JP2010122536A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】高倍率なズーム機能を有しつつ、画面全体にわたって高画質な画像を得ることが可能なズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、第2レンズ群を通過した光像を補正する補正レンズ群を備え、第1レンズ群と第2レンズ群との距離は変化し、第2レンズ群は物体側から順に、負の単レンズと、負レンズと正レンズとを接合した負の接合レンズとを含み、負の単レンズと負レンズとのアッベ数の平均値をν2nav、屈折率をn21、物体側および像面側の曲率半径をR211,R212、負レンズの物体側および像面側の曲率半径をR221,R222、とすると、30<ν2nav<40、1.9<n21、−2.5<(R212+R211)/(R212−R211)<−2.0、−0.2<(R222+R221)/(R222−R221)<0.3を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明はビデオカメラやデジタルスチルカメラ等に搭載されるズームレンズに関する。
ビデオカメラやデジタルスチルカメラに搭載される撮影系には、複数のレンズが設けられている。近年では、上記撮像系の機能として高倍率ズーム機能が強く求められている。
従来の撮像装置は、例えば、正負正負正の5つのレンズ群からなり、そのレンズ構成枚数は16〜17枚程度である。このような撮像装置は、コンパクトではあるがズーム倍率が50倍程度に留まる(例えば、特許文献1,2)。
また、放送用テレビカメラのようにズーム倍率が100倍程度の撮像装置が開示されている(例えば、特許文献3)。しかし、この撮像装置は、テレビ放送のために用いられるような業務用のものであるため、多数のレンズが用いられて巨大な光学系となってしまう。このため、このような撮像装置は、民生用には適用できない。
また、さらに高いズーム倍率を有するものとして、光学系を前部と後部とに分けて、中間像を形成することによって300倍の高倍率を達成した撮像装置が開示されている(例えば、特許文献4)。しかし、この場合でも、中間像を形成するために光学系が巨大になってしまう。
特開2001−033703号公報(平成13年2月9日公開) 特開2006−099130号公報(平成18年4月13日公開) 特開2004−264457号公報(平成16年9月24日公開) 国際公開第2004/010199号パンフレット(平成16年1月29日公開)
しかしながら、近年では、撮像素子の高集積化や小型化により1画素の大きさが2μmを下回り、光学系には高い解像度が求められている。このため、特に小型化した場合に、高倍率を維持しつつズーム範囲全域に亘って画像の全領域において高画質を確保することは困難である。
本発明の課題は、高倍率なズーム機能を有しつつ、ズーム範囲全域に亘って高画質な画像を得ることが可能なズームレンズを提供することにある。
第1の発明に係るズームレンズは、物体側から像面側に向けて、順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、第2レンズ群を通過した光像を補正する補正レンズ群と、を備えている。第1レンズ群と第2レンズ群との距離は、変化する。第2レンズ群は、物体側から順に、負の単レンズと、負レンズと正レンズとを接合した負の接合レンズと、を含む。ここで、負の単レンズと負レンズとのアッベ数の平均値をν2nav、負の単レンズの屈折率をn21、物体側の曲率半径をR211、像面側の曲率半径をR212、負レンズの物体側の曲率半径をR221、像面側の曲率半径をR222、とする。そして、当該ズームレンズは、下記(1)〜(4)の条件式を満足する。
30<ν2nav<40・・・(1)
1.9<n21・・・(2)
−2.5<(R212+R211)/(R212−R211)<−2.0・・・(3)
−0.2<(R222+R221)/(R222−R221)<0.3・・・(4)
ここでは、民生用カメラ等に搭載されるズームレンズおいて、高倍率を維持しつつ、画像の全領域において高画質を確保することを可能にするために、以下のような構成を採用している。
当該ズームレンズは、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が変化するズームレンズであって、第1レンズ群は正の屈折力を有し、第2レンズ群は負の屈折力を有する。また、第2レンズ群は、2つの負レンズを有し、一方は単一の負レンズであり、他方は負レンズと正レンズとの接合レンズである。ここで、負の単レンズと負レンズとのアッベ数の平均値をν2nav、負の単レンズの屈折率をn21、物体側の曲率半径をR211、像面側の曲率半径をR212、負レンズの物体側の曲率半径をR221、像面側の曲率半径をR222、とする。この場合、当該ズームレンズは、上記(1)〜(4)の条件式を満足する。
