JP5256669B2 - ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5256669B2
JP5256669B2 JP2007224186A JP2007224186A JP5256669B2 JP 5256669 B2 JP5256669 B2 JP 5256669B2 JP 2007224186 A JP2007224186 A JP 2007224186A JP 2007224186 A JP2007224186 A JP 2007224186A JP 5256669 B2 JP5256669 B2 JP 5256669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
brushless motor
circumferential
bus bar
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007224186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009056867A (ja
Inventor
俊明 村上
智宏 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2007224186A priority Critical patent/JP5256669B2/ja
Priority to EP08162946.1A priority patent/EP2031736B1/en
Priority to US12/199,033 priority patent/US8193677B2/en
Publication of JP2009056867A publication Critical patent/JP2009056867A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5256669B2 publication Critical patent/JP5256669B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/521Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only
    • H02K3/522Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only for generally annular cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
    • H02K1/148Sectional cores
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2203/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the windings
    • H02K2203/09Machines characterised by wiring elements other than wires, e.g. bus rings, for connecting the winding terminations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

本発明は、ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置に関するものである。
近年、車両用パワーステアリング装置として、モータを駆動源とする電動パワーステアリング装置(EPS)が広く採用されるようになっている。こうしたEPSに用いられるブラシレスモータは、径方向内側に向かって延びるティースを有するステーコアと、各ティースに導線が巻回されたコイルとを備えている。例えば、特許文献1には、各ティース毎にそれぞれ独立して導線を巻回し、同一相の電流が供給されるコイルの端部同士を短絡するとともに、外部から供給される電流を各コイルに供給するためのバスバーを備えたものが開示されている。
特開2006−296147号公報
ところで、上記特許文献1のブラシレスモータでは、バスバーが樹脂製のバスバーホルダに埋設されてハウジング内に配置されている。一般に、樹脂は熱伝導率が低いため、バスバーがバスバーホルダに埋設されることで、コイルに通電することで発生した熱がバスバーを介して放熱され難くなる。また、ハウジング内にバスバーホルダを設けることで、同バスバーホルダが妨げとなり、コイルで発生した熱が外部へ放射され難くなる。そして、コイルが発熱してその温度が上昇すると、電気抵抗が上昇してコイルでの電圧降下が大きくなり、モータの出力が低下するおそれがある。これにより、EPSにおいては、例えば急操舵(高速操舵)時に適切なアシスト力を操舵系に付与できず、操舵フィーリングが低下するおそれがあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、放熱性の向上を図ることができるブラシレスモータ及び該ブラシレスモータを用いた電動パワーステアリングを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、径方向内側に向かって突出する複数のティース(40)を有するステータコア(38)と、前記複数のティース(40)に導線(42)が巻回されてなる複数のコイル(43)と、前記ステータコア(38)と前記コイル(43)とを絶縁するインシュレータ(51,52)と、同一相の電流が供給される前記複数のコイル(43)の端部(44)同士を短絡するとともに外部から供給される電流を前記コイル(43)に供給する複数のバスバー(61〜63)とから構成されハウジング(31)の内周面に配置されるステータ(33)を備えた3相ブラシレスモータ(21)であって、前記バスバー(61〜63)は、周方向に沿って延びるとともに帯状に形成された本体部(71)と、前記本体部(71)の所定位置に設けられ前記コイル(43)の端部(44)が接続される接続部(72,73)と、を備え、前記インシュレータ(51,52)は、前記ステータコア(38)の軸方向の片側端面を覆う端面被覆部(51a,52a)と、前記端面被覆部(51a,52a)の径方向外側において軸方向に沿って延設される外周側はみ出し防止壁(51d、52d)と、を備え、前記インシュレータ(51,52)には、前記本体部(71)が露出した状態で前記バスバー(61〜63)を支持する支持部(53)が形成され、前記支持部(53)は、前記外周側はみ出し防止壁(51d、52d)の先端部から軸方向に沿って設けられ、前記支持部(53)には、前記外周側はみ出し防止壁(51d、52d)の軸方向先端側に開口するとともに、周方向に沿った収容溝(57)が形成され、前記バスバー(61〜63)は、前記本体部(71)の短手方向が前記ブラシレスモータ(21)の軸線と平行をなした状態で前記インシュレータ(51,52)に支持され、前記本体部(71)には、軸線(L)に対して所定角度傾斜した切り起し部(75)が形成され、前記収容溝(57)には、前記切り起し部(75)が係止する凹部(54a,56a)が形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、本体部(71)が露出した状態でバスバー(61〜63)がインシュレータ(51,52)に支持されているため、上記従来のように、バスバー(61〜63)を樹脂製のバスバーホルダに埋設した場合と異なり、本体部(71)が外気に直接触れ、コイル(43)に通電することで発生した熱がバスバー(61〜63)を介して放熱され易くなる。また、ハウジング(31)内にバスバーホルダを設けなくともよいため、コイル(43)で発生した熱が外部へ放射され易くなる。これにより、ブラシレスモータ(21)の放熱性の向上が図られる。
