器への画像データの送信に係る操作画面である。スクロール操作により図3に図示しないアイコンを選択することもできる。
図3の下段には、「操作ガイド」、「大きな文字」、「設定」、「総枚数表示」および「照度調整」の5つのアイコンが表示されている。ユーザが何れかのアイコンにタッチすると、それぞれのアイコンに対応する操作画面に遷移する。操作ガイドを表示する画面、表示する文字の大きさを変更する操作画面、各種設定を行う操作画面、印刷等の総枚数を表示する画面、画面の明るさを調整する操作画面である。
それらのアイコンのうち「設定」アイコンがタッチされると、制御部11は設定項目を選択する図示しない操作画面を操作ユニット12に表示させる。図3で、手指Fは、「設定」アイコンがタッチされる操作を示している。その操作に応答して表示される設定項目の選択肢の中に、手差しトレイ17に置かれたシートに対応付けるサイズ(手差しトレイのシートサイズ)の候補を登録する項目がある。
設定項目を選択する前記操作画面で、手差しトレイのシートサイズ登録が選択されると、制御部11は、操作ユニット12に、手差しトレイのシートサイズ登録に係る操作画面を表示させる。
図4は、この実施形態において手差しトレイのシートサイズ登録に係る操作画面の一例を示す説明図である。図4の例では、手差しトレイに最大で5つのサイズ候補(No.1〜5)が登録できる。勿論5つは一例に過ぎず、それより少なくても多くてもよい。ここで、手差しトレイのシートサイズ登録は、デジタル複合機10を使用するユーザのアカウント別に登録できる。即ち、固有のアカウントにログインしてデジタル複合機10を使用するユーザは、そのユーザに応じた登録が可能である。アカウントにログインせず、ゲストで使用するユーザは、ゲストに共通の設定を用いる。
図4は、ユーザが固有のアカウントにログインした状態で、図3の「設定」アイコンにタッチし、手差しトレイのシートサイズ登録を選択してそのユーザに固有の登録を行っているものとする。アカウントにログインしていない状態で図3の「設定」アイコンにタッチして手差しトレイのシートサイズ登録を選択した場合にも、図4と同様の操作画面が表示されるが、それはゲスト用の設定である。
図4は、ユーザが初めて手差しトレイのシートサイズ登録を行う状態を示している。No.1〜5の何れにもサイズが未登録である。
図5は、図4の画面で登録可能なサイズの一覧を示し選択を受付ける画面の一例を示す説明図である。図4の画面で、「No.3」の欄がタッチされた操作に対応して、制御部11は、登録可能なサイズの一覧をポップアップ表示させる。図示されていないサイズはスクロールバーを操作して表示させることができる。何れかのサイズがタッチされると、制御部11は、タッチされたサイズを「No.3」のサイズとして登録し、記憶ユニット15に格納する。図5の手指Fは、「A3」サイズがタッチされたことを示している。
図6は、図5に示した操作によって、「No.3」のサイズとして「A3」が登録された状態を示している。
なお、図5のサイズ一覧で「(なし)」がタッチされた場合、制御部11は、登録されていたサイズを削除して何も登録されていない状態に戻す。
No.1、2、4、5についても同様の手順で、制御部11はサイズの登録を受け付ける。従って、この実施形態においてユーザは最大で5つの異なるサイズを登録できる。
登録が終わって、「OK」ボタンがタッチされたら(図6参照)、制御部11は、操作ユニット12に図3のホーム画面を再び表示させる。そのユーザについて登録された手差しトレイのシートサイズのデータが記憶ユニット15に格納された状態で、登録が終了する。
図7は、この実施形態において、記憶ユニット15に格納された手差しトレイのシートサイズの一例を示す説明図である。図7で、各列は、ユーザごとに登録されたNo.1〜5のシートサイズを示している。「ユーザ1」、「ユーザ2」、「ユーザ3」は、それぞれ固有のアカウントに対応している。例えば、「ユーザ1」については、No.1に「はがき」が登録され、No.3に「A3」が登録され、No.2、4、5は未登録である。「ユーザ2」については、No.1に「A4」が、No.2に「B5」が、No.3に「カスタム1」が、No.4に「Letter」が、No.5に「はがき」が登録されている。
