JP2010125240A - 洗米炊飯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、洗米炊飯機で、貯米タンクに溜めた米と品種の異なる米を臨時的に炊飯することが、貯米タンクの米を入れ換えることなく簡単な操作で行えるようにすることが課題である。
【解決手段】貯米タンク2の下方に洗米タンク3を設け、該洗米タンク2から洗米して投下される米を炊飯装置5で受けて炊飯する洗米炊飯機において、洗米タンク3に外部から直接米を供給可能する外部米供給手段Sを設けたことを特徴とする洗米炊飯機とした。
【選択図】図3
【解決手段】貯米タンク2の下方に洗米タンク3を設け、該洗米タンク2から洗米して投下される米を炊飯装置5で受けて炊飯する洗米炊飯機において、洗米タンク3に外部から直接米を供給可能する外部米供給手段Sを設けたことを特徴とする洗米炊飯機とした。
【選択図】図3
Description
この発明は、貯米タンクに溜めた米を自動的に所定量ずつ取り出して洗い、炊飯装置に供給して炊飯する洗米炊飯機に関するものである。
洗米炊飯機として特開2003−210316号公報に記載されたものが有る。
この洗米炊飯機は、支持機枠に貯米タンクと洗米タンクを設け、貯米タンクから所定量の米を洗米タンクに送って洗い、洗米タンクの下方に設置する炊飯装置に洗った米を投入して自動で炊飯を行うようにしている。
特開2003−210316号公報
この洗米炊飯機は、支持機枠に貯米タンクと洗米タンクを設け、貯米タンクから所定量の米を洗米タンクに送って洗い、洗米タンクの下方に設置する炊飯装置に洗った米を投入して自動で炊飯を行うようにしている。
前記の洗米炊飯機は、貯米タンクに溜めた米から事前に炊飯設定した量の米を自動的に取り出して炊飯するもので、計画に従って必要量の米を炊飯することが出来て炊飯作業を省力化出来るが、例えば、うるち米を貯米タンクに溜めて炊飯している場合にもち米を炊飯しようと思えば、貯米タンク内のうるち米をもち米に交換しなければならない。
そこで、本発明では、洗米炊飯機で、貯米タンクに溜めた米と品種の異なる米を臨時的に炊飯することが、貯米タンクの米を入れ換えることなく簡単な操作で行えるようにすることが課題である。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、貯米タンク2の下方に洗米タンク3を設け、該洗米タンク2から洗米して投下される米を炊飯装置5で受けて炊飯する洗米炊飯機において、洗米タンク3に外部から直接米を供給可能する外部米供給手段Sを設けたことを特徴とする洗米炊飯機とした。
請求項1に記載の発明は、貯米タンク2の下方に洗米タンク3を設け、該洗米タンク2から洗米して投下される米を炊飯装置5で受けて炊飯する洗米炊飯機において、洗米タンク3に外部から直接米を供給可能する外部米供給手段Sを設けたことを特徴とする洗米炊飯機とした。
この構成で、貯米タンク2に溜めた米以外の別種米も外部米供給手段Sで洗米タンク3に別種米を供給して炊飯できる。
請求項2に記載の発明は、貯米タンク2から取り出す米の計量と洗米タンク3での洗米と炊飯装置5での炊飯を自動制御によって行うようにすると共に、外部米供給手段Sから洗米タンク3への米供給を検出する外部供給検出手段Tを設け、該外部供給検出手段Tがコメの供給を検出すると、自動炊飯制御が貯米タンク2の米供給を行わないで洗米タンク3での洗米から制御を開始すべくした請求項1に記載の洗米炊飯機とした。
請求項2に記載の発明は、貯米タンク2から取り出す米の計量と洗米タンク3での洗米と炊飯装置5での炊飯を自動制御によって行うようにすると共に、外部米供給手段Sから洗米タンク3への米供給を検出する外部供給検出手段Tを設け、該外部供給検出手段Tがコメの供給を検出すると、自動炊飯制御が貯米タンク2の米供給を行わないで洗米タンク3での洗米から制御を開始すべくした請求項1に記載の洗米炊飯機とした。