また、外周側はみ出し防止壁(51d、52d)の先端部から軸方向に沿って支持部(53)が形成されるため、ブラシレスモータ(21)が径方向に大型化することが防止される。さらに、軸方向先端側から帯状に形成された本体部(71)を収容溝(57)に収容することで、バスバー(61〜63)がインシュレータ(51,52)に支持されるため、バスバー(61〜63)の組み付け性の向上が図られる。さらにまた、本体部(71)に切り込みを入れるとともに、その切り込まれた部分を曲げる切起し加工により切り起し部(75)が形成され、該切り起し部(75)が凹部(54a,56a)に係止することでバスバー(61〜63)がインシュレータ(51,52)に固定されるため、余分な部材をバスバー(61〜63)に付加することなく、簡単に支持部(53)に固定される。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のブラシレスモータ(21)において、前記収容溝(57)は、径方向内側に形成された内周溝(57a)と、径方向外側に形成された外周溝(57b)とが径方向に沿って2列配置されてなることを要旨とする。上記構成によれば、収容溝(57)が、内周溝(57a)と外周溝(57b)とが径方向に沿って2列配置されるため、3列以上の収容溝を形成する場合に比べ、収容されるバスバー(61〜63)間の径方向距離を長くすることが可能になり、各バスバー(61〜63)から熱が放射され易くなる。これにより、ブラシレスモータ(21)の放熱性の向上が図られる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のブラシレスモータ(21)において、前記複数のバスバー(61〜63)は、前記本体部(71)が周方向の何れか一方に沿って前記ステータ(33)の半周以上に亘って延びるとともに、該本体部(71)の周方向基端部に前記外部と接続される延設部(74)が形成された第1のバスバー(61)と、前記本体部(71)が周方向の何れか他方に沿って前記ステータ(33)の半周以上に亘って延びるとともに、該本体部(71)の周方向基端部に前記外部と接続される延設部(74)が形成された第2のバスバー(62)と、前記本体部(71)が径方向に沿って3つ以上重ならないように周方向に沿って延びるとともに、該本体部(71)の周方向中央部に前記外部と接続される延設部(74)が形成された第3のバスバー(63)とから構成され、前記第1及び第2のバスバー(61,62)は、前記本体部(71)における前記周方向基端部がそれぞれ前記外周溝(57b)に収容されて、前記内周溝(57a)に収容された前記第3のバスバー(63)の本体部(71)と径方向に沿って重なり、前記第1及び第2のバスバー(61,62)の本体部(71)における周方向先端部の何れか一方が前記内周溝(57a)に収容されるとともに何れか他方が前記外周溝(57b)に収容されて、前記第1及び第2のバスバー(61,62)が径方向に沿って重なることを要旨とする。
上記構成によれば、第1及び第2のバスバー(61,62)のうちの何れか一方は、本体部(71)の周方向基端部が外周溝(57b)に収容され、周方向先端部が内周溝(57a)に収容されるようになっている。このように、1つのバスバー(61,62)が異なる円周上において支持可能であるため、3相の電流を供給するために必要な最低3つのバスバー(61〜63)を、径方向に沿った2列の収容溝(57)にて支持することが可能になる。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載のブラシレスモータ(21)において、前記接続部(72,73)は、各本体部(71)の周方向の所定位置から軸方向に沿って延設される連結部(76,78)と、前記連結部(76,78)の径方向内側に形成される保持部(77,79)とから構成され、前記保持部(77,79)は、周方向の片側端部が開口した円弧状に形成されたことを要旨とする。上記構成によれば、開口した周方向の片側端部から保持部(77,79)内にコイル(43)の導線(42)を容易に挿入することが可能になり、コイル(43)の端部(44)とバスバー(61〜63)の接続部(72,73)を接続する際の組み付け性の向上が図られる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のブラシレスモータ(21)において、前記外周溝(57b)に収容された前記バスバー(61〜63)の保持部(77,79)は、前記内周溝(57a)よりも径方向内側に配置されることを要旨とする。上記構成によれば、外周溝(57b)に収容されたバスバー(61〜63)の保持部(77,79)に保持されるコイル(43)の端部(44)が、径方向内側のバスバー(61〜63)に接触することが抑制され、ブラシレスモータ(21)の信頼性の向上が図られる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のブラシレスモータ(21)において、前記保持部(77,79)は同一円上に配置されることを要旨とする。上記構成によれば、ステータ(33)を回転させることで各保持部(77,79)が同位置になるため、容易に保持部(77,79)とコイル(43)の端部(44)とを接続する作業の自動化が図られる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ(21)において、前記コイル(43)の端部(44)と前記バスバー(61〜63)の接続部(72,73)とは、溶接により接続されていることを要旨とする。上記構成によれば、例えばコイル(43)の端部(44)とバスバー(61〜63)の接続部(72,73)とを半田により接続する場合と比べ、その接続部(72,73)の機械的強度が増大し、温度変化に対する耐久性の向上が図られる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ(21)において、前記ステータコア(38)は、ティース(40)毎に周方向で分割された複数の分割コア(41)により構成されたことを要旨とする。上記構成によれば、導線(42)をティース(40)に巻回する作業が容易になるとともに導線(42)の占積率が向上され、ブラシレスモータ(21)の高出力化が図られる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ(21)において、前記複数のコイル(43)は、デルタ結線により結線されてなることを要旨とする。上記構成によれば、スター結線される場合と異なり、各コイル(43)を中性点に接続するためのバスバーが必要ないため、インシュレータ(51,52)で支持するバスバーの数を少なくすることが可能になる。そのため、径方向に沿って配列されるバスバーの数を少なくして、各バスバー(61〜63)間の径方向距離を長くし、各バスバー(61〜63)から熱が放射され易くすることが可能になる。これにより、ブラシレスモータ(21)の放熱性の向上が図られる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ(21)において、前記複数のコイル(43)は、スター結線により結線されてなることを要旨とする。上記構成によれば、デルタ結線により各コイル(43)を接続した場合と比べて、ブラシレスモータ(21)の高出力化が図られる。
