JP2010137257A - 鍛造ビレット及びホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的強度が優れ、しかも、機械的強度が均一なホイールを製造することができる鍛造ビレット及びそれから得られるホイールを提供する。
【解決手段】軽金属合金を溶融鋳造して鋳造ビレット4とし、該鋳造ビレット4を一方向又は多方向に加圧圧縮してなる鍛造ビレット10であって、鍛流線を有し、且つ下記式を満たす鍛造ビレット10である。H1/H2>2(式中、H1は、鋳造ビレットの加圧される方向の長さを示し、H2は、鍛造ビレットの加圧された方向の長さを示す。)
【選択図】図2

Description

本発明は、鍛造ビレット及びホイールに関する。
一般に、自動車用タイヤには、支持体としての金属性のホイールが備わっている。
近年、かかるホイールにおいては、極力、軽量でデザイン性の高いものが望まれている。
このようなホイールに関しては、例えば、鋳造で製造したアルミニウム合金製の丸棒を切断して得たビレットに対して、金型で鍛造プレスすることによりホイールを製造する方法が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、鋳造したマグネシウム合金を歪加工し、再結晶化したマグネシウム合金からなる車両用ホイールが知られている(例えば、特許文献2参照)。
これらのホイールは、いずれも鋳造されたビレット(以下「鋳造ビレット」という。)から成形鍛造することによって、得られるものである。
特開2007−210017公報 特開2007−308780公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載のホイールは、いずれも、鋳造ビレットが鍛造により複雑な形状に成形されるので、全体的にではなく、部分的にしか引き延ばされない結果、金属組織的にみて、機械的強度が弱い部分が生じることになる。すなわち、得られるホイールの機械的強度が不均一となる傾向にある。
具体的には、従来のホイールにおいて、円柱状の鋳造ビレットを、鍛造用のプレス機に設置し、一対の金型で軸方向に押圧すると、鋳造ビレットの片方側の面は、半径方向へ延展することになる。このとき、ハブ部分を成形する原材料は、大きな変位を示さないので、従来のホイールの金属組成の結晶粒径は、ハブ部分が特に大きくなる傾向にある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、機械的強度が優れ、しかも、機械的強度が均一なホイールを製造することができる鍛造ビレット及びそれから得られるホイールを提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、従来の鋳造ビレットを成形鍛造するのではなく、一旦、鋳造ビレットを所定の大きさに加圧圧縮し、積極的に鍛流線を生じさせることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、(1)軽金属合金を溶融鋳造して鋳造ビレットとし、該鋳造ビレットを一方向又は多方向に加圧圧縮してなる鍛造ビレットであって、鍛流線を有し、且つ下記式を満たす鍛造ビレットに存する。
A/B>2
(式中、Aは、鋳造ビレットの加圧圧縮される方向の長さを示し、Bは、鍛造ビレットの加圧圧縮された方向の長さを示す。)
本発明は、(2)金属結晶粒子の平均粒子径が30μm以下である上記(1)記載の鍛造ビレットに存する。
本発明は、(3)円柱状の本体部と、該本体部の一方の面に連続する凹凸部とを備える上記(1)記載の鍛造ビレットに存する。
本発明は、(4)加圧圧縮が、閉塞鍛造によるものである上記(1)記載の鍛造ビレットに存する。
本発明は、(5)加圧圧縮が300〜550℃の温度、9.8×10kN〜88.2×10kNの圧力条件下で施される上記(1)記載の鍛造ビレットに存する。
本発明は、(6)車両のホイール製造用である上記(1)記載の鍛造ビレットに存する。
本発明は、(7)上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載の鍛造ビレットを金型で成形鍛造して得られるホイールに存する。