この構成で、通常の炊飯は、自動炊飯で貯米タンク2の米を所定量計量して炊飯を完了出来るが、貯米タンク2の米とは違う別種米を外部米供給手段Sから洗米タンク3に供給すると外部供給検出手段Tでそのことを検出して別種米を洗米して炊飯するようになる。
請求項3に記載の発明は、外部米供給手段Sを洗米タンク3内に繋がるシュート56で構成し、外部供給検出手段Tを該シュート56に設けた米検出センサ57で構成した請求項2に記載の洗米炊飯機とした。
この構成で、シュート56で米を洗米タンク3に供給すると、米検出センサ57で直接洗米タンク3へ米が供給されたことを検出する。
請求項4に記載の発明は、洗米タンク3に米の供給を行う開閉扉58を設け、該開閉扉58の開口を検出する扉センサ59を外部供給検出手段Tとした請求項2に記載の洗米炊飯機とした。
請求項4に記載の発明は、洗米タンク3に米の供給を行う開閉扉58を設け、該開閉扉58の開口を検出する扉センサ59を外部供給検出手段Tとした請求項2に記載の洗米炊飯機とした。
この構成で、洗米タンク3に米を供給するために開閉扉58を開くと、直接洗米タンク3へ米が供給されたとして、貯米タンク2の米供給を行わないで洗米タンク3での洗米を開始する。
請求項1に記載の発明では、貯米タンク2内の米と別種の米を炊飯する場合に、外部供給検出手段Tで別種米を洗米タンク3に供給して炊飯できる。
請求項2に記載の発明では、外部供給検出手段Tから別種米を洗米タンク3に供給すると、自動的に貯米タンク2の米供給を中止する。
請求項2に記載の発明では、外部供給検出手段Tから別種米を洗米タンク3に供給すると、自動的に貯米タンク2の米供給を中止する。
請求項3に記載の発明では、別種米の供給を米検出センサ57で直接検出して貯米タンク2の米供給を行わない制御が確実に行われる。
請求項4に記載の発明では、外部供給検出手段Tが開閉扉58の開口を検出することで行っているので、構成が簡単になる。
請求項4に記載の発明では、外部供給検出手段Tが開閉扉58の開口を検出することで行っているので、構成が簡単になる。
以下、図面に示すこの発明の実施例の形態について説明する。
実施例に示す洗米炊飯機は、大量の米飯を供給する食堂等において使用され、その全体正面図を図1に示し、全体側面図を図2に示す。
実施例に示す洗米炊飯機は、大量の米飯を供給する食堂等において使用され、その全体正面図を図1に示し、全体側面図を図2に示す。
支持機枠1の上部に貯米タンク2が設けられて、この貯米タンク2の下方に洗米タンク3を接続して設け、洗米タンク3の下方には、間隔をおいて炊飯装置5が配置され、炊飯装置5は炊飯釜6、釜加熱用バーナ7と引出式の架台10等から構成されている。
貯米タンク2の上面には米投入口18が開口しこの米投入口18を投入蓋19で開閉し、投入蓋19の開閉を投入蓋センサ14で検出する。この貯米タンク2の下半分はホッパ状に構成されていて、このホッパ下端部に計量器12(図3)が取り付けられている。計量器12は円筒部材からなり、計量モータ12aから図示省略の伝動装置を介して駆動され、貯米タンク2から一定量ずつ流下した米が充填された計量器12を炊飯計画量に必要な回転数だけ回転させることで、炊飯計画量の米を貯米タンク2から洗米タンク3に供給する。
なお、通常時に投入蓋19を外して米投入口18を開くと、投入蓋センサ14が開口を検出して計量器12を駆動しないように制御して安全を図る。しかし、メンテナンスモードにしている場合には、計量器12の駆動は投入蓋センサ14を開いていても可能にしている。