請求項11に記載の発明は、請求項又は10に記載のブラシレスモータ(21)において、同一相の電流が供給されるバスバー(61〜63)間において、前記コイル(43)が並列に結線されたことを要旨とする。上記構成によれば、バスバー(61〜63)間のコイル(43)が並列に接続されることで、コイル抵抗が小さくなるため、バスバー(61〜63)間のコイル(43)を直列に接続した場合と比べ、各コイル(43)に流れる電流が大きくなり、モータ(21)を高速回転させることが可能になる。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ(21)において、前記ハウジング(31)は、高熱伝導率の金属材料により形成されたことを要旨とする。上記構成によれば、高熱伝導率の金属材料によりハウジング(31)が形成されることで、コイル(43)で発生する熱がステータ(33)及びハウジング(31)を介して効果的に外部に放熱され、ブラシレスモータ(21)の放熱性の向上が図られる。
請求項1に記載の発明は、請求項1〜1のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ(21)を備えた電動パワーステアリング装置(1)であることを要旨とする。
上記構成によれば、ブラシレスモータ(21)の放熱性が向上することで、ティース(40)に巻回されたコイル(43)の温度上昇が抑制される、即ち導線(42)の電気抵抗の上昇が抑制されるため、導線(42)での電圧降下が小さくなる。従って、その出力の低下が抑制されるため、ブラシレスモータ(21)により急操舵(高速操舵)時においても適切なアシストトルクを操舵系に付与することが可能になり、急操舵時における操舵フィーリングの向上が図られる。
本発明によれば、放熱性の向上を図ることが可能なブラシレスモータ及び該ブラシレスモータを用いた電動パワーステアリングを提供することができる。
以下、本発明をコラム型の電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のEPS1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。そして、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換されるようになっている。具体的には、ステアリングシャフト3は、自在継手7a,7bを介して、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10が連結されて構成される。また、ラックアンドピニオン機構4は、ピニオンシャフト10の一端に形成されたピニオン歯10aとラック軸5側のラック歯5aとを噛合させることにより構成される。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角、即ち車両の進行方向が変更されるように構成されている。
また、EPS1は、モータ21を駆動源としてステアリングシャフト3を回転駆動することにより操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与するEPSアクチュエータ22と、同EPSアクチュエータ22の作動を制御するECU23とを備えている。
詳述すると、EPSアクチュエータ22は、コラムシャフト8にアシスト力を付与する所謂コラム型のEPSアクチュエータとして構成されるとともに、モータ21は、減速機構24を介してコラムシャフト8と駆動連結されている。減速機構24は、コラムシャフト8に対して相対回転不能に設けられたリダクションギヤ25と、モータ軸26に対して相対回転不能に設けられたモータギヤ27とを噛合させることにより構成されている。従って、EPSアクチュエータ22は、モータ21の回転を減速機構24により減速してコラムシャフト8に伝達することにより、そのモータトルクをアシスト力として操舵系に付与する構成となっている。なお、本実施形態では、減速機構24には、所謂ウォーム&ホイールが採用されている。ECU23は、モータ21に駆動電力を供給し、その駆動電力の供給を通じてモータ21の回転、即ちEPSアクチュエータ22の作動を制御するようになっている。
次に、モータ21の構成について説明する。なお、モータ21には、回転子側に界磁用永久磁石が設けられた3相ブラシレスモータが用いられている。
図2に示すように、モータ21のハウジング31は有底筒状に形成されるとともに、該ハウジング31の開口部31aには略円筒形状のエンドフレーム32が固定されている。本実施形態では、ハウジング31は高熱伝導率の金属材料(例えば、アルミニウム合金)により形成されている。ハウジング31の内周面には、略円筒状のステータ33が固定されるとともに、同ステータ33の内側には、ロータ34が配置されている。ロータ34は、ハウジング31の上底部中央及びエンドフレーム32の略中央に設けられた軸受35,36により回転可能に軸支されている。ロータ34の外周面にはステータ33と対向するように周方向に複数の磁極(本実施形態では、10極)を有するリング磁石37が外嵌されるとともに、その先端部においてモータ軸26(図1参照)と連結されている。
図3に示すように、ステータ33のステータコア38は、環状に形成された円筒部39と、同円筒部39から径方向内側に向かって突出したティース40を備えている。そして、ステータコア38は、その円筒部39がティース40毎に周方向で分割された複数(本実施形態では、12個)の分割コア41により構成されている。なお、各分割コア41は、磁性金属板材を打ち抜いて形成されるコアシート(図示略)を板厚方向に複数枚積層して形成されている。
図4に示すように、各分割コア41には、軸方向エンドフレーム32側(図4において下側)から第1インシュレータ51が装着されるとともに、軸方向反エンドフレーム32側(図4において上側)から第2インシュレータ52が装着されている。第1及び第2インシュレータ51,52は絶縁性を有する樹脂材料により形成されている。
各第1インシュレータ51は、分割コア41の軸方向エンドフレーム32側端面を覆う端面被覆部51aと、該端面被覆部51aの周方向の両端から軸方向に沿って延びティース40の周方向の両側面を覆う一対の側面被覆部51bとが一体に形成されてなる。また、端面被覆部51aの径方向内側の端部には、軸方向に沿って延設される内周側はみ出し防止壁51cが一体に形成されるとともに、端面被覆部51aの径方向外側の端部には軸方向に沿って延設される外周側はみ出し防止壁51dが一体に形成されている。同様に、各第2インシュレータ52は、分割コア41の軸方向反エンドフレーム32側端面を覆う端面被覆部52aとティース40の周方向の両側面を覆う一対の側面被覆部52bとが一体に形成されてなる。また、端面被覆部52aの径方向内側の端部と径方向外側の端部には、それぞれ軸方向に沿って延設される内周側はみ出し防止壁52cと外周側はみ出し防止壁52dとが一体に形成されている。
そして、図3に示すように、第1及び第2インシュレータ51,52が装着されたステータコア38の各ティース40に、該第1及び第2インシュレータ51,52の上から導線42が集中巻きにて巻回されることにより、12個のコイル43が形成されている。各コイル43は、内周側はみ出し防止壁51c,52cによって径方向内側へのはみ出しが防止されるとともに、外周側はみ出し防止壁51d,52dによって径方向外側へのはみ出しが防止されている。また、各コイル43を構成する導線42は、絶縁被膜にて覆われるとともに、その端部44における先端側の所定領域においては、絶縁被膜は除去されている。このように構成されたステータ33は、焼きばめによりハウジング31の内周面に固定されている。
