JP2010130803A - 多相交流モータ及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

多相交流モータ及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バスバーにおける電流密度が過剰に大きくなることを防ぎつつ軽量化することが可能なモータ及び電動パワーステアリング装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のモータ10では、各バスバー31,32,33の中継電路部31A,32A,33Aのうち幹電路部31B,32B,33Bから中継電路部31A,32A,33Aの端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分の幅を、幹電路部31B,32B,33Bから中継電路部31A,32A,33Aの端部に向かうに従って末端電路部を越える毎に、末端電路部の単位幅w分ずつ狭くした。これにより、中継電路部31A,32A,33Aにおける電流密度が過大になることを防いでほぼ一定にすることができかつ、バスバー31,32,33、ひいてはモータ10の軽量化を図ることができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、モータ駆動回路に接続されて多相交流を受電する多相分の複数のバスバーを備えた多相交流モータ及び電動パワーステアリング装置に関する。
従来この種の多相交流モータにおいて、多相分の各バスバーは、ステータの周方向に沿って延びた一定幅の中継電路部のうち、ステータの周方向における複数位置から分岐した複数の末端電路部と、中継電路部の1箇所に設けられた幹電路部とを備えている。複数の各末端電路部には、ステータに巻回されたコイルの端末部が接続され、幹電路部にはモータ駆動回路が接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−299287号公報([0024]〜[0026]、第7図)
ところで、多相交流モータは更なる軽量化が望まれており、金属部品であるバスバーの軽量化は有効であると考えられる。しかしながら、例えば、バスバーにおける中継電路部の幅を、単にその両端部間で画一的に狭めただけでは、中継電路部のうち幹電路部に近い部分で電流密度が過剰に大きくなるという問題が起こり得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、バスバーにおける電流密度が過大になることを防ぎつつ軽量化することが可能なモータ及び電動パワーステアリング装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る多相交流モータ(10)は、モータ駆動回路(43)に接続されて多相交流を受電する多相分の複数のバスバー(31,32,33)を、ステータ(12)の一端部に配置すると共に、ステータ(12)の周方向に並べられた複数のコイル(C1〜C12)の端末を所定のバスバー(31,32,33)に接続した多相交流モータ(10)において、各バスバー(31,32,33)には、ステータ(12)の周方向に沿って延びた中継電路部(31A,32A,33A)と、中継電路部(31A,32A,33A)のうちステータ(12)の周方向における複数位置から分岐し、先端にコイル(C1〜C12)の端末部が接続された複数の末端電路部(31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4)と、中継電路部(31A,32A,33A)の1箇所に設けられ、モータ駆動回路(43)に接続される幹電路部(31B,32B,33B)とが備えられ、中継電路部(31A,32A,33A)のうち幹電路部(31B,32B,33B)から中継電路部(31A,32A,33A)の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分の幅を、幹電路部(31B,32B,33B)から中継電路部(31A,32A,33A)の端部に向かうに従って末端電路部を越える毎に徐々に狭くしたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の多相交流モータ(10)において、末端電路部(31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4)の幅を統一し、中継電路部(31A,32A,33A)のうち幹電路部(31B,32B,33B)から中継電路部(31A,32A,33A)の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分では、それら複数の末端電路部の数を特定整数n、末端電路部の幅を単位幅wとした場合、幹電路部(31B,32B,33B)とその幹電路部(31B,32B,33B)から最も近い末端電路部(31C2,31C3,32C2,33C2)との間の中継電路部(31A,32A,33A)の幅Wnを、Wn=w×n、とし、幹電路部(31B,32B,33B)からm番目に近い末端電路部とm+1番目に近い末端電路部との間の中継電路部(31A,32A,33A)の幅Wmを、Wm=w×(n−m)、としたところに特徴を有する。