ここで、正の屈折力とは、物体側から入射した光を像面側に向けて絞る屈折力である。反対に、負の屈折力とは、物体側から入射した光を像面側に向けて拡大する屈折力である。正レンズとは、レンズの縁よりも中央の方が厚いレンズである。負レンズとは、レンズの縁よりもレンズの中央の方が薄いレンズである。単レンズとは、1枚のレンズによって構成されているレンズである。接合レンズとは、複数枚のレンズによって構成されているレンズである。条件式(1)は、色収差の発生量を規定する。条件式(2)は、レンズの屈折率を規定する。条件式(3)は、レンズの形状を規定する。条件式(4)は、レンズの形状を規定する。
近年、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影系には、例えば70倍といった高倍率が可能なズームレンズが要求されている。しかしながら、高倍率になればなるほど、種々の収差が顕著になるため、画像の全領域に亘って高画質な画像を得ることが困難になる。
そこで、本発明のズームレンズは、相対距離が変化する第1レンズ群と第2レンズ群とを備え、第2レンズ群が以下の上記条件式(1)〜(4)を満足している。
このような構成により、条件式(1)を満たすことによって、ズーム範囲全域に亘って色収差を補正(軽減)することができる。条件式(2)を満たすことによって、レンズの像面側の曲率および負の屈折力を適度な値で維持することができる。条件式(3)を満たすことによって、物体側面で発生する歪曲収差を軽減し、コマ収差および像面湾曲の変動を軽減することができる。条件式(4)を満たすことによって、球面収差、コマ収差、像面湾曲の発生量を軽減することができる。
この結果、第2レンズ群を通過した光像の球面収差やコマ収差などのザイデルの5収差と色収差との補正レンズ群における補正を、ズーム範囲全域に亘って容易に両立することが可能になる。したがって、高倍率ズームを可能にしつつ取得した画像の全領域において高画質を確保することができる。
第2の発明に係るズームレンズは、第1の発明に係るズームレンズであって、正レンズの屈折率をn23とすると、下記条件式(5)を満足する。
1.9<n23・・・(5)
ここでは、第2レンズ群において、屈折率が1.9よりも高い正レンズが採用される。
ここで、ガラス材料において1.9という屈折率は、比較的高い屈折率である。
これにより、接合面の曲率が小さい正レンズを用いることができる。したがって、第2レンズ群の正レンズを、コマ収差の発生量が少ない正レンズ1枚のみで構成することが可能になる。
この結果、第2レンズ群のレンズ枚数は3枚のみとなり、少ない構成枚数で第2レンズ群を構成することが可能になる。したがって、広角端から望遠端までのズーム範囲の全範囲において良好な画質を得ることができるコンパクトなズームレンズを提供することができる。
第3の発明に係るズームレンズは、第1または第2の発明に係るズームレンズであって、第3レンズ群と第4レンズ群と第5レンズ群とを有する。第3レンズ群は、正の屈折力を有する。第4レンズ群は、負の屈折力を有する。第5レンズ群は、正の屈折力を有する。第2レンズ群は、光軸上において可動である。第3レンズ群は、光軸方向において固定されている。第4レンズ群は、光軸上において可動である。第5レンズ群は、光軸方向において固定されている。
ここでは、第1〜第5レンズ群のうち、第2および第4レンズ群が光軸上で可動である。
ここで、これらのレンズ群を固定するものやレンズ群の変動時にガイドの役割りを果たすものは、例えば、当該ズームレンズが搭載されるカメラ等の筐体であってもよい。また、第1レンズ群は、固定されていてもよく、変位可能であってもよい。
これにより、第2レンズ群と第3レンズ群との相対距離が変動し、倍率を変化させることができる。また、第3および第5レンズと第4レンズとの相対距離が変化し、変倍または物体距離の変化に伴う像面の変動を補正することができる。
第4の発明に係るズームレンズは、第1から第3の発明のいずれか1つに係るズームレンズであって、負の単レンズの焦点距離をf21、第2レンズ群の焦点距離をf2、第2レンズ群が広角端に位置する場合における全系の焦点距離をfwとすると、下記条件式(6)および(7)を満足する。
0.4<|f2/f21|<0.6・・・(6)
1.7<|f2/fw|<1.9・・・(7)
ここでは、レンズ群やレンズの焦点距離を規定する。
ここで、条件式(6)は、第2レンズ群を構成するレンズの屈折力を規定する。条件式(7)は、第2レンズ群全体の屈折力を規定する。また、全系の焦点距離とは、当該ズームレンズの焦点距離である。