ここで、「カスタム1」は、予め用意された定型のサイズ(図5に示すB5、B4、A5、A4、A3等)でなく、ユーザが自分で縦横の長さを入力して登録しておくものである。図5に示す「カスタム2」も同様であり、「カスタム1」と別に、ユーザが縦横の長さを定義するサイズである。
図8は、図5において「カスタム1」がタッチされた際に、制御部11が操作ユニット12に表示させる画面であって、縦横の長さを確認および設定する操作画面である。ユーザは、シートサイズが不明な場合、シートの縦横の長さを実測してカスタムサイズとして登録しておくことができる。定型サイズ以外のシートを使用する場合についても同様である。
制御部11は、横方向のXおよび縦方向のYについて、現在設定されているそれぞれの長さの値を表示させ、X,Y何れかの値がタッチされると制御部11はサイズを数値入力する画面(図示せず)を表示させてタッチされたサイズの数値入力を受付ける。その画面の「OK」ボタンが押されたら、制御部11は、入力されたXまたはYの数値を「カスタム1」に対応づけて記憶ユニット15に格納する。「カスタム2」についても同様である。
図7で、例えば、「ユーザ3」はNo.1〜5が未登録の状態である。ユーザ3がアカウントにログインした状態で手差しトレイのシートサイズ登録の操作画面を表示すると、丁度、図4と同じ表示になる。
各アカウントのユーザは、図7に示す自己のアカウントに係るデータは登録、変更、削除ができるが、他のアカウントに係るデータにはアクセスできない。
図7で図示を省略しているが、各ユーザのシートサイズ登録と並んで、ゲスト用のシートサイズ登録も格納されている。ゲスト用のシートサイズ登録は、ゲストのログイン状態で登録、変更、削除できる。
図7で右端の列に示すのは、デフォルトのシートサイズ登録である。No.1に「ハガキ」が、No.2に「A4」が、No.3に「封筒」が登録されている。制御部11は、「ユーザ3」のように、No.1〜5の何れもシートサイズが未登録の場合、デフォルトのシートサイズ登録を用いて手差しトレイ17に係るシートサイズの制御を行う。デフォルトのシートサイズ登録は、デジタル複合機10の工場出荷時に既定のデータが登録され、デジタル複合機10の管理者のみが編集可能である。ただし、制御部11は、デフォルトについて、No.1〜5の何れもシートサイズが未登録の状態に戻す操作を受け付けない。即ち、No.1〜5のうち何れか一つにだけサイズが登録されており他は未登録の状態から、残った一つのサイズを削除する操作は受け付けない。
≪ユーザアカウントのログイン時に手差しトレイのシートにサイズを対応付ける処理≫
続いて、制御部11が、手差しトレイの給送用の所定位置に置かれたシートに登録されたサイズを対応付ける処理について述べる。
図9〜図11は、この実施形態において、制御部11が実行する手差しトレイに係るシートサイズの処理を示すフローチャートである。それぞれの処理は、マルチタスクで他の処理と並行して処理される。
図9に示す処理は、制御部11が新たなユーザアカウントでのログインを認識した際に実行される。即ち、デジタル複合機10が新たなアカウントのユーザに使用される場合の処理である。あるアカウントにログインしていたユーザがログアウトして、ゲストのアカウントに戻る場合を含む。また、デジタル複合機10の電源がオンされた後にゲストのアカウントになった状態、即ち、特定のユーザアカウントでログインされていない状態を含む。
図10に示す処理は、シートセンサー17sが、シートの無い状態からシートの有る状態への変化を検出した際に実行される。
図11に示す処理は、シートセンサー17sが、シートの有る状態からシートの無い状態への変化を検出した際に実行される。
まず、図9を参照して制御部11が実行する処理の手順を述べる。
図9で、制御部11は、現在のユーザアカウントが何であるかを識別する(ステップS11)。この説明において、便宜上、図7に示す「ユーザ1」が現在のアカウントであるとする。即ち、ユーザがデジタル複合機10を使用するために「ユーザ1」のアカウントでログインしたものとする。