請求項3の発明に係る多相交流モータ(10)は、モータ駆動回路(43)に接続されて多相交流を受電する多相分の複数のバスバー(31,32,33)を、ステータ(12)の一端部に配置すると共に、ステータ(12)の周方向に並べられた複数のコイル(C1〜C12)の端末を所定のバスバー(31,32,33)に接続した多相交流モータ(10)において、各バスバー(31,32,33)には、ステータ(12)の周方向に沿って延びた中継電路部(31A,32A,33A)と、中継電路部(31A,32A,33A)のうちステータ(12)の周方向における複数位置から分岐し、先端にコイル(C1〜C12)の端末部が接続された複数の末端電路部と、中継電路部(31A,32A,33A)の1箇所に設けられ、モータ駆動回路(43)に接続される幹電路部(31B,32B,33B)とが備えられ、中継電路部(31A,32A,33A)のうち幹電路部(31B,32B,33B)から中継電路部(31A,32A,33A)の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分の断面積を、幹電路部(31B,32B,33B)から中継電路部(31A,32A,33A)の端部に向かうに従って末端電路部を越える毎に徐々に小さくしたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の多相交流モータ(10)において、末端電路部の断面積を統一し、中継電路部(31A,32A,33A)のうち幹電路部(31B,32B,33B)から中継電路部(31A,32A,33A)の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分では、それら複数の末端電路部の数を特定整数n、末端電路部の断面積を単位断面積sとした場合、幹電路部(31B,32B,33B)とその幹電路部(31B,32B,33B)から最も近い末端電路部との間の中継電路部(31A,32A,33A)の断面積Snを、Sn=s×n、とし、幹電路部(31B,32B,33B)からm番目に近い末端電路部とm+1番目に近い末端電路部との間の中継電路部(31A,32A,33A)の断面積Smを、Sm=s×(n−m)、としたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の多相交流モータ(10)において、多相交流は3相交流であり、3相分の3つのバスバー(31,32,33)と各相毎の複数のコイル(C1〜C12)とでデルタ結線回路が構成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1乃至5の何れかに記載の多相交流モータ(10)を駆動源として備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
上記のように構成した請求項1に係る多相交流モータでは、バスバーの中継電路部のうち、幹電路部から中継電路部の端部までの間に複数の末端電路部を有した部分では、幹電路部から中継電路部の端部に向かうに従って末端電路部を超える毎に、流れる電流が減少する。そこで、本願発明では、中継電路部の幅を、幹電路部から中継電路部の端部に向かうに従って末端電路部を超える毎に徐々に狭くしたので、中継電路部における電流密度が過大になることを防ぎつつ、バスバー、ひいては多相交流モータの軽量化を図ることが可能になる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、中継電路部のうち幹電路部から中継電路部の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分では、幹電路部とその幹電路部から最も近い末端電路部との間の中継電路部の幅(Wn)が最大となり、幹電路部から中継電路部の端部に向かうに従って末端電路部を超える毎に、末端電路部の単位幅w分ずつ、中継電路部の幅が減少する。
[請求項3の発明]
上記のように構成した請求項3に係る多相交流モータによれば、バスバーの中継電路部のうち、幹電路部から中継電路部の端部までの間に複数の末端電路部を有した部分では、幹電路部から中継電路部の端部に向かうに従って末端電路部を超える毎に流れる電流が減少するので、これに対応して、中継電路部の断面積を、幹電路部から中継電路部の端部に向かうに従って末端電路部を超える毎に徐々に小さくすれば、中継電路部における電流密度が過大になることを防ぎつつ、バスバー、ひいては多相交流モータの軽量化を図ることができる。ここで、中継電路部の断面積を幹電路部と中継電路部の端部との間で変化させる場合には、中継電路部の幅を一定にして肉厚を変化させてもよいし、中継電路部の幅と肉厚を両方変化させてもよい。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、中継電路部のうち幹電路部から中継電路部の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分では、幹電路部とその幹電路部から最も近い末端電路部との間の中継電路部の断面積(Sn)が最大となり、幹電路部から中継電路部の端部に向かうに従って末端電路部を超える毎に、末端電路部の単位断面積s分ずつ、中継電路部の断面積が減少する。