これにより、条件式(6)を満たすことによって、広角端時の歪曲収差や球面収差およびコマ収差の発生量を軽減することを可能にしつつ、小型化を実現することができる。また、条件式(7)を満たすことによって、ペッツバール和の値を良好な値に保ちつつ、高倍率を実現するためのズームストロークを従来よりも短くすることができる。
この結果、したがって、高倍率かつコンパクトな像面特性の良いズームレンズを提供することが可能になる。
第5の発明に係るズームレンズは、第1から第4の発明のいずれか1つに係るズームレンズであって、第1レンズ群は、物体側より順に、負レンズと正レンズとの接合レンズと、両レンズ面が凸面の正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、を含む。第1レンズ群における各正レンズは、下記条件式(8)を満足する硝子材料を少なくとも2枚有している。
0.03<P(g,F)−(0.6482−0.0018νd)・・・(8)
ただし、
P(g,F)=(ng−nF)/(nF−nC)
νd=(nd−1)/(nF−nC)
ngは、g線(波長435.84nm)に対する屈折率、
nFは、F線(波長486.13nm)に対する屈折率、
nCは、C線(波長656.28nm)に対する屈折率、
ndは、d線(波長587.56nm)に対する屈折率である。
ここでは、第1レンズ群の正レンズの波長毎の屈折率を規定する。
ここで、条件式(8)は、第1レンズ群の正レンズの異常分散性を規定する。
これにより、色収差の2次スペクトルを低減することができる。
この結果、小さい倍率色収差および小さい軸上色収差を実現することが可能になる。
第6の発明に係るズームレンズは、第5の発明に係るズームレンズであって、第1レンズ群の正レンズの硝子材料のアッべ数の平均値をν1pavとしたとき、下記の条件式(9)を満足する。
70<ν1pav<80・・・(9)
ここで、条件式(9)は、第1レンズ群を構成する正レンズのアッベ数を規定する。
これにより、望遠時に発生しやすい色収差を、第1レンズの正レンズによる補正において補正不足や過剰補正を防ぐことができる。
この結果、高倍率ズーム時において従来よりも良質な画像を得ることが可能になる。
第7の発明に係るズームレンズは、第1から第6の発明のいずれか1つに係るズームレンズであって、第3レンズ群は、少なくとも1面が非球面のレンズを含む。
これにより、光の入射位置によって球面収差やコマ収差をそれぞれ精密に補正することができる。
この結果、ズーム範囲の全範囲において良好な光学特性を得ることが可能になる。
本発明のズームレンズによれば、変倍比が高倍率(例えば70倍)であっても、ズーム範囲全域に亘って高画質な画像を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るズームレンズ10を図1を用いて以下で説明する。
ズームレンズ10は、図1に示すように、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群1、負の屈折力を有する第2レンズ群2、絞りS、正の屈折力を有する第3レンズ群3、負の屈折力を有する第4レンズ群4、正の屈折力を有する第5レンズ群5、および等価硝子EGを備えている。
ズームレンズ10では、第1レンズ群1、第2レンズ群2、および第4レンズ群4が光軸方向において可動である。第1レンズ群1と第2レンズ群2との間の距離が変化することにより、倍率を変化させることが可能である。また、第4レンズ群4が可動であることにより、物体とズームレンズ10との間の距離の変化に伴う像面の変動を補正することができる。
第1レンズ群1は、物体側から順に、接合レンズと、両凸正レンズ13と、正メニスカスレンズ14と、を有している。第1レンズ群1の接合レンズは、物体側に向けて凸面を有する負メニスカスレンズ11と、両凸正レンズ12と、を貼りあわせて構成されている。正メニスカスレンズ14は、物体側に向けて凸面を有している。
第2レンズ群2は、物体側から順に、負メニスカスレンズ21と、接合レンズと、を有している。負メニスカスレンズ21は、物体側に向けて凸面を有している。第2レンズ群の接合レンズは、両凹負レンズ22と、物体側に向けて凸面を有する正メニスカスレンズ23と、を貼りあわせて構成されている。
第3レンズ群3は、物体側から順に、両凸正レンズ31と、接合レンズと、を有している。第3レンズ群3の接合レンズは、両凸正レンズ32と像面側に向けて凸面を有する負メニスカスレンズ33とを貼りあわせて構成されている。また、第3レンズ群3は、少なくとも一方の面が非球面を有するレンズを含む。なお、第3レンズ群3は、光軸方向に固定されており、変倍時および合焦時においても変動しない。
第4レンズ群4は、物体側から順に、正メニスカスレンズ41と両凹負レンズ42とを貼り合わせて構成される接合レンズを有している。正メニスカスレンズ41は、像面側に向けて凸面を有している。