図5(a)に示すように、第1インシュレータ51における外周側はみ出し防止壁51dの軸方向端部には軸方向に沿って支持部53が形成されるとともに、同支持部53には、同一相の電流が供給される各コイル43の端部44同士を短絡する複数のバスバー61〜63が支持される。支持部53には、その径方向両端に内側壁54及び外側壁55が立設されるとともに、内側壁54と外側壁55との間に所定間隔を空けて仕切り壁56が立設されている。そして、内側壁54、外側壁55及び仕切り壁56によって外周側はみ出し防止壁51dの軸方向先端側(図5(a)において、上側)に開口するとともに、周方向に沿った収容溝57が形成されている。本実施形態では、収容溝57は、径方向内側に形成された内周溝57aと、径方向外側に形成された外周溝57bとが径方向に沿って2列配置されている。図5(b)に示すように、外周溝57bの径方向内側、即ち仕切り壁56の周方向中央部には、外周側はみ出し防止壁51dの軸方向反エンドフレーム32側(図5(b)において、下側)から軸方向に沿うとともに径方向に貫通した凹部としての係止穴56aが仕切り壁56の軸方向エンドフレーム32側端部に貫通しないように形成されている。また、内周溝57aの径方向内側、即ち内側壁54の周方向中央部には、外周側はみ出し防止壁51dの軸方向反エンドフレーム32側から、軸方向に沿った凹部としての係止溝54aが内側壁54の軸方向エンドフレーム32側端部に貫通しないように形成されている。
図6(a)に示すように、各バスバー61〜63は、帯状の導電性板材よりなる本体部71と、同本体部71と一体に形成される接続部72,73とから構成されている。本体部71は、その周方向が略弧状に屈折された折れ線形状をなすとともに、その短手方向が軸線Lと平行をなした状態で第1インシュレータ51に支持されている。第1のバスバーとしてのバスバー61は、本体部71が周方向に沿って伸びるとともに、本体部71の周方向基端部(図6(a)において左側)に延設部74が延設されている。また、第2のバスバーとしてのバスバー62は、本体部71が周方向に沿って伸びるとともに、本体部71の周方向基端部(図6(a)において左側)に延設部74が延設されている。そして、第3のバスバーとしてのバスバー63は、その本体部71がバスバー61,62の本体部71と径方向に沿って3つ以上重ならないように周方向に沿って延びるとともに、本体部71の周方向中央部に延設部74が形成されている。各本体部71は、各バスバー61〜63と接続される各コイル43の端部44の位置に応じて配置されている(図3参照)。そして、この延設部74がモータ21の外部に設けられたECU23に電気的に接続されることで、各コイル43に電流が供給されるようになっている。
各バスバー61〜63は、本体部71が各第1インシュレータ51の内周溝57a及び外周溝57bに収容されることで、本体部71が露出した状態で第1インシュレータ51に支持されている。詳しくは、図3に示すように、バスバー61,62の本体部71における周方向基端部はそれぞれ外周溝57bに収容されるとともに、バスバー63の本体部71が内周溝57aに収容されて、バスバー61,62の本体部71と径方向に沿って重なっている。また、バスバー61の本体部71における周方向先端部(図6(a)において右側)は内周溝57aに収容されるとともに、バスバー62の本体部71における周方向先端部(図6(a)において右側)は外周溝57bに収容されて、バスバー61,62が互いに沿って重なっている。即ち、バスバー61の本体部71は、その周方向基端部が外周溝57bに収容されるとともに、その周方向先端部が内周溝57aに収容されている。
さらに、各本体部71における内周溝57a及び外周溝57bに収容される位置には、図6(b)に示すように、軸方向に対して所定角度傾斜した切り起し部75が径方向内側に突出して形成されている。なお、本実施形態では、切り起し部75は、本体部71に切り込みを入れるとともに、その切り込まれた部分を曲げる切起し加工により形成されている。また、切り起し部75は、各本体部71にそれぞれ3箇所形成されている。そして、第1インシュレータ51の外周溝57bに収容された本体部71は、その切り起し部75が係止穴56aと係止し、内周溝57aに収容された本体部71は、その切り起し部75が係止溝54aに係止されている。
接続部72は、1本の端部44に接続されるとともに、各本体部71の周方向の所定位置(本実施形態では、2箇所)に設けられている。また、接続部73は2本の端部44に接続されるとともに、各本体部71の周方向の所定位置(本実施形態では、1箇所)に設けられている。接続部72は、本体部71から軸方向エンドフレーム32側に沿って延設される連結部76(図4参照)と、同連結部76の径方向内側に形成される保持部77とから構成されている。同様に、接続部73は、本体部71から軸方向エンドフレーム32側に沿って延設される連結部78(図4参照)と、同連結部78の径方向内側に形成される保持部79とから構成されている。なお、各本体部71に設けられた接続部72,73は、その周方向位置が重ならないようになっている。
本実施形態では、保持部77,79は、周方向沿って延設されるとともにその先端部が折り返されることで、周方向の片側端部が開口した円弧状に形成されている。また、外周溝57bに支持された本体部71に設けられる各保持部77,79は、内周溝57aよりも径方向内側に配置されている。さらに、各保持部77,79は、同一円上に配置されるようになっている。なお、保持部79は、保持部77よりも周方向に沿って長く形成され、2本の端部44を保持するようになっている。各コイル43の端部44は所定の保持部77,79内にて保持されるとともに、保持部77,79と各コイル43の端部44とが抵抗溶接により電気的に接続されている。
本実施形態では、各コイル43は、U相の電流が供給されるコイル43の端部44同士がバスバー61により接続されている。また、V相の電流が供給されるコイル43の端部44同士がバスバー62により接続されている。そして、W相の電流が供給されるコイル43の端部44同士がバスバー63により接続されている。各バスバー61〜63の間に接続されたコイル43は、2つのコイル43同士が渡り線によって連続巻線されるとともに、これら直列に接続されたコイル43が並列に結線されている。つまり、図7に示すように、各バスバー61〜63間でコイル43が並列に接続されるとともにデルタ結線された、所謂ダブルデルタ結線(並列デルタ結線)により結線されている。
そして、モータ21は、三相の交流電流が各コイル43に供給されることでリング磁石37の周囲に回転磁界が形成され、同回転磁界とリング磁石37により形成される界磁磁束との関係により、ロータ34が回転する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)モータ21に、径方向内側に向かって突出したティース40を有するステータコア38と、各ティース40に第1及び第2インシュレータ51,52を介して導線42が巻回されてなるコイル43とから構成されるステータ33を備えた。そして、第1インシュレータ51における外周側はみ出し防止壁51dの軸方向端部に、軸方向に沿って支持部53を形成するとともに、本体部71が露出した状態で各バスバー61〜63を支持することで、本体部71が外気と接触するようにした。そのため、上記従来例のように、バスバーを樹脂製のバスバーホルダに埋設した場合(特許文献1)と異なり、本体部71が外気と直接触れ、コイル43に通電することで発生した熱がバスバー61〜63を介して放熱され易くなる。また、ハウジング31内にバスバーホルダを設けなくともよいため、コイル43で発生した熱が外部へ放射され易くなる。これにより、モータ21の放熱性の向上を図ることができる。