[請求項5の発明]
前記多相交流は請求項5の発明のように3相交流としてもよいし、3相以外の多相交流でもよい。また、請求項5の発明のように、3相分の3つのバスバーと各相毎の複数のコイルとでデルタ結線回路を構成してもよいしスター結線回路を構成してもよい。
[請求項6の発明]
請求項6の電動パワーステアリング装置によれば、請求項1乃至5の何れかに記載の多相交流モータを駆動源として備えているので、軽量化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。本実施形態の多相交流モータ10(以下、単に「モータ10」という)は、三相交流ブラシレスモータであって、図1に示すように筒形ハウジング11の内部にステータ12を備え、そのステータ12の内側にローター13を回転可能に備えている。
ローター13は、ローターヨーク16の外周面に複数(例えば8個)の界磁用のセグメント磁石17を固定してなる。ローターヨーク16は、例えば複数の珪素鋼板を積層してなる円筒状のヨーク本体18の中心にローターシャフト19が貫通した構造になっている。
ステータ12は、ステータコア14とその周方向に並べられた複数のコイルC1〜C12とから構成されている。即ち、ステータコア14の内面からは、複数(例えば12個)のティース15が内側に向かって突出しており、それら各ティース15にワイヤ50(図4参照)を巻回して12個のコイルC1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8,C9,C10,C11,C12が構成されている。
図4に示すように、各コイルC1〜C12の端末部(ワイヤ50)は、ステータコア14の一端側に集められている。そして、ステータコア14のうちコイルC1〜C12の端末部を集めた側の端部には、図2に示すように、3つのバスバー31,32,33が備えられている。以下、バスバー31,32,33を区別する場合には、「第1のバスバー31」、「第2のバスバー32」、「第3のバスバー33」という。
3つのバスバー31,32,33は、板金製であり、ステータ12の周方向に沿って屈曲しつつ延びた帯板状の中継電路部31A,32A,33Aと、中継電路部31A,32A,33Aのうちステータ12の周方向における複数位置から分岐した複数(本実施形態では、4つ)の末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4と、中継電路部31A,32A,33Aの1箇所から分岐した1つの幹電路部31B,32B,33Bとを一体に備えている。各バスバー31,32,33における中継電路部31A,32A,33Aと末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4の肉厚は同一となっている。3つのバスバー31,32,33に備えられた合計12個の末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4が、ステータ12の周方向で均等配置されるように、3つのバスバー31,32,33は互いに120度ずつずらして配置されており、中継電路部31A,32A,33Aの一部がステータ12の径方向で互いに重なった状態になっている。
各バスバー31,32,33に備えた幹電路部31B,32B,33Bは、各中継電路部31A,32A,33Aからステータ12より離れる側(図2の紙面手前側)に突出している(図3参照)。幹電路部31B,32B,33Bは途中で外側に向かってクランク状に折れ曲がっている。幹電路部31B,32B,33Bは、先端部分が他の部分に比べて幅広になっており、先端部分以外の他の部分は一定の幅となっている。また、先端部分には長孔35が貫通形成されている(図3参照)。
各バスバー31,32,33の幹電路部31B,32B,33Bは、ステータ12の周方向における1箇所で横並びに近接配置されている。詳細には、第1のバスバー31の幹電路部31Bは、中継電路部31Aの長手方向(ステータ12の周方向)における中間位置から起立している。第1のバスバー31に対してステータ12の周方向の一方側及び他方側にそれぞれ120度ずらして配置された第2及び第3のバスバー32,33は、幹電路部32B,33Bが、中継電路部32A,33Aの長手方向の両端部のうち第1のバスバー31の幹電路部31Bに近い側の端部からそれぞれ起立している。また、幹電路部32B,33Bは、途中で第1のバスバー31の幹電路部31Bに近づくように直角に曲がっている。なお、第2のバスバー32と第3のバスバー33とは、対称な形状となっており(図2及び図3参照)、例えば、共通の打抜き型で打ち抜かれた同一形状の板金に対して、幹電路部、中継電路部及び末端電路部を、互いに逆向きに曲げ加工をすることで成形することができる。
モータ10の筒形ハウジング11の一端部にはコネクタ部19A(図7参照)が備えられており、このコネクタ部19Aを構成する角筒(図示せず)の内側に各バスバー31,32,33の幹電路部31B,32B,33Bの先端部が突出して配置されている。