なお、ユーザアカウントのログインは、公知の手段で行われるものとする。例えば、制御部11が、操作ユニット12の所定の画面でアカウントのIDの入力を受付けたことでログインが行われてもよい。あるいは、ユーザアカウントに係る情報が格納されたIDカードを用いて、図1および図2に図示しないインターフェイスを介して前記情報を受領することでログインが行われてもよい。あるいはまた、NIC回路13を介して外部のネットワークからユーザアカウントに係る情報を受信することで、ログインが行われてもよい。
続いて制御部11は、以降の処理でRAM11d上に作成する検索用テーブルについて使用するポインタの変数cに初期値として「1」を設定する(ステップS13)。
そして、シートセンサー17sの信号に基づいて、手差しトレイの給送用の所定位置にシートが置かれているか否かを判定する(ステップS15)。
シートが検出されない場合(ステップS15のNo)、制御部11は、この段階で検索用テーブルを生成せずに、手差しトレイのシートサイズとして「なし」を対応付ける(ステップS31)。即ち、シートセンサー17sがシートを検出するまでの間は、いずれのシートサイズでもないことを示す「なし」を対応付ける。
そして、操作ユニット12に、手差しトレイにシートが無い状態を表示させる(ステップS33)。そして、処理を終了する。
一方、前記ステップS15の処理で、シートが検出されている場合(ステップS15のYes)、制御部11は、この段階でRAM11dに検索用テーブルを生成する(ステップS17)。
検索用テーブルは、図7に示す各ユーザのシートサイズ候補のうち、現在のユーザアカウントに対応するものを抽出したものである。ここでは、「ユーザ1」が現在のアカウントとしているので、シートサイズ候補のNo.1〜5にそれぞれ、「はがき」、なし、「A3」、なし、なしが格納されたデータテーブルが検索用テーブルとして生成される。
続いて制御部11は、検索用テーブルの一巡を判定するカウンタiの値に初期値として「1」を設定する。(ステップS19)。
そして、以下に述べるステップS25までのループ処理を実行する。まず、検索用テーブルのうちでポインタcが指し示す箇所にいずれかのシートサイズが登録されているか、あるいは未登録の状態かを判定する(ステップS21)。その箇所にシートサイズが登録されていない場合(ステップS21のNo)、ポインタcを更新して次の箇所を指し示すようにする。即ち、ポインタcが5以上であればcに1を設定する。cが5未満の場合はcに1を加える(ステップS23)。
そして、一巡判定カウンタiに1を加え、iの値が5を超えたか、即ち検索テーブルを一巡したかを判定する(ステップS25)。
カウンタiの値が5を超えている場合はループ処理を終了する。その場合は、検索テーブルのNo.1〜5の何れにもシートサイズが登録されていないということである。制御部11は、現在のアカウントに対応する候補サイズテーブルのデータに代えて、デフォルトのサイズ候補テーブルのデータを改めて検索用テーブルにセットする(ステップS27)。そして、ルーチンはステップS19へ戻り、デフォルトに登録されたシートサイズについて再度ループ処理を実行する。
一方、前記ステップS21の判定で、ポインタcが指し示す箇所にいずれかのシートサイズが登録されている場合(ステップS21のYes)、制御部11は、ループ処理を脱し、そのシートサイズを手差しトレイ17のシートに対応付ける(ステップS41)。
「ユーザ1」のアカウントの場合、ポインタcの初期値1に対応する検索テーブルのNo.1に「はがき」が登録されている。よって、初回でループ処理を脱して「はがき」が手差しトレイにおかれたシートのサイズとして対応付けられる。制御部11は、そのシートサイズを手差しトレイ17のシートサイズとして操作ユニット12に表示させ(ステップS43)、処理を終了する。
図12は、この実施形態において、コピアジョブの操作画面の一例を示す説明図である。図12に示すコピアジョブの操作画面において制御部11は、デジタル複合機10の4つの給送トレイ18に収容されたシートの各サイズ(A4,A4R、B5、A3)を表示させる。また、「手差し」の下方にある鎖線の矩形枠内に手差しトレイ17にセットされたシートサイズを表示させる。
図12は、制御部11が操作ユニット12の手差しトレイのサイズに「はがき」を表示させた状態を示している。これは、上述のステップS15の判定で、シートセンサー17sがシートを検出している場合に相当する。その場合、S41の処理で、制御部11は手差しトレイのシートサイズとして「はがき」を対応付け、ステップS43の処理で、矩形枠内に「はがき」を表示させる。
さらに、制御部11は、コピアジョブの操作画面にコピーの設定部数(図12では「1」)と、コピアジョブの開始指示を受付けるための「START」ボタンを表示させる。
また、図13は、図12と同様コピアジョブの操作画面であり、制御部11が操作ユニット12の手差しトレイにシートが無い状態を表示させたものを示している。これは、上述のステップS15の判定で、シートセンサー17sがシートを検出していない場合に相当する。その場合、S31の処理で、制御部11は手差しトレイのシートサイズとして「なし」を対応付け、ステップS33の処理で、矩形枠内に空白を表示させる。
なお、手差しトレイのサイズが「なし」の場合、制御部11は、「START」ボタンがタッチされても、コピアジョブをスタートさせない。なお、制御部11は、手差しトレイのサイズが「なし」の場合に「START」ボタンをグレイアウト表示にするか、あるいは「START」ボタンを非表示にしてもよい。
なお、コピアジョブの操作画面を例に挙げて説明したが、印刷に係る他のジョブ、例えばプリンタージョブやファックス受信のジョブ等においても同様の手法が適用可能である。
≪手差しトレイのシートを抜き差しする操作に対してサイズを対応付ける処理≫
前述のステップS15の判定で、シートセンサー17sがシートを検出していない状態で、その後、手差しトレイ17にシートがセットされたものとする(図14参照)。シートセンサー17sが給送用の所定位置にシートが置かれたことを検出すると、制御部11は、図10に示す処理を実行する。
図10に示すように、制御部11は、検索用テーブルの一巡を判定するカウンタiの値に初期値として「1」を設定する。(ステップS51)。
そして、RAM11dに検索用テーブルを生成する。生成する検索用テーブルは、図9のステップS17の処理において説明したものと同様である。
続いて制御部11は、以下に述べるステップS57までのループ処理を実行する。まず、検索用テーブルのうちでポインタcが指し示す箇所にいずれかのシートサイズが登録されているか、あるいは未登録の状態かを判定する(ステップS53)。その箇所にシートサイズが登録されていない場合(ステップS53のNo)、ポインタcを更新して次の箇所を指し示すようにする。即ち、ポインタcが5以上であればcに1を設定する。cが5未満の場合はcに1を加える(ステップS55)。
そして、一巡判定カウンタiに1を加え、iの値が5を超えたか、即ち検索テーブルを一巡したかを判定する(ステップS57)。
カウンタiの値が5を超えている場合はループ処理を終了する。その場合は、検索テーブルのNo.1〜5の何れにもシートサイズが登録されていないということである。制御部11は、現在のアカウントに対応する候補サイズテーブルのデータに代えて、デフォルトのサイズ候補テーブルのデータを改めて検索用テーブルにセットする(ステップS59)。そして、ルーチンはステップS51へ戻り、デフォルトに登録されたシートサイズについて再度ループ処理を実行する。
一方、前記ステップS53の判定で、ポインタcが指し示す箇所にいずれかのシートサイズが登録されている場合(ステップS53のYes)、制御部11は、ループ処理を脱し、そのシートサイズを手差しトレイ17のシートに対応付ける(ステップS61)。
「ユーザ1」のアカウントの場合、ポインタcの初期値1に対応する検索テーブルのNo.1に「はがき」が登録されている。よって、初回でループ処理を脱して「はがき」が手差しトレイにおかれたシートのサイズとして対応付けられる。制御部11は、そのシートサイズを手差しトレイ17のシートサイズとして操作ユニット12に表示させ(ステップS63)、処理を終了する。
図12は、制御部11が操作ユニット12の手差しトレイのサイズに「はがき」を表示させた状態を示している。
次に、ユーザが手差しトレイ17にセットしたシートを抜き差しするものとする。図15は、この実施形態でユーザが手差しトレイにセットしたシートをわずかに引抜く動作を示し、図16は、引抜いたシートを再び差込む動作を示している。
手差しトレイにセットされていたシートが引抜かれるとシートセンサー17sはシートの無い状態を検出する。それに応答して制御部11は、図11に示す処理を実行する。
図11に示すように、制御部11は、シートセンサー17sがシートの有る状態から無い状態への変化を検出すると、ポインタcを更新して次の箇所を指し示すようにする。即ち、ポインタcが5以上であればcに1を設定する。cが5未満の場合はcに1を加える(ステップS71)。そして、図13に示すように、手差しトレイにシートが無い状態を操作ユニット12に表示させて(ステップS73)、処理を終了する。
ステップS71の処理は、図10のステップS55と同様に、ポインタcを次に進める処理である。ただし、制御部11は、手差しトレイ17にシートが有る状態から無い状態への変化を認識する都度、図11のステップ71の処理を実行する。これに対して、図10のステップS55の処理は、ポインタcが指し示す位置にシートサイズが登録されていない場合に限り実行する点に違いがある。
即ち、この実施形態で制御部11は、シートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、手差しトレイ17の所定位置に置かれるシートに対応付けるサイズを変更する。
「ユーザ1」でログインし、c=1で「はがき」を表示した状態からシートが無い状態への変化を検出すると、制御部11は、ステップS71の処理でポインタcの値を1加算して2に設定する。
その後、ユーザが引抜いたシートを再び差込むと、シートセンサー17sはシートの有る状態を検出する。それに応答して制御部11は、図10に示す処理を再度実行する。その際のポインタcの値は2であるから、図10のステップS53は、「ユーザ1」のNo.2にシートサイズが登録されていない(ステップS53のNo)との判定結果になる。制御部11はステップS55の処理を実行してポインタcに1を加算する(c=3)。
さらに、制御部11は、一巡判定カウンタiの値を1加算して(ステップS57)iに2を設定し、ループしてステップS53の判定を繰り返す。その際のポインタcの値は3であるから、「ユーザ1」のNo.3に登録されたシートサイズ「A3」をシートに対応付ける(ステップS53のYesを経てステップS61)。そして、図17に示すように、操作ユニット12に手差しトレイのサイズとして「A3」を表示させる。
以上のようにして、「ユーザ1」のアカウントでログインしたユーザが手差しトレイ17のシートを抜き差しすると、シートが差し込まれる都度手差しトレイのサイズ表示が「はがき」と「A3」に変わる。
図7に示す「ユーザ2」の場合は、シートが差し込まれる都度「A4」、「B5」、「カスタム1」、「Letter」、「はがき」、「A4」…の順に循環式に手差しトレイのサイズ表示が変化する。
また、ユーザ3については、シートサイズが何も登録されていないのでデフォルトの設定が適用され、シートが差し込まれる都度「はがき」、「A4」、「封筒」、「はがき」…の順に手差しトレイのサイズ表示が変化する。
(実施の形態2)
実施の形態1で、手差しトレイのサイズは、予め登録されたシートサイズ候補の中から選択される態様を述べた。シートサイズ候補が未登録のユーザの場合はデフォルトのサイズ設定が適用される。
この実施形態において、登録されたシートサイズ候補の中に適当なサイズがない場合、ユーザは操作ユニット12を用いて意図するサイズを選択できる。
例えば、手差しトレイ17のシートの抜き差しが繰り返され、そのアカウントに対応するサイズ候補テーブルのNo.1〜5に登録されたサイズの表示が予め定められた回数だけ循環した場合(例えば、登録サイズの表示が3巡した場合)、制御部は、操作ユニット12に「手差しをタッチして用紙サイズを一覧から選択してください」というメッセージを表示して、操作ユニット12を用いたシートサイズの設定を誘導する。
図18は、この実施形態において、制御部11が操作ユニット12に表示させるメッセージの一例を示す説明図である。
そのメッセージに従ってユーザが「手差し」の表示をタッチすると、制御部11は、シートサイズの一覧を操作ユニット12に表示させる。
図19は、この実施形態において、シートサイズの一覧を表示してユーザの設定を待つ画面の一例を示す説明図である。図19に示すように、制御部11は、コピアジョブの操作画面に設定可能なシートサイズの一覧を表示させる。
ユーザが一覧に表示されたサイズの何れかをタッチすると、制御部11は、タッチされたサイズを手差しトレイのシートに対応付ける。
なお、メッセージが表示されていない場合であっても、「手差し」がタッチされると、制御部11が図19に示すシートサイズの一覧を表示させて、シートサイズの設定を受付けるようにしてもよい。
ただし、そのようにして操作ユニット12を用いてサイズが対応付けられた場合であっても、その後、シートが抜き差しされたら制御部11は、図10および図11に示す処理を実行し、シートサイズ候補テーブルに登録されたサイズをシートに対応付ける。
(実施の形態3)
実施の形態1において、シートサイズ候補の登録は、ホーム画面の「設定」アイコンを起点に図4に示す登録の画面に進んだ。この実施の形態では、ユーザがより簡便にシートサイズ候補の登録が可能な態様について述べる。
例えば、ログインしたユーザアカウントについて、図7に示すシートサイズ候補が何も登録されていない場合、制御部11は、コピアジョブの操作画面の手差しの傍に、ユーザをシートサイズ候補の登録へ誘導するための操作ボタンを表示させてもよい。
図20は、この実施形態において、シートサイズ候補の登録へ誘導する操作ボタンの一例を示す説明図である。図20に示すように、制御部11は、「手差し」の傍に「よく使うサイズを登録してください」と記された操作ボタンを表示させる。このボタンがタッチされると、制御部11は、図4に示す登録の画面を操作ユニット12に表示させる。
いずれかのシートサイズ候補が登録されたら、制御部11は、図20に示す操作ボタンを表示させないようにしてもよい。あるいは、あるユーザアカウントへのログインが初回から数えて所定回数あるいは所定期間を超えたら、操作ボタンを表示させないようにしてもよい。
また、図20に示すような操作ボタンに代えて、制御部11がコピアジョブの操作画面にメッセージを表示させてもよい。メッセージの内容は、例えば、「手差しをタッチしてよく使うサイズを登録してください。」といったものである。
そのメッセージに誘導されて、あるいはメッセージが表示されていなくとも、ユーザが「手差し」をタッチしたら、制御部11は、図4に示す登録の画面を操作ユニット12に表示させるようにしてもよい。
(実施の形態4)
実施の形態1で、デフォルトのシートサイズ候補として何も登録されていない状態は起こらないことを述べた。
しかし、例えば管理者が、デフォルトのシートサイズ候補の登録をすべて削除できるようにしてもよい。その場合、ログインアカウントにもデフォルトにもシートサイズ候補が何も登録されてない状態が起こり得る。その状態でユーザが手差しトレイ17にシートをセットすると、制御部11は、手差しトレイのシートサイズに「なし」を対応付け、手差しのサイズ表示は空白とする。「START」がタッチされてもコピアジョブを開始しない。なお、制御部11は、手差しトレイのサイズが「なし」の場合に「START」ボタンをグレイアウト表示にするか、あるいは「START」ボタンを非表示にしてもよい。
制御部11は、例えば、「よく使うサイズが登録されていません。手差しをタッチしてよく使うサイズを登録してください」という内容のメッセージを表示させる。そのメッセージに誘導されて、ユーザが「手差し」をタッチすると、制御部11は、図4に示すシートサイズ候補の登録画面を操作ユニット12に表示させて、サイズの登録を受け付ける。
以上に述べたように、
(i)この発明による画像形成装置は、手差しトレイの給送用の所定位置に置かれたシートの有無を検出するシートセンサーと、前記シートセンサーからの信号に基づいてシートの有無を認識し、前記所定位置に置かれるシートに何らかのサイズを対応付ける制御部と、前記シートを手差しトレイから給送し、対応付けられたサイズに応じた画像形成を行う画像形成ユニットと、を備え、前記制御部は、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、前記所定位置に置かれるシートに対応付けるサイズを変更するように制御することを特徴とする。
この発明において、手差しトレイは、画像形成に係る種々のサイズのシートを給送可能なものである。複数枚のシートがセット可能であって、セットされたシートを一枚ずつ給送するものであってもよいが、一度に1枚のみのシートをセットして給送するように構成されたものでもよい。手差しトレイにセットされるシートは、そのシート上に画像が形成される印刷シートであってもよい。前述の実施形態では、印刷シートを給送する手差しトレイについて述べた、しかし、この発明は、それに限るものでなく、例えば原稿送り装置に設けられて原稿を給送する原稿トレイにも適用可能である。
また、給送用の所定位置は、給送すべき種々のシートを手差しトレイにセットする位置である。一般的に、手差しトレイはシートの給送方向に沿った先端側が給送機構に係り合うように予め定められた位置にセットする。通常は、給送方向に直角な幅方向においても、セットすべき位置が決められている。例えば、シートの幅方向における中心を定められた基準の位置に合わせるようにするものが多い。
さらにまた、制御部は、CPUを中心としてROM、RAM、入出力回路等で構成される回路で、ROMに格納された制御プログラムをCPUが実行することによりハードウェア資源とソフトウェア資源とが有機的に結合してその機能が実現されるものである。
シートにサイズを対応付けるとは、そのシートに対してサイズを決定し、決定されたサイズのシートであることを想定して画像形成を実行することである。なお、例えば手差しトレイから給送された後、搬送されるシートの長さを実測してサイズを更新し、画像形成前あるいは画像形成の途中から、更新されたサイズで画像形成を行う態様も、この発明に含まれる。
また、制御部は、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、シートに対応付けるサイズを変更する。
ここで、制御部は、シートが有る状態において何らかのサイズ(第1のサイズ)を前記シートに対応付けており、その状態からシートが無い状態に変化すると、第1のサイズを記憶しておく。次にシートが有る状態に変化した際にシートに対応付けるべきサイズ(第2のサイズ)を決定するが、第1のサイズと異なるサイズを第2のサイズとして決定する。これが、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎にシートに対応付けるサイズを変更する処理である。
あるいは、制御部は、シートが有る状態において何らかのサイズ(第1のサイズ)を前記シートに対応付けている。その状態からシートが無い状態に変化すると、次にシートが有る状態に変化した際にシートに対応付けるべきサイズ(第2のサイズ)を決定して記憶しておく。第2のサイズは、第1のサイズと異なるサイズである。これが、シートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎にシートに対応付けるサイズを変更する処理である。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記制御部は、予め登録された複数サイズのうちの何れかを前記シートに対応付け、シートが無い状態から有る状態へ変化する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、対応付けるサイズを予め定められた順に変更してもよい。
このようにすれば、予め登録されたサイズに限って、予め定められた順にサイズを変更することにより、サイズ検出機構を有さない手差しトレイにおいて、ユーザが多用するサイズを登録しておくことで、不要なサイズを選択肢から除くことができる。
(iii)前記登録された複数のサイズ以外を含むサイズの入力を受付ける操作ユニットをさらに備え、前記制御部は、前記操作ユニットが何らかのサイズの入力を受付けた際は入力されたサイズを前記シートに対応付けてもよい。
このようにすれば、例えばユーザは多用するサイズを登録しておき、それ以外のサイズのシートを用いる場合は操作ユニットを用いてサイズを入力することで、簡便に手差しトレイにセットされたシートのサイズを選択できるようになる。