第5レンズ群5は、物体側から順に、正の接合レンズと両凸正レンズ53とを有している。第5レンズ群5の接合レンズは、物体側に向けて凸面を有する負メニスカスレンズ51と両凸正レンズ52とを貼りあわせて構成されている。第5レンズ群は、光軸方向に固定されており、変倍時及び合焦時においても変動しない。
等価硝子EGは、撮像素子のカバー硝子およびローパスフィルター等である。
次に、本発明の第2実施形態に係るズームレンズ20を図5を用いて説明する。
ズームレンズ20は、図5に示すように、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群1、負の屈折力を有する第2レンズ群2、絞りS、正の屈折力を有する第3レンズ群3、負の屈折力を有する第4レンズ群4、正の屈折力を有する第5レンズ群5、および等価硝子EGを備えている。
ズームレンズ20では、第2レンズ群2と第4レンズ群4とは、光軸方向に可動である。第2レンズ群2が変位することにより、倍率を変化させることができる。また、第4レンズ群4が変位することにより、物体とズームレンズ20との距離の変化に伴う像面の変動を補正することができる。第1レンズ群1、第3レンズ群3および第5レンズ群5は、光軸方向において固定されている。
第1レンズ群1は、物体側から順に、接合レンズと、両凸正レンズ13と、正メニスカスレンズ14と、を有している。第1レンズ群1の接合レンズは、物体側に向けて凸面を有する負メニスカスレンズ11と、両凸正レンズ12と、を貼りあわせて構成されている。正メニスカスレンズ14は、物体側に向けて凸面を有している。なお、第1レンズ群1は、光軸方向に固定されており、変倍時および合焦時においても変動しない。
第2レンズ群2は、物体側から順に、負メニスカスレンズ21と、接合レンズと、を有している。負メニスカスレンズ21は、物体側に向けて凸面を有している。第2レンズ群の接合レンズは、両凹負レンズ22と、物体側に向けて凸面を有する正メニスカスレンズ23と、を貼りあわせて構成されている。
第3レンズ群3は、物体側から順に、両凸正レンズ31と、接合レンズと、を有している。第3レンズ群3の接合レンズは、両凸正レンズ32と像面側に向けて凸面を有する負メニスカスレンズ33とを貼りあわせて構成されている。また、第3レンズ群3は、少なくとも一方の面が非球面を有するレンズを含む。なお、第3レンズ群3は、光軸方向に固定されており、変倍時および合焦時においても変動しない。
第4レンズ群4は、物体側から順に両凹負レンズ41aと正メニスカスレンズ42aとを貼り合わせて構成される接合レンズを有している。正メニスカスレンズ42aは、物体側に向けて凸面を有している。
第5レンズ群5は、物体側から順に、正の接合レンズと両凸正レンズ53とを有している。第5レンズ群5の接合レンズは、物体側に向けて凸面を有する負メニスカスレンズ51と両凸正レンズ52とを貼りあわせて構成されている。第5レンズ群は、光軸方向に固定されており、変倍時及び合焦時においても変動しない。
等価硝子EGは、撮像素子のカバー硝子およびローパスフィルター等である。
次に、本発明の第3実施形態に係るズームレンズ30を図9を用いて説明する。
ズームレンズ30は、図9に示すように、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群1、負の屈折力を有する第2レンズ群2、絞りS、正の屈折力を有する第3レンズ群3、負の屈折力を有する第4レンズ群4、正の屈折力を有する第5レンズ群5、および等価硝子EGを備えている。
ズームレンズ30では、第2レンズ群2と第4レンズ群4とは、光軸方向に可動である。第2レンズ群2が変位することにより、倍率を変化させることができる。また、第4レンズ群4が変位することにより、物体とズームレンズ30との距離の変化に伴う像面の変動を補正することができる。第1レンズ群1、第3レンズ群3および第5レンズ群5は、光軸方向において固定されている。
第1レンズ群1は、物体側から順に、接合レンズと、両凸正レンズ13と、正メニスカスレンズ14と、を有している。第1レンズ群1の接合レンズは、物体側に向けて凸面を有する負メニスカスレンズ11と、両凸正レンズ12と、を貼りあわせて構成されている。正メニスカスレンズ14は、物体側に向けて凸面を有している。なお、第1レンズ群1は、光軸方向に固定されており、変倍時および合焦時においても変動しない。
第2レンズ群2は、物体側から順に、負メニスカスレンズ21と、接合レンズと、を有している。負メニスカスレンズ21は、物体側に向けて凸面を有している。第2レンズ群の接合レンズは、両凹負レンズ22と、物体側に向けて凸面を有する正メニスカスレンズ23と、を貼りあわせて構成されている。