(2)外周側はみ出し防止壁51dの軸方向端部から軸方向に沿って支持部53を設けたため、モータ21が径方向に大型化することを防止できる。
(3)本体部71を帯状に形成した。そして、支持部53に、外周側はみ出し防止壁51dの軸方向先端側に開口するとともに、周方向に沿った内周溝57a及び外周溝57bを形成した。このため、軸方向先端側から帯状に形成された本体部を内周溝57a及び外周溝57bに収容することで、各バスバー61〜63が第1インシュレータ51に容易に支持されるため、バスバー61〜63の組み付け性の向上を図ることができる。
(4)本体部71に切り込みを入れるとともに、その切り込まれた部分を曲げた切り起し部75が、第1インシュレータ51の係止穴56a又は係止溝54aに係止するため、簡単に各バスバー61〜63を第1インシュレータ51に固定できる。
(5)支持部53には、内周溝57a及び外周溝57bを径方向に沿って2列形成したのみであるから、径方向に沿って3列以上の収容溝を形成する場合に比べ、収容されるバスバー間の径方向距離を長くすることが可能になり、各バスバー61〜63から熱が放射され易くなる。これにより、モータ21の放熱性の向上を図ることができる。
(6)バスバー61の本体部71は、その周方向基端部を外周溝57bに収容するとともに、その周方向先端部を内周溝57aに収容した。このように、1つのバスバーを異なる円周上において支持可能であるため、3相の電流を供給するために必要な最低3つのバスバーを、径方向に沿った2列の収容溝にて支持することができる。
(7)保持部77,79を、周方向の片側端部が開口した円弧状に形成したため、開口した周方向の片側端部から保持部77,79内にコイル43の端部44を容易に挿入することが可能になり、導線42とバスバー61〜63を接続する際の組み付け性の向上を図ることができる。
(8)接続部73で、コイル43の端部44を2本接続するようにしたため、コイル43の端部44をそれぞれ1本ずつ接続する場合に比べ、コイル43の端部44を接続する作業工数を削減できる。
(9)外周溝57bに支持された本体部71に設けられる各保持部77,79を、内周溝57aよりも径方向内側に配置したため、外周溝57bに収容されたバスバーの保持部77,79に保持されるコイル43の端部44が、径方向内側のバスバーに接触することを抑制でき、モータ21の信頼性の向上を図ることができる。
(10)保持部77,79を、同一円上に配置したことで、ステータ33を回転させることで各保持部77,79が同位置になるため、容易に保持部77,79とコイル43の端部44とを接続する作業を自動化できる。
(11)コイル43の端部44とバスバー61〜63の接続部72,73とを、抵抗溶接により接続したため、例えばコイル43の端部44とバスバー61〜63の接続部72,73とを半田により接続する場合と比べ、その接続部分の機械的強度を増大でき、温度変化に対する耐久性の向上を図ることができる。
(12)ステータ33を複数の分割コア41により構成したため、導線42をティース40に巻回する作業が容易になるとともに導線42の占積率が向上され、モータ21の高出力化を図ることがきる。
(13)複数のコイル43をデルタ結線により結線したため、スター結線される場合と異なり、各コイル43を中性点に接続するためのバスバーが必要ないため、第1インシュレータ51で支持するバスバーの数を少なくすることができる。そのため、径方向に沿って配列されるバスバーの数を少なくして、各バスバー間の径方向距離を長くし、各バスバー61〜63から熱が放射され易くなる。これにより、モータ21の放熱性の向上を図ることができる。
(14)各バスバー61〜63の間で、コイル43を並列に接続することでコイル抵抗が小さくなるため、各相のコイル43を直列に接続した場合と比べ、各コイル43に流れる電流が大きくなり、モータ21を高速回転させることができる。
(15)ハウジング31が高熱伝導率の金属材料により形成されているため、コイル43で発生する熱がステータ33及びハウジング31を介して効果的に外部に放熱され、モータ21の放熱性の向上を図ることができる。
(16)モータ21の放熱性が向上することで、ティース40に巻回されたコイル43の温度上昇が抑制される、即ち導線42の電気抵抗の上昇が抑制されるため、導線42での電圧降下が小さくなる。従って、その出力の低下が抑制されるため、モータ21により急操舵(高速操舵)時においても適切なアシストトルクを操舵系に付与することが可能になり、急操舵時における操舵フィーリングの向上を図ることができる。
なお、本実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・本実施形態では、本体部71に切り起し部75を形成し、第1インシュレータ51の支持部53に凹部としての係止穴56a又は係止溝54aを形成して各バスバー61〜63を第1インシュレータ51に固定した。しかし、これに限らず、本体部71に係止凸部及び係止凹部の何れか一方を形成し、支持部53に係止凸部及び係止凹部の何れか他方を形成して各バスバー61〜63を第1インシュレータ51に固定してもよい。なお、この変形例は、本発明とは別に参考例として示すものである。
・本実施形態では、係止穴56aを仕切り壁56の軸方向エンドフレーム32側端部に連通しないように形成し、係止溝54aを内側壁54の軸方向エンドフレーム32側端部に連通しないように形成した。しかし、これに限らず、係止穴56aを仕切り壁56の軸方向エンドフレーム32側端部に連通しないように形成するとともに、外周溝57bの径方向外側、即ち外側壁55に外周側はみ出し防止壁51dの軸方向反エンドフレーム32側から軸方向に沿った係止溝を外側壁55の軸方向エンドフレーム32側端部に貫通しないように形成してもよい。なお、この場合には、切り起し部75を径方向外側に突出させて形成する。
・本実施形態では、本体部71の切り起し部75を支持部53の係止穴56a又は係止溝54aに係止させて、各バスバー61〜63を第1インシュレータ51に固定したがこれに限らない。例えば、内周溝57a及び外周溝57bの底部から仕切り壁56の軸方向端部までの長さと、本体部71の短手方向の長さを略同一にし、仕切り壁56の軸方向端部に径方向に沿ったフランジ部を延設することで、内周溝57a及び外周溝57b内に収容されたバスバー61〜63を固定するようにしてもよい。
・本実施形態では、本体部71を屈折させて略弧状となるようにしたが、これに限らず、周方向に沿って湾曲させることで、円弧状に形成してもよい。
・本実施形態では、各第1インシュレータ51の外周側はみ出し防止壁51dの軸方向端部から軸方向に沿って支持部53を設けたが、これに限らず、内周側はみ出し防止壁51cの軸方向端部から軸方向に沿って支持部53を設けてもよい。
・本実施形態では、各コイル43のうちの所定の2つのコイル同士を渡り線によって連続巻線したが、これに限らず、3つ以上のコイルを渡り線によって連続巻線してもよい。
・本実施形態では、各バスバー61〜63の間で、コイル43を並列に接続するとともに、これら並列に接続したコイル43をデルタ結線により結線した、所謂ダブルデルタ結線により結線していたが、これに限らない。例えば、各バスバー61〜63の間で、コイル43を並列に接続せずに、直列に接続してコイル43をデルタ結線により結線してもよい。