洗米タンク3は、図3に示すように、天井部に前記計量器12から供給される米を受ける漏斗状の受け部13を備え、中間部に円筒状の胴部3bと、下部にホッパ状部3cを持つ構成である、洗米タンク3のホッパ状部3cの下方にジャケット部31を接続し、ホッパ状部3cとジャケット部31との境界部に米粒を漏下させない程度の開口を持つフィルタ15を設けている。
洗米タンク3の中心部に鉛直方向の回転軸16を設け、回転軸16には撹拌羽根17を取り付け、回転軸16は支持機枠1に取り付けた正逆回転可能で回転速度を制御可能な洗米モータ20によりウォームギヤ21を介して回転される。回転軸16は中空軸であり、内側の排米軸16aは外側の回転軸16の内部に上下摺動自在に遊嵌されていて、軸の下端に着脱自在の排米弁22を設け、軸の上端を排米弁駆動用モータ23で駆動するカム24により上下動させて、排米弁22の開閉制御がなされる構成である。排米弁22が開くと、洗米タンク3内の米は下方の炊飯装置5の中に落下する。
なお、排米弁22が開くと洗米モータ20の回転を洗米時の回転よりも速くして米が洗米タンク3内に残らないようにしている。
図3に示す如く、洗米タンク3への水の供給は配水管26、流量センサ25、上側給水弁33及び洗米タンク3の天井部の上部給水口29を経由するルートと、流量センサ25の下流で配水管26から分岐して下側給水弁35、配水管27、下部給水口30からジャケット部31を経由するルートの2系統で行われている。洗米タンク3の下部側方には排水箱39が設けられ、排水口40を有した排水箱39は、上部が洗米タンク3の上部側面に開口するオーバーフロー管41と連結管36で接続され、内側部が前記ジャケット部31に連通するジャケット配水管42と接続されている。ジャケット配水管42からの排水は排水弁44(図3では便宜上、水位弁54と一体的に図示している。)の開閉で行われ、水位弁54で洗米タンク3内の水位を調整する。
図3に示す如く、洗米タンク3への水の供給は配水管26、流量センサ25、上側給水弁33及び洗米タンク3の天井部の上部給水口29を経由するルートと、流量センサ25の下流で配水管26から分岐して下側給水弁35、配水管27、下部給水口30からジャケット部31を経由するルートの2系統で行われている。洗米タンク3の下部側方には排水箱39が設けられ、排水口40を有した排水箱39は、上部が洗米タンク3の上部側面に開口するオーバーフロー管41と連結管36で接続され、内側部が前記ジャケット部31に連通するジャケット配水管42と接続されている。ジャケット配水管42からの排水は排水弁44(図3では便宜上、水位弁54と一体的に図示している。)の開閉で行われ、水位弁54で洗米タンク3内の水位を調整する。
常時、排水箱39は排水弁44及び水位弁54で閉鎖されているが、洗米タンク3内の水を排水する場合には、ジャケット部31のフィルタ15から、ジャケット配水管42、排水弁44及び/または水位弁54、排水箱39及び排水口40を経て排水される。
排水弁44及び水位弁54は洗米タンク3の天井部に固定して設けた排水弁ソレノイド43及び水位弁ソレノイド53から延長して設けたコントロールワイヤ45,55によって開閉する。また、洗米タンク3内上部には洗米タンク3内の水量を検出する電気接点付きフロートセンサ32を備えている。
貯米タンク2の前面から洗米タンク3の上部に通じるシュート56を設け、このシュート56の外部開口部に開閉扉58を設け、開閉扉58を閉じると検出する扉センサ59を設け、シュート56の内部に米の通過を検出する米検出センサ57を設けている。シュート56が本発明の外部米供給手段Sで、米検出センサ57や扉センサ59が本発明の外部供給検出手段Tである。