各バスバー31,32,33に備えられた各4つの末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4は、中継電路部31A,32A,33Aからステータ12より離れる側に突出しかつ筒形ハウジング11の周壁に向けて直角曲げされている(図3参照)。図2に示すように、末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4には、先端部を縦割りにしたスリット36が形成されている。また、末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4の幅は全て統一されている。
上述した3つのバスバー31,32,33は、ステータコア14のうちコイルC1〜C12の端末を集めた側の端部に装着されたバスバーホルダー20によって保持されている(図4参照)。
図2に示すように、バスバーホルダー20は、ステータコア14に対応した環状構造なしており、3つのバスバー31,32,33を互いに絶縁状態にして保持している。
詳細には、バスバーホルダー20は、同心の内側環状壁24と外側環状壁25の一端部同士を環状底壁26で連絡して、ステータコア14とは反対側に開放した環状溝形構造をなしており(図4参照)、内側環状壁24と外側環状壁25と環状底壁26とで囲まれた環状凹所23に3つのバスバー31,32,33を受容している。
バスバーホルダ20を周方向で12等分した位置には、外側環状壁25を内側環状壁24に向かって凹ませた側面凹部27(図2及び図5参照)が形成されており、ステータ12の一端側に集められたコイルC1〜C12の端末部(ワイヤ50)が、これら12箇所の側面凹部27に1つずつ通されている。また、12箇所の側面凹部27と、3つのバスバー31,32,33に備えた合計12個の末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4の先端部とがステータ12の軸方向で一致しており(図2及び図5参照)、コイルC1〜C12の端末部が各末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4のスリット36内に配された状態で溶接されている。
バスバーホルダー20の環状凹所23のうち、側面凹部27が形成された部分は、内側環状壁24と外側環状壁25との間隔が狭まった狭窄部となっており、それら各狭窄部には、それぞれ絶縁壁28が設けられている。絶縁壁28は環状底壁26から起立しかつ、内側環状壁24と外側環状壁25とに径方向で対向している。
そして、3つのバスバー31,32,33は、中継電路部31A,32A,33Aが内側環状壁24と絶縁壁28との間又は、絶縁壁28と外側環状壁25との間に板厚方向で挟持されることで、バスバーホルダ20に保持されている。
中継電路部31Aのうち4つの末端電路部31C1〜31C4が突出して内側環状壁24と絶縁壁28との間に挟持された部分及び、中継電路部33Aのうち末端電路部33C3,33C4が突出して内側環状壁24と絶縁壁28との間に挟持された部分には、図6に示すように内側環状壁24側に突出した係止突起37が形成され、係止突起37が内側環状壁24に形成された係止段差部29に係止している。
図3に示すように、バスバーホルダー20は、その周方向の複数位置からステータコア14に向かって位置決め突片21と係止突片22とが延びている。図5に示すように、位置決め突片21及び係止突片22はそれぞれ3つずつ備え、バスバーホルダー20を周方向で6等配した位置に交互に配設されている。そして、位置決め突片21がステータコア14の一端側外周面に形成された位置決め用縦溝14M(図4参照)に挿入されてバスバーホルダー20が周方向で位置決めされている。また、係止突片22は所謂、スナップフィットであって、その先端部に備えた係止爪がステータコア14の一端側外周面に係止している。
このバスバーホルダー20に保持された3つのバスバー31,32,33により、ステータコア14に備えた12個のコイルC1,C2,C3,・・・が結線されて、図8に示す三相のモータ回路190が構成されている。
モータ回路190を説明する前に、モータ10を駆動制御するためのモータ駆動制御回路40について説明する。図7に示すように、モータ駆動制御回路40は、モータ駆動回路43とモータ制御回路44とを備えてなる。モータ駆動制御回路40は直流電源92に接続されており、モータ10(モータ回路190)とモータ駆動制御回路40(詳細には、モータ駆動回路43)との間は、双方に備えたコネクタ19A,40Aにて接続されている。
モータ制御回路44は、図示しないCPU及びメモリを備え、そのメモリに記憶されたプログラムを実行して、モータ駆動回路43のスイッチ群UH,UL,VH,・・・をオンオフ制御する。
モータ駆動回路43は、直流電源92の正極と負極(GND)との間に、第1〜第3の相回路43V,43U,43Wを備えた三相ブリッジ回路になっている。
第1の相回路43Vには、上段側のスイッチVHと下段側のスイッチVLとが直列接続して備えられかつ、それらの共通接続点から第1の給電ライン42Vが延びている。この第1の給電ライン42Vは、コネクタ19A,40Aを介してモータ10(モータ回路190)のうち第1のバスバー31の幹電路部31Bに接続されている。