・本実施形態では、各コイル43をデルタ結線により結線としたが、スター結線により結線されたモータに実施してもよい。このようにすることで、デルタ結線により各コイル43を結線した場合と比べて、同条件下において高出力とすることができる。
・本実施形態では、導線42の端部における先端側の所定領域においては、絶縁被膜を除去し、バスバー61〜63とコイル43とを抵抗溶接により接続した。しかし、これに限らず、導線42の端部44を絶縁被膜にて覆った状態のまま、表面の絶縁皮膜を溶かしつつ一体とするヒュージングによりバスバー61〜63とコイル43とを接続してもよい。
・本実施形態では、ステータコア38を構成する分割コア41は、磁性金属板材を打ち抜いて形成されるコアシートを積層して形成したが、これに限らず、磁性粉体を焼結して形成してもよい。また、ステータコア38を複数の分割コア41により構成したが、これに限らず、ステータコア38がティース40毎に分割されていないステータコアであってもよい。
・本実施形態では、バスバー61の本体部71が、その周方向基端部が外周溝57bに収容されるとともに、その周方向先端部が内周溝57aに収容されるようにしたが、バスバー62の本体部71が、その周方向基端部が外周溝57bに収容されるとともに、その周方向先端部が内周溝57aに収容されるようにしてもよい。
・本実施形態では、バスバー61にU相の電流を供給し、バスバー62にV相の電流を供給し、第3のバスバーにW相の電流を供給したが、これに限らず、U相〜W相の電流は各バスバー61〜63の何れに供給してもよい。
・本実施形態では、モータ21のステータ33は、12個のティース40と、該ティース40に集中巻にて巻回された12個のコイル43を備えた。しかし、ステータ33を構成するティース及びコイルの数はこれに限らず、適宜変更してもよい。この場合、コイルの数に応じてバスバー61〜63の数及び、接続部72の数を適宜変更することが望ましい。
電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成図。 モータの断面図。 ステータの平面図。 ステータの断面図。 (a)第1インシュレータの側面図、(b)第1インシュレータの正面図。 (a)バスバーの平面図、(b)(a)のA−A線断面図。 コイルの接続を示す模式図。
符号の説明
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、21…モータ、31…ハウジング、33…ステータ、34…ロータ、38…ステータコア、40…ティース、41…分割コア、42…導線、43…コイル、44…端部、51a,52a…端面被覆部、51c,52c…内周側はみ出し防止壁、51d,52d…外周側はみ出し防止壁、53…支持部、57…収容溝、57a…内周溝、57b…外周溝、61〜63…バスバー、71…本体部、72,73…接続部、74…延設部、75…切り起し部、76,78…連結部、77,79…保持部、L…軸線。

Claims (13)

  1. 径方向内側に向かって突出する複数のティースを有するステータコアと、前記複数のティースに導線が巻回されてなる複数のコイルと、前記ステータコアと前記コイルとを絶縁するインシュレータと、同一相の電流が供給される前記複数のコイルの端部同士を短絡するとともに外部から供給される電流を前記コイルに供給する複数のバスバーとから構成されハウジングの内周面に配置されるステータを備えた3相ブラシレスモータであって、
    前記バスバーは、周方向に沿って延びるとともに帯状に形成された本体部と、前記本体部の所定位置に設けられ前記コイルの端部が接続される接続部と、を備え、
    前記インシュレータは、前記ステータコアの軸方向の片側端面を覆う端面被覆部と、前記端面被覆部の径方向外側において軸方向に沿って延設される外周側はみ出し防止壁と、を備え、
    前記インシュレータには、前記本体部が露出した状態で前記バスバーを支持する支持部が形成され
    前記支持部は、前記外周側はみ出し防止壁の先端部から軸方向に沿って設けられ、
    前記支持部には、前記外周側はみ出し防止壁の軸方向先端側に開口するとともに、周方向に沿った収容溝が形成され、
    前記バスバーは、前記本体部の短手方向が前記ブラシレスモータの軸線と平行をなした状態で前記インシュレータに支持され、
    前記本体部には、軸線に対して所定角度傾斜した切り起し部が形成され、
    前記収容溝には、前記切り起し部が係止する凹部が形成されたことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記収容溝は、径方向内側に形成された内周溝と、径方向外側に形成された外周溝とが径方向に沿って2列配置されてなることを特徴とする請求項に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記複数のバスバーは、
    前記本体部が周方向の何れか一方に沿って前記ステータの半周以上に亘って延びるとともに、該本体部の周方向基端部に前記外部と接続される延設部が形成された第1のバスバーと、
    前記本体部が周方向の何れか他方に沿って前記ステータの半周以上に亘って延びるとともに、該本体部の周方向基端部に前記外部と接続される延設部が形成された第2のバスバーと、
    前記本体部が径方向に沿って3つ以上重ならないように周方向に沿って延びるとともに、該本体部の周方向中央部に前記外部と接続される延設部が形成された第3のバスバーとから構成され、
    前記第1及び第2のバスバーは、前記本体部における前記周方向基端部がそれぞれ前記外周溝に収容されて、前記内周溝に収容された前記第3のバスバーの本体部と径方向に沿って重なり、
    前記第1及び第2のバスバーの本体部における周方向先端部の何れか一方が前記内周溝に収容されるとともに何れか他方が前記外周溝に収容されて、前記第1及び第2のバスバーが径方向に沿って重なることを特徴とする請求項に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記接続部は、各本体部の周方向の所定位置から軸方向に沿って延設される連結部と、前記連結部の径方向内側に形成される保持部とから構成され、
    前記保持部は、周方向の片側端部が開口した円弧状に形成されたことを特徴とする請求項又はに記載のブラシレスモータ。
  5. 前記外周溝に収容された前記バスバーの保持部は、前記内周溝よりも径方向内側に配置されることを特徴とする請求項に記載のブラシレスモータ。
  6. 前記保持部は同一円上に配置されることを特徴とする請求項に記載のブラシレスモータ。
  7. 前記コイルの端部と前記バスバーの接続部とは、溶接により接続されていることを特徴とする請求項1〜のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ。
  8. 前記ステータコアは、ティース毎に周方向で分割された複数の分割コアにより構成されたことを特徴とする請求項1〜のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ。
  9. 前記複数のコイルは、デルタ結線により結線されてなることを特徴とする請求項1〜のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ。
  10. 前記複数のコイルは、スター結線により結線されてなることを特徴とする請求項1〜のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ。
  11. 同一相の電流が供給されるバスバー間において、前記コイルが並列に結線されたことを特徴とする請求項又は10に記載のブラシレスモータ。