第3レンズ群3は、物体側から順に、両凸正レンズ31と、接合レンズと、を有している。第3レンズ群3の接合レンズは、両凸正レンズ32と像面側に向けて凸面を有する負メニスカスレンズ33とを貼りあわせて構成されている。また、第3レンズ群3は、少なくとも一方の面が非球面を有するレンズを含む。なお、第3レンズ群3は、光軸方向に固定されており、変倍時および合焦時においても変動しない。
第4レンズ群4は、物体側から順に、正メニスカスレンズ41と両凹負レンズ42とを貼り合わせて構成される接合レンズを有している。正メニスカスレンズ41は、物体側に向けて凸面を有している。
第5レンズ群5は、物体側から順に、正の接合レンズと両凸正レンズ53とを有している。第5レンズ群5の接合レンズは、物体側に向けて凸面を有する負メニスカスレンズ51と両凸正レンズ52とを貼りあわせて構成されている。第5レンズ群は、光軸方向に固定されており、変倍時及び合焦時においても変動しない。
等価硝子EGは、撮像素子のカバー硝子およびローパスフィルター等である。
上記第1〜3実施形態においては、第1レンズ群1に4枚、第2レンズ群2に3枚、第3レンズ群3に3枚、第4レンズ群4に2枚、第5レンズ群5に3枚の計15枚のレンズが設けられている。このように、ズームレンズ10,20,30は、従来のズームレンズに対して比較的レンズ枚数が少ない構成ながら70倍の高倍率ズーム機能を有する。これにより、ズームレンズ10,20,30は、従来よりもコンパクトなサイズで高倍率ズーム機能を備えることができる。
ここで、第1〜3実施形態に係るズームレンズ10,20,30において、第2レンズ群2に用いられる負メニスカスレンズ21および両凹負レンズ22の硝子材料のアッベ数の平均値をν2nav、負メニスカスレンズ21の屈折率をn21、負メニスカスレンズ21の物体側の曲率半径をR211、負メニスカスレンズ21の像側の曲率半径をR212、両凹負レンズ22の物体側の曲率半径をR221、両凹負レンズ22の像側の曲率半径をR222、物体側に向けて凸面を有する正メニスカスレンズ23の屈折率をn23とする。この場合、ズームレンズ10,20,30は、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)を満足する。
30<ν2nav<40 ・・・(1)
1.9<n21 ・・・(2)
−2.5<(R212+R211)/(R212−R211)<−2.0・・・(3)
−0.2<(R222+R221)/(R222−R221)<0.3・・・(4)
1.9<n23 ・・・(5)
条件式(1)は、第2レンズ群2における負レンズによる色収差の発生量を規定する条件式である。
ここで、高倍率ズームレンズでは、変倍レンズ群および像面位置補正レンズ群の光軸方向の移動量が大きくなり、変倍によっていわゆるザイデルの5収差および色収差の変動が大きくなる。特に、望遠側において、軸上と倍率の色収差補正とが課題になる。しかし、第1レンズ群には異常分散性のある硝子材料を用いるのが通例である。このため、第2レンズ群のレンズ枚数が3枚という少ない枚数である場合、広角側から望遠側までの全範囲において色収差を良好かつバランス良く補正することが困難になる。
しかし、ズームレンズ10,20,30は、条件式(1)を満足することによって、色収差をズーム全域にわたって良好に補正することが可能になる。
一方、条件式(1)の範囲外の硝子材料で第2レンズ群2の負レンズを構成した場合、色収差補正のためにレンズ面の屈折力を変化させる必要がある。この場合、球面収差、コマ収差、像面湾曲などのザイデル5収差の補正との両立が困難となり、好ましくない。
条件式(2)は、第2レンズ群2の負メニスカスレンズ21における硝子材料の屈折率に関するものである。条件式(2)において、範囲外の低屈折率の硝子材料を用いると、負の屈折力を維持するために像面側の曲率を大きくする、あるいは、物体側面で負の屈折力を強くする必要がある。この場合、コマ収差および像面湾曲の補正が困難になったり、歪曲収差が大きくなったり、ペッツバール和が悪化したりするので好ましくない。
条件式(3)は、第2レンズ群2の負メニスカスレンズ21における形状に関するものである。
ここで、高倍率ズームレンズでは、広角側において第2レンズ群2を通過する軸外光線が高く、特に歪曲収差の発生が大きくなる。条件式(3)の上限を超えると、物体側の曲率を小さくする、あるいは、像側の曲率を大きくする必要がある。この場合、物体側面で発生する歪曲収差が大きくなり、好ましくない。一方、条件式(3)の下限を超えると、メニスカス性が強くなる。したがって、負の屈折力を維持するためには、曲率が大きくなりすぎるため、諸収差の補正が困難となる。この場合、コマ収差および像面湾曲の変動が大きくなり、好ましくない。
条件式(4)は、第2レンズ群2の両凹負レンズ22における形状に関するものである。この両凹負レンズ22の形状は、物体側と像側との曲率が絶対値で等しい程度が望ましい。