第2の相回路43Uには、上段側のスイッチUHと下段側のスイッチULとが直列接続して備えられかつ、それらの共通接続点から第2の給電ライン42Uが延びている。この第2の給電ライン42Uは、コネクタ19A,40Aを介してモータ10(モータ回路190)のうち第2のバスバー32の幹電路部32Bに接続されている。
第3の相回路43Wには、上段側のスイッチWHと下段側のスイッチWLとが直列接続して備えられかつ、それらの共通接続点から第3の給電ライン42Wが延びている。この第3の給電ライン42Wは、コネクタ19A,40Aを介してモータ10(モータ回路190)のうち第3のバスバー33の幹電路部33Bに接続されている。
図7に示すように、モータ回路190は、第1〜第3の相巻線191,192,193を環状に結線した、所謂、デルタ結線回路となっている。図8には、モータ回路190が詳細に示されており、同図に示すように、第1の相巻線191は、コイルC5とコイルC6の直列回路と、コイルC11とコイルC12の直列回路とを、第1のバスバー31と第2のバスバー32との間に並列接続した構成になっている。
第2の相巻線192は、コイルC1とコイルC2の直列回路と、コイルC7とコイルC8の直列回路とを、第1のバスバー31と第3のバスバー33との間に並列接続した構成となっている。
第3の相巻線193は、コイルC3とコイルC4の直列回路と、コイルC9とコイルC10の直列回路とを、第2のバスバー32と第3のバスバー33との間に並列接続した構成となっている。なお、直列回路を構成する1対のコイルは、それぞれ1本のワイヤ50から構成されている。
つまり、図9に示すように、モータ10(モータ回路190)における12個のコイルC1〜C12のうち、コイルC1,C6,C8,C11の端末部は、第1のバスバー31の4つの末端電路部31C1〜31C4に接続されており、コイルC3,C5,C10,C12の端末部は、第2のバスバー32の4つの末端電路部32C1〜32C4に接続されており、コイルC2,C4,C7,C9の端末は、第3のバスバー33の4つの末端電路部33C1〜33C4の何れかに接続されている。なお、図9では、説明の便宜のため、末端電路部と幹電路部とが中継電路部から相反する方向に突出するように図示してあるが、実際の突出方向は同一(ステータ12より離れる方向。図3,図4参照)である。
詳細には、第1のバスバー31のうち、幹電路部31Bから遠い位置の末端電路部31C1,31C4には、それぞれコイルC6,C1が接続され、幹電路部31Bに近い位置の末端電路部31C2,31C3には、それぞれコイルC8,C11が接続されている。
第2のバスバー32のうち、幹電路部32Bに最も近い位置の末端電路部32C1にはコイルC10が接続され、2番目に幹電路部32Bに近い末端電路部32C2にはコイルC12が接続され、3番目に幹電路部32Bに近い末端電路部32C3にはコイルC3が接続され、幹電路部32Bから最も遠い末端電路部32C4にはコイルC5が接続されている。
第3のバスバー33のうち、幹電路部33Bに最も近い末端電路部33C1にはコイルC9が接続され、2番目に幹電路部33Bに近い末端電路部33C2にはコイルC7が接続され、3番目に幹電路部33Bに近い末端電路部33C3にはコイルC4が接続され、幹電路部33Bから最も遠い末端電路部33C4にはコイルC2が接続されている。
ところで、本実施形態の各バスバー31,32,33における中継電路部31A,32A,33Aのうち、幹電路部31B,32B,33Bから中継電路部31A,32A,33Aの端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分の幅(断面積)は、幹電路部31B,32B,33Bから中継電路部31A,32A,33Aの端部に向かうに従って末端電路部を越える毎に徐々に小さくなっている。
詳細には、中継電路部31A,32A,33Aのうち幹電路部31B,32B,33Bから中継電路部31A,32A,33Aの端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分では、それら複数の末端電路部の数を特定整数n、末端電路部の幅を単位幅w、末端電路部の断面積を単位断面積sとした場合に、幹電路部31B,32B,33Bとその幹電路部31B,32B,33Bから最も近い末端電路部との間の中継電路部31A,32A,33Aの幅Wn及び断面積Snが、それぞれ、
Wn=w×n
Sn=s×n
、となり、幹電路部31B,32B,33Bからm番目に近い末端電路部とm+1番目に近い末端電路部との間の中継電路部31A,32A,33Aの幅Wm及び断面積Smが、それぞれ、
Wm=w×(n−m)
Sm=s×(n−m)
、となっている。
これを踏まえて、図8及び図9を参照しつつ各バスバー31,32,33について個別に説明すると、第1のバスバー31では、中継電路部31Aのうち末端電路部31C2が分岐した位置と末端電路部31C3が分岐した位置との中間位置から幹電路部31Bが分岐している。即ち、中継電路部31Aのうち幹電路部31Bから中継電路部31Aの一端部迄の間に「2つ」の末端電路部31C1,31C2を有しており、幹電路部31Bから中継電路部31Aの他端部迄の間に「2つ」の末端電路部31C3,31C4を有している。