  12. 前記ハウジングは、高熱伝導率の金属材料により形成されたことを特徴とする請求項1〜11のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータ。
  13. 請求項1〜1のうちの何れか一項に記載のブラシレスモータを備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP2007224186A 2007-08-30 2007-08-30 ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP5256669B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007224186A JP5256669B2 (ja) 2007-08-30 2007-08-30 ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置
EP08162946.1A EP2031736B1 (en) 2007-08-30 2008-08-26 Brushless motor and electric power steering apparatus
US12/199,033 US8193677B2 (en) 2007-08-30 2008-08-27 Brushless motor and electric power steering apparatus having exposed bus bar

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007224186A JP5256669B2 (ja) 2007-08-30 2007-08-30 ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009056867A JP2009056867A (ja) 2009-03-19
JP5256669B2 true JP5256669B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=40091995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007224186A Expired - Fee Related JP5256669B2 (ja) 2007-08-30 2007-08-30 ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8193677B2 (ja)
EP (1) EP2031736B1 (ja)
JP (1) JP5256669B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10326321B2 (en) 2015-05-28 2019-06-18 Lg Innotek Co., Ltd. Stator and motor using the same

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4941007B2 (ja) * 2007-03-01 2012-05-30 日本電産株式会社 モータ
JP4972170B2 (ja) * 2007-11-09 2012-07-11 三菱電機株式会社 回転電機の固定子及びその製造方法
JP4924595B2 (ja) * 2008-12-09 2012-04-25 日産自動車株式会社 集中巻モータ用の集中配電部材
JP5614875B2 (ja) * 2010-01-20 2014-10-29 株式会社パイオラックス バスバー
US9819241B2 (en) 2010-06-14 2017-11-14 Black & Decker Inc. Stator assembly for a brushless motor in a power tool
US9318932B2 (en) * 2010-06-14 2016-04-19 Black & Decker Inc. Control unit for a power tool
DE102010033699B4 (de) * 2010-07-30 2020-10-29 Stöber Antriebstechnik GmbH & Co. KG Schaltkopf für Elektromotoren und Verfahren zum Verbinden eines Schaltkopfes mit den Anschlusslitzen einer Elektromotorwicklung
JP5672510B2 (ja) * 2012-06-01 2015-02-18 株式会社デンソー ブラシレスモータ、および、それを用いた燃料ポンプ
JP6098920B2 (ja) * 2012-10-19 2017-03-22 日本電産株式会社 ステータユニットおよびモータ
JP5929715B2 (ja) * 2012-11-09 2016-06-08 日立金属株式会社 集配電リング及び電動機
JP6135982B2 (ja) * 2013-01-17 2017-05-31 日本電産株式会社 モータ
DE112013006964T5 (de) * 2013-04-19 2016-01-07 Mitsubishi Electric Corporation Elektrische Drehmaschine
JP6234128B2 (ja) 2013-09-11 2017-11-22 株式会社マキタ 電動工具
JP6125385B2 (ja) * 2013-09-17 2017-05-10 愛三工業株式会社 ステータ用端子
DE102014003873A1 (de) * 2014-03-19 2015-09-24 Minebea Co., Ltd. Stator
JP5955927B2 (ja) * 2014-11-21 2016-07-20 株式会社マキタ 電動工具
DE102015225088A1 (de) 2014-12-26 2016-06-30 Nidec Corporation Motor und Verfahren zum Herstellen desselben
JP6750451B2 (ja) * 2016-10-20 2020-09-02 アイシン精機株式会社 ブラシレスモータのステータ、ブラシレスモータ、及びこのブラシレスモータを用いたパワースライドドア装置
JP6834479B2 (ja) * 2016-12-28 2021-02-24 日本電産株式会社 モータ
TWI606676B (zh) 2017-01-06 2017-11-21 群光電能科技股份有限公司 馬達定子結線固定裝置
JP2018125950A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 日本電産株式会社 モータ及びそれを備えた送風装置
JP2018125951A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 日本電産株式会社 モータ及びそれを備えた送風装置
WO2018159187A1 (ja) * 2017-03-03 2018-09-07 日本電産株式会社 バスバーユニット、モータ、電動パワーステアリング装置
JPWO2018180641A1 (ja) * 2017-03-31 2020-02-06 日本電産株式会社 モータ
CN110462986B (zh) * 2017-03-31 2021-08-31 日本电产株式会社 马达