条件式(4)の上限を超えると、屈折力を維持した状態では物体側の曲率が大きくなる。したがって、球面収差、コマ収差、像面湾曲の発生量が大きくなる。このため、望遠側では補正過剰となり、広角側では負の歪曲収差が大きく発生する。一方、条件式(4)の下限を超えると、物体側の曲率が小さくなり、球面収差、コマ収差および像面湾曲が補正不足となり、好ましくない。
条件式(5)は、第2レンズ群2における正レンズを1枚のみで構成するための条件式である。条件式(5)を満たすためには、高屈折率の硝子材料を用いればよい。これにより、接合面の曲率を小さくすることが可能となり、コマ収差の発生量を軽減することができる。
以上の条件式(1)〜(5)を満足することによって、ズームレンズ10,20,30は、第2レンズ群2を従来よりも少ない構成枚数(3枚)で、高い望遠機能を有しつつ、広角端から望遠端までの全ズーム領域において、光学性能を良好に保つことが可能になる。
またここで、第1〜3実施形態において、第2レンズ群2に用いられる負の単レンズである負メニスカスレンズ21の焦点距離をf21、第2レンズ群2全体の焦点距離をf2、広角端におけるズームレンズ10,20,30全系の焦点距離をfwとする。この場合、ズームレンズ10,20,30は、下記条件式(6)および(7)を満足する。
0.4<|f2/f21|<0.6 ・・・(6)
1.7<|f2/fw|<1.9 ・・・(7)
条件式(6)は、第2レンズ群2を構成するレンズの屈折力を規定したものである。
従来では、負レンズ(本実施形態では負メニスカスレンズ21)の屈折力を強くして、第2レンズ群2の前側主点位置を前方に配置し、小型化しようとした例がある。しかし、この場合、倍率を高くするに連れて歪曲が大きくなり、好ましくない。条件式(6)の上限を超えると、広角側において負のたる型歪曲が大きくなる。反対に条件式(6)の下限を超えると、接合レンズG2Nの屈折力を強くしなければならない。したがって、球面収差やコマ収差が大きくなり、好ましくない。
条件式(7)は、第2レンズ群2全体の屈折力を規定したものである。
条件式(7)の上限を超えて第2レンズ群2の屈折力が弱い場合、変倍のためのズームストロークが長くなる。この場合、ズームレンズの全長が長大化するため、好ましくない。反対に条件式(7)の下限を超えて第2レンズ群2の屈折力が強い場合、ペッツバール和が悪化する。この場合、像面特性を良好に保つことができないため、好ましくない。
また、第1〜3実施形態において、ngをg線(波長435.84nm)に対する屈折率、nFを、F線(波長486.13nm)に対する屈折率、nCを、C線(波長656.28nm)に対する屈折率、ndをd線(波長587.56nm)に対する屈折率とする。また、
Pg,F=(ng−nF)/(nF−nC)
νd=(nd−1)/(nF−nC)
とする。この場合、第1レンズ群1は、下記条件式(8)を満足する硝子材料を用いた正レンズを少なくとも2枚以上有する。
0.03<Pg,F−(0.6482−0.0018νd) ・・・(8)
条件式(8)は第1レンズ群1を構成している正レンズの異常分散性に関するものである。ズームレンズ10,20,30の第1レンズ群1は、望遠側で軸上光線高や軸外の主光線高が高くなり軸上色収差および倍率色収差に大きな影響を及ぼす。C線(赤)とg線(青)とを同じ焦点位置に補正した場合、これらの焦点とd線の焦点との間には位置的な差が生じる。この差は、いわゆる2次スペクトルと呼ばれるものであり、一般的に高倍率ズームレンズの望遠側で顕著に大きくなる。条件式(8)の範囲をはずれて、異常分散の効果が少なくなると、2次スペクトルが大きくなり、倍率および軸上の色収差が悪化する。第2レンズ群2の正レンズに、異常分散性を有する硝子材料からなるレンズを少なくとも2枚以上用いることにより、色収差の2次スペクトルを低減させることができる。したがって、小さい倍率色収差および小さい軸上色収差を実現することができる。
また、第1〜3実施形態において、第1レンズ群1における正レンズの硝子材料のアッベ数の平均値をν1pavとする。この場合、ズームレンズ10,20,30は、下記条件式(9)を満足する。
70<ν1pav<80 ・・・(9)
条件式(9)は、第1レンズ群1を構成している正レンズの硝子材料のアッベ数に関するものである。
ここで、高倍率機能を有するズームレンズでは、望遠側での焦点距離が長くなる。このため、このようなズームレンズでは、色収差の発生が大きくなる。この収差を補正するために、正レンズの硝子材料には低分散硝子が用いられる。
条件式(9)の下限を下回ると、色収差が補正不足となり、好ましくない。反対に、条件式(9)の上限を超えると補正過剰となり、好ましくない。したがって、ズームレンズ10,20,30では、条件式(9)を満足することによって、色収差を適切に補正することが可能になる。