貯米タンク2に溜めた例えばうるち米と種類の違う例えばもち米を炊飯する場合には、開閉扉58を開いてもち米をシュート56から洗米タンク3内へ供給するのであるが、この場合には、米検出センサ57や扉センサ59でもち米の供給を検出して、後述するスタートスイッチ80を押しても計量器12が作動しないように制御する。
なお、開閉扉58を開いたままでスタートスイッチ80を押しても撹拌羽根17を取り付けた回転軸16が回転しないようにして安全を図っている。
次に、図4と図5に基づき洗米タンク3の点検用覗き窓について説明する。支持機枠1の横移動フレーム85は貯米タンク2を載置すると共に、洗米タンク3を吊り下げ状に支持している。洗米タンク3の前面には、点検・清掃用の比較的大きな点検・清掃用窓3aを設けて、点検窓蓋94を装着している。貯米タンク2の前側には制御装置を内装した制御扉95を開閉自在に設け、横移動フレーム85の固定用横板93における貯米タンク2の下部前側方の空間部には、開口部93aを設けて、開口蓋94aを装着している。
次に、図4と図5に基づき洗米タンク3の点検用覗き窓について説明する。支持機枠1の横移動フレーム85は貯米タンク2を載置すると共に、洗米タンク3を吊り下げ状に支持している。洗米タンク3の前面には、点検・清掃用の比較的大きな点検・清掃用窓3aを設けて、点検窓蓋94を装着している。貯米タンク2の前側には制御装置を内装した制御扉95を開閉自在に設け、横移動フレーム85の固定用横板93における貯米タンク2の下部前側方の空間部には、開口部93aを設けて、開口蓋94aを装着している。
しかして、制御扉95を開き、開口蓋94aを開けると、固定用横板93の開口部93aから下方の洗米タンク3内を点検できる。従って、洗米炊飯機が異常により停止し、洗米タンク3の点検窓蓋94を開けて調べることが出来なくなった場合にも、洗米タンク3内の様子を容易に確認でき点検作業を円滑に行なうことができる。
なお、点検窓蓋94や開口蓋94aを開けると、スタートスイッチ80を押しても撹拌羽根17を取り付けた回転軸16が回転しないようにして安全を図っている。
図6と図8は、洗米タンク3の別実施例で、上部に給水の水面Wを検出する水位センサ60を設けている。この水位センサ60は筒状で下部を開口し上部に空気抜き孔62を設けたセンサ囲い61で覆っている。この構成で、水面Wが波立ってもセンサ囲い61の内側の水面Wが静かになり、水位を正確に検出できる。65はアルコール噴霧ノズルで、炊飯待機中に所定時間間隔でエチルアルコールを噴霧して洗米タンク3の内部を消毒するようにしている。
図6と図8は、洗米タンク3の別実施例で、上部に給水の水面Wを検出する水位センサ60を設けている。この水位センサ60は筒状で下部を開口し上部に空気抜き孔62を設けたセンサ囲い61で覆っている。この構成で、水面Wが波立ってもセンサ囲い61の内側の水面Wが静かになり、水位を正確に検出できる。65はアルコール噴霧ノズルで、炊飯待機中に所定時間間隔でエチルアルコールを噴霧して洗米タンク3の内部を消毒するようにしている。
図8と図9は、洗米タンク3の下部を示し、配水管27からジャケット部31に下水を給水するようにすると共に、送気管63を排米弁22に円状に配置する噴気ノズル64に繋いで、洗米時に噴気ノズル64から空気を吹き出して米を浮き上がらせながら撹拌羽根17で掻き混ぜて洗米作用を効果的に行わせるようにしている。
洗米タンク3への給水は、洗米時だけでなく、炊飯装置5による炊飯時に放射熱によって貯米タンク2や計量器12が結露するのを防ぐために、炊飯装置5の点火のタイミングに合わせて洗米タンク3に給水し、炊飯装置5の熱が伝わるのを防止する。