WO2018230384A1 (ja) 2017-06-14 2018-12-20 株式会社 マキタ 電動工具
JP7358726B2 (ja) * 2018-07-17 2023-10-11 株式会社ジェイテクト モータ装置
US11515743B2 (en) 2018-11-29 2022-11-29 Milwaukee Electric Tool Corporation Motor winding design for an electric motor
JP7210261B2 (ja) 2018-12-14 2023-01-23 株式会社マキタ 電動作業機及び電動作業機用モータにおけるステータの製造方法
KR102336674B1 (ko) * 2020-05-18 2021-12-07 현대모비스 주식회사 자동차용 모터의 스테이터

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19544830A1 (de) * 1995-12-01 1997-06-05 Mulfingen Elektrobau Ebm Stator für Elektromotoren
JPH1118331A (ja) * 1997-06-30 1999-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータの固定子
JP4744718B2 (ja) * 2001-05-01 2011-08-10 アイチエレック株式会社 電動機の固定子とその製造方法
JP3733312B2 (ja) * 2001-10-26 2006-01-11 住友電装株式会社 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材に用いるバスバーの製造方法
JP3733316B2 (ja) * 2001-10-26 2006-01-11 住友電装株式会社 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材
JP3613262B2 (ja) * 2002-04-26 2005-01-26 三菱電機株式会社 回転電機およびその製造方法
JP4007176B2 (ja) * 2002-12-09 2007-11-14 株式会社日立製作所 回転電機及び配線用部材
JP4350972B2 (ja) * 2003-05-08 2009-10-28 ヤマハモーターエレクトロニクス株式会社 回転電機の電機子
JP2005143247A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Asmo Co Ltd ブラシレスモータ、電動ファン装置、及びブラシレスモータの製造方法
JP4483480B2 (ja) * 2004-08-27 2010-06-16 アイシン精機株式会社 固定子及びモータ
JP4549813B2 (ja) * 2004-11-04 2010-09-22 アスモ株式会社 ステータ及びブラシレスモータ
JP4783012B2 (ja) * 2004-12-28 2011-09-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動パワーステアリング用モータ及びその製造方法
JP4697403B2 (ja) 2005-04-14 2011-06-08 株式会社ジェイテクト コネクタ付きモータ
JP4875857B2 (ja) 2005-05-27 2012-02-15 株式会社ショーワ 回転電機
JP4847728B2 (ja) 2005-08-30 2011-12-28 株式会社ショーワ 回転電機
JP5176283B2 (ja) * 2006-03-30 2013-04-03 日産自動車株式会社 回転電機のバスバー絶縁構造
JP5217117B2 (ja) * 2006-06-05 2013-06-19 日本電産株式会社 ブラシレスモータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10326321B2 (en) 2015-05-28 2019-06-18 Lg Innotek Co., Ltd. Stator and motor using the same

Also Published As

Publication number Publication date
US8193677B2 (en) 2012-06-05
EP2031736A3 (en) 2013-05-01
JP2009056867A (ja) 2009-03-19
EP2031736B1 (en) 2016-03-23
EP2031736A2 (en) 2009-03-04
US20090058215A1 (en) 2009-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5256669B2 (ja) ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置
CN110546862B (zh) 汇流条单元及具有该汇流条单元的马达
JP4783012B2 (ja) 電動パワーステアリング用モータ及びその製造方法
US7242128B2 (en) DC brushless motor for electrical power steering and the production method thereof
US7312545B2 (en) Controller for electric power steering and electric power steering system
JP6349933B2 (ja) 電動機、電動パワーステアリング装置および車両
JP5028220B2 (ja) 電動パワーステアリング用モータ、それに用いられる電磁シールド構造および電磁シールド方法
JP2007202263A (ja) 電動パワーステアリング用モータ
JP4331231B2 (ja) ステータおよび回転電機
KR20120117654A (ko) 버스 바 장치, 스테이터, 모터 및 스테이터의 제조 방법
JP2009038863A (ja) モータ
JP2008219994A (ja) モータ
JP2008259259A (ja) バスバーユニット
CN110476331B (zh) 汇流条单元及具有该汇流条单元的马达
EP2445088A2 (en) Brushless motor and electric power steering system
WO2018151133A1 (ja) ブラシレスモータ
JP2019170013A (ja) モータ及び電動パワーステアリング装置
JP5125434B2 (ja) モータおよび電気式動力舵取装置
JP2011182511A (ja) 回転電機、これを使用した電動パワーステアリング装置用回転電機及び電動パワーステアリング装置
JP2013153633A (ja) 回転電機
JP2022179599A (ja) 配線部品
US11196316B2 (en) Motor and electric power steering apparatus
JP6065436B2 (ja) 電動モータ
JP2012244839A (ja) 回転電機のステータ
JP2019068514A (ja) モータ、及び電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5256669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees