JP2010140518A - 光ピックアップ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成でコマ収差を抑制する。
【解決手段】光ピックアップは、光ビームを出射するレーザ光出射装置を含む固定部24と、光記録媒体に光ビームを集光させる対物レンズ14を含み、光ビームの光軸と直交する方向で固定部24に対して移動可能な可動部22と、可動部22に一端が、固定部24に他端が固定された付勢部材23であって、可動部22が直交する方向で移動したときに対物レンズ14の中心軸が光ビームの光軸に接近する方向に傾くように可動部22に付勢力を与える付勢部材23と、有している。
【選択図】図2
【解決手段】光ピックアップは、光ビームを出射するレーザ光出射装置を含む固定部24と、光記録媒体に光ビームを集光させる対物レンズ14を含み、光ビームの光軸と直交する方向で固定部24に対して移動可能な可動部22と、可動部22に一端が、固定部24に他端が固定された付勢部材23であって、可動部22が直交する方向で移動したときに対物レンズ14の中心軸が光ビームの光軸に接近する方向に傾くように可動部22に付勢力を与える付勢部材23と、有している。
【選択図】図2
Description
本発明は光ピックアップに関し、特にコマ収差を抑制する機構に関する。
光ピックアップは、光記録媒体の所定の位置に精度よくレーザ光を照射できることが要求される。レーザ光の照***度を高めるためには、光記録媒体に最も近接した位置に設けられた対物レンズの位置を高精度で制御するとともに、対物レンズの光学収差を最小化することが必要である。対物レンズの位置はフォーカスサーボ及びトラッキングサーボによって常に補正される。フォーカスサーボは対物レンズの光軸方向位置を制御し、トラッキングサーボは対物レンズの横方向(光軸直交方向)位置を制御する(例えば、特許文献1参照。)
特開2005−4826号公報
トラッキングサーボは対物レンズの位置を光軸直交方向に移動調整する。しかしこの方法は、コマ収差の抑制という観点から以下の問題を含んでいる。
図5は、従来技術のトラッキングサーボを用いた対物レンズの光軸直交方向の位置調整方法を示す概念図である。同図(b)のようにレーザ光出射装置103の光軸C1と対物レンズ114の中心軸C2とが一致し、かつこれらの光軸C1及び中心軸C2が光記録媒体102に対して垂直である場合は、コマ収差は生じない。これに対して、同図(a)のように対物レンズ114がトラッキングサーボによって左側に平行にシフトした場合、対物レンズ114の中心軸C2は当初の位置(図示省略)から平行に移動する。レーザ光出射装置103の光軸は結像に寄与する光の進路で決まるため、その光軸C1は対物レンズ114の中心を通る。この結果、レーザ光出射装置103の光軸C1は対物レンズ114の中心軸C2に対して斜めとなる。また、光記録媒体102は固定されているため、レーザ光出射装置103の光軸C1は、光記録媒体102の法線に対しても斜めとなる。これらの結果、コマ収差が発生する。ここで重要なことは、同図(a)では、レーザ光出射装置103の光軸C1は対物レンズ114と光記録媒体102の両者に対し、同じ方向に傾いているということである。すなわち、レーザ光は対物レンズ114と光記録媒体102のいずれに対しても、図面上で右下から左上方向に斜め入射し、光軸C1は対物レンズ114と光記録媒体102のいずれに対しても入射角θ’をなす。このように対物レンズ及び光記録媒体にレーザ光が同じ方向から入射すると、コマ収差が増大することが知られている。このような状況は、光源と対物レンズとの間にコリメートレンズを配置した無限系の光学系であっても、対物レンズから見た倍率が無限大から少しでもずれた場合には常に発生する。
図5(c)は、図5(a)とは逆に対物レンズ114がトラッキングサーボによって右側に平行にシフトした場合を示している。この場合、レーザ光は対物レンズ114及び光記録媒体102に対し図面上で左下から右上方向に斜め入射し、レーザ光出射装置103の光軸C1は対物レンズ114と光記録媒体102のいずれに対しても入射角θ”をなすこととなり、同様の問題が生じる。
この問題を解決するために、対物レンズの中心軸と光軸とがなす相対角度をチルトアクチュエータを用いて調整する技術も知られているが、周波数特性が不十分なため、レンズシフトに追随するためには課題が多い。
本発明は、このような課題に鑑みて、簡易な構成でコマ収差を抑制することのできる光ピックアップを提供することを目的とする。