図10には、操作パネル(操作表示装置)11の表示蓋75を閉じた状態(図10(a))と開いた状態(図10(b))を示している。操作パネル11の上方には工程表示画面71と予約スイッチ78、スイッチ群79、スタートスイッチ80及びヘルプスイッチ81が配置され、下方には液晶表示画面72を備えている。工程表示画面71には米の計量、洗米及び浸しからなる予備工程と、釜の準備、浸し、点火、炊飯、むらし、炊き上りからなる炊飯工程をそれぞれ表示し、現在どの工程を実行中であるかを工程表示部の近傍に設けたLED77を点灯して識別できるようにし、正常な運転席状態では緑色、異常時に赤色の2色に発光するようにして、運転状態を容易に認識できるようにしている。
また、図10(a)に示す表示蓋75を閉じた状態では、液晶表示画面72は通常運転表示画面Aを表示し、この実施例の形態では累積炊飯回数(以下累積釜数という)、連続して炊飯する回数(以下予定釜数という)、一回の炊飯で処理する容量、炊飯予備工程と炊飯工程における合計浸積時間、及び、蒸らし時間を表示している。
また、図10(b)は表示蓋75を開いた状態を示し、表示蓋75にはフォトカプラ76aの光を反射する反射板76bとからなる蓋開閉検知装置76と係止部83を設け、操作表示装置11上に前記反射板76bと係止部83に対応する位置にフォトカプラ76aと係止部83’からなる蓋開閉検知装置76を設けている。
表示蓋75を開くと、蓋開閉検知装置76がOFFになり、液晶表示画面72は通常運転表示画面Aから即座に炊飯条件を設定できる画面を表示する。この画面を以下炊飯条件設定画面Bという。炊飯条件設定画面Bは、炊飯量、水加減、洗い方、浸し時間、蒸らし時間、炊飯の仕方(モード)、点火方法の中のいずれかの炊飯条件が設定できる画面であり、炊飯条件設定画面Bの下方にあるメニュースイッチ74で炊飯条件の種類を選択し、選択した各炊飯条件に対応した位置にある設定スイッチ73で、その炊飯条件を決めることができるようになっている。
また、通常運転表示画面Aには図11に示すように、現在、洗米炊飯機がどの状態にあり、そのときに、処置が必要な場合には、必要な処置を喚起する「米補給」、「停止中」、「運転中」、「異常中」、「水加減」等の文字表示を行なう。更に、作業者に注意を喚起させるために、前記表示される文字を反転点滅させるように構成されている(図11参照)。
図12にはこの実施例の形態の操作パネル11における通常運転時の通常運転画面Aを示すものである。まず、電源スイッチをONすると、標準画面である通常運転表示画面Aが表示されて、予め設定された炊飯条件である累計釜数と運転停止中の表示及び一回の炊飯量が5升で、一釜ごとの炊飯であること、浸積時間及び蒸らし時間が表示される。このときヘルプスイッチ81をONすると、現在時刻、運転開始の方法、予約運転ができることを表示する。次いで、前記画面Aに表示された炊飯条件を変更したいときには、表示蓋75を開き、炊飯条件設定画面Bを表示させて、設定条件を変更できる。
例えば、炊飯量を「5升」から「3升」に変更し、モードを「一釜」ごとから「連続」にすると、通常運転画面Aは「3升」、「連続」に切り替わる。次に、スイッチ群79で予定釜数を「3釜」から「10釜」にセットすると、予定釜数が「10」に表示変更される。
次に、スタートスイッチ80を押すと、運転が始まり、「運転中」の表示がなされる。何回目かの釜の炊飯が終了したときに、例えば、米が不足した状態となると、「運転中」の表示が「米補給」の点滅表示に変わる。そして、米補給が終わると、自動運転が再開する。このとき、ヘルプスイッチ81を押すと、残時間が表示される。
自動運転中に、例えば、釜の準備ができていないと、「運転中」の表示が点滅するので、ヘルプスイッチ81をONすると、内釜をセットするようにとの指示が表示される。内釜のセットの後、点火が手動モードであると、点火コールの音声が流れ、同時に「運転中」の表示が点滅して、点火を催促する。点火スイッチをONして、運転を再開して所定時間が経過すると、炊飯完了の音声が発せられ、同時に「運転中」の表示が点滅するので、ヘルプスイッチ81をONすると、炊飯完了の作業をするようにとの指示が表示される。
次に、図1,図2,図13に基づき貯米タンク2及び洗米タンク3の支持構成について説明する。支持機枠1は、長方形状の台枠1aと、所定幅及び所定高さの門型の上部枠体1bと、左右上部枠体1b間に支架した複数の横桟1c,・・・により構成されている。貯米タンク2及び洗米タンク3を支持する横移動フレーム85は、上部の平面状の横フレーム部85aと、横フレーム部85aの後端部に連結されている縦フレーム部85bとで、側面視L型に構成されている。横フレーム部85aの後端部左右両側には、前後方向の横軸回りに回転する上ローラ86,・・・と、縦軸回りに回転する後ローラ87,・・・を設け、この後ローラ87,・・・のローラ軸87aを、図13に示すように、支持板88の孔88aに緩く嵌合して、例えば6゜程度軸芯が傾斜できる自動調芯式に構成し、縦フレーム部85bの下側左右両側部には前記後ローラ87,・・・と同様の自動調芯式にした縦軸回りに回転する下ローラ89を設けている。
しかして、上部枠体1bの上部の横桟1c上面に、横移動フレーム85の上ローラ86,・・・を載置接触させ、上部の横桟1c後面に後ローラ87,・・・を接触させ、下ローラ89を中間の横桟1c前面に接触させると、貯米タンク2を載置支持すると共に、洗米タンク3を吊り下げ状に支持している横移動フレーム85は、横移動フレーム85を横方向に移動自在に支持される構成になる。
次に、図3,図14(a),図14(b)に基づき洗米装置について説明する。洗米タンク3への水の供給は、配水管26、流量センサ25、上側給水弁33及び洗米タンク3の天井部の上部給水口29を経由する上部給水ルートと、流量センサ25の下流で配水管26から分岐して下側給水弁35、配水管27、下部給水口30からジャケット部31を経由する下部給水ルートの2系統で行われる構成とし、下部給水ルートの配水管27に並列して空気を排米弁22から噴出する送気管63を配置し、下部給水ルートの水をジャケット部31内に送り、空気を排米弁22からジャケット部31内に噴出する構成としており、配水管27、送気管63は、それぞれ図14(b)において、ジャケット部31の中心より偏芯した位置に設けられ、空気と水が混合された旋回流が生じやすくしている。
そして、洗米タンク3での洗米作業時には、洗米タンク3内の回転軸16に設けられている大小の撹拌羽根17,17の回転方向と、下部給水ルートからの水噴出方向を互いに逆方向となるように構成している。
洗米作業時には、撹拌羽根17,17を、図14(b)に示すように、反時計方向に回転させ、下部給水ルートからの水を時計方向に回転するように噴出させる。すると、洗米タンク3内の米は撹拌羽根17,17による旋回と、水の旋回流と排米弁22からの噴出空気により、強い剪断作用を受けて、高い洗米効果を得ることができる。
洗米作業が終了し研ぎ水を洗米タンク3の上部から排出するときには、撹拌羽根17,17の回転方向と、下部給水ルートの水の噴出方向を同じにすることにより、研ぎ水の排水時間を短縮することができる。洗米タンク3内の研ぎ水は洗米タンク3内を遠心力により上方に押し上げられ、研ぎ水表面を浮遊する糠等及び研ぎ水がオーバーフロー管41の上部配水口41aから迅速に排水されるためである。
次に、図15〜図17に基づき排米弁22の駆動構成の実施例について説明する。この排米弁22の駆動構成は、排米弁22を排米軸16aから取り外して清掃した後、再び装着するとき、排米軸16aが上下に摺動しないように固定し、装着し易くするものである。