また、第1〜3実施形態では、第3レンズ群3において一方の面が非球面であるレンズを少なくとも1つ含む。第3レンズ群3は、光軸方向において固定されている。このため、広角側で軸上光線高が高くなり、軸上性能に大きな影響を与える。ズームレンズ10,20,30では、一方の面が非球面であるレンズを含むことによって、球面収差やコマ収差を適切に補正することができる。したがって、全変倍範囲において良好な光学性能を得ることが可能になる。
以上のように、第1〜3実施形態において、適切な硝子材料を用い、屈折力や構成を適切に設定することにより、70倍という高い変倍比ながら収差が良好に補正され、かつ、低コストで高性能なズームレンズを得ることが可能になる。
本発明の第1実施形態であるズームレンズ10の実施例に関する数値を表1に示す。表1において、面番号は、物体側から順に数えたレンズ(絞りSおよび等価硝子EGを含む)面の番号である。rは、各レンズ面の曲率半径である。dは、各レンズの肉厚及び空気間隔である。nは、各レンズのd線における屈折率である。νは、d線を基準にするアッベ数である。また、ズームレンズ10全系の焦点距離をf、FナンバーをF/、そして画角を2ωとする。表1における*印を付した面は、非球面で構成された面である。この非球面の形状は、次の式で表される。
x=(h2/r)/(1+(1−(K+1)h2/r21/2)+Ah4+Bh6+Ch8+Dh10
ただし、xは、光軸からの高さがhの非球面形状の非球面頂点の接平面からの距離、rは、基準球面の曲率半径とする。また、非球面係数K,A,B,C,Dは、表1に示されるとおりである。
なお、レンズ系全体のF値は1.92〜5.77、焦点距離fは1.76〜118.4mmである。
Figure 2010122536
表1に示す特性を有するズームレンズ10を用いた場合において、広角端、中間および望遠端における諸収差の発生量を図2〜図4を用いてそれぞれ示す。
ここで、ズームレンズ10全系の焦点距離をf、FナンバーをF/、画角を2ωとする。また、図2〜図4の収差図のうちの各図の球面収差図において、FはF線を表し、CはC線を表す。また各図の非点収差図におけるSはサジタル像面を表し、Mはメリディオナル像面を表す。
図2〜図4によって、ズームレンズ10では、収差の発生量が低い良好な光学性能を得ることができることが示された。
本発明の第2実施形態であるズームレンズ20の実施例に関する数値を表2に示す。表2における面番号やr、dおよびnなどが表す意味は、表1と同様である。
なお、レンズ系全体のF値は2.06〜5.71、焦点距離fは1.75〜117.0mmである。
Figure 2010122536
表2に示す特性を有するズームレンズ20を用いた場合において、広角端、中間および望遠端における諸収差の発生量を図6〜図8を用いてそれぞれ示す。
図6〜図8によって、ズームレンズ20では、第1実施形態と同様に収差の発生量が低い良好な光学性能を得ることができることが示された。
本発明の第3実施形態であるズームレンズ30の実施例に関する数値を表3に示す。表3における面番号やr、dおよびnなどが表す意味は、表1と同様である。
なお、レンズ系全体のF値は2.00〜5.80、焦点距離fは1.79〜119.4mmである。
Figure 2010122536
表3に示す特性を有するズームレンズ30を用いた場合において、広角端、中間および望遠端における諸収差の発生量を図10〜図12を用いてそれぞれ示す。
図10〜図12によって、ズームレンズ30では、変倍比が70倍と高倍率ながら、第1および第2実施形態と同様に収差の発生量が低い良好な光学性能を得ることができることが示された。
以上で説明した各実施形態における各数値を表4にまとめる。
Figure 2010122536
本発明に係るズームレンズによれば、従来よりも少ないレンズ枚数で諸収差が良好に補正され、ズーム範囲全域に亘って、画面全体に高画質な画像を提供することができるという効果を奏することから、小型軽量の高倍率ズーム機能を有するカメラなどに利用することができる。
本発明の第1実施形態に係るズームレンズの構成を示す概略図。 図1に示すズームレンズの広角端における収差性能を示す図。 図1に示すズームレンズの中間位置における収差性能を示す図。 図1に示すズームレンズの望遠端における収差性能を示す図。 本発明の第2実施形態に係るズームレンズの構成を示す概略図。 図5に示すズームレンズの広角端における収差性能を示す図。 図5に示すズームレンズの中間位置における収差性能を示す図。 図5に示すズームレンズの望遠端における収差性能を示す図。 本発明の第3実施形態に係るズームレンズの構成を示す概略図。 図9に示すズームレンズの広角端における収差性能を示す図。 図9に示すズームレンズの中間位置における収差性能を示す図。 図9に示すズームレンズの望遠端における収差性能を示す図。
符号の説明
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 第4レンズ群
5 第5レンズ群
10 ズームレンズ
11 負メニスカスレンズ
12 両凸正レンズ
13 両凸正レンズ
14 正メニスカスレンズ
20 ズームレンズ
21 負メニスカスレンズ
22 両凹負レンズ
23 正メニスカスレンズ
30 ズームレンズ
31 両凸正レンズ
32 両凸正レンズ
33 負メニスカスレンズ
41 正メニスカスレンズ
41a 両凹負レンズ
42 両凹負レンズ
42a 正メニスカスレンズ
51 負メニスカスレンズ
52 両凸正レンズ
53 両凸正レンズ
S 絞り
EG 等価硝子

Claims (7)

  1. 物体側から像面側に向けて、順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、前記第2レンズ群を通過した光像を補正する補正レンズ群と、を備え、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との距離が変化するズームレンズであって、
    前記第2レンズ群は、前記物体側から順に、負の単レンズと、負レンズと正レンズとを接合した負の接合レンズと、を含み、
    前記負の単レンズと前記負レンズとのアッベ数の平均値をν2nav、
    前記負の単レンズの屈折率をn21、前記物体側の曲率半径をR211、前記像面側の曲率半径をR212、
    前記負レンズの前記物体側の曲率半径をR221、前記像面側の曲率半径をR222、
    とすると、下記(1)〜(4)の条件式を満足するズームレンズ。
    30<ν2nav<40・・・(1)
    1.9<n21・・・(2)
    −2.5<(R212+R211)/(R212−R211)<−2.0・・・(3)
    −0.2<(R222+R221)/(R222−R221)<0.3・・・(4)
  2. 前記正レンズの屈折率をn23とすると、下記条件式(5)を満足する、
    請求項1に記載のズームレンズ。
    1.9<n23・・・(5)
  3. 前記補正レンズ群は、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、を有し、
    前記第2レンズ群は、光軸上において可動であり、
    前記第3レンズ群は、前記光軸方向において固定されており、
    前記第4レンズ群は、前記光軸上において可動であり、
    前記第5レンズ群は、前記光軸方向において固定されている、
    請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記負の単レンズの焦点距離をf21、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第2レンズ群が広角端に位置する場合における全系の焦点距離をfwとすると、下記条件式(6)および(7)を満足する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    0.4<|f2/f21|<0.6・・・(6)
    1.7<|f2/fw|<1.9・・・(7)
  5. 前記第1レンズ群は、前記物体側から順に負レンズと正レンズとの接合レンズと、両レンズ面が凸面の正レンズと、前記物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、を含み、
    前記第1レンズ群における各正レンズは、下記条件式(8)を満足する硝子材料を少なくとも2枚有している請求項1から4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    0.03<P(g,F)−(0.6482−0.0018νd)・・・(8)
    ただし、
    P(g,F)=(ng−nF)/(nF−nC)
    νd=(nd−1)/(nF−nC)
    ngは、g線(波長435.84nm)に対する屈折率、
    nFは、F線(波長486.13nm)に対する屈折率、
    nCは、C線(波長656.28nm)に対する屈折率、
    ndは、d線(波長587.56nm)に対する屈折率である。
  6. 前記第1レンズ群の前記正レンズの硝子材料のアッべ数の平均値をν1pavとしたとき、下記の条件式(9)を満足する請求項5に記載のズームレンズ。
    70<ν1pav<80・・・(9)
  7. 前記第3レンズ群は、少なくとも1面が非球面のレンズを含む、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
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