そして、幹電路部31Bと、その幹電路部31Bから最も近い末端電路部31C2,31C3との間の中継電路部31Aの幅Wnが「2w」、断面積Snが「2s」となっており、幹電路部31Bから最も(1番目に)近い末端電路部31C2,31C3と2番目に近い末端電路部31C1,31C4との間の中継電路部31Aの幅Wm及び断面積Smがそれぞれ、末端電路部31C1〜31C4と同一の「w」及び「s」となっている。つまり、幹電路部31Bから中継電路部31Aの両端に向かい末端電路部31C2,31C3を越えたところで、中継電路部31Aの幅及び断面積が末端電路部31C1〜31C4の単位幅「w」及び単位断面積「s」分だけ減少している。
第2のバスバー32では、中継電路部32Aの末端電路部32C1が分岐した位置と末端電路部32C2が分岐した位置の中間位置から幹電路部32Bが分岐している。そして、中継電路部32Aのうち幹電路部32Bから中継電路部32Aの一端部との間に「3つ」の末端電路部32C2,32C3,32C4を有している。
それら3つの末端電路部32C2,32C3,32C4のうちで幹電路部32Bから最も近い末端電路部32C2と幹電路部32Bとの間の中継電路部32Aの幅Wnが「3w」、断面積Snが「3s」となっており、幹電路部32Bから最も(1番目に)近い末端電路部32C2と2番目に近い末端電路部32C3との間の中継電路部32Aの幅Wmが「2w」、断面積Snが「2s」となっており、幹電路部32Bから2番目に近い末端電路部32C3と3番目に近い末端電路部32C4との間の中継電路部32Aの幅Wmが「w」、断面積Snが「s」となっている。つまり、幹電路部32Bから中継電路部32Aの一端部に向かい末端電路部32C2,32C3を越える毎に、中継電路部32Aの幅及び断面積が、末端電路部32C1〜32C4の単位幅「w」及び単位断面積「s」分だけ減少している。
第3のバスバー33では、中継電路部33Aの末端電路部33C1が分岐した位置と末端電路部33C2が分岐した位置の中間位置から幹電路部33Bが分岐している。そして、中継電路部33Aのうち幹電路部33Bから中継電路部33Aの一端部との間に「3つ」の末端電路部33C2,33C3,33C4を有している。
それら3つの末端電路部33C2,33C3,33C4のうちで幹電路部33Bから最も近い末端電路部33C2と幹電路部33Bとの間の中継電路部33Aの幅Wnが「3w」、断面積Snが「3s」となっており、幹電路部33Bから最も(1番目に)近い末端電路部33C2と2番目に近い末端電路部33C3との間の中継電路部33Aの幅Wmが「2w」、断面積Smが「2s」となっており、幹電路部33Bから2番目に近い末端電路部33C3と3番目に近い末端電路部33C4との間の中継電路部33Aの幅Wmが「w」、断面積Smが「s」となっている。つまり、幹電路部33Bから中継電路部33Aの一端部に向かい末端電路部33C2,33C3を越える毎に、中継電路部33Aの幅及び断面積が末端電路部33C1〜33C4の単位幅「w」及び単位断面積「s」分だけ減少している。
次に本実施形態の作用及び効果を説明する。直流電源94の直流出力は、モータ駆動回路43におけるスイッチUH,VH,WH,・・・のオンオフにより3相交流電流に変換され、バスバー31,32,33を介してモータ回路190の各相巻線191,192,193に流される。
詳細には、モータ駆動制御回路40からバスバー31,32,33の幹電路部31B,32B,33Bへと流れ込んだ電流は、中継電路部31A,32A,33Aを流れて、それぞれ4つの末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4から各コイルに均等に分配される。また、4つのコイルから各バスバー31,32,33の末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4へと流れ込んだ電流は、中継電路部31A,32A,33Aを流れ、幹電路部31B,32B,33Bで合流してモータ駆動制御回路40へと流れる。
つまり、第1のバスバー31では、中継電路部31Aのうち、幹電路部31Bに近い末端電路部31C2,31C3の間を流れる電流が、末端電路部31C1〜31C4の1つ当たりに流れる電流の約2倍であり、幹電路部31Bから遠い末端電路部31C1,31C2の間及び、末端電路部31C2,31C3の間を流れる電流が、末端電路部31C1〜31C4の1つ当たりに流れる電流とほぼ等しくなっている。
第2のバスバー32では、中継電路部32Aのうち、幹電路部32Bと末端電路部32C2との間を流れる電流が、末端電路部32C1〜32C4の1つ当たりに流れる電流の約3倍であり、末端電路部32C2と末端電路部32C3の間を流れる電流が、末端電路部32C1〜32C4の1つ当たりに流れる電流の約2倍であり、末端電路部32C3と末端電路部32C4の間を流れる電流が、末端電路部32C1〜32C4の1つ当たりに流れる電流とほぼ等しくなっている。
また、第3のバスバー33も、第2のバスバー32と同様であり、中継電路部33Aのうち、幹電路部33Bと末端電路部33C2との間を流れる電流が、末端電路部33C1〜33C4の1つ当たりに流れる電流の約3倍であり、末端電路部33C2と末端電路部33C3の間を流れる電流が、末端電路部33C1〜33C4の1つ当たりに流れる電流の約2倍であり、末端電路部33C3と末端電路部33C4の間を流れる電流が、末端電路部33C1〜33C4の1つ当たりに流れる電流とほぼ等しくなっている。
これに対し、本実施形態によれば、バスバー31,32,33における中継電路部31A,32A,33Aの幅及び断面積が、流れる電流に比例して大きくなるように構成されている。具体的には、末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4の幅を単位幅w、断面積を単位断面積sとした場合に、中継電路部31A,32A,33Aのうち幹電路部31B,32B,33Bから中継電路部31A,32A,33Aの端部迄の間にn個の末端電路部を有した部分では、幹電路部31B,32B,33Bとその幹電路部31B,32B,33Bから最も近い末端電路部との間の中継電路部31A,32A,33Aの幅Wn及び断面積がSnが、
Wn=w×n
Sn=s×n
、でそれぞれ最大となり、幹電路部31B,32B,33Bから中継電路部31A,32A,33Aの端部に向かうに従って末端電路部を越える毎に、末端電路部31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4の単位幅「w」及び単位断面積「s」分ずつ、中継電路部31A,32A,33Aの幅及び断面積が減少している。
これにより、各バスバー31,32,33の中継電路部31A,32A,33Aにおける電流密度が過大になることを防いでほぼ一定にすることができかつ、バスバー31,32,33、ひいてはモータ10の軽量化を図ることができる。
次に、このモータ10を使用した電動パワーステアリング装置100について説明する。図10に示すように、この電動パワーステアリング装置100は、車両110に備えた1対の転舵輪101,101の間に差し渡された転舵輪間シャフト102と、その転舵輪間シャフト102の外側を覆ったシャフトケース103とを備えている。転舵輪間シャフト102の両端は、タイロッド102T,102Tを介して各転舵輪101,101に連結され、シャフトケース103は、車両110の本体に固定されている。また、転舵輪間シャフト102の中間部分にはラック(図示せず)が形成され、シャフトケース103の中間部を側方から貫通したピニオン(図示せず)がこのラックに噛合している。
ピニオンの上端部にはインターミディエートシャフト105(以下、「インタミシャフト105」という)が連結され、そのインタミシャフト105の上端部にはステアリングシャフト106が連結され、さらにそのステアリングシャフト106の上端部にはハンドル107が連結されている。そして、インタミシャフト105とステアリングシャフト106との連結部分に、減速機構108を介してモータ10のローター13が連結されている。また、ステアリングシャフト106には、舵角センサ111とトルクセンサ112とが取り付けられ、ハンドル107の操舵角θ1を検出すると共に、ステアリングシャフト106にかかる操舵トルクTfを検出している。さらに、転舵輪101の近傍には、転舵輪101の回転に基づいて車速V1を検出するための車速センサ113が設けられている。そして、モータ制御回路44が、舵角センサ111、トルクセンサ112及び車速センサ113の検出信号に基づいた運転状況に応じてモータ10を駆動し、これにより運転者によるハンドル操作をモータ10で補助して転舵輪101,101を転舵することができる。
このように、本実施形態によれば、モータ10を軽量化することで電動パワーステアリング装置100の軽量化を図ることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態において、各バスバー31,32,33の幹電路部31B,32B,33Bには、末端電路部の1つ当たりに流れる電流の約4倍の電流が流れるので、幹電路部31B,32B,33Bの幅及び断面積を、末端電路部の単位幅「w」及び単位断面積「s」の約4倍の大きさにしてもよい。
(2)前記実施形態では、3相分の3つのバスバー31,32,33と12個のコイルC1〜C12とでデルタ結線回路が構成されていたが、中性点を構成するバスバーを追加してスター結線回路を構成してもよい。また、コイル数は12個に限定するものではなく、界磁用磁石(セグメント磁石17)の数(極数)に応じて、適宜変更してもよい。
(3)前記実施形態では、三相交流モータに本発明を適用したが、三相以外の他の多相交流モータに本発明を適用してもよい。
(4)前記実施形態では、3つのバスバー31,32,33の全てに本発明を適用していたが、何れか1つのバスバーにのみ本発明を適用してもよい。
(5)前記実施形態では、中継電路部31A,32A,33Aの肉厚を一定として幅を変化させていたが、幅を一定として肉厚を変化させてもよいし、幅と肉厚の両方を変化させてもよい。
(6)前記実施形態では、第2のバスバー32と第3のバスバー33とを共通の打抜き型で打ち抜いた同一形状の板金から成形していたが、幹電路部31B,32B,33Bを、ステータ12の周方向における1箇所で近接配置しなくてよいのであれば、第1〜第3のバスバー31,32,33を全て共通の打抜き型で打ち抜いた同一形状の板金から成形してもよい。