中空の回転軸16内には排米軸16aが上下摺動自在に遊嵌されていて、排米軸16aの下端に排米弁22を取り付けている。フレームにはシーソー状に上下動する投下アーム90の中間部を軸支し、投下アーム90の一端を排米軸16aの上端にピン連結し、投下アーム90の他端部に設けたローラ90bに排米弁駆動用モータ23で駆動される投下カム24を接動可能に連係し、排米弁22を上下動して洗米タンク3を開閉する構成である。なお、投下アーム90の一端側の下方への回動を所定位置で停止させるストッパ90aを設けている。
投下アーム90の投下カム24の当接する部位には、バネ91で付勢された蝶板92を取り付けている。しかして、投下カム24が反時計方向の開側に回動しその大径部が蝶板92に接触すると、蝶板92はバネ91に抗して退避回動し、投下カム24の大径部が離れるとバネ91により蝶板92は突出方向に復帰し、蝶板92の先端部が停止状態の投下カム24の小径部に当接する構成である。
図15に示す状態では、投下カム24の大径部が投下アーム90のローラ90bに当接し、投下アーム90の左側ブームを持ち上げ、投下アーム90を介して排米軸16a及び排米弁22を持ち上げ、排米弁22を閉鎖状態としている。次いで、投下カム24が更に反時計方向に回動すると、投下アーム90の左側部を押圧しながら回転し蝶板92に接触すると、蝶板92をバネ91に抗して退避回動させながら回動し、その大径部がローラ90bから離れると、投下アーム90の左側が排米弁22等の自重により下動し、排米軸16aも下動し排米弁22は開状態となる。
そして、図16に示すように、投下カム24が排米弁22を開作動した後、所定位置で停止すると、バネ91により突出方向に復帰している蝶板92の先端部が投下カム24の小径部に当接し、投下アーム90の右側部の上動が規制され、また、投下アーム90の左側部はストッパ91により下方への移動が規制されているので、排米軸16aの動きが規制され、排米軸16aへの排米弁22の着脱を容易に行なうことができる。
なお、洗米タンク3から米と水が供給される炊飯釜6の重量を重量計で検出して、水量が炊飯に適した水加減になるように水供給と水排出を制御するが、この重量計の検出値は洗米タンク3から米と水が供給される前の炊飯釜6重量を零に設定することで、米と水の重量を算出している。
次に、前記実施例の炊飯装置の自動制御について図18で説明する。まず、ステップS1で図示省略のメモリーとCPUを備えた制御用コンピュータに予約タイム、供給米量、洗米タンク給水量、洗米時間(撹拌羽根17の回転時間)、洗米タンクへの浸積時間、洗米回数、洗米タンクへの給水時間、洗米タンクからの排水時間及び蒸らし時間などの洗米炊飯機が稼働に必要な条件を貯米タンク2の全面に設ける操作表示装置11により設定する。すると、ステップS2で液晶表示画面72に、状況に応じて目詰り注意表示と故障・警報表示がなされる。
その後、ステップS3でスタートスイッチ80を押すと、ステップS4でシュート56から米が投入されたかの判定を行い、この判定がYESならばステップS6の洗米行程に移行し、NOであればステップ5で貯米タンク2の米を計量器12で計量し、洗米タンク3に設定量の米を供給し、ステップS6の洗米行程で洗米する。
ステップS6の洗米工程は米を水中で撹拌し研ぐ狭義の洗米工程と、米を湿潤した状態で撹拌する研米工程とからなり、狭義の洗米工程の1回では、上側給水弁33及び下側給水弁35(図3参照)を開いて洗米タンク3に給水しながら、撹拌羽根17を規定時間回転し、その間とぎ汁は余り水としてオーバーフロー管41から排水箱39、排水口40を経て排水され、規定時間経過後に上側給水弁33及び下側給水弁35を閉じ、撹拌羽根17を停止し、排水弁44及び水位弁54を開くと、洗米タンク3下部のホッパ状部の下方のフィルタ15からジャケット部31、ジャケット配水管42、排水弁44及び水位弁54、排水箱39、排水口40を経てとぎ汁の排水がなされる。とぎ汁の排水中に米粒はフィルタ15により漏下を阻止され、洗米タンク3から流失することはない。洗米タンク3の排水終了後に撹拌羽根17を規定時間回転して研米工程を行なう。