本発明は、(8)上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載の鍛造ビレットを金型で成形鍛造した後、切削加工を施して得られるホイール。
本発明は、(9)ディスク部と、外リム部と、内リム部と、を備えるマルチピースのホイールにおいて、ディスク部、外リム部及び内リム部から選ばれる少なくとも1つの部分が、上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載の鍛造ビレットから製造されたものであるホイールに存する。
本発明は、(10)ディスク部、外リム部及び内リム部から選ばれる少なくとも1つの部分の金属結晶粒子の粒径が5〜15μmである上記(9)記載のホイールに存する。
本発明は、(11)ディスク部、外リム部及び内リム部が、一体となっている上記(9)記載のホイールに存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記(1)〜(11)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明の鍛造ビレットは、金属組織上の鍛流線を有する。このため、かかる鍛造ビレットに公知の方法に基づいて成形鍛造が施されても、得られるホイールは鍛流線を有するものとなる。これにより、ホイールは、機械的強度が均一なものとなる。すなわち、複雑な形状を有するホイールの製造においては、ビレットを成形鍛造するに際し、強く圧縮鍛錬する部分と、圧縮鍛錬しない部分とが存在する。このため、ビレットが従来の鋳造ビレットであると、圧縮鍛錬されない部分は、鍛流線を有さないものとなり、機械的強度が不十分となる。一方、上述したように、鍛流線を有する鍛造ビレットを用いると、成形鍛造において圧縮鍛錬されない部分であっても、鍛流線を有することになるので、機械的強度がより一層向上することになる。
また、上記鍛造ビレットは、鋳造ビレットの一方向又は多方向に圧縮して得られるので、鍛造ビレットの段階で、金属組織の金属結晶粒径が微細化される。このため、金属組成の金属結晶粒径が微細なホイールが得られる。例えば、上記鍛造ビレットを、成形鍛造用のプレス機に設置し、一対の金型で押圧する場合、大きな変位を示さない部分であっても、金属組成の結晶粒径が微細なものが得られることになる。なお、上記鍛造ビレットは、金属結晶粒子の平均粒子径が30μm以下であることが好ましい。
よって、上記鍛造ビレットによれば、機械的強度が優れ、しかも、機械的強度が均一なホイールを製造することができる。
上記鍛造ビレットは、鋳造ビレットを加圧圧縮したものであるので、従来の鋳造ビレットよりもサイズが小さくなる。このため、例えば、口径の大きいホイールを製造する場合、従来の鋳造ビレットの成形鍛造においては、大型のプレス機が必要であったが、上記鍛造ビレットの成形鍛造においては、小型のプレス機であっても、十分に口径の大きいホイールを製造することが可能となる。
上記鍛造ビレットは、円柱状の本体部と、該本体部の一方の面に連続する凹凸部とを備えるものであることにより、鍛造ビレットが成形鍛造により複雑な形状のホイールに成形される場合、鍛造ビレットの引き延ばされる予定の部分に凹凸部を設けることにより、金属組織の金属結晶粒子の粒径がより均一なホイールが得られる。
上記鍛造ビレットは、鋳造ビレットを一方向又は多方向に閉塞鍛造によって加圧圧縮して得られるものであると、中腹部で膨らんだ太鼓形状になるのを確実に抑制できる。なお、加圧圧縮は、300〜550℃の温度、9.8×10kN〜88.2×10kNの圧力条件下で施されることが好ましい。
本発明のホイールは、上述した鍛造ビレットを用いるので、機械的強度が優れ、且つ機械的強度が均一なものとなる。特に、ディスク部、外リム部及び内リム部から選ばれる少なくとも1つの部分の金属結晶粒子の粒径がいずれも5〜15μmであることが好ましい。
また、作業性の観点から、ディスク部、外リム部及び内リム部が、一体となっていることが好ましい。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る鍛造ビレットの第1実施形態を示す斜視図である。
図1に示す本実施形態に係る鍛造ビレット10は、円柱状の本体部1からなる。
上記鍛造ビレット10は、鍛流線を有する。
ここで、鍛流線とは、金属組織において鍛造製品に生じる金属粒子の流れの線を意味する。なお、かかる鍛流線は、鍛造において、必ず生じるものではなく、所定の圧力で圧縮した場合に生じるものである。
上記鍛造ビレット10においては、円柱の中心部から放射状に鍛流線が延びていることが好ましい。
このため、上記鍛造ビレット10は、公知の方法に基づいて成形鍛造が施されても、得られるホイールは鍛流線を有するものとなる。これにより、ホイールは、機械的強度が均一なものとなる。なお、上記鍛造ビレット10は、圧縮鍛錬されない部分であっても、鍛流線を有することになるので、機械的強度が確実に向上する。
上記鍛造ビレット10の金属結晶粒子の平均粒径は30μm以下であることが好ましく、20μm以下であることがより好ましく、10μm以下であることがより一層好ましい。
平均粒径が30μmを超えると、平均粒径が上記範囲内にある場合と比較して、機械的強度が不十分となる場合がある。
上記鍛造ビレット10は、軽金属合金を溶融鋳造して円柱状の鋳造ビレットとし、該鋳造ビレットを軸方向(一方向)に加圧圧縮することにより得られる。
軽金属合金としては、アルミニウム合金又はマグネシウム合金が挙げられる。また、アルミニウム合金とマグネシウム合金とのハイブリット合金であってもよい。
これらの場合、軽量なホイールが得られる。また、かかる軽金属の性能を向上させるため、添加金属を添加することも可能である。
添加金属としては、主金属がアルミニウムの場合、Si、Fe、Cu、Mn、Mg及びCrからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。また、主金属がマグネシウムの場合、Al、Si、Fe、Cu、Mn及びCrからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。この場合、添加される添加金属の物性に基づいて、ホイール自体の性能を向上させることができる。
具体的には、アルミニウム、マグネシウム、Al−Mn系、Al−Si系、Al−Mg系、Al−Mg−Si系、Al−Zn−Mg系、Al−Cu−Mg系、Al−Cu−Si系、Al−Cu−Mg−Si系等が挙げられる。
これらの中でも汎用性の観点から、Al−Mg−Si系が好ましい。
上記鋳造ビレットは、軽金属を、例えば、800℃以上で加熱溶融し、不活性ガス雰囲気下、鋳造することにより得られる。
不活性ガスとしては、窒素、アルゴン等が挙げられる。すなわち、酸素を取り除くことにより、溶融した原料(以下「溶融原料」という。)が酸化するのを防止できる。
鋳造の方法は、特に限定されないが、砂型鋳造法、石膏鋳造法、精密鋳造法、金型鋳造法、遠心鋳造法、連続鋳造法等が挙げられる。
これらの中でも、鋳造法は、連続鋳造法を用いることが好ましい。この場合、金属結晶粒子の粒径がより均一な鍛造ビレット10が得られるようになる。
鋳造においては、溶融原料を65〜90mm/minの速度で鋳造機に流し込む。
流し込む速さが65mm/min未満であると、速さが上記範囲内にある場合と比較して、金属結晶粒子の粒径が不均一となる傾向にあり、流し込む速さが90mm/minを超えると、速さが上記範囲内にある場合と比較して、鋳造ビレット製造時に破損する虞がある。
鋳造機に流し込まれた溶融原料は、例えば、550℃以上で6時間以上加熱されることにより、均質化される。
そして、その後、冷却されることにより、円柱状の鋳造ビレットが得られる。
ここで、上記冷却は、急冷することが好ましい。この場合、結晶粒が細かくなるメリットがある。なお、得られた円柱状の鋳造ビレットは必要に応じて、軸方向に対して垂直方向に切断してもよい。
得られる鋳造ビレットのサイズは、長さ/直径の比が2.0〜2.5であることが好ましい。この場合、円柱状の鋳造ビレットを軸方向に押圧した際に、鋳造ビレットが急に曲がるという座屈現象が生じるのを抑制できる。
図2は、本実施形態に係る鍛造ビレットと、加圧圧縮前における鋳造ビレットを示す断面図である。
図2に示すように、鍛造ビレット10は、鋳造ビレット4を軸方向に加圧圧縮することにより得られる。なお、本発明において、鍛造ビレット10には、鍛造された押出し材、引抜き材も含まれる。
このように、鍛造ビレット10は、鋳造ビレット4を軸方向に圧縮して得られるので、鍛造ビレット10の段階で、金属組織の金属結晶粒径が微細化される。このため、これを出発材料として製品となったホイールも、金属組成の金属結晶粒径が微細なものとなる。
ここで、加圧圧縮する方法としては、回転鍛造、閉塞鍛造、自由鍛造、型鍛造、半閉塞鍛造等が挙げられる。なお、型鍛造にはプレス鍛造、ハンマー鍛造が含まれる。また、鋳造ビレットを一定角度回転させ一部を加圧する操作を繰り返す部分鍛造も利用できる。
これらの中でも、加圧圧縮は、閉塞鍛造によるものであることが好ましい。この場合、鍛造ビレット10が中腹部で膨らんだ太鼓形状になるのを確実に抑制できる。
また、このときの加工条件は、熱間鍛造、温間鍛造、冷間鍛造、等温鍛造のいずれであってもよい。
これらの中でも、加工条件は、熱間鍛造であることが好ましい。
具体的には、上記加圧圧縮は、300〜550℃の温度、9.8×10kN〜88.2×10kNの圧力条件下で行うことが好ましい。
こうして、鋳造ビレット4が加圧圧縮され、その後、冷却されることにより、円柱状の鍛造ビレット10が得られる。
ここで、上記冷却は、急冷することが好ましい。
ここで、本実施形態に係る鍛造ビレット10は、加圧圧縮において、下記式を満たす。
A/B1(B)>2
式中、Aは、鋳造ビレットの軸方向の高さH1を意味し、B1(B)は、鍛造ビレットの軸方向の高さH2を意味する(図2参照)。
上記A/B1(B)(以下「鍛錬比」という。)は、3以上であることが好ましく、4以上であることがより好ましい。
鍛錬比が2以下であると、金属結晶粒子の粒径が不均一となる場合がある。
なお、参考までに、図3にA2014系の軽合金を用いた鍛錬比と引張強さ、及び、鍛錬比と延びの関係をグラフで示す。図3中、L方向とは、鍛造ビレット10の軸方向を意味し、ST方向とは、鍛造ビレット10の厚さ方向を意味する。
図3に示すように、鍛錬比を大きくするほど鍛錬効果(引張り強さ、伸び)は向上し、均質で機械的性質や健全性に優れた製品が得られる。
本実施形態に係る鍛造ビレット10は、車両のホイール製造用、航空機用車輪のホイール製造用等に好適に用いられる。
次に、本実施形態に係るホイールについて説明する。
図4の(a)は、本実施形態に係るホイールを示す正面図であり、(b)は、(a)のI−I'断面図である。
本実施形態に係るホイール3は、ディスク部6と、該ディスク部6の先端に連結しディスク部6の面方向に延設された外リム部7と、ディスク部6の先端に連結しディスク部6の面とは垂直方向に立設された内リム部8と、を備える。
また、ディスク部6は、円盤状のハブ部6aと、該ハブ部6aから放射Y字状に延びるスポーク部11と、を備える。すなわち、上記ホイール3においては、スポーク部11の先端に外リム部7と内リム部8とが連結されている。
ハブ部6aは、表面が緩やかに湾曲した曲面を有する円盤状になっており、ホイール3をボルトで車軸に固定する際のボルトを挿入するためのバルブ穴6bが設けられている。
また、隣合うスポーク部11同士の間は、孔9が設けられている。
鋳造ビレット4に対するホイール3の鍛錬比(以下便宜的に「全鍛錬比」という。)は3.5以上であることが好ましく、4以上であることがより好ましい。この場合、金属結晶粒子の粒径がより微粒化される。
ここで、全鍛錬比とは、上述した鋳造ビレット4に対する鍛造ビレット10の鍛錬比に、鍛造ビレット10に対するホイール3の鍛錬比を乗じたものである。すなわち、全鍛錬比は、「鋳造ビレット4の高さH1」÷「ホイール3の高さH3」で表される値である。なお、ホイール3の高さH3は、図4の(b)に示す。
上記ホイール3においては、ディスク部6、外リム部7及び内リム部8から選ばれる少なくとも1つの部分の金属結晶粒子の粒径が5〜15μmであることがより好ましい。また、ディスク部6、外リム部7及び内リム部8の金属結晶粒子の粒径がいずれも5〜15μmであることがより一層好ましい。なお、本発明において、粒径とは金属結晶粒子の直径が最大のものの値をさす。
上記ホイール3の引張り強度は、300〜400MPaであることが好ましい。なお、引張り強度は、JIS Z 2241に準じて測定した値である。
上記ホイール100の耐力は、280〜380MPaであることが好ましい。なお、耐力は、JIS Z 2241に準じて測定した値である。
上記ホイール100の伸度は、10〜20%であることが好ましい。なお、伸度は、JIS Z 2241に準じて測定した値である。
上記ホイール100のブリネル硬度は、90〜130HBであることが好ましい。なお、ブリネル硬度は、JIS Z 2243に準じて測定した値である。
本発明のホイールは、上述した鍛造ビレットを成形鍛造してディスク部6、外リム部7及び内リム部8を製造するので、機械的強度が優れ、且つ機械的強度が均一なものとなる。
また、ディスク部6、外リム部7及び内リム部8は、一体となっているので、ホイール3は、機械的強度がより優れ、且つ機械的強度がより均一なものとなる。
次に、ホイール3の製造方法について説明する。
ホイール3は、上述した鍛造ビレット10を公知の方法に基づいて、金型で成形鍛造して得られる。
図5は、本実施形態に係る鍛造ビレットからホイールへの製造過程を示す概略図である。
図5に示すように、鍛造ビレットからホイールへの製造過程においては、成形鍛造工程と、仕上工程とを備える。
また、成形鍛造工程は、第1成形鍛造21、第2成形鍛造22、第3成形鍛造23を備える。すなわち、第1成形鍛造21、第2成形鍛造22、第3成形鍛造23及び図示しない仕上工程を経ることにより、鍛造ビレット10がホイール3となる。
第1成形鍛造21、第2成形鍛造22及び第3成形鍛造23の具体的な方法としては、回転鍛造、閉塞鍛造、自由鍛造、型鍛造、半閉塞鍛造が挙げられる。なお、型鍛造にはプレス鍛造、ハンマー鍛造が含まれる。また、鍛造ビレット10を一定角度回転させ一部を加圧する操作を繰り返す部分鍛造も利用できる。
これらの中でも、第1成形鍛造21、第2成形鍛造22及び第3成形鍛造23は、いずれも閉塞鍛造であることが好ましい。この場合、機械的強度がより均一なホイール3を製造することが可能となる。
また、このときの加工条件は、熱間鍛造、温間鍛造、冷間鍛造、等温鍛造のいずれであってもよい。
これらの成形鍛造は、300℃以上の温度、好ましくは300〜550℃の温度、9.8×10kN〜88.2×10kNの圧力で施すことが好ましい。
上述したような鍛造を施すことにより、鍛造ビレット10が成形鍛造され、その後、冷却されることにより、ホイール3が得られる。
ここで、上記冷却は、ファン等で急冷することが好ましい。
上記仕上工程としては、スピニング加工、孔開け加工、切削加工等の機械加工が挙げられる。
ここで、スピニング加工は、プレホイール100aの予備部材5を絞り込むことによって、リム部の成形する加工であり、穴開け加工は、マジニングセンターで、プレホイール100aに穴を開け、模様を形成する加工であり、切削加工は、旋盤で、プレホイール100aの周囲を削り、リム部を形成する加工である。
図5に示すように、上述した成形鍛造工程によりプレホイール3a(ホイール)が得られる。かかるプレホイール3aは、周縁に立設された予備部材5を備える。
スピニング加工においては、予備部材5に対して、スピンさせながら、一部を絞り込むことにより、プレホイール3aの面方向に延設された外リム部(アウターリム)7と、プレホイール100aの周縁に垂直方向に立設された内リム部(インナーリム)8と、が形成される。このとき、仕上げしろを同時に形成してもよい。
そして、外リム部7と内リム部8とが形成されたプレホイール100aに対して、穴開け加工又は切削加工が施され、穴9が形成されたホイール100が得られる。このため、ホイール100の軽量化が可能となり、また、凹凸や穴等を形成することにより、デザイン性に優れるホイール100となる。なお、必要に応じて、塗装等を施してもよい。
こうして、本実施形態に係るホイール100が得られる。
ホイール3は、例えば、車両用、航空機用車輪等の用途に好適に用いられる。特に、車両用に用いると、自動車を軽量化できるので、ガソリン等による環境負荷を低減でき、低コスト化も可能である。
[第2実施形態]
図6の(a)は、本発明に係る鍛造ビレットの第2実施形態を示す断面図である。
図6の(a)に示すように、本実施形態に係る鍛造ビレット10aは、円柱状の本体部1と、該本体部1の一方の面に連続する逆円錐台状の凹凸部2aとを備える。すなわち、本実施形態に係る鍛造ビレット10aは、凹凸部2aを備える点で第1実施形態に係る鍛造ビレット10と相違する。