本発明の一実施態様によれば、光ピックアップは、光ビームを出射するレーザ光出射装置を含む固定部と、光記録媒体に前記光ビームを集光させる対物レンズを含み、前記光ビームの光軸と直交する方向で前記固定部に対して移動可能な可動部と、前記可動部に一端が、前記固定部に他端が固定された付勢部材であって、前記可動部が前記直交する方向で移動したときに前記対物レンズの中心軸が前記光ビームの光軸に接近する方向に傾くように前記可動部に付勢力を与える付勢部材と、有している。
可動部が移動(トラッキング)する際に対物レンズの中心軸がレーザ光出射装置に接近する方向に傾くため、レーザ光出射装置から出射される光ビームの光軸と対物レンズの中心軸とがなす角度は対物レンズの中心軸が傾かない場合と比べて小さくなる。また、付勢力を調整することで、光ビームの対物レンズへの入射角と光ビームの光記録媒体への入射角を、90度を挟んで互いに反対の値とすることもできる。これらの結果、対物レンズのコマ収差が抑制される。
以上説明したように、本発明によれば、簡易な構成でコマ収差を抑制することのできる光ピックアップを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の光ピックアップの実施形態について説明する。図1は、光ピックアップの光学系の構成を示す概略図である。光ピックアップ1は、物理的トラックピッチが異なる3種類の光記録媒体2(2a〜2c)のそれぞれにデジタル情報の記録または再生を行うことができるように構成されている。
第1の光記録媒体2aは、現行のDVD(Digital Versatile Disc)−ROM、DVD±R/RW及びこれらと同等の構造及び記憶容量を備えた光記録媒体である。第2の光記録媒体2bは、CD(Compact Disc)−ROM、CD−R/RW及びこれらと同等の構造及び記憶容量を備えた光記録媒体である。第3の光記録媒体2cは波長405nm付近の青色レーザ光を用いて高密度の記録再生を行うBD(ブルーレイディスク(登録商標))あるいはCB−HD(中国高密度光記録媒体規格)などの再生専用または記録・再生兼用の光記録媒体である。
光ピックアップ1は、所定波長の光ビームを出射する光源である半導体レーザ(レーザ光出射装置)3,4を有している。半導体レーザ3は、現行のDVDを記録再生するための波長650nmの光ビーム(第1の光ビーム)を発光する第1の発光領域と、CDを記録再生するための波長780nmの光ビーム(第2の光ビーム)を発光する第2の発光領域と、を有している。これらの発光領域は所定距離を隔てて形成され、1つのパッケージに収容されている。一方、半導体レーザ4は、BDまたはCB−HDなどの高密度光記録媒体を記録再生するための波長405nmの光ビーム(第3の光ビーム)を発光する。
半導体レーザ3及び半導体レーザ4は、半導体レーザ3から出射された第1または第2の光ビームの光軸と、半導体レーザ4から出射された第3の光ビームの光軸とが互いに直交するように設けられている。
半導体レーザ3の光出射側の所定位置には、回折格子5が配置されている。回折格子5の片面には、半導体レーザ3から出射された、第1及び第2の光ビームをそれぞれ3本の光ビーム(0次の主ビームと±1次の副ビーム;図示せず)に分割するように最適化された回折格子パターンが形成されている。回折格子5は、光記録媒体2の表面(情報記録面)において、主ビームの集光位置を中心にトラック線方向に所定距離隔てた対称位置に±1次の副ビームが集光されるように、半導体レーザ3から出射された第1及び第2の光ビームをそれぞれ分割する。
半導体レーザ4の光出射側の所定位置にも、回折格子6が配置されている。回折格子65の片面には、半導体レーザ4から出射された、第3の光ビームをそれぞれ3本の光ビーム(0次の主ビームと±1次の副ビーム;図示せず)に分割するように最適化された回折格子パターンが形成されている。回折格子6は、光記録媒体2の表面(情報記録面)において、主ビームの集光位置を中心にトラック線方向に所定距離隔てた対称位置に±1次の副ビームが集光されるように、半導体レーザ4から出射された第3の光ビームをそれぞれ分割する。
半導体レーザ3からの光ビームと半導体レーザ4からの光ビームとが交差する位置には、ほぼ立方体形状のダイクロイックプリズム7が設けられている。ダイクロイックプリズム7は、第1及び第2の光ビームをほぼ全通過させ、第3の光ビームをほぼ全反射させる。
ダイクロイックプリズム7を通過または反射した光ビームは偏光ビームスプリッタ8に入射する。偏光ビームスプリッタ8に入射した光ビームの90%程度は偏光ビームスプリッタ8で反射し、立ち上げミラー11に入射する。偏光ビームスプリッタ8に入射した光ビームの残りの10%程度は通過して、フロントモニタ用光検出器15に入射する。フロントモニタ用光検出器15は、半導体レーザ3,4から出射された第1〜第3の光ビームの光強度を計測する。半導体レーザ3,4の出力は、フロントモニタ用光検出器15の出力に基づいて調整される。
立ち上げミラー11に入射した光ビームは、立ち上げミラー11で反射し、コリメートレンズ9に入射する。光ビームは、半導体レーザ3,4を出射した後コリメートレンズ9に入射するまでは発散ビームであるが、コリメートレンズ9によって、概ね平行ビーム光に変換させられる。すなわち、コリメートレンズ9は半導体レーザ3,4と対物レンズ14との間の光路上に配置され、光ビームの平行度を変換する平行度変換レンズである。
コリメートレンズ9を通過した光ビームは、液晶素子10に入射する。液晶素子10は、所定の形状に分割された透明電極(図示せず)を備え、分割された領域ごとに印加電圧に応じた異なる屈折率を示すように構成されている。透明電極は、例えば、錫ドープ酸化インジウム(ITO:Indium Tin Oxide)や酸化錫等からなる。液晶素子10の各領域に電圧が印加されると、屈折率が変化し、通過する光ビームに適切な位相差が与えられ、光路上に生じる各種の波面収差を補正および最適化することができる。
液晶素子10を通過した光ビームは4分の1波長板12に入射し、光ビームの主ビーム及び±1次の副ビーム(以下、「往路光ビーム」という。)が直線偏光から円偏光に変換させられる。4分の1波長板12には、エキスパンダーレンズ12’が一体的に形成されている。また、対物レンズ14には温度補償素子13が取付けられている。エキスパンダーレンズ12’は、使用する光源の波長に応じて、各々特定のレンズパワーを有し、対物レンズ14への入射光の波面(角度)を変化させ、対物レンズ14の倍率を変換させる。温度補正素子13は、対物レンズ14の温度変化によって生じる球面収差に対して、これを打ち消す方向に球面収差を発生させて、全体としての球面収差量を均一な値に保つ。本実施形態では、温度補正素子13は独立した素子として対物レンズ14よりも光源に近い側に設けられているが、対物レンズ14そのものがこの機能を有していてもよい。4分の1波長板12を通過した光ビームは対物レンズ14に入射し、光記録媒体2の情報記録面に集光される。記録時には、集光された光ビームが情報記録面の所定のビットに記録を書き込み、記録動作が終了する。
再生時には、光記録媒体2に集光した光ビームは情報記録面で反射し、逆方向にさらに進行する。まず、光記録媒体2で反射した光ビームは、対物レンズ14で略平行ビームに変換させられる。光ビームは引き続き4分の1波長板12に入射し、円偏光から往路光ビームの偏光方位と直交する方向の直線偏光に変換させられる。4分の1波長板12を通過した光ビームは液晶素子10を通ってコリメートレンズ9に入射し、収束ビームに変換させられる。コリメートレンズ9を通過した光ビームは立ち上げミラー11で反射し、偏光ビームスプリッタ8に入射する。偏光ビームスプリッタ8は、コリメートレンズ9からの戻り光を内部の接合面で通過させて、アナモフィックレンズ16に入射させる。アナモフィックレンズ16は、偏光ビームスプリッタ8から入射した光ビームに焦点ずれ誤差検出のための非点収差を与え、受光素子17上に結像させる。受光素子17は、受光した光ビームを分割された受光領域(図示せず)毎に独立に光電変換して、電気信号を出力する。
液晶素子10から対物レンズ14までの光学要素はレンズホルダ21に収容されている。レンズホルダ21は、対物レンズ14とともに可動部22を構成している。半導体レーザ3,4を含むその他の要素は固定部24を構成している。可動部22は、フォーカスサーボによって固定部24に対し光ビームの光軸方向に移動可能であり、トラッキングサーボによって固定部24に対し光軸と直交する方向に移動可能である。
図2は可動部の詳細断面図である。レンズホルダ21内には対物レンズ14と、4分の1波長板12と、液晶素子10とが保持されている。レンズホルダ21の外周面には吊りワイヤ18が配置され、レンズホルダ21は吊りワイヤ18によって移動自在に支持されている。吊りワイヤ18はフォーカスサーボ及びトラッキングサーボ及びチルト制御用のコイルに接続されている。コイルと対向した位置にはマグネット(図示せず)が設けられている。コイル(吊りワイヤ18)に通電することによって、マグネットとコイルを流れる電流との間に磁気的作用(ローレンツ力)が生じる。この力によってコイルは電流の流れる向きに応じて光軸方向または光軸直交方向に移動し、可動部22は光軸方向または光軸直交方向に移動することができる。
レンズホルダ21には可撓性部材からなる付勢部材23が取付けられている。付勢部材23の一端は可動部22に固定され、他端は光ピックアップの固定部24に固定されている。本実施形態では、対物レンズ14とレーザ光出射装置3,4との間に液晶素子10(光学能動素子)が設けられ、液晶素子10に給電するための電線がフレキシブルプリント回路(FPC)の形態で設けられている。本実施形態ではFPC、すなわち電線が付勢部材23を兼ねており、付勢部材23は液晶素子10の電極(図示せず)に固定されている。付勢部材23は、可動部22の重心位置Gよりレーザ光出射装置3,4に近い位置で電極に固定され、電極との接続部の近傍の位置で、光ビームの光軸を含む面内でZ字状に折り曲げられている。
図3は、付勢部材によるコマ収差抑制効果を説明するための模式図である。同図(a)は、可動部が図面上で左側にシフトした時の状況を、同図(b)は、可動部が中央位置にあり、光軸と対物レンズの中心軸とが一致するときの状況を、同図(c)は、可動部が図面上で右側にシフトした時の状況を、各々示している。以下の説明では光出射装置3を例としているが、光出射装置4の場合でも全く同様である。
図3(b)のようにレーザ光の光軸C1と対物レンズ14の中心軸C2とが一致し、かつこれらの光軸C1及び中心軸C2が光記録媒体2に対して垂直である場合は、コマ収差は生じない。これに対して、図3(a)に示すように、光軸と直交する方向で可動部22が図面上で左側にシフトすると、付勢部材23はこの動きに引きずられて左側へ動こうとするが、弾性力による抵抗力を発生させる。付勢部材23は可動部22の重心位置G(図2参照。)よりレーザ光出射装置3,4に近い位置で可動部22に固定されているため、可動部22は全体として反時計回りの方向D1に回転する。すなわち、付勢部材23は、対物レンズ14の中心軸C2がレーザ光の光軸C1に接近する方向に傾くように可動部22に付勢力を与える。
この状況を従来技術を示す図5(a)と対比すると、光軸C1の可動部22に対する入射角θN’は図5(a)に示す入射角度θ’と比べて90度に近づく。すなわち、対物レンズ14の中心軸C2と光軸C1とが同じ方向を向くようになる。一実施形態では、対物レンズ14の中心軸C2と光軸C1の方向は完全に一致し、対物レンズ14の中心軸C2と光軸C1との不一致に伴うコマ収差の発生が防止される。また、完全に一致しなくとも、対物レンズ14の中心軸C2と光軸C1の不一致が軽減されるため、コマ収差の発生は抑制される。
さらに、図3(d)に示すように、光軸C1の可動部22に対する入射角θN1’が90度を超えると、光軸C1の光記録媒体2に対する入射角θN2’が90度未満であることから、光軸C1の可動部22への斜め入射に起因するコマ収差と、光軸C1の光記録媒体2への斜め入射に起因するコマ収差と、が相殺され、対物レンズのコマ収差が全体としてさらに低減される。
図3(c)に示すように、レンズホルダが光軸と直交する方向で可動部が図面上で右側にシフトする場合も同様である。この場合は、可動部22は全体として時計回りの方向D2に回転する。この結果、図3(a)の場合と同様、付勢部材23は、対物レンズ14の中心軸C2がレーザ光の光軸C1に接近する方向に傾くように可動部22に付勢力を与える。
図4は、付勢部材の様々な実施形態を示している。同図(a)は参考例であって、鋭角に折り曲げられていない付勢部材123を示している。これに対して、同図(b)では付勢部材23が2か所で90度以下の鋭角で折り曲げられ、全体としてZ字形状を呈している。図4(a)と図4(b)とを比較すると、前者の場合は付勢部材123の弾性復元力(白抜き矢印参照。)が図中左向き及び上向きに大きく作用し、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボへの影響が大きい。
これに対して、同図(b)に示す形態では、付勢部材23の弾性復元力は図中左向き及び上向きを向くものの、その大きさは抑制される。その理由は、まず、同図(a)の場合には付勢部材123の全域で弾性復元力が生じるのに対し、同図(b)の場合には左向きの復元力は図中A部でしか発生しないため、弾性復元力が抑えられるからである。また、同図(b)の場合には、図中A部の弾性復元力は、反時計回りの向きのモーメントM1を生じさせ、図中B部の弾性復元力は、時計回りの向きのモーメントM2を生じさせるため、これらのモーメントが相殺し、図中上向きの力も同図(a)の場合と比べて小さくなるからである。