前記のように、洗米タンク3において給水、撹拌、排水を行なう狭義の洗米工程及び研米工程をそれぞれ規定回数行って洗米工程を終了し、ステップS7の水加減処理工程に進む。ステップS7では洗米タンク3内の米の量、米の質、気温、水温等に見合った水量をマイクロコンピュータが計算して流量センサ25で測定制御して下側給水弁35を開閉し、洗米タンク3に給水し、洗米タンク3の満水後に、水位弁54を開閉して水加減をする。
ステップS8では、洗米タンク3内の洗米済の米とステップS6の水加減の計量された水が、排米弁22の開閉により炊飯釜6に投下される。この際に、撹拌羽根17の回転を洗米時の回転よりも速くして米が洗米タンク3内に残らないようにしている。
ステップS9では、炊飯釜6内の米は規定時間にわたり水に浸積される。規定時間経過後に、ステップS10で点火、ステップS11で炊飯、ステップS12で蒸らしを行い、ステップS13で炊き上り、所定の米飯ができあがる(ステップS14)。
2 貯米タンク
3 洗米タンク
5 炊飯装置
56 シュート
57 米検出センサ
58 開閉扉
59 扉センサ
S 外部米供給手段(シュート56)
T 外部供給検出手段(米検出センサ57、扉センサ59)
3 洗米タンク
5 炊飯装置
56 シュート
57 米検出センサ
58 開閉扉
59 扉センサ
S 外部米供給手段(シュート56)
T 外部供給検出手段(米検出センサ57、扉センサ59)
Claims (4)
- 貯米タンク(2)の下方に洗米タンク(3)を設け、該洗米タンク(2)から洗米して投下される米を炊飯装置(5)で受けて炊飯する洗米炊飯機において、洗米タンク(3)に外部から直接米を供給可能する外部米供給手段(S)を設けたことを特徴とする洗米炊飯機。
- 貯米タンク(2)から取り出す米の計量と洗米タンク(3)での洗米と炊飯装置(5)での炊飯を自動制御によって行うようにすると共に、外部米供給手段(S)から洗米タンク(3)への米供給を検出する外部供給検出手段(T)を設け、該外部供給検出手段(T)が米の供給を検出すると、自動炊飯制御が貯米タンク(2)の米供給を行わないで洗米タンク(3)での洗米から制御を開始すべくした請求項1に記載の洗米炊飯機。
- 外部米供給手段(S)を洗米タンク(3)内に繋がるシュート(56)で構成し、外部供給検出手段(T)を該シュート(56)に設けた米検出センサ(57)で構成した請求項2に記載の洗米炊飯機。
- 洗米タンク(3)に米の供給を行う開閉扉(58)を設け、該開閉扉(58)の開口を検出する扉センサ(59)を外部供給検出手段(T)とした請求項2に記載の洗米炊飯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008305758A JP2010125240A (ja) | 2008-11-29 | 2008-11-29 | 洗米炊飯機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008305758A JP2010125240A (ja) | 2008-11-29 | 2008-11-29 | 洗米炊飯機 |
Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-11-29 JP JP2008305758A patent/JP2010125240A/ja active Pending
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