(iv)登録されたサイズを書換え可能に格納する記憶回路をさらに備え、前記制御部は、ユーザごとに前記サイズの登録を受付けて前記記憶回路に格納してもよい。
このようにすれば、ユーザに応じたサイズを登録して記憶回路に格納しておくことで、ユーザは簡便に手差しトレイにセットされたシートのサイズを選択できるようになる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
(v)また、この発明による画像形成方法は、シートセンサーを用いて手差しトレイの給送用の所定位置に置かれたシートの有無を検出するステップと、前記シートセンサーからの信号に基づいてシートの有無を認識し、前記所定位置に置かれたシートに何らかのサイズを対応付けるサイズ決定ステップと、前記シートを手差しトレイから給送し、対応付けられたサイズに応じた画像形成を行うステップと、を備え、前記サイズ決定ステップは、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、前記所定位置に置かれたシートに対応付けるサイズを変更することを特徴とする。
この発明の好ましい態様を上述の画像形成方法と組み合わせたものもこの発明に含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
10:デジタル複合機、 11:制御部、 11c:CPU、 11d:RAM、 11p:ROM、 12:操作ユニット、 13:NIC回路、 14:電源回路、 15:記憶ユニット、 16:画像形成ユニット、 17:手差しトレイ、 17s:シートセンサー、 18:給送トレイ、 19:原稿搬送ユニット、 19a:原稿トレイ、 20a,20b,20c:排出トレイ、 22:USBコネクタ

Claims (5)

  1. 手差しトレイの給送用の所定位置に置かれたシートの有無を検出するシートセンサーと、
    前記シートセンサーからの信号に基づいてシートの有無を認識し、前記所定位置に置かれるシートに何らかのサイズを対応付ける制御部と、
    前記シートを手差しトレイから給送し、対応付けられたサイズに応じた画像形成を行う画像形成ユニットと、を備え、
    前記制御部は、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、前記所定位置に置かれるシートに対応付けるサイズを変更するように制御する画像形成装置。
  2. 前記制御部は、予め登録された複数サイズのうちの何れかを前記シートに対応付け、シートが無い状態から有る状態へ変化する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、対応付けるサイズを予め定められた順に変更する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記登録された複数のサイズ以外を含むサイズの入力を受付ける操作ユニットをさらに備え、
    前記制御部は、前記操作ユニットが何らかのサイズの入力を受付けた際は入力されたサイズを前記シートに対応付ける請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 登録されたサイズを書換え可能に格納する記憶回路をさらに備え、
    前記制御部は、ユーザごとに前記サイズの登録を受付けて前記記憶回路に格納する請求項2に記載の画像形成装置。
  5. シートセンサーを用いて手差しトレイの給送用の所定位置に置かれたシートの有無を検出するステップと、
    前記シートセンサーからの信号に基づいてシートの有無を認識し、前記所定位置に置かれたシートに何らかのサイズを対応付けるサイズ決定ステップと、
    前記シートを手差しトレイから給送し、対応付けられたサイズに応じた画像形成を行うステップと、を備え、
    前記サイズ決定ステップは、シートが無い状態から有る状態への変化を認識する毎に、またはシートが有る状態から無い状態への変化を認識する毎に、前記所定位置に置かれたシートに対応付けるサイズを変更する画像形成方法。
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