鍛造ビレット10aは、鋳造ビレットを製造する際に、凹凸部2aが形成されるような型を作り、その後、加圧圧縮することにより製造されてもよく、上述した鍛造ビレット10の下部を切削加工して凹凸部2aを形成することにより製造されてもよい。なお、かかる加圧圧縮の条件は、上述した第1実施形態に係る鍛造ビレット10を製造する際の加圧圧縮の条件と同様である。
鍛造ビレット10aは、鍛流線を有し、上述したことと同様に、加圧圧縮において、下記式を満たす。
A/B2(B)>2
式中、Aは、鋳造ビレットの軸方向の高さH1を意味し、B2(B)は、鍛造ビレット10aの軸方向の高さH4を意味する。
上記A/B2(B)(鍛錬比)は、3以上であることが好ましく、4以上であることがより好ましい。
鍛錬比が2以下であると、金属結晶粒子の粒径が不均一となる場合がある。
鍛造ビレット10aは、成形鍛造されることによりホイールが得られる。
図7の(a)は、本実施形態に係る鍛造ビレットが成形鍛造される状態を模式的に示す断面図である。
図7の(a)に示すように、鍛造ビレット10aは、下金型51により、成形鍛造される場合、凹凸部2aは、下金型51に当接した後、鍛造ビレット10aの面方向に放射状に延転することになる。このため、延転された部分(例えば、ハブ部)は、金属組織が微細化されることになり、得られるホイールの機械的強度が向上すると共に、金属組織の金属結晶粒子の粒径が均一化される。
したがって、本実施形態に係る鍛造ビレット10aによれば、引き延ばされる予定の部分に凹凸部2aを設けることにより、機械的強度がより優れ、金属組織の金属結晶粒子の粒径がより均一なホイールが得られる。
[第3実施形態]
図6の(b)は、本発明に係る鍛造ビレットの第3実施形態を示す断面図である。
図6の(b)に示すように、本実施形態に係る鍛造ビレット10bは、円柱状の本体部1と、該本体部1の一方の面に連続する内壁がテーパー状になったリング状の凹凸部2bとを備える。すなわち、本実施形態に係る鍛造ビレット10bは、凹凸部2bを備える点で第1実施形態に係る鍛造ビレット10と相違する。
鍛造ビレット10bは、鋳造ビレットを製造する際に、凹凸部2bが形成されるような型を作り、その後、加圧圧縮することにより製造されてもよく、上述した鍛造ビレット10の下部を切削加工して凹凸部2bを形成することにより製造されてもよい。なお、かかる加圧圧縮の条件は、上述した第1実施形態に係る鍛造ビレット10を製造する際の加圧圧縮の条件と同様である。
鍛造ビレット10bは、鍛流線を有し、上述したことと同様に、加圧圧縮において、下記式を満たす。
A/B3(B)>2
式中、Aは、鋳造ビレットの軸方向の高さH1を意味し、B3(B)は、鍛造ビレット10bの軸方向の高さH5を意味する。
上記A/B3(B)(鍛錬比)は、3以上であることが好ましく、4以上であることがより好ましい。
鍛錬比が2以下であると、金属結晶粒子の粒径が不均一となる場合がある。
鍛造ビレット10bは、成形鍛造されることによりホイールが得られる。
図7の(b)は、本実施形態に係る鍛造ビレットが成形鍛造される状態を模式的に示す断面図である。
図7の(b)に示すように、鍛造ビレット10bは、下金型51により、成形鍛造される場合、凹凸部2bは、下金型51に当接した後、鍛造ビレット10bの面方向の内側に向かって延転することになる。このため、延転された部分(例えば、ハブ部)は、金属組織が微細化されることになり、得られるホイールの機械的強度が向上すると共に、金属組織の金属結晶粒子の粒径が均一化される。
したがって、本実施形態に係る鍛造ビレット10bによれば、引き延ばされる予定の部分に凹凸部2bを設けることにより、機械的強度がより優れ、金属組織の金属結晶粒子の粒径がより均一なホイールが得られる。
[第4実施形態]
図6の(c)は、本発明に係る鍛造ビレットの第4実施形態を示す断面図である。
図6の(c)に示すように、本実施形態に係る鍛造ビレット10cは、円柱状の本体部1と、該本体部1の一方の面に連続する内壁がテーパー状になり、外側が段差になったリング状の凹凸部2cとを備える。すなわち、本実施形態に係る鍛造ビレット10cは、凹凸部2cを備える点で第1実施形態に係る鍛造ビレット10と相違する。
鍛造ビレット10cは、鋳造ビレットを製造する際に、凹凸部2cが形成されるような型を作り、その後、加圧圧縮することにより製造されてもよく、上述した鍛造ビレット10の下部を切削加工して凹凸部2cを形成することにより製造されてもよい。なお、かかる加圧圧縮の条件は、上述した第1実施形態に係る鍛造ビレット10を製造する際の加圧圧縮の条件と同様である。
鍛造ビレット10cは、鍛流線を有し、上述したことと同様に、加圧圧縮において、下記式を満たす。
A/B4(B)>2
式中、Aは、鋳造ビレットの軸方向の高さH1を意味し、B4(B)は、鍛造ビレット10cの軸方向の高さH6を意味する。
上記A/B4(B)(鍛錬比)は、3以上であることが好ましく、4以上であることがより好ましい。
鍛錬比が2以下であると、金属結晶粒子の粒径が不均一となる場合がある。
鍛造ビレット10cは、成形鍛造されることによりホイールが得られる。
図7の(c)は、本実施形態に係る鍛造ビレットが成形鍛造される状態を模式的に示す断面図である。
図7の(c)に示すように、鍛造ビレット10cは、下金型51により、成形鍛造される場合、凹凸部2cは、下金型51に当接した後、鍛造ビレット10cの面方向の内側に向かって延転することになる。このため、延転された部分(例えば、ハブ部)は、金属組織が微細化されることになり、得られるホイールの機械的強度が向上すると共に、金属組織の金属結晶粒子の粒径が均一化される。
したがって、本実施形態に係る鍛造ビレット10cによれば、引き延ばされる予定の部分に凹凸部2cを設けることにより、機械的強度がより優れ、金属組織の金属結晶粒子の粒径がより均一なホイールが得られる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係る鍛造ビレットは、円柱状の鋳造ビレット4から鍛造ビレット10を製造しているが、単に加圧圧縮する方法に限定されない。
図8は、本発明に係る鍛造ビレットの製造方法の一例を模式的に示す断面図である。
図8に示すように、鍛造ビレット10の製造方法においては、鋳造ビレット4を加圧圧縮により、レンズ型ビレット4aとし、続いて、これを加圧圧縮により、逆レンズ型ビレット4bとした後、円柱状の鍛造ビレット10としてもよい。この場合、機械的強度がより均一となり、機械的強度がより一層向上する。
本実施形態に係る鍛造ビレットは、鋳造ビレットを軸方向に加圧圧縮して製造しているが、加圧圧縮は、軸方向に限定されるものではない。例えば、横方向であってもよい。すなわち、A/B(鍛錬比)は、Aが鋳造ビレットの加圧される方向の長さを示し、Bが鍛造ビレットの加圧された方向の長さを示すことになる。なお、軸方向及び横方向に加圧圧縮した場合は、軸方向に基づく加圧圧縮の値と、横方向に基づく加圧圧縮の値との和が鍛錬比になる。
本実施形態に係るホイールにおいて、スポーク部11の形状はY字状となっているが、これに限定されるものではない。扇状やX字状であってもよい。
上記ホイールにおいて、該ホイールを製造する際の成形鍛造は、第1成形鍛造21、第2成形鍛造22及び第3成形鍛造23の3回を備えているが、成形鍛造の回数は、1回であってもよく、複数回であってもよい。
上記ホイールにおいては、ホイール3の周縁に立設された予備部材5を設け、これを外リム部7、内リム部8に加工している。すなわち、上記ホイールの製造方法においては、ホイール3と予備部材5とが一体化したものを用いているが、予備部材は別途に製造し、ホイールに装着させてもよい。
予備部材を別途製造する場合、鍛造圧を軽減することができる。また、この場合、鍛造ビレット10の高さが低くなるから鍛錬比を大きくできるという利点もある。
具体的には、以下の製造方法が挙げられる。
(a)ディスク部を単体で作り、更に外リム部と内リム部を一体に形成したリム部を単体で作成してこれらのそれぞれに円環状の取着座を設けておき複数のボルトとナットで結合する。
(b)ディスク部を単体で作り、外リム部と内リム部を別々に作り上記と同じ要領で一体化する。
(c)ディスク部を作るとき外リム部を一体に成形し、別途作成された内リム部を複数のボルトとナットで結合する。
(d)ディスク部を作るとき内リム部を一体に成形し、別途作成された外リム部を複数のボルトとナットで結合する。
(e)ディスク部を作るとき外リム部と内リム部を予備部材として一体に成形する。
なお、結合方法は、ボルトとナット以外にも、摩擦圧接、螺着、リベット締め又はカシメ部材を備えたハックボルト等が利用できる。