(7)前記実施形態では、バスバー31,32,33における中継電路部31A,32A,33Aの板厚方向がステータ12の径方向を向くように構成されていたが、中継電路部31A,32A,33Aの板厚方向がステータ12の軸方向を向くようにして、中継電路部31A,32A,33A同士がステータ12の軸方向で重なるような構成としてもよい。
本発明の一実施形態に係る多相交流モータの平断面図 バスバー及びバスバーホルダの平面図 バスバー及びバスバーホルダーの側面図 図2におけるK−K線断面図 バスバーホルダの底面図 図2におけるJ−J線断面図 モータ駆動制御回路のブロック図 モータ回路の概念図 バスバーとコイルとの結線を示す概念図 電動パワーステアリング装置を備えた車両の概念図
符号の説明
10 多相交流モータ
12 ステータ
31,32,33 バスバー
31A,32A,33A 中継電路部
31B,32B,33B 幹電路部
31C1〜31C4,32C1〜32C4,33C1〜33C4 末端電路部
43 モータ駆動回路
92 直流電源
100 電動パワーステアリング装置
C1〜C12 コイル

Claims (6)

  1. モータ駆動回路に接続されて多相交流を受電する多相分の複数のバスバーを、ステータの一端部に配置すると共に、前記ステータの周方向に並べられた複数のコイルの端末を所定の前記バスバーに接続した多相交流モータにおいて、
    前記各バスバーには、前記ステータの周方向に沿って延びた中継電路部と、前記中継電路部のうち前記ステータの周方向における複数位置から分岐し、先端に前記コイルの端末部が接続された複数の末端電路部と、前記中継電路部の1箇所に設けられ、前記モータ駆動回路に接続される幹電路部とが備えられ、
    前記中継電路部のうち前記幹電路部から前記中継電路部の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分の幅を、前記幹電路部から前記中継電路部の端部に向かうに従って前記末端電路部を越える毎に徐々に狭くしたことを特徴とする多相交流モータ。
  2. 前記末端電路部の幅を統一し、
    前記中継電路部のうち前記幹電路部から前記中継電路部の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分では、それら複数の末端電路部の数を特定整数n、前記末端電路部の幅を単位幅wとした場合、
    前記幹電路部とその幹電路部から最も近い前記末端電路部との間の前記中継電路部の幅Wnを、
    Wn=w×n
    、とし、
    前記幹電路部からm番目に近い前記末端電路部とm+1番目に近い前記末端電路部との間の前記中継電路部の幅Wmを、
    Wm=w×(n−m)
    、としたことを特徴とする請求項1に記載の多相交流モータ。
  3. モータ駆動回路に接続されて多相交流を受電する多相分の複数のバスバーを、ステータの一端部に配置すると共に、前記ステータの周方向に並べられた複数のコイルの端末を所定の前記バスバーに接続した多相交流モータにおいて、
    前記各バスバーには、前記ステータの周方向に沿って延びた中継電路部と、前記中継電路部のうち前記ステータの周方向における複数位置から分岐し、先端に前記コイルの端末部が接続された複数の末端電路部と、前記中継電路部の1箇所に設けられ、前記モータ駆動回路に接続される幹電路部とが備えられ、
    前記中継電路部のうち前記幹電路部から前記中継電路部の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分の断面積を、前記幹電路部から前記中継電路部の端部に向かうに従って前記末端電路部を越える毎に徐々に小さくしたことを特徴とする多相交流モータ。
  4. 前記末端電路部の断面積を統一し、
    前記中継電路部のうち前記幹電路部から前記中継電路部の端部迄の間に複数の末端電路部を有した部分では、それら複数の末端電路部の数を特定整数n、前記末端電路部の断面積を単位断面積sとした場合、
    前記幹電路部とその幹電路部から最も近い前記末端電路部との間の前記中継電路部の断面積Snを、
    Sn=s×n
    、とし、
    前記幹電路部からm番目に近い前記末端電路部とm+1番目に近い前記末端電路部との間の前記中継電路部の断面積Smを、
    Sm=s×(n−m)
    、としたことを特徴とする請求項3に記載の多相交流モータ。
  5. 前記多相交流は3相交流であり、3相分の3つの前記バスバーと各相毎の複数の前記コイルとでデルタ結線回路が構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の多相交流モータ。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の多相交流モータを駆動源として備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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