図4(c)のようにZ形状を2段階に設けた付勢部材23’を用いることも効果的である。さらにカバー28を設けて図中上向きの弾性復元力が可動部22に作用しないようにすることもできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、液晶素子への給電用のFPCを付勢部材として利用することで、対物レンズのコマ収差を抑制することができる。従って、本発明は液晶素子をコマ収差の補正に用いる光ピックアップに有効に適用することができるが、その他のタイプの光ピックアップにも適用できることはいうまでもない。一例として、ワイヤ等の弾性部材あるいは可撓性部材を付勢部材として用いることによっても本発明を実施することができる。
1 光ピックアップ
2 光記録媒体
2a 第1の光記録媒体
2b 第2の光記録媒体
2c 第3の光記録媒体
3 半導体レーザ(第1及び第2の半導体レーザ)
4 半導体レーザ(第3の半導体レーザ)
5,6 回折格子
7 ダイクロイックプリズム
8 偏光ビームスプリッタ
9 コリメートレンズ
10 液晶素子
11 立ち上げミラー
12 4分の1波長板
14 対物レンズ
15 フロントモニタ用光検出器
16 アナモフィックレンズ
17 受光素子
21 レンズホルダ
22 可動部
23,23’ 付勢部材
24 固定部
C1 レーザ光の光軸
C2 対物レンズの中心軸
2 光記録媒体
2a 第1の光記録媒体
2b 第2の光記録媒体
2c 第3の光記録媒体
3 半導体レーザ(第1及び第2の半導体レーザ)
4 半導体レーザ(第3の半導体レーザ)
5,6 回折格子
7 ダイクロイックプリズム
8 偏光ビームスプリッタ
9 コリメートレンズ
10 液晶素子
11 立ち上げミラー
12 4分の1波長板
14 対物レンズ
15 フロントモニタ用光検出器
16 アナモフィックレンズ
17 受光素子
21 レンズホルダ
22 可動部
23,23’ 付勢部材
24 固定部
C1 レーザ光の光軸
C2 対物レンズの中心軸
Claims (5)
- 光ビームを出射するレーザ光出射装置を含む固定部と、
光記録媒体に前記光ビームを集光させる対物レンズを含み、前記光ビームの光軸と直交する方向で前記固定部に対して移動可能な可動部と、
前記可動部に一端が、前記固定部に他端が固定された付勢部材であって、前記可動部が前記直交する方向で移動したときに前記対物レンズの中心軸が前記光ビームの光軸に接近する方向に傾くように前記可動部に付勢力を与える付勢部材と、
を有する、光ピックアップ。 - 前記付勢部材は、前記可動部の重心位置より前記レーザ光出射装置に近い位置で前記可動部に固定されている、請求項1に記載の光ピックアップ。
- 前記付勢部材は、前記可動部との接続部の近傍の位置で、前記光ビームの光軸を含む面内でZ字状に折り曲げられた可撓性部材である、請求項1または2に記載の光ピックアップ。
- 前記対物レンズと前記レーザ光出射装置との間に設けられた光学能動素子と、
前記光学能動素子に給電するための電線と、
を有し、
前記電線が前記付勢部材を兼ねている、請求項1から3のいずれか1項に記載の光ピックアップ。 - 前記電線はフレキシブルプリント回路の形態で構成されている、請求項4に記載の光ピックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008313065A JP2010140518A (ja) | 2008-12-09 | 2008-12-09 | 光ピックアップ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010140518A true JP2010140518A (ja) | 2010-06-24 |
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ID=42350545
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008313065A Pending JP2010140518A (ja) | 2008-12-09 | 2008-12-09 | 光ピックアップ |
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2008
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