本発明のホイールの製造方法によれば、機械的強度が優れ、且つ機械的強度が均一なホイールを製造することができる。
得られるホイールは、車両用、航空機用車輪等の用途に好適に用いられる。特に、車両用に用いると、自動車を軽量化できるので、ガソリン等による環境負荷を低減でき、低コスト化も可能となる。
図1は、本発明に係る鍛造ビレットの第1実施形態を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る鍛造ビレットと、加圧圧縮前における鋳造ビレットを示す断面図である。 図3は、A2014系の軽合金を用いた前鍛錬比と引張強さ、及び、前鍛錬比と延びの関係を示すグラフである。 図4の(a)は、本実施形態に係るホイールを示す正面図であり、(b)は、(a)のI−I'断面図である。 図5は、本実施形態に係る鍛造ビレットからホイールへの製造過程を示す概略図である。 図6の(a)は、本発明に係る鍛造ビレットの第2実施形態を示す断面図であり、(b)は、本発明に係る鍛造ビレットの第3実施形態を示す断面図であり、(c)は、本発明に係る鍛造ビレットの第4実施形態を示す断面図である。 図7の(a)は、本実施形態に係る鍛造ビレットが成形鍛造される状態を模式的に示す断面図であり、(b)は、本実施形態に係る鍛造ビレットが成形鍛造される状態を模式的に示す断面図であり、(c)は、本実施形態に係る鍛造ビレットが成形鍛造される状態を模式的に示す断面図である。 図8は、本発明に係る鍛造ビレットの製造方法の一例を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1・・・本体部
2a,2b,2c・・・凹凸部
3・・・ホイール
3a・・・プレホイール
4・・・鋳造ビレット
4a・・・レンズ型ビレット
4b・・・逆レンズ型ビレット
5・・・予備部材
6・・・ディスク部
6a・・・ハブ部
6b・・・バルブ穴
7・・・外リム部
8・・・内リム部
9・・・孔
10,10a,10b,10c・・・鍛造ビレット
11・・・スポーク部
21・・・第1成形鍛造
22・・・第2成形鍛造
23・・・第3成形鍛造
51・・・下金型
H1,H2,H3,H4,H5,H6・・・高さ

Claims (11)

  1. 軽金属合金を溶融鋳造して鋳造ビレットとし、該鋳造ビレットを一方向又は多方向に加圧圧縮してなる鍛造ビレットであって、
    鍛流線を有し、且つ下記式を満たす鍛造ビレット。
    A/B>2
    (式中、Aは、鋳造ビレットの加圧圧縮される方向の長さを示し、Bは、鍛造ビレットの加圧圧縮された方向の長さを示す。)
  2. 金属結晶粒子の平均粒子径が30μm以下である請求項1記載の鍛造ビレット。
  3. 円柱状の本体部と、該本体部の一方の面に連続する凹凸部とを備える請求項1記載の鍛造ビレット。
  4. 前記加圧圧縮が、閉塞鍛造によるものである請求項1記載の鍛造ビレット。
  5. 前記加圧圧縮が300〜550℃の温度、9.8×10kN〜88.2×10kNの圧力条件下で施される請求項1記載の鍛造ビレット。
  6. 車両のホイール製造用である請求項1記載の鍛造ビレット。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の鍛造ビレットを金型で成形鍛造して得られるホイール。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の鍛造ビレットを金型で成形鍛造した後、切削加工を施して得られるホイール。
  9. ディスク部と、外リム部と、内リム部と、を備えるマルチピースのホイールにおいて、
    前記ディスク部、前記外リム部及び前記内リム部から選ばれる少なくとも1つの部分が、請求項1〜6のいずれか一項に記載の鍛造ビレットから製造されたものであるホイール。
  10. 前記ディスク部、前記外リム部及び前記内リム部から選ばれる少なくとも1つの部分の金属結晶粒子の粒径が5〜15μmである請求項9記載のホイール。
  11. 前記ディスク部、前記外リム部及び前記内リム部が、一体となっている請求項9記載のホイール。
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